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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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261.  ホーム・アローン2 《ネタバレ》 
今年も見てしまった。 あのケビン一家がまた帰ってきました! シリーズ2作目も非常に楽しく心温まるクリスマス映画の良作です。 本作はケビン君が一人ニューヨークで大冒険!前作よりもスケールが大幅アップ。  危険なニューヨークですが、クリスマスの雰囲気は素晴らしいです。 クリスマスムードを盛り上げる音楽がまたいい。 リムジンでピザとコーラとか、おもちゃ屋の雰囲気とかすごくワクワクする。 非常に夢のあるファンタジーだと思うから好きだ。  クリスマスの天使ケビン君は今回は可愛らしい小悪魔というか残酷な天使だ。 前作よりも過剰と思えるトラップの数々は商業的な為と思われる。  ホテルのスタッフは愉快な人ばかりでおかしい。 とくにロッキーホラーショーの人はいい演技してると思う。 今回もグリンチみたいな泥棒コンビは大活躍ですが、 僕はノッポなマーブのほうが好き。 いいリアクションするから。  おもちゃ屋のダンカンさんという人物は素晴らしい。 ケビンとダンカンさんとの対話がなんか素敵だ。 鳩おばさんはファンタジーな存在感が良い。 見かけは怖いけどクリスマス愛の抽選に漏れた孤独感と哀しみがなんとも愛おしい。 哀れそうで怖そうな人が人間味を見せると心惹かれる。 しかしケビンの目で見た夜のニューヨークは怖すぎる。 実際はもっと怖いんだろうけど。 そんなニューヨークの孤独さがあったからだろうか、 母親とケビンとの再会は前作以上に感動するかも。 以前はホームアローンは家族愛をテーマにした作品だと思っていたけど、 たぶん母子愛の方が強いのかも。 それでも小さな子供と母親との母子愛って嫌いじゃない。 たぶん自分はそこに自身を投影して観てるんだろうか。  笑いは前作よりも上かも。とても痛快だ。 マーブが女性にビンタされるところが面白くて仕方ない。 あとケビンがいない事に気づいた時の母のリアクション、 フロントマンの男がケビンの母にビンタをくらったところなど、 好きなシーンは多い。  心温まるハートフルコメディの傑作。 このテンションで3作目もいけたと思うんだけど、これでケビン君一家ともお別れです。 ああ寂しい。 
[DVD(吹替)] 8点(2008-12-24 01:50:54)
262.  顔のない眼 《ネタバレ》 
とても怖い作品でした。目を覆ってしまいました。 モノクロ映画でこんなに怖いの初めてかもしれません。 オドロオドロしいです。 地下室とか凄く怖いです。とても暗いです。 犬の鳴き声が響いて、それがとても不安な感じをあたえます。 主人公の少女はとても眼が綺麗で印象的でした。 なんだかマスクを被っているので人形のようでした。 主人公の少女の仕草はとても美しいです。 少女が誘拐されちゃって、かなりショッキングなシーンがあります。 残酷です。 でも主人公の少女はとても不幸だったと思います。 主人公の少女が女の首を刺すのですが、その場面がとても深いなぁと思いました。 とても哀しい作品です。 「恐怖映画の隠れた名作」といわれるのも分るような気がします。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:26:36)
263.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
とても面白かったです。 メチャクチャ映像カッコイイです。 常識が変わる瞬間。そんな感じを一瞬受けました。 「セブン」「エイリアン3」と同じ監督だとか。 「エイリアン3」は否定されていたけど、凄い監督さんなんですね!  なんだか「おまえらそれでいいのか?」的なメッセージを感じました。 観ていて「タ●シードライバー」を思い出しちゃいました。 両者は全く違うと思いますが、 両作品に共通しているものがあるとすれば、「主人公が不眠症」であって、そこから物語の不条理さが生まれてくるのかなぁと思いました。  アブノーマルなゴス女が変なセクシーさを出していて魅力的でした。 「セブン」では都会の闇の部分が描かれていたと記憶しています。 この「ファイトクラブ」にもそのような闇の部分がいくらか表れているように思われます。 、、、この作品はそういう部類に入るか謎ですが、「夢」と「現実」のちょうど中間にいるような作品が大好きです。 不条理なストーリー展開と暴力シーンは合いますね! 凄い作品なのでまた見たいです。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:12:39)
