21. ウエスト・サイド物語(1961)
《ネタバレ》 ○冒頭の10-15分はいかにもミュージカルらしく、非常に期待感の持てるオープニングだった。○しかし、それからというものの話の暗いこと。最初は、2つのグループが何かをきっかけに仲良くなるとか想定していたが、殺し合うなんてもってのほか。○ほかのミュージカル映画にも通じるが、やはりこの手の映画は陽気な面が前面に出ていないとみていられない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-08-23 10:13:34) |
22. ワイルドバンチ
《ネタバレ》 ○どうもペキンパーは苦手な印象。○序盤の銃撃戦以降はどうも退屈。もう少し明確なキャラ設定などあればなと。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-16 23:22:29) |
23. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 ○タイトルと登場人物のおしゃれ感のみが一人歩きしているような作品。あまりに有名な作品のため期待したが残念ながら退屈した。○主人公のキャラに共感できない上に、ワンシーンでいろんなことを済ませようとしすぎ。どうも会話のシーンで説明ばかりしている印象を受けた。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-10 13:21:23) |
24. オリバー!
《ネタバレ》 ○正直この内容で2時間半は長い。○ナンシーは殺されなければいけなかったのか。○ラストの後付けのようなオリバーのシーンがあるがあれでは救われない気がするな。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-03-21 21:29:56) |
25. 脱走特急
《ネタバレ》 ○このような脱走する系の映画として最低限の面白さはある。○終盤の畳みかけも良かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-09 22:16:46) |
26. Z
《ネタバレ》 ○多くの登場人物と引き起こされる展開に次々と明らかになる新事実と見応えあるポリティカルサスペンス。なかなか引き寄せられる作品。○ただ、暗殺の詰めが甘かったり、供述に似たような表現が使われたりともう少し作り込んでほしいと感じた場面もあった。○しかし、ラストには驚愕させられた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-31 23:59:34) |
27. ナバロンの要塞
《ネタバレ》 ○非常に良くできた戦争サスペンス。○チームプレイ、裏切り、ハッタリなど盛りだくさんだった。○序盤が少し長かったかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-19 21:32:40) |
28. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 ありきたりな映画ばかり作り続けたハリウッドに喝を入れた作品。バックが同じジョークを言うシーンで皆がしけた顔をするのがまさにそれ。当時の規制を打ち破ったあらゆる描写は冴えており、裸の女性の張り紙の上に張られているローズベルトのポスターはなかなかのセンス。大恐慌の時代に悪としての警察に対抗するボニーとクライドは、今までのハリウッドに対抗する脚本家、製作者たちの姿であり、この作品をきっかけに始まった「ニューシネマ」に終止符を打った「ロッキー」で白人困窮層や黒人によるボクシング会の席巻をロッキーが打ち破る姿が、俳優として成功していなかったスタローンを一躍スターにしたのに奇しくも似ているのは非常に面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:40:55) |
29. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 これぞ娯楽大作。文句の付けようがない。三船敏郎はカッコいいし、面白い。ピリッとした決闘シーンに、してやったりの決着。そして、このまま終わると思いきや、まさかの決闘シーン。びしっと引き締めてエンディング。緩急を非常に上手く使い分けている。約1時間半と言う尺でもこれほどのものを作れる辺りが黒澤明の強さだろう。本当に後世に残したい作品だ。 [DVD(邦画)] 9点(2013-11-17 16:35:34) |
30. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 これぞニューシネマの傑作。夢を持って上京してきたジョーだが、そこでであったリコとの相補性が絶妙。二人とも憎めないキャラだった。救いのないエンディングにも見えるが、ここでリコが死んでいなければ、ジョーはまた現実とかけ離れた理想を抱き続けていただろう。こういう後を想像させるエンディングは良いと思う。夢を抱くことは良い事だが、叶いもしない夢を抱かせるメディアも悪いし、それに気付かないのもどうかと思える。それでも夢を諦めきれない主演の二人の演技もさることながら、爽やかなニルソンのメロディも夢の実現を予感させるもので、この映画に見事にマッチしている。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-17 16:34:37) |
