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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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361.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 
小学生の頃かな。すんごい昔に見た。 なんだか映画であるという認識なしに見ていたのだけど、楽しい雰囲気にすっかりお気に入りのお話になっていた。  いろんなところで出会う変な人たち。ノリが良い。やたら良い。実はブラザーズが一番ノリが良い。楽しい奴らである。  これだけ楽しければ監獄でも楽しくやってけるんだろうな。そんな気がしてなんだか大好きなエンディングだった。この映画の楽しさはズーッと忘れないのである。
[地上波(吹替)] 7点(2011-06-05 02:43:17)
362.  耳をすませば(1995)
つまんなくないし、嫌いじゃないんですけど。 サムイとまでは言わないですけど、気恥ずかしい以上の具合で引いてしまう。 メルヘンチックすぎる。
[地上波(邦画)] 6点(2011-06-05 02:03:22)
363.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
そこそこ面白いのではないか。  ストーリーはほとんど無い。でも演出だけで何となく面白くボーッと見ていけるのは良いじゃんかコレと思う。基本的に  拉致されて謎の戦場に放り込まれる いろんな職業の人が居る。 いろんな軍隊の人が居る。 ふんだんな武器。 強力な武器。 マルチロールな主人公。 特化型の脇役。 忍者、侍、やくざのいずれか。 主役チームにサスペンスなキャラ紛れ込ます。 異星人と戦う。 有名キャラと戦う。 強制的に戦う。 理由を明かさない。 オレ達の戦いはこれからなオチ。  っていう感じで、創作性もゼロ。どっかで見たことのあるお約束のみ。「のみ」! この潔さ。結構好きだ。  でも、プレデターじゃなかったらたぶん見てないし、見たとしても面白くは感じなかった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2011-06-05 02:02:23)
364.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
意外と面白くない。  なんというか、ホイチョイッぽい雰囲気。どや顔でバブル時代の細かい記憶を披露されるとなぜかイライラする。中身ががほぼ空っぽに近いのに、意外とバラバラにならずに2時間引っ張れるというのはこういう話にも確立した技法でもあるのか?、とか思ってしまうくらい何となく良くできてるのかも。  でも面白くない上に鑑賞後に何も残らないのはいかん。肉弾シリーズでさえ見終わった後にはなんか残ってる。受け手が娯楽や意味を求めて映画を見る、という当たり前の行為をすっぱり無視しているし、2時間という塊をひたすらなんの題材でも映画になる方法で作られた技術の結果にしてしまったのか。とにかく作ってる側の雇用創出的な、内輪の都合が滲んでるのが痛々しかった。  これだったら役所の、地域の映像会社を食わせるための道徳啓蒙映画だの交通安全映画の方が確実に意味があるといえる。なんにも用途が思い浮かばない映画はカラオケに流れてるオリジナル動画よりも不確かな存在だと思う。
[DVD(邦画)] 4点(2011-06-04 21:19:34)
365.  007/死ぬのは奴らだ 《ネタバレ》 
そこそこ面白い。007を愛してやまない私はこの映画は結構好きであります。  海賊の財宝をアメリカに持ち込んでハーレムを作った黒人と決闘するため、イギリスの諜報員がFBIと共同でジャマイカに殴り込む。(だったと思った)  的な、いったい何の根拠でジェームスボンドなんだ?ってあたりを気にしたら負けだ。ロジャー・ムーアのボンドデビュー作らしいし、まあ良いんじゃないでしょうか。そもそも、007は荒唐無稽。訳わかんなくて当たり前なのです。  理にかなってたらそれはもうすでに007じゃない。さらに一作の中で10回は死んでてもおかしくないもっさりアクションが組み合わさったとき007になる。 大の大人が大まじめにこれを作ってるんだ。そして大の大人が真剣に見るわけだ。  実に面白い。 が、そう言えば大人になってからあんまり007って見てないな。