264.  カノン 《ネタバレ》 
最低な男ですね!サイテーです!「人間にはモラルがある」意味が分りません。 でも僕にはこの「最低」が楽しめました。 皆さんに怒られると思いますが、愛すべき最低なのです。 僕は本当に最低な人間ですから、この男の最低な部分と重なる部分もあります。 だからその最低な部分が楽しかったです。 糞な僕はこの男に共感せずにはいられません。 (とは言っても、妊婦の腹を殴るなどの暴力行為は許せませんが、妊婦の腹は生理的にダメでしょう) この男の世間に対する見方も好きです。捻くれていて(でも中途半端じゃないんです)。 言葉使いも好きです。 映像もかっこよかったです。 この作品が最低と酷評される理由がちょっとだけ分かったような気がします。 最低に落ち込んでいるときにまた観たい作品です。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 03:49:31)
265.  グーニーズ 《ネタバレ》 
今回、この作品を始めてみました、、、と思ったら実は幼い頃に観ていたようです。 というのも、はじめは全然記憶に無かったんです。 でも、大理石の像の置物のチ●ポが取れたあたりから徐々に思い出しました。 地下にいた畸形っぽい大男とか、子供のころに観て凄く怖かったのを思い出しました。 地下で鎖につながれているし、凄く大きな体で、そして怪力で、ウォ~!って低い叫び声とか、とても怖かったです。 骸骨のオルガンもとても強く印象に残っていました。 、、、、お兄ちゃんが三輪車で一生懸命漕いでいるところで爆笑してしまいました! 後ろから仲間達が来て、車に引っ張られて、、、あれ素敵ですね。  チームワークがとても素晴らしかったです。 テンポは驚くほど良いかと思います。  皆さんメガネをかけたお嬢さんがブスだと思っているでしょう? いやいや~、、、僕にとって、彼女はツボでした!  海賊船っていうのはなんだか夢がありますよね。 海賊の財宝とか、なんかこう、ワクワクするものがあります。 その海賊船が洞窟の中にあるというので、そのワクワク感が一層増します。  皆さん、最後に海賊船が海面に出てきたときに感動しませんでしたか? 僕なんて泣きそうでした! 僕の心に何か熱いものが湧き上がってきました! もうとっくの昔に腐ってしまった冒険心のようなものでしょうか? 少年の頃に抱く夢というか、冒険のイメージみたいなものは、多くの場合は大人になると失ってしまいます。 しかし、そういう少年の心をこうして形にしてしまったという点で、スピルバーグはとても素晴らしいと思いました。 もしかしたら、スピルバーグはまだ少年の心を持っているのかもしれません。  (よくみたら、監督スピルバーグじゃねぇし、、、)
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-17 02:42:11)
266.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 
面白かった~。でもちょっと疲れました。 ごく日常的なところに危険って潜んでいるんだなぁと思いました。 泥酔運転をしたときの描写がとても緊張感があって面白かったです。 泥酔演技も良かったと思います。 主人公と母親の関係が面白かった。 女優さん本当に美人ですね! 街の、都会の(古いんだけど近代的な)雰囲気は好きです。列車も物語を盛り上げます。 僕がこの作品で一番好きな場面はオークションの場面です。笑っちゃった。 モニュメントの場面もなかなか迫力があってよかったです。 この作品はとても「大冒険!」って感じです。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-17 02:39:12)
267.  アンダルシアの犬 《ネタバレ》 
