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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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281.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 
ストーリーはたいした内容もないが、小ネタが面白くてセリフもウィットに富んでいる。 ラブコメといえば主人公は若くてスレンダーなものだが、従来のものとかけ離れていてユニーク。 マークに彼女を寝取られたというダニエルの話はすぐバレそうな嘘で、場当たり的なダニエルの軽さを端的に表している。 キャラクター造形のうまさで、凡庸な話を一段上の物語に格上げできたようだ。
[ビデオ(吹替)] 6点(2013-06-10 00:28:01)
282.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 
「君に何を言えばセックスしてくれるかわからないので、すでに言ったことにしてくれないか? 君も体液の交換がしたいんだろう?」 ぶっ飛んだ口説き文句が笑わせてくれる。 エリート学生たちの女目当ての会話は、経済学者アダム・スミスの理論を絡めているのがおもしろい。 コメディテイストで始まったので、後半の超シリアスな展開は予想外だった。  大学院のルームメイトや政府の仕事の依頼者が、妄想の中の人物だったとわかってビックリ。 統合失調症患者の目線で物語が進行していたので、そこに感情移入することができ、インパクトが強かった。 こうした患者にはなんだか近寄りがたくて怖いイメージも正直あったが、主人公に感情移入してその苦しみが伝わってくる。 副作用で仕事も性生活もできなくなることを嫌って、薬を飲まずに再発したのは責められない。 だが、側でサポートし続ける妻の心労と苦悩は想像を絶する。  万年筆を置くシーンや最後のスピーチは感動とまではいかない。 伝記ものは2時間に詰めると、どうしてもダイジェスト的なところもあって話の流れに乗りにくい。 なので、傑作と呼ぶには少しだけ足りない印象。 暴れん坊のイメージのあるラッセル・クロウが、違った一面を見せてくれた。
[ビデオ(吹替)] 7点(2013-06-10 00:26:26)
283.  天国までの百マイル 《ネタバレ》 
八千草薫は優しい母親を演じさせたらこれ以上ないくらいにハマる。 ただストーリーや演出の泣かせよう泣かせようとするあざとさが鼻につく。 ベタでわかりやすいのは決して嫌いではないのだが露骨すぎ。 原作の浅田次郎の作風がそうなのか、それはタイトルから既に滲み出ている。 マリは原作ではデブでブスなのに、大竹しのぶは可愛いくて魅力的で、捨てられてばかりのホステス役には少し合わないかも。  百マイルっていえばすごい距離のようだけど、馴染みのあるキロでいえば160キロ。 車で運ぶのがそんなにたいした距離や苦労なのか、あまり伝わってこない。  母子の愛情という普遍的で感情移入しやすいテーマだし、兄弟との軋轢など誰でも身に覚えがありそうなシーンが出てくる。 なので、作品に物足りない点があっても、ある程度の共感を得ることはできる。 ラストはマリの別れの置手紙で、これで終わり?って感じのあっけなさ。
[ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-10 00:24:38)(良:1票)
284.  リダクテッド 真実の価値 《ネタバレ》 
序盤は後半の異常な事件との対比を出すためにあえて単調に撮っているようだが、眠くなってくる。 ドキュメンタリーの体裁をしたフィクションだが中途半端でかえってウソっぽく感じられた。 完全にドキュメンタリーにするかフィクションにするか、どちらかに徹底したほうがよかった。 実際にあった事件が元になっているし似たようなこともたくさんあったのだろう。 でも、本物に見せかけたヤラセを見せられているようで、少女レイプ一家惨殺に至るリアルな狂気が今ひとつ伝わってこない。 むしろ事件発覚後の事情聴取での自己弁護に、醜い人間の本性が浮き彫りにされていた。
