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カニばさみさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 600
性別 男性

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21.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
3時間にも及ぶ上映時間が全く長く感じないのは、登場人物ならびに役者の12年間を切り取った映画だからなんだろう。 パトリシア・アークエットの老け方はVFXじゃ表現できないよ。フィクションとドキュメンタリーの融合、モキュメンタリーとは全く別。フィクションとドキュメンタリーが文字通り融合している。こんな映画を作ろうと思ってもできるもんじゃない。完成したという事実だけで賞賛に値する。しかも物語が面白いときた!ダメな父親と離れ離れに暮らす子供たちの交流は応援したくなって仕方がないし、別れた夫婦の関係性の微妙な変化、老いていく母が抱える悩みは他人ごととは思えない重みがある。どんなによくできたドラマでも本作ほどのリアリティは存在しなかったのだ。本作は尊い。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-25 14:04:38)
22.  この国の空
戦時中の東京が舞台なのに誰も死なないどころか、血の雰囲気を一切感じさせない不思議な映画。二階堂ふみと長谷川博己の存在感は唯一無二だと再認識させてもらったが、話にはいまいち乗りきれず。荒井晴彦が一番やりたかったのは「わたしが一番きれいだったとき」の映画化なんだろうな。この詩の悲しさを表現しきれなかったのがすべてだと思う。ラストのクローズアップは否定も肯定もしないけど、テロップは余計。
[DVD(邦画)] 6点(2016-02-25 13:58:09)
23.  エンド・オブ・ウォッチ
POVショットを用いることで他の警官モノとの差別化を図っているが、肝心の物語が極めて平凡。夜間学校の課題でカメラ回してるって話だけど、期間長くね?本格的なドキュメンタリー製作だったのかな。
[インターネット(字幕)] 4点(2016-02-25 13:31:20)
24.  ジャージー・ボーイズ
アメリカでは原作ブロードウェイと比較され、評価はあまり芳しくない映画ですが、私は好きです。ミュージカルシーンの心地よさは当然ですが、メンバー間の葛藤がよく表現されていたと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-15 15:56:11)
25.  トム・アット・ザ・ファーム
わかりやすく例えると、「ミザリー」のような映画です。主人公は田舎の農家から逃げることができなくなり、次第に逃げようという気持ちが無くなってしまいます。ストックホルム症候群ですね。この過程を徹底的に計算された撮影と編集で見事に表現しています。グザヴィエ・ドランのセンスには敬服するばかりです。いろんな解釈が出来る映画だとは思いますが、まずは表層的なメッセージを楽しむべきではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-11 03:30:01)
26.  ブルー・リベンジ (2013) 《ネタバレ》 
前半はまったくセリフがなく、中盤以降も静かな映画です。極力セリフを排し、映像で観客に主人公の心境を訴えようという姿勢が見て取れます。フランスの若手監督クサヴィエ・ドランがインタビューで「映画はセリフに支配されるべきではない」と言っていましたが、この映画はセリフに束縛されず、のびのびと撮影・編集されている印象を受けます。映像のみで語ることができる唯一のジャンルである映画という原点に立ち返り、スタイリッシュな復讐劇を成功させています。ただ画面を眺めているだけではいまいち楽しめないでしょうが、集中して見るとどんどん引き込まれていきます。レビュー数はこれを含めてわずかに2つ。決して有名な映画ではありませんが、見逃すのはもったいないです。セリフが少ない映画だからこそ、クライマックスの会話に生じるカタルシスは大きい。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-11 03:24:02)(良:1票)
27.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
日本映画界では近年まれに見るグロ映画。映画業界で一人勝ち状態の東宝だからこそ実現できた企画でしょう。一秒前まで生きていたキャラクターが木っ端微塵になり、壁にたたきつけられて肉片になり、生々しく食われたりするグロさは評価します。私は、樋口真嗣にはドラマを演出する実力がないと考えています。フィルモグラフィーを見ればそのことは明らかです。最初からドラマパートの出来を全く期待していなかったため、グロい映画をスクリーンで観ることができたという満足感に満ちあふれ、正統な評価ができない状態にありました。 この映画を見てから半年以上がたった今、ドラマパートのクソさ加減が凄まじかったこと、かったるいセリフ回しに寒気がしたこと、アクション女優武田梨奈にアクションをさせなかったことの罪深さをようやく認めることが出来る状態になりました。ガッチャマンよりは遥かにマシです。見どころはあります。でもクソです。一本グソとビチグソくらいの差です。一緒くたに否定されるべきではないけど、流されるべき場所は同じ下水道でしょう。
[映画館(邦画)] 2点(2016-02-11 03:14:06)
28.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
チームプレーの復活が本当に嬉しかった。私が見たかったのはこういう「M:I」です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-11 03:08:36)
29.  ROOM237
なんじゃこりゃ。語り手たちが自慢気に語る『シャイニング』の真実にバイアスがかかりすぎて信頼できません。キューブリックは偉大な監督だから、このカットにはこれくらいの意図があるだろう、そうに違いない!という考えが根底にあるようなので、研究が暴走してしまっている人もいらっしゃる。過大評価が過ぎます。キューブリックは確かに偉大な映画監督だけど、いくらでも深読みできるような映画をたくさん作った人だけど、それにしてもやり過ぎです。語り手たちは自分の研究結果に酔っているだけでは?
