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李徴さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 25

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21.  雨あがる
やはりお城の侍たちの演技に大いに違和感。役者の問題もそうですが、脚本の台詞回しにも問題があるのではないかと思いました。庶民と比較して、お侍の言葉遣いを古風で小難しいものにしたいという意図があったのかもしれませんが、会話の自然さがなくなり、役者さんのろれつも回っていませんでした。とはいえ、野の花のを愛でるように素朴で清らかな美しさを全体として表現できている作品でした。霧と森、水を背景にした画面構成、ゆったりと間を取りながら、静のなかに安心感と緊張感を使い分けるところが印象に残りました。寺尾さんの飾らない演技はすばらしかったと思います。
7点(2002-09-09 15:42:50)
22.  ジェヴォーダンの獣
無節操にいろいろ詰め込んだ娯楽秀作というところでしょうか。オカルト風味の推理ものから、カンフー、お色気、最後は大江戸捜査網か?というような何でもてんこ盛の作品でした。それぞれの要素ごとに分離してみてみると非常に良い出来なので、そういった出来の良さみるのがこの映画の楽しみ方かもしれません。自分はそうやって楽しみましたが、作品全体としてみてみると作風のまとまりがなく(その分観客は作品のタッチの変化に振り回されることになる)無節操だということにもなるでしょう。個人的には作品前半の怪奇事件ミステリーが非常にうまくできていて面白かったと思います。
7点(2002-09-07 00:38:47)
23.  グラディエーター
映像としての面白さなら満点ですがストーリーは評価しがたいところ。序盤で期待が大きく膨らんだだけに、舞台のスケールとはミスマッチな家族愛で話を終わらせた内容の乏しさにかなり口惜しさを感じました。闘技場を通して残虐な見世物を楽しむ(スクリーンの前の)観客に対してなにか一石を投じようとしているのではないかと期待しましたが、どうやら伏線を敷くだけ敷いてそのテーマについて語るのを断念してしまったようです。残念。結局はスコット監督お得意の個人の内面を語る話になってしまいました。ちなみに、ラッセル・クロウがアカデミー主演男優賞を受賞しましたが私はむしろホアキン・フェニックスの演技のほうが注目に値すると思います。
6点(2002-09-07 00:27:13)
24.  パトリオット
スペクタクル映画としては面白い出来に仕上がっているし、歴史考証にもあまり問題はない。メル・ギブソンの演技も申し分ない。しかし、舞台であるアメリカ独立戦争を描き、表題である「愛国者」について観客にメッセージを伝えることができたかというと、そうは感じなかった。というのも、ストーリー構成として残虐な英軍指揮官のダビントンに対する復讐心を観客に強く印象づける話となっているからである。つまり、観客は「愛国心」というテーマを通して主人公に感情移入するのではなく、家族愛と復讐心をとおして主人公に共感しているわけである。そこで辛めの評価をすることにした。「人権をうたいながら黒人奴隷問題を避けた造りである」という批判も聞かれるが、私見では歴史的事実としての「独立戦争」や「愛国者」というテーマについては直接かかわらないので、特別批判対象にあたらないと思う。
6点(2002-09-07 00:02:25)(良:1票)
25.  ロード・オブ・ザ・リング
万人うけ・・・というのはどんな映画にも困難。はなからRPGとかファンタジーというものに拒絶反応のある人には薦められない。
8点(2002-05-28 20:21:23)
014.00%
114.00%
200.00%
328.00%
428.00%
528.00%
6624.00%
7520.00%
8416.00%
928.00%
1000.00%

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