41. ビューティフル・マインド
<<ネタばれあり>>この映画を見たあとに、ドキュメンタリーとしてのナッシュの人生をまとめた「ビューティ・マインド」を見ました。確かに、この映画は美化されているかもしれない。だけれど、私は、あえてこの映画を評価したいと思います。統合失調症の追体験ができる映画でした。故に、リアルさを感じました。ナッシュが何を見て、何を感じたのか。そしてそれを外から見たときの恐怖。アリシアが雨の中のポストから書類を取り出す場面、落ちついた暮らしのはずが、納屋の中が・・・という場面。それでも数学への情熱を持ち、幻覚と戦い(これは実話でもナッシュは意思の力で戦ったと語っている)、ノーベル賞受賞にたどり着くナッシュ。妻をはじめ、多くの人の支えなくては、この物語はありえなかったと思う。 8点(2003-03-31 01:37:37) |
42. マジェスティック(2001)
信じることが希望をもたらした。主人公自身にさえも。平和デモで逮捕者がでるかの国で、いまこの映画はどう評価されるだろうか? 8点(2003-03-31 01:27:57) |
43. ウエスト・サイド物語(1961)
何度見ても古さを感じない。Coolだ!親の世代と一緒に見ても楽しめる。話を楽しむというより、あのテンポを楽しむという感じでしょうか。 8点(2003-02-28 15:27:41) |
44. がんばれ!がんばれ!ベンジー
ベンジーの一生懸命さと、表情にぐっときました。台詞がほとんど無い映画で、あそこまで飽きさせずに、自然とベンジーの知恵を見せてくれる映画です。少し古い映画だけれど、ストレスが溜まっているときなんかにはオススメです。 8点(2003-02-27 21:34:22) |
45. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
前の3部作に、これからどうつながるのか?ばかりが気になってしまう。作品としては、やたらとワイプでつながる場面転換が安っぽく見えてしまった。ブレード・ランナー風の都市やクローン軍のCGに比べて手抜きに見えてしまった感は否めない。全体としては、次作に期待、でしょうか。それでこの作品もちゃんと評価できるかも。 7点(2003-07-14 16:36:58) |
46. 恐怖のメロディ
まじ怖いストーカー映画。ミザリーの原型か?という気もしてくる。初めはチャーミングな女性かと思いきや、突然豹変するあたりからヤバさが伝わってくる。執拗に追ってくる構成には恐怖を感じる。間に挟まれたジャズフェスの映像や、恋人と愛し合う映像は若干間延びした感じもあるが・・・。いずれにせよ、これがイーストウッド「監督」の処女作というのは驚き。 7点(2003-06-26 21:55:05)(良:1票) |
47. ザ・ワイルド
ああまでして2人で危機を乗り越えたのになぜ?と思う後半。妻に関する事実をつきつけられてもなお、手をさしのべる大富豪の度量の広さ。結構いい映画だった。 7点(2003-06-26 10:49:01) |
48. ロビンとマリアン
年取ったロビンとマリアンなんて誰が想像するだろう?でも、演じられるのはかつて「妖精」だったオードリーと、そしてショーン・コネリーだけかもしれない。そろそろ老いが見え始める2人だけれど、気高い雰囲気をかもし出していた。舞台設定も、徹底的にイングランドの匂いにこだわっている。 7点(2003-06-26 10:18:10) |
49. 愛と哀しみの果て
何人も書いておられますが、確かに映像と音楽はすばらしい。アフリカの自然や、そこにもともと暮らす人の何気ない瞬間が捕らえられていて。特に飛行機のシーンでは息をのむほどだった。最初から愛情を求めなかった結婚が、破綻してしまったのはある意味必然かと思う。この映画では、むしろ離婚した後のカレンが、プロポーズを請うところに愛というものの本質が突きつけられているように思った。 7点(2003-05-30 23:50:57) |
50. ハリー・ポッターと賢者の石
子供の頃に、「ここに抜け道があるに違いない」と信じていたことがあるでしょう。子供の頃に、「この棒を一振りして呪文を唱えれば・・」と思ったことがあるでしょう。こうした思い出を映画にするとこんな感じ。同じファンタジーでも、ロード・オブ・ザ・リングスとは「種類」が違うものなので敢えて比較はせず。 7点(2003-05-19 16:04:32) |
51. スパイキッズ
私も機内上映で見ました。子供が見たら面白がるだろうなーと思いつつ、自分が面白がってましたが。次々としかけを、子供たちが自分の力で乗り越えていくところが、見ていて楽しいです。 7点(2003-04-14 21:56:16) |
52. シンドラーのリスト
1回目。友人たちと見に行った。帰りは誰も一言も口をきけなかった。2回目。家族とビデオで見た。泣いた。 7点(2003-04-14 21:31:11)(良:1票) |
53. 裸の銃を持つ男
ココロがめちゃくちゃ疲れたときにはいい映画。とにかくオカシイ。とことん笑わせてくれます。もうおなか痛いほど。 7点(2003-04-14 21:12:39) |
54. ティファニーで朝食を
かわいくて、素敵で、そして、ずーっと「ムーン・リバー」が耳に残る作品でした。オードリーがとてもかわいい! 7点(2003-04-14 20:40:20) |
55. ショート・サーキット
「ステファニー!」の声が頭から離れない~。追う側と追われる側。一体どちらが「人間らしいのか」をふと考えてしまいますが、疲れない、楽しい映画です!! 7点(2003-04-01 16:43:53) |
56. グラディエーター
壮大なスペクタクル。但し、字幕が台無しにしている。ラストシーン、明らかな誤訳のためにまったく意味が違うものになってしまうので注意。 7点(2003-02-28 00:27:04) |
57. タクシードライバー(1976)
やばいっす。このデ・ニーロ。自分の世界に入っちゃって、正しくないものに対する憎悪を燃やし、拳をなぜかガスの炎で炙って自分を鍛えていくあたり、完全におかしな人になってる。 でも、分かる気もするんだよな。いろんな人を乗せているタクシードライバー。ジョディ・フォスターが幼い売春婦を演じるけれど、そこまでしなきゃ暮らせない社会って何だ?って思うかも。 1976年には「ネットワーク」っていう映画もあるけれど、こちらも社会への不満を吐き出す系の映画。このころのアメリカは、いろんな意味で病みもし、問題も抱えていたのかな、と思う。 6点(2003-06-05 20:51:57) |
58. ロミオ・マスト・ダイ
単なるアクション映画になってしまってるところが惜しい。中国マフィアがなぜ弟を苦渋の判断で殺さざるを得なかったかの葛藤や、対立するバックを持つ者同士の恋愛感情(だからロミオ、なんですよね?)の表現がほしかった。ただし、観ていてわりとスッキリする映画なので6点。 6点(2003-05-19 16:11:29) |
59. X-メン
ベタなコミック映画として観ると、ついつい観ちゃう映画。キャラの個性は立っているし、展開は読めてしまうから安心してみていられるし。続編をどう作っているのか、気になる。個人的には、嵐を呼んじゃう女性が好き。 6点(2003-05-19 16:08:03) |
60. シー・デビル(1989)
コメディというより、案外まともな映画だったな、というのが素直な感想。浮気亭主とメリル・ストリープはいわゆる「バブリー」な生活を送っているわけだけれど、その間にコツコツと行動を起こしていく「悪妻」はすごいと思う。結局は人材派遣会社も作っちゃうし、地道に努力している姿は復讐を既に超えてしまっている。だんだん「悪妻」がきれいになっていくところも見もの。そして、ラストの結び方も気持ちよい。 6点(2003-05-14 10:43:58) |