[インターネット(字幕)] 4点(2013-06-09 02:11:44)
285.  リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 
荒廃した中学生の実態として、レイプ、売春強要、恐喝、イジメなど刺激的な問題が描かれてもいるが、リリイ・シュシュに関することがよくわからない。 エーテルがどうのこうのとのくだりは、自己陶酔した痛い詩人か中二病を見るようで、こっちが恥ずかしくなってくる。 理解不能の世代のようでもやもやが残るが、それも作り手の思惑通りか。 なんだかわからないながらに、思春期の暴走や屈折、不条理などどうしようもない負のエネルギーを感じて、退屈はしなかったが。 学生時代にこうした陰湿で残酷な空気に触れた経験があるかないかで感想もずいぶん違ってきそうな作品。 自分には経験がないので、あまりピンとはこなかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-09 02:02:48)
286.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
実際に行なわれた心理学の実験を元にしているだけに、人間の心理がよくわかる。 映画では実験結果が誇張脚色されているが、戦争、権力者による弾圧、虐待、イジメなども原理は同じだろう。 ごく普通の人間が置かれた状況次第で簡単に狂気に走る。 しかも狂気だということを自覚していないので始末が悪い。 性悪説をとりたくなるような人間の負の部分が強調されるので、後味はきわめて悪い。  ワキガやアレルギーなど一番デリケートな部分に触れることで対立する立場の相手にダメージを与える。 屈辱を受けたほうは更なる屈辱を与えて報復することで、どんどんエスカレートしていく様子がリアル。 客観的にみれば虐待でも、当人は秩序の維持などを理由に自己正当化するので罪の意識は起きず抑制がきかない。 集団心理も自浄機能をマヒさせている。 例え良心の呵責に目覚めて異を唱えるものが出てきても、それは裏切り行為として糾弾されてしまう。 コントロール下に収めていると信じていた教授たちでさえ暴走は止められず、思い上がりに過ぎないことが露見した。 主人公の新聞記者が記事のためにあえて緊張状態を作り出したことも騒ぎの沈静化を妨げた。 こうしたメカニズムは、確かに貴重な研究材料となりうるのだろう。 心理学に興味があるなら、見て損はない。
[DVD(吹替)] 7点(2013-06-08 00:12:25)(良:2票)
287.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
「帰れって言われて帰るようなヤツははよ帰れ」 泣きながら恒夫を叩くジョゼがいじらしい。 池脇千鶴、上野樹里、江口のりこと、恒夫を取り巻く女性たちが個性的でいい味を出している。 ジョゼの施設仲間のヤンキーもバカっぽくておもしろい。  実家にジョゼを連れて行く道中で、現実のギャップを肌で感じてひるんでしまった恒夫。 ジョゼが海が見たくなったからと行き先変更の指示をしたのは、その気持ちの変化を敏感に察知したからだろう。 別れを予感しながら「お魚の館」というラブホテルで愛し合う二人の姿がせつない。 愛する人と一緒に見たかった魚は水族館が休みで見ることができず、ホテルで見たのは壁に映し出された虚像の魚。 サガンの小説にあるジョゼとベルナールの話は、二人の別れを予知していたかのようだ。  前の彼女に乗り換えてジョゼのもとを去る姿に、恒夫のずるさが浮き彫りになる。 涙を流してはいるが、それさえも軽く感じる。 障碍者とパートナーになることを本当の意味でわかっていなかった。 覚悟もなく中途半端なやさしさで付き合ったのと同じ軽薄さだ。 ドライな選択をしながら号泣したのも、自分自身に免罪符を与えようとしたともとれる。 一番傷ついたはずのジョゼが、ふっきれたように淡々と日常を送っていたのが救い。 人間を描けているいい映画だとは思うが、主人公を好きになれないということはどうしてもマイナス材料になる。
[地上波(邦画)] 6点(2013-06-07 00:14:18)(良:2票)
288.  ひまわり(2000) 《ネタバレ》 
