21. ゴールデンスランバー(2009)
散弾銃警官とキルオ、カローラの話し、花火シーンなど突っ込み所はいっぱいあるが、最後まで楽しめた。リアル感はもうひとつだが、ファンタジーとして観ればいいのでは。時間軸をうまくさばいたいつもどおりの伊坂スタイルが快感。ただビートルズファンとしてはオリジナル音源を使ってほしかった。 [映画館(邦画)] 7点(2010-02-16 15:00:27) |
22. 愛を読むひと
《ネタバレ》 まずはあのタイタニックの少女による大胆な性描写に感慨深いものが。また戦争犯罪人として自国民を裁くドイツの国民性にも驚き。年上の恋人を得て自信を深める描写は微笑ましかったし、サイクリング旅行のシーンも美しかった。ただ面会に行かず手紙も出さないフランクに苛立ちも。けど文盲が恥ずかしいからという理由でやってもいない罪を認めてしまうのは納得できないし、何より文盲でナチス親衛隊(SS)に入隊できるのだろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-01 00:45:51) |
23. 誰も知らない(2004)
ドキュメントタッチの悲しさ漂う佳作。悲惨で腹立たしい実話とのギャップにとまどいも [映画館(邦画)] 7点(2009-04-29 08:26:39) |
24. アヒルと鴨のコインロッカー
トリッキーでスリリングな展開は厭きさせないし、惹句通りの切ないラストに納得するが、動物虐待をストーリーの核に据えないで欲しかった [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 17:29:01) |
25. 少年メリケンサック
もっとお寒いギャグが並ぶのかと危惧していたが、意外とイケテル。過去と現在を行き来する手法も「パッチギ!LOVE&PEACE」や「陰日向に咲く」よりはうまくいってるし(もちろん「ゴッドファーザーPARTⅡ」には遠く及ばないが)、何より篤姫でブレイクした宮崎あおいの切れっぷりは見事。ただボーカルのジミーが身障者というのはどうなんだろう…。ちょっと引いてしまったのも事実。せめてアル中もしくは薬中くらいのほうが良かったのでは。 [映画館(邦画)] 7点(2009-02-18 16:52:33) |
26. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 いきなりのカーチェイス、肉体フル稼働のアクション、飛行機による空中戦など、相変わらずの派手な演出ながら、肝心のストーリーがいまいちわからない。前作「カジノ・ロワイヤル」で死んだ恋人ヴェスパーの仇が誰なのか、前作でも出ていたマティスはなぜ殺されたのかなど、もう一度前作を見たいなと思ったのは確か。前作同様、主題歌と敵役は秀逸。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-28 14:32:16) |
27. ハッピーフライト(2008)
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」ではせっかくの題材をすべりまくりのギャグでぶち壊していたが、今作ではかなりスマートだった。航空業界の花形であるパイロット、キャビンアテンダントだけでなく、それまで知らなかった裏方たちにスポットを当てたのが良かった。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-19 10:49:40) |
28. おくりびと
荘厳なテーマの中にユーモアと涙、また差別など社会性も盛り込み、グランプリ受賞も納得の魅せる映画となっているが、2度見ようとは思わないかな。山崎努はさすが貫禄の演技、余貴美子、笹野高史、これが遺作となるかもしれない峰岸徹など脇も良し。チェロ演奏などモッくんの役者魂にも感心したが、どうにもこうにも広末涼子の演技だけは拒否反応。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-23 15:39:36) |
29. 落語娘
これを観ると、鶴太郎やたけしなどのコメディアンがなかなかの役者ぶりなのも納得。「逆もまた真なり」で、俳優の演じる落語家もなかなかのもの。津川雅彦とミムラの落語も結構イイ線いってます。平成落語物三部作(?)でいうと、寝ずの番」ᐳ「落語娘」ᐳ「しゃべれども しゃべれども」、てな感じかな。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-18 15:19:47) |
30. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 少々無理やりな展開ながらも、とにかく前半は大いに笑った。しかし「これ映画の撮影じゃないな」と気付いてからは、ボスと情夫のロマンスや指鉄砲などしらけるシーンの連続。せっかくの三谷ワールドとも言うべき上質のコメディが、松竹喜劇とドリフのコントで尻すぼみに。 [映画館(邦画)] 7点(2008-06-21 18:22:00) |
