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ちずぺさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 102

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41.  多桑/父さん
富士山と皇居を見てから死にたいと、じん肺にむしばまれた体を押してでかけようとする父さん。この父さんは働かず文句ばかり言い、かあさんに暴力をふるう最悪な父親だが、最期に、苦しむ姿を皆に見せるよりはと病院の窓からとびおりてしまうあたりに彼なりの美学というかダンディズムがあるのだなあ、と思った。この脚本の呉念眞は大好きな脚本家のひとりです。
9点(2001-09-09 00:32:59)
42.  ノー・ルッキング・バック 《ネタバレ》 
都会に出ていって自分を捨てたダメ男が田舎街に帰ってきた。しかし、自分はまじめな田舎男とウエイトレスとして平穏に暮らしている。ただ、どこかで「こんなところに埋もれていたくない」という気持ちがある主人公はダメ男の誘惑に乗ってしまい、2人で街を出る約束までしてしまうが…・・。かつて自分を中絶させ、その合併症で子供を産めないようにまでさせられてしまった女は、やはり、ダメ男にはついては行かない。しかし、人生をもう一度試したい、という気持ちも本当で、第3の道(一人で都会に出る)を選択する。ノールッキングバック(ふりかえらない)というタイトル通りの結末。主人公が最後に第3の道を選ぶまでの過程が、見てる者にとても納得がいく形に表現されており、リアルで本当に良い。正、反、合、という人生の(恋の?)弁証法がみごと。
9点(2001-09-09 00:20:30)
43.  ウェルカム・ドールハウス
すばらしい。いじめられっ子の日常がとても緻密に描かれていて、ある年齢から家族の仲良しごっこが滑稽におもえてくるという描き方が「SHOW ME LOVE」も思い起こさせる。「クール」なものへの憧れ、「非クール」なものへの嫌悪感。そしていきなり妹が誘拐されてしまうなど、アメリカ社会の闇の部分もにおわせる緻密な作り。いやー、よくできた作品。ハピネスに負けず劣らずすばらしい。
9点(2001-09-08 23:52:23)
44.  孤独な場所で
ハンフリーボガード主演。一言で言うと「疑心暗鬼」と言うのがテーマ。愛していた相手が本当は殺人犯なんじゃないか、と周囲だけでなく自分まで疑い始める女。すこしづつ疑心暗鬼にとらわれていくこまかな心理描写はとても見事。
9点(2001-09-08 23:43:47)
45.  卓球温泉
「父さんがいなくても会社はつぶれないが、母さんがいないといウチはつぶれる」というのは至言です。
9点(2001-09-08 22:55:26)
46.  幸福の条件(1993)
結構良いのに。なんでラズベリー賞なの?当時のアメリカでのこの映画の位置づけがよくわからないからなんとも言えないけど。これでロバートレッドフォードのファンになったんだけどなあ。脚本もとても良くできています。
9点(2001-09-05 23:38:33)
47.  誘惑のアフロディーテ
ウッディアレンが、ある娼婦の「性善」を信じつづけたことがこの話のミソだと思います。「性善」の根拠となるのが彼の息子の遺伝的素質なのですが・・・。能天気で軽めのラブストーリーのように見せかけて、また何年後かに見返すと違う味の出る作品だと思います。脚本がしっかりしててオチもあり、アレンビギナーにはおすすめの作品かも。
8点(2002-02-12 22:38:32)(良:1票)
48.  エンド・オブ・ザ・ロード
