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ドラりんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 433
性別 男性
年齢 36歳
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21.  空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―
自衛隊の広報映画という側面を持っている作品なので、ストーリーに見るべきところは少ない。役者の演技も揃いも揃って大根だらけでみな固い。まあ新人の役者だらけで登場人物を揃えたためにこうなってしまったのは仕方ないかもしれない。ただ一人、主役の高山侑子の存在感には驚いた。まさか15歳がこの役を演じているとは誰も思わないのではないか。本作が彼女の出世作になれば良いのだが。一方、期待されていた自衛隊全面協力故の実用兵器の大量登場はかなり迫力がある。監督は「戦国自衛隊1549」の手塚昌明が務めているわけだが、あれに比べて遥かに予算が少ないにも関わらず、重厚感溢れる兵器描写を行って予算以上のものを作っているのはすごい。見せ場の救出シーンもなかなか見応えのあるものに仕上がっていた。さすが日本で一番自衛隊を撮っている監督による映像だ。だがそれら兵器の凄さを一般人にもアピールできるようなシーンがもう少し欲しかった。ただそこまでやると、また朝日新聞に色々と叩かれちゃうのかねぇ……??
[DVD(邦画)] 6点(2009-05-20 00:52:42)
22.  ラストゲーム 最後の早慶戦
戦争によって壊されていく日常を「野球大会の中止」という観点から描いた佳作。当時の学徒出陣から六大学野球中止、更に最後の早慶戦開催までの早稲田、慶応双方の視点から史実に沿って描かれているので実に勉強になる。ストーリー自体もいわゆる「良い話」というヤツで戦争への強い怒りや引き裂かれる人々の悲しみなどがよく描かれており、なおかつ小道具などもしっかりと作り込まれているので映画に引き込まれる作りだとは思う。だが問題なのが単純な対立構図にしてしまったこと。藤田まことは本作で言うところの完全な悪役だと思うんだが、彼の苦悩をしっかり描かないのはマズイ。彼が早慶戦開催を渋る理由はいたく当然のことを言っているわけで(考えてみれば神宮の開催など無理に決まっている)、柄本明の必死の頼みを聞き入れないのも当たり前。結果的に彼が折れたことで開催が決まるわけだが、開催反対組の言い分もしっかり描いていれば更に面白くなっただろうに。そこが実に勿体ない。まあ、この手の映画としては押しつけがましいお涙頂戴に走ることもなく、史実に沿って描いているので安心して見ていられる平均点以上の作品だとは思う。
[DVD(邦画)] 6点(2009-05-20 00:44:59)(良:1票)
23.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
登場人物が日本人に馴染みのないキャラクターばっかりなのが痛い。日本に置き換えればドラえもんとウルトラマンとルフィとルパン三世とゴジラを名探偵コナンが統率してる感じ?(余計よくわからん)。それぞれのキャラクターを把握しているアメリカ人には楽しめるんだろうなという印象。でも話自体はたぶん大したことない。考えてみれば矛盾もいっぱいあって、主演がショーン・コネリーだから見てられる。CGも違和感のある部分が結構あるんだよね。でも、ヴェニスの街の大崩壊は迫力があって良かった。
[DVD(吹替)] 5点(2009-05-05 00:37:42)
24.  ICHI
綾瀬はるかをとにかくきれいに撮った映画という印象が強い。それ故か鮮血の表現や画作りは実に美しく、時代劇特有の生々しさはそれほど感じられない。恐らく女性客や若い観客への配慮なのだろう。しかし、このジャンルの持ち味である殺陣のカタルシスを削いでしまったのは実に勿体ない。予告編で期待された大規模な殺陣は意外とあっさり終わるし、中村獅童も竹内力も一体何だったの?という感じ。大沢たかおは良かったけど、主人公を二人にしてしまったので結果的に物語が散文的になっているのが残念。そして最大の難点は「座頭市じゃなくても良かったじゃん」ということか。って、それって全否定じゃん。
[DVD(邦画)] 4点(2009-05-05 00:32:46)
25.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》 