[インターネット(字幕)] 2点(2015-11-02 21:11:48)
30.  二郎は鮨の夢を見る 《ネタバレ》 
演出・構成ともに優れていると思う。インタビュー音声は流れるものの、基本的には映像と音楽で見せる映画。映像はスローモーションをうまく使っているし、1度しか使われない早回しも効果的だ。クラシカルな音楽を使用するのにもちゃんと理由があり、よく考えられているんだなと感心する。すきやばし次郎のドキュメンタリーであるためにどうしても小野次郎氏を描くのが中心になる。長男メインの買い付け等のシーンも常に氏の存在を意識させられるので、氏が逝去した後のすきやばし次郎はどうなるのか?ということが描かれはするものの、長男が脇役に回らざるをえない。しかし、最後の山本益博氏のインタビューで実は長男が主役のドキュメンタリーだったのだ、と気付かさせる構成!素晴らしかった。海外で高く評価されているのもうなずける。決してオリエンタリズムだけを評価しているわけではない。
[インターネット(字幕)] 8点(2015-09-06 23:21:30)
31.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
とてもおもしろい。『マッドマックス2』ではあっけなく散った女性戦士をフィーチャーし、マッドな世界の犠牲者たちの革命を描いている。決して身勝手な争いではなく、切実な争いでした。男性が支配し、女性は徹底的に搾取されるストレートな構造から浮かび上がるのは現実世界の歪な矛盾。観客は「現実はここまで酷くない」と思う一方でどこかに共通点を見出してしまう。だからこそ、日々「嫌だなぁ」と思っている世界に対峙し、命がけの革命を起こすマックスたちに共感し、クライマックスにのめり込む。いいですね。ダメなアメコミヒーローアクションとはまるで違う、良質にして熱いアクション映画です。 …ただ残念なのは、敵キャラをもうちょっと魅力的にできたんじゃないかということ。そこに葛藤を持ち込むと途端にくだらなくなってしまうことをジョージ・ミラーは熟知していて、だからこそ表層的な悪者として描いたんだろうけど、先ほど槍玉に挙げたアメコミヒーローアクションは悪者のキャラクターが命という面がある。悪者は必ずヒーローの裏側を表していた。マッドマックスにこういう要素を持ち込むと…ダメかな。面倒くせえかな。
[映画館(字幕)] 8点(2015-07-18 13:33:22)
32.  JIMI:栄光への軌跡 《ネタバレ》 
偉大なミュージシャンの伝記映画で本人の楽曲を使用できないというのは大きなハンデになり、それだけで制作を断念してもおかしくないはず。それでも作品が完成し、それなりに評価されているのは、本作の焦点は「ジミヘンはどのように楽曲を作っていたのか」ではなく「ジミヘンはどのようにスターダムにのし上がり、どのような人物だったのか」という点にあるというのが大きいでしょう。ロック界に今もなお強烈な影響力を持っている男は彼一人だけではどうしようもなかった。運命的な出会いが彼をスターダムにのし上げ、もし一人でも彼と出会わなかった人がいれば、ジミヘンはスターになっていなかったかもしれない、そういう物語です。だから彼自身の楽曲を使わなくても、当時のエピソードに沿った選曲で物語を進めていくことができ、無事に作品が完成したと。 物語は一部に創作が見られるものの、基本的にはジミヘンの生涯の1ページを再現できていて、それなりに面白いと思います。リンダ・キースと親密な関係になるのかとおもいきや渡英後に関係が希薄になり、音楽にちっとも詳しくないセクシーなだけの女性と付き合うあたりに人間味を感じ、予想を裏切られたことも相まって印象に残りました。残念なのはヘンにカッコつけた演出で、正直言って邪魔。スタイリッシュな人間を描くのにスタイリッシュさを足そうとして失敗している感じです。あーあ、そんなことをしなくても…とガッカリしてしまいまいました。
[映画館(字幕)] 6点(2015-06-06 19:30:55)
33.  サンドラの週末
