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フィンセントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 202
性別 女性
自己紹介 閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*)
良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆

ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw

★好きな俳優★
M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw
さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。

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41.  レミーのおいしいレストラン
ネズミーランドをかかえるディズニー企業がネズミを主役にした作品を作ったことに違和感はないし、リアル系ネズミが料理をしようがまったく問題も感じないのだが、昨今のディズニーが王道としている”絆の愛”という深いテーマでシンプルに涙腺を刺激する近年の作品に比べると  「おもしろいね、うん。・・・それで?」  で終わってしまうところが残念ポイント。  今作の後のこれもまた「おもしろいね、うん。・・・それで?」な「ウォーリー」(面白さは、「レミー」より上だが)以降は、「カールじいさんと空飛ぶ家」、「トイストーリー3」、「アナ雪」「ベイマックス」「ファインディングドリー」「モアナ」「リメンバーミー」など、人やモノとの深い絆を前面に押し出してヒネリをきかせ、見終わった後にちょっと考えさせられる作品に明らかにカジを切っているディズニー。  今作のように、見終わった後に特に考えをめぐらせるようなテーマもなく、単純なエンタメに終始する作品は、おそらくもう出してはこない気がする。そして、そういう作品は、名作にはなりえないのだ。  主人公の恋愛対象のキャラとしてはキツすぎるあの女料理人(むしろ敵役のキャラの顔だち)とのエピソードはこのさいバッサリと切り捨て、かわりに主人公の母とのエピソードを盛るなど、ちょっとした工夫があれば、まだよかっただろう。  味付けをちょっと間違うと、星を失うのは、料理でも映画レビューでも一緒。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2018-04-09 02:29:32)
42.  サロゲート 《ネタバレ》 
設定が甘すぎる。  常識的に考えて、世界の中でサロゲートのようなハイテクを享受できるのは、一部の富裕層に限られるものだ。それが人口の98%が常用とか、ちょっとおかしい。  未来世界では貧富の格差は拡大しているのが常識で、ハイテクを享受できる一部の人間と、それ以外の大勢・・・という設定でないのは不自然きわまりない。  たとえば近未来SF映画の「タイム」にしても「エリジウム」にしても、何かすごく便利なアイテムを使える人たちは富裕層で、居住区は、富裕層と貧困層が住むエリアにきっちり分けられている。  「サロゲート」においては、”サロゲート使う人たち”と”人間として生きる人たち”で居住区が分かれているが、それはすなわち富裕層VS貧困層で分かれているのではないということに説得力がない。  (もし貧困でサロゲートが買えない人たちが住む居住区があるなら、それはサロゲートが買える富裕層の何十倍ものエリアと人口があってしかるべきだ。)  また、SVI社のたった1社だけが98%ものサロゲートを供給してぼろもうけと言うのも、経済社会としてありえない。 携帯電話のように、大勢の人たちが利用するようになっていくにつれ、サロゲートを売る会社も、A社、B社、C社・・・と増えて、それこそセキュリティの強固さや値段などで競合していくのが普通だろう。  複数の会社がサロゲートを提供していれば、SVI社が襲撃されてすべてのサロゲートが一斉停止なんてこともなくなるわけで、常識的に考えれば、そういう仕組みを未来の人間が作っていないのがおかしい。  外に出なければ安心みたいに言うが、日光に当たらなければ体内時計がリセットされなくって不眠症になったり、交感神経と副交換神経のスイッチの切り替わりが鈍くなって鬱状態みたいになったり、ずっと引きこもってるから筋肉も退化して代謝が悪くなって太るし、メタボになればいろんな病気になったり、ひどければガンのリスクも高まるわけで、まったくもって、安心できる世界じゃない。  それにサロゲートだけで、恋愛、結婚、そして出産はできるのか?  それを思えば、いずれは高齢化社会を向かえ、「子供の出生率0%!」なんて、今の日本どころじゃない大問題になるんじゃないのか?   また、部屋で殺害されたらその殺害者がキーボードをちょいちょいっとたたくだけで「オペレーター変更」って、あっけなくオペレーターの立場をのっとられサロゲートを動かせるセキュリティの甘さとかどう。  