ジョンQが凶悪な犯罪者だと思う方も大勢いると思うが、ではあの子供を見殺しにすることが正しいことだというのか?金が無い人間は生きることも許されないというのか?確かに病院を占拠したことが正しいことだと言うつもりはない。しかしどんな犯罪にも必ず原因があるはずだ。この映画での問題はジョンQが病院を占拠したことではなく、何故彼が病院を占拠しなければならなかったということにあるのではないだろうか。これはあくまで推測だが、彼が占拠しなくても遅かれ早かれこのような行為をする者が現れたに違いない。それほどまでに米国の医療制度は矛盾に満ち溢れているということか。考えてみれば、こういった犯罪を犯したのがジョンQのような善良な人間で良かったのかもしれない。これが問題提起に繋がれば、大きな成果にはなったはずだ。まあ、他に選択肢があったのではないかという考えを否定する気はないが。映画の作り方自体も実に緊迫感があってぐいぐい引き込まれる。偶然ドナーが見つかったり、ラストの判決はやや都合が良すぎるような気もするが、こういった社会派の娯楽作は実に好みで面白い。
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-05 00:26:10)(良:1票)
26.  おくりびと
アカデミー賞を受賞したからといって良い映画とは限らない。こんな公式は映画ファンなら誰もが承知していることだろうが、やはり邦画が受賞したとなると嬉しい気持ちがないわけではない。受賞直後に本作の興行成績がうなぎ上りに上昇したことは記憶に新しいが、こういったコテコテの純日本産の作品が世界で認められたというのは日本人としてはやっぱり喜ばしいことなんではないだろうか…。話が逸れたが、実際のところ映画の出来自体は平凡なものだ。しんみりと感動したいと思って見てみたら、じわじわと感動出来て良かった、といった程度のものであろう。だがこの作品の偉業はそこではなく、やはり“納棺師”というテーマに着目したことにあると思う。こんな職業があることなんて日本人の多くは知らなかっただろうし、そもそも「死」というものに進んで興味を持つ人はあまりいない。そんな取っつき難いテーマを、前半の程よいユーモアを交えて見やすく知れたというのが、本作を見て良かったと思える部分だろう。職業差別を受けるところなどはやや過剰な気もしたが、全体的にウソ臭さもなく映画にすっと入っていけた。そして何より、劇中に出てくる食べ物がおいしそうなのだ。考えてみれば、我々は「命あるもの」を食しているわけなんだが、この鮮やかな描写も実に心地よい。認められて然るべき作品だとは思う。
[DVD(邦画)] 8点(2009-05-04 23:25:26)
27.  レッドクリフ Part I
子供のころから「三国志」には全く興味が無く、「三国無双」シリーズも数えるほどしかプレイしたことがなかった私には、この作品は対象外だったのだろうか。日本版のみ冒頭に現在の三国の状況だとか、登場人物のテロップを何度も何度も出したことは初心者の私には有難かった。だがしかし、映画の内容的には特段心に響くものもなかった。三国を巻き込んだ戦いは実は一人の女を取り合っているだけなんていう魅力的な設定があるにも関わらず、やたら同じような戦闘シーンが続くのでそのテーマ自体がいたく矮小に見えてしまった。まあマンガチックともとれる戦闘シーンはそれなりの迫力があって楽しめたし、人間ドラマの作り込みも凝っているとは思う。しかし結局のところ、映画自体が間延びしているので見せ場の戦闘シーンも飽きてきてしまうのは残念だ。ところで、映画の内容には直接関係ないんだが、吹き替え版での中村獅童と金城武の声がどうして本人のものでないのか不思議。金城から磯部勉の声が聞こえてくるのは、何とも違和感があってねぇ……。
[DVD(邦画)] 5点(2009-05-04 23:04:16)
28.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM>
両者の作品世界を必死に融合しようとする努力は垣間見える。もともと水と油のような作風の2作品を一つにまとめるには、やはりそれなりの無理は必要なわけで、多少強引な展開には目をつぶるべきだ。だからコナンがあり得ない高さから着地したり、五右衛門の出番が極端に少なかったり、言葉の壁が全くないなんてことは責めまい。それよりも目暮警部と銭型警部が知りあいだったり、ルパンが小五郎に変装してたりなどのコラボ作品ならではの展開や、ルパンとコナンの劇中音楽が交互に挿入されるなどの演出でファン魂をくすぐられると良いんじゃないか。でもまあ確かに、一本の作品として見るとストーリーは薄っぺらいし、あまり面白い話ではない。それよりもうっとうしいと思ったのは「似た者どおし…」などの突っ込みテロップ。バラエティじゃないんだからさ。次回があるのかはわからんが、こういったコラボは数年に1回あると楽しいんじゃないかな。