国立美術館のシュールレアリスム展で観ることができました。 DVDもっているのに、、、(それなのに見入ってしまったので、やっぱり自分はこの作品を面白いと感じているのだな、と実感しました) しかし美術展で大きく映し出された映像を見ますと、やっぱ迫力が違いますね。 まさにシュールレアリスム絵画をそのまま映像にしてしまったかのようです。 異様な美しさと、当時これをやった作品としての強みを感じました(だいたい80年も昔の映画が美術館に展示されているものですから、それを簡単には否定できない確かなものがあります)。 表現されないもの、表現しようとさえ思わないものが映像の前面に出ている感じが素晴らしいです。 そしてシュールレアリストは、日常にある物をなんにでもエロスに変えてしまうのでしょうか。 紐を引っ張ってダリの絵画の一部が表れる様な場面は見事で、まるで次元がひっくり返ったかのショックを受けます。当時はちょっと怖かったです。 昔は自転車が倒れるところで爆笑したかもしれません。おもしろいです。 この作品の印象的な音楽が頭から離れません(DVD版)。 頭の中で音楽が鳴り続けていて困ります。 カルト映画の原点でしょうか。 自分はこの映像の中のエロスな感じと、ナルティシズムな雰囲気が好きです。 (上映時の人だかりが凄くて、あふれる状態で通路を確保するためにスタッフが大変そうでした。 そうかと思えば家の近くの中古DVD屋では同じ内容の映像資料が500円で売っているのに誰も見向きもしない在庫ありの状況です。 このギャップが面白いなと思ってしまいました。)
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-18 01:41:01)
268.  赤死病の仮面(1964) 《ネタバレ》 
全体に漂う悪魔的な雰囲気が好き。 こういう時代背景は惹かれる(ベルセルクみたい)。 曇り空で真っ暗だったり病気が蔓延したりとても重い感じがします。 人々の不安が色濃く表れているようでとても好きだ。 お城の中はまるで快楽の沙汰でした。 小道具などもこだわっていて、とても怪しげな雰囲気が出ていた。 ヒロインが美しいのもこの作品の雰囲気を高めていた。 ビンセントプライスがカッコいいなぁ。 お城の中に、一色に統一された小部屋があって(たとえば真っ黄色の小部屋とか)、それがなんか気違いじみたものを感じた。 奇妙な形の窓から真っ赤な灯りが差し込むのがとても印象的で、この作品は「真っ赤」が印象に残ります。 最後の死の舞踏の毒々しさも良かった、気に入っちゃった。 赤いローブの男の異様さ、低い声で淡々と話す感じがとても素晴らしいと思う。 終わり方も退廃的な感じで良かった。崇高な余韻を残します。 ポオの原作が読んでみたい! 最後のタロットカードの場面は迫力があって凄かった。 DVDジャケットも凄いし、これはジャケ買いですよ! (「シアターオブトラジェディ」というバンドが好きな方はこの映画は必見ですよ! あるアルバムを聴いた人は、この作品を観て頂ければハッとするでしょう)  コーマン映画、初めてにして気に入ってしまいましたよ! カルトということで高得点です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-18 01:26:02)
269.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 
最初の場面から下品でビックリした。 アルバートがほとんど一人で喋ってたなぁ、、、。 あの役の俳優さんが台詞大変そう。 ホントうっさい、声が大きい人ってイヤだね~自分の事ばっか話しちゃってさ~って思った。 この作品は決して気持ちの良いもんではありませんよ。 ゲロだの、腐った肉や魚介類に悪臭に蛆だの、アルバートの下品な言葉使いだの、 きわめて不快指数が高いです。 しかし何故か美しい。不快なものが「美しさ」を高めているのか、何故か美しく感じてしまう。 「美」と「酷」は相反するもので、しかしお互いがお互いを引き立てあうものだとある人はいいます。 だから何故か僕には、あのトラックの腐った肉が強烈な美しさを放っているように感じた(それは偏に僕の変態趣味によるものかもしれないが)。 しかし映像から「におい」まで感じ取ってしまうほど感覚の鋭い人には、あのトラックの腐った肉の場面は強烈過ぎると思います。 「強烈な悪臭」っていうのは生理的にダメだ。ついつい顔を歪ませてしまう。 だからあの場面は強烈な印象を受けた。 マイケルの殺され方がとても残酷で、参った。 強烈な「赤」がとにかく印象的だった。レストランの豪華でお洒落な感じが良かった。 レストランが真っ赤なのに対して洗面所が真っ白だったのもまた凄いセンスだ。 レストランとは全く違う空間を出していて効果的だったと思う。 ソプラノで歌う少年の歌声がとても美しく、この下品な作品に崇高な雰囲気をあたえていたように思う。 最後の「料理」が運ばれてくる場面は不気味だった。 色彩、デザイン、音楽、映像も美しく、下品なようで実は品があるのかも。 しかしとても生々しい。 この作品には独特の美学があるようだ。 とはいっても、婦人用トイレに入ってきて、まだ女性が入っている便所の個室の扉を次々と蹴飛ばしてゆくアルバートを見て、「この男ほんとサイテーだな!」とか思っちゃいました。 ベストオブ「最低な男」映画ですよ、コレは。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:28:21)(良:1票)
