261. 庭から昇ったロケット雲
宇宙へのロマンを描いた作品かと思いきや打ち上げ許可を出す出さないといった大人の事情を描いた作品でした。 宇宙に行って何をするかとか、宇宙の素晴らしさみたいな話はほとんどなくて、ただ行って帰ってくるだけ。 主人公にあんまり共感できず、ただ頭のおかしいおっさんという印象でした。 [DVD(吹替)] 4点(2011-02-17 07:01:53) |
262. 真珠の耳飾りの少女
心まで描くの? フェルメールの絵に惹かれてしまう理由が少しわかったような気がする。 当時の生活や創作活動の描写が丁寧で興味深かった。 映像的にはまるで絵画のような美しさで、名画をテーマにした作品に相応しいレベル。 物語としては平坦な感じで、特に大きな事件が起こるわけでもなく、やや退屈な印象もあったけど、絵そのものの説得力がそれをカバーしていたように思う。 完成した絵をなかなか見せようとしない演出が冴えていた。 真珠に纏わるエピソードだけはいまいちピンと来なくて、もう少し感動物語に仕立てても良かったんじゃないかと思う。 ラストのオチも喜んでいいのかよくわからない複雑な心境です。 [地上波(字幕)] 7点(2011-01-28 03:13:00) |
263. 天国からの手紙
とりあえず邦題が酷い。 どう考えてもそれは禁句なのに。 あと、薄情な韓国女も酷い。 序盤の展開は明らかにピュアなラブストーリーの勢いだったのにあんなことになってしまうなんて、都会って恐ろしいですね。 どちらかというと薬局女の方がヒロインに相応しくて、そっちとハッピーエンドでもまったく構わなかった。 ラストは悲しいというか、可哀想というか、馬鹿というか、なんだかやり切れない感じです。 気が付いたら泣いてしまってたので、そんなに悪くない作品だったのかも知れません。 [DVD(吹替)] 6点(2011-01-21 13:07:06) |
264. バイバイ、ママ
頭のおかしい女の話を延々と聞かされる前半は不愉快なだけだったけど、ラバーボーイが産まれてから多少は見られる内容になった。 負の連鎖というのは恐ろしいもので、これを断ち切るのはなかなか難しい。 ラストはハッピーエンドかと思いきや確りと連鎖は続くというブラックなオチに恐怖を覚えました。 あと、サンドラ・ブロックは大好きなんだけど、存在理由がいまいち見えて来ない役どころで残念。 あのエピソードが物語にどう絡んでくるのだろうとちょっと期待してしまったけど、 結局はよくわからないままでした。 [地上波(吹替)] 5点(2011-01-16 05:29:25) |
265. バーティカル・リミット
これは笑えた。 ここまで壮大なコメディは珍しい。 次はどんな死に方してくれるんだろうとワクワクさせてくれる。 特に笑いながら死に逝くシーンは絶品。 [地上波(吹替)] 7点(2011-01-15 03:57:47) |
266. 山のあなた 徳市の恋
基本的につまんないけど、役者がいいので意外に見られてしまう。 特にマイコの時代背景にそぐわない雰囲気がいい。 現代劇だと平凡な印象なのに時代劇だと何故か映える。 その他の役者も豪華な顔触れで、エンドロールだけなら名作の勢い。 コメディの演出が陳腐でまったく笑えなかったけど、それ以外は落ち着きのあるいい雰囲気でした。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-13 04:50:53) |
267. マイマイ新子と千年の魔法
なんで金魚すぐ死んでしまうん?と言ってたかどうかはさて置き、そこはかとなくジブリ作品をリスペクトしてるのがいい。 キャラクターも背景画もいい具合に劣化ジブリの様相。 最近のジブリ作品が迷走してるように感じていたので、これがほんとのジブリだよなぁって、ちょっと懐かしくもありました。 これでストーリーが良かったら完璧にジブリのパクリだったんですけど、残念ながらそこまでは真似出来なかったようで、千年の魔法はどこに行っちゃったんだろうかって感じでした。 もうちょっと上手く千年前とリンクさせることができたら名作になってたかも知れないだけに残念。 あと、大人の諸事情がいちいち重いのもマイナス点だろうか。 ポニョ探しや身分を越えた友情だけでも子どもの世界では大事件のはずで、感動的な物語になってたはずなのに、大人の諸事情が重過ぎて全部吹っ飛んでしまった感じでしょうか。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-12 05:21:15) |
268. HACHI/約束の犬