サンドラはうつ病を克服し、復職のめどが立ったと思い込んでいるからこそ理不尽な解雇に反対してくれる支持者を集めるわけだけど、安定剤は手放せないしすぐ泣くし情緒不安定だし、明らかにうつ病は治ってない。このお話はサンドラがうつ病を完全に克服するまでを描いた闘病映画です。同僚の家を一軒一軒訪ね歩き、いろんなことを言われるわけですよね。嫁が失業して金がいるとか、新しい彼氏と生活するために金がいるとか。同僚たちの大半は経済的に苦しい状況に置かれている。中にはサンドラを批判したり、精神病で休職していた女性に対して言うには度が行き過ぎた冷静な意見を述べる人もいて、サンドラの感情は常に激しく揺れ動いている。でも、サンドラは感情を表情で表現しない。もしくは表情を押しつぶすために必死で、顔で戦争が起きているような状態。安定剤を1箱飲むときも無表情という徹底した鉄仮面ぶり。この差がスリリングで非常に面白かった。何度も支持者集めを諦めようとするんだけど、夫に励まされたりちょうどいいタイミングで支持を表明する人が現れたりして、サンドラは支持者集めを続ける。ここでの感情の動きは、精神が弱っている人とどう向き合うべきか、当事者はどうするべきかを観客に問いかけているんじゃないかと。社長や上司に批判を声を上げるわけではなく、弱者に寄り添った視線(手垢ベッタベタの表現だけど、これが一番適した表現だと思う)で静かに物語を描き出す監督には恐れ入りました。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-05 19:50:08)
34.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 
『96時間』シリーズにいまいち乗りきれなかった私でも楽しめた。話はだいたい同じですから、『96時間』が好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。昔はすごかったらしいジジイが家族のために頑張るんだけど、アクション以外に見どころがあるのが良い。経歴やかつての振る舞いから父を嫌い、カタギとして幸せな生活を送る息子にひたすら尽くすんだけど理解されず、俺達はあくまでピンチだから助け合うんだという二人の関係が崩れ、ようやくお互いを理解できるようになったのに…。悲しいけど、これでいい。リュック・ベッソンには作れないだろうな。超能力ないし(超人だけど)。作り手は明らかに『96時間』を意識しているし、『96時間』後のリーアム・ニーソンを起用しているということに自覚的。だから家族を主人公との対比に設定し、成功させているのがエラいですね。
[試写会(字幕)] 7点(2015-05-14 03:58:29)
35.  グリーン・ホーネット 《ネタバレ》 
主人公がガキ臭い?エレベーターあり得ない?バカ野郎!この物語はリアリティを重視していないんだからそんなことはどうでもいい!ジョーカーみたいな悪役が本当にいるわけ無いだろ!! この物語はいつまでもガキのままの大人がバカをやりながら友情を深めるブロマンスなんだよ!セス・ローゲンの出演作を調べたことは?彼はブロマンス俳優だから最適なキャスティングなの!だいたい、冒頭で爆死したチンピラはジェームズ・フランコだよ?どっからどう見てもブロマンス映画の始まりじゃねーか!これが本当のガキ帝国なの!一度は想像したことがないのか?「俺もジェームズ・ボンドみたいにいいオンナを抱いたりよくわからんけど凄い車に乗ってみたいもんだ」と。技術は進歩していく。理屈はさっぱりわからんけど凄いらしい車は開発されるだろうけど、女の気持ちはよくわからんよね、あーやっぱ男同士でつるむのはいいわ。女?頭がいい女はカッコいいから俺ら側なのでOK!そういう映画だから!どっかで見たことある話だなぁとか言うな!これまでのヒーローものの物語と決別したシーンを覚えていないのか?スカしていいカッコしたヒーローなんかいらねえ、俺達は等身大でヒーローだ!でも既視感ありありなのは、そりゃ俺達はバカだし?これまでに見てきた「カッコいいもの」を体験したいからヒーローやりたいんだし。っていうことなので!まさかこの手のヒーロー映画にリアリティを求める人はいないだろうなぁ!クリストフ・ヴァルツのバカバカしい演技を見たかよ。そういう映画なの!それとして十分にかっこ良くて面白いからいいの!登場人物にウリがない?うるせえよ!どっかで見たことあってカッコいいだろ!  …というわけで、この映画好きです。ミシェル・ゴンドリーじゃなくてもこんなかんじの映画作れるんじゃねーの?とか言うな!
