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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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21.  他人の顔
包帯巻いてる前半が顔とアイデンティティーとの関係を中心とする内面的な問題を扱い、包帯取れて他人の顔になってからは自己と他者との関係を中心とする外面的問題を扱うという2段構えの構成で、かなり哲学的なテーマに取り組んている印象ではあるが、映像化するとどうしても説明が多くなって冗長になってしまうという難点はある。これをきっかけに「顔の哲学」に興味関心が沸くようなら、原作やレヴィナスを読んでみて、自分なりに考察を深めていけばよいのかと。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-12 14:47:58)
22.  笛吹川 《ネタバレ》 
本来は大河的に描かれる武田家3代の60年程の時間軸。その領民生活の悲哀を2時間弱で描いているのでかなり駆け足。でも、長い歴史のスパンから考えれば、個々人の人生など芥子粒のようなもので、あっという間に儚く終わってしまうことを考えれば、駆け足で描くのも悪くないのかもしれない。史実的なことを考えると、この頃はまだ兵農分離(職業軍人)が確立しておらず、農民は兼業(徴兵か志願兵かも曖昧)だったのではないかと思うが、その辺の描き方がややいい加減だったのではないかとということと、最後の恵林寺のシーンは投降を呼びかけるものの僧侶が拒否したのであって、山門に押し込められて焼き打ちにあったわけではないので、こういうある種の煽情的な描き方には疑問がある。とはいえ、現代的に言えば、「国家と国民の関係」を描いているとも言え、いろいろと考えさせられる作品ではある。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-07-14 12:40:20)
23.  霧の旗(1965)
ストーリーはたいしたことはないんだが、やはり何と言っても倍賞千恵子のクールさの中に垣間見える小悪魔のような可愛らしい表情と演技が素晴らしい。リメイクドラマは何作か見た事があるが、初回作品がこの出来だと中々勝てないだろう。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-05-17 22:43:37)
24.  あゝひめゆりの塔 《ネタバレ》 
現代から見れば「戦時中は不幸だった」と言えるだろう。しかしながら戦時中には戦時中の青春がある。そこにはその時代なりの喜びや幸せがある。そういう視点に立てば、戦争映画でありながらも青春映画でもあるという日活らしさがよく出ているとは思う。が、逆に言うと戦争の負の側面の描き方が少々弱いというか基本的に出てくる人々が皆善人で悲惨さというものがあまり伝わってこない。もっと過酷で厳しい状況があったり裏切りや憎しみ等々もあったのではないだろうか。また、50年以上前の作品でもあるし仕方ない部分ではあるが、戦史研究も進んでいないせいか軍部組織との関係や兵器の描き方も不十分や間違いが散見される(ちなみに毒ガスは使用していないようである)。ラストの崖での自決も演出としては大袈裟に思えた。とは言え、やはり伝わってくるものはあり、冒頭のシーンにあるように、生まれる時代は選べないものの、どういう時代に生まれるかによって、「青春」というものは違ったものになるという事を思い知らされる作品ではある。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-12 14:30:31)
25.  小早川家の秋 《ネタバレ》 
「ああもうこれでしまいか、もうしまいか」については最近よく考える。どんな生き方をしようとも、これが人間最後の本音だろう。「ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを」の世界観。娘たちが好きなように生きていく事を決心するラスト。父親の精神は受け継がれている。死んだらしまいではあるのだが、受け継がれるモノがある事が救いではある。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-03-01 11:24:08)
26.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
現実主義で俗物の弁護士と、理想主義の革命家、そして医師としての職業倫理は高いが色に溺れて右往左往してしまうノンポリの不倫詩人。まあ、3者3様の生き様にはどれも共感できませんが、非難もできません。激動の時代に翻弄されながらも各々の生き方を貫き、そして人間は生きたようにしか死ねないという事を痛感させられました。結局「俺たちはみんな汚れてるんだ!」という叫びにつきるのかと。それでも生きていく人間の逞しさは伝わってきました。