270.  ザ・フライ 《ネタバレ》 
これ昔観て、「これは『蝿男の恐怖』に比べて、ただ強烈なスプラッターだったなぁ」と勘違いしていたが、しかしなかなかの傑作でした。 クローネンバーグは僕個人としては人物描写がとても面白い監督のうちのひとつです。 主人公セスのギョロッとした目が凄かったなぁ、彼の目はとても迫力があって印象的です。 セスが一番かっこよかったのは、ハエと融合した直後のパワーが漲っているとき。 鍛え上げられた肉体からオーラが発せられ、野生のパワーを得たかのような、アドレナリンが溢れ出しているかのような彼が、鉄棒でグルングルンやっている場面がとてもカッコ良かったです。 ヒロインもなかなかの美人さん。  しかしグロい。 腕相撲の場面は稀にみる痛イタ映像でした。 そしてドーナッツを食べようとした時に口から出るドロッとしたものは強烈! 自分の身体の一部をちゃんととっておくのにも凄みがある。 ヒロインの夢の中で、彼女から生まれてくる「胎児」のウネウネした姿には、もうトラウマです! ここ要注意よ! 生理的にノックアウトなシーンが満載!  そしてセスの最後の変わり果てた姿には、とても深い悲しみが感じられました。 セスがとても惨めに見えて、「何故にこのような姿にまでなってしまったのか」を考えるととても悲しいのです。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:18:15)
271.  ダンス・ウィズ・ウルブズ 《ネタバレ》 
なんか、素晴らしいですね。 雄大な大自然の美しさに圧倒されました。 広々とした大地の雄大な感じが良いです。 どこまでも広がる大空もなんだか偉大な感じがして、とても美しいです。 「ダンバー」が「狼と踊る男」へと変貌してゆく過程がとても面白かった。 「風になびく髪」がカッコイイなぁ。 名前が面白いよね。 「狼と踊る男」なんて、なんだか絵になりそう。 インディアンの神聖な雰囲気が素晴らしかった。 自然とともに生きているから、あんなにも神秘的なんですかね。 衣装とか、テントとか、みんなで火を囲んでいる感じとか、 とても良かったです。  バッファローの残骸の場面は酷いけれども、とても印象に残る場面だった。 ただ、長え。。。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:12:24)
272.  スピード(1994) 《ネタバレ》 
アクションは苦手なんですが、これはノンストップな面白さ!  まず、オープニングから流れる音楽がカッコイイ。  バスにはいろんな人々が乗っていて、ただそれだけで観ていて面白い。 そのいろんな人たちが連係し合うのがとても面白いと思った。 この作品では、全く無関係な人たちがお互いに連係し合う美しさを描いた作品だと思った。  アニーが走ってバスに乗ろうとする、「アニーか、イヒヒ」と、ちょっと嬉しそうなバスの運転手サム。 「あなたはいつか表彰されるわ」とアニー。 こういう微笑ましい風景、やり取りが面白い。 こういうのって日常にありそうな風景なんだけど、なかなか無いじゃん。  また、ヒロインの「アニー」がハンパ無く美しくて魅力大! みんなに「ハイ、おはよう」と気軽に声をかけるアニーは、とても性格が明るくて理想の女性。 ぼくは、このアニーのためにDVDを買ったのです! こんな美しいアニーが大きなバスを運転する、その逞しさ、そのギャップはとても美しい。 そして、爆弾をくくりつけられたアニーの表情は何故かとてもセクシーだった。 ホッパーがヤバい。やっぱ犯人は天才で美学を持ってでブッ飛んでないとね!  高級車を提供してくれる黒人さんもとても良いキャラクターで、 そして可哀想で、「オーシェット!オウ、シェ~ット!!」の連呼で最後まで笑わせてくれた。 アクション映画に出てくるテンションの高い黒人さんは大好き。 「隊長」も良かった。  爆発シーンが綺麗だ、美し過ぎますね。 「乳母車」の場面は素晴らしかった。 電車が町並みに突っ込む迫力も素晴らしい。 憧れるなあ、、、はあ、映画って観終えたらまた日常に戻るんだよね(と、改めて思わされた作品)。  一度観ればもういいかなとも思うが、やっぱ何度観ても手に汗にぎる面白さなんだよね。 最後までノンストップでダレさせない、アクションはそれに尽きる。 ヒロインが美しいうえに、作品としてとても面白いなんて、こんな素晴らしいことはありません!  