[地上波(邦画)] 5点(2009-04-18 00:50:08)
29.  パコと魔法の絵本
このセンスは凄い。前2作の物語世界は、何だか私にはのめり込めなかったんだけど、少なくとも今回は現実世界ではなく、“絵本の世界”を表現しているのだから、この突飛な映像にも納得がいく。そういった観点で本作を見直すと、その映像表現の卓抜としたセンスに改めて驚かされる。邦画でここまで効果的にCGが使用される作品もなかなかないだろうし、実写との融合しかり、カラフルな絵作りは日本人離れした並々ならぬセンスを感じる。更に最初から最後までカラフルな作風が続くのではなく、ところどころコントラストを落としたシーンも挿入されるので、目が疲れるギリギリの範囲で止めているのはさすがだと思う(この辺りがハリウッドとの違い)。しかもそれでいて物語もしっかり作り込んでおり、バカバカしいまでに役者陣が本気で演技をしているので、非常に説得力がありラストの展開にはホロっとさせられた。役所広司の演技力は言うまでもないが、個人的にはオカマを演じた國村隼の役者魂に改めて驚かされたぞ。
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-18 00:30:33)
30.  ジェネラル・ルージュの凱旋
前作「チーム・バチスタの栄光」がドラマ版にさえ負けてしまうクオリティの低さだったので、全く期待しないで鑑賞。だが前作から一転、キャラクターを掴んでいるおかげか今回はすんなりと物語に没頭できた。最近話題のドクター・ヘリや病院の患者収容量のキャパシティの問題などの時事ネタを効果的に盛り込み、本格的なメディカル・サスペンスへと作りこんでいる。更にトレーラー事故による大規模な病院搬送のシークエンスを作ることでモブ・シーンを形成してスケール感を大幅に助長し(いわゆる物量作戦というやつか)、パニック映画の要素を盛り込むことによって、娯楽映画の要素をクリアしたのは歓迎すべき点である。確かに細かく考えると、最後の領収書ネタはあれはないだろうとか、多少誇張された人物描写があるのは事実だが、コミカルなノリと大幅に向上したテンポで最後まで強引に押し切っているので、鑑賞中はそれほど気にならなかった。この調子で次は「イノセント・ゲリラの祝祭」を映画化して欲しいが…興行成績は前作より下回っているらしい。何だか微妙な気分…。
[映画館(邦画)] 8点(2009-04-18 00:17:36)(良:1票)
31.  椿山課長の七日間
ツッコミどころを挙げだしたらキリはない。そもそも子役に関して言えば、男の子が志田未来ちゃんと入れ替わっているようにはとても見えないし、様々な場面で矛盾した描写が目立つ。最後の展開なんかは理屈じゃ説明出来ないしね。ファンタジーな作風だと考えたら良いかもしれないが、だったら不倫とかを絡めるのはいかがなものかと思う。まあ西田敏行のコミカルなキャラクターが、テンポ良く物語を運ぶので最後まで一気に見られたので良しとするが。更に和久井映見の天国の番人(?)がやったら親切だったり、天国の決まりが事細かに決まっているのも、何だかのほほんとして笑えた。
[地上波(邦画)] 6点(2009-04-16 02:13:41)
32.  少林少女
ここだけの話だが、私はこれを見たあと、あまりのつまらなさに寝込んでしまった。疲れていたからだろうか?2時間もつまらない、何の緩急もない画面を見続けることが人体にどれほどの影響を与えるのか。私は身をもって痛感した。「めっちゃつまらん」なんて評判を聞くと、どれだけつまらないのか?とかつまらなさを笑ってやろうという心理にかられるのが人間の性。だがしかし、これは度を越している。何せ楽しめるところが一つもない。「少林少女」というタイトルなのになぜラクロスをやっているのか意味不明なのは言うまでもないが、出てくる役者がみんな没個性で台詞は棒読み。アクションシーンもダラダラやっているだけで盛り上がらない。クライマックスの仲村トオルとの決着も何じゃあれ?CGもクソみたいに薄っぺらいので迫力ゼロ。近年稀に見る駄作っぷりに開いた口が塞がらない。ってか、企画の段階でつまらなくなることをなぜ想定出来なかったのか不思議でしょうがない。
[DVD(邦画)] 0点(2009-04-16 02:07:35)
33.  クライマーズ・ハイ(2008)
