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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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21.  天国から来たチャンピオン 《ネタバレ》 
このての天国からの甦りロマンスを数見ていない人にとっては新鮮。  私はそんなには観てはいないのにかかわらず、  やはりジョー・ブラックをよろしくとオールウェイズの2作品が印象強く、  他のよく似た作品を観てもピンとこないのですよ。  そう考えればこの作品は今のあらゆる蘇りラブロマンスの元となっており、  時代からすればよくできた作品だといえましょう。  重く暑苦しくなくさらりとコミカルに仕上げてあるのも好感。  泣かせようとかは感じませんね。  それもまた好感と言いたいのだけど・・  コメデイとは知らず感動作と期待して身構えていたので肩透かしかな(苦笑)  恋愛ものを避けるくせにこういったSFが入ると興味で感動したいとか思って、  いざ鑑賞するとまた時代についていけなかったりするんですよ。  ジョー・ブラックの場合はクラシックっぽく意識して作ってはいるものの、  やはり俳優も新しい今の人だし全然違います。  それとあまりにもプラトニックなもので、  観ていて恥ずかしくなっちゃって・・  お話がかわいらしすぎるというか。  特に最後の決めシーンは「どこかで?」でフェード・アウトしてほしかった。  「バタフラィ・エフェクト」の最後はよかった。  あれからその後長ければあんなにヒットしなかったと思う。  この作品の最大の決めシーンは大人っぽい演出で別れる二人にしてほしかったり・・  このてのオチは最後に別れるほうが好きですね。  別れながら気になりつつ振りかえる(爆)  あ、でもこのパターンばかりをやられるとまたかよ!と思うんだろうな・・  それとアメフト選手というのがちょっと合わなかった。  チャンピオンというからてっきりボクサーなのだ!と勘違いしてました。  元アイデアの評価と舞台劇のような室内のシーン、  あれはよかったです。  女優さんはヒロイン(ドクトル・ジバゴなど)よりも、  妻役の嫌らしい演技をしてたほうがいいかなぁ・・  天国の執事役はよくみる顔だけどジェームズ・メイソンだろうか。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 06:57:25)
22.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 
娯楽作とも取れるつくりになっているので、  マッハの壁に挑戦する男と(カウボーイみたいないでたち)  アメリカのプライドをかけた宇宙飛行士たちのドラマを、  年代を整理して追うドキュメンタリーのようなつくりで、  誰に感情移入すればいいのか。  西部劇のつくりみたいな感じもします。  前半から中半まではうまいつくりだなぁとか、  映像演出も広角多用でしたがおおらかでこれもいいなと。  しかし後半から宇宙飛行士たちの話中心になり、  一人づつトライしてゆくあたりになるともう眠い・・  実話だからたぶん感動できると最初から構えてたからもあります。  普通映画って後半から勝負なんですが、  私は前半のほうが好きです。  やはり私の好みで観ちゃうんですよね。  アインシュタインの世界よりもニュートンの世界なんです。  まあ今の時代だからアインシュタインの世界を知ってるから、  ニュートンの世界に夢を持っちゃうのかも・・  あそこに行っても何もいないよ~と現実的に観ちゃうから、  前半のマッハの壁に挑戦する男に夢を感じたのです。  後半が現実的になったので自分で客観的に観てしまった。     俳優は後半の方が絶対豪華なのですが・・  実話といえどアメリカ万歳になってたというのもあるかな。  変にその先はという世界がファンタジーになってて、  音楽が流れ続け睡魔に襲われたのです(爆)  実際は暗い哀しいことなので、  この人たちの勇気の上に科学や国が進歩したというメッセージが、  イマイチ伝わらなかった。  よかったのがロシア側が出てきたところ、  飛行士たちが国のためだけに乗船しようとしていないこと。  その風刺がコメデイのような感じであまり伝わらなかったのが残念。  男の人向けかもしれません。  
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 06:56:08)
23.  箪笥 《ネタバレ》 
この映画はさすがにスピルバーグが誉めただけのことはある。  日本のホラーを見慣れている人は不満かもしれない。  私は日本のホラーを怖くて避けているので新鮮だった。  韓国の俳優さんはもちろん見た目が日本人と同じだから幽霊としてみたら怖い。  ゾンビでもないし金髪でもないしマスクもかぶっていない(笑)  もしかしたら私は「リング」とか観たらトラウマになるのでは・・だから観ない。  脚本がまずよくできておりいわゆる「シックス・センス」オチなのだが、  詳しく書くともう観ても面白くないので書きません。  それまでがちょっとだるい。  韓国映画は初めて観たのですが中華映画と同じように、  赤を効かせた暗い観づらい演出が多い。  あれってもともとは「サスペリア」とかイタリア映画の影響なのかな。  絵として凝りに凝ったカメラワークが多いんだけど、  はじめのうちはうまいなぁ(というかヒッチコックやスピルバーグの技法ですが)と感心するも、  それがずっとだから飽きてきて(長いよなぁこの映画ホラーなのに)と思っていました。  