481. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 米ソ宇宙開発競争、アポロ計画の最中に作られた映画で大いに興味を持った映画である。しかし映画が始まって大変驚いた。音は鳴れど映像は出ず、ツァラトゥストラが演奏されたかと思うと猿の映画(猿の惑星ではない)、そして美しき青きドナウ、本当に映画はいつ始まるのだといらいらしてしまったのを覚えている。 映像は大変美しく目を見張るものがあったが、ストーリーはほとんど覚えていない。後半に大型コンピューターが出てきて、人間とコンピューターの闘いになってようやくおもしろくなった。 そのときは映画は半分の長さに縮められると思ったし、どうして高評価なのかもわからなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 11:07:24) |
482. 細雪(1983)
日本の情緒ある四季が美しい。もちろん四人姉妹も美しいが・・・。私の家内は見事な着物に見入っていた。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-14 22:40:54) |
483. 狂ったバカンス
カトリーヌ・スパークの魅力たっぷりの映画、中年技師のアントニオが少女フランチェスカにぞっこん参ってしまい、若者たちに翻弄される。前半はコメディっぽく結構おもしろかったけど、髭を剃ってからの後半はちょっとばかりかわいそう。 [映画館(字幕)] 5点(2013-12-13 11:24:39) |
484. 風の視線
好きな松本清張作品だが、複雑な人間関係を描くという謳い文句よりもネチっとした展開が気になるし私向きではない。新珠三千代、岩下志麻というキャストも好きなんだけど・・・。この映画で特筆すべきは清張自身も出演していること、それもヒッチコックみたいにちらっとではなく、きちんと台詞のある役として。 [DVD(邦画)] 5点(2013-12-12 20:45:06) |
485. 四十九日のレシピ
女性小説家伊吹有喜の長編小説の映画化で、NHKテレビドラマも話題になった。DVD化された「四十九日のレシピ」を見て良い作品だと思い映画も鑑賞した。感動はテレビドラマほどはなかったがまずまずの映画、百合子と良平にスポットをあて永作博美と石橋蓮司が好演、だがどうもレシピを書いた当人の乙美の存在が薄い。死んだ人だから仕方ないのかもしれないが、テレビの風吹ジュンがあまりにも良かったのでちょっと残念。 [映画館(邦画)] 6点(2013-12-12 07:18:06) |
486. インビクタス/負けざる者たち
立派すぎる内容とうまくいきすぎる展開に少々気味悪く気持ち悪いほど。しかしそれはそれ、実話だからこそ意味があるのだろう。モーガン・フリーマンのネルソン・マンデラは文句ないし、アパルトヘイトやラグビーワールドカップなどについても大変勉強になった。ただマンデラがどうして離婚したのか疑問が生じたのは事実、家庭的な面はどうだったのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-08 07:54:55) |
487. 風花(1959)
子どもの頃見た映画がDVDで懐かしく蘇る、これもそのひとつね木下恵介生誕100年の記念だ。悲しくも切ないこの映画は、何と言っても木下忠司の音楽の力が大きい。農村の風景を映し出す映像と共に実に印象的である。ただ同年代の岸、有馬、久我らが親子ほどの年代差を演じるのにはちょっと抵抗があった。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-06 07:18:44) |
488. 哀しみのトリスターナ
トリスターナの変容ぶりがすごいというか、ドヌーヴの悪女ぶりがすさまじく、終盤のロペが痛ましく辛い。ドヌーヴのスペイン語というのも珍しいと思ったが、合作映画だからなのか。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-05 19:52:18) |
489. 廿日鼠と人間(1939)
オリジナルに軍配を上げなければならないのだろうが、私はリメイク版の方を先に見たこともあり迷ってしまう。カーリーの妻や貫禄のあるスリムはもちろんこっちの方が圧倒的だし映画の流れも自然でテンポも良いのだが、主役二人の演技になるとシニーズやマルコヴィッチの方が好きだし・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-03 20:45:35) |
490. イングリッシュ・ペイシェント