[地上波(吹替)] 6点(2011-06-04 21:11:58)
366.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。 ゾンビの居る世界を一つの設定で固定したようで、ダイアリーとサバイバルで上手くクロスオーバーしている。世界観のズレが無いので、自然な感じで物語に没入できる点で説明的な場面等々がない分登場人物たちに馴染みやすかった。  小さな舞台で小さな事件を描くが、そこにゾンビが存在してしまうことで変な味わいが出てしまうあたりがロメロだったりするわけで、描かれる人間の醜さとかを味わい深く楽しめる。  本当のところ、古典ゾンビ映画に愛憎劇とか不自然だし、人間との共生とかズレズレだし、ゾンビ映画でやってるせいでいったい何のことを風刺してるのかもはやよくわからんし、それが最近のロメロの味だと言えば味。なので、この路線はもう誰にも止められないのだろう。  「ロメロファンならそこそこ楽しめる」。そう言えばロメロファンなら誰もが「アー、そんな感じだろうな」って想像できるだろう。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2011-06-04 20:56:47)
367.  エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 
なかなか。あなどれねぇ。  セガールが出てきたらどうしようとか思ったが、スタローンがインタビューで 「彼には断られたんだ(笑)」 とか言ってた。  無念極まりない。
[ビデオ(吹替)] 7点(2011-05-31 21:58:36)
368.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 
そこそこ。 最後のB級エンターテイメント作品であると思われる。 71年の監督業開始以降、海外向けの文芸作品、国内向けの大作、B級エンターテイメント作品をやや期間をずらしながら途切れずに作り続けたイーストウッドだが、マディソン郡以降はやや変則的になりB級作品の比率が高くなった。  この頃のイーストウッド作品は割り切りが潔く、見る側もB級を強く意識しながら見ないとホントに面白くないこともあった。しかしよく見ると目撃、トゥルークライム、ブラッド/ワークの近い年代の3作品には荒唐無稽さの中に何かよくわからない優しさのような物があり、80年代B級作品に見る何かよくわからん日常的な懐かしさを感じることができる。  とかもっともらしいことを書いても実は映画としてはできが悪く、同じような年にスペースカウボーイやミスティック・リバーを撮った同一人物とは思えない駄目さだったりする。でもなぜか文句もなく、楽しさすら感じながら見られてしまうのはイーストウッドの映画が好きだからなんだと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2011-05-31 21:53:34)
369.  トランスモーファー -人類最終戦争-<OV> 《ネタバレ》 
スゲー。スゲーっすよ。 こういう映画もたまには良い。全部どっかで見たことのあるような台詞とシーンだけで造られている上に、  トランスモーファー  なんだこの邦題。そしてなんだこいつの原題。明らかにトランスフォーマーシリーズが出るたびに被害者が出ることを想定したTSUTAYAの作品選びに敬礼であります。 意外と予算が有りそげな雰囲気に軽く笑わせてくれる。わらわら出てくる俳優とか、初代プレステのプリレンダムービーみたいなCGとか。もっと他のところで使ってやればいいのに。  そして意外と脚本が破綻してないから笑ってしまう。良くできたゲームの脚本みたいな感じか。とか考えると、メタルギアシリーズとかあのまま映画になっちゃったらこんな感じかさらに笑いが漏れそうな気がする。作られたお話がいったい何媒体で作られるのかって言うのは、これくらいのクオリティだと相当に明暗を分けるという良い見本かもしれない。 もっとも、ちゃんと作られてれば媒体を選ばないであろうことはたぶんみんなが知ってることだろう。  残念なことに、ツタヤにトランスモーファーリターンズが並んでいない。これが画竜点睛を欠くのであった。
[DVD(邦画)] 2点(2011-05-30 01:20:15)
370.  ある子供 《ネタバレ》 
