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21.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
男ならば一度は考えてみたことがあるであろう「世界のどこか未開の地に出かけていってそこを征服して王様になる」というのを地でやってしまったのが本作の二人の主人公。展開は「話しがとんとん拍子に進むのだが、欲張ろうとして最後の最後に大失敗する」という極めてありがちなものだが、それを半端じゃないスケールでやってくれているので、見ていても楽しい。  ■一番印象に残っているのは、ばれる寸前のピーチと通訳の会話。ダニエルの結婚に際し、「神が怒っている」という風潮を「あいつは本当の神ではないから大丈夫」とピーチは高をくくる。だが通訳は「神が怒っているのは、結婚云々ではなく、人が神になり変わっているからだ」とぐさりと言う。全く正しいのだが、見ていると「ダニエルが神のふりをしていること」が意識から飛び、本当に「彼は神じゃないか」と思えてくる。そうでないことは分かっているにしても、「彼は神のふりをしている」ことが意識から消えてしまう。それが最後の大失敗を生んだのだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-10 00:32:04)
22.  皇帝のいない八月 《ネタバレ》 
当時は改憲なんて到底不可能で、自衛隊がクーデターまでして防衛庁の省への格上げと憲法改正を狙い、アメリカによって汚されきった日本に再び伝統と美を取り戻そうと命をかけた。 それが今や、改憲も極めて現実的、いつの間にか防衛省に格上げされてるし。美しい国とか言ってるけど、アメリカと仲良しさんの首相じゃ到底無理だ。
[DVD(邦画)] 7点(2012-03-10 00:24:50)
23.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
TSUTAYAの名作コーナーに置かれていたので、普段はあまりそういうのは借りないのだが鑑賞してみた。結果、予想よりもかなりいい作品だった。壮大な音楽と、冒頭、中盤、最後で現れる一面のひまわりは、見ているだけで何かを感じさせられる。  ■展開は男女が戦争で生き別れ、再会できたものの相手はすでに別の生活を築いており、もう元には戻れない、というオーソドックスなもの。だが、それを正面から訴えてくる本作は、最近の過度な装飾の作品とは異なり、心を揺さぶるものがある。  ■あのような展開をたどるのだったら、ひまわりの畑の下にアントニオが眠っていた方がどれほどよかったものか。ジョバンナもきっとそう思っていたに違いない。生きていたのに、やっと再開できたのに、一度運命に引き裂かれてしまった糸はもう紡ぎなおすことはできない。それは死んで別れてしまうより辛い。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-09 00:25:22)
24.  ウエストワールド 《ネタバレ》 
「ターミネーター」の原型。どっちかといえばT2かな。ユルブリンナーがまばたきもせずひたすら迫ってくるさまは怖い。ただ前半1時間は退屈な感じなのでこの点に抑えてあります。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-22 00:25:15)
25.  バニシングIN60” 《ネタバレ》 
いいねえ。こういう超単純カーチェイスってのも。 ホント、ノースタントでただただ走り回ってるだけだけど、それが面白い。 エレノアかっこいい。主役だ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-22 00:23:49)
26.  突破口! 《ネタバレ》 
祝DVD化!しかもお店で全部流していたからその場で立って見ていたという・・・ お金かかっていない感じがよく出ていますが、そこはまたそこでいい。銀行もマフィアも強盗も、みんな裏切り、罠が仕掛けられて、凡庸な人間ははまって死んでしまう。最後マッソーは金を持って逃げるが、家族も仲間も全員失っている。こういうラストはシーゲルの映画にはよくある。 ラストの爆発は予定通りといった感じ。飛行機の曲芸があそこで生きてくるとは、だった。 ところで、最後アンディにマッソーの指輪と腕時計がされてましたよね?細かい。
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-22 00:20:34)
27.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 
この映画は、徹底して「描かない」ことによってゾーンを描きだすという逆説的手法をとっている。ただ淡々と、そして部分のみを描き出すことで、観客は己の想像力で周りの空白を埋めていく。そう、それはまさにゾーンの「部屋」の構造と同じである。「部屋」は自分の無意識(本性)を表に出す部屋であるが、それは自分の想像=本性が埋めていく「周りの世界」そのものである。  最も身近でありながら究極の謎、自分の真の存在を知ることのできる「部屋」。ストーカーはそれを特権的なものと認識し、ゾーンに依存してしまう。だが作家と教授は「自分」を謎に包むことによってリアルを生きる方を選択する。真実はときに残酷であり、認めがたい。だから「部屋」は封印される。  しかし信じがたいことも起こる。最後の「奇跡」はリアルに生きるしかないわれわれに一片の希望を見せている。  しかし長い!
