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夢の中さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
グーニーズ21世紀バージョンを観た気分です。楽しかった。ディズニーのカリブの海賊ですか?じゃあ次はホーンテッドマンション?ジョニーデップ、変なメークに変な動きしても、根本的な色気が滲み出ていました。いや、色っぽい男です。しかーし、「ラスベガス」のジョニデには色気は出ていなかった。とすると、このスパロウの駄目男っぷりの色気すらも役作りなのか?!!と思えば、この確信犯性には敬意ですね。みんなっ!キムタコ(死語)になっているときじゃないよ。ジョニタコになろうぜっ!!
8点(2004-02-23 00:58:05)
42.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 《ネタバレ》 
巨匠知らずの私には非常に非常にありがたい。この小作品集のお陰で観たい作品が一気に増えました。30歳にもなると、こういった作品群を面白いと思えるようになるのねん。10年前だったら、「わけわかんね」で終わっていただろな。エリセに出会えた事に感謝!!①カウマリスマキ=10分という非常に足り無い時間。しかも主人公は、この10分に走らないし、間を持つし、説明しないしっ。もうちょっと焦れっ!!まさか人生の選択をこの10分間に試しているの?観ているこっちがハラハラ・ヤキモキさせられた10分でした。秀作。②ビクトル・エリセ=この監督は詩人ですか?母親の寝汗にスペインの田舎の暖かな空気を感じ、布団の匂いを感じました。赤ちゃんの血の染みに、生暖かい血の匂いを感じました。子供が腕に時計を書く姿に鉛筆の味を感じ、草刈に草の匂いを感じました。これほど5感に訴えてくるとは。最後に母親が赤ちゃんを嬉しそうに眺める顔に幸せな気分になりました。そしてナチスの記事が水にぬれてゆく…。ナチスすらも彼らの幸せの根本を揺るがすことはできないという象徴に感じました。素晴らしい作品。③ヴェルナと⑥スパイク・リー=せっかくの機会だからと、ドキュメンタリーに挑戦してみたという感じかな?映画に対する挑戦というよりも、監督自身の挑戦という感じでした。④ジャームッシュ=女優がスタッフに因って休憩を邪魔されながらも嫌そうな顔一つしないのに、食事にタバコを押し付けるという、非常に淡白な視点に「ほほう」と感じました。人の自然に「在る姿」についてリアリズムの視点を持つ監督だと思う。彼の人間追求に興味を持ちました。⑤ヴェンダース=「ラスベガスをやっつけろ!」10分バージョン。ドラッグ状態の特殊感を平常状態の視点で何処まで表現できるかを追及したんだね。⑦チェン・カイコー=正直拍子抜けしましたが、何故かホッとしました。他の作品に比べて劣る気がしましたが、作品に優劣をつけている自分がちょっと嫌ン。いいじゃん、コレで。
8点(2004-02-23 00:52:36)(良:2票)
43.  10ミニッツ・オールダー イデアの森 《ネタバレ》 
巨匠知らずの私にはありがたい作品集。なによりも先ず、ゴダールに出会えたことに大感謝!!本物のピカソのゲルニカを観た時と同じ衝撃を受けた。映画が私の中で初めて芸術になった。①ヴェルトリッチ=朝起きれなかったので観れませんでした。トホホ…。②フィギス=所謂ヌーヴェルバーグを彷彿とする。4分割の画面が何によって結ばれているのか、何によって関連づけられているのかを読み取る迄が、監督とのコミュニケーションとして面白かった。しかし、肝心の中身はイマイチでした。③メンツェル=言葉は無い映画。記憶は言葉を常に伴わない。それ故記憶は映像は映像としてよみがえり、言葉は言葉としてよみがえる。記憶の中の映像に、今の自分が言葉を与える。意味を与える。そんな感情を沸き起こさせる10分でした。パンフレットにも似たような事がかかれていたので、観手に映像のみで、これだけダイレクトにメッセージを伝える事が出来るとは、この監督たいした才能だとニヤリとしてしまう。天才。④サボー⑥シュレンドルフ⑦ラドフォード=脚本上で10分間の視点の追求をしていた。。⑤ドゥニ=哲学者の言葉は、文章で読むよりも、本人が語る声を聞くことで、表情を見ることで、遥かに知性と優しさを感じる。哲学的健全性がまた素晴らしい。外に立つ黒人(エトランゼとしての象徴)が知的好奇心の目の輝きを持って対話を聞いているのが素晴らしいエッセンス。叙情的な10分が素敵でした。和やかなオポチュニスト同士であんな会話をしたいなあ。思考をゆだねる快楽。⑧ゴダール=出会えた事にただ感謝。何なんだこの絶対性は。このパワーは。私のアイデンティティーを沈黙させるこのエネルギーは。最後の人形とカーニバルの衣装の様な映像の芸術性、ゴダールを怪物だと思った。だが、旧時代の、冷戦時代の人間であるとも感じた。政治的で絶対正義主義で破滅的。20世紀の象徴の様な芸術家。21世紀のゴダールはこれから現れるのだろうか、存在するのだろうか。期待したい。
10点(2004-02-23 00:41:44)(良:1票)
44.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
劇場のシーンでネタに気づいてしまったので、何の不思議も謎解きもありませんでした。もったいない気づきかたしてもた。でもリンチは夢の中の不確かさや違和感を映像化・イメージ化する能力に長けていますね。彼のこれらの追及意識や、観客に謎解き方法を自由に展開させる精神は実に評価したいな。映画を越えた娯楽のクリエイターと言えるかも。もはやこの作品はゲームの領域なのじゃないかしらん?
