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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 791
性別
自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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321.  ニューヨーク1997 《ネタバレ》 
今見てもそこそこ面白い。むかーしメタルギアソリッドで遊んでたらこの映画から相当インスパイアされたんだな、と思い出したことを思い出した。B級なのに、影響力が凄いものだ。  演出や整合性はB級ならではのチープさだが、裏を返せばコスト的な問題をクリアできていれば大化けする可能性があったと言うことだ。芯が太かった。しかしそうならなくても良かったなと思わせるのは、カーペンター作品ならではの味がしっかりと染み込んでおり、大金のつぎ込まれた無味無臭の豪華スタントや精密巨大セットを超える価値のある、現実ではあり得ないのに妙に居心地の悪い、カーペンターの想像する近未来が生まれているからだ。  確かに今見たらそれほどでもないのだが、大昔テレビで見たときの心臓わしづかみ感は今でも覚えている。実に味わい深い映画なのである。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-08-14 00:05:26)
322.  ある子供 《ネタバレ》 
ブリュノは永遠に子供だ。生まれたとき、どこかに何かを落としてしまった。彼がもう少し賢ければ、死と金の狭間を漂いもう少し裕福かもしれない。もう少し愚かであれば緩やかに、長い時間を掛けて破滅するのだろう。  心に道徳や倫理という概念を持たない人間を子供であるとすれば、子供という人間は道徳や倫理を持たないだろうか。そうか、多くの子供は確かにそれらを全て持ちはしない。赤ん坊から子供になったその瞬間の何も備えていないまっさらな「子供」がそれらを持たない。少しずつ人間の心の肝心なものが理解できてくるにしたがい、大人びてくる。 どうやら二元的な判断はできない。こうなると大人の定義とはなんなのか。という背面にある事実に我々大人はたじろぐ。が、きっと身体が成熟していることや老成していると言うことではそれはあり得ない、と断ずることが出来ればまずは自分が子供寄りではないんだろうという安心感は得られる。  安堵感、この映画がもつ強すぎる情調に不快感や不安感を持つことに気づくと同時にそこに至る。きっと好転しないであろうブリュノの人生に、哀れみを感じつつも白眼視するこの感情も大人のもつまっとうな正直な感覚だと思う。周縁に哀れみや寂しさだけしか彼に向けない、彼と同じように何かを落としてきてしまった人間達が永遠に彼らのような子供達を再生産し続ける。叱責や黙殺のような浄化機能をそれこそ道徳や倫理にしたがって正常に使いこなす社会は、それを作るのは大人達であって彼ら子供達ではない。  そして子供達が身体だけ成熟して作り上げたコミュニティは、とても社会とは言い難い裏社会のような共棲集団であるが、それはこの映画の中の絵空事ではない。子供達は永遠に子供達を作り続ける。きっと抜け出すことが出来ないであろうその輪が、この社会のみえにくいどこかにあることを思い出すことが出来た。  と言うわけでなかなか面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 01:22:25)
323.  X-メン 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。  そういえばCGの水準がグッとあがってアメコミ映画化の波が来た。この映画はその先陣だったように記憶している。10年前の映画だが、今観てもそれほど大きくおかしな特殊効果は無かったように感じた。  90年代、CGといえばモーフィングであり、人形を絵のモデルに置き換えたものであり、書き割りの代替であったと思う。2000年代に入ると、形状の変化は物理演算の上現象をなぞるようになり、人間のモーションを絵に置き換え、環境を丸ごと構築したセットを代替し舞台装置的な大道具や、本来の機能や質感を持たない小道具よりも明らかにリアルになってしまった。  これはリアルさの逆転現象を起こした。