Menu
 > レビュワー
 > もとや さんの口コミ一覧。2ページ目
もとやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2018
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
心に残る作品である。 自分の経験した夏の日の出来事だったかのように焼き付いてしまい、思い出す度に切なくなる。 元々が企画ドラマシリーズの1本だったことを考えるとこの完成度は驚異的。 美しい映像、透明感のある音楽、切ない物語、すべての要素が高いレベルにある。 出演者は初々しい子供たちがメインだけど、奥菜恵も魅力的だし、山崎裕太も良い味を出していて良かった。 打ち上げ花火の季節だからというわけでもないけど、久し振りに見直してみたら、観月ありさがじわじわ来た。 また数十年後に見直して、観月ありさがどう変化してるか検証してみたい。
[DVD(邦画)] 10点(2004-03-09 09:19:21)
22.  Love Letter(1995)
拝啓、藤井樹様、お元気ですか? ここまで完成度の高い作品は少ないと僕は思う。 まず話が面白い。 導入部分の天国への手紙だけでも話に引き込まれていくのに それに纏わる様々な物語が次々に展開されていく。 あの手紙がなんだったのかラストにわかるという物語だったとしても 充分に面白かっただろうが、手紙の謎が解けた後の展開が更に興味深い。 ラストは切ないような、心温まるような、 なんとも言えない不思議な感覚に包まれる。 人を好きになるってどういうことなのか、考えさせられた。 個々の役者の演技も素晴らしくて、魅力的な登場人物だらけ。 誰か1人を挙げろと言われると悩んでしまう。 それぞれに良かった。 映像美という観点からも素晴らしいものがあり、音楽も心地好い。 カメラを持ち出して通ってた中学校に行ってみたくなった。 失われた時を求めて・・・
[DVD(邦画)] 10点(2004-03-09 09:05:07)(良:1票)
23.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語
TVシリーズを1話ずつ見る方がいいと思ってるので、満点は付けられないけど、ほぼ遜色のない完成度だと思う。 前編で多少カットしたお陰で終盤の大切なシーンをすべて盛り込むことが出来てる。 TVシリーズなら1話見終わる度に1週間の猶予が与えられるので、いろいろと考察したり、もう1度見直したり出来たけど、4話分一気に見てしまうと理解が追い付かなくなるんじゃないかとちょっと心配になる。 本作は初見だけど、TVシリーズを何度も見直したので、もうそれほど感動とかは無いんじゃないかと思っていたけど、それでもやっぱりまた泣いてしまった。 総集編の劇場版には否定的な感情があったけど、また改めて見る機会を与えてくれたことに感謝したい。
[インターネット(邦画)] 9点(2023-07-09 13:49:07)
24.  アーカイヴ 《ネタバレ》 
日本のアニメやマンガの影響を強く受けた作風で、日本語の表記があったり、舞台が山梨だったり、親近感が湧く。 何の説明もなく話が進むので、想像しながら鑑賞することになるけど、よくあるSF設定なので理解は容易い。 J1は初歩的なロボットの動きなので、演技としては簡単そう。 J3は人間そのものなので、普通に動けばそれらしく見える。 ロボットと人間の中間的な役どころを見事に演じ切ったJ2に主演女優賞を贈りたい。 仕草や喋り方がとても愛らしくて愛着が湧いてしまったので、後半は泣きそうになりました。 見た目はゴツゴツしたロボットなのに少女のように感じられるのが不思議。 でも、それにはちゃんと理由があって、よく出来たシナリオだなと感心した。 J1がアニメばっかり見てたのもそういうことだったのかと納得。 逆に山梨ってそんなとこじゃないよって違和感があったけど、ラストで山梨の違和感の理由がわかって驚かされました。 日本のことよく知らないイギリス人が想像で山梨を秘境にしちゃったのかと思ってたら、違う意味でそうだった。 僕としてはJ2がヒロインという感覚だったので、切ない恋物語として受け止めたけど、SFミステリーとしても完成度は高い。 あと、J1とJ2には愛着が湧いたのにJ3がいまいち好きになれなかったのは、僕の好みのせいなんだろうか??? まともな感覚の人ならJ3に好感を持つのか気になります。 それから、アーカイブで検索したらヒットしなくて、登録されてないのかと騙されそうでした。 ブじゃなくてヴだったとは、思わぬ落とし穴です。