海難事故で亡くなった小学校の同級生の葬式で、久しぶりに集まる面々から悲しみは感じられない。 葬儀に出るのも面倒くさそうなので、朋美の希薄な人間関係がうかがえる。 みんなの昔話から次第に朋美の人間像が明らかになっていく。  小学校の回想シーンは、ノスタルジーを刺激する。 幻影で小学生の自分に出会い、朋美の靴を隠したことを思い出したのは、朋美に好意を持っていたことを確認することになる。 汚いからボールをぶつけられなかったという本心とは裏腹の言葉が、朋美を傷つけた切ない痛みを伴って蘇る。 子供の頃の何気ない残酷な行為が甘酸っぱい後悔となって残るという経験は、誰しもがあるのだろう。  ファンタジー仕立てで、どこからどこまでが現実で幻想なのか判然としない。 冒頭のニュースで死亡者12名が全員クラスメートの名前だったとしても、それに意味を持たせるのはあまりに不親切。 観客が通常気がつかないようなことをするべきではないし、謎を投げっぱなしでわからないヤツは置き去りにしてしまえという作り手の傲慢さを感じる。 12人死亡したのが全員関係者なら話が全然変わってくるし、ストーリーも破綻しているように思える。 結局、何を描きたかったのかがよくわからず、よかったのはノスタルジックな雰囲気と映像の美しさ。
[ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-07 00:09:35)
289.  チェ・ゲバラ 革命への道
チェ・ゲバラの生涯を記録映像と関係者の証言で追った作品。 キューバで制作されたドキュメンタリー映画。 当時の革命へのエネルギーが感じられるし、ゲバラ好きには貴重な映像もあるが、作品としては地味で少し退屈。
[DVD(字幕)] 4点(2013-06-05 01:48:00)
290.  NAGISA なぎさ 《ネタバレ》 
1960年代、高度成長期の小学六年生が主人公。 夏休み中に海の家でのバイトや出会いなどさまざまな体験を通して成長する女の子の物語。 バイトの目的がレコードフレーヤーを買うためというのが時代を感じさせる。 ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」がしばしば使われているが、小学生のひと夏の恋にはどうにも違和感が拭えない。 映画の設定と同世代の人なら、小学生と「恋のバカンス」が違和感なく受け入れられるのだろうか?  東京から帰省中の純真そうな少女が女優顔負けに別人格を演じて遊んでいたことは、主人公と同様に騙された気持ち。 なぎさが出会った体の弱い少年に自分からキスするのは、この年頃は女の子のほうがマセてるので自然だった。 その少年が溺死した事件は、今の時代なら保護者の監督問題が大きく取り上げられるところだ。 今と昔を頭の中で行き来しながら、ノスタルジーが刺激されて昭和や子供の頃を懐かしく思える作品。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-05 01:41:59)
291.  木更津キャッツアイ 日本シリーズ 《ネタバレ》 
ドラマは結構好きだったが、これはそれほど…。 手数の多い小ネタやギャグはクドカンらしくてくすぐられるが、それを2時間の映画にする必要は感じなかった。 キャラは相変わらず面白いが、ドラマを見ていないとピンと来ないだろう。 ウッチャンが微笑みのジョージというのはピッタリで、オジーに変身したのはおもしろかった。 パロディも満載で、元ネタや役者のキャラがわかっていればハマるだろう。 ただ、わけのわからない怪獣まで出てくるようなハチャメチャコメディに、余命半年の主人公という設定が効果的とは思えない。 終盤、主人公が死亡したかと思わせるシーンもあったが、ミスリードされないので無駄になる。
[地上波(邦画)] 4点(2013-06-05 01:37:22)
292.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