31. カポーティ
繊細な冷血漢でありながら人間臭いペリー・スミスと、傲慢な情熱家でありながら人間嫌いのカポーティ。「何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む」のキャッチコピー通りに、どこか重なりそうで結局はすれ違う二人。理不尽に殺されたクラター一家に合掌。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-03 14:21:40) |
32. かもめ食堂
北欧を舞台にのんびりとした情景とほっこりした展開でそれなりに楽しめた。猫を預かる話とカバンのキノコは意味不明。フィンランドと言えばサンタクロースとムーミンくらいしか知らなかったが(昔、ヨーロッパの中でもハンガリー人とフィンランド人は東洋系だと聞き親しみを覚えていたが、現在では疑わしい説らしい)、これからは「かもめ食堂」も思い出すはず。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-06 16:04:05) |
33. 青い鳥(2008)
昔学校で観せられた教育映画っぽいが、学校の事なかれ主義や中学生の残酷な無関心などがよく描かれていた。吃音の臨時教師という設定も意表をつく感じ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-20 16:53:31) |
34. Dr.パルナサスの鏡
予告編を観て、ファンタジックな映像に期待しながら、難解そうな展開に不安も感じたが、いざ観てみると…予想通り。鏡の中はもちろん馬車や街の風景までもがシュールでそれでいて美しく(多少グロな面もあるが)楽しめたが、ストーリーが分かりづら過ぎて疲れた。何で? 誰? どうして? だらけで話しについていくのがやっとという感じ。こういう世界が好きな人にはたまらないだろうが、万人向きではない。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-30 14:17:36) |
35. アバター(2009)
初の本格的3D映画を体験。さすがに臨場感たっぷりで、衛星パンドラの景色も美しく異星の動植物も面白かったが、ちょっと疲れた。ストーリーもイマイチ。ラストの人間とナヴィの戦いにしても、あれでは何の解決にもならないし、どちらにも感情移入できなかった。3Dも2時間42分は長すぎ。昔ディズニーランドで観たマイケル・ジャクソンの「キャプテンEO」が懐かしい。 [映画館(吹替)] 6点(2010-01-21 13:25:38) |
36. 重力ピエロ
《ネタバレ》 中盤までの展開は良かったが、最後の撲殺放火殺人でそれまでのリアリティがパァになった。これではいくら家族のきずなといわれても共感できないし、のんびりしたラストシーンがわざとらしい。子役を含めたキャスティングは良かったが、渡部篤郎の悪役はもうひとつ。伊坂幸太郎原作ものでは、アヒルと鴨>死神の精度>重力ピエロ>陽気なギャング、というところ。 [映画館(邦画)] 6点(2009-05-30 06:56:22)(良:1票) |
37. スラムドッグ$ミリオネア
前半の悲惨な境遇を跳ね返す力強い展開に比べ、後半はご都合主義の甘っちょろいラブロマンスになってしまった。アカデミー賞8部門受賞のほか評論家も絶賛していたので期待していたのだが。もしアカデミー賞を取っていなかったら、また違った評価だったのでは。 [映画館(字幕)] 6点(2009-04-21 13:34:39) |
38. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
それなりに面白かったがストーリーがスカスカ。これくらいのアクションシーンなら今は吐いて捨てるほどでは [映画館(字幕)] 6点(2008-09-18 15:45:53) |
39. Sweet Rain 死神の精度
《ネタバレ》 オープニングは「シックスセンス」の雰囲気でちょっとドキリとさせられたが、"ミュージック"をこよなく愛する死神がなかなかとぼけていて、その後の展開はまずまず楽しめる。エピソードごとに違う死神のヘアスタイルもグッド。ただ、歌手から理容師への転職や、愛しすぎるのが怖いからと息子を捨てたり、ロボットのお手伝いさんの登場など、ちょっと展開に無理があるのは否めない。 [試写会(邦画)] 6点(2008-03-07 16:25:57) |
40. ワルボロ
はじけ方がいまひとつ。「ガキ帝国」「岸和田少年愚連隊」のような突き抜けた迫力がないのは、関西弁と東京弁の違いか。というよりも自分自身が年をとってしまったのだろう。ということで、大人が楽しめる青春映画には至らず。 [映画館(邦画)] 6点(2008-02-16 22:03:41) |