しかし脚本がいいので頭の中では飽きませんでした。  観る映画というよりも読む映画かもしれない。  演出に既存の映画を感じさせてしまうのが難ですが、  これだけ人間の恨みや後悔が描かれていれば成功でしょう。  やはりアジアの映画だなぁと思いました。  内面を描かせたら洋画よりずっとえぐいです(苦笑)  洋画のホラーはどうしても宗教で怖がらせようとしますから、  日本人が観て見た目は怖いが内面は怖くはないのですよ。  この作品の一番よかったところは、  全部謎が解けたあとの救いようがない暗さと対照的に、  明るい音楽と背を向ける主人公のシーンです。  それからのことが今までですから(やるなぁ悪趣味だなぁ)と思いました。  ママ母が主人公に言ったひとことの展開やそれまでの家族図など、  松本清張ものみたいだなぁと感じました。  登場人物で特に気になったのが主役の女の子より、  妹役の子(少年みたい・・)と、  ママ母役の人がニコール・キッドマンとかぶり「アザーズ」が頭から抜けなかった。  
[DVD(吹替)] 6点(2006-09-21 06:53:21)(良:1票)
24.  ヴェニスの商人 《ネタバレ》 
映画を観終えるまでにもう「何この映画」と筋をわかっていて観てるのに、  ばからしいと怒っていた私ですが・・  この映画は観方を変えないとだめかもしれない。  余韻の残るラストでは観客に問いかけているのだから・・  常識とは何ですか?  あなたはどこの国のいつの時代の人なのですか?  考えてみよう・・  よーく考えればこの映画はかなりツボをついている。  原作が作られた時代やシェイクスピアが反ユダヤだということを。  その目で観ればシャイロックは悪であり、  日本で言えばまあ悪代官を水戸黄門や一休さんが懲らしめた。  そういう風刺のコメデイなのだ。  原作をわかってはいるのに・・  何で友達にツバを吐くの?  何でお金を貸すのに利子をつけるの当たり前でしょ?  とかとか・・時代錯誤な観客(爆)  ユダヤ人が差別され金貸し業しかさせてもらえなかったから、  今の金融業があるというのは皮肉じゃないですか(苦笑)      今の時代ならどう取ればいいのか?  それこそ、  そのころはキリスト教徒はこうでしたと風刺しており、  笑えないコメデイになってしまう。  それは原作そのままのセリフが今の時代にミスマッチしているから。  「キリスト教に改宗しろ」このセリフを聞いたとき怖くなった。  そしてミスマッチは実はマッチしているから怖いのだと思った。  世界がローマだけではなくなった今、  かなり笑えないと思うんですが・・  ある意味意義のある作品なのです。    
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 06:51:16)
25.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
打ち寄せる波しぶきと岩。  これは最初のほうに出てきたので非常に気になった。  最後にも出てきたのでやはりなとは思ったが、  たぶん自分が映画全体に共感できず客観的に見てしまうのは、  心の波しぶきとか壁の絵の世界といったものを経験していないからかも。  共感こそできないがわかるような生理的なものを感じたのは、  壁からはがれる壁紙という不安感。  あの不安感や暑苦しさは普通の人でもあると思う。  けれど壁の絵のユートピアはどうなんだろうか?  ある程度人生経験をつんだ人や大きな仕事から解放された人、  そういう人が見れば内容がわからなくてもなんとなく共感できる作品かも。    箱の謎を明かさなかったことはとても悪趣味ではあるが良心的。  「セブン」のような後味の悪さで生きる映画ではないから。  内容の不思議さよりも単純ではあるがどうしても気になる謎がある。  「ハイル・ヒットラー!」グッドマンが後半に叫ぶあれは何??  時代設定が1941年ということや主人公のタートゥーロがユダヤ系ということ。  そんなことが関係しているのだろうか??  全然関係なく妄想で炎のナチ宣言をしているのか(爆)  たぶん強烈なるインパクトを残しているであろう、  グッドマン炎の登場シーン。  私はあまりここの描写は好きではない。  それまでひたひたといい演出だった反ハリウッド映画が、  これではバカにしているハリウッドアクションになってしまう。  たぶんそういうことが言いたいのかもしれない。  「エンド・オブ・デイズ」かと思った(苦笑)  あそこまでやると(なんだ妄想か)とわかってしまう・・   全体的には自分ら(コーエン)の野望とハリウッド映画界への風刺を、  満面にあふれさせたコップの水のような映画。  これをさすがだうまい!と飲み干すのは映画業界の人らか、  コーエン兄弟=映画通かも?と思われたい人ら。  私は映画通ではないから飲みほせはしないし、  その中身が水なのか何なのかわからない。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 06:49:07)
26.  モハメド・アリ かけがえのない日々 《ネタバレ》 