[インターネット(吹替)] 9点(2023-02-22 13:04:04)
25.  映画 聲の形
開始5分でもう泣きそう。 絶対に楽しい作品じゃないことがわかって覚悟したけど、小学生時代を乗り切ったら、少し楽になった。 その後の数年間は地獄の日々だったのかも知れないけど、スキップしてくれたことで深刻さが和らいだ。 いじめは良くないという説教臭い作品ではなくて、どう乗り切るのか、どう変わってくのかという前向きな作品。 過ぎ去った日々に縛られるより、一歩踏み出すことの大切さが描かれていたように思う。 ちょこちょこ蟹が出るのも可愛いし、癒されるシーンもあって、トータルすれば心が軽くなったような気がする。 贅沢を言うなら、ラストで幸せな余韻にもう少し長く浸らせて欲しかった。 もしも小学生時代にいじめの無かった世界線があったなら、どんな高校生活を送っていたんだろうと考えてしまう。 もちろん倫理的にはそっちの方が良いに決まってるけど、それが必ずしも順風満帆の人生に繋がるわけではないのかも。 どっちにしても紆余曲折あって、悩み苦しみながらも同じ形に収まるのかも知れない。
[地上波(邦画)] 9点(2021-04-30 19:50:29)
26.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
前半のワンカット長回しだけでも普通に面白かった。 低予算でゾンビ映画を撮るとこうなっちゃうよねぇみたいなシーンがいくつもあって、本当に仕方なく妥協したチープさなのか、ゾンビ映画あるあるのパロディ演出なのか、虚実入り乱れた構成が巧みだった。 そういうコンセプトの短編作品だったとしたら7点くらいの評価だろうか。 劇中劇って本編よりクオリティが低いのが普通だけど、劇中劇の撮影と本編の撮影が同じ熱量だったことに納得。 エンドロールで本当の撮影風景が流れるけど、メイキング映像をもっと見たいと思いました。 というわけで、必然的に後半の撮影シーンのネタバラシがとてもリアリティがある。 本当の撮影と同じことをしてるんだからリアルなのは当たり前で、この構成を思い付いたアイデアの勝利でしょうか。 事前情報で二重構造の作品と聞かされていたけど、実際に見てみるとマトリョーシカのような四重構造の作品だったように感じる。 まず最初にゾンビ映画を撮影する劇中劇があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影を撮影するメイキング映像の撮影が行われていたんだなと思うとなんだか感慨深い。 ワンカット長回しなのに一体何台のカメラで撮影してたんだろうかと想像するとワクワクしてくる。 あと、出演者がそれぞれに味があるのもいいね。 よくこれだけ個性的な面子を集められたなと感心しました。 またこのメンバーで作品を撮影してもらいたいな。 それにしても、これを生で放送するなんて無茶な企画ですね。 本当に放送されるなら絶対に見ますよ。 成功すれば凄いし、失敗してもそれはそれで面白そう。 低予算であろうと、無名であろうと、良い作品がきちんと評価されて世に出たことが感動的で、こういった意欲的な作品がこれからもどんどん制作されることを期待しています。
[地上波(邦画)] 9点(2019-03-10 17:36:13)
27.  この世界の片隅に(2016)
戦争映画はどうしても他人事のように思えて実感が湧かないことが多かったけど、この作品は丁寧に日常生活を描いているので、共感出来る部分が多かったように思う。 悲しい物語ではあるけど、すずさんのほんわかした性格のお陰で、悲しいだけじゃない何かがあるように感じました。 いい作品です。
[DVD(邦画)] 9点(2018-06-23 16:21:44)
28.  駆込み女と駆出し男 《ネタバレ》 