ウィルスごときで、サロゲートが一瞬で停止してもう動かせませんっていうバックアップのなさとかどう。   博士が別のサロゲートを使っていることを知った女刑事が「重罪ですよ!」って言ったけど、そうやって犯罪の形として成立しているなら、複数アカウントもっていろいろなキャラになりすましてネット上に生きている人みたいに、複アカならぬ複サロを平然とやってる人もけっこういる世界ってことになる。  ということは、冒頭で、犯罪もなく平和な社会になりました、なんて前説はまったくのデタラメということになってしまう。  そして一番突っ込みたいのは、サロゲートをいくら若くしたところで、本人が年をとっていれば、そこまで、若いひとが楽しむものを楽しみたいと思うだろうか?ということだ。  なんだかんだいったって、年をとれば、年相当のものが好きになるはず。  10代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおばあちゃんなら、お笑いライブに行くならNON STYLEじゃなくて、きみまろ を選ぶだろう。 20代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおじいちゃんなら、クラブで踊るより、庭で盆栽してるほうが楽しいじゃろう。   ゆえに、博士のサロゲートがクラブに向かったり、ブルースの妻のサロゲートがミニスカはいて家で薬物パーティー、もとい、電気ショック・パーティーを開催しているところも「なんか違う」感がいなめない。   どのキャラも、サロゲートを先に見せておいて、あとでその本人(みんな、ふけていて、疲れた顔)を見せるという苦笑な演出と、終盤のサロゲートが一斉にバタバタっとなるシュールな景色くらいしか、面白みのない映画。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-02-06 08:34:07)(良:1票)
43.  エスター 《ネタバレ》 
「ゆりかごを揺らす手」が大のお気に入りの私にとって、この相手の家庭ぶっ壊して、家と夫の乗っ取りを企てるメスビッチのお話はつまらかったです。  (ガラスばりの温室の天井が落ちるとか…もね笑)  このメスビッチエスターは、ゆりかごの方に出ていたメスビッチと違って、自分の悪さを奥さんに暴露しているんですよ。本性を表している。  それを知った奥さんが、周囲にそれを訴えても理解してもらえないっていう苦しさを表現したかったのかもですが 本性を出してもらっているんだったら、スマホでこっそり録音するなり、あれだけ裕福な家なんだから、隠しカメラでも仕込んでおいた方が 周囲に速攻で理解してもらえるのにねって、もういちいちそこでシラケちゃって。  あと、エスターを温室でぶっつぶしたあと、妻がマックスを連れてエスター放置で立ち去るじゃないですか。 なんでトドメささない?死んだか確認しない?せめて紐で縛っておこうよ。  これはもう後でウォリャーって再登場まちがいなしと思ったらそうなるし、なんかもう、シラケっぱなしです。  兄だって、エスターがシスターを殺した証拠をツリーハウスに探しにいくより、警察に相談して、堂々と警察にツリーハウスを捜索してもらったほうが早いのに、リスクマネジメント皆無。リアリティがない。 ストーリー展開のために、登場人物全員が、普通の人ならとる行動をいっさい取らない。   エスターが自作自演で腕の骨を折ったのも、まともな医者が調べたら、あの圧縮機械みたいなやつの四角い固定したあとの痣が残るはずで、人力で折れるものじゃないってすぐわかるはず。  誰もが、やることなすこと、リアルじゃなくって もうほんとつまらないです。  途中でもう見るのを止めようかと何度も思ったのを思いとどまらせたのは  「これだけ酷いことをしてきたエスターが最後はどんな酷い死にざまを見せてくれるのか?」  それを確認するため。  でも最後は、奥さんにキックされて水没。   え…   それだけ…?   金づちでゴンゴンやって、石で顔つぶして、ナイフでめった刺しして、まだ生きているうちにガソリンかけて火をつけないと、今まで「つまらん…つまらん…」とイライラしながら見ていた私の気持ちが晴れませんやん…笑    ちなみに、見る前は、なんで夫役がピーターサースガードなのかなって思ったんですよ。  彼は悪役のイメージですから。 被害者キャラじゃない。  でも、奥さんのことを理解せずエスターをかばうバカだんなぶりが、悪役まではいかずとも、しょーもねぇ男感があって、そこがキャスティングされた理由かなと思いました。  (最後はメッタ刺しで殺されるけれど、それ相当笑)  それにしても、太って年齢を重ねたピーターはジャック・レモンに似てきましたね。(立っていて誰かに話しをするときに背中がちょっと曲がってる感じも)  悪役とか、しょうもない役より、コメディ路線に舵をきったほうがいいかも。
[インターネット(字幕)] 2点(2021-10-01 20:21:26)
44.  ミュンヘン 《ネタバレ》 