これを先に観ておけば映画のALIがもっと面白かったと思う。  なぜならアリという本物=実物が出演しているからよくわかるのだ。  コレが一番わかりやすいと思います。  もうひとつドキュメンタリー映画があるんだけど本人が気に入ってない。  アリが認めた唯一の作品がウィル・スミス主演の例の映画ALI。  何で~??と疑問に思ったのも私はアリという実物を知らないから。  ボクシングとかの格闘技に興味がないから知らないんですね。  なるほど本当にこんな喋り方をしていたのか(爆)  単なる映画化のオーバーゼスチャーだと思ってたから・・  本当にこんな早口で自信満々に喋るんだ。  敵やマスコミ相手だと見下したようなケンカ腰で。  ・・面白い個性ある人だったんだ。  まさに有言実行。  試合のときのフットワークもあんな踊るような足取りだったんだ・・  すごいわなぁ。  やはり本人を見ておかないと映画化されたのを見ても・・  またALIを観てみようかな。  これを観てから観たらもしかしたら感動するかも・・  うん、観たくなった。  事実は小説よりなんとやらですよね。  フォアマンの怖さというのがよく描けているのも本人だから。  やはり格闘ものは敵の怖さを描かないと・・  敵が6で主役が4でもいいんですよ。  倒したあとの感動があるから。  ちなみにこの作品は映画ではなくドキュメンタリー映画です。  アカデミー賞他たくさんの賞を取っています。  ここで思い出したのですが、  映画版のALIはメランコリックな演出もあってか、  一般受けはしなかった。  そして原作が(ここでいえばドキュメンタリー)アカデミー賞を取っていて、  映画化されてノミネートされているにもかかわらず、  賞を取れなかった作品が最近の作品で他にもあるのです。 それは、「ミュンヘン」   ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実  1999年   アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞。     ドキュメンタリー賞を受賞した原作の映画化は難しい。  
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-28 15:26:52)
27.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
この作品に関してはあまり書けないんですよ~!  何も考えないでテキトーに観たほうがいいかも・・  私は観ている最中にどうしても題名が気になってしまった(苦笑)  ジョン・キューザックは好きな俳優さんなのですが、  かえってこの没個性さが意味ありげに思え、  やはりそれでもケビン・スペイシーが上だなぁと(顔は似てるんだけどね)  そう思ってたらもう「ユージュアル・サスペクツ」がアタマから離れない(笑)  今まで観た映画と混ざる法則!!  この手の作品はやはり俳優にウェイトが置かれます。  ところがこの作品は登場人物が多すぎて別の期待をしてしまいます。  その期待とは・・犯人は誰なのか?  そのワナに陥っちゃうんですよ。  それがうっすらとわかるまである法則通りの作りですから。   デッドコースター  死ぬ順番の法則、ユージュアル・サスペクツ  全て作り話だったという法則、ロスト・ハイウェイ  自作自演の法則、これらを見事に融合させ、  霊界オチかも?夢オチかも?と考えさせます。    いらいらいら~どれなんだいったい(爆)  まさか・・  ポルターガイスト  呪われた家の法則(アザーズも)落ちじゃあないだろうな??    本当は私は霊界オチが好きなんですが(苦笑)    まあオチはあえて書きませんから興味のある方はどうぞ。  確かめてくださいな。  ご紹介した法則の映画もいいですよ♪  ここらを観ると全部似てくるんですが・・  
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:24:24)
28.  スティール(2002) 《ネタバレ》 
エクストリーム・スポーツ・・最初だけでした。  欲張らずにあれこれやらなくてもよかったかな・・  カーアクションはさすが「TAXi」の監督だけあって、  うまいし観やすい。  カーチェイスでぶれまくったり対象がまちまちだと、  見ていて疲れるものだ。  アイデアも面白い。  地下駐車場の使い方が特に良い。  飛び出たパトカーがバスに刺さるところなんか!  ただ・・地下駐車場を使う演出は、  未公開映画の「ノーウェイアップ」のほうが上手。  ヽ((◎д◎ ))ゝ ノーウェイ・アップ     あと、後半のどんでん返しは「第三の男」だ。  カーアクションの他のアクションはワンパターン。  全体にスローを使いすぎるから、  プロモーション映画のようでしらけるところも・・  おしゃれな映画にしようというのが見えるので、  どうせなら時間軸をいじるとかもっと工夫がほしかった。  金は奪うが命は奪わないのがポリシーの強盗グループは面白いんだが・・  「俺たちに明日はない」「激突!」「第三の男」「オーシャンズ11」  あらゆる映画が目に浮びそうな作品。  ただ時間が短いので観やすいことはよいことで、  お茶の間の時間帯に流しても違和感がない、  強盗アクションドラマのわりには安全なストーリー。  知らない俳優ばかりだったが、  観終わったあと記憶に残っているのは主役の犯人グループではなく、  刑事グループのふたりといかさま牧師くらいだった。  カーアクション目当てで観たのですが、  今のところ私の記憶では「激突!」が一番ですね。   
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:20:55)
29.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
