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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
性別
自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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461.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
 言ってみれば、そんな訳無えで終わってしまうのだが、こう言う法廷をアクション的に捉える娯楽作品もたまには良いものだと思う。結構ペラペラなのだが、広告会社が上手く重厚に外面を整えていて、実際に見てみると笑って済むような内容だったりしてちょっとした驚きもある。   とはいえ、大昔筑紫哲也がアメリカ社会の本質のように力説していたが、チープなトリックで成立してしまうほどアメリカの司法制度も中流社会も甘くない。ファンタジーの世界の出来事として素直に楽しんだ方が有意義だ。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-27 13:02:31)
462.  デルタ・フォース(1985) 《ネタバレ》 
無性にチャックノリスを観たくなるときが有る。北斗の拳のモブみたいな装備と作業着を着ている様にしか見えないデルタ隊員だが、何度も聞いたデルタフォースのテーマ曲を聞く度にいつも気持ちがチャックノリスするのである。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-11-24 17:33:25)
463.  ワイルドシングス 《ネタバレ》 
 普通に面白かったけど、空白のプロットが気になってしょうが無い。正直どんでん返ってないない。でも、サスペンス入門としては有りだと思う。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-11-08 03:39:38)
464.  ブラックサイト 《ネタバレ》 
 こう言う映画は結構好きなんだけど、突っ込みどころが多すぎて何とも言えない。SAWを味付けして、メジャーらしい感覚で仕上げているんだけど。  なんて言うか、停電させろとか、ドメインを強制的に停止したらとか、志村後ろ誘拐されるぞとか。そう言う腋の甘さはいかんともしがたい。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-08 03:35:07)
465.  陰謀のセオリー 《ネタバレ》 
 手足を縛られた脚本、定型的な演出、そしてどこかでみたことが有るストーリー。これだけの制約がありながらもメジャーがその手法を捨てずに作り上げている。何となく嫌悪感を感じる要素かもしれないけど、実際はそうではない側面もあるのかなとも思う。  90年代はマーケティングの時代とも言える。限られた情報をマーケティングでミックスして、ほんの少しだけ新しい物を作り出す。それが相乗効果を生む時代がこの10年間を彩っていた様に見える。そんな中で、この映画のようにどこかで観たような錯覚が見える映画も悪くは無い面も見えてくる。  元ネタになったと思しき作品達は、メジャーで出すには少し味が濃いかなと感じられるがこうやってメジャーで作られてみると万人に観てもらえる物になっていて、敷居を低くかつ高品質なものに仕上げられている。  そうやって作られて、色々な人に様々に感じてもらってもう少し深い世界観画を探してもらえる間口として機能するのであれば、大勢の作り手の懐の深さが感じられる。こう言った優しさのある作品がどぎつい世界観の作品への橋渡しになるのだと思うとちょっとした敬意が湧いてくる。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-08 03:14:09)
466.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 