ブリュノは永遠に子供だ。生まれたとき、どこかに何かを落としてしまった。彼がもう少し賢ければ、死と金の狭間を漂いもう少し裕福かもしれない。もう少し愚かであれば緩やかに、長い時間を掛けて破滅するのだろう。  心に道徳や倫理という概念を持たない人間を子供であるとすれば、子供という人間は道徳や倫理を持たないだろうか。そうか、多くの子供は確かにそれらを全て持ちはしない。赤ん坊から子供になったその瞬間の何も備えていないまっさらな「子供」がそれらを持たない。少しずつ人間の心の肝心なものが理解できてくるにしたがい、大人びてくる。 どうやら二元的な判断はできない。こうなると大人の定義とはなんなのか。という背面にある事実に我々大人はたじろぐ。が、きっと身体が成熟していることや老成していると言うことではそれはあり得ない、と断ずることが出来ればまずは自分が子供寄りではないんだろうという安心感は得られる。  安堵感、この映画がもつ強すぎる情調に不快感や不安感を持つことに気づくと同時にそこに至る。きっと好転しないであろうブリュノの人生に、哀れみを感じつつも白眼視するこの感情も大人のもつまっとうな正直な感覚だと思う。周縁に哀れみや寂しさだけしか彼に向けない、彼と同じように何かを落としてきてしまった人間達が永遠に彼らのような子供達を再生産し続ける。叱責や黙殺のような浄化機能をそれこそ道徳や倫理にしたがって正常に使いこなす社会は、それを作るのは大人達であって彼ら子供達ではない。  そして子供達が身体だけ成熟して作り上げたコミュニティは、とても社会とは言い難い裏社会のような共棲集団であるが、それはこの映画の中の絵空事ではない。子供達は永遠に子供達を作り続ける。きっと抜け出すことが出来ないであろうその輪が、この社会のみえにくいどこかにあることを思い出すことが出来た。  と言うわけでなかなか面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2011-05-29 14:55:18)
371.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 
面白かったなぁ。  テレビドラマを見てるかの様ないい加減な設定は、破壊力満点だった。予定調和に次ぐ予定調和に絶大な安心感。良い映画だった。 懐かしさにドップリ浸かれるのは丁寧だったからだろう。妙な新設定を入れず、実力俳優が丁寧にAチームを作り直してくれた。こんなにうれしいことはない。  最後の無理矢理などんでん返しも何となくテレビっぽくて良い。テレビドラマみたいにダラダラ続編が作り続けられるといいなぁとか思ったりする。
[DVD(吹替)] 8点(2011-05-22 18:26:50)
372.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
可もなく不可もなく。  日本の航空会社みたいに、杜撰で高給という分かりやすいものを真っ正面に持ってきてるが、杜撰で高給という基本的な現実がフィクションで隠しきれない。好況時にすら組織を維持する事のできない企業の一従業員を、いったいどうやってイイモノにするんだ?、と興味津々だったがやっぱり無理な物は無理だろうと思う。  結局給与水準やよく分からない信念を骨子に持ってきてる時点で時代錯誤著しく、これが成立するような感覚麻痺が受け手に無いと失笑されたり非難されたりって事にもなるんじゃないだろうか。20年くらい前のバブルの時代でもない限りこういうトリックは通用しないと思う。そのせいもあってか、渡辺謙の演じる主人公の愚直さはこの物語の中で造られた箱庭の中だけで成立する愚直さであって現実の愚直ではない。悪の定義も箱庭と演出で造られた現実とはまるで違うし、現実でなくても他作品とくらべても異質に感じるほどの人工物だった。  これを褒めなきゃいけない雰囲気があるとしたら、なんとなくその場所は良くない場所だと思う。そういう基準にはなりそうな映画だ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2011-02-14 01:34:05)
373.  バロン
この頃のギリアム作品はそこそこ面白い。  この見せ物小屋的な世界観がたまらなく正統なんだ。SFX映画として凄く真っ当な血筋を引いている。どことなく100年前にメリエスが造り出したSFXというものを正しく引き継いだような感覚があり、実に良い。  ただ、メリエスの映画群と同じように、話自体は面白くない。その辺もぬかりない。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-12 18:29:08)
374.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
そこそこいける。ダイハードのどれかをまだ一つも見たことがないならなかなか面白く観ることができるだろう。  今回は現実世界に閉じ込められるっていう設定なんだろうけど、上手く伝わっているだろうか。ちょっと心配だ。けど、現実世界であがいてもネット世界で好き勝手されると悪役が引き立つという設定はなかなか面白い。  とはいえ、商用インターネットから軍の制御とか社会インフラの破壊とか無理でしょ普通に。そこに気づかないふりができるかできないかで、かなり面白さが変わってしまうだろう。気づかないふりができない映画初心者にはハードルが高いかも知れない。
[DVD(吹替)] 6点(2011-02-12 14:33:53)
375.  トイ・ストーリー2 《ネタバレ》 
この切ない感じはアメリカならではだろうか。本当に切ないと、ジクジクといつまでも引きずることも、嫌になってしまうことだってあるが、この切なさはなんか気持ちいい。こういうさじ加減の絶妙さはやっぱりハリウッドの技術力だろうか。  3Dモデルの良さというものがこの頃から出てきている。人形やセル画を演算を元に作り込まれた精巧な画に置き換えたことが実に良い方向に行っている。確実にアメリカの文化になっているだろう。日本の一部の長編アニメが文化っぽくなってきたのは90年代末だろうか。その流れの始まり、ジブリやごくわずかな角川の長編映画が文化然としたクオリティを持ち始めたのはトロンと同じような時期だ。  とすると、3Dモデルの映画と文化路線に振った日本のアニメという物は同じような年月にさらされて共に文化といえる土壌を作り上げたといえるような気がする。99年のトイ・ストーリー2と2001年の千と千尋は2つのジャンルに日米共大きなターニングを与えたように思う。3Dアニメも日本アニメも、20年近くを経て昇華した。  この大きな原動力になっているのはやはり、表現媒体に頼らない強いストーリーにあるのだろう。楽しくて切ない物語は容易には忘れ得ないもの。そして、もう逢えないかも知れないけれど、巧く説明できない暖かい何かが心に残っている。そういうストーリーだ。  そういうしなやかなお話を丁寧に丁寧に作り上げる大勢の人たちが、支えている。だからちょっとのことでは行かれないところまで行く事ができたんだろうとおもう。
[地上波(吹替)] 8点(2011-01-23 19:46:31)
376.  ダーティハリー4 《ネタバレ》 
そこそこ、意外と面白い。  2は雰囲気が残っていた。3は惰性で作った。そういうシリーズだったが、4は単に人気キャラを使って当時の世論を代弁したのだろう作りだったのか、何となくシリアスだ。  もちろん人間を44オートマグで撃ち殺すとか、単純にあり得ない。武装グループが女性を人質に娯楽施設に立て籠もった。当たり前だが、当然SWATの仕事だ。しかし、署に知らせることもせず、私刑を決意した。あり得ない。  しかし、あり得ない設定をすっと味気ないほどの演出で最後まで作ってしまった。驚くほど汚い人間を実在感たっぷりに表現していた。80年代は被害者の人権が叫ばれた時代だったらしい。日本以外の先進国で。  そういう世の中で極論を極論のまま、極論の象徴で映像化したイーストウッドは、当時きっと娯楽と問題提起の狭間をふわふわとする本作の内容のため、矢面に立たされたに違いない。しかし20年も前の話だ。現代のアメリカ司法に基づく話であれば、このような展開にすることは不可能だろう。多くの人たちの気持ちを代弁しきった内容だったに違いない。  現在、日本では強姦罪の犯人が裁判で何の感情を込めることが無くても「合意であった」と口走るだけで議論になる。減刑の可能性が生じる。そんなこと以前に反省の態度を取れば即減刑である。再犯しない性犯罪者など居ないと言っていいほどの現状だ。21世紀の先進国側世界にもそういう国家が存在する。  無期懲役と死刑の間を埋める刑も存在せず、海外の法に照らせば、赦されること自体あり得ない罪人さえも、酩酊状態で猥褻物を陳列した程度の刑法犯と同列に扱う団体や思想がまかり通り、その要求を満足させようとする司法制度がこの国に存在する。誰が扇動したのかわからない四半世紀前に跋扈したカルト的な平等主義が色濃く残るこの国では、遠い昔のアクション映画のフォーマットで提示された、遠い昔の被害者論でさえ揉めてしまう。  この後、ハリーが逮捕されて審理されれば、結局この事件はすべて法に任されるのである。この選択肢が無意識化に提示されている時点で70年代以前のアメリカ社会での法の無力が示されている。自己解決的、内省的に善悪が読み取れる作品だが、国、地域によっては誤解されたまま読み取られやすいのも事実なのだろう。