 アタマのいい夫婦が始めに決めたシンプルプランを破ってゆく・・  この夫婦は贅沢ではないけれども、  他のふたりより明らかに幸せのはず・・  兄は援助を受けてその日暮らしのフリーターでひとりで住む。  このビリー・ボブ・ソーントンがすごくよい。     あの役は子供を生みたてというのが鍵です。  守りに入っています。  入る予定の大金は誰にも邪魔させない(爆)  役として一番ヤな役なのに子供を出すから非難できない。  そういううまい脚本で得をしていますが・・  先が読めるストーリーであるにもかかわらず、  緊迫感をいたるところでイベントとして演出し、  最後は静かに静かに後味の悪さが残ります。  これがサスペンス・ミステリーの基本じゃないでしょうか。  もともとサスペンスの王道とは後味が悪いものです。  だから推理小説が売れる。  ベストセラーとなったこの作品の原作はわかるような気がする。  後味の悪さは「二十日鼠と人間」のような感じ。  コーエン兄弟の「ファーゴ」は観ていません。  コーエンといえばライミ監督の「死霊のはらわた」の編集。  そしてライミといえばコーエン監督の「未来は今」の脚本。  と親密なる仲なのです。  雪に現ナマと同じような作品にはなりましたが、  シンプルプランは元がベストセラー小説。  あのスティーブン・キングが絶賛したらしいです。  話が読めるのに面白いサスペンスってちょっとないですよ。  どんでん返しというよりも、  なるべくしてなるという雪ダルマのような転がりがた、  ドミノ倒しのこっけいな哀れさ。  古くはヒッチコックの「ハリーの災難」的な手法なのですが・・      お金のない人間がお金を持つとどうなるのか。  つもりごっこはもうできない。  高級車に乗ってるつもり、  大邸宅に住んでるつもり、  美女と暮らしているつもり・・  そんなつもりごっこが本当になるとしたら?  呪われた(悪いお金)お金は悪い心を呼び、  ひとつついた嘘は引き金となり自分に向けられる。  夢を見ながら愚痴をこぼす生活が楽なのかもしれない。  人間はお金では買えないし、  お金で繋がった営利な人間はなくなれば去るのですよ。  
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 15:19:17)
30.  ALI アリ 《ネタバレ》 
映像特典でアリ自身が出ていましたが、  相当スミスを気に入ってるみたいでした。  踊るようなステップやマシンガントークは明の演出で、  これは異存なくはまり役なのではなかろうか。  これをアリはよろこんで自宅に頻繁にスミスを招き、  俺の真似をしてくれみたいにセリフを喋らせたらしい(苦笑)  まさにアリお気に入りのアリのための自叙伝映画。  家族や女性はわりときれいな人らばかりで、  その逆に対戦相手はいかにも悪そうな(苦笑)  フォマン以外は扱いが寂しい。  ボクシング映画の魅力(観客から)としては、  ○ハンデをものともせずに這い上がる  これはハンデ=トラウマがアフリカ系黒人で、  奴隷名が嫌でイスラムに改宗したことといっても、  対戦相手のほとんどが黒人なわけですから共感は薄い。  ○ライバル  「ロッキー」が続編が多いほど人気なのはこれもあると思う。  この作品はフォマン以外はライバルとして魅力がない描かれ方。  よって本当の復活劇までが長く感じる。  ○マーチ系の音楽  にしろとは言わないけれども、  全編中に流れるのがソウルミュージックばかり。  やはり黒人差別も根底にはあるのかも・・    観終えて明日の活力に繋がるような熱い映画ではなく、  内容は当時の歴史背景を知らなければ共感できかねます。  アリは結局黒人というアイデンテイに誇りを感じ、  黒人の頂点になろうとしてなった。  その背景にはやはり幼少時からのトラウマがあるわけです。  ここらに絞って最初と最後だけにしても理解はできますよ。  中版をかなり削ってドラマチックに演出できたのでは・・  アリ本人としてはやはりイスラム教のことや、  恋愛のことも描いてほしいから当然個人的なことになり長くなる。  ファイトシーンの演出がとてもよかっただけに残念。  アナウンサー役のジョン・ボイドは変装と思うくらい気づかなかった。  あとユダヤ教のブラザーは暗く淡々とした内容にコミカルさを与えている。  ひとりの人生(半生)を描く難しさは「アビエイター」でもありました。  ここまで長く人生を描くならば後半のアリに、  特殊メイクをしてもっと老けらせてもよかったのでは・・  
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:14:39)
31.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
この作品は私がピンときたのが童話です。  グリム童話やイソップ童話・・  最初主役たちが子供ではなかったので違和感があったのですが、  後半に近づきそれがまともだとわかりました。  ファンタジーなら子供でいいんだけれど深い内容なんです。  大人が主役で影の本当の主役たちが年寄りたち。  大人が主役で子供のようにぎこちない恋愛や生活をするわけが解かれていく。  グリム童話に出てくるような少しホラーがかった演出。    恋愛ものが苦手な私もこの作品の恋愛はときめいた。  こういう恋愛モノが好きなんです(恥)  無愛想で無口な男の子と全盲のよく喋る女の子・・  話したいなら喋ればいいし黙りたいときは黙る。  愛してるとか好きだとかは言えないけど聞きたいなら言えばいいのか。  そんなことより大事なのは君が本当に困ったときに守ること。  だからここに居る・・みたいなセリフですよ。  しかもそのあとの展開がいい。  