[DVD(吹替)] 7点(2015-11-27 13:05:48)
27.  切腹 《ネタバレ》 
哲学の問題で、「家族が病気だがカネがない。薬を泥棒するのは許されるか?」という問題があったような。プライドを捨てた武士とメンツを守りたい大名。各々に義はあるのだが、やはり家族の為とはいえ、タカリ・ユスリはまずいだろう。井伊家に配慮が欠けていたのは確かであるが、当時の対応としては間違ってはいないだろうし。そして、家族愛からの復讐劇。これも大儀に欠けており、井伊家にしてみれば迷惑な話でしかないのだが、家族というエロスの関係は大名のメンツや主従関係といったロゴスの関係を超越するものであり、理屈や道理もへったくれもない。この点で忠義の復讐である忠臣蔵とは異なっており、井伊家に悪意や大きな問題があったわけでもなく、復讐劇としては爽快感はない。組織に生きる裏表のある窮屈な人生の滑稽さを、貧困の自由人が暴いてはいるのだが、殆どが組織人である鑑賞者はどちらに感情移入するのだろうか?「仕官を焦るな」に何を感じるか? にもよるだろう。 人生とは何か?生きるとは何か?という事を訴えるくれるという意味では貴重な作品ではあるとは思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-17 11:01:04)
28.  夜の大捜査線
エリートで身分や権力があるからこそ、被差別者でも堂々と戦えるってのはあるよな。ある種の自信というか余裕というか。だから差別する側も一目置かなきゃいけない。決して公民権に目覚めたわけじゃない。この署長の葛藤が中々よかった。まずは能力からスタートして対等に渡り合う事により差別は撤廃していくしかないのか?という限界を思い知った。
[地上波(吹替)] 7点(2014-08-27 12:20:58)
29.  上意討ち 拝領妻始末
「クビを3つ持ってこい!」には笑った。真っ直ぐ生きたいですねえ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-16 04:11:35)(良:1票)
30.  昭和残侠伝 唐獅子仁義 《ネタバレ》 
藤純子の誘いを断る健さんはまるで寅さんみたいだ。「義理に負けた」重吉だが、最終的には「妻への愛」で殴りこみ。まあまあの出来なんですが、待田京介は余計だし(特に最後の「やった!」って台詞は折角の殴りこみの緊張感を台無しにしているよ)、殴りこみの前に着流し脱いで刺青見せちゃう健さんも過剰演出で「オイオイそこまでしなくても・・・」って感じ。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-04-11 01:28:07)(良:1票)
31.  アラバマ物語
映画ヒーローNo1という事で期待して見たのだが、ちょっと拍子抜け。悪くは無いんだけど、これがNo1に選ばれるほど米社会は未だに病んでいるのか???私には父親として当たり前の事をしているとしか思えないのだが。まあその当たり前が中々できないんだろうけどね。私もコノ世が完全だと信じるほど理想家ではないし、社会の醜さや汚さを知ってるつもりだけど、でも映画の台詞で「それをいっちゃあ、おしまいよ」なんじゃないだろうか?
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-16 18:06:44)
32.  若い人(1962)
昔は裕次郎主演と小百合主演の2本立てが多かったとの事で、実は裕次郎と小百合の共演は珍しく、結構貴重な作品。それだけでも見る価値あり。 <追記>14年ぶりに再見。吉永小百合の瑞々しさと浅丘ルリ子のクールさが対照的。そこに複雑な母娘関係が絡み合って「女」になる事、「女」である事とは何か?を問うている。今風に言うと「毒親」モノと言えなくもないが。そして3人の女性に対峙する青年教師の石原裕次郎も気負いがなく明るく爽やかであり、原作・脚本のよさと配役・演技のよさがマッチしている。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-04-03 11:18:59)
33.  地下室のメロディー 《ネタバレ》 
犯行までの用意周到さとは一変して、ラストは確かに、金の詰め替えもせずに、あんなところで受け渡しするのもどうかと思いますが、終わり方は好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-12 19:29:44)
34.  続・男はつらいよ 《ネタバレ》 