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-01 23:17:47)
273.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
凄いね! 最後まで興奮しっぱなしだった。 アクションは苦手な僕なのだけれど、でもこれは凄く良かった。 また、ゴチャゴチャしていないから何度観ても楽しめるんだよね。  悪党達はそれぞれのキャラがでていて、プロフェッショナルな感じがして良かった。 悪党のボスのハンスがとても頭が良くて、天才的でカッコ良くて、僕は彼が好きだ。 あの冷静な表情、僕は彼の冷静さに憧れる。 彼は美学を持っていると思う。だから僕は彼が美しく見える。  エリスとハンスの対話はお互いの天才像が対比されていて面白かった。 ハンスが本当にブッ飛んでるのに、エリスは空回りしてブッ飛んでいる感じ。 ハンスが本当の天才なのに対して、エリスはヤク中で天才気取りの自惚れでムカついた。 調子にのって死んでやがんの!ワハハ! でもあのときのちょっと焦ったエリスの表情は好き。 ヘルシンキ症候群って始めて知ったけど、面白い心理だと思う。  ブルースウィルス演じるジョンの本気のアクションが見事!身体全体で演じている。 ジョンが、パソコンごと椅子にくくりつけて落っことした「爆弾」はカッコよかった! あの破壊力!本人もビビってるし。 あれは映画史に残る爆弾だと思った。 でもこの作品は爆発が凄いなあ。とても迫力がある。 甲殻車にミサイルをぶち込む場面もカッコイイ!  運転手の黒人さんも終始良い存在感出してる。 デブの警官も良かった。  ロビンソン警視(だっけ?)とか、マスコミの野郎とか、エリスとか、本当にムカつくわね! この警視にボコッと一発やりたかった! マスコミも「大変でしたね」って、アンタね!。。。 一応、クリスマス映画なのね。気づかなかった~。   
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-01 23:16:01)
274.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
雰囲気がなんとなく素晴らしいです。ダークで重い感じがします。 時代背景も良いです(え!中世ヨーロッパじゃないんですか?)。 壮大な音楽も素晴らしいのでサントラ買いました。 元の「フランケンシュタイン」をここまでストーリーを面白く豪華に再現したのは素晴らしいです。  オリジナルのフランケンシュタインの怪物はあまりに冷たい無表情が死のイメージですが、 このリメイク版フランケンシュタインの怪物には「心」があります。 それが温もりになってしまうので、オリジナルのフランケンシュタインの怪物の持つ「冷たさ」とは異なるものになってしまったと思います。 この冷たさこそ非人間的なんですが、リメイク版の怪物はまだ人間的です。  怪物に「心」があったら怖くない。人間的に共鳴してしまうから。心が通じればもはや怪物ではない。 そこがなんか違うんだと思う。 元のフランケンシュタインの怪物の表情は死そのものだ。 リメイク版は怪物が笑った時に「あ、デニーロだ」って親しみをもって思ってしまう。 ロバート・デニーロの笑みは怪物の冷たい笑みとは異なりすぎる。 でもこのリメイクの怪物はマントをまとい、森を歩く姿などは童話のようでとても神秘的な感じがして良かった。 怪物を「森の精霊」と喩えたり、木笛の暖かい音色など、そういった童話のような幻想的な雰囲気があって好い。おじさんが鍋でシチューを煮込んでいる画もファンタジーだ。 映画「フランケンシュタインの花嫁」からもレディ・フランケンが登場しますが超キモいです。女性にとっては残酷だと思います。  「フランケンシュタイン」っていえば、未だに博士ではなく怪物を連想してしまう。 それだけインパクトのある名前だ。 このフランケンシュタインは娯楽性も高く、映画として面白いです。  ホラーですがファンタジー色が強いダーク・ファンタジーという趣です。 寒々しく悲しすぎる壮大なラストは非常に心に残り続ける名場面です。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:39:03)