「日航機墜落事故」を題材に扱ってはいるが、本筋は新聞社内でのある種血なまぐさい抗争と権力争い。誰もが良い記事を作成しようとしているし、誰もが人々に事故の悲惨さを伝えようとしている。それが故に巻き起こる男たちの闘争を、各俳優陣の名演技で最後まで勢いよく見せる展開は非常に楽しめた。一見すれば社会派サスペンスとして製作された作品ではあるが、全体の構成は「仁義なき戦い」に始まるヤクザ映画に近いような気がする。またそんなヤクザ映画にも通じるのが役者の良さだが、本作も負けず劣らず役者が良い。熱く、手に汗握る男の映画というのはこういうものを言うのだろう。
[DVD(邦画)] 7点(2009-03-19 22:55:50)
34.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望
相も変わらずツッコミどころは満載だが、原作未読の私でも結構楽しめた。前作を不満なく見れれば、変わらず展開するストーリーに付いていくのもそれほど難しくなく、入れ替わり立ち替わり登場するキャスト陣も豪華で楽しめるだろう。だがやはり前作同様、理屈や整合性を求めてはいけない。前作は大掛かりな爆破や巨大ロボットの登場で派手さを醸し出していたが、今回は一見するとそれに相当する見せ場がないため派手さに欠ける部分があるが、それを群衆シーンの多様で補っていたり、新しい国会議事堂や万博の荘厳さやともだちランドの不気味さを演出することでケレン味を出しているようだ。次作へのつなぎ方も悪くはなく、「もう一本見てみるか」という気にさせてくれる。とにかく前作を楽しめた方なら楽しめるし、また逆もしかりといったところか。
[映画館(邦画)] 8点(2009-02-26 20:15:59)
35.  20世紀少年
破天荒で支離滅裂だが、娯楽作として実に豪華で面白かった。確かにツッコミどころを挙げればキリがない。なぜ“ともだち”にあれだけのカリスマ性があり、幾人もの信者が集まったのか。政府や警察などの国家権力をどうやって巻き込んだのか。米軍はおろか自衛隊が全く動かないのは何故なのかなどなど……。だがそもそもコンセプトからして「少年時代の空想が具現化される」というこの物語に、最初からリアリティを求めるのは野暮というものではないだろうか。原作を読んでいる者は原作とのそっくりさを楽しみ、未読の人間はスケールの大きい物語を楽しみ、豪華キャストに彩りを感じる。童心に返って頭を空っぽにすれば結構楽しい。羽田空港や国会議事堂の爆破、巨大ロボットの破壊、更にラストの新宿での大爆発など見どころも多く、個人的には物語世界を堪能した。要するに、こっちがどれだけ世界観を理解し、ノレるかが楽しめるかどうかのカギだと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2009-02-26 20:11:18)(良:1票)
36.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
これはすごい。あちこちでの絶賛の声を聞いて過大評価されているきらいがあるかと思ったがとんでもない。従来のヒーローものとは一線を画す暗い暗い物語構造に脱帽。「世に絶望と混沌を与える」ジョーカーとヒーローでありながら影を背負っているバットマンの巧みな対比が素晴らしく、その二人の人間模様が画面を引き立てる。そして二人のそれぞれの主張が、後半の船上のシーンに活きてくる。映画でここまでドキドキしたのはホントに久しぶりだ。更に映像も文句なし。ジョーカーが病院を丸ごと爆破したシーンには度肝を抜かれた。よく聞く言葉だがあえて言うと「劇場で見たかった」。
[DVD(吹替)] 10点(2009-02-25 02:55:12)(良:2票)
37.  セックス・アンド・ザ・シティ
ドラマ版未見。最初はバカバカしいと思いながら見ていたが、気付いたらスムーズに展開する物語にハマっていた。さすがに膨大なドラマ版にまで手を出すつもりはないが、手堅い作りで好印象ではある。登場人物の設定が突飛で、いわゆるアラフォー世代を狙ったのか全体的にバブリーな印象で、最初から最後までブランドの洪水。シャネルにヴィトンにコーチに次々と登場するブランドを見ていると、ああやっぱり女性はブランドが好きなのかと痛感してしまう。出てくる男性陣がことごとく女性に振り回されているのは男としては何だか微妙な気分だが、やっぱり世界は女で回っているということか。ラストの展開は王道とはいえ、爽快感は抜群。視聴層を考えれば、このまとめ方は正解なんだろう。ただどうしても、サマンサの寿司の女体盛りだけはいただけなかった。私の頭が固いだけなのかな???