映画らしい張りぼて感や良くできたスタントが脳内補正でリアルに見えたのが、映像がホントにリアルになり始めたときこれまでスクリーン上に写っていた見かけ上のリアルさとあまりに違っていたため、受け入れられなかった多くの映画好きが戸惑った。結果、「CGだからダメ」とスクリーンの中に出てきた新しい特殊効果を切り捨てた。  この映画はそういう時期の先鋒だった。今観ると当時感じていた違和感というのはむしろ少なく、特殊効果以外を楽しめた。シリアスさや緻密さは今の水準からすると甘々だが、90年代には制作に入っていただろうことを考えるとものすごいことだ。  この後、幅広い年齢層に向けてアメコミの優れた映画化作品が次々と現れるが、リメイクブームやネタ切れと揶揄する人が多いことには疑問を感じる。ブームやネタ切れでは無く、映像の技術革新が連鎖的に脚本やストーリーの革新を呼んで表現が出来るようになった新しいジャンルと言えないだろうか。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2010-08-01 04:39:00)(良:2票)
324.  ドラえもん のび太と鉄人兵団
面白い。  子どもの視点で見る必要のない話だが、子どものためのキャラクターで作られた本作は、小さい子供を持つドラえもんの初期の映画を観た、かつての子ども達のために作られたお話なんだろう。  佳作の多いドラえもんの映画版初期作品を観て感激した経験を持つ、まだまだ全然若い子ども属性を少し持つかもしれない大人な彼らは、きっと素直に感動したに違いない。戦争を批判した映画として佳作だったと。  しかし現代では、反戦映画としての思想的な側面には疑問が残る。政治行為としてフォーカスしなければあまり意味がない。このように、単に侵略戦争や第二次大戦中東京に対して行われた空爆にインスパイアされた感じの反戦主張は、現代ではもううまくいかないだろう。  この映画を今観るとわかるように、こういう戦争概念は現実の紛争とは異質であり、よく見るとセカイ系という言葉でくくられてしまう。まるで海外の情勢や紛争を知らなかったかのよう。四半世紀前の日本ではそれだけ戦争や紛争に関する情報は受動的には触れるものでなかったのかもしれない。  でも、この映画を映画館やテレビの前で子どもと一緒に観て感動したであろう当時の若いお父さんお母さん達に軽蔑のような言葉は浮かばない。無垢である彼らと、子どもだった自分たちに何となく切なさのようなものは染み出してくる。何だろうこの苦々しさは。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-06-13 15:37:07)
325.  レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 
ジャックライアンなんだが、ショーン・コネリーが完全に喰ってる。  商用インターネットが存在しない時代。潜水艦がリアルに恐ろしい存在だった時代。その時代の国家間、私人間のつばぜり合いが巧妙にストーリーを構築し、多少ザルなプロットも意識させないで見ることが出来る佳作だと思う。  同時に潜水艦の戦闘のおもしろさをリアル映像にすると言うのを実に見事にやってのけ、アクション映画としても一級。  そのメインキャラクターをショーン・コネリーが演じているというのが何ともよく解らなかった。ワタシの中では愛すべき英国のオッチョコチョイでアホなスパイを演じる、大ファンの大根役者のショーン・コネリーがこういうシリアスで良い役をやっているとものすごい違和感とともにものすごい、なんていうか「イィヤッホウ!」てな気持ちになるのはなぜか。わかんないけど。  薔薇の名前とかアンタッチャブルを観るともう心躍っちゃうんだよなあ。ショーン・コネリーが大好きなんだな。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-06-06 18:30:49)
326.  2012(2009) 《ネタバレ》 
面白い。すんごいCGにご満悦。ここまでくるともう笑っちゃう。確かに「100回死んどるわ」「なんで当んないんだよゲラゲラ」「主役からはぐれるな!死ぬぞ!」とかムッチャクチャなんだけど面白いなこれ。  30分もたたないうちに破滅が始まって、いったいどうやってあと2時間驚き続けるんだオレは?って思ったら意外とあっさり2時間驚いていた。いや、凄いです。  次回作でこれを超えなくちゃならんエメリッヒ監督はエラいもんを作ったなと。敬礼であります。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-05-17 01:30:46)