ビルマ国境付近に取り残された国民党の兵士たちがイデオロギーのためだけにどうでもいい現地の戦争に巻きこまれていく。そんなくだらない戦争なんかにつきあうよりは食うことだけが大事と軍を去り麻薬の密売人になるトニーレオン。「麻薬なんかよりほんとの毒は 頭の中に涌く毒=イデオロギー であり、それこそもっともたちが悪い」とはよくいったもので、そうしたことにふりまわされてきた台湾人の呉念真ならではのするどい指摘である。イデオロギーの世紀20世紀をすでに93年に俯瞰してみせるとはさすが。舞台が舞台だけに日本ではあまり話題になった記憶はないがじつは掘り出し物の秀作であると思う。
8点(2002-01-25 10:16:16)(良:1票)
49.  セレブリティ
びでおやさんは、ケネスブラナーの役はアレン自身がやったほうがよかったという意見でしたが、私は1年ぶりに2回目を改めて見てみて、この役は、アレンは自分ではやりたくなかったから、別の人にやらせたのかも、と思いました。それまでのアレンが演じる役に通じる、どこか愛すべき所、みたいなのがなく、とことん突き落とすためだけの役だから。それでこそ、地味な元教師の妻もより引き立つ、というもの。この役はアランアルダあたりがやっても意外とよかったかも知れません。1年ぶりに見て、すこしは出演セレブがわかるようになったかなー、と思ってたんですが、新たな発見はメラニーグリフイスぐらいでした。また何年か後に見てみると、新たなセレブが発見できそうです。
8点(2001-12-17 23:18:19)
50.  世界中がアイ・ラヴ・ユー
久しぶりに2回目を見ました。1回目は映画に詳しくなかったので、あるていど俳優の名前と顔が一致するようになった今ふたたびみたんですが…。いやーエドワードノートンはかわいくて間が抜けてていい感じだし、ティムロス…いいんですかねーちょっと出てきてドリューを誘惑し、次出てきたときには強盗をやってそれっきりって…。「海の上のピアニスト」をこういう使い方しちゃうってのが贅沢でさすがウッディアレンです。一番印象にのこったのは、裕福な家庭でボランディア活動に励む母親が、出所してきた犯罪者(ティムロス)を友達のようになれなれしく家に招くくせに、その犯罪者と自分の娘(ドリュー)がいざ結婚するとなると猛反対するという、慈善活動家の矛盾点をするどく描いているところです。前に図書館で見つけたサントラも再び聞くとなかなか良くて、とくにエドワードノートンの渋い歌声にはシビれました。
8点(2001-12-12 19:29:03)(良:1票)
51.  ギター弾きの恋
GOさんと同様に、私もフェリーニの「道」をまず思い浮かべました。ウディアレンのことだから、きっと意識して作ったんでしょうね。でもわたしは「道」よりこっちのほうが好きです。ウッディアレン作品はいいですね。巨匠なんだけれどもビデオを借りて帰るとき、おいしいお菓子を買って帰る時のような気持ちになれるから…。この人と同時代に生まれて、現役時代にぎりぎりセーフで間に合って良かった!!と心から思います。
8点(2001-12-07 21:59:39)
52.  セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ
あんなに有名で、もはや巨匠の域に達しているのに、こういうインディーズ魂のあふれた作品をつくり続けいているジョンウオーターズ監督にただただ感服しました。本編に、アメリカ人は字幕が嫌いだから安易に外国映画をコピーする、というくだりがありましたが、「ああ、日本人でよかった。良い映画はアメリカだろうとヨーロッパだろうとすべて字幕という条件は一緒だわ。」と思ったのは私だけでしょうか。
8点(2001-12-07 21:44:26)
53.  スナッチ
確かに「ロックストック」と似てないことはないけど、アメリカ人、ロシア人、イギリス人、パイキーたち、と言ったように特徴がはっきり分けてあったので、前作より分かりやすかったかも。傑作だったのは母親思いの「パイキー」ブラピとその仲間たちがはしゃぐシーン。かわいくてしょうがなかったです。悪者は悪者でなんかマンガっぽくて愛すべきキャラですよね。でもパイキーは取引に犬をつけるってほんとなんでしょうか。意味ない気がするけど・・・。ガイリッチ-作品って「ルパン」的にはまる要素を持ってる気がする。しばらくはこのまま突っ走って欲しい。
