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叫真さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 125

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21.  サンゲリア
ロメロの「ゾンビ」と並ぶ、ゾンビ映画の最高傑作と評されるこの映画は、ホラーに詳しくない映画ファンでも良くご承知だと思います。全体の発想からして、「ゾンビ」を模倣しており、完全に亜流なのだが、なぜ、ここまでルチオ・フルチファンをはじめとして、絶大に支持されるかは、やはり徹底したカニバリズムを体現させたリアルなグロ描写でしょうね。もちろん、グロ描写だけではなく、白い布に包んだ死体を銃で打ち抜く場面から始まる冒頭、サメとゾンビの格闘珍場面、土の中から、次々に這い出る瞬間のゾンビの描写、ラストのニューヨーク本土でのゾンビの群れの行進など、印象的な場面が多いのも特徴です。あと個人的には、BGMやS.Eなどが、どこか安っぽさもあるけど、とにかく凄い効果を持っているところが特筆すべきだと思ってます。ルチオ・フルチのホラー作品は、そのストーリー性を度外視して、徹底的に残酷性の高いグロ描写に執着したイメージがありますが、この作品は、意外にもストーリーは破綻してませんね。ロメロがグロ描写やゾンビのメイクをあまり重視せず、スケールの大きさと、そこに非常に深いドラマ性を演出させる手法とは正反対に、フルチは、手がけた作品にグロ描写を通して、ひとつの究極の芸術性を見出そうとしたことは「地獄の門」を介して、産み落とされた傑作「ビヨンド」を観れば、理解できるはずです。個人的にはロメロではなく、フルチに感銘を受けたので点数高めですが、どちらにしても、ゾンビ映画は観る人を選ぶのは事実ですから。この手が嫌いな人は絶対見ないほうがいいでしょう。
8点(2003-05-04 19:52:15)
22.  ミザリー
まあ、今で言えば、単にファンから発展したストーカーによる監禁事件を描いただけなのだが、実に怖いんだよな。自分好みに小説の内容を変更させるなど、異常な執着心の数々は本当に怖い。真の恐怖映画とは、こういった映画なのだと感じさせる秀作。
8点(2003-04-25 19:52:31)
23.  ダイヤルMを廻せ!
製作年も古いので、古典クサい推理サスペンスに仕上がっているのは仕方ないが、やはり出来はかなりのもの。リメイク版は哀れなほど最悪な出来だが、こちらは安心して楽しめる。誰にもお薦めできるヒッチコック作品の傑作。
8点(2003-04-25 18:33:17)
24.  海の上のピアニスト
ラストも衝撃的だが、やはり、一度は船から陸地へ降りようとして、戻ってくる場面が印象的。結局、主人公は船で生まれ、船とともに栄え、船とともに死ぬ。一見、華麗なピアニストを演じていても、本当の人間の温かみと、陸地にも存在しただろう別の楽しさを知らなかった、いや、知らなくても良かった。でも、初恋も経験したし、どこか吹っ切れないという感情が彼を迷わせる。結果的に悲しい結末だが、彼はそれを望んだ。彼にとっては決して悲劇的ではなかったのだろう。戦場のピアニストではなく、船上のピアニストの彼に乾杯。
8点(2003-04-24 22:22:03)
25.  モンタナの風に抱かれて
基本は、娘と馬の心と体の癒しを大平原の風景が非常に美しい舞台で繰り広げられるドラマ。とにかく映像が美しい。不倫かな?という場面も、肉体関係にまで発展したわけじゃなく、あくまで青春の少女の初恋みたいな純愛に近い雰囲気もあります。ラストの泣きながら、車内で例のヒモを指に絡めるシーンとその車を大平原から見つめるロバートの乗馬姿も渋く、淡い恋模様の幕切れの演出に貢献していてGood。個人的には、新たな恋心から、長年苦しんだロバートの過去の妻への決別を思わせる、ドヴォルザークのチェロ協奏曲のレコードを再生しようとして、途中でやめる場面が好きですね。
8点(2003-04-24 21:09:29)(良:1票)
26.  激突!<TVM>
低予算で、ここまで印象に残る普遍的な恐怖を味あわさせてくれた手腕の凄さに脱帽。最も好きな場面は、タンクローリーの運転手がGSで給油中に、足元だけ見えて、履いてる靴を確認した主人公が、タンクローリーの停車したプールバー?で、その靴と同じ人間を恐怖と怒りが錯綜した状態で探すシーンです。
8点(2003-04-22 20:48:57)
27.  デーヴ
政治的風刺を見事に気持ちいい展開のコメディ的ストーリーに置換えた発想が素晴らしい。たとえ政治色が強くても妙に説教がましくないので、見る人を選ばない。
8点(2003-04-19 18:32:27)
28.  アサシン(1993)
やはり「仮面の男」でも影のある渋い演技をした、このガブリエル・バーンが役にハマっていて格好良かった。
8点(2003-04-19 18:11:20)
29.  シンプル・プラン
一番まじめなはずだった人間が・・・ついには殺人まで。人間の欲望の恐ろしさを巧みに描いていて好感が持てた。
8点(2003-04-18 20:18:59)
30.  大逆転(1983)
これはエディならではの映画でしょうね。爽快な気分にさせるコメディ映画だ。多々ある「笑い」とともに一切弛緩することなく、突っ走る。盛り上げ方が巧い。かつては、コメディ映画において、天下一品のキャラクターで絶大な支持を得たエディも、最近の「ドクター・ドリトル」シリーズでは、さすがに彼にも「栄枯盛衰」を感じたが、これを改めて、観直すと、さすがエディだなと感心させられた。