[DVD(吹替)] 7点(2009-02-25 02:41:48)
38.  ハンコック
前半の展開は通常のヒーローものの裏を突いたストーリーで面白かった。しかもこれがアメコミ原作などではなく、映画オリジナルということを考えれば更に好感度は上がる。しかも、ハンコックが正規のヒーローとしてデビューするまでの展開に無理がなく、かつテンポ良く物語が運び、とどめと言わんばかりに凄まじいCGが大迫力で展開するのには大満足。この前半には80点あげたいが、後半の失速はいかがなものか。せっかく前半あれだけ面白くしたのに、それを保ったまま終わりまで持っていけなかったのは残念。あーいうウジウジした展開も良いけど、それで終わらせてはダメだと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-21 00:01:33)
39.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
出来は良い映画だと思うが、娯楽映画として楽しむのはちょっと難しいかも。もとより、当時の国際情勢をしっかり理解しておかないと、一体どこが敵でどこが味方なのかさっぱりわからない。武器調達のシーンなどもアメリカ製の兵器が中東で戦闘に使用されることに、後に繋がる一種の皮肉があるらしいが、やはり時代背景を把握しておかないと理解できないのが難点。まあ、これを契機に冷戦時代にチャールズ・ウィルソンという代議士が何をしたのかなどに興味を持つことが出来ればこの映画が製作された意義はあると思う。一応、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのほのぼのとしたドラマやちょいエロな演出もあるが、それは添え物程度。ラストのトムの強烈なメッセージをしっかり感じ取るには、少々の勉強が必要ということか。
[DVD(吹替)] 7点(2009-02-20 23:54:19)
40.  ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発
「日本以外全部沈没」に落胆したので、まったく期待してなかったが、大真面目に馬鹿やりつつ怪獣映画への多少の揶揄とたっぷりの愛情が込められた作品として好感が持てる。まずタイトルバックからして感動。あの明朝体のスタッフロールは昭和の特撮への愛に溢れている。その後も「ガメラ対ギャオス」における伝説の命名ネタを悪意たっぷりにパロっているし、「キングコング対ゴジラ」の埋没作戦や「ウルトラセブン」の“フォースゲートオープン”が意外な形で登場したりバランやバラゴンの名前が突然出てきたりと小ネタ満載。風刺ネタも河崎監督の前作はいやらしさが残ったが、今回はゆるい毒気に溢れて笑えた。特にロシアネタは何気なく突き刺した感じが良い。北の将軍ネタは最初から予想が出来ていたが、肝心のギララが霞んでしまうのはちょっと微妙かも。ところで、劇中で表示される字幕が小さいのは難点。読みづらくて少々フラストレーションが溜まったぞ。それにしても、ラストのギララ対タケ魔人の戦いは意外と怪獣映画してたのが驚き。バカバカしいように見えるけど、昭和の怪獣同士の戦いって意外とあんなもんだった気がするんだよね。とにかく、本作は“この手のマニア”なら見るべし。
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-20 23:27:47)
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