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クルシマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 53
性別 男性
年齢 40歳
自己紹介 国、年代、ジャンルを問わず、いろいろな映画を観ていくつもりです。

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21.  リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960)
B級映画としては申し分ない出来だと思う。まともな登場人物が一人もいない。そのあたりはデヴィッド・リンチの映画を観ているようだった。実際、リンチも影響を受けているのかもしれない。ロジャー・コーマンはこの映画を2日で撮ってしまったらしい。そこを評価の対象にするのはどうかと思うが、すごいことであることに変わりはないだろう。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-25 14:38:55)
22.  豚と軍艦
それぞれの出来事のつながりが把握しづらかったが、映像は圧倒的だった。主人公たちの存在を拡散するかのように画面のあちこちで動き回る人々が、街中に溢れかえった豚の姿に変わったとき、この映画が伝えようとしていることの全てはここに集約されてしまうのではないかと思った。皆が生き残ろうと必死になっているが、そこには何らの秩序もなく、そのことに疑問を感じ立ち止まる者などひとりもいない。人間がとても活き活きと描かれていながらも、どこか皮肉を感じてしまう。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-21 23:11:49)
23.  にっぽん昆虫記 《ネタバレ》 
冒頭のマイマイカブリがラストで山を登って行くとめの姿だとすれば、随分と身も蓋もない映画だなと見終わった後すぐに思った。志を持って生きようとしながらも、欲望に取り込まれ、最終的には生きていればそれでいいというような境地にまで堕ちて行くこと自体は肯定的に捉えていない。しかし、最後のとめの描写には確かにどこか突き抜けた感があり、力強さを感じてしまう。生きるということに対して得体の知れない感情を喚起させる、不思議な映画だった。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-08 01:24:28)
24.  そして船は行く
一切のリアル志向を拒絶するかのようなフェリーニの姿勢には感服してしまう。当時のヨーロッパの人々が常に心のどこかで抱いていたであろう戦争の不安が全体に漂っていて、時代とは無関係に生きることのできない人生の哀しさが伝わってくる。月明かりの下で歌を歌ったり踊ったりするシーンは幻想的ですばらしい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-04 11:56:06)
25.  復讐するは我にあり
人間の醜悪な部分を徹底的に描いてみせていたと思う。序盤の殺しのシーンで、殺される人たちの最期の抵抗が間抜けに見えたのが気になっていたが、最後まで観て妙に納得してしまった。人々の良心の欠如が巌を殺人鬼に仕立て上げていたように感じられたから。最期に何度も繰り返されるストップ・モーションでは、そのことを僕自身が突きつけてられているようでぞっとした。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 01:45:50)
26.  男の顔は履歴書 《ネタバレ》 
とにかく泥臭い。けれども、主人公の弟と在日の少女が撃たれるシーンは素晴らしかった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-22 21:53:08)
27.  傷だらけの挽歌
なんとアルドリッチが悲劇を描いているではないか。それだけでも観る価値はあったと思う。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-22 21:33:33)
28.  ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター
ボブ・クレインが実在の人物であることを知らずに鑑賞。ビデオが一般に認知されていない時代にAVを自主制作した男の物語というふうに受け止めながら観ていたが、やはりそうではないことをラストで知らされる。冗談抜きに、クローネンバーグの『ビデオドローム』みたいなことをやろうとしていたのかな、などと思っていたので。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-25 21:12:16)
29.  サリヴァンの旅
映画のテンションの上がり下がりの激しさにびっくり。これはかなり冒険してると思う。映画に必要なのは芸術性か娯楽性かという二分論をあざ笑うかのような作風が小気味いい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-03 11:14:54)
30.  二十才の微熱
いつも他人と距離をとりながら生きてるけど、思わず救いの手を差し伸べようとしたら、相手にそれを拒まれ自分が傷つくことになる。それでも他人と関わりながら生きていかなければならない人間の切なさがひしひしと伝わってくる。繊細だけど力強い映画だった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-08-03 10:53:58)
31.  アフタースクール
物事の見かけをうまく利用してストーリーに揺さぶりをかけるところは、ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』に通じる面白さがある。ただ、演出面で意外な事実が判明するときの衝撃が弱く、頭の中で事の次第を並べ立てていかなければならないので、前作の『運命じゃない人』に比べると観終わった後の爽快感が薄くなったような気もする。
