41. アルカトラズからの脱出
「今週の映画は何だろう?」「つまらん西部劇だろ」このくだりは笑えた。イーストウッドってこういうの多いなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-12 22:30:39) |
42. 新・猿の惑星
《ネタバレ》 これ以上の続編を出さないために地球が滅ぼされたはずだったのだが、経営難のFOXのために無理やり作られた続編。良くこんなアイデアがひねり出せたものだと思わせるストーリー展開は期待していなかった分、面白く感じられた。戦争にしか能がないゴリラ、ジーラとコーネリアスの間に生まれる小猿など予算がなかった分、台詞や描写で象徴的な表現がなされているのにはセンスを感じる。この際、脚本上の矛盾には目を瞑らないといけない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-25 13:51:13) |
43. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 サメの怖さを増幅させるために被害が3件起こるのだが、いくら町の儲けのためとはいえ遊泳禁止にしないのはさすがに愚かに見える。その辺は共感しがたかった。とはいえ、サメの出し方が上手く、ゴジラを髣髴とさせるものがあった。そして、後半のサメ対人間のシーンは面白い。こういう終盤の盛り上げはスピルバーグらしい。主演の3人も文句なしの演技だった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-18 09:59:07) |
44. ネットワーク
《ネタバレ》 「テレビに映るものが全てではない。テレビは何でも作り出せる。」と言っているキャスターに視聴者が同調する。ここがミソなのだが多少軸がぶれていたような、要素を詰め込みすぎたような印象。ラストも多少は大げさな気はするが、ニューシネマ期の作品としてみる価値はあるし、ピーター・フィンチの怪演は見もの。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 22:44:03) |
45. 仁義なき戦い 完結篇
《ネタバレ》 単体として観れば少々物足りないが、2年間で5作もよくやったと思う。広能が名を馳せてから引退するまでの約20年間、本当に色々あったなって思えてしまう。正直言って、頂上作戦で話は終わっているのだが、改めて広能の一時代が終わったのだと感じさせられた。こういう世界を観られただけでも製作者に感謝したい。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 11:27:30) |
46. ジャッカルの日
《ネタバレ》 めちゃくちゃ良いとまでは思わなかったが、なかなかの力作。安定しないカメラワークが気になったが、途中からは見入ってしまった。追われる側にドラマはないのだが、うまく表現していた。でも、ラストは少々あっさりしすぎのような気がした。あれでは、逃げ道ないし、射撃も自信がありながら外してしまう。まあ、そのあっさり加減もこの映画の良さではあるが。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-16 00:02:10) |
47. 狼たちの午後
《ネタバレ》 某テレビ番組でこの話を扱っていたのを途中で気付いたので、途中からの話の展開はそれほど驚くものではなかった。しかし、アル・パチーノだけをとると、鬼気迫る迫真の演技で観ているものをしっかり惹き付けている。そして、メディア発達の時代、同性愛者への社会背景など、当時の社会背景もしっかり表現されており、こういう犯罪が起こる契機も少しは納得できる。もう少し、他に魅力ある役者が出てきたらさらに盛り上がったかも。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-28 12:53:13) |
48. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 パニック映画ではトップだろうな。だらだらしないし、ドラマもある。あと一歩でジーン・ハックマンのヒーロー映画になっていたが、周りのキャストにしっかりキャラがあるので良かったと思う。でも、ラストがなんかあっけなかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-14 11:11:23) |
49. ダーティハリー2
《ネタバレ》 続編の割りに前作に負けず劣らず良い作品を作ったと思う。内部犯と言う設定も良い材料になっているし、チェイスシーンや銃撃戦も結構頑張っていると思う。1つ不満を言うとすれば、最後はデイビスと銃で対決して欲しかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-30 00:06:53)(良:1票) |
50. フレンチ・コネクション
《ネタバレ》 やはり実話が元と言うこともあり、それなりのストーリーで落ち着いている感がある。とは言え、これもニューシネマのひとつ。かなり大掛かりな麻薬取引の描写、町の人に嫌われようが、仲の悪いFBIを誤射しようが、叩き潰してやると言わんばかりだったが、最後は逃げられてしまったポパイ。「ダーティハリー」と共にアウトロー刑事モノを確立した意味では評価に値する作品。そして、何よりジーン・ハックマンの存在。まさしくはまり役で、これ以後彼がアウトローを演じることが多いのも頷ける。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-28 23:40:34) |
51. ブラック・ライダー(1972)