守れないホアキン・フェニックスのため(理由は伏せますね)  全盲のブライス・ダラス・ハワードが守るために森の中を走る!  ありえなくても映画だからOK(苦笑)  ここらの脚本は本当にいい。  走れメロス(爆)じゃないけれど。  でも一番よかったのはエイドリアン・ブロディです。     私はこの役はピアニスト役よりすごいなぁと感心。  だいたい二枚目俳優が(一応二枚目役が多いから)  汚れ役をやって違和感がないのは珍しい。  ブラピのときもすごいなぁと思ったのですがまた違う。  エイドリアン・ブロディを見直した。  あとシガーニー・ウィーヴァー・・  「エイリアン」のときよりきれいだし!  だんだん若くなってゆくように感じる・・  この作品ではイマイチ存在感がなかったのですが・・    エンディングのオチは説明しませんが、  とにかく終わったあとなんともいえない後味を感じました。  しょ~もないとは感じなかった。  謎を解くというのでもなく後々まで考えさせられた。  やはりこの監督の作品は宗教色が見えますね。  映画の中の作り物の話なのに、  なんかリアルな感覚で後味がよくはないのです。  哲学性が強いこともヒットしなかった原因かも・・  混沌とした後味のあと最初からまた観てください。  この村の哀しい存続の訳がさらによくわかります。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:12:35)(良:1票)
32.  サンダーバード(2004) 《ネタバレ》 
実は全くサンダーバードというものを知らなかったので、 あまり先入観はなく観られました。 調べてみると元はどこかの国の人形劇みたいです。 テレビのCMとかにそれが使われてたこともあり、 あのレゴのようなおもちゃっぽい作品の実写? と思ったくらいです。 たぶん実写化はつまらないだろうなと思い、 今頃観たわけです。 なんかCMとかで観た人形やお菓子のおまけの世界と違う・・ もうちょっとこう大人向けのメカニックな面白いものと想像していた。 これはハリー・ポッターが苦手な私は無理かもと、 途中から即日本語吹き替えにしました。 珍しいことです。 日本語吹き替えにして観ないほうなので・・ ところが意外と日本語の方があうんです。 V6がやってるらしいんですが違和感はなかった。 (エンディングの歌だけ英語に戻しましたが) 夜中の洋画のテレビシリーズみたいですんなり観れました。   どこが悪かったのか?? やはりあまりにも子供向けだということです。 小学生低学年くらいまでかなぁ・・ 元が大人向けのマニアックなメカSFだと思うので、 たぶんリアルタイムのファンは怒るんじゃないかな(爆) 私は元を観ていないからなんともいえませんが、 精巧なおもちゃっぽい世界の再現とは離れ、 子供の冒険映画みたいになっちゃってます。 CMで見たあのロケット?たちは活躍すると思ったのに。 元は漫画だと勘違いしていたんです。 人形劇・・ 見てみたくなりました。 探してみればあるかなぁ?? なんか面白そうじゃないですか。 人形の隊員たちが世界を救うなんて。  
[DVD(吹替)] 4点(2006-05-28 15:10:18)
33.  ラブ・オブ・ザ・ゲーム 《ネタバレ》 
ケビン・コスナーは苦手で「フィールド・オブ・ドリーム」 しか観たことがありませんでした。 出演作の予告とか見ても彼だけ目立つんですよね。 私にとってのトム・クルーズかな(苦笑) ああまた彼だけ活躍して終わるんだなぁみたいな・・ 観るきっかけとなったのが先日と同じく、 サム・ライミ監督作だから。   引退間近のピッチャーが人生を振り返る映画。 野球は9回あるからそのつど回想シーンが入るんだろう。 想像したとおりにコトが運ぶのも別に気にはなりません。 だいたいそういう映画なのだから。 ただ、題名どおりに(恋愛)映画だとは思っていなかった。 それならば(恋愛)の棚に置いておいてくれれば・・ (ドラマ)の棚にありました。 でもジャンルは関係なく監督で選んでますからしょうがない。 野球は好きですから撮り方が変わってるライミの演出はよかった。 (ノイズ消去)とヤジが聴こえなくなるマジックとか、 ボールのスピード感とか楽しめました。 こういう躍動感ある演出や奥行きのある撮り方はうまい。 恋愛がほとんどだったのが邪魔でした。 しかもその恋愛が高校生のような感じで恥ずかしくなるくらい。 ええと何が描きたいんだ?と戸惑います。 過去を振り返るシーンのたびに恋愛が入るので、 野球選手の挫折や栄光といったものが薄く感じました。 繰り返しますが試合のシーンは本当にいいんです。 サム・ライミにスポーツ映画を撮る才能がこんなにあったかと感心。 恋愛モノはちょっと・・ですね。  ちなみにハッピーエンドで終わる映画はあまり好きではありません。 ハッピーエンドとは報われることです。 悪い奴らのハッピーエンドなら笑えるんですが、 普通に正義が勝つ!みたいなハッピーエンドは苦手。 犠牲や成功の裏に失くしたものを描けていれば、 最後にハッピーエンドで感動できます。 惜しいなぁ・・ ゲームが終わるまではそれはよかったんだけれど(恋愛以外は) パーフェクトの裏で引退というちょっとかっこいい筋書きなのに、 あの空港での抱擁は全て安っぽくしてしまいました。 空港のロビーで目が合ったところで終わっていれば、 そこそこ残る映画になっていたと思いました。 ケビン・コスナーは最初から最後まで映画の中で主役なんですね~ 
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:09:04)
34.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 