327.  オールド・ルーキー 《ネタバレ》 
良い。アメリカの野球映画はタマラン。ホントに球速そうだし。  もしかしたらまだまだやれるんじゃないか。もうやれないと思う、がやらないとそれを確かめることが出来ない。やりたいんだからしょうがない。これ以上引き延ばすのは自分の過去と未来に申し訳が立たない。  そんな強い意志が実在感を持って迫ってくる。実際の周りの反応はもっと冷たいものであったと思うが、こうやって物語になってみるとものすごく良いではないか。決して一番になったとか、最大の成功を手にしたとかそういう人生ではないが、その場所とのつながりを捨てず、その場所に行き、その場所で生きた。  大人のディズニー映画という暖かい雰囲気が、良い余韻を感じさせる。私はインターネットで彼のその後を上手に見つけることはできなかったが、講演者として活躍しているのは本当らしい。詳しいことは知らない。しかし、彼の発する言葉は必ず聞く人を鼓舞することだろう。
[DVD(吹替)] 7点(2010-05-05 18:29:30)
328.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 
いやはや面白い。  この映画のただならぬ面白さは、特殊効果だけではなくその難解なストーリーにもあるが、難解であるということを至って特別視していないというところには妙なすがすがしい割り切りを感じることができる。  どう考えてもよく分からない設定とか、他で予習してこいと言わんばかりであるがその一見さんお断りなビームが厳しい反面、アクションではとにかく見ただけでビビることができる剛速球なわかりやすさは一見さんにもとにかく優しい。それが渾然一体になってスンバラシイ味わいになっている。  これより優れたアクション映画は確かにいっぱいあるけれど、このシリーズが持っているストーリーとアクションの緻密度とのマッチングを楽しませる力量を持ち合わせている作品はそんなに多くない。  そういうわけで私はマトリックスシリーズが大好きだ。
[DVD(吹替)] 7点(2010-05-05 02:28:53)
329.  月世界旅行 《ネタバレ》 
映画好きならどこかで何度か見てるだろうとおもう。  改めてみると結構凄い。20世紀の初めっていうのは何でもありだなと思わせる。それでも、当時の人々も彼の作品群に飽きるあたりは今の人と要求水準があんまり変わらないんだなっていう風にも思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2010-05-04 15:35:51)(良:1票)
330.  逃亡者(1993) 《ネタバレ》 
なかなか面白い。  80年代後半から90年代ハリソン・フォードがサスペンスでブイブイ言わせていた時期が実に良い。ここにトミー・リー・ジョーンズの安定感のある演技が加わると、一気に物語の実在感が増して否応なくサスペンスの完成度が高くなるのは神がかり的な配役じゃないだろうか。  前半の追われ感と、後半の収束感ではやや落差を感じるが娯楽よりで全体をまとめる上で発散に重視した作りというのは巧妙なバランスだと思う。15年前子供の頃見たときもアレレと思うことも無かったわけではないけれど、細かいところではなく本質的な面白さをきちんと計算して作っているような感じがなんとも憎らしい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-04 00:40:45)
331.  スーパー・マグナム 《ネタバレ》 
テレビでやってたら必ず録画しておけ、ハイクオリティでだ。  この味わいがタマラン。80年代ど真ん中が発するどこかに何かを忘れて来たとしか思えない(頭の中身をである)この世界観には(頭と心が)痺れまくりである。  一言で言うと、とりあえず「射殺」した。バッグをひったくった窃盗犯を後ろから巨大なハンドガンで「射殺」であり、しまいにゃ「爆殺」したである。爆弾や火薬による爆殺なんかじゃない。室内で同室の悪のラスボスを目の前でバズーカで始末だ。町中で白昼堂々重機関銃で悪人を射殺するカージー達に、これ以上エスカレートするわけ無いだろっていうその線をひょいっとマウスカーソルを動かすくらいの感覚で越えて来やがる!  なんか全部言っちゃったような気がする。