ミスコンで入賞したときは自分を特別な人間だと思っていたのに、今はシングルマザーで職にも就けず電話代も払えない惨めな生活。 そこから這い上がるバイタリティとしたたかさがすごい。母は強しだ。 隣のバイク野郎が意外とすごくいい奴で、育児に家事にとエリンを一生懸命サポートしていたのが最終的に実ってのハッピーエンド。 訴訟天国のアメリカとアメリカンドリームを象徴する側面もあり、いろんな点でいかにもハリウッド映画らしい作品。  大企業の悪事、隠蔽が暴かれていくのは溜飲が下がる。 エリンのような毒気のある人間だからこそ役に立った感もあるので、毒をもって毒を制すといったところか。 敵に回すと限りなくうっとうしいけど、味方になれば頼もしことこの上ない存在だ。 子宮の値段を聞いたり井戸の水を差し出したりして、責任逃れしようとする相手をぐうの音も出ない程やりこめるのも痛快。 この役にジュリア・ロバーツが見事にハマっている。 ただ、義憤に駆られてというよりも、エリンも弁護士もまずは自分たちの利益という打算が先に見える。 それでも被害者の無念を聞くうちに、少しでも力になりたいという思いが強くなり献身的になっていったのは事実だろう。 少し冷めて見てしまうのは、賠償金や慰謝料をめぐって訴訟が乱発するアメリカ社会に対する抵抗感があるせいだろうか、よくできていておもしろいと思うが感動までには至らない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 01:20:46)(良:1票)
293.  Strange Circus 奇妙なサーカス 《ネタバレ》 
なんだか寺山修司のようなアングラ臭がする。 近親相姦、児童虐待、乱交、四肢切断などおどろおどろしい倒錯の世界が背徳感を刺激する。 何が現実で何が夢で何が小説の世界なのか混乱してくる。 主演の宮崎ますみは体を張っての演技ではあったが、それほど魅力を感じないのがマイナス点。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-03 01:28:18)
294.  アフタースクール 《ネタバレ》 
内田けんじ監督は『運命じゃない人』もそうだったが、緻密に構成されたストーリーで予想の裏をかく。 登場人物の正体がなかなか明かさずにサスペンスで引っ張られる。 おおよその人間関係が把握できたかと思えば、そこでどんでん返し。 まんまと術中にはまってハッとさせられた。 予想の裏切りばかりを狙って失敗している某監督とは違い、ちゃんとベタで押さえる場面は押さえてラストでカタルシスもある。 大泉洋と常盤貴子が中学時代の淡い恋を成就させ、ハッピーエンドで後味もいい。 まだ作品数は少ないが、今後もとても楽しみな監督だ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-03 01:26:12)
295.  オーディション(2000) 《ネタバレ》 
「キリキリキリキリ~」 オーディションで再婚相手を見つけようとした男に麻美の狂気が突き刺さる。 「自分がどんな人間かがわかるのも苦しいことやつらいことだけなの。うんとつらい目に遭った時だけ自分の心の形がわかるのよ」 痛いのがダメな人は見ないほうがいいスプラッターホラー。 『ミザリー』のような観ていて痛い場面があるが、追い詰められる心理的恐怖では到底及ばない。 妄想や夢が突然挿入されるので、何が現実なのかわかりにくくて観づらい。 緻密さに欠けるストーリーなので突っ込みどころはいろいろあるが、怖がらせる(痛がらせる)という点では悪くない。
[インターネット(字幕)] 5点(2013-06-03 01:21:07)
296.  HYSTERIC/ヒステリック 《ネタバレ》 
カップルが知人の留守中に部屋に無断侵入して居座り、金に困ってその部屋の隣人を殺してしまった実在の事件が元になっている。 保母を目指した平凡な女が「太く短く生きて死ぬ」が信条の男と出会い、犯罪を繰り返しながらのその日暮らし。 刹那的で我慢のできない男を千原ジュニア、男に流されるようについていく女を小島聖が演じるが、無軌道で浅はかな二人に嫌悪感しか覚えない。 男がグレた原因が、母が父を裏切って他の男に走ったというのもありきたりでガキっぽすぎて同情するに当たらない。 男のクズっぷりと女のダメさ加減でイライラするだけ、二人に関わった被害者に同情するのみ。 同じ犯罪ものでもギャング映画のようなスケールも痛快さもなく、ひたすらにジメジメと暗い。
[ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-02 00:50:51)
297.  サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 《ネタバレ》 
設定がユニークでいい。 冒頭はその設定を理解させるための説明セリフのオンパレードが気になったけど。 心の声が聞こえることから生じる悲喜劇がおもしろい。 前半はコメディタッチ、後半は祖母の病気でヒューマンドラマに。  精神科医の洋子は孤島で一人生きていたサトラレ1号と出会い、サトラレの本当の苦悩を思い知らされる。 それが洋子の健一への理解を深め、真の共感へとつながっていく。 八千草薫の優しいおばあさんはぴったりハマっていてホロっとくる。 健一を思いやる祖母と洋子の気持ちが周囲の心も動かす。  ありえない設定に違和感があるとリアリティのなさと予定調和が気になって最後まで受け付けないだろう。 だいたい人間の心はもっとどす黒いものも含んでいて、健一の心はしょせんはきれいごとにしか描けていない。 それでも、童話を楽しむように観るなら抵抗感なく作品世界に浸ることができる。 そうした意味で好き嫌いの分かれそうな作品。
[ビデオ(邦画)] 7点(2013-06-02 00:47:30)(良:1票)
298.  夜のピクニック 《ネタバレ》 
この映画と似たような夜行登山の行事があったので、なんだか懐かしい。 等身大の高校生を描いているので自身の学生時代と自然と重ねて見ることに。 派手な展開は一切なくまったりと高校生の一日を描いている。 そのためインパクトが弱く印象に残りにくいが、じんわりと来るものはある。 時々アニメなどギャグタッチの演出が挿入されるが、等身大のリアルな高校生という作品のトーンと合わず違和感あり。  口もきけなかった異母兄弟を中心にストーリーが展開するが、その会話でお互いを気にしてよく観察していたことがわかる。 空気を読まない暴露発言で周りを凍らせた杏奈の弟、夜通しハイテンションな高見、超打算的で男を惑わす亮子など、脇で登場するキャラもいい。 多部未華子が女子高生役にうまくハマっていてリアル感を増している。 恩田陸の原作小説は未読だが、読んでみたくなった。
[DVD(邦画)] 6点(2013-06-02 00:45:40)(良:1票)
299.  運命じゃない人
時間軸を前後しながら真相が明らかにされていくのが面白い。 登場人物の視点を変えていくことで、見えなかった面が見えてくる。 ストーリーの事件自体はよくある類のものだが、脚本がよくできていて構成の巧みさで魅せてくれる。
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-01 00:52:08)
300.  虹の女神 Rainbow Song 《ネタバレ》 
市原隼人のウザキャラに序盤からイライラ。 あんな気持ちの悪いストーカーとすぐに仲良くなるわけがない。 ところが、次第に二人の物語に引き込まれていく。 特にあおいの上野樹里がハマリ役でいい。 上司の酔った上での説教を真に受けて、不器用に好きな道を生きる姿が気持ちいい。 その裏には智也への失恋もあったわけだが、素直に告白できないジレンマがうまく描けていた。 出会いパーティで告白者ゼロというみっともない姿を智也の前でさらし、さらに酔った智也の無神経な言葉で傷つけられる。 「日本にいればいいじゃん」「日本なんだ…そばじゃないんだ…」 屋上での会話で、そばにいてくれと言ってほしかった女心が切ない。  市原隼人のダメ男と相田翔子の計算女のやりとりが妙にハマっていて笑える。 また、盲目の少女を演じたヒロインの妹役の蒼井優も出番は少ないが存在感はある。 結局実らずに終わった純愛だが、手紙に残されたヒロインの本音が胸を打つ。 大学時代の自主映画は全然つまらなかったけど、そのつまらなさも映研っぽくてリアルではあった。 ただ、自主映画の内容と二人の現実が関連しているので、無駄なシーンにはなっていない。
[DVD(邦画)] 7点(2013-05-31 19:41:56)(良:1票)
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