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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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241.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
ナチスの時代を背景に、少年の成長譚を描いているのですがこれがもう切り口斬新。外国人から見ると一般的には専制とユダヤ迫害でキツイ印象しかない第三帝国も、その国の少年にとってはヒトラー総統は超絶憧れの人物。だからユーゲントに入るのもおずおずながら希望にあふれ、彼の目を通して見る日常もまあまあ明るいのですね。空想の友達はアドルフだし。 基本明るく軽くナチをおちょくる監督のタクトはとことんふざけているのだけど、突然リアルな残酷をはさんでくる、その塩梅が絶妙です。 「ぼく間違っていたかも」と親友のヨーキーがぽつりとこぼす終盤。ドイツは敗れ街はがれきの山と化し、ジョジョ少年は心の友アドルフを追い出して一段大人へと成長するのでした。D・ボウイの「ヒーローズ」に合わせて踊るジョジョとエルサ。親衛隊から、戦争から、そして子供の時代からの脱却をこんな風に清々しく描写した監督の力量に感嘆します。 大人の役者もみな良いです。あの時代をコメディとして演じるのはとても難しいと思うのですが、ぎりぎりの線で踏みとどまるサム・ロックウェルも悲壮すぎない演技に抑えたスカヨハもとても良い。監督のアドルフは完ぺきにぶっちぎってましたが。(笑)
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-24 23:58:38)(良:1票)
242.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 
いや凄いな。自由を得るために人間てここまでできるものなのか。実話ベースという説得力もあって感嘆しきりです。 自然の厳しさ過酷さ、雄大なことを余すところなく伝える映像の雄弁なこと。 疲労と怪我で脱落していく者たちのリアルな痛みと哀しさ。 ああ、自分なら脱落組間違いなし、と己の体力の無さを鑑みて震えてしまいます。せめて「死んだとしても自由な人間として死んだ」、この言葉を魂の救済としたい。 そうそう、正直誰が脱走に参加しているのやら紹介不足で人の見分けがつきづらい作品ではあります。そんな中序盤だけの登場であっても強烈な印象を残したM・ストロング。エド・ハリス曰く「人の願望を吸って生きる奴」であり、地獄の中にあって虚構で精神の均衡を保つ男。コリン・ファレルのような分かりやすい悪党とは一味違う屈折ぶりが心にねっとりと残りましたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-23 00:10:07)
243.  恐怖の報酬(1977) 《ネタバレ》 
オリジナルの方は長らくわたしの中で‶口腔内が乾く”冷や汗映画ナンバー1だったのですが、リメイク版が更新しそう。汚い、危ない、おっかないの三要素をきっちり踏襲しつつフリードキンぽい念入りな描写も精神圧に拍車をかけます。ロイ・シャイダー班が走行中に、現地民の男がちょろちょろふざけて車の前後を走るシーンは叫びそうになりました。 崖の拡幅箇所を木で組んでいる図、というのがもう見るのも恐いし、車輪は案の定ハマるし。すんごい撮影をしたものです。あの吊り橋の撮影はどんな現場だったのでしょうか。ここに至っては口の中がカラカラです。 そうだ、リメイク版はカラーなのでトラックのボロい感じがリアルに伝わるのです。錆とか汚れとかが痛々しいほどにメカとして頼りなく、色がついてる分オリジナルより怖さが増していると思いました。ラストもまた別の意味できっちり怖く締めています。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-20 23:53:56)
244.  キャピタリズム~マネーは踊る~ 《ネタバレ》 
かつて‶ボウリング・フォー・コロンバイン”ではアメリカ人の精神性をも分析してみせる沈着さも見せていたムーア監督ですが、近年は世の全方位に怒りと疑問を放出し続けている感じです。今作噛みついたテーマはアメリカ資本主義。さすがに巨大で複雑すぎました。 ゲストにトップ頭脳を迎えて解説を頼むもやはり経済学者ではないムーア監督の手に余る模様で、結局は「個人」(CEOなどのトップ)の人間性の貧しさ強欲さを糾弾するいつもの手法なのでした。 一人で戦うのはもう限界だ、皆立ち上がってくれと監督は訴えて映画を締めます。もちろん米国民も腹は立てていて(この映画が影響したかどうかは不明ですが)‶大企業から献金を受けずに政治活動できる大金持ち”を選び、トランプ大統領誕生へと歴史は進みます。 そしてまたトランプによってもたらされた分断米国にムーア監督は憂いをもって映画をつくるわけで、なんだかもう果てしなく感じちゃうな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-19 00:24:40)
245.  007/ダイヤモンドは永遠に 《ネタバレ》 