配役を見たときの第一印象は戸田恵梨香で大丈夫なのか?って感じでした。 満島ひかりに食われちゃって存在感が薄れるんじゃないかと。 他にも灰汁の強い女優がうじゃうじゃキャスティングされてて心配したけど、それは杞憂に終わりました。 作品の構成としては群像劇のスタイルではあったけど、物語の中心で素敵のじょごが存在感を示していたと思います。 1つ1つのエピソードに人間ドラマがあり、ごちゃ混ぜに描くのはちょっと勿体なかったかな。 1本ずつじっくりと鑑賞したかったような気もするけど、それぞれ心に込み上げてくるものがありました。 詰め込み過ぎてストーリーがわかり難い部分もあるけど、重厚で奥深い作品に仕上がっていると感じます。 特に鯵売りとお吟の駆込み理由の件は秀逸です。 あと、松本若菜が無言の演技でいちいち心を揺さ振ってくるんです。 当たり前だけど、無言の理由が明かされる前からずっと無言だったわけで、改めて見たら些細なシーンでいちいち泣きそうになる。 鯵を買うシーンなんて、鯵に泣かされてるのか、無言に泣かされてるのか、訳が分からなくなる。 そんな泣かせる人情噺だけじゃなくて、ちょっとした笑いも散りばめられていて、泣いたり、笑ったり、忙しい作品です。 台本通りなのか、アドリブなのかよくわからないけど、陽月華と大泉洋の掛け合いは最高に笑えました。 それから、演技とかあんまり関係無いけど、内山理名が若いの。 戸田恵梨香や満島ひかりより年上なのに全然そんな貫録が無いの。 その若々しさが美人剣士役にぴったり嵌ってて良かったけどね。
[DVD(邦画)] 9点(2018-01-26 14:50:36)
29.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
今まで散々エピソード詐欺に騙され続けて来たけど、やっと本当のスター・ウォーズが始まったような気がします。 新作の公開に胸を踊らせて映画館に足を運び、こんなのスター・ウォーズじゃないとか言って落胆したことが懐かしく感じられます。 これからは本作と旧三部作を合わせて、四部作だったんだと思うことにします。 物語としては悲しい出来事の連続で、K-2の最期とかぐっと込み上げてくるものがあったけど、泣きはしなかった。 それは多くの犠牲の先に希望が感じられたからなんだと思う。 そんな積み重ねがあってのラスト10分には身震いがしました。 事前の情報で本作はエピソード3.5だと思ってましたが、実際にはエピソード3.99ですね。 これは僕の知ってるスター・ウォーズで間違いありません。
[DVD(吹替)] 9点(2017-06-09 18:20:35)(良:1票)
30.  二郎は鮨の夢を見る 《ネタバレ》 
これは想像以上に素晴らしい作品でした。 美味しいお寿司を紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、人間ドラマを織り込んだ深みのある構成に感心しました。 美味しいってどういうことなんだろう?って哲学的なことを考えさせられます。 意外だったのは食材選びは業者に丸投げという点。 寿司を握るプロではあるけど、食材選びはプロの業者を信用するという姿勢は合理的。 そういった信頼関係があるから、良い食材が安定して供給されるんだなって納得しました。 その最高級の食材を丁寧に手間暇掛けて仕込むんだから美味しくなるのも当たり前ですね。 寿司ってただ握ってるだけのシンプルな料理かと思ってたけど、ここまでやるんだなぁって感動しました。 お寿司が美味しそうというレベルを超えて、美しい芸術品のようでした。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2017-02-04 14:42:22)
31.  飛べ!ダコタ 《ネタバレ》 
冒頭、まず怪我の心配をする姿勢に感動。 これは泣かされると覚悟しました。 当時のことを知る人は少なくなってしまっているんでしょうけど、こうやって映像化して語り継いでいくことは大切なことのように思えます。 派手な演出はないけど、助け合いの精神を実直に描いた名作に仕上がっているんじゃないでしょうか。 ここまでの大騒動ではなかったとしても、当時の日本ではあちこちでこんな出来事があったんじゃないかと想像してしまいます。 戦後の日本が平和国家として歩んで来られた理由がよくわかります。 この作品のロケはすべて佐渡島で行われたとのことで、二重の意味でいい話だなと感慨深かったです。 村民役のエキストラや撮影に使用された衣装や小道具の提供など、島の人たちが全面的に協力して撮影が行われたというのが感動的。 しかも、滑走路の石も島の人たちの手作りだったなんて、それ自体が後世に語り継ぎたい感動物語になってますよね。 当時の助け合いの精神が現代にも繋がっているんですね。 そういった作り手の気持ちが作品にリアリティを与えて、素晴らしい作品になっているんだなと改めて納得しました。 そして、ラストの集合写真の真ん中に主演の比嘉愛未が納まっていて、映画的にはこの並びになるよねぇとか油断してたら、そこにオーバーラップしてくる当時の写真の真ん中にもモデルとなった女性の姿があり、思わず涙が溢れました。 実話だって知ってたはずなのに、ああ本当にあったことなんだなぁってしみじみと感涙しました。 作品を見る前にこの集合写真を見たとしても何の感情も生まれなかっただろうけど、作品を通して見る集合写真には当時の人たちの様々な想いが詰まっているように感じられました。