ユダヤ人のスピルバーグが、ユダヤ人によるパレスチナ人たちへの復讐劇をどう描くのか?  というのは普通に興味深い。   同じく彼が監督した「シンドラーのリスト」は、ユダヤ人を救った英雄物語なので、分かりやすかったが、「ミュンヘン」は、シンドラーの話とは違い、”人殺しサイド”にユダヤ人が置かれるので、それをどう描くのかなと。   当初は、ユダヤ人による11人分のパレスチナ人殺しを見ることになるのかと思いきや、もともとはユダヤ人を殺したテロの首謀者としてリストアップされた11人を殺す予定が、おとなしくしてらんねぇってことでテロの実行犯をわざわざ殺しに行ったり、テロ首謀者を殺すために結成されたチーム仲間のひとりをハニートラップで誘ってベッドで殺したオランダ人の女を報復で殺したり、必要以上の殺しにまでパワーを注いじゃってるので、そりゃ主人公の彼も精神的に病んじゃうなと思う。   でもね、主人公にワイフだの生まれたての赤子がいなけりゃ、 そこまで病まなかったんだろうな。  気持ちは「イスラエルを守るぜ!」で一点集中できてただろうな。    その赤子も、男の子だったらそこまで病まなかったはずだ。  女の赤子って、ずるいですよね、父親のハートをもってく。 なんか、だから、映画で女の赤子をもってきて、父親の葛藤を描くのって、安易で嫌いです。   イスラエルという国家にとって、この腕利きの主人公に女の赤子がいることは、非常に迷惑なことだったろうなとも思う。  ユダヤ人は、3000年も前に最初に暮らしていたはずの土地を他国に奪われ、 世界中どの国よりも、国への執着があるわけだし、このイスラエルのエルサレムを聖地とするキリスト教とイスラム教よりももっと前からこのエルサレムを聖地とするユダヤ教を発祥させていたわけだから、イスラエルは我々の土地だというプライドはとても理解できる。  だから、私としては、主人公にワイフと女の赤子持ちというツマラナイ設定を外して、 最後はイスラエル万歳と叫んで殉死してくれるオチが、ユダヤ人を描く映画としては正しいって思うのだが。       でもまぁ、主人公がそんなこんなで、平和な暮らしを求めて  「報復の連鎖は無意味だ」  って言うわけですが、そんなの、平和な家庭を維持したい人間の言い訳だろって感じです。    カメラワークは秀逸でしたから、ワイフと女の赤子がいるっていう設定がなくて、「報復の連鎖は無意味だ」と主人公が言い切っていたなら(そう言い切る説得力のある場面を描けるなら)もっと高い点を出せましたが。   ワイフに、女の赤子ねぇ…フンッ。安直。
[インターネット(字幕)] 2点(2021-03-14 12:47:53)(良:1票)
45.  プレステージ(2006) 《ネタバレ》 
そっかぁ、SFかぁ。 考え見れば、ノーランって「インセプション」「インターステラー」「メメント」「バッドマン・リターンズ」そして「テネット」…って、基本的にSF要素がないと撮る気が乗らない監督なのかも。   でもそれより、え?そもそも、この二人の憎しみ合いの発端って、ボーデンがプロ意識強すぎて、カッターの反対を押し切って、助手でアンジャーのワイフの両手を二重結びにしたせいでしょ?  助手はマジシャンじゃない。  万が一のことだってあるのに、100%安全じゃない状態で助手の両手を二重結びしてる時点で、これって事故も承知の上での殺人ですよね。  悪いのはボーデンなのに、なんで最後の最後で勝つのはボーデンなの?  後味悪すぎ。  アンジャーは仕返しに、ボーデンの左手に銃を発砲したことと、アンジャーの瞬間移動をパクっただけ。  一方ボーデンは、アンジャーのワイフを死なせてそもそもの発端を作った張本人のくせに、さらにアンジャーの舞台で小鳥のマジックを失敗させて観客に返り血を浴びせるわ、瞬間移動のマジックを舞台上で邪魔して大恥かかせるわ、舞台下にあったクッションを隠して左足に大けがを負わせるわ…ほんと極悪非道なクズ男。   (小鳥マジックの妨害なんて、なんの関わりもない観客の女性を私情に巻き込んで洋服や顔を血だらけにさせてトラウマにさせたあたりが本当に本当に頭にきた。  舞台上で営業妨害っていうのだって、アンジャーは1回だけなのに、ボーデンは2回もやってる。なんで?悪いのはそもそもボーデンだったでしょ。 私でさえ、ボーデンに激しい殺意を覚えた。)    アンジャーはワイフを殺された恨みを晴らそうとがんばったのに、結局相手に仇討できず、相手に殺されるって何この救いようのない物語。    ボーデンが、自己犠牲払ってでもマジックが大事とかいうきれいごと言ってましたが、いやいや、あんたひとりが偽の人生歩いてるならいいですけど、それなら結婚もしちゃだめだし、子供も作っちゃだめでしょ。 誰にも迷惑かけないように一生ひとりぼっちで生きるべき。  中途半端に人生を楽しんで、あげくに自分が原因でアンジャーのワイフを死なせてるくせいに逆恨みして最終的にアンジャーを銃殺ってどういうこと?     それで気付いた。  これって、悪魔VSエクソシストの映画ですね。  悪魔がボーデン。アンジャーがエクソシスト。   悪魔のしでかしたことを、エクソシストが必死で悪魔を祓おう(滅亡させよう)とするが、悪魔のほうが強すぎて、エクソシストのほうが殺られる(あるいは負けて終わる)っていうバッドエンドは、悪魔映画の王道ですからね。  (スカヨハがどの場面でもどの角度から見てもお顔とオッパイが美しいところだけ悪魔映画ぽくなかった。)