007にS・コネリーが戻ってきた!という看板だけで商売しやがってますね。あんまり面白くないですもん。 序盤まではテンポよくまだ観られましたが、葬儀屋で強運すぎる生還をしてからは一気に脚本力が低下していきます。 ネタ切れとか水増しとか皆さんの感想どおり原因はいろいろあるんでしょうが、ボンドが何故ここに来て何を目的に動いているんだろうと度々話を見失うのには我ながら疲れました。飽きながら観てたからでしょうな。 そうだ、ゲイの暗殺者ペアのみシリーズに新風を吹き込んでおりました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-03-14 23:49:30)
246.  15年後のラブソング 《ネタバレ》 
中年同士の恋愛もの、とくくるには「惚れた腫れた」感があっさりしていてべたつかず、そこがとても心地よかったです。 アラフォーともなると男でも女でも背負ってきた人生の事情がてんこ盛りで、その分互いに新しい出会いには臆病になるもんですわな。今作では病室でのタッカーの親族大集合の場面がソレで、なんかもう笑っちゃうやら気の毒やら。 主演二人が良いんですよ。イーサン・ホークもローズ・バーンも若々しくて、大人だけど迷走しているところなど共感のツボがたくさん。E・ホークは本作で初めて凄く良い役者に感じました。ハマリ役っていうんですねきっと。 あと、脇を務める熱狂的なタッカーファンのダンカン。この人の、熱に浮かされ気味の空回りっぷりがお話のアクセントになってて巧い作りです。どこの国でも熱心すぎるファンって、対象のアイドルからは(近い気分でいて)遠いモンなんですね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-13 23:18:38)
247.  コマンドー 《ネタバレ》 
シュワルツェネッガーが天下を取っていた頃の、シュワ筋肉映画ですね。何がしたいかって、筋肉を見せたいだけです。まあ客もシュワさんの筋肉を観に行ってるんだからwin winと申しましょうか。 やり過ぎなまでの筋肉無双ぶりにはもう笑ってしまうんですが、これが馬鹿らしさを突き抜けて清々しい。最近耳にしたんだけど冒頭の丸太は絶対に持てないそうですよ。 脚本なんかねえ、つっこむ意味もないほどにボロボロなんだけど、なんといってもしょっぱなのシュワの部下殺しの意味がわかんないなー。一人目のときはなんとゴミ収集員に擬装して襲撃してた。いやなんで。ターゲットがゴミ出しに出てくるのを待つ気だったのかな。でもゴミの日じゃなかったそうじゃん。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-12 23:59:02)
248.  冬物語 《ネタバレ》 
こんなに勝手なヒロインに好意的なラストを用意してるとこ見ると、ロメール監督ってとことんわがまま女子にも寛容だ。それも美人に限る、のかな。 恋人と連絡取れなくなった原因からしておバカさんな主人公だけど、コブ付きになってもモテること。恋人を二人掛け持ちして(またそれをメンズ両者が了承しているというのがフランス男の凄いところ)「どちらにしようかな」状態の彼女。うわー、経験も共感も無いわあ。同性としてあまり彼女が好きじゃないな。かなりの勝手な言い分で別れたいと言い出しておいて「私だってつらいのよ」とはとてもずるい。 描きようによっちゃ泥沼化しそうな三(四?)角関係だけど、さらりと事が済んじゃう。かの国との恋愛文化の違いをつくづく感じる一本でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-11 19:55:08)
249.  ハッピーボイス・キラー 《ネタバレ》 
ハッピーエンドではないし、冷静に考えるとけっこう深刻な話だし。でも主人公の「幸せな」感覚の方に軸足を置いて描写してるもんだから、こっちも気持ちの整理のつけようがないまま呆気に取られてエンディングを迎えた感じです。 脚本が良く整理されているのでテンポよく説明がされて観やすい。R・レイノルズの無害そうな顔立ちに加えて、人語を話す犬と猫もキュートなので大変油断しますね。 職場のフォークリフトがガーリーピンクだったり、一人目の彼女が横たわっている時のワンピースの白色が(血糊もなく)際立っていたりと色彩感覚がポップ感の底上げに加点しています。 心の病を扱うデリケートなジャンルですが、監督が攻めの姿勢を貫いた結果強い印象を残す怪作となっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-06 17:56:31)
250.  デッドマン(1995) 《ネタバレ》 
‶退屈映画”は世に数あれど、観続けるのが苦痛になるものと意味は分かんないながら観入ってしまうものとあって、わたしにとってジャームッシュ作品は後者なのです。 不条理に巻き込まれて命が抜けそうな男(いや実はもうdead manなのか?)と、彼の魂を平穏に送り出そうと手助け(?)するネイティブアメリカン、ノーバディ。 この作品を正確に解説する術も技量も持ち合わせていないのですが、そうだな生と死のあわいを行ったり来たりしているかのような映像美とか、ほんとにあの世に片足突っ込んでいるような形相のJ・デップがハマっていて目が離せないとか、マトモな人物が出てこないそのシュールさの塩梅が個人的に好みであるとか、なぜこの映画が良かったのかと聞かれればこんな感じで要領を得なくなってしまうんだけれども。 ジャームッシュ贔屓の点数であることは認めます・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-04 23:26:31)