7点(2004-02-08 19:29:03)
45.  アメリ
第1に、これほど女性的センスを追求したクリエイティブな作品は今までにないので、この点実に大評価!第2に、第1の点をプロモーションビデオ的作品にも舞台的作品にもせずに、フランスという生活の延長上に当てはめて、リアル・ポエティカルな表現方法を選択した点で、大大評価!クリエイターとしての姿勢もプロデュース能力も素晴らしい!伝えたい感覚と人生の楽しみ方の趣にはふと微笑み返したくなるものがある。無駄なモノにこそ人生に彩りを与えるもので、そんな「あそび」を自ら見出している登場人物の彼らは自分の力で幸せを見出せる能力を持っているのではないかしらん?
8点(2004-02-08 19:28:36)
46.  セブン 《ネタバレ》 
「ゲーム」でも感じたのだけれど、やっぱりこの監督の作品は「観客にショックを与える」攻撃型戦闘姿勢の、コンセプト優先の作り方。”7つの大罪”、”妻の生首”のディテールは実に背徳的で甘い香りを放つが、このテーマを扱う割には、同種の事件の研究不足を感じる観客も多かったのではないかと思う。なにより犯人が「自らの裁き」を完成させる役割に「一介の刑事」を選ぶことに一気に物語の薄さを感じた。世の正義の役割を司る「刑事」が、「憤怒」による「殺人」を犯すアイロニーに観客はショックを受けるのだが、犯人の行動原理である宗教的ディティールから鑑みれば「政治家」や「神父」等の方が職業高潔の役割としてはるかに望ましい。犯人の「裁く者としての高潔な役割=カルト性」が、「一介の刑事」へと非常に小さく収束している。カルト犯罪という狂気のボルテージに釣り合わないあたりに、どうにも職業作家として上手くまとめた脚本を感じずにいられない。ちなみに、この脚本家、スリーピーホロウで首なし騎士が自らの首を奪った犯人である魔女にキスするシーンを描いている。カルトっていうより、フェティッシュですな、彼は。
5点(2004-02-04 01:31:27)
47.  スリーピー・ホロウ
ティム・バートン色満載の世界。ギミックやディティールの視覚的デザインセンスは流石としか言いようがないが、いかんせん、脚本、なんじゃこりゃーーーーーっ!!!!ストーリーが酷いのではない。脚本家の根本的能力が血反吐ものなのである。あまりに酷いので調べてみたら、アンドリュー・ケビン・ウォーカーときたもんだ!勘弁してくれよー!ケビン・ウォーカーは「ゲーム」や「セブン」を手がけている脚本家。多忙な監督というのは往々にして、描きたい物語の流れを自分で決めて、後の細かいつじつま合わせ等の詰めの作業を脚本家に任せる。私はこのケビン・ウォーカーをクリエイターではなく作業屋だろうと踏んでいる。冒頭からイヤな予感がした。セリフで説明し過ぎる意味のない設定。検死官のジョニデが先端技術信仰者で同僚の鼻つまみ者である設定は今後のストーリを左右しない。先見の銘はあれど有能かどうかさっぱりわからない。母親が狂信的な父親によって殺されたというショッキングな過去を持ち、それゆえに技術信仰者になったという設定になっているのだが、コレもやはり設置を追うだけで物語に緊張感も起伏も与えない。ケビン・ウォーカーの脚本の「セブン」や「ゲーム」でもそうだった。