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-10 03:09:11)(笑:1票)
36.  REC/レック3 ジェネシス 《ネタバレ》 
超バカ映画!『シャイニング』など、いろんな映画のパロディが入ってるのは監督の趣味?ヒロインが『シャイニング』の嫁さんに似てるからってあんなあからさまなパロディを…!超バカ!超ダサいけど憎めないわー。ホラー・ゾンビ映画としては0点だけど、コメディとしては40点くらい。さらに、全く無意味なウエディングドレスのカットによりもたらされたサービスショットは最高だったので、シリーズ最高得点つけます。バカ映画だわー。
[インターネット(字幕)] 4点(2015-05-01 03:02:52)
37.  僕達急行 A列車で行こう
鉄道には全く興味ないし、「どうです?いい雰囲気でしょ〜和みますよね〜」という押し付けがましいオフビートコメディは大っ嫌いなんですけど、なぜか嫌いになれない。『の・ようなもの』に似ているんじゃないかと思います。『間宮兄弟』よりも許容できる雰囲気で、私は好き。新文芸坐で観た時、場内はガラガラだった。後ろの席に座っていたオッサンが鉄道ギャグで笑っていたけど、他はシーンとしていた。私も声に出るほど笑わなかった。でも、こういうのもいいんじゃない?ピエール瀧が実は手のひらサイズくらいの動物に容赦なさそうな優しい男を演じているのですが、彼の家での瑛太とマツケンのやり取り(正気を疑うパン)がお気に入りです。
[映画館(邦画)] 6点(2015-04-27 05:39:14)
38.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
キーラ・ナイトレイについては触れるまでもないですが、面白い映画でした。今年公開された音楽映画はだいたい面白い。負け犬の二人がタッグを組んで人生の逆転を狙うというテーマは対して珍しいものではないし、途中で二人が挫折せずトントン拍子で素晴らしいアルバムを完成させるというのも起伏がなくてどうなんだろうと思います。しかし、屋外レコーディングのシーンは全て映像的に美しくて、楽しそうだった。これが全てだと思います。あと、エンドロールの展開は余計だったんじゃないかと思います。あの家族大変だよ…。
[映画館(字幕)] 7点(2015-04-14 01:55:28)
39.  危険なメソッド
キーラ・ナイトレイしか印象に残りませんでした。エロすぎ。
[映画館(字幕)] 3点(2015-04-13 05:10:25)
40.  セッション 《ネタバレ》 
体罰やハラスメントを肯定しているわけではないと思いますよ。いわゆるスポ根でもない。これは人間同士の戦いを描いた映画なのです。絶対的存在であるフレッチャーに抵抗し、対立するような行動を取るのはニーマンだけ。彼だって最初のうちは圧倒されるだけだったけど、フレッチャーのバンドに所属する中でドラムの腕も人間としても少しずつ成長し、ついに対立できるようになった。元々は実に未熟な人間だったわけですよ。彼女を一方的な思い込みで振ったりするような男だった。フレッチャーに抗うことで、否定することで成長したわけです。共にルートを外れ、互いの気持ちがぶつかり合った最後のセッションは映画史に残るシーンと言って過言ではない。宣伝文句と意見が一致するなんて珍しいことです。
[試写会(字幕)] 8点(2015-04-09 22:52:43)(良:1票)
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