[DVD(邦画)] 9点(2016-12-23 16:54:31)
32.  ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒50年の秘密
美味しいラーメンを紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、1人の人間の壮絶な生き様を追ったドキュメンタリー作品でした。 ラーメン店としては大成功なんだろうけど、順風満帆の人生とは言えない哀愁が漂います。 山岸さんはいつも笑顔なんだけど、逆にそれが切ない。 正直言って、行列に並んでまでラーメンを食べたことはないんだけど、並ぶだけの価値のあるラーメンだということは理解できました。 最初は拒んでいた奥の部屋の撮影を最後には許してくれたのが印象的だった。 長い時間を掛けて山岸さんと撮影スタッフの信頼関係が構築されていたんだなぁって、感慨深かったです。 過剰な演出もなく、淡々と起こった出来事だけが語られるわけだけど、終盤は涙腺が緩みました。 山岸さんのラーメンを味わうことは出来なかったけど、山岸さんの人間性に触れられたことが幸せに感じられました。
[DVD(邦画)] 9点(2016-09-02 20:24:01)
33.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 
もうね、Coccoの存在感が凄いの。 Cocco登場以前と以後で別の作品になったような気がする。 なので、急に居なくなったときは寂しかった。 もしかして、スペシャルゲスト的な扱いで、これだけしか出番が無いの?とか思ったけど、そうじゃなくて良かった。 これが素なのか、演技なのかはよくわからないけど、とにかく魅力的なの。 もし主演が並の女優だったら完全に食われてバランスを失ってたかも知れないけど、黒木華の透明感のある演技も素晴らしかった。 序盤は流されるだけの主体性の無い女性だったけど、中盤以降はどんどん魅力的になってく。 ちょっとうちの従姉妹に似てるんだよね。 最近、結婚式も挙げたし。 まあ、そんな縁起でもない話はどうでもいいんだけど、これだけ僕を夢中にさせておいて、この展開ですからね。 衝撃的過ぎました。 涙脆い僕が泣くのを忘れて唖然とするくらい。 終盤は泣きそうになるとちょっと笑わせようとしてくるもんだから、結局泣くタイミングを逃してしまったけど、切なくて感動的な素晴らしい作品でしたよ。 あと、クライマックスのCoccoの長台詞は、とても感動的なことを言ってるんだろうけど、黒木華のバストショットがエロ過ぎて、台詞が頭に入って来ないんです。 仕方がないので、そのシーンだけもう一度見直してみたけど、やっぱりエロいんです。 web版にはこのシーンが無かったので、劇場版を見直して良かったと思います。 それから、泣きそうになると笑わせてくる例のシーンも丸ごとカットされてて、代わりに別のシーンが追加されてたけど、やっぱりそっちでも泣きそうになると笑わせてくるので、もうどうしようもありません。 初見のweb版で点数付けてましたけど、見直した劇場版の評価に変更させていただきます。
[DVD(邦画)] 9点(2016-08-29 13:03:59)(良:1票)
34.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
嘘か本当かわからないような虚虚実実の微妙な物語が展開されるのかと思いきや、ティム・バートンの本領が発揮されてがっつりファンタジー路線に突き進むので、作り話だったんだなぁって感じで観賞。 でも、それ自体が狙いだったようで、最期の話では涙が止まりませんでした。 まさか自分自身がストーリーテラーになるとは思っていなかったので、まんまと騙されました。 ユーモアに溢れる語り口が心地好いし、映像もユニークで魅力的。 散々泣かされたけど、悲しいだけじゃない結末に感動させられました。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-06 12:21:34)
