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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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281.  明治天皇と日露大戦争
司馬遼太郎「坂の上の雲」に触発され、日露戦争や秋山・広瀬らの軍人に興味を持った。日露戦争はなぜ起こったのか、その背景はとさぐるうち、昔この映画があったことを思い出して鑑賞。 実は映画館でも見る機会はあったのだが、いかにも右翼的ということで長い間敬遠していた映画である。 映画としては良くできており、歴史的な背景や事実関係がよくわかる。その点では良い教材でもある。明治天皇が周囲の戦争一色に対し、慎重論であったこともよくわかった。しかし最後はやはり軍部に負けたと言わざるを得ない。あれだけの権威と権力があれば、戦争を回避できたのにとも思う。 また、日露戦争そのものは多くの犠牲を払い、幸運にも恵まれて勝ったというのに、「犠牲」や「幸運」は語られず、日本は神の国、絶対に戦争に負けない国になってしまった。 東郷や乃木を大スターが演じて英雄化させることなく、日露戦争全体を描いたのは評価できる。しかし、「勝った勝った、万歳」によって不幸な歴史の始まりになったことを思うと、平均点以上はつけられない。
[DVD(邦画)] 4点(2011-03-20 08:09:02)
282.  眼の壁
「点と線」に引き続き発表された松本清張の長編推理小説の映画化。ベストセラー第2弾だが、小説のできばえに対して、映画のできが非常に悪い。原作の小説を読まないで、この映画だけを見た人が、果たしてベストセラー原作の映画化だと思うだろうか。 映画「点と線」にしても原作以下だと思ったが、これはそのまた上手である。はっきり言ってミスキャスト、監督の力不足である。 佐田啓二は「君の名は」というラブロマンスには向いていると思うが、刑事や探偵のまねをして事件を追及する商社員には全くの不向きであり、女優として初出演した鳳八千代もぎこちない。その上に脚本・演出が極めて単調である。 松本清張の小説は結構読んだ方だと思うが、初期の「点と線」「眼の壁」「ゼロの焦点」あたりは読み応えがあり、大変なヒット清張ブームになったはずである。ところが映画はほとんどがダメ、小説の良さを出し切ったのが「霧の旗」「鬼畜」そして小説以上の映画になったのが、「砂の器」だと私は思っている。 
[ビデオ(邦画)] 3点(2011-03-19 15:42:08)
283.  刑事(1959) 《ネタバレ》 
「鉄道員」に大変感動した私は、イタリア映画特にピエトロ・ジェルミの他の映画をもと思って見たのがこの「刑事」だった。クラウディア・カルディナーレも出てるし、音楽はカルロ・ルスティケッリ、テーマ曲も有名でよく知っている。何ひとつ申し分なかった。 しかし、映画を見てがっかり、イントロの銃声が鳴り響く緊迫した映像から、後はだんだんとおもしろくなくなっていった。 最初の事件の被害者は、何か隠しているなと思うのは当然だが、1週間後の殺人事件との関わりも腑に落ちないまま、怪しい人物はいても関係ない方向ばかり・・・。 合い鍵から急転直下、突然の事件解決・・・。こういうサスペンスはないだろう。主役・監督の刑事も、やたらタバコを吸っているだけで、捜査は理論的でないし・・・。 おっと一つ発見、犯人役の青年は「シェールブールの雨傘」のギイではないか。
[ビデオ(字幕)] 4点(2011-03-19 11:59:27)
284.  死刑台のエレベーター(1958)
なつかしき映画、日本で最近リメイクされたと聞き、DVDで改めて鑑賞。エレベーターで閉じこめられたモーリス・ロネがどうやって出てきたのかさえも忘れていた。 映画の中の悲しげなトランペットが、即興演奏だったとは・・・。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-17 11:03:26)
285.  汚れなき悪戯 《ネタバレ》 
何十年も前に子どもの頃に見た映画だが、しっかりと記憶に残っている。それは、主役を演じた子どもがあまりにもかわいかったことと、大変有名になった「マルセリーノの歌」をレコードで何度も聴いたからだろう。 見た当初はなぜマルセリーノが死んだのかよくわからなかったが、神のもとに召されたのだということと、見たことのない母親に会いたいと思っていたことがわかると涙が出て止まらなかった。 大変良い映画である。宗教とか何とか言わないで、素直に見て素直に感動してほしい映画である。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-15 18:06:55)
