2821. 四季(1969)
本作は、ユーリ・ノルシュテインがアニメーション監督として参加した作品。 無言劇で、一切セリフがない。 ユーモラスでいて幻想的なユーリ・ノルシュテイン作品とは異なり、本作はただひたすら芸術作品的なアニメーションである。 セリフがない分、あの愛くるしい登場人物たちの声を聞けないのが残念! 四季折々の景色の中を、流れるように進んでいく展開は、確かに美しいことは美しいが、ノルシュテインのユーモラスさと独特の寂寥感みたいなものが感じられないのは少々不満かなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-26 02:32:07) |
2822. 赤軍派-PFLP 世界戦争宣言
行動こそ全てであり、「武装闘争」としつこく主張しておきながら、やたらに理屈をこねくりまわす。 これは一種の矛盾ではないだろうか。 [DVD(邦画)] 3点(2010-11-30 01:10:02) |
2823. 草原バルガ
フィルムセンターにて鑑賞。 客層は思った通り極めてマニアック。 満鉄映画だが、内容は蒙古(モンゴル)の人々の生活を撮影した内容。 あまり面白くはない。 [映画館(邦画)] 3点(2010-08-19 23:34:39) |
2824. 檸檬のころ
榮倉奈々はとにかくかわいい。 だけど、これは人を選ぶ作品か。 東京に生まれ育った人間が観て、果たしてどれだけ感銘を受けられるか疑問。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-07-09 23:43:05) |
2825. キートンの空中結婚
キートン作品に多分よく出てくる女優さん、でっぷりしていて気色が悪い! キートンは女性のセンスが悪い。 全体的にマッタリとした感じの作品。 キートン作品としては、異色作かもしれない。 [DVD(字幕)] 3点(2010-05-14 23:58:53) |
2826. キートンの北極無宿
《ネタバレ》 途中まで話についていけず、いまいち乗り切れなかった。 本作では、ハードなアクションではなく、極寒の地で体を張っているキートン。 本当に寒そうだし、氷の下に落ちるところなんて、どこまで本当にやってるんだろう。 本当に氷の下に落ちてずぶ濡れになっているとしたら、相当凄い。 ラストの夢オチはカンベンだが、キートンのキャラ的に人は殺さないだろう、ということで一応、無理矢理納得。 [DVD(字幕)] 3点(2010-05-13 23:39:31) |
2827. 赤線玉の井 ぬけられます
赤線「玉の井」が舞台なのだが、「玉の井」ならではの雰囲気をもっと出してほしかった。 だけど、舞台もセットだし、予算もおそらく多くはないだろうし、あれが限度なのは仕方なしか。 しかし、玉の井の赤線街を流れる用水路はとても印象的で、実にいい情緒を生み出している。 まるで京都で見た用水路の裏バージョンという感じ。 当時自分がもし生きていたら、絶対に行って実地検分(?)してみたい赤線だ(これは「洲崎パラダイス」も同じだが)。 内容は、現在も語り継がれる名だたる日活ロマンポルノの名作たちと比べてしまうと、見劣りがする。 舞台が1つのセットしか存在しないから、屋外シーンを多く撮れないのは仕方ないかもしれないが、せっかく「玉の井」という題名を冠しているのだから、当然、屋外の風情ある描写を期待してしまうが、ほとんどは室内の濡れ場が中心で、「玉の井」を舞台にしている意味がほとんど無いのが残念である。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-05-07 21:57:59) |
2828. 悪魔の下宿人
《ネタバレ》 おっさんの軽快な動きを観てるだけで、少しだけ楽しめる。 しかもこれ、途中までノーカットだから、疲れただろうなぁ。 大小さまざまな物を全て折りたたみ収納してしまうという発想は面白い。 そして最後は、爆発砂煙のお約束でした(笑)。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 07:20:50) |
2829. 錬金術師パラファラガラムスあるいは地獄の蒸留器
伸び縮みするヘビが出てきた時には腰を抜かした。 これじゃ、錬金術師じゃなくて錬蛇術師。 んでもって、あのクモは気色悪い。 『月世界旅行』の、あの月以来の気持ち悪さ! [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 06:53:06) |
2830. 飲んだくれのポスター
多分割という趣向が凝らされており、メリエスの進化が伺える作品。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 06:35:56) |