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-20 21:06:38)
332.  鉄板ニュース伝説 《ネタバレ》 
実は、思ったより面白かったりした。  嘘だろ?って思った。ザ・オニオンって実在してる。googleでthe onionを検索すると、トップに同社ホームページがきちんと出現する。しかもそこに登場するニュースのクオリティの高さを見ると、伊達にセガール様やマイケルボルトン(いくら何でもそっくりさんだろ?って思うとimdbにてhimselfとある・・・)が本人出演していないことにも合点がいく。  パロディニュースは遙かに本物の方が出来が良く、映画の方は日本人が見てちゃんと笑えるから偉い、良くできている。本体に載ってるニュースは、感覚が麻痺していないので(事実が当たり前であるほどに情報量がないので、一瞬ではパロディとわからないとも言う)悪趣味にしか映らないほどだ。ドン引きした。  そういうわけで、コイツは結構楽しく観ることができた。セガール様主演(とは言わないだろ普通は)と言うことで吹き替えで見始めたが、よく分からないニュースが挟まるのでそれはやめようかと思った。がしかし英語で見てもたぶん駄目だなと思う。そうかといってこの雰囲気じゃ日本語でも英語でも文字で補足してもらうことは、関西人に新喜劇の笑いをパワーポイントで説明されるような笑えなさだろうきっと。  オニオン本体を見てクスリとも笑えないので英語で見ることはあきらめて、容赦なく演じるセガール様に容赦なくタマはついてるか、とあてる大塚明夫を楽しむことにした。中盤から何となくツボが分かってきた。  正解だった。 そしてアメリカ人は懐が深く冷静なんだなと思った。
[DVD(吹替)] 7点(2010-04-20 01:39:13)
333.  007/私を愛したスパイ 《ネタバレ》 
面白い。文句なしにボンドで一番好き。  容赦なくいいとこ取りをし、あたかもトッピング全部入りの豚骨ラーメンのような体に悪いがウマいから良いじゃん的な味わいを30年前に完成させている。あのモッサリしたアクションも、カッコイイからまあいいや。ロジャームーアってなんか良いんだよなぁあの雰囲気。ボンドって感じ。スパイって感じじゃなくてあくまでもボンドって感じ。  それにしてもたった二時間に、よくぞこれだけ007らしい要素を詰め込んだものだと思う。ボンドガールもセクシーだし、よくやった。  しかし今作、気絶したあとなぜか的の秘密基地で目を覚ますとか、2時間捕まってたか余計なことしてただけだけど、女を口説いたから助かったとか、そういう成分が足りないのは残念だった。  ワタシはそんなオッチョコチョイな007も大好きなのだ。
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-19 00:28:47)
334.  ロッキー3
面白いじゃんか。オレはこれが好きなんじゃ。  ロッキー1,2,ファイナルと3,4,5だと味わいが全然違うんだけど、どっちもおもしろからいいや的な割り切りができるって事で全然問題なし。特に3は主題歌が採用されるという大事件があり、この"eye of the tiger"には燃えまくったわ。シャドーボクシングしまくりです。  大統領でもブン殴って見せらぁな仇役が良い。大満足である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-17 22:52:06)
335.  ロッキー2
割と面白い。そんなに悪くない。  変わったことをしない、予定調和の中でそれをきちっと見せるかどうかという意味では良くできている。ロッキーというキャラクターをらしく見せるというところも良かったと思う。  そういう部分において、ロッキー2は紛れもなくロッキーであり蛇足ではあるがそれほどにはぶれずに、あの後どうなったんだろうという素朴な疑問に対してきちんと作られた映画だった。  テレビでやってたらとりあえず見とくと良いな的なできばえだし、やっぱり私はロッキーが好きなんだなと妙に納得してみたりもする。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-17 22:25:52)(良:1票)