《ネタバレ》 ○西部劇は西部劇でも、マイノリティに焦点を当てた作品は珍しいな。ポワチエが役者として成功したからこそ監督もできたんだろうが。○奇しくも同年アカデミー賞を辞退したマーロン・ブランドがインディアンの扱いに抗議したのに対し、マジョリティから虐げられたきた黒人がインディアンと結して白人に戦いを挑んでいるのは偶然ではないだろう。○歴史的な意味もあるポワチエの意欲作であり、彼らしいユーモアもある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-17 23:43:43) |
52. 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく
《ネタバレ》 ○木の実ナナも昔はきれいだったんだなと。どうも役柄的にリリーと被る感じもあったが、今までのマドンナとは一味違う雰囲気だった。○また、武田鉄矢の役がまんま前年の山田洋次映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-22 23:39:34) |
53. パットン大戦車軍団
《ネタバレ》 ○他のレビュワーも突っ込まれているようにタイトルでかなり誤解を受けるのではないか。確かに想像していたのとは違った。○冒頭の星条旗バックの大演説からパットンのキャラは十分に描かれていたものの、指導者として、軍人としてどれだけ有能だったのかがエピソードの数珠つなぎではあまり感じ取れない。また、不祥事からの謝罪と弁明には現代の政治家と通ずるところがありなかなか印象的な場面であった。○ジョージ・C・スコットの好演は印象的であった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-13 21:39:59) |
54. サブウェイ・パニック
《ネタバレ》 ○もうラストシーンがすべてを持って行ってしまったような作品。こんなきれいな落とし方なかなかお目にかかれない。○ウォルター・マッソーもさすがの存在感。ラスト以外のシーンはあまり印象的ではなかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-27 21:45:29) |
55. 男はつらいよ 寅次郎純情詩集
《ネタバレ》 ○なかなか良かった終盤の展開を考えると、序盤の寅さんのキャラのうざさはちょっと残念。○行ってこいと言われたから来ましたと正直に言っちゃう寅さんらしさは好きだけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-09 19:58:41) |
56. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 ○主演二人の演技を見るだけでも価値ある作品だが、内容的に二時間半かけるほどだったかは微妙。○最後にダイバーが見えているのが本当に残念だな。指摘されて気付くレベルならまだしも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-01 00:34:48) |
57. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
《ネタバレ》 ○最初の1時間は素晴らしく面白かった。ブルース・リーの凄さを知らない連中を尻目に相手をあっさりやっつけてしまうおかしさ。○その後も送り込まれてくる敵を次々とやっつける姿を観ているだけで楽しい。○ただ、名シーンといわれているチャック・ノリスとの一騎打ちはどうも冗長。アジトへ乗り込んでやっつけたところで終った感じもしていた。○微妙なハッタリも不要で、同僚が死んでしまうのは作風からして不要に感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-27 23:45:29) |
58. 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ
《ネタバレ》 ○ついにマドンナの再出演。マンネリ化してしまうシリーズでよくアイデア出すなと感心させられる。○恋愛要素が少ないのもまた味があっていいんじゃないかな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-30 18:26:14) |
59. 男はつらいよ 寅次郎夢枕
《ネタバレ》 ○一番印象に残ったシーンはもちろん寅さんがマドンナを振ってしまうシーン。そのシーンにおける背景色の使い方など素晴らしく鮮やか。振ってしまったことに気づき、座り込む寅さん。悲しさを必死の笑顔で隠す八千草薫。作品自体としては異色ながら平凡な出来だと感じたが、このワンシーンだけはこのシリーズのハイライトになるかもしれない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-17 21:24:09) |
60. ダーティハリー3
《ネタバレ》 ○初めてまともに女性が登場する本シリーズ。「ミリオンダラー・ベイビー」のような、距離を置きつつも親身な優しさのある関係が観ていてほのぼのする。ただ、オチはシリーズ通して徹底しているとも言える。○オープニングから全開のハリー・キャラハン。人事部への配属は笑った。○ストーリーとしての面白さは可もなく不可もなく。ニューシネマ最期の映画「タクシードライバー」と同年で、ニューシネマの代表作でもある本シリーズとしては、ダークで虚無感の残るオチをしっかり継承していると思う。女性の社会参画の風潮を汲み、システムへの対抗としても描いている本作は、ニューシネマの終焉と言われたこの年でありながら充分存在感を示していると思う。そういう意味で、シリーズ4作目はどうなっているか観るのが楽しみである。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-26 09:28:58) |