341. 5シリングの真実
《ネタバレ》 これは謎解き法廷モノというよりは裁判に関係する人々の人間ドラマだと思います。裁判にはいろんな犠牲がある。少年は窃盗・詐欺の汚名はあるが、冤罪で刑務所にいるわけでもなく、別の環境で幸せに暮らしている。時には「意味があるのか?」と思い悩みながらも、その犠牲をはらってもやり通す信念とは?息子の汚名を晴らすために資財を投ずる父。幸せな普通の生活を失った母。大学を中退する兄。婚約破棄される姉。要職を蹴って裁判に取り組む弁護士。各々が払う犠牲に各々が勇気付けられる。まさに「one for all, all for one」まるでラグビーの試合をみているようだ。英国らしい高貴で上品な作品だ。 8点(2004-03-17 15:50:38) |
342. 暗殺の瞬間
スウェーデンの首相オロフ・パルメの暗殺という実話をベースとしたハードボイルドサスペンス。かなりシブイ、骨太の作品です。暗殺実行までの過程がスリリングで見応えがある。暗殺側の情け容赦ない冷酷・非情さによって「プロの仕事」を見せつけてくれる。追う側の刑事役も頑張っているのだが、孤軍奮闘という感じで見ていて切ない。しかし、家庭でも一切仕事の話は洩らさないというプロ意識には脱帽させられる。 プロとプロが対決する一切甘えの無い作品。 8点(2004-03-17 12:05:04) |
343. 北斗の拳(1995)
終了後、即座にヘッドクリーナーをセットしました。 0点(2004-03-16 23:26:22)(笑:4票) (良:1票) |
344. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
別々の道を歩む姉妹の確執と愛情が交錯する。やはり同性の兄弟というのは年が近ければ友でもありライバルでもあって、常に互いを意識しあうものなのだろう。統計的にみて、芸術家やスポーツ選手などの場合、下の方が大成する事が多い。これはその典型的パターン。発病後も気丈に振舞うジャッキーに胸打たれるのだが、震える手でレコードをかけて、泣き崩れるシーンには無念さが全身から伝わってきて、見ているこっちも涙が溢れ、鳥肌が立った。素晴らしい最高の演技だ。 8点(2004-03-16 23:07:12) |
345. エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち
偶然出会った2人が逃亡を続けていくうちに互いに惹かれあうというありきたりなストーリーで、お約束の展開なのだが、見るに耐えないという事もなく、普通に楽しめる。女の方はファザコンの小娘で男の方が兄貴っぽく面倒を見るという設定なので、ハラハラ・ドキドキ感が弱く、ちょっと観ていてダルさがある。でも、主演の男女はそれなりに個性があり、そこそこ魅力もあると思う。 5点(2004-03-15 18:38:15)(良:1票) |
346. ワイルドハート 彼女は空を翔けた
ストーリーは物凄く単純。古き良きアメリカの時代性を土台にしたディズニーらしいハートフルな作品。展開も判りきっているのでちょっと面白みに欠けるが、ラストのもって行き方は良かったと思う。 6点(2004-03-15 14:28:23) |
347. 幼なじみ
信念を持って生きる人間の強さや優しさが感じられた。幼なじみ2人の愛の物語というよりは2人を取り巻く家族の物語。「招かれざる客」のような色違いのカップルの両親説得物語だと思っていたのだが、そんなものは通り越した作品だった。ちょっと仏の人種問題に疎いのだが、米国の人種差別モノを散々見せられているので、こういう設定・感覚は非常に新鮮だった。また、少女の落ち着いた演技と瑞々しい感受性には驚かされる。 8点(2004-03-15 13:25:39) |
348. ミスター・ベースボール
私の唯一のエキストラ出演作品。群集の一人ですけど。偶然高倉健とすれ違い、握手できたのは良い思い出です。作品自体はあまり面白くはないですね。 5点(2004-03-15 04:02:12) |
349. 恋するための3つのルール
《ネタバレ》 ジーン・トリプルホーンにはあまり魅力を感じないので、この2人でラブコメはキツイなあと思ってたら、女優の出番は少なく、ヒュー・グラント中心で展開し、ラブコメというよりはマフィアコメディーになっており結構楽しめた。ただし、最後はスティングもどきで、どう考えてもヤラセだろうなあというのが判りきっているので、最後のオチが弱くシマリが無くなってしまったのが残念。 6点(2004-03-15 03:54:37) |