実に手堅い感じのリメイクです。 過剰な演出はなく、淡々と描かれているのが逆に物悲しい。 ストーリーを知っているので、泣くほど感情は揺さ振られなかったけど、改めていい物語だなぁって再確認しました。 [DVD(吹替)] 7点(2011-01-07 05:10:30) |
269. 9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~
映像的には素晴らしいんだけど、ストーリーが残念な感じ。 何かもっと驚くような謎が解き明かされたり、数字に何らかの意味があったりするのかと期待したけど、特に何もないまま昇天してしまいました。 キャラクター的には7が魅力的でした。 [DVD(吹替)] 6点(2011-01-04 09:01:28) |
270. 劔岳 点の記
せっかくいい役者を揃えてるのに勿体無いくらいに単調でつまんない。 登場人物の心の葛藤のようなものが全く描けてなくて、人物紹介だけで終わってしまってる。 登頂すれば少しは盛り上がるかなと思ったけど、肝心のシーンはカットされてしまって、あっさり登頂。 もっと濃厚な人間ドラマを展開してもらいたかった。 [DVD(邦画)] 4点(2010-12-02 06:03:02) |
271. 椿三十郎(2007)
見事に展開していくシナリオのお陰で、直ぐに作品世界に引き込まれた。 特に松山ケンイチと佐々木蔵之介の底力が発揮されていた印象で、大いに笑わせてもらった。 悪役側のコメディ担当の風間杜夫がややすべってたのが残念でしたが、全体としては非常に面白い出来栄えだったと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2010-11-27 06:40:14) |
272. グッバイ、レーニン!
この作品はコメディではないような気がする。 へそくりの隠し場所を忘れたとこは爆笑したけど、基本的には切ない雰囲気の重たい作品でした。 壁崩壊前を懐かしんでみたり、皮肉の効いた風刺映画でもあるけど、どちらかと言うと家族の繋がりを描いたヒューマンドラマという感じ。 レーニン像が空輸されるシーンは印象的で、嘘がバレる演出としては天才的だと思ったけど、それでもまだ騙し続ける根性に感心した。 友だちもいい奴だし、イェーンや父親のエピソードも切なかった。 あと、ロシア娘が可愛くて、重たい雰囲気の中で清涼剤の役割を果たしていたんじゃないでしょうか。 それから、作品内容とはあまり関係ないけど、サンドマンの存在を知れたのは収穫でした。 パペット・アニメは大好きなので、機会があれば本編を見てみたいです。 [地上波(字幕)] 7点(2010-10-07 04:54:09) |
273. 21グラム
ストーリーがわかり難いので複雑な物語かと思ってしまうが、単に時間軸をバラバラにしてるだけで、実際の話は結構単純。 意味深なタイトルに絡めた衝撃のラストがあるわけでもない。 3人それぞれの事情も理解できるし、同情もするけど、心臓を取られた上に奥さんまで寝取られた旦那さんが不憫すぎて、3人の不幸が霞んでしまう。 まあ、でも、映像的には斬新な感じでしたし、なんだか希望の持てるようなラストで良かったんじゃないでしょうか。 新たな命も芽生えたわけですしね。 飽くまでも旦那さんのことを抜きにして考えた場合の話ですけどね。 [地上波(字幕)] 6点(2010-10-05 04:15:39) |
274. 余命1ヶ月の花嫁
実話なので仕方ないのかも知れないけど、物語に捻りがないので退屈に感じます。 端的に言うと、癌になって死ぬだけの映画。 タイトルはキャッチーな感じだけど、余命1ヶ月の人を無理矢理に花嫁にしちゃっただけ。 あと、ブスと断言されてしまった子役の娘が不憫でした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-10-05 00:05:45) |
275. 252 生存者あり
興奮すると笛を吹く幼女。 水槽のフィルターで輸血。 生き埋めの幼女が252。 海猿無双。 見所はこんなところでしょうか。 酷い作品だったけど、結構笑えました。 [地上波(邦画)] 4点(2010-10-01 22:56:16) |
276. 引き出しの中のラブレター
バラバラだった人たちがラジオを通して1つに繋がっていくという物語ですけど、その繋がり方が下手過ぎます。 意外性がまったくないです。 せめて赤ちゃんのお父さんが豊原功補というくらいのサプライズは欲しかった。 ねづっち流に評価するなら、整いませんでした!という感じです。 [DVD(邦画)] 4点(2010-09-27 02:03:07) |
277. そんな彼なら捨てちゃえば?