7点(2003-06-13 18:10:23)
31.  タイタニック(1997)
つまるところ、パニック映画ブームの真っ最中に登場した、やはり、パニック映画の一つであるのだが、臭いほどの恋愛要素と絶望的状況における種々の群像劇をうまく融合させている点で、他の凡百のパニック映画とは一線を画している。恋愛中心の前半と、人間ドラマ的展開をみせる後半の場面が、この映画の主な骨格であるが、明確な起承転結のもとに、3時間超の大河ロマン的作風を見事な整合性を持って、パニックの舞台の上で描くという手法を導入しながら、それを見事に成功させている点は評価に値する。
7点(2003-06-12 17:20:48)
32.  ゴースト/ニューヨークの幻
当時、大ヒットしたファンタジックなロマンス映画。今の人たちは、噂では、この映画を観て、「単なる未練たらたらな幽霊によるストーカー映画じゃん」といって酷評してる人が多いそうですが、予定調和色が濃いけど、起承転結にそって綺麗に綴られるちょっと切ない物語は、印象に残ります。勧善懲悪的発想も盛り込み、すっきりとした形で、天に消え行くラストは素直に感動します。
7点(2003-06-11 19:45:33)
33.  コクーン
老人とエイリアンという異色の組み合わせながら、ストーリーの組み立てに迷いは無く、すんなりと受け入れられるファンタジー映画。しみじみ、ほのぼのタイプながら、掲げるテーマは意外にも高貴なもので、少し重みもある。老人だからこそ感じる「生へのこだわり」と「ふるさとの地のこだわり」を平行バランス的存在に置きながら、オリジナリティにあふれ、ヒューマン色を強めて展開するので、観ていて心地よい。
7点(2003-06-11 18:49:48)
34.  ニューヨーク東8番街の奇跡
「コクーン」もそうだが、年寄り+SFという設定は意外にも、マッチしやすい気がする。わくわくさせるようなエンターティメント性は皆無だけど、どこか心温まる、ほのぼのとしたファンタジー色にあふれたSF。ストーリーも無難に決めていて、好感が持てる。
7点(2003-06-11 18:43:25)
35.  グリーン・デスティニー
全体に漂う、凛とした雰囲気がいい。音楽もかなりいいと思う。ワイヤーアクションは、少し度を越してる部分もあるが、まあ、これはこれでオリジナリティがあっていいのかも知れない。「マトリックス」より個人的には、印象に残った。ストーリーは少し、間延びしている部分があったのが、惜しかった。あと何なの?この邦題センス。もっとよく考えて付けるべきでしょう?
7点(2003-06-10 20:02:06)
36.  ペット・セメタリー(1989)
大事にしてたペットが死んだことを子供が悲しまないようにと生き返らせたり、妻、子供を生き返らせたりする精神性こそが、怖いと思った。「死」を受け入れられない、その「真実」への心の「停滞感」から来る人間の悲しくも異常な行為は、「狂気」と「愛」の表裏一体から生まれているのである。この映画のサイコ感覚とカルトな風習のブレンドから生まれるオリジナル性は、ホラー映画の中でも、かなり異色だと言えるが、B級の匂いがしながら、ちっとも品が欠けてないのは秀作と呼んでもいいのかもしれない。
7点(2003-05-22 16:41:14)
37.  チャンプ(1979)
カルキンなんか遠くかすむほどの驚異的な演技力、真に迫ったような泣き顔などこの子役には完敗した。巧すぎる。あまりに巧いので、撮影のときに、マジに泣かしてたんじゃないだろうかと疑ってしまうほどだ。この天才子役だけが素晴らしく輝いて目立つ作品。子役が泣くシーンのたび、思わずもらい泣き。
7点(2003-05-22 16:06:38)
38.  ロード・オブ・ザ・リング
「パラサイト」でひ弱なSFオタクでいじめられっ子を演じたイライジャ・ウッドが主演を演じるとは、成長したもんです。この作品でも、いまいち頼りない役になっていますが、演技力は格段に成長してる。全体的にスケールが大きいことが印象的ですが、そのスケールの大きさに作り手自身が押されているせいか、少し散漫な部分もある。だが、一見するとチープな世界観になりがちなこのタイプのストーリーをうまく消化して、それなりの品格を持った作品に仕上げている。CGも最近の「スターウォーズ」みたいに、コテコテじゃないし、キャラクターの配役の起用も、それぞれの俳優に、わりとフィットしてると思う。
7点(2003-05-22 07:04:50)
39.  デッドマン・ウォーキング
最後の処刑のプロセスを順追って、緊迫感あふれる空気が漂う中で行われる場面が衝撃的であった。罪とは何か? 死刑は必要か? 被害者遺族の心境は、どんなものか?を問いかけながら、終結を迎える。地味な映画ながら、意味深いメッセージは非常に鮮明な印象を残す。製作者側の意図したことが、鑑賞者に見事に焼き付けることに成功した好例と言える。
7点(2003-05-21 20:11:29)
40.  ミクロキッズ
個人的には、「グーニーズ」より遥かにいい、「子供による冒険もの」だと思っている。ごく単純な展開だが、どぎつくないコメディ要素と、SF要素が、うまくかみ合っていて非常にオリジナリティを醸し出していて、安心して楽しめる。
7点(2003-05-20 20:37:00)
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