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-22 00:19:34)
28.  大いなる勇者 《ネタバレ》 
期待してみたがイマイチ。ストーリーが中途半端。山に生きるどうのこうのみたいなのなら(あまり面白くもないが)、それをきちんと描くべきだし、復讐の心理ならきちんとそこを描くべき。聖地汚して復讐されて、どういう悔悛ないし憤怒があったかもよく描かれないまま「ただいたから殺した」かのような復讐劇。完全にダラダラ。まあ現実はこんなものかもしれないが、それならもっとリアリティある普通の都市での設定にしてほしいし、わざわざ偉人的扱いをしておきながらこれはないでしょ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-10 23:44:48)
29.  候補者ビル・マッケイ 《ネタバレ》 
日本には『選挙』というその名もズバリのドキュメンタリー映画があるが、これはそのアメリカ版ともいえるような、数少ない選挙映画。レッドフォードが、美男子というだけで民主党の上院選候補に祭り上げられ、操り人形として戦わされていく。  ■後半から、自分が完全に操り人形にされていることにいらだちを感じたレッドフォードは、ささやかに抵抗を試みはじめる。テレビ討論で台本にないことを言ったり、独占放送の機会を笑いが止まらずにふいにしたり(しかしなぜ彼が笑ってしまうのかはよく分からないのだが)、ミーティングに遅れていって反感を買うようなことを言ったり。  ■しかし、そもそもの問題は、操り人形以前に自分の中に「自分を操るべき意志」がなかった、いや最初はあったのかもしれない(テレビで「出てきた最初はビル・マッケイはよかった」と報じていた)が、選挙戦を戦ううちにその意志は失われてしまったことだ。それが最後の「どうすればいいんだろう」を象徴している。意志もなく表れて選挙に勝ってしまう、人々も彼に投票する、あざといばかりに皮肉な状況があぶりだされているラストだ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-24 23:09:00)
30.  探偵[スルース](1972) 《ネタバレ》 
前半、変な感じのノリがあって「何だよこれ」みたいに思っていたが、だんだんお互いにマジになっていく。 嫌な感じの「ゲーム」を仕掛ける映画は最近もあったが、こっちのほうが仕掛け方はフェアで上品かな。それでも汚いけど。  銃も刑事さんもまったく気づかなかったけど、後ろは読めてしまった。そこが残念かな。  あと、あの笑う人形がいい味出してます。  リメイクされましたよね。DVDが出るといいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-10-24 23:02:02)
31.  トラ・トラ・トラ! 《ネタバレ》 
物語性を極力排除し、淡々と日米両軍が真珠湾の決戦に向かっていく様を描き出した力作。前半の相互の交渉や準備を描き出した「静」の部分と、後半の奇襲攻撃の「動」の部分とがきれいに分けて描かれている。  ■本作はかなり平等に日米両国を描いているなぁという印象を受けた。南雲や山本五十六のような、ただただ攻撃して浮かれているのではない名将的な人物を日本側にも配置されている。日の出をバックにした出撃シーンは映画史に残る美しいシーン。奇襲についても「だまし討ち」的にではなく、本来はきちんと攻撃前に宣戦布告が届くはずだったのが、ミスで遅れたと描いているのも、これがアメリカ資本で作られていることを考えるとよく入れたと思う。 最後の「本来は戦意をそぐはずだったが、これでは敵を憤慨させただけ」という山本五十六の発言が象徴的。  ■「統制のとれた日本軍」と「各自がバラバラと動いて混乱していたアメリカ軍」という構図により、圧倒的優位にありながら奇襲を許してしまった。急を要する場で「確認を」と引き延ばしたり、曖昧な命令をしていたりした。その積み重ねがあの帰結を生んだのだろう。まさに「事実は小説よりも奇なり」  ■淡々としており、反戦メッセージをどこかに込めているわけでもない。最近の戦争映画のように随所に戦闘シーンをはめ込んで面白がらせておこうという演出もない。しかし、開戦前の段階も含めて、これまで見た戦争映画の中で最も「リアル」であった。
[DVD(字幕)] 9点(2010-10-24 22:57:45)
32.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
皆さん書いているように、あまりホラーではない。本当に怖いのはラストぐらい、あとはキャリーの悲哀を描いた作品としてみた方がいい。  ■そう、「わりとよく接してくれた人にまで復讐しなくても・・・」というコメントを結構見ますが、あれはいじめを受けたことがない人の見方の気がした。本人の内心を見ればほとんど悪意はないのかもしれないが、けどそれはすべての人の考えを見透かせる神の視点での話。いじめられている側からすれば、いじめの仕掛け人は「無関係な大衆」の中に逃げ込んで、いじめられている人が犯人を追及しようにも誰がやったかもわからないし、間違った人を追究しようものならまたそれを口実に嫌がらせを受けるという負のスパイラルがある。だから無関係の人は「いじめをやってるのはこいつだ」といじめられている側にわかるように突き出してあげる必要があるわけで。ましてや一緒に笑い転げていてはさもありなん。  ■超能力のところで画面分割にしているところがあったが、あれはこの展開ではあまりうまくいってないように思った。全体の様子がよくわからず、分割画面でわたわた動いているように見えてしまうので、あれならカット割りを細かくしてキャリーの目と襲われる人とを交互に見せる演出の方がよかった気がする。
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-19 22:45:04)