275.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 
この作品は雰囲気が物凄く良い。 ティムバートン作品の中でも、かなりゴシック色が強い作品であり、とても好きな作品だ。 彼の監督作品の中では一番雰囲気が良いと、個人的に思っている。  ストーリーは後半がダレるが、雰囲気が良いために何度も観てしまう。  全体のくすんだ色合いがとても奇麗だ(冒頭の景色など)。 人の肌がとても白くて、それがとても奇麗。 全てがくたびれて退廃的で、村の人たちが何かに怯えている不安な感じがとても良い。 館の入り口に入ろうとしたとき、男女二人がベタベタしていて、それが影になってよく見えないのがカッコいい。あの場面はなんか異様な雰囲気だった。 「影絵」とか、そういう幻想的でメルヘンチックなオブジェがまた、とても良い雰囲気をだしている。 イカボッドクレーンの見る夢はとても怪しくて不気味であり、 教会の奥にある拷問室はとても怖い(「教会の奥の拷問室」っていうシチュエーションが好き)。 (拷問室は潜在的に怖いと感じるが、しかしどこかエロティックでゾクゾクする) この監督は「かかし」とか好きなんですね。僕も好きです。  生前の、騎士の形相や雄叫びが凄く人間離れしていて、それがとてもカッコ良い。 騎士の剣のこなし方、振り回し方もとても見事だ。  クリスティーナリッチの美貌と豊かな胸が物語を盛り上げる。  ※一箇所だけ「心臓に悪い」場面があり、心臓の弱い方は注意です!  僕は潜在的にこういう風景に憧れるので、何度観てもその雰囲気を楽しむことのできる作品です。 「首無し騎士」とか、枯れた大木とか、カッコ良過ぎるよぉ~! こういう雰囲気が好きじゃない人にも、まあ、良く作られている作品だと思うので一回観る分にはそれなりに楽しんでいただけるかもしれない。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:34:55)
276.  ザ・フォッグ(1980) 《ネタバレ》 
カーペンターのホラーです。リメイクもされています。 港町の雰囲気が最高です。 他のホラー映画にはない不気味さがあります。 何度か見ていますが結構ビビります。 村全体が呪われた感じが出ていて良かったです。 死霊の目が赤く光っているのでちょっとだけロボットっぽいんですが。 食品店で売り物のジュースをこっそりと飲む店員は不快です。 クラクションが鳴るシーンは印象深いです。 ちょっとストーリーが分かりづらいところがあって、 古い映画のせいなのか、字幕が良くないのか分かりません。 昔のB級映画の雰囲気ですが硬派な感じもします。 ハロウィンのようなホラー映画らしいテーマ曲も良いです。 渋い映画なので酒が進みます。 古いB級ホラー映画としての格式高さを感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:26:42)
277.  蝿男の恐怖 《ネタバレ》 
うん、古典的SFホラーの超名作ですね、コレ! こんなにももどかしく悲しい話があろうか? スプラッター色の強い「ザ・フライ」も好きだけど、この作品には深い悲壮感、メランコリックな感じがあって好き。 自分が死んでも、なお自分の身体の一部が蝿として生き続きているというのはどういう気持ちだろうか。  館などの、優雅でとても品がある感じが良い。 理想的な家族の平和な生活が描かれているので、それが徐々に崩壊してゆくのはとても残酷なことである。  でも家の中の明るくて平和な感じと、地下室の研究所の暗く怪しい感じはまったく別の空間になっていて面白い。 この忌々しい出来事も、地下の研究所(裏世界)から生まれて、平和な日常(表世界)をどんどん侵食してゆく、そういうのが面白いと僕は思います。 