[地上波(吹替)] 6点(2010-11-20 16:37:01)
377.  ドラムライン 《ネタバレ》 
そこそこ楽しめた。日本とは違うアメリカの大学、っていう雰囲気が良いじゃないですか。ほんとにこんなかどうかは知らないけど。  スポーツバトルモノの王道を良くストーリーと、王道なキャラ設定が安心して見ていられる映画にできあがることに貢献している。ここまでオーソドックスに作られていると、最後の決戦の盛り上がりは必至で、その迫力に目が奪われる。  普通であることをめざしてどうなるか、どうなって欲しいかを考え抜いた作りは諍いとかチームとか技量とか、そういうところを自分が望む形で演じてもらえる。なんという没入感か。この映画を作った人たちにはひねりがないという状態を作り込むことにいろいろな困難があったと思うが、最後までぶれずによく耐え抜いたものだと思う。地力の強さを感じた。
[DVD(吹替)] 7点(2010-10-31 13:58:05)
378.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 
今でも新橋駅の発車音でこれを時々思い出す。というよりこれを歌っているオードリー・ヘプバーンを思い出す。  そして思い出すのがジョージペパードである。ベトナムで鳴らした筋さえ通れば金次第で何でもやってのける命知らずで百戦錬磨のジョージペパードである。子供心にはこの映画は鉄壁だったのだ。子どもの頃、テレビの映画解説番組でこれが流れていたのが記憶にこびりついていた。さぞ良い映画なんだろうと。  高校生くらいになって初めて観た「ティファニーで朝食を」は、いろいろな意味でいろいろな思い出をぶち壊しにしてくれたのであった。  いくら何でもやっつけ仕事でしょ?大好きなハンニバル大佐が(しかも若っ)こうやって消費されていたのには憤りを禁じ得なかったのだ。   が、画像検索してみるとやっぱスンゴイカワイイのです。ヘプバーンカワイすぎる。こんだけつまんない話でもま、良いかと思えるほどに。
[ビデオ(字幕)] 4点(2010-10-12 02:05:23)
379.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。おそらく公開当時に観ていれば、仲間内で大いに盛り上がったであろう映画だが、今は仲間内で盛り上がるのはアメリカ製のテレビドラマだったりする。だから必然的に今頃になってこれを観た私が、昔夢中になっていた仲間に、  「あのさ、マルホランドドライブ観たんだけどアレって難解だよね」  とか言ってみたところで、  「アレは並列で緻密な筋書きを数種類作るじゃん?多段で入れ替えて双方向に行き来できない組み合わせになってるからそう感じるだけだよ。今更一人で観たって大勢で妄想しないと面白くないよ?」  とか言われてしまうのが落ちなんだろう。5年くらい前にツインピークスを挫折した原因と同じだなきっと。そうだよ、こういう考えオチ前提の話題で引っ張る型の映画はリアルタイムでその流れに参加しないと楽しみづらいんだよな。  ブレアウィッチとかノロイなんかをリアルタイムで観なかった仲間が、  「アレはさ(以下略)」  と、一蹴された時の切ない顔を、今度は自分がする番だったのか。
[地上波(字幕)] 6点(2010-10-10 03:13:16)
380.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 
傑作だろう。何度観ても良い。  テレビのルパンよりも大人で、格好良くて頼りになる。がむしゃらだけどあと少しのところで力が足りない。いつもよりもルパンは人間くさい。それでもスーパーマンで、紳士で、ほんのちょっとだけ悪な彼はやっぱりルパンだ。  けど、きっとルパンの日常はあんなに格好の良いものではないんだろう。クラリスを連れて行くことができなかったルパンにはきっとずっと忘れることができない傷が残ったんだと思う。エンディングが切ない。  また彼らに会いたいと、素直に思わされるあの引き際には何度観ても感動させられる。あの寂しさは何度観ても同じだ。現代に現れる彼らに会うことはできても、1968年のあの彼らに出会うことはもう無いのだろう。
[ブルーレイ(邦画)] 10点(2010-10-10 02:52:23)
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