同じテンションがずっと続き、設定をひたすら追っているだけなのである。たとえば、タランティーノの「レザボアドッグス」ではプロット毎に緊張感とカタルシスを与えて、次のプロットを展開していく。ケビン・ウォーカーにその鋭いばかりの知性は感じない。いわゆる、ストーリーテーラーではないのである。大監督が脚本家に細部を任せる限り、こういった代筆的脚本家は名を馳せていくのだが、確実に映画はつまらなくなっていく嫌いがある。今回がティムバートンの作品だったのが非常に残念でならない。でも、まあ、バートンには結構ある傾向かな。物語のカタルシスを得るプロセスは人それぞれだが、私がこの作品を今ひとつに感じる理由はコレだなーーー。
6点(2004-02-02 01:59:02)
48.  恋におちたシェイクスピア
時代ものラブ・コメディー。西側諸国のインテイリジェンスのステイタスである”シェイクスピア”が”恋におちた”だから、題名を聞く時点でそそられずにはいられない!この点、実においしいコンセプトだよね。イギリスの平井賢がグウィネスといちゃつく姿は純粋に綺麗。美男美女が愛の冒険をして、世間の風習に従って別れるという意外や、愛の力の限界を感じる物語(と言ってみる)。観終わった後はイギリスの昔の美しい町並みや衣装を見れたことでうっとりいい気分。インテリジェンスに関しては、含まれていたのかもしれないが、英文学に学が無いからよーわからん。しかし、公開頃のこの英国の平井賢、グウィネス、ケイト、ヘザー、金髪色白同じタイプの美女とばかりラブシーン。いやー、うらやましいねぇ、色男!しかし、全て女を幸せにしていない役ばかりでもあるよね。ふむ。
7点(2004-02-02 01:52:27)
49.  エリザベス
女は色恋に流れやすく世を狂わしやすい。その不安を崇高な迄の威厳によって威圧し国を治める。当初は責任感も信念も見出せない少女の様だったが、その彼女が女王としての威厳を得るまでの行程としてはとても説得力不足。政略結婚を破棄する正当な理由として婚約者の性癖を用意する構成も疑問(真実なの?)。ストーリーはおいておいて、衣装のゴージャス感と色合い、世界観、俳優の美しさと気品を楽しみました。しかし、エリザベス女王にしては綺麗過ぎるよ、ケイト!!
6点(2004-02-01 20:03:55)
50.  タイタニック(1997)
船の甲板の先頭で両手広げるとホントに空を飛んでいるみたいですよ!!一度お試しあれ!!すんごい最高です!!ちなみに手ごろなトコロで、冬の箱根の遊覧船でタイタニックゴッコが出来ます。寒くて甲板に人いませんからご安心ください。私は寒くて死ぬかー思いました。10分耐えられません。よくもまあローズは氷山の近くの海であんなコトができたーもんです。と、軽口はともかく、物語として、ヒロインが自分の中の喜びを見出して、人生に対して積極的に生きていく道を選ぶきっかけとなった恋物語としてとても説得力を持っていました。現実に即した”事件”というよりは、現実を元にした”物語”としてロマンスを見つめました。頑な心を愛情によって解きほぐしてくれる恋人って、本当に女性にとって永遠に感謝しつづける存在なのですよね。チックショー、ジャック!生き延びる事に全力を尽くすも役割なんだぞ!
