2721. ザ・シークレット・サービス
まぁ、佳作といったところですか。この音楽からすると、モリコーネはヒッチコック映画をモチーフにしたんじゃないかな。マルコビッチが2度ほど無意味な人殺しをして冷酷な男であることを見せてるシーンがあったけど、それがなかなかいい。近寄っちゃいけないタイプっていうのがよく出てた。後は、ラストに向かって盛り上がりを見せていくサスペンス。ここら辺はペーターゼンさんの力量といったところですね。 6点(2004-09-13 01:26:48) |
2722. 明日に処刑を・・・
スコセッシの長編デビュー作ということですけど、なるほど、彼らしさが出来上がる前の、いい感じの若々しさがありますね。時期的にニューシネマ旺盛でしたから、これもその一片だと思ってもいいですけど、暴力や荒々しさは彼の作品に一貫してますから、それは初めからあったということですね。主役の女性の演技がとても自然です。 6点(2004-09-11 02:15:11) |
2723. ソイレント・グリーン
70年代っていうとちょうどローマ・クラブが「成長の限界」を唱えた時期でしたからね。この頃のSF映画にはそういう環境問題とか人口増加を取り扱ったものが多かった。一番印象的だったのは、ショベルカーで人がゴミみたいに持ち上げられて運ばれてくシーン。いやぁすごいなぁ。食料危機なのに人ばかり増えて、人の行動がすごく動物的に退化しちゃった。人の価値も相対的に低下しちゃった。とんでもない未来です。それから、大いなる自然が、映像でしか見られなくて、それを見て美しさに感動するチャールトン・ヘストン。これも印象深かった。あとはソイレントの原材料はなんと○○だった!というラストもなかなかスリリングでいいですね。前半から中盤にかけてぬるいのが少々残念だけど。 6点(2004-09-11 02:07:32) |
2724. 悦楽共犯者
ヤンの作品は映像もさることながら、音も素晴らしいですよね。今回も悪趣味ネタ満載!とても笑わさせてもらいました。でも、どんな人にも妙な趣味はあるものですよね。そう考えると、実は誰でも悦楽共犯者なのかもしれません。少なくともこんな作品に高得点をつけている皆さんと僕は、その共犯者の一味でしょう(笑)。 7点(2004-09-10 01:29:53) |
2725. ブラインド・フューリー
いやー、笑った笑った。アクション映画というよりもコメディ映画として観ましょう。背中を丸めていかにも座頭市らしくやってるハウアーがとてもいい!アメリカが舞台なのに、ちゃんとチャンバラするところもいい! 5点(2004-09-10 00:11:42) |
2726. オテサーネク 妄想の子供
うへぇー、これまたすごい悪趣味!(笑)。まさにナイトメアだぁ。子供の頃にこんなもの観なくてよかったとつくづく思う。もし観てたら確実にトラウマになってたでしょう。大人の為の童話。そんな感じ。 7点(2004-09-09 02:42:16) |
2727. 帝都大戦
加藤役は嶋田さん以外考えられませんね。ほんとにはまり役です。小さい頃に観て、すごく怖かった印象があります。今観ると、あんなに怖かったのが嘘の様。気持ち悪いに変わりはありませんけどね。でももっと戦いがみたかったな。 5点(2004-09-09 02:29:38) |
2728. ヒトラー
あのやたら汚い声で、オーバーな動きで人々の前で演説するヒトラーを見てると、やはりこの人は人を洗脳させる演出にかけては天才だったんだなという気がする。彼はワーグナーの信奉者で、それで自分自身を楽劇の主人公に見立てていたらしく、ワーグナーの音楽の使用とか、それから軍隊の審美性を見ていると、こういういろんなファクターが洗脳の道具になってるんだなと思う。だけどナチが負けてくると、彼はどんどん表舞台に出てこなくなる。最後は自殺ということになってるが、どんどん拡大していく時のヒトラーと比べると、最期はとても哀れだな。独裁者の最後は、みんなそんなもんなんだなぁ。 6点(2004-09-08 02:09:04)(良:1票) |
2729. マザー・テレサ/母なることの由来
マザー・テレサはとてもいいことを言ってくれた。貧しい国には、飢えという貧困がある。豊かな国には、愛の不足という貧困がある。物質的な貧しさと、精神的な貧しさ。だから、貧しさはどこにでもある、、、、。私たちが手を差し伸べなければならない、と。もう、頭がさがります。まったくその通りです。 6点(2004-09-08 01:58:23) |
2730. アメリカン・ナイトメア(2000)