35.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
まさかこの展開でハッピーエンドになるとは思いもしなかったので、衝撃的だった。 犯罪者ではあるけど、同情の余地もあるような気がして、なんとも切ない物語だなぁって思ってたら、とんでもないアメリカンドリームをぶっ込んできましたね。 このシナリオを思い付いた脚本家は天才だわ。 ちょっとした騙しのテクニックから始まって、次から次に詐欺が成功していくのも楽しかったし、FBI側の捜査も深刻になり過ぎず面白味があった。 彼が人として成長してたのかどうかはよくわからないけど、詐欺師としての成長には感心するばかり。 そのバイタリティを犯罪じゃないことに発揮すればいいのにって思ってたら、ほんとにそうなったので、思わず感動しちゃいましたよ。 後味の悪い結末を覚悟していたけど、一転して希望に満ち溢れたラストに転換したのが痛快でした。
[DVD(吹替)] 9点(2016-01-08 15:51:54)
36.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
これは人類が知っておくべき歴史的な事実の映像化という意味では意義のある作品だと思う。 1つの戦争に影響を与えただけでなく、その後の人類に大いなる貢献をした英雄が、これほどまでに不遇な人生を送らざるを得なかったとは知りませんでした。 そういう時代だったとは言え、悲し過ぎますね。 というわけで、戦争における正義とか、人それぞれの愛の形とか、奥深いテーマをいろいろと内包した重厚感のある作品ではありますけど、そんなの関係ねぇ!ってくらいの勢いで、エニグマ解読ゲームが面白過ぎます。 最終的には解読しちゃうんでしょ?とか思いながらも、余りにも無理ゲー過ぎて、エニグマに勝てる気がしませんでした。 どうやって解読するんだろう???って興味を煽りつつ、どうせ僕ら常人には理解できないような天才的な方法なんだろうなぁって思ってたら、意外な方向性の閃きで突破してしまうというシナリオが上手いね。 この展開を考え付いた脚本家は天才だわ。 愛ゆえに戦争に負けたとか、ちょっと羨ましい敗戦理由じゃありませんか。 どこからどこまでが史実で、どこからが脚色なのかよくわからないけど、この作品は賞賛に値する名作だと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2015-12-22 14:14:18)
37.  麦子さんと
コメディと思って油断してたら、無茶苦茶泣かされた。 堀北真希は可愛いけど、女優としての存在感は圧倒的に余貴美子。 演技がどうこうじゃなく、余貴美子から滲み出る居心地の悪い雰囲気がリアル。 それでも、堀北真希が完全に食われてしまってるというわけでもなく、一人二役をきっちり演じ分けて見せたのは偉い。 ラストは堀北真希に泣かされてるのか、余貴美子に泣かされてるのか、よくわからなくなってしまった。 あと、うちの妹の名前がマキ、母親の名前がキミなので、このキャスティングには妙な親近感を覚える。 僕も親不孝してしまってるので、心に突き刺さるものがありました。 涙が治まったら、母親に電話してみようと思う。
[DVD(邦画)] 9点(2015-11-03 16:02:31)
38.  きっと、うまくいく
とにかく笑った。 でも、中盤くらいから雲行きが怪しくなる。 一昔前の日本のような社会問題が織り交ぜられて、単なるおバカ映画じゃなくなってくる。 それでも、インド人の天性の陽気さのお陰で、それほど深刻にならないのがいいね。 終盤は笑いながら泣かされる展開で、散りばめた伏線もガンガン回収していく。 バカみたいに長い映画だったけど、最後までハイテンションで楽しめました。 自分もランチョーたちと一緒に青春時代を過ごしたかのような爽やかな余韻の残る作品でした。 あと、どうでもいいことだけど、邦題がちょっとおかしい。 正確には、うまーくいーく。
[DVD(字幕)] 9点(2015-09-28 12:22:19)