33.  ウィッカーマン(1973) 《ネタバレ》 
うーん、全編異常な雰囲気は伝わってくるんだけど・・・とりあえずこれ「ホラー」のコーナーにおかれていたけどあんまり怖くはないような・・・一番怖いのは丘の上のウィッカーマンより壁から除く動物の首のかぶりものだったしなぁ。まあカルトっていうジャンルがぴったりの映画。  ■個人的に一番気になったのは、主人公の警部のキリスト教っぷりは、英米圏で見ると「あれで普通」なのか「狂信的な人」になるのかという点。それがどっちかによって何を描いているかが180度変わるだろうから。「普通」なんだとしたら徹底して島の異常性が描かれるのだが、「狂信的」なのなら逆照射的に「お前たちの信じてるキリスト教もあの島の宗教と大差ないんじゃないのか」と切られることになる。後者の方がメッセージ性としてはいいと思うんだけどねー
[DVD(字幕)] 6点(2010-09-13 00:59:33)
34.  赤い影 《ネタバレ》 
これは雰囲気がすべての映画ですね。 理詰めで解こうとしてはいけない。  ベニスという異様な雰囲気を、なんとなく背筋にいやなものが走るカットで追う。 そういうのを楽しむ映画でしょう。  水が恐怖を描きたてています。 水というのはなんかありますね。 ベニスという水の都が、この映画の雰囲気全体を作っています。  ラストは確かにショックですが、あそこだけの映画ではないでしょう。 むしろラストはおまけで(実際唐突だし)、途中の流れを楽しむ映画でしょう。 
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-30 01:48:27)
35.  ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 
65歳の老人を殺せ、という謎だらけの命令でまず引き込まれる。明らかになった真実、そして2人の対決、というベターながらも設定の絶妙さでおもしろい。 ただ、この映画(と小説)が、「クローン=危険人物再生=危険」という変な、というか非現実的な構図を植えつけてしまったのがよろしくない。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-30 01:46:00)
36.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
このストーリーはあまりに残酷だ。戦場で顔をすべてえぐられ、四肢を失い、何もできない状態で、しかし死ぬことすら許されずに生き続けなければならない地獄。正視できない。二度見る気には到底なれない。そのぐらい重く、そして強烈な作品だ。  ■ジョニーの生きがいはもはや「自分をさらしてそれを世間に知らしめること」にしかなりえなかった。なぜならそれしか彼にはできないから。だから「見世物にしろ」という、普通ならばあり得ないことを彼は望んだ。だが彼の夢の中の見世物小屋でもお金の音だけして観客が一人もいなかったように、結局彼はどこにも出ていけないし、彼自身本当はそれを望んでいないのだろう。  ■この映画は反戦映画として有名らしい。しかし、ジョニーの悲惨な状況をすべて戦争に結びつけるのはあまりに安易な気がする。確かに顔がえぐれたのは爆撃によるものだろうが、四肢は「治療が面倒だから切る」という医療現場の判断だし、ジョニーの最後の「殺してくれ」という悲痛な訴えが無視されて生かされるのは医学実験のためである。とすれば、本当の悲劇を引き起こしているのはむしろ医療の方であって、戦争のそれではない。「ジョニーの悲劇=戦争の悪」と短絡的にとらえて感傷に浸る(or戦争への嫌悪感を強める)のは、一見美しく素直に見えて、実は複雑で難しい現実を逃れて、わかりやすさ(「戦争=悪」というコードはあまりに分かりやすい)に逃げ込んでしまう怠惰さなのではないか。  
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2010-08-21 00:24:24)
37.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
タイトルだけ見て「怪物もの」かと思っていたが、全然違った。 72年ということを考えると、この内容はすごいとしか言いようがない。ほとんどの乗客をさっさと殺し、主要メンバーのみに話を絞っているので、テンポ良く見ていける。でもハックマンはちょっと強引かな。最後死んじゃうのは「何でだよ」って感じだし。
[地上波(吹替)] 8点(2010-07-11 14:25:50)
38.  カンバセーション・・・盗聴・・・ 《ネタバレ》 
途中からよく分からなくなった。意図的なんだろうけど。 でもわからない映画はやはり評価しづらい でもこれがカンヌで・・・う~む、わからん。
[DVD(字幕)] 2点(2010-07-10 14:17:30)
39.  暗殺の森 《ネタバレ》 
はっきり言って意味不明。だらだらと時だけがすぎていく。最後は何?、妄想?、狂気?、個別カットを適当につないだようにしか見えない。 リンチはもともと無意味そうに見えるからいいけど、これは見かけだけ有意味っぽくて実は何にもない。 ここでの高得点が不思議。
[DVD(字幕)] 2点(2010-07-10 14:17:13)
40.  ジュリア 《ネタバレ》 
ごめんなさい、この映画、どうしたかったのか結局よくわからなかったです。別れて再会して、それだけ見りゃいい話なんだろうけど、途中に挟み込まれたサスペンス的な現金輸送の意図がいまいちよくわからないです。で、結局どうしたかったの、ゴールは何、って。
[ビデオ(字幕)] 4点(2010-07-10 14:12:40)
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