21. Love Letter(1995)
中山美穂が若い・・。関西弁の明るい豊川悦司は貴重。北海道の雪景色が綺麗。映画の中で使われているワープロがルポというのに泣けてくる。「手紙」をうまく使った、ちょっとしんみりする良い映画。韓国でも大ヒットして、影響を与えたとか。 9点(2003-11-15 01:19:24) |
22. リメンバー・ミー(2000)
《ネタバレ》 1979年に生きる女性ソウンと2000 年に生きる男インが電源が入っていない無線機を通して交信する・・。 なんだかありがちなストーリーだけれど、同じようなテーマを扱って時空を捻じ曲げた韓国映画『イルマーレ』と比べて、こちらは、ある意味、時空を捻じ曲げているけど、捻じ曲げていないような(?)映画。 日本版のリメイクもありますが、「その人(金大中)は後に大統領になる」「(南北)統一は(された)?」なんてセリフは韓国ならでは。 主演のキム・ハヌルはちょっと松嶋菜々子似(?)のステキな女優さん。彼女の演技からせつなさが伝わってきて、ホロリとさせられました。 「時空を超えた愛」という宣伝だったので、交信した二人が時を隔てて恋に落ちる、というようなストーリーだと思っていたのですが、ちょっとストーリーをひねったせつない恋愛映画でした。 9点(2003-11-15 01:15:26) |
23. 恋人たちの予感
15年の時を経たハリーとサリーの恋を描いた恋愛映画の名作。 メグ・ライアンが若い。観終わった後、さわやかな気分になります。 9点(2003-11-15 01:13:27) |
24. ロード・オブ・ザ・リング
登場人物の名前が覚えきれない・・。「ドラゴンクエスト」を思い出した。この壮大なストーリーをよく映画化できたと思う。 9点(2003-11-09 16:32:21) |
25. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 最後、別れに至る2人のシーンはほとんど描かれず、セリフに暗示されるだけになっている。「僕が逃げた」。観終わった時は一番重要なところが描かれてないやんけ!と思ったのだけれど、後から考えると、この部分はこれで良かったような気もしてくる。 かなり胸の痛い映画。甘酸っぱさというより、かなりのしょっぱさ。恋愛ってきっとそういう物なんだろう。多くの人が、この映画を観て恋愛を振り返るのだろう。 恒夫のキャラはイマドキの男とはいえ、あまり共感できない。これは女性もそうなのでは?なんて言ってるうちは私もまだコドモなのか・・。 ジョゼを演じた池脇千鶴の好演。心地よい大阪弁も良かった。ただ、脱がなくて良かったのに・・と思ってしまう。セミヌードでいいじゃん。あのシーン、意味あったのだろうか? 8点(2004-02-21 14:01:54) |
26. クレイマー、クレイマー
父と子の親子愛を描いた映画。ジェシー・ネルソン監督の「アイ・アム・サム」も、この映画に影響を受けていて(?)、この映画のセリフが使われていたりします。 8点(2003-12-29 10:03:25) |
27. g@me.(2003)
《ネタバレ》 佐久間は嫌味で鼻持ちならない奴、という設定みたいですが、転がり込んできた樹理を泊めて上げる等、かなり人間味があります。むしろ、ヤな奴は、石橋凌演じる葛城副社長。 樹理も原作ではもっと悪女に描かれているようですが、この映画では人間味あふれていています。いつもよりシリアスな仲間由紀恵がかなりセクシーです。 予告で、「偽装誘拐。警察は動いているのか?」というのがあったので、「警察は動いてないんだろうな」と予想してたんですが、どんでん返し(?)のオチは半分あって、半分外れたくらいの感じですかね。原作にはないもう一つのドンデン返しは、先ほどのオチから推測すると、誰か登場人物がからむと予想できるので、こちらは分かりやすく、かつ、気持ち的にスッキリした物になっていると思います。 警察との絡みでいけば、ありえない終わり方なので、ラストはもっと爽快感あふれる物にしても良かったかな、と思います。あの「スコップ」がいい味出してましたね。 8点(2003-12-19 07:17:26) |
28. リベラ・メ
『バック・ドラフト』より迫力のある火事のシーンが見もの! 8点(2003-12-12 23:58:29) |
29. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 割とベタな話ですが、安心して観られますね。パンフレットの表紙にもなっているラストカットが素敵です。ティア・レオーニ演じる奥さんがキュート。 8点(2003-12-09 07:21:17) |
30. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
安藤政信がうまい。おばあちゃんの優しさに涙。 8点(2003-12-07 10:01:25) |
31. ライフ・イズ・ビューティフル
前半の明るい感じと後半のシリアスな感じのギャップがすごい。何かと考えさせられる映画。 8点(2003-12-05 23:40:06) |
32. ココニイルコト
《ネタバレ》 真中瞳もいいですが、いい兄ちゃんという感じの堺雅人がいいですね。 結末の方向は途中で予想できるのだけれど、やはり違う結末を期待してしまいました(あ~、死なないで・・って)。 優しさに包まれていて、いいのですけど・・。同じく長澤雅彦脚本の『はつ恋』(篠原哲雄監督)と同じ感想。 最後に出てくる「カエル」のオチにジーンとしました。 8点(2003-12-05 07:33:32) |
33. ファインディング・ニモ
《ネタバレ》 序盤で、バラクーダに襲われるシーンで、イキナリ手に汗握り、「あ~・・」と思ってしまうシーンの後、タイトルロールが出てきます。 人間にさらわれたカクレクマノミのニモを探しに大海原に旅立つ父マーリン。やんちゃな息子のニモもさながら、海の中でサメやウミガメなどの生き物に出会い、いろいろな事を学んでいく父マーリンの心の動きの描き方がうまいですね。 ホオジロザメとの戦い・・、真っ暗な海の闇の中で・・、クラゲの大群の中を・・、クジラに食べられ・・とマーリンの冒険にハラハラドキドキ。また、水槽に閉じ込められたニモの脱出劇も見もの。 生き生きとした海の生き物たちの表情、また、オペラハウスなどシドニーの町の様子も、アニメとは思えないくらい綺麗に描かれています。 ペリカンのナイジェルがいいキャラしていました。ちょーだい、ちょーだい(吹き替え版)。 老若男女問わず、安心して観る事のできる映画。最後もホッコリしました。 8点(2003-12-03 23:03:33) |
34. 素晴らしき哉、人生!(1946)
人生に行き詰まり、自殺しようとした男が、二級天使に「自分がいなかった時の人生」を見せられるという話。ラストにホッコリさせられます。 8点(2003-11-27 07:15:34) |
35. エンジェル・スノー
不妊治療を続けている夫婦。やっとの事で、赤ちゃんができて喜ぶ2人。しかし、赤ちゃんは不治の病に侵されていて、長くても一日しか生きられないと医者に告げられる・・ かなり重い映画ですが、なんというのかな、悲しいけれど、優しさに包まれている・・?。クライマックスの雪が印象的。最後はちょっとぼかした終わり方。なんだか余韻に浸ってしまいました。なんとなく『ブラックジャックによろしく』を思い出しました。 8点(2003-11-27 07:12:27) |
36. ワンダフルライフ
天国への入り口で、ナゾの職員達が死者の想い出を映画にして見せてくれる。そのたった一つの想い出を胸に死者は天国に旅立つ。 俳優たちの他に一般の人も出演し、「一番大切な思い出」を語る。すごくゆったりしたテンポながら、内容の濃い映画。 この映画のアイデアはすごい。観る前にストーリーを聞いた時、最後は出演者たちの一番大切な思い出を撮影した「映画」を連続的に流して終わるのかと思いきや、全然違った。あるストーリーが巧妙に隠されていて、最後にハッとさせられた。 この映画を観て、誰もが思うだろうこと。今、死んでしまった時、「自分にとっての一番大切な思い出は何か」。 これ、思い浮かぶ人、いるのだろうか。「これからの人生」にそれはあるのかもしれないけれど、やっぱり最後は一生懸命生きる、と月並みな事しか思いつかない。 8点(2003-11-26 00:46:55) |
37. キル・ビル Vol.1(日本版)