出てくる人がみんなアメリカのホラー映画界の巨匠ばかりで、その人たちの言葉でいろいろと背景を語ってくれます。今まで、ホラー映画の根源について考えた事もなかったけど、なるほど、これを見ると、あの一連のスプラッタホラー量産の背景には、こういった様々な社会情勢の影響があるわけですね。いろいろショッキングな出来事がフィルムメーカーたちにインパクトを与え、その恐怖や狂気を映画で再現しようとした。そんな裏側を伝えてくれたこの作品には、なかなか有意義なものがあります。 6点(2004-09-08 01:51:46) |
2731. ピョンヤン・ダイアリー 1994-1997
金正日はただの映画好きだと思ってたら、なんと自分で監督もしたりしてたんですね。北朝鮮がやたらと芸術に力をいれてるのも、金総書記の芸術好きがあるからだろうし、芸術と政治を一体化させることでプロパガンダできるということもあるからでしょう。この映画には総書記の生地である白頭山も出てきます。日本からの観光客も結構多いみたい。それにしても、通訳の人がやたらまともなことを言っていた。北と南の分断に対して、「鳥は空を飛んで大地を自由に行き来できるのに、人間は線を引いて、同じ大地を自由に行き来することができないようにしている。人間とは一体なんなんだろう」そう言われると、人間がやっていることは、本当になんなんだろうと言う気がしてくる。 5点(2004-09-08 01:39:02) |
2732. ファウスト(1994)
へぇー、そんなトラブルがあったんですか、、、、、。皆さんのコメント勉強になります。じゃあ、呪われてたんですねこの作品は(笑)。ファウストの話自体をよく知らないので、たぶん知っていた方がもっと楽しめただろうなぁ。確かに人形と、人間がやってるシーンと交互で、どっちがどっちだかわかんないあの映像の出来はすごいとは思う。でもやっぱり僕はコマ撮りが見たい! 5点(2004-09-07 01:01:02) |
2733. ロビンソン・クルーソー(1996)
何も期待せずビデオを借りたが、、、、、まさか感動するとは思わなかった(笑)。とてもよかった。いろいろストーリー的に気になる事もあったけど、(例えば、作った船が台風で流れた時、少数民族が島にやってくる時に使った船で脱走してしまおうとは思わなかったのか)フライデーとのやりとりにとても心揺さぶられた。宗教の違い、言語の違い、いろんな壁を乗り越えて友情を作り上げていく様、それと犬のスパッキーも。もともとこういう話に弱いからなのかもしれないけど。 8点(2004-09-07 00:52:07) |
2734. 庭園
ん?あの一列になった人たちは何なんだ?誰かわかる方いらしたら教えて下さいな。 5点(2004-09-07 00:31:22) |
2735. 地獄の処刑コップ/復讐の銃弾
ずいぶんと男臭い映画でしたね。ジョン・ウーばりのアクションをくりひろげてます。音楽がとてもB級らしさをかもしだしてた(笑)。それにしても所長、あんたは「地獄の黙示録」のカーツですか? 4点(2004-09-07 00:29:05) |
2736. ビアンカの大冒険
この頃はディズニーも不調でしたからね。なかなか印象のあるキャラをつくれなかった。でもこれはこれで面白かったですよ。前半は多少ぬるいものの、後半の、ワニからの逃走とか、ダイヤをめぐっての劇がなかなかよかった。 6点(2004-09-07 00:24:41) |
2737. キングコング2
たぶん前作よりはお金がかかってると思うんだけど、これはもう確実に蛇足&駄作。ちょっとしか生きられない人工心臓をとりつけてまで生き返らせる理由がよくわからないし、ストーリーらしいストーリーにもなってない。ラストにキングコングのベビーを出してめでたしめでたしにしよう、たってそうはいかんぞ! 3点(2004-09-06 01:28:21) |
2738. ゲット・ア・チャンス!
うーん、ちょっとイマイチだったなぁ。ニューマンの心情も、一緒に犯罪しちゃう奥さんの心情もよくわからなかった。どうやらニューマンはこの作品が最後だと言ったらしいけど、なぁに、最後じゃなかったじゃないですか。あの作品にはなぜ出演する気になったのか、知りたいところ。 4点(2004-09-06 01:21:12) |
2739. ジャバウォッキー
こ、これは、、、なんとコメントしたらよいのでしょう。理屈などではありませぬ。ただボケェーと、ヤンの精神世界に浸るだけです。 6点(2004-09-06 01:08:10) |
2740. マチネー/土曜の午後はキッスで始まる
うーむ、いつものごとく馬鹿馬鹿しくて笑えはしたものの、グレムリンシリーズのように徹底的に遊んでみました、というようなものでもなくて、案外普通であることに少々驚き、がっかりした。でも、ジョー・ダンテもこんな映画を作るんだと、認識を新たにした。 6点(2004-09-05 00:55:08) |