251.  エイトメン・アウト 《ネタバレ》 
1919年のワールドシリーズ八百長事件を知るにはうってつけの教材。実録ものを扱いながら、選手一人ひとりの性格描写や入り乱れる賭博師たち、ケチんぼオーナーとスポーツ記者らの絡み、野球選手に憧れる子どもの目まで丁寧に盛り込み、なかなかドラマチックな作品になっています。 米世論からは‶アンラッキー・エイト”と呼ばれた選手たち。やっぱり同情してしまうなあ。八百長に関わっていないのに「知っていたけどチクらなかったから」追放とはこりゃ厳しい。よく知るチームメイトからたった2試合だからさ、と言われてきっぱり断るのもわたしの優柔不断な性格では難しいや。 そもそもの発端となっている吝嗇化オーナーの描写がもう少し欲しかったな。ここはひとつ逆ギレをかましてヒール役に徹してほしかったところ。 それにしても、シリーズ1試合めから早々と八百長は見抜かれていたのですね。わざと手を抜くってバレないようにやるのは難しいんだねえ。新米ピッチャーが先発で、皆つい夢中になって本気で試合に取り組んでしまった3試合目の爽やかさときたら。やはりスポーツはこうでないとね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-03 16:36:44)
252.  春のソナタ
春のようにふんわりしていて、何か芽生えそうな気配も帯びて、まさに春を感じる作品です。 ロメールですからドラマチックな展開はもちろん無い(笑) 耳に入ってきた知らない人たちの会話に興味をひかれるような。「わかるわかる」でもあるし「それはないな」と思うのもアリだし。 何も起こらないけど軽快で、今作もファッションや家具に見られるおしゃれセンスがとても可愛くて素敵です。 哲学トークをしながら肉を切るお父さんの不器用な手つきも、見ていてちょっと楽しいトコロです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-01 22:46:09)
253.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 
人物がきちんと描けていること、派手さを抑えた画のトーンがうるさくなくてキレイ、という1作目の美点をちゃんと継承しています 。これ見よがしなCG技術で驚かしに来ないクラシカルなホラー手法が特徴的で、現象もポルターガイストという「撮るのが比較的簡単」なものですが、なんたって「実話」という重みが違います。 本編も陰気で怖いですがエンドロールの実人物写真の怖さったら二倍増し。勝手に家具が動くのは嫌だなやっぱり。 エンフィールド事件について色々調べてみますと、あの家の子らがわざとポルターガイスト的なイタズラを調査員に仕掛けることもあったそうな。全部の現象がイタズラではなさそうなのですが、あんなキョーフ体験の下にあって同じネタを自ら演出するなんてイギリスのガキんちょってなんてメンタルがタフなのかしら、と思いましたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-23 17:12:50)
254.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 
記憶を失った男が流れ着いた田舎町の寂れた映画館。てっきり‶ニューシネマパラダイス”的な映画愛に満ちたテーマなのかと思ったらこれが全然違ってました。いつもはふんわりファンタジックなF・ダラボンにしては硬派なメッセージで意外でした。 個人の自由を謳う合衆国憲法を守りたい。代弁者として赤狩り批判をジム・キャリーにさせたとこがダラボンらしいというか、お堅い社会派作品になることを避けました。 ジム・キャリーの硬軟取り混ぜた芝居は作品の空気感にマッチしていて、器用な人だなあという印象を受けます。 この主人公って記憶を失う前だったら、弁護士の助言に従って法廷戦術による「タテマエの譲歩」をさほど抵抗なく受け入れただろうな。そう観る者に思わせることがすんなりとできるのはジム・キャリーの個性あってこそ。 生来‶軽く”生きてきた男が、別の人間の人生を生きることでかつての自分とは違う選択をした。ジム・キャリーはその対比をよりくっきりと印象付けることに成功してると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-21 00:00:07)
255.  007/ユア・アイズ・オンリー
いろんな国に舞台を移して、その都度アクションシーンに時間を割いていて、でもストーリーとしては大して面白くないので長く感じました。 積雪地方でウィンタースポーツ総大会を見せられたかと思うと、ギリシャの陽光のもとダイビングで潜り、その次は高山で崖登りもしているムーア・ボンド。体力必要イベントが総花的に繰り広げられるのを観てるうち、ボンドが何を任務としているのか忘れそうになります。 スキーやボブスレーの現場にバイクを持ち込んでの撮影はそれは大変だったことでしょう。スタントさんの苦労は偲ばれますが、今戦っている相手は誰だっけ、と思うこと数回で集中が途切れます。ロジャー・ムーアも10代の女の子が憧れるにしてはオジサンすぎませんか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-17 23:59:20)