[映画館(邦画)] 7点(2008-06-07 01:02:01)(良:1票)
32.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
メッセージ性を前面に押し出した映画は苦手なんだけれども、これは観てよかったと思う。連合赤軍がどうというよりも、その理念が何であれ、権威主義的な組織に身を置くことの恐ろしさを改めて思い知らされた。
[映画館(邦画)] 7点(2008-06-07 00:39:00)
33.  キサラギ
脚本が良い。普通なら説得力を持たない展開であっても、そこからさらに別の出来事につながっていくことによって、隙間をうまく補うことに成功している。『サマータイムマシンブルース』と似たような印象を受けたが、こちらの方が断然好きだ。
[映画館(邦画)] 7点(2007-08-25 14:21:46)
34.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
前半はビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソンが部屋の中に独り佇んでいる所が印象的。二人がお互いのことを意識するようになり、脱獄と銘打って街に繰り出す後半は、ウォン・カーウァイの映画みたいに奔放に揺れ動く映像が続く。一時の現実逃避がもたらす高揚感のようなものを描きたかったのかなと思った。二人が肉体関係を持つことなくお互いの生活に戻っていくというのが、現実逃避を美しいものにしているようで良かった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-21 23:56:14)
35.  薔薇の名前
数年前にやり込んでいたテレビゲームの世界観そのものだった。そのゲームは、プレイヤーの恐怖心を煽りながら謎を解かせるという内容のものだが、不気味な登場人物や仕掛けだらけの建物など、この映画を手本にして作られたのではないかと思ってしまったほどだ。逆にその手のゲームをもとにして作られた映画といえば、『バイオハザード』や『サイレン』あたりが思い浮かぶ。どちらともゲームの世界観を骨抜きにし、それ以外のもので勝負しようとしていたようだが、それが正解だったとは言いがたい。喚起される恐怖心が場所にまつわるものでなければ、逃げようにも逃げられないという感じが出てこないのだ。それに比べ、この映画は、徹底的に場所というものにこだわっていて、観客の心を完璧に教会の中に閉じ込めてしまうという点で優れている。それだけにショーン・コネリーのお気楽な雰囲気が残念に思えた。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 10:19:57)
36.  ツォツィ 《ネタバレ》 
紋切り型のストーリー展開とやたらと流れる音楽は、ハリウッド映画の模倣以上のものを生み出しているわけではないが、ツォツィの怯えたような目とぎこちないしぐさが良い。盗んだ車に赤ん坊がいることを発見したときに聞こえる犬の鳴き声や、父親に蹴られて歩けなくなった犬の姿が、社会になじめないツォツィのイメージを強調していたように思う。彼の表情やしぐさは、人間によってトラウマを与えられ、野良犬にも飼い犬にもなりきれない哀れな犬を見事に体現していて、その点ではとても力のある映画だった。
[映画館(字幕)] 7点(2007-08-13 01:03:04)
37.  サン・ジャックへの道
ロードムービーということで、どちらかといえばゆったりしたテンポのストーリー展開を予想していたが、序盤から飛ばす飛ばす。おかげでほとんど疲労感を感じることなく映画を楽しむことができた。何よりそれぞれの登場人物の個性がしっかり描けている所が良い。まあ、個人的には緩慢な雰囲気のロードムービーが好きではあるのだけど。
[映画館(字幕)] 7点(2007-08-04 12:09:17)
38.  インテルビスタ
フェリーニにしてみれば映画の撮影もお祭り騒ぎ。たまにしんみりしてしまう所もあったりと、ほとんど思い出話に近いようなものをあそこまで面白くしてしまうのはすごいと思う。特に、マストロヤンニとエクバーグが過去に共演したシーンを見つめる所は、二人の表情にフェリーニ自身の心情を重ねているようで印象深い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-02 01:23:11)
39.  変態ピエロ
結局何がどうなったのか全く分からない映画。主人公の死によって物語が何度もリセットされたり、俳優がカメラの方を向いて監督に話しかけたりと、なかなか悪意に満ちた作りではあるのだけど、特に目新しさは感じられなかった。やりたい放題やっていて、最後まで飽きずに観ることができたのでそれなりに満足。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-24 01:39:57)
40.  庭から昇ったロケット雲 《ネタバレ》 
農夫が自力で宇宙に飛び立つという、夢いっぱいの物語ではあるのだけど、上映時間の大半は、主人公が当然予想されるであろう現実的な問題を処理していくのに割かれている。夢を追っていく上で、政府とか家族との衝突を乗り越えていくというのは、この手の映画では定石となっていることなのだろう。けれども、それで映画にリアリティが与えられているかといえば、決してそんなことはない。一観客としては、リアリティなどなくても、自作ロケットの素朴さとか、宇宙服と農場のミスマッチな感じが楽しめれば、それで満足だったんだけどなあ。それだとただのファンタジーになってしまうのか。
[映画館(字幕)] 6点(2008-08-28 23:07:12)
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