286.  鉄道員(1956)
高校の時、音楽好きの友人がギターで弾いていたのが、この鉄道員のテーマ曲だった。悲しくも美しい旋律に私は心を奪われ、クラシックギターや映画音楽に興味を抱くきっかけとなった。 カルロ・ルスティケリの映画音楽は本当にすばらしい。「鉄道員」「ブーベの恋人」「刑事」「イタリア式離婚協奏曲」「誘惑されて棄てられて」などの名曲を次々とレコードで聴いていった。 そしてようやく見た映画、テーマ曲が聴けるだけで満足くらいの気持ちで見たが、映画ももちろんすばらしかった。 この映画は、イタリア映画の良さを余すことなく醸し出しているし、ピエトロ・ジェルミの映画は、もっと評価されるべきだと思う。 ところでこういったイタリア映画には、必ずといってよいくらい、かわいい純粋な男の子が出てくるような気がする。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-03-13 22:50:05)(良:1票)
287.  点と線 《ネタバレ》 
中学生の時数学の先生が松本清張の「点と線」について話して下さった。たぶん図形の問題から脱線してその話になったのだろう。私は非常に興味を持ち、本を買い求めた。その後ゼロの焦点や眼の壁など、松本清張の小説にのめり込んでいくのだが・・・。 映画を見たのはずっと遅く、砂の器公開よりも後だったと思う。しかしポイント(14番ホームから16番ホームが見える4分間など)はしっかり覚えていたので、見る時すでに懐かしく感じたくらいだった。 映画では謎解きに終始しているが、加藤嘉の老練な刑事役、花沢徳衛の果物屋の店主、高峰三枝子の安田の妻が良い味を出している。山形勲の安田は恰幅が良すぎたかな。 小説に較べると映画はいまいちだと思う。
[ビデオ(邦画)] 6点(2011-03-12 11:09:05)
288.  ひめゆりの塔(1953) 《ネタバレ》 
小学校の教師をしていた私の父は、映画好きであったにもかかわらず、このような戦争映画を見に、私たち家族を連れて行くことはなかった。おそらく戦争中の悲しい苦しい体験をしていたからだろうと今になって思う。 ということで、私が見たのは小学生の頃、親戚に連れられてではないかと思う。映画の内容も、登場人物も誰が誰だかもわからず、いくつかのシーンしか覚えていない。その中で、置き去りにされていった兵士やこども女学生たち、機関銃や爆弾で無差別に殺されていった沖縄の人たち、つかの間の明るい太陽の元でキャベツでバレーボールをしていた女学生たち・・・。ただひたすら負傷兵のお世話をし、逃げまどう。 大人になってDVDで見ると、ああこんな映画だったのだということが思い出される。 今もなお沖縄は米軍基地によって悩まされ続けているが、このような悲惨な現実も知らず、沖縄の人は「ゆすりたかりの名人」と言っている人がいると思うと、本当に悲しくなる。 この映画は、戦争を知らない私たちが一度は見ておかなければならない映画だと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2011-03-11 11:12:54)(良:1票)
289.  ビルマの竪琴(1956) 《ネタバレ》 
この「ビルマの竪琴」は小学校か中学校の教科書にその一部(たしか日英両国の軍隊が一緒に埴生の宿を歌うシーンだったと思う)が載っていて、学校で学んだ記憶があります。また同じ頃まだテレビがなかった頃、ラジオドラマとして聴いたこともあります。 「おーい、水島、一緒に帰ろう」という言葉がいつまでも忘れることができませんでした。 その後原作を読み、映画を見ました。原作は少年少女向きに書いてあり、大変読みやすいものでした。しかし当時は、どうして水島上等兵が日本に帰らなかったのかわからず、大変疑問に思っていました。 映画は1956年制作でなく、1985年の石坂浩二の隊長の映画の方を先に見たのですが、後から見た三國連太郎の白黒映画の方が、すっきりしていて原作に近く良かったと思っています。 三國連太郎の隊長はとても音楽学校出身に見えませんし、安井昌二の水島上等兵もまったくビルマ人に見えないのが難点ですが・・・。
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-03-09 22:35:41)
290.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 