[インターネット(字幕)] 2点(2020-09-23 00:51:13)
46.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 
ジャック・ブラック目当てで鑑賞。   ネットであらすじを軽く把握して「見た目より内面が大事」っていうテーマだと思って見ていた。  ところがビックリ!  その見た目っていうのは、一般的なスタイルの良さとか顔のデキを越えて、  「顔面ヤケドや、肢体不自由等、身体障害者も受け入れて下さい」的な、すんごいハードルの高い価値観を押し付けてきた。  え?そうくる?  だったらそれはもう、性格イケメンのエレファントマンを彼氏にしないような人は人間じゃないというようなもの。  私も見た目では男は選びませんが、四つん這いで歩いてるあの男性は、結婚を見据えた真剣な交際ができるかと言われたら、仲良しの男友達にだったらなれても、それはさすがに…ですよ。   ていうか、身体的な問題を問題とせず愛せよというならば、じゃぁ知的障害者はどうなんですか?と。   うちの長女が知的障害で、成人していますが、正直、知的障碍者の恋愛や結婚は本当に不可能に近いものがあります。 (障害レベルにもよりますが)  娘が障害があっても仲良くしてくれていた女友達でさえ、人前で普通なら恥ずかしい行動に分類される”奇行”に耐えられず、LINEをブロックされてしまったくらいですから。    同じ障害でも、就職率は身体障碍者のほうが圧倒的に高く、知的障害が雇ってもらえるのはほんのわずか。   障碍者でも愛せよと説いて、良い作品に仕上げたつもりだろうけれど、知的な障害者は一切登場させず、その置き去り感すごい。   障碍者まで話を広げず、単に見た目のスタイルや顔の良しあしで判断しちゃだめだよっていうラブコメで留めておけばよかったものを。   ヘタに正義ぶったメッセージ性を持たせようとして、かえって失敗している作品。   (ジャックブラックは、相手の容姿は気にしないって成長したことになってますけど、 彼の男友達は、自分の障害を受け入れてくれる女性を求めながらも、結局”ただし見た目のいい女性に限る”っていうオチになっちゃってるのも失敗。)   見終わって気分が悪くなった。
[インターネット(字幕)] 2点(2020-09-01 15:04:54)(良:1票)
47.  セブンティーン・アゲイン 《ネタバレ》 
ザックエフロンが好きだから見た。  結論からいえば、ザックエフロンだから最後まで見れたw  舞台がハイスクールということで、いやというほど見てきたザックの「ハイスクールムービー」シリーズを見ているようで食傷気味だし、出てくる高校生のキャラといい先生といい、なにもかもが”型”どおりで、目新しいものは感じられない。  さらに言えば、ザック推しとしては、中年になった父親が、まったく違う俳優が演じている(あきらかに魅力のなさげなサエない顔と体型の男)時点でアウト。  せっかくのラストシーンも、中年のドラマ俳優と女優の、陳腐な再会場面のようだ。  ザックに特殊メイクなりCG加工を施して、体も増量でなんとかして、ザック自身が父親役を演じてほしかった。それがそうにならなかったのは予算の問題なのか。  いくらなんでも”冴えないオヤジ”を演出するためといったって、あれだけのイケメンなザックが、ここまでしょぼくれた冴えない顔になるか?って、素直に受け止められない内容である。  内容アウト、ザックの数十年後の表現方法もアウト。2点は、ザックが出ていたから加点されたもので、ザックが出てなかったら0点である。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-07-03 13:23:54)
48.  バースデイ・ガール 《ネタバレ》 
ニコールキッドマン出演で、WOWOWでの紹介では「異色サスペンス」とあったので、ヒリヒリするようサスペンスを期待したものの   ふたをあけてみれば、ダメンズとグルになって主人公からオカネをまきあげようとした美人局の下世話な物語というだけであった。   ニコールにどこかそれでも人情的なものがあればよかったものの、だまされて傷ついた主人公に追い討ちをかけるようなアクタイをついたり、自分にほれてるのをいいことに、都合次第で主人公をいいように扱って、人として完全にアウト。  ユーモアとかがあって、憎めないところがあるとかいうこともなく、もうとにかく、「迷惑な女」キャラ200%なので、嫌悪感しか感じられない。   一方の主人公も、パっとしないし、いやそのパっとしないという”非モテ”の要素が味になってるなら好感度が上がるのだが(たとえばジャック・ブラックみたいな)、本当にパっとしなくて、TVのニュースで「女性関係がうまくいかず引きこもり家であやしいDVDを500枚所持していたロリコンの犯人」の像にありがちな風体で、主人公は主人公でまた、激しい拒否感を覚えた。   ヴァンサンカッセルも、とことんヤなヤツで、ヤなことしかヤらなかさないしで、手の付けようがない。  これも、ヤなやつならヤなやつで、徹底していれば気持ちがいい(たとえば「イングロリアスバスターズ」のクリストフヴァルツみたいな)のだが、ヤることの悪さがチンピラレベルでチープすぎてガッカリなのである。   ということで、     ♪どーのーキャラ見てもーきーらいだなー   (ちょうちょのメロディで)