破壊破壊破壊・・ ((((((ノ゚⊿゚)ノ山々山々山ばかり(苦笑) 確かにアクション映画としては面白いんだけれども、 長くて観るのに疲れました。 1と比べたらパワーアップはかなりのもので、 もう派手ですね。 1ではマイケル・ベイ監督を見直したんですが、 2は面白いんだけれどもひつこい。 アクション長すぎ。 「アイランド」の後半みたいにひつこい(笑) カーチェイスもアイランドのときもあまりうまくないと思っていたんですが、 ここでもぶれまくりでほとんど逆走追いかけで視点が合ってない。 おそらくレッカー車から車がピンボールみたいに転がらなければ飽きた。 このアクションは後半にもありまして、 後半は葬儀車から死体が転がると・・やりすぎ。 何度も何度も同じアクションを延々と繰り返すから、 監督が自分で受けてるのか?と呆れた。 あとスローはまだ許すけれど、 あの長回しの回転カメラはひつこい(苦笑) ヽ((◎д◎ ))ゝそれを何回もやるのね。 コメデイと俳優ふたりがよかっただけに演出がくどくて減点。 最後のほうなんか「アルマゲドン」のような熱血系に・・ 俳優といえば敵キャラもヒロインもよかったです。 特にローレンスの妹役はよかった。 しかしM・ローレンス・・かなり太っていたので違和感。 W・スミスと同級生というのはどうなのか・・ まあでもこのふたりの組み合わせだからいいか。 やはりこのふたりのうちひとりがキザな白人だとつまらない。 私が想像するにはマイケル・ベイ監督の本性はW・スミス役なのでは(爆) 製作者側がM・ローレンス(苦笑) コメデイは大笑いできて楽しい。 かなり毒もあるけど。 90分くらいにまとめればすっきりしたかも。 2は先日テレビ放送でやっていて観ようかと思ったのですが、 日本語吹き替えだからといってもラップを日本語で歌われたのでやめた。 借りて字幕で観たあと日本語も確認しましたが、 どう考えても違和感があります。 黒人が日本語でラップ歌ってどうするんだ・・ やはりこれからも洋画はできるだけテレビでは観たくはありません。 おなかがいっぱいになりすぎる娯楽作だったので、 ゲップが出て何を食べたのか思い出せないような映画でした(爆) ジェットコースターも2時間以上乗ると酔いますよ(爆) 
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:06:56)
35.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 
すごいものを観てしまったような・・気がする。  「ゴールド・フィンガー」がよかっただけにこれは、  またロシアネタですか~(うんざり)  しかも舞台が日本というのは予想していたとおりに違和感ありの演出。  こんなにスパイものと日本の漁場!が合わないのは誰でも予想できる。  相撲に芸者に忍者・・  あげくの果てにボンドは日本人女性と結婚し漁師になる(大笑)  コメデイとしてみてもついてゆくのが大変。  冒頭からロケットをロケットがパクリと誘拐するなんて、  SFとして見てもこれは開いた口がふさがらない。  前にもロシアネタでロケットが出てきました。  Qの発明品もあまり褒められない。  遊園地の乗り物のような空飛ぶ秘密兵器。  丹波哲郎の提供したタバコ爆弾のほうが面白い。  唯一おおっと驚いたのが、  磁石つきのヘリに釣られた敵の車が東京湾に投げ込まれるところ。  あれをぱくっているのはまぎれもなく「ソード・フィッシュ」  あとはもう笑うしかないですね。  日本人がみんな忍者か柔道着か着物なんだから・・  丹波哲郎はハリウッドでも十分通用すると見た。  しかし女性陣は・・今ならどうなのかなぁ。  外見よりまず会話力だから。  昔から女優さんはハリウッドには縁が薄いですよね。  男優はわりと今でも活躍してるけれど・・  どうも私はこのシリーズのスペクターが出てくる作品が好きじゃあないな。  だってロケットとか規模が大きすぎてその割りに内容はちゃちなんだもの。        
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:05:05)
36.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 
密室劇=潜水艦、人間ドラマは好きだから合うと期待大。  しかし私にはまるで時代劇を観ているような感覚・・  この作品をすでにごらんになっている方にはある意味わかってもらえるかも。  陰謀や策略は国どおしならばシュミレーションのように楽しいんですが、  戦国時代の内部謀反や会社の内部の派閥争いみたいな違和感・・  非現実的な大風呂敷を広げた設定の中身は、  実は本当に暑苦しい陰謀ドラマだったりする・・  「摩天楼を夢みて」のようなセールスマンの陰謀や裏切りドラマならわかる。  でもこれは一応はサスペンス・アクションなのでは・・  ラストが特に時代劇の感覚を強めた。  水戸黄門ですよ~!  両成敗めでたしったって・・  ロシアは何やってたんだか(爆)  途中経過を映してほしいよ(苦笑)  大統領やらいっぱい説明映像を映した冒頭は何?  まあハリウッド映画のいつものことなんだけれど・・  思わずニヤリとする人も多いと思うんですが、  私はどうも時代劇だと見てしまったので合わない。  似たような人間のばからしさや真実を問う映画では、  「戦争のはじめかた」の方が(ラスト似てます)のほほんと許される描き方がよい。  こんな奴らのせいで戦争は始まると呆れるコメデイです。  クリムゾン・タイドのほうは固いし熱い。  見ていて飽きるくらい息苦しい。  