彼はワッツなのって、それはもう法則じゃなくて妄想の領域に嵌ってしまってるんだけど、かなり笑えた。 登場人物の相関図が複雑で、もっとごちゃごちゃとした修羅場が待ち受けてるのかと思ったけど、それほど横の繋がりでの摩擦が無かったのは残念。 それなら、ジジとアレックスのラブロマンスに絞った構成にしてくれた方が良かったかも知れない。 まあ、人によってはその他の登場人物に感情移入する場合もあるのかも知れないけど、僕としてはジジがいちばん気になった。 [DVD(吹替)] 7点(2010-09-21 15:50:20) |
278. おとうと(2009)
みんなが一所懸命に芝居をしているのに鶴瓶のセリフだけがアクティブという違和感。 普通ならその違和感は鶴瓶に感じるはずなのに鶴瓶以外の全員がちょっとおかしいように感じてしまうのが不思議だ。 あと、物語の冒頭で結婚式をしてたはずなのに中盤でもう再婚という変わり身の早さに脱帽。 蒼井優が単なる尻軽女に見えました。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、写真でしか登場しない死んだ旦那さんがいい人すぎて泣けました。 写真の人に泣かされたわけじゃなくて、吉永小百合の話し振りに泣かされたんですけどね。 終盤も意外に泣けたし、ラストのオチも泣けました。 なんだか泣いてばっかりでしたけど、なかなかいい作品だったんじゃないでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2010-09-09 21:42:00) |
279. ホッタラケの島 遥と魔法の鏡
パンツは見えそうで見えないところにロマンがあるのに明らかに見せてしまっては興醒めです。 その辺をもう少し深く考えてみるべきでしょう。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、とりあえずコットンが愛らしい。 タイトルをコットンの大冒険にして、遥やテオを脇役にしてもらいたいくらい。 しかも、その可愛いコットンにあんな残酷な仕打ちをするなんて、子供向けとは思えない演出です。 現実世界に戻ってきたときに喋られると都合が悪いということなんでしょうけど、もう少しマイルドな描写にしてあげて欲しかった。 あと、ハンバーグはお店で食べるんじゃなくて、是非お父さんの作ったハンバーグを食べてあげてください。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-07 16:05:14) |
280. コララインとボタンの魔女
物語はオーソドックスだけど、映像が素晴らしい。 技術の進歩ということもあるんだろうけど、動きの軽快さに惚れ惚れしてしまう。 この辺りにはセンスの良さが感じられます。 どんなに最新の技術が凄いとしても、センスが悪ければここまで活き活きとした動きは表現できないでしょう。 特にトビネズミのサーカスが楽しくて、何時間でも見ていたいと思いました。 完全にボタンの魔女に騙されてしまってますね。 あと、どうでもいいことだけど、見るまでずっとココラインと思い込んでました。 [DVD(吹替)] 8点(2010-08-26 12:57:30) |