350. ラッシュアワー
ジャッキーアクションがちょっと無難にまとまってしまった印象。クリス・タッカーはオカマっぽくてちょっとやだな。子役の女の子がインパクトあったなあ。 5点(2004-03-14 00:39:43) |
351. 太陽の誘い
《ネタバレ》 田舎暮らしで学も経験も無く人を信じられる純朴な中年男と、米国での都会経験がありいろいろ見て経験して人への不信感を抱いている若者。ちょっと設定が両極端だが、家政婦としてやってきた女が謎めいていて、2人の男の1人の女に対する視点の対比で最後まで引っ張り続ける。最後は「信じる事は素晴らしい」で終わるのだが、ひねくれた見方をすれば、「人を信じられるのは無知なヤツだけ」で終わってしまっていて、どうも後味がすっきりしない。ああいう若者こそが自分の生き方を変えてみようという心境の変化をしてくれないと本当のハッピーエンドとは思えない。 6点(2004-03-13 13:12:18) |
352. 耳をすませば(1995)
作品に出てくる「進路」っていう単語が妙に心に引っかかる。大人になると殆ど使わないこの単語。でも15の時より35の今の方が、進路について思い悩む事が多い。無限の可能性と限られた可能性の違いだろうか。時間とは残酷なものだと思う。彼らの20年後の「転機」を見てみたい。 5点(2004-03-13 00:11:14) |
353. ブラックアウト(1997)
酒を飲んでてよく覚えていないという事は誰にでもあるだろう。それを題材にした心理サスペンスらしいが、あまりサスペンスになっていないように感じる。そもそも行為をはっきりと覚えていないわけだから、妄想で追い詰められていくのだが、それでは緊張感や恐怖感があまり感じられず、「この人どうしちゃったの?」というツッコミしかできない。 4点(2004-03-12 15:46:17) |
354. スリーウイメン/この壁が話せたら<TVM>
ショッキングな映像で訴えかけてくるものはあるが、どう評価していいのかわからない。犯罪は絡んでいないわけだから、どの選択肢も善悪ではなく、自業自得でしかないと思う。最後はちょっとやりすぎに感じた。 かなり後味の悪い映画。 5点(2004-03-12 02:51:58) |
355. クライング・ゲーム
これは愛なんだろうか???情って感じもするけど。情にもいろいろあるからなあ。 7点(2004-03-11 02:37:01) |
356. バンディッツ(1997)
脱獄囚の女性バンドっていう設定と音楽だけでのりきっている中身の無い映画なのだが、カッコイイと感じる人は多いんだろうなあと思う。「自由とは失う事が何も無い事」との事だが、彼女達は自由だったのだろうか?という疑問が残った。 5点(2004-03-10 13:49:07) |
357. スモール・ソルジャーズ
グレムリンしてるなあ。作品に合わせて女優のランクも落としてる? 5点(2004-03-08 01:30:51) |
358. PNDC-エル・パトレイロ
主人公ペドロは人間味溢れていてよいと思うのだが、逆に言うとつかみ所の無い人間とも感じられ、映画としての娯楽性に欠けるように感じる。 5点(2004-03-07 02:00:24) |
359. ノイズ(1999)
原題は「宇宙飛行士の妻」。過去の宇宙飛行士モノの作品を観ても、米国ではファーストレディーに並んで、独特のステイタスがあるのかなあという気がします。(日本では「妻は宇宙飛行士」とかいうのがありましたが)単なる妻の妄想なのか?何かの陰謀なのか?妻の孤独や不安に対し夫の飄々とした態度が不気味で観ている間は結構楽しめました。オチはやちゃったなあという感じですが、最後の目線は笑えるしよかったのでは?続編出たらたぶん観ちゃうと思います。 6点(2004-03-04 12:28:50) |
360. 恋におちたシェイクスピア
予備知識全く無しでみたせいか、「こういう映画なの!?」という印象。シェイクスピアについては殆ど知らないので、知っていればもう少し楽しめるんだろうなあとは思います。 5点(2004-03-04 03:48:22) |