艦長の権限が代わる裏では営業よろしく人脈作りみたいな細かさ。  もうね、戦争映画にこんな現実的な社会を見たくない。  実はこんな世界なんだよということなんでしょうけれど、  それならば冒頭やラストの世界規模映像はいらないと思う。  時間を短くして全部潜水艦の中のほうが密室劇でいいと。  もっとテンポよく軽くするか、  そうだったのか!みたいな演出がほしい。  音楽も合わなかったなぁ・・  もう最初から時代劇だと見ているので音楽も演歌調にしか聴こえない(爆)  この配役の中で一番よかったのは意外と、  ヴィゴ・モーテンセンなのでした。  その他の人の中では存在感あった。  主役ふたりがあまりに熱いので違和感。  どっちかクールな役とかにすれば悪か善かわからない面白さがあるのに。  さすがにハックマンもワシントンもうまいんだけれども・・  真面目~!固い~!  顔のアップ!斜め画面の連続~!これ人気ある作品なんですが・・   
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:03:37)
37.  デッドコースター 《ネタバレ》 
スピルバーグのカルト的人気作「激突!」を思い出した、  あのでかいでかい生き物のような(運転手は見えない)トラックがうねりながら追いかけてくる。  あの恐怖な快感映像が蘇ります(爆)  このシーンだけでもおなかいっぱい。  じゃあ「コンボイ」でも観れば?ということでもありません(いずれ観ますが)  数ではありません。  生き物のようなトラックからの連鎖事故がスリリング。  この迫力は前回の航空機墜落事故を大きく上回る。  ・・あれはエアポート・シリーズ全部見てたからあまり・・  ちょっと車で渋滞に遇うのが怖くなりそうですよ。  大きい画面で観たかったなぁ・・     順番が前のは航空機の席順で飛び越えたという密室型=離陸した人等の順番から、  今回は最初の道路事故から派手で開放感があるから面白い。  続編の方が手が込んでていいと思ったのはこれくらい。  まあそれも前回の生き残りの女性もチームに入った、  今回の生き残りは前回の180便事故から因縁のように繋がっているおかげ。  前回の生き残りを絡めた「SAW2」の成功を思い出しました。  やはりただホラーのように衝動的に死神が殺しに来るというのは意味不明。  こちらの続編のほうが多少ややこしくてもサスペンス的に面白い。  警官や妊婦を出したことで大人も観られる作品に。  今回は特に主役の女の子がかわいかった。  サスペンスや家族愛まで入れたおかげでステレオタイプになり、  どこかで観たような感じになったのは仕方がないとしても、  やはりあのB級ラストは3を作る予定オオアリのシーン。  今年上映される予定なので映画館で観る楽しみが出来ました。  えぐさやひつこさは観る人の感性にもよりますが、  私は気持ち悪かったのが1のほうでこちらは大丈夫でした。  後半なんかもろコメデイだったから全然大丈夫でした。  しかしこのシリーズの作品って最初の迫力予知夢シーンだけが、  たぶんあとあとまで記憶に残る映画なんだと思います。  そこからが単なるホラー娯楽になっちゃってる気がする。  あの冒頭の素晴らしい演出力があれば、  感動ホラーとして違う映画ができると思うのになぁ・・  それをやらずにあくまでも死ぬ順番にこだわり、  怖がらせるよりも笑わせるくらいとっかえひっかえ楽しませる。  だから人気が続くのかもしれませんね。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 15:00:44)(良:2票)
38.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》 
レモンが見たことがバガーという謎の黒人キャディの伝説というお話。  実は主役かとも思える落ちぶれた栄光のゴルファーがディモンで、  その彼女が亡き父の残したゴルフ場の娘セロン。  さすがにセロンはこういう時代の役はきれいです。   前半がかなりたいくつなんですが一応時代の筋を読んでおくということで。     相変わらず真面目な作りだなぁと思いながら観ていくと、  暗闇で練習をするマットのところへスミスがトランクを持ちスーツに帽子で現れる。  5ドルでキャディをさせてくれというのです。  当初の予定はブラッド・ピットとモーガン・フリーマンだったのです。  私もソレがいいとは思ったのですがスミスで正解。  モーガンだと暗闇からの登場は怖いです(笑)  マットについてキャディをしながら哲学じみたうんちくを語るのですが、  これもうまくても固いモーガンではなくひょうひょうとしたスミスだからよい。  この演技は私は最後には(うまいよなぁ~)と感心したくらいですから。  押し付けがましいうんちくをいい続けるのにうるさくないんです。  独特のキャラを見抜いた制作陣に感心。  「チャンス」を思い出したのもそこなんです。  人生をやり直させるきっかけとなった謎のキャディ。  林の中での問いかけはちょっとしんみりとほのぼのしました。  たぶん私が想像するには彼は、  守護神という見方もできますがマットの過去なのではないでしょうか。   なんて優しい映画なんだとしみじみ思ったのですが、  真面目で優等生な監督の色がそのままマットにも反映されたかのような、  ゴルフのきれいさを強調するかのようなルール。  これがきっかけでキャディ・スミスはもう役割は終わったと笑顔で去るのです。  もちろんよい話なんですがゴルフの清廉なんだというルールがちょっと・・  紳士のきれいなスポーツなんだと見てくれみたいな演出が合わなかった。  最後の意識の戻ったレモンの現在のシーンに帰ったときは、  やはりいい映画かも・・とまたなごやかになっちゃうんです。  見えない謎のキャディとプレイしているんですよね。    勝負ではなくプレイすること。  私は今でもその場所を探している・・  相変わらず哲学的できれいな世界です。  惚れ惚れしますよ(苦笑)    