 この妙な安心感はなんだろう。微妙に違うんだけど、たぶんあれか。   南の方から空気に季節の変わり目の匂いがほんの少し交じり始めて、男女共にときめいたりそうじゃなかったり。もう少し待っていると気温が鬱陶しくなって来る。  縄張りの中に居るつがいのメスも子供を産んでしまうと旦那だったオスの顔に獰猛な唸り声をなすり付けている。  あんたが立っているその座標から一ミリでもこちらに近づいたら噛み殺すからそのつもりで、と言う意味なのははたから眺めている僕にも伝わってくる。 旦那としても、イヤイヤちょっとそばで昼寝でも、位のつもりだったのだろうがのっぴきならない。  子育てとプライドの激突、彼らの中ではあくまでも。眺めてる僕からはなんてかわいい奴らなんだの風景である。本気で殺り合ってもまあ死なない。   そう言う平和な雰囲気。似たような温さ。本人は必死。それが何と無く似て感じてしまった原因なんだろう。でもボロ雑巾になってフラフラと帰ってきた彼を見ると、マヌケさが何とも言えないのと、セリフもなく射殺されたキャラのことを思い出して複雑な気持ちになる。   これと比べたら明らかに米製歴史ドラマの合戦とかの方が残酷だったりするけど、そのドラマもこの映画もなんでか猫の喧嘩みたいにアハハで済んでしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-07 20:57:37)
467.  プロジェクトBB 《ネタバレ》 
 昔、香港がイギリス領だった頃の香港映画スターの活躍は今も忘れられない。彼らの悪ふざけは少年少女を狂喜乱舞させ、週末の映画番組で放映が決定するとその週には誰もが広川太一郎だったりデブゴンに変身したりした物だ。  時代が変わるとこうしたスター達の多くはアメリカに活動拠点を移して、あまりふざけた作風や反社会的なジョークという物には手を出さなくなっていった。野蛮さからの脱皮とすればこれは正しいし、彼らが西欧文明の中で生きて行くには至って当たり前の事だとも言える。  とはいえ、そんな彼らもこうやって21世紀にこう言う形で帰ってくるのは心躍る。ミスターBooは広川太一郎だし、ジャッキーやユンピョウまでいる。もう独りは誰?って気がしないでもないが、日本人だけが客じゃない。その辺は空気。   そう言うわけで、温い脚本とそんなわけが無い都合の良さ、それから少し不道徳な彼らを眺めていると知らずの内にiPhoneで当時の仲間に電話をしている。それでそのまま集まってセリフが聞き取れない位の突っ込みとケチをつけながら、それ以上の大声で笑ってる僕らがいて、遠慮の無いアクションもノンストップだ。  とんでもなく時間が過ぎ去ってしまっても、こうやってまた集まってくる。あの頃の仲間全員が集まったわけじゃないし、集まれない事実もあるのかもしれない。サモ・ハンやリチャード・ンがいないのも色んなタイミングや事情があるからなんだと口に出さなくても分かっている。   でも、全員が集まらなくても時々は二、三人であつまってあのときの話をする。こんな面白いイベントも懐かしい昔話に変わっていく。あのとき憧れていた女の子もオバチャンになって、僕らもオッサンになって。僕らの仲間が少しずつ増えていったあの時とは違う今では、もう同じ空気感を共有する仲間が増えることも無い。  でも、こうやって同じ面白さに同じ突っ込みを入れる人間がいて、時々は笑っていられる。こう言う日常が続いていくことを僕たちはずっと願っていた。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-01 18:05:35)
468.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 
 ヴァーホーベン様のアメリカでのキャリアにとどめを刺したな。今思えば。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-01 04:04:02)
469.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
 ジャッキーとリーリンチェイがワイヤーアクションするという事件にお腹いっぱい満足です。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-01 03:37:41)
470.  アイアンマン2 《ネタバレ》 
壮大な番宣を見せられた気がする。
[DVD(吹替)] 6点(2012-10-26 03:34:34)(良:1票)
471.  プレデター2 《ネタバレ》 
 通路の天井が流れる。蛍光灯が時々通り過ぎると、天井の継ぎ目が何本かまた流れる。仰向けの僕の下を流れるリノリウムと、もしかしたらそう感じた印象だけの問題かもしれない薄暗い通路の天井は同じ速度で、常に平行に僕の背中と目の前を流れていく。  やっとたどり着いた扉が開くと、どう言う手順でそうなったのか分からないが、白衣の男性が僕に点滴やら注射やらを行う。痛くないか、眠くなってきた?等と聞かれた覚えがあるけど、そうでもないですよと答えた瞬間から後の記憶は全く無い。   誰も見舞いに来なかった病室で目を覚ますと、綺麗な看護婦さんが僕を優しく見つめた。痛みを気遣う彼女は我慢しないで薬を使った方が良いよ、と言ってくれた。こんな風に優しくされたのはいつが最後だろう。 「それじゃお願いします」と返すと急に苦しくなった。とてつもない痛みが僕の中からやってきた。僕の中にあったかつて僕だったものが永遠になくなって、そこには何も残っていないはずなのにとんでもない量の痛みが代わりに詰め込んである。