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-03-31 18:36:33)
49.  17歳の肖像 《ネタバレ》 
中二病ヒロインと、ロリコンおやじの物語。  ヤク中のように怪しげに目がすわっているピーター・サースガードは、「フライトプラン」や「スケルトンキー」などタチの悪いペテン野郎役が多く、彼がヒロインと恋仲になった時点からこれを恋愛映画とは見ず、この映画のカナメは このオヤジがどれだけの大悪漢かを見せるところだろうと思いきや、若い女に手を出してばっかの懲りないおやじという、なんともいえない小物だったというまとめかたにガッカリでしたね。  彫刻家のロダンが42歳時に付き合いだした愛人カミーユはその時19歳で年齢差24だったが、10年愛人としてずるずるとつき合わされ破局した後は、彼女は精神を病み、彼女自身も彫刻家だったがその道も失い、一生結婚も恋愛もせず、家族とも疎遠になって一生を精神病院で終えた悲劇のヒロインで、ロリコンおやじの毒牙にかかった少女のストーリーとしては彼女のほうがよほど面白い。  まあ、冷静で学問を崇拝する校長にエマトンプソン、そして夫に何度浮気されようとヒョウヒョウとしている仙人のような妻にサリーホーキンスを配置するあたり、この映画は、中二病のヒロインの更生物語にしたかったんだろうなとも思うが、更生を描くところが10分足らずで、「そこはダイジェストかい」って思うほどあっけなかったのが雑な印象。  タイトルで「Education」って言ってるくらいなのだから、映画としてはミニマムな95分のせめて3分の1くらいは更生の過程をしっかり描いてくれないと。  これでアカデミー賞で作品賞を含めいくつかにノミネートされているというのもよく分からない。アカデミー賞って、作品賞のノミニーにちょくちょく10代の主人公の甘酸っぱ系の作品を選んできますけど、10代の青春物語ってだいたいたかがしれている(恋愛、学業、友達、家族という4大要素をねりこんで最後はハッピーエンド。)ので、10代モノはもともと苦手の領域ですね。  この映画は、大好きな英国が舞台だというから鼻をつまんで見ましたけど、想像以上に酷かったです。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-03-21 07:02:37)
50.  運命のボタン 《ネタバレ》 
なんやなんや!  この世界で欲深で誘惑に弱く自制がきかなくって自己中心的なのは女やといいたいんかー!  アダムとイブが楽園追放されたのもそもそもイブが悪いっていいたいんかー!   イナズマがあたったあのオジサンが”あの方”の部下になって、人間達をボタン使って”試す”とか、なんか新約聖書のニオイぷんぷんやないか!  神はヒョウ(気象現象のほうの)とイナズマを送って地上に火を放った(出エジプト記9章より)的な、懲罰っぽい設定とか! そういえば時期設定がクリスマスで外にしょっちゅう雪ふってたけど、それがヒョウと関連づけてるんやろ!   そうや、それにあのボタン赤かったから、赤いリンゴのかわりなんやろ!え? で、それを手にしちゃうのは、夫婦のうちのいつも奥さん(女=イヴ)だといいたいんやろ!   じゃぁあの”あの方”の手下のヤケドしている男は、いってみればヘビみたいなもんかいな!    なんやなんや!私も女やけど、ボタンおすのは毎度女のほうでわるかったなー!   そんな、ボタン押したら100万ドルもくれるなんていわれたら、いつも家計がギリギリでサイフとニラメッコしていつも頭かかえて気にもんでいる主婦のほうが、押したい衝動にかられるのは当たりまえやないかー!   あの箱配るのは勝手だがなー!たまには「100万ドルの札束なんてお尻ふき用に使えるわねホホホ」程度にしか思わない大富豪の家に配ってみれや!  ”あの方”がどこのどやつかしらんけどなー!宇宙人だか神だかしらんけどなー! 99%の貧困層の上にいる1%の富裕層が支配するこの格差社会の地球上で、弱小市民が経済的に追い詰められる状況を、神か宇宙人かしらんが、おまいたちに分かるんかー!  カネに左右されない世界に住んどるおまいたちに、オカネの苦労がわかるんかー! ビンボー人の気持ちが分かるんかー! 消費税8%が10%になるのに軽減税率がコメだけ対象だとエンゲル係数ハネあがって日本に中間層が消滅するとかそんな問題抱えてヒィヒィいっとるワレワレの気持ちがわかるんかー!  そうやそうや!おまいたちに、弱小市民に「他人の死かカネか」を選択させる権利などあるんかー!   神が宇宙人かしらんけどなー! 堂々と出てこいやー!!    まじこの作品、世界中の一般家庭の主婦を敵にまわしたな。
[DVD(字幕)] 2点(2015-11-12 19:58:29)
51.  ノウイング 《ネタバレ》 