私は戦争映画はだいたいは嫌いなのだが、この映画だけは例外、アカデミー作品賞を初めとする多くの賞を得た優秀な作品だと思う。 途中まではどうであれ、日本軍斉藤大佐と英軍捕虜ニコルソン大佐の間には、橋の建設という友情にも似た協力精神が芽生えたのだと思う。 戦争が終了さえすれば、この橋は地元ビルマやタイの人々に大きな経済効果と発展をもたらすはずだった。そしてその日英両軍の共同作業は、日本と英国の友好・親善の架け橋となるはずでもあった。 だのに、だのに、・・・。私は悔しくてたまらない。誰が悪いのかと詮索するつもりはない、戦争が憎い、憎くてたまらない。友好の架け橋は無惨にも爆破されてしまった・・・。 ラストシーンは何という皮肉であろうか。橋建設に一番貢献したニコルソン大佐が射撃され、爆破スイッチの上に倒れ込むとは・・・。 戦争とは悲しいもの、無惨なもの、負の生産そのものという想いを強く抱かざるをえなかった。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-09 07:44:42)(良:1票)
291.  生きる
昔見た時は大変感動した映画だったのだが、今改めて見るとどこにどう感動したのか、自分でもよくわからない。 画面も雰囲気も全体的に暗いし、第一志村喬のぼそぼそ声が何を言っているのか聞き取れない。これでは若い人の共感を得るには難しいと思う。
[ビデオ(邦画)] 5点(2011-03-06 11:13:27)
292.  ケイン号の叛乱 《ネタバレ》 
ハンフリー・ボガード出演の映画はたくさん見たが、どれもが格好いい役ばかりだった気がする。ところがこの映画の艦長役は格好悪いばかりでなく、部下から信頼されず、嵐の場面では精神錯乱になって艦長を解任されるというとんでもない役である。 その一筋ではいかない艦長役を実に見事に演じていたと思う。 さて映画だが、上官に逆らえないはずの軍隊で、信頼される艦長となるのは大変なことである。威張り散らしたり、無理難題の命令ばかり出していてはもちろん部下はついてこないが、部下に媚びていては士気を高めることはできない。 また逆に艦長の言動がおかしいと思っても、部下が勝手な行動をとるわけにもいかない。 この映画は戦艦が寄港した後、裁判になるのだが、実にいろいろな要素があって考えさせられる。簡単にこうだと決めつけられないところに、考えさせられるものがあると思う。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-04 21:12:24)
293.  忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻
映画やテレビでどれだけたくさんの「忠臣蔵」が作られたことだろう。私も子どもの時映画を見たが、今となってはたくさんある中のどれかはわからない。 DVDの時代になってどれか1本は見てみようと手に取ったのがこれである。大石内蔵助はそれこそ何人も役者・俳優が演じたが、私は片岡知恵蔵が威厳がありベストだと思っている。それにこの映画が作られた頃は時代劇の東映と大変有名であった。 さてこの映画の俳優陣は大変豪華である。まさに東映時代劇スターオールキャストと言ってもよい。子ども時代に覚えた名前がずらり出ている。(50年以上たった今でも出ているのは、NHK大河ドラマ「江」の徳川家康くらいだろうか) この映画のよさは、忠臣蔵を単に仇討ちや人情物とするのではなく、内匠頭がなぜ刃傷に及んだかをていねいに描いていることだろうと思う。 
[DVD(邦画)] 7点(2011-03-03 20:56:49)
294.  十戒(1956)
この映画を見たのは小学校か中学校のとき、もしかしたら学校でまとまって見に行ったのかもしれない。画面の美しさ音響のすばらしさ、映画の圧倒的な迫力。私の子どもの頃は白黒の日本映画が普通で、カラーの映画(その頃は総天然色映画と言っていた)や外国映画は珍しかった。 この映画に匹敵するのは「風と共に去りぬ」、この2つの映画は何度もリバイバルで上映され、何度も鑑賞した。 「十戒」も長編だが、特撮技術を駆使し、見る者を飽きさせない。子どもながらに最後までおもしろく、目が釘付けになった。 内容の理解も、見る回数を重ねるうち徐々に深まっていった。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-01 06:56:14)
295.  私は貝になりたい(1959) 《ネタバレ》 