2831. 中国の魔法使い
とうとうメリエス映画に題材として「中国」が登場! これだけでもショッキング。 だけど、あれは漢字じゃないよ、メリエスさん(苦笑)。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 06:16:17) |
2832. 化粧の王様
《ネタバレ》 黒板にチョークで画を描くという内容だが、この題材はサイレントと相性が良いと感じた。 今までのメリエス映画と一線を画している、、と思ったら、最後はやっぱり煙が出てドロン!の展開で安心しました(笑)。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 06:11:18) |
2833. 音楽狂
これは普通に楽しめた。 これまた着想が良い。 だけど、ホラー映画。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 05:46:07) |
2834. ゴム頭の男
これまた着想の勝利。 それでもって、これまたメリエスのホラー映画。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 05:39:14) |
2835. 一人オーケストラ
これは着想の勝利。 マジックと発想とが見事に融合した作品。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 05:10:54) |
2836. 常識はずれの新たな争い
これはホラーですね。 この頃からバラバラ死体事件はあったんだと思いました。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 05:07:32) |
2837. ロベール=ウーダン劇場における婦人の雲隠れ
これもまた、ジョルジュ・メリエスによる映像マジック。 そしてまた、骸骨! メリエスは、ほんとマジックと骸骨がお好き! 題名を「メリエスは骸骨がお好き!」に変えた方がいいかもしれない。 [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 04:32:07) |
2838. ジャンヌ・ダルク(1900)
1900年にこれだけの作品を作っていたこと自体が驚愕の事実。 110年前の動く写真を観られるだけで、何だか鳥肌が立つ。 話はよく分からず、要するに女性が燃やされるという「ジャンヌ・ダルク」の内容。 「ジャンヌ・ダルク」の前知識があっても、よく内容が分からないという、これぞまさにジョルジュ・メリエス・マジック!(笑) [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 04:06:14) |
2839. 下落合焼とりムービー
うーん、こりゃ所ジョージと肌が合わないと、ただでさえ白ける内容に拍車をかけてつまらない。 というか、やや苦痛。 しかも一番裏切られたのは、作品名に「下落合」と銘打っているから、てっきり新宿区の下落合が舞台に出てくると思ったのだが、まったく出てこない! ここが一番不愉快。 唯一の見所というかウリは、タモリの若かりし頃の下品な芸を見られることかな。 それにしても赤塚不二夫があんなに肉付きが良かったとは驚いた! ラストは、岡本喜八監督の『肉弾』のラストそのまんまじゃないか! つまらないのは仕方ないにしても、パクリは良くないよ! 所ジョージの歌、くだらん悪ふざけ、妙に国家思想じみたインテリ風味、全てが当事者の自己満足的な内容に仕上がっているのが何ともイタイ。 [DVD(邦画)] 3点(2010-04-25 00:13:50) |
2840. 傷だらけの男たち
必要以上に挿入される惨殺シーン。 意味があれば良いし、元々そういうジャンルの映画なら何ら問題ないんだけど、この作品の題材において惨殺シーンの乱発にどれほどの効果や意味があったか疑問が残る。 いやむしろ、無意味さを通り越して不快感さえ覚えた。 そして大げさな音楽や効果音。 『インファナル・アフェア』三部作であれほどセンス良く感じた映像が、本作ではまるでダメな方向に仕上がっている。 同じ監督が撮った作品なのに、なぜ本作ではこれほど違和感が出たんだろう。 もしかしたら、この手の大味な香港映画って、何本も観たら嫌気がさすのかもしれない。 そして又、金城武にトニー・レオンという二枚看板を引っさげながらのこの出来は、寂しいものがある。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-18 01:02:49) |