これはなかなかオーソドックスな作りですね。って2作目か・・・。江戸川の土手は結構馴染みがあるのですが、寅さんがウナギ釣ってスキップしている姿は見ていて嬉しくなります。 <追記>16年ぶりに再見。この後に何度か登場する「禁句シリーズ」は博の発案で始まっている事を発見。満男は赤ん坊だがちゃんと中村はやとくんなんだな。散歩先生との交流とマドンナの優しさ、そして実母との出会いとストーリー的には盛りだくさん。また、井上真央版のドラマを見てからこれを見ると、先生や実母との幼少期のストーリーの延長線上という感じで感慨深いものもある。実母のキャラは多少違うが、数十年経過して性格が変わったというコトか。ラストで和解してるのはやや唐突な印象も受けるが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-20 23:50:37)
35.  日本侠客伝
高倉健のシリーズものは「高倉健がいつ、どのように登場するのか?」がひとつの楽しみなのですが、これはなかなか登場しない。ホントじれったい。で、やっと登場したかと思えば、軍服で後姿で、仏壇の前。これじゃ「健さん、待ってました!」にはならないよお。ただし、その後の小頭ぶりは腹が座っていてシビレます。本作品には特別出演として錦之助が出ているわけですが、やはりそれなりの扱いをしなければならず、単独の討ち入りシーンがあるのですが、これがダメ。ピストルでの討ち入りだし、死に方も後ろから刺されるという無様なもの。錦之助には任侠モノは似合わないかなあ。高倉健の最後の討ち入りですが、刺青はないし、短刀使いなのもあってやや美に欠ける印象です。
[地上波(字幕)] 7点(2005-08-12 16:52:39)
36.  股旅 三人やくざ
三話のオムニバスです。だんだん面白くなります。まず秋の章の仲代達矢ですが、全体的に暗く陰湿・重い雰囲気でイマイチ。次に冬の章の松方弘樹ですが、チンピラ風情が上手く出ていて中々。最後も粋に決めてくれます。ただし、藤純子がちょっとイモネーちゃんなのが残念。そして春の章ですが、これが最高。菜の花畑の錦之助の登場シーンは見ものです。相手役は入江若葉で、武蔵&お通コンビ。武蔵とは思えぬ剣さばき、弱虫だが一本筋は通っているという、とっても魅力的なキャラクター。お通役は無理がある入江若葉も、方言まるだし田舎娘役はぴったり。大笑いできる事必至です。
7点(2004-04-20 13:49:24)
37.  反逆児(1961) 《ネタバレ》 
錦之助が難しい境遇で生まれ育ちながらも、自由奔放に生きる若武者を好演。いろんな女にちょっかい出しちゃうし、それを「俺は嘘はつかないだ!」といって奥さんには白状しちゃうし、やりたい放題。本当は奥さんや実母を愛する錦之助だが、奥さんや実母の勝手な行動に翻弄される。女の執念は怖いなあ。出る杭は打たれるで、最後は切腹により悲運の死を遂げるが、最後の何度も行ったり来たりする介錯シーンは、とっても大袈裟で大いに盛り上がる事間違いなしです。
7点(2004-04-20 13:35:32)
38.  瞼の母
私は錦之助の良し悪しにしか興味が無いのですが、これは錦之助の魅力がかなり出ている作品。幼少時に母親と生き別れた渡世人で母親探しに江戸に出る。友人思いで、強く優しく気風もいいが、母親の愛情に飢える甘えん坊の一面も。対する相手によって錦之助の表情や抑揚が七変化する様は流石千両役者。「今夜の俺には逆らわない方がいいぜ」のセリフにしびれます。
7点(2004-04-07 22:48:48)(良:1票)
39.  女王陛下の007
仕事に恋にマジメなボンド。作りもマジメなアクション映画で、007の割には(?)結構ハードボイルドで硬派な作品になっている。おもちゃも使わず、マジメに戦ってます。よってQの出番が無いのはちょっと残念ですが。ボンドのサポート要員みたいな男は前半頑張ってたけど、捕まって簡単に情報漏らし過ぎ!最後の終わり方は解せないなあ。「えー!なんでー!」と叫んでしまった。
7点(2004-03-25 03:28:09)(良:1票)
40.  奴らを高く吊るせ!
イーストウッドのカッコよさを堪能できる作品。私刑を受けるイーストウッドだが、保安官になり逆私刑を正当化する事により復讐に燃えるイーストウッド。ただし、保安官本来の仕事もしなければならず、単なる泥棒も死罪になったりと、司法と行政の壁もありやりきれない思いもする。女は愛によって復讐を忘れ、イーストウッドも復讐よりも愛をとろうとするが・・・。ラストの判事とのやり取りはイイですね。終わり方が不評ですが、更なる復讐劇を期待する方には物足りないかもしれないですが、私は「因果の余韻」を残すこの終わり方はカッコよく決まっていると思いました。   それにしてもいろんな作品で登場する死刑を皆で見物する神経が私には不可解でしたが、いつの時代からの風習でしょうか?この作品でも売店が出るなどまるでお祭りのようでした。 
7点(2004-03-19 16:41:05)
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