子どもの頃、この映画を最初にときは暗い、怖い、恐ろしい映画だと思った。数年後その怖いもの見たさにまた見た。このときは主人公のフランキー堺がなぜ死刑になるのか、悪いのは上官なのにと腹立たしく思った。 大人になって、ビデオで3度目を見た。このときは戦争はなぜ起こるだ、戦争が憎いという反戦の気持ちで見た。そして今回、DVDで4回目を見た。 橋本忍氏は、名作と言われる多く日本映画の脚本を担当してきた押しも押されもせぬ名脚本家である。その彼が唯一とも言えるほどめずらしくメガホンもとったのが、この「私は貝になりたい」である。(後にリメイクされた映画は他の監督作品) 私がこの映画を見て最近思うことは、人間を理解することの難しさ、特に国家や民族の壁を乗り越えて理解し合えることの難しさ、そしてさらにそれが戦争という溝を間に挟めば・・・。 上官の命令は天皇陛下の御命令、従わないのは非国民、日本人にはあるまじき事という当時の日本の軍国主義精神が、欧米人に理解できるわけがない。また日本軍隊には、「捕虜は絶対に大切に扱わなければならない」というジュネーブ条約の精神が理解できるはずもなかった。 そうしたすれ違いの中で行われた軍事裁判、哀れなのは上官の命に従った2等兵、「私は貝になりたい」という想いはそうした中で生まれたのだ。 戦争から遠くなってしまった若い人にこそ、見てもらいたい映画だ。
[映画館(邦画)] 8点(2011-02-27 08:39:18)
296.  野ばら 《ネタバレ》 
子どもの頃間違いなく見た(見せられた)映画ですが、ウィーン少年合唱団が出演していたということだけしか覚えていませんでした。DVDを買って、改めて見ました。 「歌声ひびけば」というよく知っている曲が、この映画のために作られたということも初めて知りました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-25 21:31:53)
297.  続・菩提樹
やっと続編を見ました。米国へ行っても苦労はつきものですが、なかなかすんなりうまくいかないところが、実話らしく良いと思います。男の子のボーイソプラノはきれいですね。うっとりしました。 ただ映画全体としては少々平坦で、苦労している割にはその苦労が余り伝わってこず、前作よりも魅力に欠けていると思います。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-23 21:32:42)
298.  菩提樹 《ネタバレ》 
映画「サウンド・オブ・ミュージック」を見ながら、子どもの頃に見たよく似た映画を思い出しました。その映画では、奥さんになった修道女とその家族の合唱団でしたが、違っていたのは確か神父さんが合唱指導していたような・・・。 記憶を頼りに探し求めること数十年、それがこの「菩提樹」であった。ようやくDVDを買い求めて鑑賞しました。そうか、この映画だったのだ、子供たちを笛で集めるところで確信、なつかしいことこの上なし。
[映画館(字幕)] 7点(2011-02-20 08:17:54)
299.  十二人の怒れる男(1957)
良い映画だし、映画史上に残る名作かもしれない。しかし、私は恐ろしさを感じる。 もし、ヘンリー・フォンダ演じる第8陪審員が別の人だったら、どうなっていたであろうか。おそらく短時間で有罪になっていたはずだ。そう考えると恐ろしい。 陪審員が12人いたとしても、白か黒かを決めるのはむずしいことで、ましてや日本のように多数決で判断したり、量刑まで考えてよいものだろうか。死刑執行をされてから、間違っていたではすまされない。 この映画はそうした裁判の恐ろしさや緊張感を十分に伝えているだろうか。ところでこの映画、どうしてAngry Menなのか? 何に対して怒っているのか? それもかわらない。誰か教えてほしい。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-16 09:02:28)
300.  初恋(1951) 《ネタバレ》 
ワンコインDVDを買って鑑賞したが、オードリーファンでないかぎり勧められない。ローマの休日より前の彼女の出演作は、「オードリー・ヘプバーンの・・・」というタイトルにはなっているが、ほとんど端役でこの映画が何とか準主役というところである。 彼女は、女優になる前はバレリーナを目指していただけに、踊っているシーンも安心してみることができる。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-12 19:12:25)
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