336.  ロッキー4/炎の友情
なんかなぁ。なかなか面白いんだよなぁ。かといって人に薦めると十中9.5くらいハ?って言われるし、残りの0.5もJBがイカレてて面白かったとかドルフラングレンが活きが良いのってこれが最初で最後だよね、とか。そこじゃねーだろ。  確かにJBがビアッグゥッ!とか言ってるのを観ると早く何とかしないとって思うけどさ。そうじゃないだろだから。この映画観てグッとこないのはおかしい。グッときまくるでしょ?くるでしょ?こないですか?スイマセン。  でも私はこの映画の主題歌とかeye of the tiger を聞くとシャドーボクシングしますよ、反射的に。坂道とかむやみに駆け上がります。内容とかつじつまとか、そんなのどうでも良いですから、とにかく血湧き肉躍ってほしい。そういう90分なんだよね。
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-16 00:42:47)(笑:2票)
337.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 
子供の頃始めて見たとき、素直に面白いと思った。  本当の目的がよく分からないのに、目の前の義務に追い立てられる、逃げ場のない感覚が今でも頭にこびりついている。その義務は相手を一人残らず殺すことであり、そのことから逃れたいという気持ちを感じる暇がないのは仇役、クルガンのキャラ造形によるものだった。良くできている。  それが一番大きいのは間違いないがはるか昔、剣と剣がぶつかり合うとき飛び散る火花や合戦の風景、剣そのもの、様々な魅力にとりつかれて何度も見たのを急に思い出した。何年か前もう一度観たとき、子供の頃感じたおもしろさを感じ取ることが出来なかった。  しかしあの時、何度観ても飽きることが出来なかったのは事実だ。大人になって子供の映画をおもしろがれないことよりも、子供のときその映画を芯まで楽しんだ記憶のほうがきっと大事だろうと思う。だからハイランダーは実際の出来より良い映画に観えてしまうがそれで良いとも思う。
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-08 23:33:07)
338.  ケロッグ博士
いやね、なかなか面白いんすよ。  ウンコとかケツとかそういう子供な要素を、大人の技術できちんと映画にしてみせる腕力がスゴいんです。良い仕事してるなぁ。このね、剛速球なくだらなさと、もしかしたら計算されて作られているのか?と一瞬思わせる技巧派的な諧謔(に見えてしまうこともある)に痺れたりした。  なんにせよ、せっかくこっちが頭空っぽにしてみようとしてるのに、頭空っぽにしてると変なところを考えさせる余計なお世話がムカつく。  だがそれが良い。
[ビデオ(吹替)] 7点(2010-04-08 21:44:51)
339.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 
面白いんだからしょうがない。  絶対死なない。絶対ハッピーエンド。絶対善人。これのどこが悪いんじゃ。  が、場合によっちゃ悪いに決まってるけどね、でもこの映画は良いの。
[DVD(吹替)] 7点(2010-04-04 18:52:51)
340.  コマンドー 《ネタバレ》 
昨年、ちょっとした大事件があった。  コマンドーの日曜洋画劇場版吹き替えバージョン(玄田哲章版)収録盤DVDが発売された。それはコマンドー伝説が地上に現れ、4半世紀を経て神話として結実した瞬間であり、コマンドーを心の中どこかに置き忘れたすべての人にある種、警告として権現した瞬間であった。  だが忘れてはいけない。伝説は神話となったが、それを収める聖典は不完全なものだ。完全なHDソースと日本語吹き替えを収録したBD盤がリリースされることで我々はすべてを備えたそれを手にすることができる。2010年現在、売られているBDはDVD盤に劣る模造品であり、文明的な価値は薄い。  しかし、やがて地上に現れるであろうそれを購入したとしてもテレビ放映を高ビットレートで録画しながら、リアルタイムで見てしまうのだろう。
[地上波(吹替)] 7点(2010-04-04 18:45:29)(笑:1票)
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