宇宙人さん、あんたは何がしたいんじゃい。  おたくらの星に連れていって、接待するならともかく、彼らとウサギ2匹を、枯草ぼうぼうの星に置き去りにして、彼らがそれで生きてけるとでもいうんだろうか…苦笑  『青い珊瑚礁』的な展開も、この謎の星では期待できない、地球じゃないもん。  ウサギ2匹も連れて行ってよいってのも謎。  ウサギが繁殖したところで、生き物は多様性がなくては絶滅するのは常識の話なわけで、ノアの箱舟みたいにできるだけ多種多様な生物を連れていかなくちゃ、いずれ異常遺伝子の赤ちゃんウサギが生まれて早死にして、ウサギ絶滅だと思いますよね。  そもそも宇宙人、選ばれしものを太陽フレアの直前にかっさらうつもりなら、 スカウト活動に50年かけなくても、数カ月前から始めればいいはずだし。  あと、あのアビーのお母さん、ニコラスケイジがドアの下の文字を解読しようとしてるそばで 「早くしないと!」ってヒステリー起こしてましたけど、そんなあのペンキはがすのに何時間もかかるわけじゃないんだし お母さんの予言を信じたからニコラスに心開いたはずなのに、そこでお母さんが残した文字を解読するのなんてどうでもいいなんて、 ちょっと脚本的に納得できない。  あと2分くらい待ってればいいだけなのに、それもできないで子供(しかも男の子のほうまで何の権利があって連れてくの笑) を自分の車に乗せてニコラスに何も言わずにずらかっちゃうし。  子供たちがさらわれて気が動転しちゃってるのはわかるけど 何も言わずに他人の車に乗って強奪するとか、とにかくこのお母さん、頭おかしすぎて、たとえ死んでも同情の余地なしなんですよね。  あれだけ警戒しまくってた宇宙人に、わりとあっさり子供を託しちゃうニコラスもおかしいし。 (だって、安全確保しますとか言っておいて、人体実験に使われちゃうかもとか、疑うこともしないなんてね)  子供も永久の別れなのに、わりとあっさりバイバイしちゃうし、もう、なにもかもが「?????」な展開で ついていけません。  地球規模の話にせず、大事故が起きるのを数字で予見して、子供たちを守るためにあのアビーの母と協力して事故を防いで ニコラスとアビーの母も結ばれて(あるいはそんな予感を残して)お話をまとめたほうがよかったですよ。   それにしてもニコラスケイジってほんと、出る映画選んだほうがいい。 昔は<彼の出る映画=面白い>だったのに、最近は<彼の出る映画=つまらない>っていう方程式が確立されつつある。
[インターネット(字幕)] 1点(2021-06-14 16:12:38)
52.  きみに読む物語 《ネタバレ》 
ええいっ、なまぬるい!なまぬるいにもホドがある!  恋愛映画では、思い合う二人は運命によって引き離されなくては、味わい深くないのだぞ!  十歩譲って、もし結ばれるとしても、いったん引き裂かれたうえで、老後に結ばれる形ならまだ許せる。(そういう映画をいくつか知ってるがネタバレになるのであえて伏せておく)  あるいはどうしても、二人を結ばせたいなら、コメディ要素を入れれば許せる(ようは軽いノリならご都合主義で調子のいい結末でもOK)   だがなんだこの映画!  私はてっきり、アリーとノアはお互いを激しく愛しながらも、不本意ながらセカンドベストな現段階のパートナーとそれぞれ一緒になったのかと思っていましたよ。  そして、夫も死んで老人になったアリーが施設に入り、一方ノアは、そこまで身寄りがないわけじゃないのに、彼女が施設にいることを知って、たとえ痴呆にかかっていても彼女のそばにいたいたという理由だけであの施設に入所して、”朗読係”のふりをして、これまで彼女といっしょに過ごせなかった人生を取り戻すべく、彼女のそばに寄り添っているのかと思いましたよ、ええ。  あの施設に入れば、もはや今となっては誰にも干渉されることなく、若い頃みたいに二人きりになれると、たとえ痴呆でもいいからと、そんな切ない理由で、ノアは入所していたのだと思いましたよ。それなら全然感動的ですよ。  でも結局これ、二人は結婚できちゃったってことですよね?え?なにその安定しちゃって全く色気のないトーリー。 アリーは婚約者の気持ちをボロボロにさせ、父母をガッカリさせ、ノアは彼の気持ちに寄り添ってくれていた未亡人をサクっと捨てて、二人そろってジコチュウ全開で一緒になったっことですよね!?!?!?  なにそれ全然感動的じゃないんですけど!!!  自分達の好き放題やってきて、まわりを泣かせてワガママ貫いて、真実の愛だなんだとわめきちらして。 そして最後の最後で「いっしょに死にたい!」だと?アリーがそう言えばノアはノアで「私達なら奇跡を起こせる!」だと!?  ほんとこのふたり、中2病ですか?なにさまですか?さっさと死んでこい。(死んだけど)
[CS・衛星(字幕)] 1点(2018-07-05 12:39:50)(良:1票)
53.  マッチポイント 《ネタバレ》 