31. おしゃれ泥棒
《ネタバレ》 ○軽快なコメディ。気軽に見られる。○ヘプバーンとそれを取り巻くキャラもいい。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-31 11:43:28) |
32. 日本のいちばん長い日(1967)
《ネタバレ》 ○なんと濃厚な2時間半。恥ずかしながら知らないことも多く新鮮な感覚で見ることができた。○結末は分かっていながらの緊張感。畑中演じる黒沢年男の無鉄砲で実直な演技があってこそえもある。○厚木基地の話が若干浮いた印象ではあるが、各登場人物が存在感があり、見る者を引きつける。○日本にとって大きな節目を迎えた日から68年。戦争とは何か、いろいろと考えさせられる。 [DVD(邦画)] 9点(2013-08-16 13:23:27) |
33. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 2回目の鑑賞。何となく分かりそうだがやはり分からない。鑑賞後、「映画の見方がわかる本」の解説を見たら、キューブリック監督が伝えようとしたことはわかりましたが、それによってわかったような気分にはなれない。また次に観る時があれば、いろいろ考えを巡らせてみたいとは思ったが、いくらなんでもわかりにくし過ぎである。解説書を見なければたぶん一生理解できない映画であろう。そういう意味で、いろんな解釈を生み出したのは評価に値するだろう。そして、当時にしては、全く安っぽく見えない映像と見事にマッチしたクラシック音楽は本当に素晴らしいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-31 23:59:33) |
34. 雪国(1965)
《ネタバレ》 ○恥ずかしながら原作未読。こんなストーリーだとは思ってなかった。○岩下志麻がすごくきれいだったというのが第一の印象。映画の雰囲気も良く、マッチングしていた。○原作を読んでみたいと思わせてくれた。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-07 22:47:20) |
35. 鳥(1963)
《ネタバレ》 ○特に前半が間延びし、ストーリー自体がそれほど面白くない。○鳥なんかで人が死ぬかと思うが、映像的インパクトは約50年経った今でもなかなかのもの。○しかし、小学校付近に鳥がたくさん集まったにもかかわらず先生たちはなぜか学校の外へ連れ出す。結果的にこの映画のハイライトシーンにはなったが、普通鳥が去るのを校内で待つだろう。インパクトを狙いすぎた故の功罪だろう。 [DVD(字幕)] 4点(2011-12-10 11:14:06) |
36. 勇気ある追跡
《ネタバレ》 ○ニューシネマの時期とあり、終盤、ジョン・ウェインが気絶した娘を抱えるロングショットのシーンで死んでしまうのかと思ったが、テキサス男こそ死んだが何とかめでたしな話。○それでも女性の社会進出を意識したのか、自らの手で敵を討とうと銃を撃つシーンは衝撃。しかしその女性像があまりに極端で最初は受け入れがたい面倒なキャラにも映ったが、終盤にもなれば頼もしい存在。○しかし、それはそれでジョン・ウェインはジョン・ウェイン。4対1の無茶苦茶な決闘もあっさり勝利。そのあたりはブレイクしたころから変わってないのね。アカデミー賞受賞ということだが、意味合いとしては功労賞だろうな。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-28 22:50:57) |
37. 網走番外地(1965)
《ネタバレ》 ○うまくがいかぬが人生だが、健さん可哀相。○テンポも良く、割と安心して見られる。○演技を見るだけでも楽しい映画。男臭い映画だが、それで良い。○ストーリーにもう少し面白みがあれば良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-05-07 10:27:39) |
38. 荒野の七人
《ネタバレ》 ○原作にあるような重厚感はないものの、コメディ要素を加え、快作に仕上がっている。○ブリンナー、マックィーン、ブロンソンなど豪華キャストも嬉しい。 [映画館(字幕)] 7点(2011-02-27 16:51:27) |
39. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 ○午前10時の映画祭にて鑑賞。○コメディとドラマを上手く介在させた傑作。主演の二人は見た目こそすっかり大人だが、改めて見ると青春映画だと感じた。○この映画のハイライトはポール・ニューマンがB・J・トーマスの「雨に濡れても」をバックに自転車芸を披露するシーンとラストシーン。自分の殻を破ろうと突撃するラストは静止画に音声だけ付けると言うかなりのインパクト。ニューシネマの中ではラストの衝撃は一番。 [映画館(字幕)] 8点(2010-02-16 10:51:48) |
40. 続・座頭市物語
《ネタバレ》 ○前作と比べるとどうしても劣る印象だが、なかなか面白い話だった。短くまとめられ、至極のエンターテイメントシリーズ。○市以外の人物(特にお節と兄の与太郎)にもう少しフォーカスして掘り下げたら話に深みが出たと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-16 10:39:09) |