おそらく「猫」を転送したあたりから、全てがどんどん変になって行くように思うのです。  奥さんが「やめて!放っといて」って言ってるのに看護婦がやめないのがムカついた。  子供が「変わった蝿を捕まえたよ!」と、この母親は全くそれを見ようともせずに決め付けて「ダメよ、逃がしてあげなさい」と、 これが僕には怒りが収まりません! せっかく父親を救う重大なキッカケを見つけた子に対して、母親は「泥だらけにして!」と叱り付けるのです。 (それで後になってから「あれを見つけるのよ!」なんてね。) 「もどかしい!」 子供の話に親はちゃんと関心を持ってあげようというメッセージなのかもしれません。 あぁ、猫ちゃん、、、!猫の声が印象的だったなあ、どこか遠く、この世の果てから聞こえてくるようで、悲しいような怖いような。 マイケルは黒い布を頭に被っているけど怖いね。 どうどん性格が凶暴になってゆく様も見事に表現されている。 何度観ても布を取った場面はショッキング! 全てを壊し、自分の存在を自ら消すアンドレの悲しみはどれほどだろうか?  転送したシャンパンが普通のシャンパンよりも美味しく感じるのは、なんだか分かるような気がします。  兄フランソワがかっこよかった。 なぜかこの作品の雰囲気に、飾ってあるモディリアニの絵画がよく合っているように感じた。  《これがカラーで、続編が何でモノクロなの!?》
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:20:23)
278.  未知空間の恐怖 光る眼 《ネタバレ》 
平穏な村が突如として怪奇現象にみまわれる。 平和な日常の生活が徐々に不安に支配されていく。 それをとても冷静に、とてもリアルに描いた作品だと思う。 それは徐々に淡々とやってくる。  村全体が眠りにおちたり、村の女性全員が妊娠してしまったりと、そういう得体の知れない「怪現象」の雰囲気が好きだ。 だから冒頭の、道の傍らでバスが停まっていたり、軍隊が調査したり、不可解に人がバタバタ倒れてゆくのもとても普通に(リアルに)描かれていて面白い。 子供たち全員が統率のとれた同じ動きをする、感情の無い子供達はとても冷たくて、変で、それは「怖い」というよりもなんだか普通と「違う」のだ。  愛情も感情も何も無い無表情な息子に(まったく別の生物に)、敬語で「お父様」「お母様」と言われるのはどんな気持ちであろうか?とても冷たくは無いだろうか。 そういった主人公ゴードンの精神的葛藤を見事に描いていると思った。 村の人々が精神的に追いつめられて行く、「外見的には何も変わらないのに、何かが確実に起こっている怖さ」みたいなものを描いていると思う。 生物の正体も明かされないが、それが「未知の恐怖」を演出しているのかもしれない。  この作品は心理描写が見事だ。 淡々としているが、ちゃんと描いている。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-09 01:50:30)(良:1票)
279.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 
まず、このタイトルが秀逸だと思う。 一度聞いたら忘れないような、とてもお洒落な印象を受ける(僕だけ?)。 そして全編を覆うメランコリックな雰囲気も良い。 冒頭の曇りがかった都会的な風景にもどこか憂鬱な雰囲気が漂っていたかも。 (昔の映画は全てがそうなのかもしれないが)この古惚けた質感というか雰囲気がとても良い。  B級スプラッターなどでは「悪魔」というものをとても描ききれないが、 「悪魔」というのはとても崇高で厳粛な存在だというのを描いているのが「オカルト映画」なのかもしれない(え、あたりまえ?)。 この作品は真面目に「悪魔」と向き合っている感じがある。 背景(日常の町並みや人間関係など)をとても忠実にリアルに描いているから、「悪魔」という存在感がリアリティをもって引き立つのだと思う。 