マカロニ・ウェスタン、香港クンフー映画、日本の時代劇・仁侠映画などの影響を受け、いろいろな映画のパロディ・オマージュとなっているタランティーノの映画愛が詰め込まれた映画。元ネタはほとんど分かりませんでしたが、パンフの詳しい説明で、そのすごさを実感しました。 物語が時間軸や場所を変えて出てくるタランティーノ映画。この映画もその手法は健在ですが、『パルプ・フィクション』ほど凝っているわけではなく、分かりやすい流れになっています(とはいえ、vol.2であっと驚く仕掛けもありそうですが・・。) 頭や手や足がもげまくりで、血がドバドバ出るので、そういうのが苦手な人は全然ダメでしょうけれど、88人もの刺客をバッサバッサ斬っていくところの映像はすごかったです。 ルーシー・リューやユマ・サーマンの変な日本語もすごい。「オメーラ、ヤッチマイナ!」 それにしても、vol.1で一番強かったのは、オーレン・イシイでもヴァニータでもなく、「ゴーゴー夕張」(栗山千明)だと思う・・。 日本刀持って飛行機に乗ってるよ!そのオキナワTシャツなんだよ?その服とバイクどこから持ってきたのさ?エンディングが演歌だし、など突込みどころも満載ながら、笑いあり、息を呑むシーンあり、娯楽性の高い作品に仕上がっています。 vol.2に続くところも、うまく切ってあると思います。これが3時間ものだと、面白いのだけれど、観終わった後、疲れていたかもしれません。 8点(2003-11-22 01:49:11) |
38. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
この映画、不死の海賊・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)もさながら、ジャック・スパロウ船長(ジョニー・デップ)が格好いい。オーランド・ブルームは端整な顔立ちで人気だけれど、この映画は、わざと薄汚く演じたジョニー・デップが主演ですよ!船に乗った登場シーンにはしびれたし、バルボッサとの一騎打ちも渋い。 不死の海賊が攻めてくる、という緊張感はあまりなく、オチも予想できるのだけど、割とうまく描いていると思います。 ラストもスッキリ。ちょっと長いけれど、後味は悪くないです。 8点(2003-11-20 23:20:55) |
39. ぷりてぃ・ウーマン
《ネタバレ》 平均年齢80歳、静岡に実在するおばあちゃん劇団「ほのお」をモデルにしたコメディ映画。 淡路恵子、風見章子、草村礼子、絵沢萠子、正司照枝、馬渕晴子、イーデス・ハンソンらベテラン俳優に、西田尚美、市川実日子ら若手も加えての演技合戦。 ひょんな事から、市民サークルの発表会で劇をやる事になったおばあちゃんたち。周囲の反対にあいながらも、「どーせ、そのうち死んじゃうんだから」と突き進む。超ベテラン俳優が、演技素人の「俳優」から、だんだん上手くなっていって公演を成功させる(?)おばあちゃんを見事に演じきっています。最後の発表会のシーンでは、映画の中のお芝居の観客になって拍手していました。 一人一人のエピソードをもう少し詳しく描いていたら、もっと感情移入できたかな、と思いますが、話が散ってしまうだろうから、これで良かったのでしょうね。ただ、個人的には、あのお婆ちゃんが亡くなってしまうシーンにあまり泣けなかったのがもったいなかった・・。 映画の中のおばあちゃんたちのパワーは見事なもの。「自分ってまだまだがんばってないな・・がんばらないとな。」と、元気をもらったような気がします。 年齢に関係なく楽しめる映画。笑って、笑って、最後には感動できるステキな映画でした。 8点(2003-11-19 07:29:38) |
40. スコルピオンの恋まじない
「コンスタンチノープル」「マダガスカル」 1940年代のニューヨークを舞台に、犬猿の仲の二人の男女(ウディ・アレンとヘレン・ハント)が魔術師にかけられた催眠術のせいで、呪文を耳にする度に魅かれあっていく・・。 ウディ・アレンはよぼよぼのおじいちゃんなのですが、演技力がすごい。相手役のヘレン・ハントの存在感があまり感じられないほどでした。でも、バツイチで、仕事が出来て、気が強くて、だけど最後は・・というのはヘレン・ハントの十八番ですね(『ツイスター』『恋愛小説家』『ハート・オブ・ウーマン』『ペイ・フォワード』など)。 女優では、むしろ、シャーリーズ・セロンの方がインパクトあったかな。でも”あんな役”なのによく出演したなぁ、とは思いますが。 花火の中でのキスシーンがすごくロマンティック。おいおい、と思いながらあそこでやられてしまいました。ラストのオチは予想できるのだけれど、観終わった後のホンワカした気分がなんとも言えず良かったです。 8点(2003-11-19 07:26:52) |