8点(2004-02-01 20:02:48)(笑:1票)
51.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
この監督の作品、セブンを観た時から感じていたのが、「観客を騙してやる!」とか「観客にショックを与えてやる!」とかいう攻撃型戦闘姿勢。良く言えば挑戦的。何はともあれ観客を翻弄しようと意識がよく伝わる。 いかに観客に「ゲーム」と思わせないか、その意図がわかるお陰で、残念ながらコチラも本気で「ゲーム」かどうかを心配する気持ちになれない。弟を撃った時でも、飛び降りた時でも、すべて「ゲーム」だ!と言ってしまう流れは説明不足。共に考えるというよりは、与えられているだけ。ラストの、ダグラスの友人達が「よかったよかった」と口々に言うシーンは”はい、これが真相ですよ、ドンデン返しはもうありませんよ”と意味する説明的情景過ぎ。とてもせつなくなった。「ゲーム」かどうかの知的要素やギミックをもっと張り巡らせ、観客との駆け引きをじっくりと楽しめば、ものすごい作品になった可能性を感じる。全編登場人物がヒステリックに叫びあげるだけでは物足りない。しかも、そのセリフがなんと説明的なコトか。最初に「こういうコンセプトの脚本を作れ!」というスタンスで作家に上手く起承転結をつけさせたストーリーに感じる。どうにも私は職業作家さんのまとめすぎる脚本が苦手なので、まあ、厳しい評価。
5点(2004-02-01 02:20:58)
52.  シザーハンズ
ファンタジーの住人である主人公以外の登場人物の在り様はとても現実寄り。にも関わらず町に幻想的なイメージを与える描きかたはこの監督ならではの妙技。それぞれの色彩が町の人々に役割を与え、黒に炎を描いた車は不吉な存在。黒の男ジョニー・デップに金色の髪に白いドレスの少女ウイノナの対比も印象的。特にジョニデの驚いたときの目をまん丸にした表情は、まさにティム・バートンの描く挿絵かの様。観客の我々は黙して語らないジョニー・デップの表情を幼い子供を見つめ様に追い、心を共にする。ガラスの様な心が傷つくのではないかと怯え、彼が微笑む事を望む。それが最後に叶わないままで終わる美しく悲しい物語。野暮の事を言ってしまうが、刃物の鞘を買えば当面の応急処置になるのでは?最初からずっとそう思ってしまったので、「ああ、ほら、だから鞘を買えば済むのにー。」とつまらない突っ込みに始終捕らわれながら観てしまったので評価はちょっと低め…
7点(2004-02-01 02:19:57)(良:1票)
53.  ショーガール
いやー強くて熱い女って好きなんですよ!!しかも強くて熱い女同士の戦い!美と肉体と名誉をかけた戦い!男だけのものじゃないっ!!! 日本の大奥や、中国の後宮、アラブのハーレム・欧羅巴の宮殿はこういった世界だったに違いない。ついでに現代の芸能・アイドル界(笑)。監督はこんな女達をよーくよーく知ってらっしゃる。何故?どして?。それでも情や恋や友情に流される、ラテンな熱いハートも好ーきー。なんだかんだ主人公もウブだしね。ジーナ・ガーション、いつもこういった役だけれど信じられない位彼女の方に感情移入してしまう謎の魅力。ある種女の世界のカリスマを追求した作品にも思えます。 最後相手の強さに惹かれる様を恋心に変換してしまうあたりが男の視点かな。
8点(2004-02-01 00:42:46)
54.  デスペラード 《ネタバレ》 
あーーーははははははっ!!!!熱いね!!熱いよ!!熱すぎるーーーっ!!銃を無茶苦茶目立つギターケースに隠しているし。それをしょっぱなから敵に話してどーすんだっ!!ゴージャスお姉ちゃんは町を普通に闊歩し主人公に目が合うやいきなりハードに熱い視線。銃と対峙するのに防弾チョッキもつけない男気たっぷりのナイフ使い、何故今まで無事だったんだろうか? 頭にポマードたっぷり南国なのに皮パンはいたコテコテムンムンフェロモン男3人が一列に並び、一人は不思議なセクシーポーズでロケットランチャー。うそっ!!弾切れ?!戦闘の基本じゃん!わっ!!簡単に散ってるよっ!!!マジデツカ?!!!あまりの熱さとコテコテのギミックにびっくりしながら笑い続け、ずっと画面に釘付け状態。ドンパチ大騒ぎものってハリウッドの十八番だけれど、この映画はハートフルに大騒ぎ!!へぇぇ、こういう手法もあるんだなーーー!!さあ、ようやくボスに会う!!な、なにーーーーー?!!ブ、ブラザーーーッツ?!!! お、おーもしれーー!!ダースベイダーがとーちゃんだったって位おもしれーー!!熱いわ!スゴイわ!勢いだわ!!ホントに笑いながら観れました。汗かいちゃった。なんか笑っている内に終わってもた。 パワフルな映画っていいですね。絶対コレ俳優楽しんで出演してますよ。ロドリゲスってどの映画もそういう撮り方をしますよね。楽しい才能です。
8点(2004-01-30 13:45:05)(笑:1票)
55.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
仕事上の素材研究で鑑賞することにしました。暴力的なアニメが苦手で食わず嫌いだったのですが、そのクオリティーに驚かされました。原作の画力には既に”動き”が存在しているので、果たしてどう表現するのやらと疑問でしたが、超能力の表現方法・衝撃波・時空の曲がり様、煙・炎・冷気・血、背景デザイン、どれをとってもハイセンスで呆然自失しました。ゲームのファイナルファンタジー7、ドラゴンボールのナッパとべジータ、マトリックス、あらゆるものに影響を与えています。近未来シティーファンタジーの原点はコレだったのかと驚愕の思いです。CGを利用しないアナログ時代の最後の作品で映像が心地よさを与えます。なんてカッコイイ!!! 内容も好きですね。テーマは原作と変わらない。完全な観念論の世界で、人間が憎しみと力に翻弄されて”行動の義務”の流れに巻き込まれていきます。力を持ってしまった鉄夫と仲間を殺された金田は互いに何度か決闘しますが、互いを決して殺しません。殺したくないからです。何の特別な力を持たない金田はいつまでも意地を張り夢中になってチョコマカと動きます。ちっぽけな存在ですが、その姿は美しい。不思議な主人公です。本当は主人公は鉄夫なのかもしれませんが、私達観客の視点を預かるのは確実に金田です。最後は全ての祭りが終わり、金田達の未来が始まります。大友の作品で最後に大団円って「AKIRA」位では?とにもかくにも面白かったです。世界に誇るエンターテイメント!!
