261. レッドブル
「48時間」と並ぶ刑事コンビ物の傑作。アクション、パワフルで見応えありました。「USビデオがソ連でも見られている…」と話題になっていた頃の製作で、あちらの聴衆の目を意識したと思われる「持ち上げ&脅し」も結構面白いです。 8点(2004-03-28 10:28:29) |
262. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 デニーロ快演。「イタリア移民」と聞くと移民船から自由の女神を望むシーンを条件反射的に思い浮かべるようになりました。 曇天下に響く銃声…「ぶち切れ」のカタルシスをあそこまでシブく重厚に描いたシーンを他に知りません。余韻が凄い。 9点(2004-03-28 09:46:06) |
263. ゴッドファーザー
北斗の拳のような兄弟達…ソニーの存在感と殺された後の展開がイイ。 8点(2004-03-26 23:58:38) |
264. 007/ユア・アイズ・オンリー
生身のアクションがたっぷり。音楽も良し。ギリシャのエキゾチックなムード満点で好きです。メテオラ、どうやって登るんだろうと思ってましたがあーやってですか… 7点(2004-03-26 23:43:47) |
265. 007/美しき獲物たち
当初の敵役はデビッド・ボウイだったらしいけど、ウォーケンでよかったと思います。さすがプロ俳優といった感じでした。ビジュアル的にも綺麗なムーア期の快作。 7点(2004-03-26 23:42:02) |
266. 未来世紀ブラジル
社会主義国家とは実際こんなものだったんだろうか。同時期に「1984」が映画化されたけど、こちらにお株を奪われた感じ。美術がとても良い。「鎧武者」は英米人のトラウマを表しているようでちょっと笑いました。 7点(2004-03-21 15:48:01) |
267. 1984(1984)
《ネタバレ》 自分の行動が全体の中では塵芥に過ぎない事までをも受け入れてレジスタンスに身を投じたのに、釣る為の罠だったとは… この僅かの隙すら許されない絶望感が、映画ではさらっと流されていて残念でした。近い時期に上映された「ブラジル」に良い所を持っていかれた感じ。それにしても1984年を20年も過ぎた現在、これに似た国がお隣にあるのは怖ろしかばい。 6点(2004-03-21 15:46:58) |
268. スティング
古き良きアメリカという感じの雰囲気は好きです。ただ、たった一人を騙すのにあれだけ大勢でよってたかってでは、何でもアリでは?とも思いました。 6点(2004-03-19 22:29:04) |
269. テルミン
NYダウンタウンシーンで妙に流行ってたなと思ったらこういう映画があったんですか… ラストがいい感じ。 7点(2004-03-14 23:48:14) |
270. 楢山節考(1983)
まさかこれで泣くとは思いませんでした。カンヌ受賞も「こういう感覚は普遍的なものなんだ…」という事を実感できるようでよろしいです。このラストの普遍性を言いたいが為、貧しい寒村のげんなりとするエピソードを延々と積み重ねてきたという感じ。見事だと思います。 8点(2004-03-14 23:11:33) |
271. ザ・セル
タイトルからしてあの「CUBE」のハリウッド版かと思ったら全然違った… 前半の映像は凄かった。馬の輪切りとかカーテンマントとか。後半はほとんどファンタジー映画と化してしまって残念。ジャンル混合ももう少し練ってやってほしい感じ。 6点(2004-03-14 22:45:56) |
272. 忘れられた人々
《ネタバレ》 ラストの女の子の言動にはゾッとしました。こういうのがあちらの貧困のリアルさなのかも知れない。 名高い「アンダルシアの犬」と併映で見ましたがこちらの方がよりインパクト強かったです。 7点(2004-03-10 20:24:53) |
273. 8 1/2
茫洋とした祝祭空間。やらなきゃいけないけどなかなか出来ない…というような気だるい焦燥感は何となく解かるものがあります。レポート締切り間際に見そうな夢? 個人的に、こちらは絢爛で色彩感覚溢れるオーケストラ(モノクロだけど)、「バートンフィンク」はシブいアヴァンジャズという感じ。 7点(2004-03-10 20:22:03) |
274. エクソシスト
《ネタバレ》 頼りになる神父さんが死んでしまって絶体絶命、「一体どうなるんだろうか…」と思わせたその後の展開が見事でした。名作というのも頷けます。 今で言う家庭内暴力がディープなキリスト教世界ではこういう話になってしまうのか、と違う意味でも興味深かったです。 6点(2004-03-09 21:32:07) |
275. ニューヨーク1997
「ブレードランナー」「マッドマックス2」同様、多くの追従者を生み出した近未来SFの古典。音楽イイ。 8点(2004-03-09 20:40:33) |
276. ミシシッピー・バーニング
おそらく日本では想像もつかない「本物の」差別を扱った映画。パワーあります。キレた役の多いデフォーがひたすら生真面目なキャリア刑事を演じているのは新鮮。 ラストはかなり強引かも。 7点(2004-03-09 20:30:54) |
277. レイジング・ケイン
あの手この手で出てくる多重人格の表現が面白い。しつこく出てくる死体の顔のアップがコワイ。何でもいいからビックリさせればヨイノダ的ラストが潔い。 7点(2004-03-09 20:27:37) |
278. 愛と哀しみの旅路
ちゃんとアメリカ国籍持ってる国民を「日系である」という理由だけで財産を没収して投獄する…考えてみればスゴイ話。こういう話を他国の映画で初めて知るなんて、日本の教育って一体どうなってるんだろう…? 7点(2004-03-09 20:26:01) |
279. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 人物像がしっかり描けていて見応えありました。ただ黒幕が上司というのが「また?」という感じで残念。スーツ姿のクロウ渋い。 6点(2004-03-08 21:25:23) |
280. ラスト サムライ
泣きました。明治だけでなく太平洋戦争から現代までをも視野に入れたであろう表現には素直に感服しました。 時代考証についてはインタビューで「この時代に武士が甲冑着る事はありえないので、あえて甲冑様式の時代色は排除した。」とか言っていますが、甲冑様式に突っ込みを入れられる位に日本文化に知悉してない限り、逆に製作者に笑われてしまいそうです。 不満がある点といえば、官憲が公衆の面前で勝元(子)の髷を削ぎ落とすシーン。元は彼らも武士であったり髷を結ってたりしたわけで、あれはあり得ないでしょう。ここら辺り日本人的感性への理解がもう一つという感じで少し残念でした。(逆に中国・朝鮮あたりの映画にはありがちなシーンですが…「捏造してもいいから相手を悪く言えば勝ち」みたいな。ああいうのとは一緒にしてほしくないです。) 9点(2004-03-08 19:05:07) |