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:57:20)
39.  エネミー・オブ・アメリカ 《ネタバレ》 
結果オーライ内容深く追求しなければ娯楽アクションで終わるのですが、  今回客観的に観てみると前に観たときには弱かったところが自分でもわかりました。  前に観たときにはいわゆるスパイものアクション系は観ていなかったんです。  まあどちらかというとアクション系をバカにしていたんです。  ところが最近スパイものを観だしてから自分が何も知らないと再確認。  まあ普通知らなくてもいいんですが映画を観ていて知らないでは恥ずかしい。  そのきっかけが「ミュンヘン」みたいなシリアスなスパイものなんです。  そしてようやくFBIはもちろんCIAやNSAやモサドは知らないと、  映画自体が理解できないので楽しめない。  そう思い出したのも「レッド・オクトーバーを追え」や007シリーズを観て・・  いやぁ、自分の過去の記事を見て自分を笑いました(苦笑)  もちろんこの作品が真剣に国家の風刺を描いているとか、  プライバシー問題に深く踏み込んだ問題作とか、  そこまでシリアスに観るほどのものでもないのです。  あらためて観ると突っ込みどころもあるにはせよ、  これだけ娯楽豊富でテンポもよく派手で、  ほどよくおしゃれにまとまっている。  大笑いするくらい規模がでかい。  関係のないマフィアは結局大きな関係に。  しかもそのドンパチ状態はひとむかしの香港映画みたいに、  異様にかっこよくてばかっぽいから面白い。  ファイルが焼けた時点で普通は終わりだと思いますよ。  あのマフィア連中にとっては黒人弁護士は厄介な奴でした。  これは完成度は高いと思いますよ。   ジーン・ハックマンとジョン・ボイドの共演なんてなかなか渋い!  そして逃げるアクション俳優に童顔の黒人を持ってきたのもなかなか。  前に観たときはなんだあの軽い黒人か~と、  私の目的はアル・パチーノ似のガブリエル・バーンのみだったから(爆)  よく観たらバーンはほんのチョイ役で意味不明・・  こんな役に使うとは豪華だ。  今回他に気になったのがお宅顔のジャック・ブラックですね。  いい味です。  今回発見したこと。  「アイ・ロボット」でもそうでしたが、  ウィル・スミスは猫が好きなのかなぁ・・??  根本的にお人よしの顔が好きみたいですね私は。  中日の落合監督に似ていると思う私もマニアックかも(爆)  
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 14:51:05)
40.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 
なんか最初の方は面白かったのに、  観ていて慣れてきてそれが自分でも嫌になって、  飽きてきちゃってそれ以上のことを予想しながら観るから、  ストレス発散にはならない映画でした。  怖さは最初の方だけであり、  背中を何かにたたかれるようなゾッとするようなものは感じなかった。  ホラーやスリラーが苦手な人でもまあ観られるんではないでしょうか。  ネタはどちらかというと「CUBE」みたいな感じで、  もう結末は決まっているからそれまでの順番が筋。  誰がどんな方法で死んでゆくのかが筋なんだから、  ありきたりといえばありきたりなんです。  順番を考えるというアイデアは買いますが、  「es」のサバイバル版とでもいいましょうか。  観ているうちにもう感覚が麻痺してきちゃうんですよね。  ある意味こういうスプラッターものは自分はそこにいないので、  見ている分にはストレス発散になるわけです。  しかし私はこの種の作りに慣れていないからかどうなんだろうか。  「13日の金曜日」の種類は観ていません。  殺すことには意味はないけれど殺され方に表現がある。  そういう種類のホラーやサスペンスをほとんど観ていないような気がする。  観ればまた変わるんだろうけれども・・  「SAW」のような主人公のこじつけという理由であれ、  あれはあれで作品としては意味のある殺しでした。  が・・これはやはり「CUBE」的な、  死には意味はなくただ表現と順番だけで結末は変えられない。  そんな世界の作品のようです。  面白いかなと思ったのは主人公が予知能力を持つこと。  「ドニー・ダーコ」のような作品なのかとも思ったのですが、  そんなリバースものではなかった。  オチがわかるからといいながら同じような夢オチやすでに死んでいたオチを選ぶのは、  そこにまた新たな演出やその人の意味を覗いてみたいというのがあります。  しょうもないと笑いながらも夢オチ映画を観続けるのは、  夢がさめれば死んでしまっても夢の中では生きているから。  この作品にはそういったセンチなものはなく、  あくまでも非情に死ぬ順番を演出してゆきます。  そこに重いものもないので笑い飛ばせてしまい、  順番や演出を先回りして推理する映画に慣れてしまうのです。    
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:48:33)
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