8点(2001-11-07 23:36:59)
54.  リプレイスメント
ダメダメチームがどんどん強くなっていく設定は「がんばれベア-ズ」や「メジャーリーグ」の流れをくんでいてワンパターンなんだけど、やっぱり見てて気持ちいい。細かいギャクや設定などが「メジャーリーグ」より凝っていて面白かった。アメフトを知ってる人がみたらもしかしたら「そりゃねーだろ」っていう場面も多いのかもしれないけど、知らない私からすれば、その競技の面白さは十分伝わってきた。猪突猛進!!アメフト万歳。
8点(2001-10-16 01:12:59)
55.  楽園をください
見終わった後に、プライベートライアンを見終わったときのような、どろーんとした「血をみてしまったよ~!」という戦争映画独特の後味の悪さがのこってしまったのはしかたないとしても、まあだからこそのラストのすばらしさにつながってくるのかなあ、と言う気もします。映画にもあった「良いも悪いもない、それでいい。」というのがこの映画のすべてを言い尽くしているんじゃないでしょうか。本当に、戦争にはいいも悪いもないのです。ただ人を狂気にするだけで・・・。主演のトビーマグワイアはエドワードファーロングを優等生タイプにした俳優だ、ぐらいの認識だったのが(似てると思いません?)、今回、結構評価高まりました。女性陣にしてみれば、「きゃ~トビーかわゆい~!!!」というシーンもありますので、楽しみにしててください。
8点(2001-10-13 00:32:17)(良:1票)
56.  8 1/2
見終わったあと、難解すぎてピンとこなかったけど、あとでゆっくり考えるとこれってきっと、いままでに8本映画をつくったから、作っている途中のこの作品自体を未完のまま半分でぶっこわしてしまおう、という試みなのではないか?だから81/2なのでは?という解釈が思いあたった。納得いかない作品はいくら回りが期待しても、セットが大掛かりでも壊してしまえる勇気が映画作家には必要なのではないか?とフェリーニは問いたかったんじゃないか?この解釈、いかがでしょうか?異論、反論待ってます。
8点(2001-10-07 03:46:47)(良:1票)
57.  酒とバラの日々
アル中のこわさを存分に見せつけてくれる一本。一人でアルコールにはまってくのも怖いが、夫婦ではまるともっと怖いぞ。気をつけなくちゃと身につまされる作品であった。シリアスなジャックレモンもあらたな発見。
8点(2001-10-07 02:59:02)
58.  アイス・ストーム
崩壊寸前のごく普通の家庭が、嵐の晩に起こった出来事によって再生していく物語。細部までとても凝ったストーリーで、台詞回しも実にリアル。妙にさめた子供たちと妙に疲れてる親たちの様子がキチンと描かれていて秀逸。
8点(2001-10-07 02:06:31)
59.  ルパン三世 カリオストロの城
これってビデオ屋のルパンコーナーじゃなくて別格の特別コーナーにあったのよねー。アニメはあまり見ないけど、ちゃんとした作品だなー、と思いました。おじいさんがひそかにハイジのおじいちゃんぽかったりするのもまた良し。どうでもいいけど国際会議の場面が印象に残ってます。各国代表が弱みつかまれてるからにせ金を告発できない、という設定、ちゃんとしてるよねーーー、大人の映画だ、とヘンなところに感心しました。
8点(2001-10-07 02:03:24)
60.  ガタカ
やっぱりSFってフィクションの基本だよなー、いいもんだなー、と思った。架空の世界だけどホントにありえそうな巧妙な設定、それでいてこまかいところまで想像力が駆使されている。たとえば「神の子」たちの職業が清掃員だったりとか・・・。これぞSF!と言う感じの作品。ユマサーマンの無機質な感じもいかにも近未来っぽいし。ジュ-ドローは顔が濃すぎてあまり好みのタイプじゃないけど。
8点(2001-10-07 01:20:01)
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