10点(2004-01-30 01:01:03)(良:2票)
56.  菊次郎の夏
いい!自分中心に楽しんでいた菊次郎が、段々子供に情が移り、最後には子供を中心に楽しませる様になります。はじめはただのチンピラと子供のコントラストの映画?と思っていたけれども、人を守るとか、大切にするとか、そういった、人が大切なコトを学んでいく行程を見せてもらいました。しかもたけしは照れながら描いているし。私達がよく知っているはずの日本の雑多な路地裏から美しい風景を眺め、気づいたら夏の田舎の風を感じていました。武の大人の退廃っぷりの表現もギャグも苦手なんだけれど、それでも菊次郎の心の変わり様に涙ボロボロしてしまいました。子供が「おじちゃんの名前なんていうの?」って言葉で表した小さな愛情、それに対して、菊次郎が「菊次郎だよ!ばかやろう!」って言った照れと、音楽が私の中で何度もリフレインしています。たけしはすごいなー。なんていうか、映画で人を大きいな~と感じたのは初めてです。
9点(2004-01-16 18:22:04)(良:1票)
57.  チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
デミムーアの存在感に惚れました。 元気な美人3人娘を観ているだけでHAPPY!
8点(2004-01-15 18:57:46)
58.  ロード・オブ・ザ・リング
綺麗!!想像し得るファンタジーの要素を全て表現したかの様。 淡々と流れる古い物語に陶酔できる作品。そこにいて、そこで眺めているかの様、自分が彼らの周りを流れる風になった気分で観ることができました。風の強さも匂いもイメージどおり。 私にとって、ファンタジーの王道であり古典のアルウィンとアーサーラッカム(これはニーベルンの方だけれど)の画力と雰囲気が与えられて感激です。 ただ、エルフの建物のデザインと2体の石像のデザインは少々厳しいものがありましたが、逆にサウロンの闇の騎士の素敵さと恐ろしさ、ホビットの村のあたたかさ!原作を読んで想像を膨らました私にとっては裏切られなかった作品です。いえ、自分の想像力が負けたっ!!それが悔しくもあり嬉しくもある作品です。
9点(2004-01-15 18:57:17)
59.  ファインディング・ニモ
楽しかった~。友達と観に行って、友達が一緒に楽しめたのがまた何より嬉しかったです。私は映画を観にいって、何が楽しかったかつまらなかったかをいつもこと細かに表現しますが、「ニモ」はそれをするのはヤボかなと思ってやめておきました。子供心の様に引き込まれる映画って評価なんてふっとんでしまう。終わったあと素直に「良かったね、うふふ」って笑える映画ってとっても久しぶりで新鮮でした。魚のお父さんの冒険、よくあんな事考えたものです。「マーリンすごいや!」って話が伝わっていったときには、一緒になってワクワクしました。おばかなカモメも素敵キャラでした。
9点(2004-01-15 18:51:46)
60.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ロックですね。そして、フランス人の如き表現力を持つ絵と歌詞。愛をこんな風に純粋に表現できたらって思えて、その表現能力が果てしなく羨ましかった。でもそんな彼すら、片割れを求めてさまよい続けている。私は愛に対して、どんな表現が出来るだろうかと、ふと思い返してみたり、試してみたくなったり。こんな風に自分なりの愛の表現を模索できたならば。夢の様でいて、しかしとても素敵なコトじゃないかしらん!恋人達に捧げたい、映画全体がそんな詩の様でした。 
10点(2004-01-15 18:43:15)
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