256.  ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 《ネタバレ》 
自意識ばかり強いのが高校時代。クラスカーストの中をなんとか生き抜いて、さて卒業となった2日間のお話。 自我を打ち出そうとがんばったり、トイレで陰口を聞いちゃったり10代てのはほんと面倒くさいよなあ、と懐かしく思い出されます。 友情と片思いと意地悪と思いやり。青春あるあるを21世紀の今風に綴っています。ヒロインが湿っぽく悩まずむしろガッツに溢れているのでカラリ、と楽しく観られました。 呼ばれてもいないパーティに思い切って飛び込んで相棒とケンカになったりもするけど、そりの合わない子の見えてなかった部分に触れることもできたり。ちょっとずつ人生の経験値を上げてゆくティーンエイジャーを見守るオリヴィア・ワイルドの目線に暖かさがあって、心地よかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-13 23:48:44)
257.  女王陛下の007 《ネタバレ》 
ボンド俳優にジョージ・レーゼンビーという名前があるのを初めて知りました。他の5名は耳にしていましたが。 本作のみのボンド役、レーゼンビーはまずまず及第点とは思います。スタイルは良いしアクションも動けてるし。しかしいかんせんアクの強いコネリーの後任ではハードルが高過ぎました。獅子奮迅の働きをしてもレーゼンビーではせいぜい総務課長が頑張っている、という印象になってしまうのです。冒頭海から女を助け上げて「やあジェームズ・ボンドだよ」と自己紹介したとき、おそらく世界中が激しく違和感を抱いただろうと推測します。 お話の方は、終盤のコネリー版の能天気な馬鹿っぽさが払拭されてきりっと引き締まりました。吊るされた同僚の姿とか、ラストの非情さは007シリーズの中でも異彩を放つエッジの切れっぷりだと思います。 スキーでの追走劇は素晴らしい撮影技術で、画のブレも無くスピード感も堪能できますし、おそらく007の名を冠していなければレーゼンビーのアクション代表作として彼ももっと評価されたのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-13 17:14:28)
258.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 
ちょっと時代が進んだせいでしょうか。猟奇的というより‶乱暴で突拍子もない”彼女の無茶ぶりはあまり笑えませんでした。むしろ引きました。韓国のコメディはそもそもアクが強いですしね。 単なる暴力コメディで進んでいたのが、終盤になってすれ違い悲恋物語へと舵を切った力技には驚きました。相当な無理矢理脚本にも感じますが、伏線回収につなげるとは巧いことやるもんです。 でもさあ、‶会えない”と言ってて悲恋ぽい雰囲気だけど、彼女の家知ってるよね?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-11 23:25:27)
259.  ワイルドライフ 《ネタバレ》 
家族といえど元は他人同士。信頼していたのに、こんなはずではなかったのに、との思いと裏腹にポロポロと崩れてゆくある家庭。14歳の目から描写される母親の、母親業の決壊というべき姿がちょっと毒々しいほどに痛ましいです。 演技派J・ギレンホールの仕事に期待して観始めたのですが、このお話は妻であるジャネットがメインでした。山火事消火の応援に行ったきりのギレンホールの出番は三割ほど。戻ってからの裏切られた夫としての動揺、驚愕演技は流石でしたが。 ジャネットの心が移ろってゆく原因については詳しい描写がされていないので、見る側でいろいろ解釈できそうです。 夫にしてみれば青天の霹靂であったでしょうけど、萌芽はずっと前からあったのではないかな、と想像します。夫の転職で余儀なくされる何度もの引っ越しと、その度に途切れる自分の生活。代用教員の仕事だったり、人間関係だったり。常に良き妻、良き母でいようと無意識に自分に課していたけれど、夫がいなくなってまず良き妻のペルソナから剥がれていったのだろうな。 突然看板が崩壊したようにみえても、内部の支えは長いことかけて脆くなっていた。人間関係ってそんなものですよね。 エド・オクセンボールドの気遣わし気な表情が繊細な14歳をうまく表現していました。演技巧者三人によるビターでリアルな家庭劇です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-06 22:08:19)(良:1票)
260.  ナイト・オン・ザ・プラネット
人間てのは日々他愛のない時を過ごしているもので、誰にでも覚えのある‶さして意味のない”でも”確かに生きてた”瞬間を刻むのがジャームッシュ。ツボるかツボらないかはほんと人によりけり。そんな彼の映画がこんなに高得点とはちょっと驚きです。 わたしが好きなのはロスとニューヨークかな。ドライバーさんたちの中では一番ウィノナがキュートでよかったな。
[DVD(字幕)] 6点(2022-02-02 16:58:05)
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