非常に後味の悪い作品。  クリスも、最初は手堅いテニスがうまくて誠実そうなイケメンだと思っていたのに保身保身・・で最後は人殺しまでしちゃうし、その嫁も、品のいいお嬢様かと思いきや 金持ちなパパの力をチラつかせてどこまでも強気でクリスを「さぁ子作りよ」と追い詰め、ようやく出産したら「次は女の子よ」ってせっついてくるようなカワイゲのない女だし、ノラも妊娠してしまえば当初の神秘的な魔性の女から一転、「おくさんとわかれてよー!」と、よくあるパターンで騒ぎ立てるやかましいねーちゃんに成り下がるし、後半になればなるほど、誰一人メインキャラに感情移入して「がんばれよ!」って言いたい人物がいなくなっていくという、ガッカリな展開だ。  個人的には前半のあの、クリスとノラの駆け引きで盛り上がってからの、二人によるこれまでの婚外交際を描いたどの作品にもないような意外な展開でのハッピーエンドを期待していたのだけど。  飲食店でノラとクリスが語り合っている場面で、ノラが「男は私に夢中になるの」「私は特別な女なの」「後悔させないわ」とノタまった場面では思わず「確かにその通りだけどそれを自分で言っちゃうとかスゴイな」ってクスって笑ってしまったが、クリスもそれを利いて苦笑いしていたので、「うわ一緒に笑っちまったw」って、普通に面白かった。  クリスが何かにつけて嫁の目を盗んで彼女に電話したり会ったりするコソコソ感とか、その時の複雑な表情とか、「ひょっとしてジョナサン・リース=マイヤーズ自身、こういう経験あるんじゃないの?」って思うくらい演技が秀逸で、食い入るように彼の動きにみとれもした。  それだけに後半のグダグダサスペンス(警察のツメ甘すぎ)には、しらけてしまったし、メインキャスト総悪役化というビックリなシナリオにもガッカリさせられた。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2018-07-04 15:43:33)
54.  リボルバー(2005)
途中にふと差し込まれた数分のアニメが本編より面白かったので、全編アニメ化してみてくださいw
[試写会(字幕)] 1点(2014-11-30 15:27:43)
55.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
真犯人を追っているのが、刑事だけでなく、新聞社のやりて記者、風刺漫画家・・・と、それぞれの角度や視点があって、真犯人に向かっていく・・・っていう構図は面白いのだけど、「こーじゃないか、あーじゃないか」とやって「やっぱり違った」ってなるパターンが多すぎる。  そういうのは映画の中で多くても3個までとしていただかないと、飽きる。  さらに何度も画面が暗転しては「半年後」「7年後」「1年後」「3か月後」・・タイムワープの回数も多すぎだ。  それだけ長い間、真犯人を追うのに時間かかってると言いたいのだろうけど、私の好みとしては、タイムワープを使う手法も、映画に3個までとしていただかないと「いつまでタイムワープさせんねん!」ってなります。 さらにつっこみたいのが、ジェイク演じる風刺漫画家が、”離婚していて一人息子を育てている”とか”再婚した”とか”再婚相手の間の子もあわせて結局子供3人いる”とかいう設定は、たとえ事実だとしても映画の場面として”客を引きつけ、引き込む”上でプラスになったか??という点。   ひとり息子が犯人に拉致されるとか、再婚相手が脅迫されるとか、家に誰かが入ってきて子供3人を人質にされるとか、なにか起きそうで何も起きない。ならそもそも描かなくていいのでは?  実は奥さんが事件解決の糸口をもってる人と知りたいだったとか、息子が学校の木の下に何か証拠につながるものを発見!とか、何か役割を果たすというでもなく。  奥さんとのデート場面、息子との食事シーン・・・全部カットして160分を110分くらいに短くしたほうがずっとスッキリだ。  刑事、記者、漫画家の人生模様とかも、別にゾディアックがいようがいまいが、それなりにそうゆう人生送ってただろうねっていう感じにしか伝わってこなかったし。    実話を描いたものだそうなので、あくまでも実話通りに描いたのだろうが、事実が小説なみの面白さを有してない場合もある。その場合は実話どおりに描くのではなく”実話をもとにしたフィクション”にし、”客が引き込まれる”人物と内容を錬るべきだ。そこを無視して「実話を自らのセンスで雰囲気たっぷりの映像化をするのだ!」というのはただの自慰行為。それを見て喜ぶひともたまにはいるだろうが、多くのひとは「そんなん長時間見せられて、時間むだになった」と思うだけだろう。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2014-11-11 14:30:17)
56.  サスペリア・テルザ 最後の魔女 《ネタバレ》 