「悪魔の赤ちゃん」のオゾましい容貌を観客にそのまま見せないのが逆にリアルだし怖いと思う。 悪魔がその姿を現す場面が無いので、 この作品で描きたかったものは「人間」(人間の心の中にいる悪魔)なのかもしれない。 本当に悪魔は人間の心の中にいるのかもね。 裏社会(悪魔社会)ファミリーの人々も「変態さ」が過剰すぎず(それが逆に超変態なんだと思うけど)、その裏部屋の内装や装飾も「悪魔っぽさ」がワザとらしくもなく普通なので、それが逆にとてもリアルだったりする。 ローズマリーのナイフの持ち方は(ある有名なホラー映画にも出てきたけど)とても不安な感じが伝わってきて良いと僕は思う。 ローズマリーのみる夢はとても不条理で気味が悪くてエロティックだった。 隣のオバちゃんの「ウルさ迷惑」な感じがよくでていたと思う。 妊娠はとても希望に満ちたものだと思うのですが(その半面に不安もあると思いますが)、この作品は「妊娠」と「悪魔」とを結びつけることにより、生理的に不安な印象を与えるのかもしれません。  しかし最後は「やはり母親なのだなあ、強いなあ」産まれてきた我が子を受け入れる強さみたいなものを感じた。 人物描写がなかなか見事でした。 淡々と終わる感じがとてもリアルで良かったように思います。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-09 01:33:22)
280.  ポルターガイスト(1982) 《ネタバレ》 
個人的にはかなり好きな作品です(フーパーですから)。 これまた、どこか独特な印象を残す作品だ。 そのひとつにトビーフーパー独特の人物描写にあるのかもしれない。 登場人物がとてもリアルに面白く描かれていると思う。 だから僕は人物同士のやり取りを観ているだけでも面白い。 椅子が机の上に乗っかったのを驚く母親のリアクション、 椅子が動いたときの父親の驚いた表情、それをみて喜んで飛び跳ねる母、そういった人物の表情がとても面白い。 庭の工事現場のおっちゃんと長女とのやり取りも見事だ。何度観ても笑っちゃう! 霊能者も変な感じが出ていた。 少女の飼っていた小鳥が死んで、その死んだ小鳥の扱い方も良く描かれていたと思う。 またフーパー独特の感じがこの家の「だらしなさ」として表れているのかもしれない。 夜中にテレビがついていたり、転寝してたり、ポテチを食べながら寝ちゃっていたり、 それは一見普通なのかもしれないが、僕はこの「だらしなさ」が面白いと思いました。 朝ごはんを食べる場面でも、人間臭い生活感みたいなのがにじみ出ていたように思う。 研究者の助手みたいな人が、台所で食べ物を探して肉を調理しようとするあたりは一番フーパーらしい場面だと思う。 あの台所のシーンは大好き。 「木」も変な感じが出ていた。 でもあの眩しい「白い光」はスピルバーグ側によるものかもしれない(「ET」とか「未知との遭遇」のようなSF的な光)。 そういう部分がこの作品にファンタジーよりの神秘的な印象をあたえているのかもしれない。 でもスピルバーグとトビーフーパーは全く面白い組み合わせだと思う。 後半はもう棺桶パニック!棺桶の逆襲です! 幽霊とかに鬼気迫る感じはないが、しかしこの幽霊は子供が懐くオバケの印象なのかもしれない。ゴーストとか絵本の中にいそうじゃん。 だから子供に観て欲しいホラー映画だと思います。 部屋の置物やベッドが物置に吸い込まれてゆく場面は個人的に名場面だ。 家の中が歪んで見えたり、木がとても怖かったり、それは子供の世界なのかも。 とても不思議な印象を残す作品でした。 《友人はこの作品を「中途半端!」といいますが、僕は「好きなの!」と言い張ってます。》 この作品はね、ホラー映画の中でちょっと変な存在感を放っているの。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-09 01:23:13)(良:1票)
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