それを薬でなかったことにして、やり過ごす。これからしばらくずっとそんな日が続くのかと思うと、目が覚めなくても良かったんじゃないかと思った。   それでも数日して痛みが引いてくる頃、窓から見える桜が緑に揺れるのを眺めながら、それまで消えて欲しいと思っていたものが無くなってくると、僕の中身がとうとう無くなってしまった様な感覚に溺れる。痛みすら入っていないんだ。そう思うと涙が止まらなくなってしまった。   優しくない日常の中にあの病室の日々がよみがえることがある。  そして何度もよぎるのは忘れられない手術の日の事。薬をお願いして、痛み止めを持ってやってきたのは別の看護婦さんだったのだけど、いや、よく考えると同じ人物を違うフィルターで眺めていたのかもしれない。あのときの看護婦さんの顔を見てプレデター2を思い出してしまったのだ。  もちろんプレデター2をテレビ放送で見かけると、獰猛な笑顔で座薬を手に持つあの看護婦さんが激しくまぶたの裏に現れる。  完全に表裏一体になってしまった彼女たちを思い出すと、僕の中から無くなった僕の部品を思い出すんだ。
[地上波(吹替)] 6点(2012-06-23 02:23:26)
472.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 
 無茶苦茶な世界の中に、主婦。専業主婦。彼女が興味本位でスパイになってしまう。専門職である。この後グダグダとダラダラとクスクス笑えてしまう時間が1時間半くらい続いたと思うんだけど、この空気感はたまらん。意外としっかり追い詰めに掛かってくる公安とか、スパイたちの本気だかふざけてんだか分からない生き様にも共感したりして。  閉塞感たっぷりな街になんかリアリティが有るもんだから、この狭苦しさを妙に重く感じたりしてもしかしたらこの主婦はオレの事なんじゃないのか?もしかしてオレってスパイとか?って勘違いしながら結構楽しめたりした。   あのラスト、よく考えてみるとあれしかないんじゃないのかな。がっつりストーリーを収束したら結構よくある駄作になっちゃったんじゃないだろうか。あの一瞬金返せ!と叫びそうになる温度感が実は巧妙に隠された技巧だったんじゃないか、と見終わってしばらくしてからジワジワと気づいた。   オチがおもいつかなかったとか?聞くなよ。
[地上波(邦画)] 6点(2012-06-01 21:21:30)
473.  紀元前1万年 《ネタバレ》 
 街でヘンテコな健康器具を売っているのを見かけた。どう考えても理にかなっていないんだけど、自信満々でその販売員はヘンテコな実演をしていた。お年寄りをターゲットにしている様子だが、そのお年寄りがあらあら大変ねなどとかなり上空からの視点でねぎらいの言葉を掛けて立ち去って行くのだった。その後あれは売れていったのだろうか、翌週興味半分でその売り場に行ってみたらもう彼らはいなかった。   この映画ももはやそういうものなのかもしれない。自信満々でそう言うものですよと繰り出す謎の古代。そうなんだ、一万二千年の昔はこう言う世界だったのだ。そうだそうだ。そうやって上手に欺されてあげて、自己洗脳して初めてエメリッヒの映画は楽しめるんだよな。  ならば、難しく考えなくたって良い。胡散臭いヘンテコな健康器具を騙されて買っていく老人はきっと高度な自己洗脳と、思いやりでそうしているのだ。これを面白いと思っている僕らはエメリッヒが大好きなんだ。胡散臭い時代考証を受け止めて、思いやりの心を持って紀元前一万年を鑑賞しようではないか。   ゴールデンタイムの歴史ドラマで25歳の女優が7歳児を演じた日本において、この程度の考証で動じてはならぬのである。
[地上波(吹替)] 6点(2012-05-31 04:09:10)(良:1票)
474.  重力ピエロ 《ネタバレ》 
そこそこかあ……。残念だ。 コインロッカーが原作物としては信じがたいおもしろさだったので異常に期待してしまったのもいけなかった。話としては面白いんだけど、あの軽い記述方法でないと雰囲気がとてもじゃないけどバランスしないようだ。  これに原作があるって言うことを知らずに、社会派映画とか勘違いしてたなら結構面白く観てしまったのだろうけど、やっぱり読んでしまった話を映画でもう一度観てしまうとやはりよほどの好条件でないととんでもなく面白くなるってことは無いんだな。残念。   文字で疎通する兄弟と何人か。これを演技と声と画と画角で表現、出来るわけないものを字面を追って同じ事をしようとしても失敗するような気がする、 原作小説にきちんと読み取れる形で存在していた微妙に狂ってる兄弟と、対象者。これを画で見ても分からない関係に置き換えることで、読者に想像させるっていうのが、あまりに姑息だったように思う。  小説でも映画でも読んでる観てる人間に任せる部分が多少なりともある。それをやたら結末でやろうとすると、そのように議論を前提とした文書的な資料が作中でフォローされているかそうでないかで、決定的に落ちない、もう自力じゃ落ちない.ってことになる。じゃあ面倒くさいから読者にお任せ。で、という消極的なやりかたになって絶対最悪の読後感がまっている。  映画の場合、文字でしっかりその振りとなる資料を混ぜ込めない以上、読者の倫理や正義感、法の力などという文書で抑えておくべきな部分をセリフや状況で読み取らせようとする。 結果として、この映画のように、精神的に近い側の人間にしか共感されないと言う事がおこる。 共感できない人間が、理解できない行為をしてしまったことに気付いてしまった。どのように葛藤したら良いだろうかと言う方法まで楽しめる部分が、ない。 似たような因子がある人が「弟わかるわあ」で終わってしまってはまるで意図しない方にいってしまっている。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-20 21:24:17)
475.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE 《ネタバレ》 
モンキーパンチ的な作画にちょっと感動した。 ファーストシーズンのような固めの絵に、心躍ったがそれは長く続かない。 ストーリーが年に一回のテレビムービーのようで、全然新しさが無かったからだ。  カリオストロを後にした、泥棒としては焼きが回ってしまった1968年のルパンではない、年を取らないルパンの方にはどうも違和感を感じてしまう。キャラクター原案をしたモンキーパンチは、ルパンのキャラクター造形に一つのこだわりがあるようなのだが、自身が作り出したかつての大泥棒で荒くれだったルパンはここにはいない。 アニメ版のルパンを作るために、ルパンに詳しい漫画家をお招きして、アニメ版の雇われ監督としてそれ以上のことはしてもらわなかった。そういう雰囲気だったのが残念。  作り出したルパンというキャラクターをテレビアニメが育て、育てた者達の手を離れ制御不能になりかけたルパンに、宮崎駿と大塚康生がそっと幕を引いた。育てた彼らは道化や猿回しの猿になっていくルパン達に我慢が出来なかった。 その結末に納得がいかなかったのか、それとも元の、昔のルパンにもう一度会おうとしたのか、モンキーパンチは奮闘したけれどうまくいかなかった。  大人の事情って怖い。
[DVD(邦画)] 6点(2012-04-29 08:29:11)(良:1票)
476.  カンニング・モンキー/天中拳 《ネタバレ》 
78年。この年、アフガニスタンではイスラム原理主義者の武装蜂起が起こった。 共産政権に反旗を翻したテロリストたちは、瞬く間に全土を制圧しソ連との泥沼の戦争を繰り広げることになる。 80年代の終わりまで続くこの戦いが存在した時代の正義は「ソ連以外なら何でも良い」と言うことで世界中が即断した。してしまった。この甘さが、21世紀をとんでもないところに向かわせてしまうのだったが、このころの誰もがそれを知らない。  80年代、僕らがほんの子供だった時代に、日本では2人の少年が泥沼の戦いに興じた。彼らは互いに自分こそが正統であると主張し、その正しさに疑いを差し挟ませることをしなかった。 「おい、お前。俺こそがカンフーの達人、ジャッキーチェン様だ」 ボ、ボボーとインチキ臭い構えを取ると、彼に相対するもう一人のジャッキー様がボボッとさらにインチキ全開な珍妙スタイルを見せつける。 ものすごいゆっくりな攻防をお互いの特殊効果音で飾る。暗くなり始めると、 「今日はこれくらいだな、明日吠え面かかしてやるぜ」と石丸博也の口まねをして家に帰るのだった。  お互いが家に帰ると彼らが目にするニュースにはしっかりアフガニスタンの事が報道されていたのだが、もちろん全く目に入りはしなかった。 「こんなのジャッキーなら一発で解決だよな」 なんてセリフは一瞬で忘れてしまったりしたのだが、この後映画の世界ではジャッキーではなくランボーが解決してしまった。  容赦なく時が過ぎて二人は学校の帰り道、 「ランボー、スッゲエよな」 「やっぱ機関銃がタマンネエよな」二人はうなずいた。 そうやってカンフーマスターのジャッキーは少しずつ記憶から消えていき、スタローンやヴァンダムのようなアクションスターのワンオブゼムになっていった。  激動の時代に、のんきなカンフーマスターを演じていたジャッキーに憧れていた二人の少年はあの時代の不安定の脈動を後に知ることになったが、それと同時に偉大な達人を忘れていってしまった。  僕らは大切な何かを、永遠に忘れてしまいそうになる。それでも時々何かのきっかけで目にするマスターに、敬意を表してボボーと構えを取る。鏡の中のポーズは、あの頃となんにも変わらない珍妙なスタイルだ。あのともだちも、きっと時々自分の姿にがっかりしているに違いない。そんな友情がこの映画には詰まっている。  ほんとか?