39.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
序盤は有り勝ちな近未来SF。 ヘリウム3とかの設定はいろんなSF作品に登場するので、斬新さは感じないけど、嘘臭さも無くて物語に現実味を与えてると思う。 唯一気になったのが、流石に1人で勤務はさせないだろうという点だったけど、まさかそれがシナリオの本筋だったとは驚きです。 1人で勤務してる理由にきちんとした説得力を持たせる構成に感服しました。 中盤もう1人のサムが登場して多少混乱したけど、真相が明らかになってから一気に話が面白くなった。 この作品はSFの設定を借りた友情物語だったんですね。 実はちょっとガーティのことを疑ってたんだけど、サムとガーティの友情がさり気なく描かれていて、ちょっと泣きそうになる。 返事に困ったら食事を勧めるガーティがとても愛らしくて、疑ったりしてごめんよって反省しました。 そして、終盤はサムとサムの友情物語というSFならではの展開。 最終的にはサムとガーティの友情もサムとサムの友情も自己犠牲という形で昇華していて、とても感動的でした。 派手さはないけど、自分とは何なのかってちょっと哲学的なことも考えさせられてしまい、しみじみと切なさの漂う良作だと感じました。 あと、もう一度見直してみたら、細かい伏線がきちんと散りばめられており、丁寧な作品作りに感心しました。 かなり低予算で制作されたらしいけど、映像にそれほど陳腐さはなく、味わい深い作品に仕上がっていると思います。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-17 15:52:12)
40.  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 《ネタバレ》 
これで5作目になる超大作シリーズ。 今までは名作の域に達するにはちょっと足りない惜しい作品ばかりだったけど、5作目にして一気にブレイク! これを待ってたんです。 なんで最初からこれをやらなかったのか摩訶不思議。 ピーター・パンの物語が好きなら絶対に見るべき作品に仕上がってます。 ここから先はほぼ100%ネタバレになるので、見てない人はこんなレビュー読むより先に本編を見ることをオススメします。 まず序盤は友情物語なのかなぁって感じで始まって、スター・ウォーズ並のダークサイドに堕ちるという衝撃の展開。 しかも、ちょっと小保方さんも入ってて、ピンクの妖精の粉はありまぁす♪とか言い出しそうな時事ネタも織り交ぜてくる周到さ。 そして、登場する人間の若者。 ちょっとイケメンで、紳士的で、第一印象は悪くない。 実はいい人なの?とか、妖精と人間のラブストーリーなの?とか思ってたら、大どんでん返し来ました。 この若者がフック船長だったんですね。 まだ義手じゃないけど、ちゃんとフックも持ってます。 あと、チクタクワニも愛らしい赤ちゃんで登場して、時計を飲み込んだ経緯も明かされちゃう。 ワクワクドキドキして海賊船が飛んだ瞬間には思わず感動しちゃいましたよ。 まあ、ストーリー的には感動シーンではなかったけど、これはもうディズニーランドの新アトラクション決定ですね。 ほんとこういう前日譚をずっと待ち望んでたんです。 あと、スミーもちょっと登場するけど、フック船長とスミーの出会いの物語もあるのかなぁって想像すると、次回作が楽しみ過ぎる。 それから、シリーズ1作目からティンカー・ベルの性格に違和感があったけど、今作で考えが変わった。 妖精は歳を取らず見た目はそのままなんだろうけど、ピーター・パンの物語はまだ何十年も先の話なんですよね。 フック船長との因縁もずっと続くだろうし、性格も少しずつ変化して行くのかも。 それに仲間たちのキャラが立ってたので、それを取り纏めるティンカー・ベルは素直な良い子キャラがぴったり嵌ってた。 因みに原題のThe Pirate Fairyは直訳しちゃうと海賊妖精となっちゃって味気ない。 邦題の方が100倍ワクワクしますね。
[DVD(吹替)] 9点(2014-12-17 15:20:40)
000.00%
120.10%
240.20%
31547.63%
426212.98%
531215.46%
638919.28%
742521.06%
832316.01%
91256.19%
10221.09%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS