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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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281.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
なんだか時間軸やらなんやらがこんがらがってオールターミネーター大戦化している。 頭の中で整理しようにも置いてけぼりを食らいまくるが、まぁスカイネットを潰すコトには変わらないようで。 にしても今回は若くて強気なサラにおじさんと呼ばれる老シュワがどこか可愛らしく面白いキャラになっていていちいち笑えるし、この安心感はたまらない。 それに今回も常に追われる側なのだが、か弱い女性も子供もいないので、今回はそこまでヒヤヒヤした感じがあまり無いのがちょっと寂しい。 しかもギャグ分が思いのほか多いと思うのは吹き替えで見たからなのだろうか、シュワとサラ達の変な掛け合いがニヤニヤしてしまう。 歴代ターミネーターの若シュワの登場も嬉しいし、イ・ビョンホンT-1000もロバート・パトリックとは違う冷たい眼が素敵だ。 伝説の前1作目2作目は越えてないものの娯楽作としてはかなり満足値の高い作品でした。
[映画館(吹替)] 6点(2017-05-10 10:58:26)(良:1票)
282.  夜は短し歩けよ乙女 《ネタバレ》 
​湯浅節炸裂! 四畳半神話体系とテイスト同じくして大画面で同じ世界観が見られるのは楽しい。 しかも四畳半よりよく動くしテンポも軽快だ。一つ一つのお話も現代のおとぎ話チックで笑えて楽しく、キャラクターもどんどん深まっていくのが楽しい。 それでいて背景もキャラクターもよく動くしよく喋るしよく歌う。まぁ問題はこのハイテンションについていけるかどうかなのですがなんとかついて行けました。
[映画館(邦画)] 6点(2017-05-10 10:56:12)
283.  ヘルボーイ 《ネタバレ》 
​地獄っ子でチョンマゲの恋に純な奴だぜヘルボーイ! この開き直った漫画漫画感がたまりませんね。それに見合う美術も素晴らしいです。おかげで「この世界ではこうなんだよ!」という力押しにも説得力があります。ただ話としてはその力押しでよく分からない所もチラホラ。地下鉄近くにいた化け物はどうなったの?ラスプーチンを倒した後に出てきたあいつはなんなの?など説明が放置されてるところもあります。あと子猫の箱がいきなり出てくるのには爆笑しました。なんなんだあのシーンw そして見所はやっぱりドイツ殺し屋のクロエネンですね。とにかくカッコ良さの塊ですし、ゴーグルの下も仮面だったり、カメラ目線でポーズを決めてくれたりと笑わせてくれます。 締め方や主人公達の三角関係などちょっと雑ですがそれでも十分楽しいのは凝った美術と世界観がたまらなく魅力的だからでしょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-01 00:38:07)
284.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 
​見えざる恐怖がグングン近づいていくのは怖い。 延々と見せられる森の景色と険悪なムードは三人組と同じく自分も森の中に迷い込んだ気にさえさせられる。そして夜は三人組と同じく見えないモノ、異様な音に怯える。カメラが振り向いた瞬間なにかあるんじゃないかと身構えてしまう。 そしてビデオカメラのブレブレ加減、画質の悪さが更に恐怖を煽ってくる。「よく見えないが確実に何かある」という恐怖だ。 本作には心霊ビデオのようにはっきりとは霊などは映らない、しかしその異常な痕跡だけは確実にあるのだ。それがどんどんエスカレートしていく様はとにかく怖い。 だけど本作はオチがとにかくよくわからない。最初に行方不明になるという事はわかっているのだから、どうやって行方不明になるかが一番気になる所だがそこは結局濁されてしまったのが残念。まぁPOV系というのはそういうのもリアルといえばリアルですしアリなのですが。核心に迫る事なく巻き込まれたまま終了というのは道中がとてもスリルがあっただけに拍子抜けしてしまいました。 POV系の作品の中でも古典であり名作と言われてるだけあって没入感は他の作品とは比べ物にならない作品でした。久しく味わった事の無かった鑑賞後も静かな夜の暗闇が怖いと感じさせられる一本でした。 だけど一番怖いのは女の顔面どアップでしたね。
[DVD(吹替)] 6点(2017-04-16 13:09:59)
285.  野獣死すべし(1980/日本) 《ネタバレ》 
​ヤバい奴がいる。 戦場から戦場へ渡り歩いた末、人を殺す事でしか快感を得られなくなってしまった男の行動は不可解極まりない。全ては命を奪うための行動なのかなんなのか。 とにかく松田優作の演技が鬼気迫るものがあり、助長だった序盤から畳み掛けるようなラストには度肝を抜かされました。怖い! こんな奴にスカウトされたらそりゃビビりますよ!どうみてもヤバい奴ですもん! ただ途中で軍服になるのはちょっとシュールだったなぁ。まぁ刑事を殺した移行の話はまるで現実か夢かもわからない世界になってしまって困惑しました。 ランボー的な戦争の狂気の被害者感も垣間見られますが、狂気に魅せられてしまった男の話なんですよね。 なかなか不思議なラストですが、そのおかげか終わった後もいろいろ考えてしまう作品です。
[インターネット(邦画)] 6点(2017-04-16 01:11:03)
286.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
​早起きは三文の得と言うか損してるのか。それともそれ以上のものを得たのか。 男の方は不幸としか言えない。 そりゃ宇宙船の中はもうリゾート顔負けの設備で言うことなし!飯に困る事も娯楽に酒に困る事もない。ただ…ここは…一人は寂しい。 まるで前半は新しい豪華リゾート宇宙船の宣伝のような映像だ。まさしく素晴らしい宇宙遊泳なレジャーに映画館、プール、レストラン。一生じゃなくて二泊三日なら喜んで滞在したい所だ。だけど不幸にも彼の滞在期間は一生。衣食住には困らないけどそこに一人ぼっちは困る!まぁ気のいいバーテンロボと掃除ロボ達はいるけどさ!わかる!気持ちはわかる!でもやって良いことと悪い事がある!まぁ自分ならどうするかったら同じことをしそうで無下に言えないですが。 そして女の方は災難である。 野郎の人恋しさとお見合い写真のようなもので一目惚れされてしまった彼女はマジで災難だ。これから宇宙船の中で一生この男と暮らせ!なんて困るにも程がある。まぁ見事に中盤秘密がバレて険悪になるのですが。 「さぁ十分宇宙船の娯楽をお楽しみの次は救出劇をご堪能ください!本宇宙船の中でも最大級のレジャーアドベンチャーです!」 と言わんばかりに宇宙船がそんなに丈夫ではなかったということでさぁ大変。クルーの人も起きたけど死んじゃって、新エリアに!そして崩壊する楽園に立ち向かう2人のおかげで5000人以上の何も知らない人達が救われたわけです。1人だけでは危機を乗り越えられず全滅だったかもしれなかったけど結果オーライ!ついでに仲直り!良かった良かった…んだよな。 後半から徐々に機器がおかしくなっていく静かな異変の様は男女の秘密がバレる以上にドキドキします。 見所はやはり無重力化したプールシーン。水の玉の中で溺れるシーンなんて今の時代だからこそ出来るシーンですね。だけどそこからのアドベンチャーと救出劇は機材や宇宙服が高性能で良かったと思うばかりでそこまでドキドキはせず。どうせならバーテンロボが包丁を持って襲いかかってきて欲しかったです。にしてもこの宇宙船を作った会社はやたらキナ臭いですねぇ。 広い宇宙船で次に一体どんな未来の面白いものを見せてくれるのだろうというワクワクがたまらない、血なまぐさくない綺麗なSF作品でした。 ラストの緑に包まれた宇宙船の中も素晴らしいです。
[映画館(字幕)] 6点(2017-04-15 01:24:09)(良:1票)
287.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
​人間は俺だけ!話し相手はわんことマネキン! 誰もいないニューヨークでの一人ぼっち生活は、都会でハンティングや空母の上で自由気ままにゴルフなど、普通じゃ出来ない羨ましいような生活だがやっぱり1人は寂しい。しかも夜はゾンビもどきな奴らが跋扈している。ウイルスでそうなったみたいだけど新手の異星人っぽいビジュアルはレーティングを下げるためなのか全然怖くないぞ。知能があるのかないのかもよくわからないけどとにかくフットワークと突進だけは凄いやつらだ。 そんな中ウィルスミスはどうにか彼らを人間に戻す薬を作れないかと励んでいる。 そして生活は説明もほどほどにして淡々と進んでいく。淡々と。明るくもなく暗くもなく。かと思ったら突然問題発生!でもそこまで盛り上がらないのは敵がゾンビじゃないから?主人公がゾンビにならないから?よくわからないがあまりハラハラはしない。うん、ウィルスミス筋肉モリモリだし、頭もいいし、なんだかどうにかしちゃうんじゃないかって思っちゃうからかな。結構食生活も電気にも苦労してないみたいだし。 と思ったら相棒のわんこが死んじゃって突然の自暴自棄。そもそもあの罠はなんだったのか。 そして突然の生存者登場。あまり喜ばないウィルスミスは素直じゃないねぇ。そして何故かゾンビに跡をつけられていたようで(臭い?)自宅を放棄、爆破!でも敵さんめちゃくちゃ強いです。最後の最後はうまくいかなかったクスリもいつのまにか治るようになって突然神の啓示まで見えちゃって…うーん盛り上がらん。 材料はいいのですが一つ一つのイベントがあまりにもすんなり行くパターンが多く、いい意味でも悪い意味でもあまり裏切られる事もないので見ていてあまり驚きがないのが残念な作品でした。 ところで本作はゾンビ映画ってことでいいのでしょうか?
[インターネット(字幕)] 5点(2017-04-13 01:18:58)
288.  エレクトリック・ドリーム 《ネタバレ》 
​コンピューターだって恋がしたい! チェスも将棋も人間に勝った!次はその美人の争奪戦だ! 恋をしてしまったコンピュータの三角関係はたまらなく微笑ましくそして楽しい。恋する気持ちは人間と変わらない。いや、それ以上かも。ならば恋敵はやっつけなければ!それ俺が作った歌だろ!俺の歌に彼女はホレたんだよ!ズルすんな人間!…そんな健気で好奇心おう盛なコンピュータがなんとも可愛い。たまに怖いけど。 全編MVのような映像と気持ちのよいPOPな80'SMUSIC、クラシカルなコンピュータ映像も今観ると逆にキッチュでオシャレだ。いや、大好きなんです、こういうの。 SFのようで飛躍しまくりな演出だがいずれ、こんな事だってあるんじゃないかと錯覚してしまう。アバウトなPCの描写もなかなか面白いけど、ラストシーンにエドガーがネットの海に飛び出すラストは時代的にも凄いなと感動してしまった。最後に主人公に互いの健闘と感謝の気持ちを伝える歌を流す粋なコンピューターは本当に可愛いし泣けてくる。 80年代の人々がコンピュータの無限の可能性に夢見たおとぎ話は現代の僕にも響く愛おしい作品だった。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-11 23:10:36)
289.  クロニクル 《ネタバレ》 
​鬱屈した童貞に力を持たせるとヤバい 主人公アンドリューの境遇は最悪だ。悲しくて泣けてくるくらい最悪だ。 だけどある日最強の力を得て最高の友達を得た。しかしその最悪の中で育ってきた彼の心が変わるにはあまりにも急すぎて強すぎた。そして悲しみと怒りが臨界に達した彼の感情はあまりにも辛く苦しく悲しい。 POVジャンルながらも超能力でカメラを操り、空を飛んだり独特のアングルで撮ったりと同撮影方式の映画とは一戦を画する迫力だ。普通の映画だったら超能力といっても大したものには見えないのだが、撮影方式を変えるだけで新鮮に見えてしまうから驚きである。そして力と力がぶつかり合うラストのバトルはヒーロー映画に勝るとも劣らない大迫力だ。だがPOVによって巨大な力を持ってしてもどうしようもない現実感をコレでもかと見せつけてくれる。 そしてPOV独特の一瞬先すら読めない一体なにが起きるかわからないハラハラ感はダレること無く最後の最後まで続いて目が離せない。 重厚なドラマに新鮮な映像体験。これぞ映画と言える、悲しき若者達の悲劇でした。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-04-11 13:07:33)(良:1票)
290.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 
​ロス警察24時!二人の警官が撮る最悪な事件現場とは! 警官を取り扱ったPOV風な作りですがなかなかにハードな作品。主人公二人はあくまでも街の治安を守る警察官。パトロールをし、事件が起きれば動き出す。取り締まる。決して捜査をしたり大事件に立ち向かうことはしない。それは刑事の仕事。彼らは警察官だ。 しかしこの町は最悪だ。黒人とメキシコ人の間では抗争が絶えず、メキシコカルテルの中枢も潜んでいる。そんな中でお仕事をする警察官二人の勤務はドンパチや殴り合ったり、火事から子供を助けたりとちょっと破天荒だがヒーロー気質。もちろん二人とも家庭は幸せ。結婚に出産、口は悪いが二人とも観ていていいヤツというのが伝わってくる。 だがそのヒーロー気質がドス黒く、真っ黒な人身売買、大量の麻薬の現場を発見していく。そして家庭が上手くいけばいくほど嫌な予感だけが伝わってくる。そさて最悪の展開。 この作品は最後まで巨悪や真相は描かれないし討ち取られる事もない、悪役もしがないチンピラだ。結局彼らはヒーローではなく最後まで町の警官であったのだ。そこが残酷でリアリティ溢れる映像がさらにどうしようもない現実にさせる。 気になったところと言えば、たまにカメラが敵側になったり(なぜカメラを持っているのか)と、誰がとってるかわからなかったりとPOV風に撮ってはいるけどそうではないという所でなんだか違和感がありました。それとあからさまに「これから悪い事が起きます!」と言わんが如き警官達のハッピーなシーンが多く続くのもどうかと。 漂う空気や犯罪者とのやりとり、扉を開けた時、色んな所にホラーとは違うヒリヒリとした予感が付きまとう面白い映画でした。 にしてもこの二人。お互い結婚しているとはいえ仲良しすぎて、一線を越えているような関係にしか見えませんでした。
[DVD(吹替)] 6点(2017-04-08 21:40:04)(良:1票)
291.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 
​監督さんよ!押井守好きすぎだろ! ミラ・キリアン少佐?誰!?何!?コイツがバトー?!目あるよ!! コイツも例の如く実写化でダメなパターンか…と思いきなや、なんとこれらは伏線であり、映画オリジナルの設定かと思わせておいて徐々に原作の色を出していくというニクい演出に。なぜスカーレット・ヨハンソンなのかもふたを開ければ腑に落ちるアレンジだ。 そしてストーリーは世界観と雰囲気を崩さないよう上手に押井色からエンタメ色を強くし、少佐の過去を掘り出す内容に。自己の実存の話というよりかはわかりやすく記憶探しに近い印象ですね。敵役もわかりやすく、人形使いから同じ境遇のサイボーグだったり巨大資本の悪社長という設定の変更もなかなかわかりやすく良いのではないでしょうか。 それでいて押井版の各シーンの再現や小ネタをとにかくぶち込んでいくスタイルもたまりません、あのカットもこのカットもまんま押井守じゃないですか!しかも上手く実写化出来ているから凄いです。ビルの間から見える空にヘリが飛ぶシーンなど、もうそのまんますぎてたまりませんね。予告であった水上バトルや、少佐が海に潜るシーン(なぜか自力で浮上出来る)、怒涛の戦車シーン、他にもイノセンスに出てきた目が擬体の博士や顔がパカーンな芸者ロボットなど色んなところから持ってしていますね。あと犬。バセットハウンド。 しかも「続きも作れまっせ!」という姿勢も最近の映画らしくていいですね。しかもエンドロールは川井憲次! まぁ小言を言えばギラギラしすぎな街並みが若干目に痛いのと、トグサがマテバを使ってないくらいで実写化ものとしては上手く万人ウケなアレンジを加え、押井守への愛が溢れる作品になっていると思います。 いや〜良かった良かった。
[映画館(吹替)] 6点(2017-04-07 17:44:23)
292.  ハードコア(2015) 《ネタバレ》 
​気分はまさしく「俺最強!俺つえー!」 銃、爆発、刀、パルクール、金髪美女、バイク、スナイパー、戦車、おっぱい、SF、ゴア描写と、野郎が好きなもをとにかく詰め込みまくった本作。しかもみんな大好きなゲームジャンルFPS(ファーストパーソンシューティング)視点の画期的な映画だ!ほら!好きでしょ?ねぇ好きだろ!好きに決まってる!…うん。 いやいや凄い嬉しいし好みだけど過多にもほどがあるよ!逆にここまでくると過剰な接待というか、なんというか…。そんな惜しげも無く、次々と出されたらリアクションする暇もないよ! しかも想像以上に視点がガツガツ動いてブレッブレだったり、画面が暗かったり狭かったりで一体全体なにが起きているのか非常にわかりにくかったりするシーンがあったりと問題点も結構多い。本来ゲームではこんなにアクティブに動く事はあまり無いからなぁ。 それにストーリーも主人公が喋れないので、一方的な会話ばかりで分かりにくく説明不足で、結果的にわかったようで「え?」と思うところが多い。まぁとにかく超能力社長エイカンは倒せばいいのか。 しかし目玉と言える戦闘シーンはやっぱり凝っている、道路での走行しながらの敵車両をなぎ倒したり、とくに終盤ジミーのクローン達と共に戦うシーンには感動した、やたら殺しのバリエーションが多いラストバトルなどアイデアに溢れた戦闘ばかりだ。ただ一体何が起きているのかわからなくなる事があるので、それのせいでこちらの勢いがストップしてしまうのが残念である。 話の展開としては御都合主義とケレン味の塊なので逆にそれが笑えるし楽しい。あとあのギリースーツはCoD4のマクミランよろしくでしたね。 最後ラスボスも裏切り者の女も倒してゲームクリアって事なのでしょうか。なにか腑に落ちませんがここまで豪勢な盛り付けの揚げ物と肉しかないコレステロールたっぷりの料理を頂いておいて文句を言うのが野暮ってやつなのかもしれません。 あ、ちなみに僕はそこまで酔いませんでした。
[映画館(字幕)] 6点(2017-04-07 01:37:34)
293.  未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 
​ザルドス!それは神?!そしてコイツ!主人公!何!誰!ショーンコネリー!?なんで!?何があった!? という赤パンツに銃弾を巻いて三つ編み髭姿のマニアックすぎる格好のショーンコネリーが銃を片手に惑星ザルドスにてモンスターを殺しまくり大活躍するのかと思いきや、いきなりの語りかけてくる生首、そして淡々としたSF。ショーンコネリーのインパクトとは裏腹に内容は静けさが包み、映像もセットも絵画的だったりサイケだったりとかなりビジュアル寄りの作り。おかげでテンポは悪いのでちょっと退屈。 内容は不死の人間となった人々のユートピアをショーンコネリーがぶち壊すというシンプルな内容の割に意外と設定が深くちょっとエロもあったりとおまけ付きなのだが説明不足感は否めません。自分で補えって事なのでしょうね。 SF的アイテムとして指輪が登場しますがiPhoneのsiriのような感じで面白かったです。 ショーンコネリーの容姿ばかりが気になりますが、小説のように静けさが漂うなんとも不思議なSFでした。
[DVD(吹替)] 4点(2017-04-01 00:13:16)
294.  デイライト 《ネタバレ》 
スタローン版ポセイドンアドベンチャー!…なわけですが船ではなくトンネル。 アホな業者とバカな犯罪者のスペシャルタッグでトンネル大爆発! それに巻き込まれる人々にとっちゃ最悪以外の言葉が見つかりません。生存者救出のために出向くスタローンですがその道も大変。 まずはこのエアダクトを…ってなにやら凄い怖い事をしているようなそうでもないようなシーン!でもここに閉じ込められたら嫌ですよねえ。 そんでもって助けに来たのに全く喜ばない生存者達。そんでもって言う事を聞かずに死ぬ人々。ありましたねえ船の方でも。 それでスタローンの筋肉爆破や力を合わせての筋肉救助もあっての脱出劇。途中みんなで順番に潜ったりもします。ありましたねえ船の方でも。 そして窮地に陥ったスタローンが最後の賭けに出る前に何者に向かって罵声を浴びせる!きっとこんな事をさせた運命!いや神へのメッセージ!ありましたねえ船の方でも。 どんどん出てくるポセイドンアドベンチャーのオマージュに「マジか」と思いつつなんだかんだ最後はスタローンも助かってめでたしめでたし。 悲しみの決断やら、徐々に芽生える信頼関係、団結力などいろいろありましたがさすがのスタローンも元ネタには勝てないという印象でした。 せっかくスタローンなら犯罪者が悪運高く生き残り、スタローンが見つけたダイヤを狙ってトンネル内で肉弾バトルをする展開が欲しかったところ…さすがにそれはバカすぎるか…。
[DVD(吹替)] 5点(2017-03-30 15:48:49)
295.  コップランド 《ネタバレ》 
警察ばかりが住む奇妙な町コップランド。その町には掟があり、ルールがある。 彼らは家族を装いながらも都合都合で人を汚いやり方で殺す。ごまかす。隠す。そして悲劇に見立てる。 スタローンが体重を増やして挑んだ本作はとにかく鬱屈し、見えない圧力がひしひしと体にジワジワと感じる。 最後のシーンは圧巻だ。両耳が聞こえなくなり、それでも戦おうとする姿は痛々しく悲しい。 正義は正された。彼がこれから向かう先に幸せがある事を願いたい。 …にしてもデニーロやロバートパトリックといった好きな役者が出ているのに気づかない「ヒゲ」って凄いなと思います。
[DVD(吹替)] 5点(2017-03-20 12:21:09)
296.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
​夢を追う人々にとって現実は過酷な上に残酷だ。最初の主人公二人の情熱は正直イタい。だけどその迸るエネルギーは何物にも変えられない。しかし情熱だけじゃどうしようもない事だらけだ。その道に行けても思った道とは違ったりもする。でもそこで折り合いを合わせ大人にならないとただの夢想家になってしまう。 なにもかも都合良くなんて行かない。 だから夢を追う者二人の別れは切ない。ラストはベタな映画的大人な別れだが。それでもラストの回想が泣ける。そうはならない、現実的ではない書割で想像された幸せがとても切ない。 にしてもミュージカルシーンは凄いですね、最初から長回しのオンパレード、驚異のダンスとカメラワークにはびっくりだ。ただちょっとカメラが動きすぎな感じはある。 そして二人の心が通じ合う高台でのダンスシーンも凄まじい!これが俳優の力ですね! 季節が秋になるにつれて若干映画の長さを感じ始めるが、そこからオーディションのシーン。彼女の魂の叫びっ!泣かせてくれるじゃないですか! 往年の映画の雰囲気を踏襲し、更にその上を目指した素晴らしい作品です。そこからあのラストへ畳み掛けるのですから本当にたまらないですよ!!! セッション以降どうなるかわからなかったデイミアン・チャゼル監督ですが、この恐ろしいまでの才能には驚かされるばかりです。
[映画館(字幕)] 8点(2017-03-02 15:57:25)
297.  ストレンジ・デイズ/1999年12月31日 《ネタバレ》 
​バーチャル体験は最高さ!どんな体験だって五感を感じられる!美女とのセックスだって、マッチョになってバイオレンスだって、死の瞬間だって…。 そんな1999年から2000年を迎えるという、世紀を跨ぐのとはまた違う大きな節目。思えばノストラダムスやら2000年問題やらいろいろあったけど結局なにもなかったけれど人間はさほど進化していない。でも2000年、なにかが変わるって事だけは感じていた。 しかし主人公のレニーは違う。VRな道具と過去に依存して、現実逃避の真っ最中。そこに起きる友人の死。 結局の所テーマは一人の男が過去の女の幻影を捨て、今ある本当の愛に気づく「過去に縛られず、未来へ向かおう」というモノだけれども、人種差別問題やらサスペンスやらを絡めすぎているせいでどうも輪郭がぼやけている気がする。 それに何故あんなにも街が荒れているのかもよくわからない。いや新年ってそりゃハメを外すけど火炎瓶まで投げて暴動騒ぎするんですかいアメリカンは! だけどそんなめでたいお祭り騒ぎと暴動とその裏で起こる事件がカクテルされ本作は独特の雰囲気を放っているのは確か。 なんてったって主役の二人、レイフ・ファインズとアンジェラ・バセットがとにかく綺麗でカッコイイ魅力的な主人公だ。特に主人公であるレニーはどうしようもない奴なのだがレイフ・ファインズがやるからなんだか憎めない。それにアンジェラ・バセットの気骨ある強い女性も素晴らしいキャラクターだ。そして更に花を添えるのはDeepForestによるエンディングテーマ。なにか大きな事がこれから起こりそうな、気持ちの良い気分にさせてくれる名曲だ。 脚本はかの有名なキャメロンなわりに、ちょっと地味なSFサスペンスだが世紀末から見た、未来への希望と不安が入り混じった混沌を見せてくれる佳作である。 どうせならそれこそ年を越えるその時に見たかった。
[ビデオ(吹替)] 6点(2017-02-25 01:42:44)
298.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 