[DVD(吹替)] 6点(2012-04-29 06:55:06)
477.  GANTZ 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。が、日本の映画の悪いところ全開。  まず、なんで作る側が原作とか気にするんだろう。見る側でさえ普通は熱心な読者しか気にしない。二時間しかないんだから翻案しろってば。 漫画の再現度ばかり気にする客もそりゃいるだろうけど、そういう層は合致度しか見て無くて内容全然覚えてないんだから切り捨てるべき。違う部分が出て来ると具体的な内容とか全然覚えてなくてただ作業してるだけ。切り捨てなさいって。彼らが満足するとき、それは高級な再現ドラマを見させられる映画ファンの怒りが爆発するんだから。  うまくいった話として攻殻機動隊があるが、これがうまくいったやり方とは全然違う、普通の原作再現映画になってしまった。高級仮装大賞とも言う。 見終わった後、すぐにコンビニで総集編を買って漫画を読んでみた。そこそこ面白かったからだ。だけど漫画の田中星人編の迫力の方がおこりんぼう星人編より迫力がある。致命的だと後から気づいた。  相対的な問題なのだが、本がこれだけ迫力があるのに、予算の都合からか画が絵に負けてしまった。こういうことが起こらないために、単なる再現は止めた方が良い。所々で出て来る不自然な流れはやっぱり漫画のコマを再現しようとしていた。再現できなくて削った部分はタダ削られたり変更されたりでがっかり。  全く未知の人にはそこそこ楽しんでもらおう。ファンにはこのくらいの再現度で許してもらおう。という感じではないだろうか。 未知の状態ではそこそこだった。原作が好きになってみると邦画じゃしょうがないと思っている。全くの日本的な事情にため息が出る。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-04-21 04:21:17)
478.  フランティック 《ネタバレ》 
そこそこ面白い。テレビでやってたらおすすめ。 巻き込まれるタイプのサスペンスで、とにかくヒッチコック味。80年代後半の映画なのでやや緻密さを嫌っているのが悔やまれるが、良く出来ていた。 ヒッチコックの類似作品と比べるとやはり華やかでわかりやすいのだが、それが味を損ねている。  晩年のヒッチコックがハリウッドでこけたとか言われたらたぶん信じちゃうと思う。
[地上波(字幕)] 6点(2012-04-21 02:17:54)
479.  イーグル・アイ
驚きの既視感。 実験的とすら言える新しさの無さ。ちょっとスゴいんじゃないのかこれは。 観ながらもしかして……と思った瞬間その通りに起こる。事件事故。先入観をなくしてすら頭によぎる。  とは言え、自然さを追求している映像が結構好き。SFと言えばSFで、現代劇だがキーとなるSF的オブジェクトが最小限に抑えられていて、話のバランスが非常に良い。普段この手の映画を全然観ない人が最初に観るとしたら非常に高品質だと思う。  話そのものは可もなく不可もないのだが、製品としての作り込み度は相当に高い。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-04-15 00:24:54)
480.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
結構良く出来てる。 画も綺麗だし、話もそつがない。  ただ、80年代の懐かしい管理社会ものを今やるには設定が雑過ぎるような気がする。設定を気にしなければ結構楽しめるが、それほど先の未来ではないはずなのに、飛ぶ乗り物が出てきたりネットがあるんだかないんだか解りづらかったり。  それから様々なSF的なデバイスが、雑。これがまずかった。オーパーツ過ぎる。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-04-14 23:33:51)
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