戦争を背景にした壮大なロマンはまさにアカデミー作品賞にふさわしい。忘れかかった頃にDVDで繰り返し見るが、そのたびに涙が止まらない。アフリカの広大な砂漠を飛ぶ飛行機が実に印象的だが、キップとハナのロマンスもフレスコ画あたりだけでなくもうちょっと膨らませてほしかった。 [DVD(字幕)] 9点(2013-12-03 14:08:24) |
491. わが青春のマリアンヌ
美男美女のベタベタな話は苦手だし、少年探偵団のなかに20代の半ズボン青年が出てくるのも馴染めない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-02 20:20:39) |
492. 輪舞(1964)
オープンはパリのお洒落な感覚、さぞロマンティックかと思いきや、内容は至って平板。ジェーン・フォンダを始めとする華麗な女優陣を起用しても、これでは1950年の作品に明らかに劣る。それに「巡りめぐる愛」という主題も希薄。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-01 06:11:46) |
493. 二十日鼠と人間(1992)
久しぶりに良い映画を見たという実感が強い。さすがにスタインベックの名作だけのことはあり、「怒りの葡萄」とともに大好きな映画だ。なぜに「二十日鼠」なのか、バーンズの詩を読み直し、わかったようなわからないような・・・。主役二人の演技はすばらしく、特にジョン・マルコヴィッチについては言うことなし。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-30 19:50:16) |
494. 輪舞(1950)
AはBに恋し、BはCに恋してCはDに恋をする。そして巡りめぐってAに戻って完結する。あたかもメリーゴーラウンドのように。だから輪舞なのだが、輪舞とは音楽で言うロンド。A-B-A-C-A-・・・と主題が繰り返され進む形式だ。そのAにあたるのが様々な格好で登場する狂言回しであり、繰り返し演奏され歌われるオスカー・シュトラウスの音楽だ。これが実に印象的。その恋のひとつひとつは印象的とか感動的という深みのあるものではないが、娼婦や小間使い、人妻や女優に扮する女優陣がとても美しい。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-30 09:12:43) |
495. 情婦マノン
《ネタバレ》 逆さに担ぎ上げて歩くなんて、そりゃあ誰もが驚くだろう。しかしそこまでする意味がどうもわからないけど・・・。アベ・プレヴォーの原作は若い時読んだが情熱的だった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-27 09:55:46) |
496. 恋のマノン
アベ・プレヴォーの小説で舞台を現代に置き換えたものの、原作の面影は乏しいし、オペラや舞台、ミュージカルなどの数々の作品に較べ見劣りが否めない。映画だってクルーゾー監督の「情婦マノン」というのもあったし、そもそもドヌーブが男をたぶらかす情婦とは少しばかり無理があるのかも・・・。 [映画館(字幕)] 4点(2013-11-26 14:43:26) |
497. タンゴ(1993)
オープニングから常識を逸脱したブラックコメディの世界。笑って良いのか気が引けるけどおもしろい。「いれば面倒、いないと寂しい。女は死んでも、男に悩みの種を残す」けだし名言。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-25 07:28:31) |
498. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ちょっとふざけすぎだし中身のない映画だ。どこがおもしろいのかわからない。不死身になったゾンビの海賊と戦うなんて、馬鹿らしい。 [DVD(字幕)] 3点(2013-11-23 21:19:32) |
499. 暗くなるまで待って
入れ替わり立ち替わり登場する三人組とスージーの知恵比べも良いし、後半から終盤にかけてはハラハラドキドキ、もう何度も心臓が止まりかけた。おもしろさ抜群だし、オードリーの熱演は見事。 [映画館(字幕)] 8点(2013-11-22 12:13:45) |
500. ドクター・ドリトル(1998)
児童文学がコメディになってびっくり、少々安っぽく感じるのだが、エディ・マーフィだからこれでよいのかも・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2013-11-21 20:34:45) |