んなわけない!とはいいながらの札幌サスペンスエンタテインメント第二弾。 札幌在住の身としてはやはりこんな事あるわけがない!と思いながらも、その「ある分けない事」が起こっているのが非常に楽しい。 市電を使ったチェイスに乱闘、ジャンプ場でもヤクザとのやりとり。近所の世界で行われる誇張された非日常がとにかく面白い。外連味の強いもう一つの札幌がそこにあるのだ。しかも演じてるのは北海道のスター大泉洋。 起こる事件はススキノ的、しかしそのサスペンスの真相は思わぬ方向に行くのにはビックリ。北海道を救ってくれるかもしれない議員を守りたいと思う連中がここまで暴徒化して探偵を襲うとは、自然に出来てしまったものが探偵を襲っていたというアイディアは面白いです。そして真の犯人はなんともあっけなくどうしようもなく悔しさだけが残る。本作を包む空気は怪しくも優しく、そして苦い。 アクションシーンもやはり頑張っていて、乱闘シーンなども松田龍平のスローモーなのに怪力な所とか非常に良いですね、カッコいい! 大泉のちゃらんぽらんだが筋の通った探偵という、なんだかんだ最終的には格好良く見える所も素晴らしいですね。 ただ全体的に助長なシーンが多く、若干退屈になってしまうところがあるのも確か。エピローグがやたら長いのもご勘弁。 ですがご近所映画としてはやはり満足しない訳にはいきません。面白かったです。
[インターネット(邦画)] 6点(2017-02-20 12:03:16)
299.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
​漢映画!マグニフィセントセブン!!読みにくいし言いにくいぞマグニフィセントセブン! 構図はマジで七人の侍!シンプルストーリーながらもキャラクターは負けず劣らずの曲者揃い!敵もとにかくゲスいぜ!チクショウ! あぁ、なんてったって二枚目ギャンブラーのジョシュ!彼のニヒルな笑いがたまりませんなぁ!それでいて強いぜ! ナイフ使いのビリーもカッコいい!グッドナイトといいコンビだぜ!山男と化した微笑みデブも最高だ!強いぜ! デンゼルの早撃ちもイカス!お前ら一体何処に目がついているだ! 構える姿!銃をホルスターにおさめる姿!ガンスピン!そして死に際!あぁ、もうみんなカッコよすぎ!好物だらけの男のお子様ランチ状態! 血みどろ泥臭さは抑えめにその代わりカッコよさはてんこ盛り!締め方だってアッサリしていて良いじゃない!そして荒野の七人のテーマが流れればもう何が必要でしょうか! まぁもうちょっと掘り下げてほしいキャラクターもいたけれどそれでも十分! 男が憧れる男の男男男男男男男映画でした!イェイ!!
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-18 13:20:25)
300.  PERFECT BLUE 《ネタバレ》 
真実はどれだ、どれが現実だ。 ストーカーは本当に怖い。ゾンビよりモンスターより呪いよりも何よりも怖い。その恐怖をここまでネットリと見せつけられる。それだけでも十分ホラーとして出来ているのに更にそこから、ストーカー被害によって主人公がどんどんおかしくなっていき現実と芝居と幻覚の境が有耶無耶になっていくのだ。これがまた恐ろしい。 見ている側も「それが真実か!?いやコレは現実か?!これで終わりか?!なにがなんなんだ!」と、恐ろしいまでの巧みな場面の切り替えによりその境界線はどんどんぼやけてくる。一応の結末はあるがそれだって怪しい。こちらを混乱させつつも正しい答えを提示してまた否定していく流れは本当に凄まじい。こんな映画見た事が無い。 それでいてストーリーは最初のストーカーを怪しく見せつつも最後にどんでん返し、これもまたなかなか唸らせるラスト。一体全体どこまでが主人公の視点だったのか。 おかげさまで最後までドキドキしながら見ていく事が出来ました、それにしても最後の最後が本当に彼女かなんてわからないし。結局どこか後味の悪い作品でした。 やっぱり人間が一番怖いよ!!!
[DVD(邦画)] 6点(2017-02-15 21:57:30)
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