電車の中にいるサラを追いかけてくる魔女が日本人の魔女でして(ここでまず笑う)、しかもそのメイクがまるで日本の子供向けヒーロードラマで、悪役の女リーダーにありがちなメイクで(ここでまた笑う)電車の通路でその日本人魔女がダッダッといかにも目つきわるくて”ワルだぞぉ~!”って顔で歩く姿は、どっから見ても低コストなヒーロードラマの一場面(笑いが止まらない)。   つか、魔女ってそもそもキリスト教圏でこそ成り立つのに、なぜに日本人の魔女が出るのか、違和感MAX。   主人公サラの母は悪魔払いで魔女のリーダーと闘って死んだっていう過去を母の知人女性に知らされ「あなたはその力を受け継いでいる!」「あなたが倒すのよ!」って鼓舞されるけど、だからといって魔女と闘う超能力的パワーも魔女を倒すハウツーもないまま、なんか勢いだけで魔女の館にいっちゃうのもなんかすごい強引な展開。  で、その”世界一強力な魔女”は、サラが魔女の着ていた儀式用の衣装(ロンTサイズなので、おしりの南半球チラ見えw)を棒でエイヤッ!って脱がせて、魔女が「えっ?なに?いや~ん・・・!!」ってやってるスキに、そばにあった薪火みたいなところにポイッって捨てて焼き捨てたら、魔女と魔女の館崩壊!めでたしめでたし・・・って、おいおい、おめでたすぎる!!w  衣装脱がせて焼くだけで殺せるなら、別にあなたじゃなくてもできる!w そもそも前半でエクソシストの神父が「魔女を倒す方法が書かれた書物がある!」と、自室へ本を探しにいくが、別に本で確認しないといけない難しい呪文や道具や儀式に必要なものが書かれてるわけでもあるまいし。別に服焼くだけですむなら、「チョー簡単!服を焼くだけ!」って口頭で十分!w   顔が全開で見えた涙の魔女もスゴミがなくアメリカのドラマで最近恋がうまくいってないキャリアウーマンみたいな顔で、魔女として違和感。 そして何よりの違和感といえば、幽霊となって時々現れるサラの母の霊が、なんと谷敬ですよ!(違)
[CS・衛星(字幕)] 1点(2014-11-08 08:43:37)
57.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
レニーゼルヴィガーとユアンマクレガーが出ている「ミスポター」でのワンシーン。レニー扮するポターが、田園地帯を散策中、牛の世話をしていた農夫にたずねる。「この牛は、なんて言う名前なの?」それに対して彼は答える「家畜に名前はつけません。殺すときかわいそうになるのでね」・・・・・・つまり、これが「ブタのいた教室」が0点である理由の全てなのである。  この教師は、子供達にブタにPちゃんという名前をつけさせてしまった時点で  ”生き物を食べるために育てる=家畜”    ”生き物をかわいがるために育てる=ペット”  の違いが分かっていない愚かな教師だ。 育ててから子供達で食べるかどうか決めさせるのであるなら、スタート時点で名前をつけず、「家畜」「ペット」の境界をニュートラルにする必要がある。しかし、すでに名前をつけて「ペット」に分類させたブタを、最終的に食べるかどうか決めさせるなんていう行為は「育てたブタを食べるかどうか?」ではなく「かわいがったペットを食べるかどうか?」と子供たちに迫る愚行なのである。  いわば「戦地で食べモノがなくなったら、死にかけの戦友を食べるかどうか?」という議論をするようなものだ。われわれとて、ペットとして飼っていた動物は食べたくもないはず。  そんな意味不明で議論のテーマにもならないことを、おおまじめな顔で議論し、見当外れの意見がとびかう教室。空いた口がふさがらないのである。  食物連鎖のピラミッドは自然の摂理。それにしがたい、生きるために上の階層が下の階層の生物の命を奪うことには罪はない。 罪があるのは、生きるため以外、すなわち装飾のために毛皮とるために殺すとか、ハンティングのような娯楽のため殺すことだ。教師が教えるべきことは、そのことであって、「生きるために動物を殺すことはアリかナシか?」ではない。人間はほかの生き物と違い「感情論」を持つ生き物であるがゆえに、生き物を殺す葛藤が生まれる。でも大事なのは、食物連鎖という自然の摂理に従い下層の生き物の命をいただき、その食べ物に感謝すること、そして、食べモノを粗末にしないことであることを伝えることが教師の役目だ。  それを伝えたうえで、毛皮はぎの現場の映像資料を見せ、食物としてでなく装飾目的で動物達が糞尿と病気が蔓延する劣悪な環境で大量に育てられ生きたままこん棒で殴ったり感電して失神させられ生きたまま泣き声をあげようが容赦なく皮をはがされ、まだムシの息で生きたままの皮をはがれた動物達の山が食べられることなく積み上げられ廃棄されている場面をしっかりと目に焼きつかせることも教師の役目だ。  子供達の母親世代には、毛皮の現状も知らずダウンジャケットのフードのフチにリアルファーがくっついているのを何の意識もなく購入して「きれいでしょ」くらいの気持ちで着用している。そうした親が子供に毛皮の罪を教えることは期待できないのなら、学校で教えるしかないだろう。  名前をつけてペットとして飼育したブタを食べるかどうかなんていう意味のない議論をするより、学校のウサギ小屋にいるウサギを教室に運び込んで「みなさんの着ている上着を飾るために、このウサギを生きたまま殴って気絶させて皮をはいで、みんなの上着に縫い付けるかどうか議論しましょう」と、毛皮の真実を教えるほうがよっぽど、命の重みを学ばせることができたのではないか?    最後にひとつ。  ディズニーピクサーの「モンスターズインク」で、外来の汚染生物であり危険な存在と認識されている”人間”の女の子。マイクはその子をどうやってモンスターの世界から追い出すか、それまでの間彼女をどう隠すか、を必死で考えているのに、マイクの親友サリーはその子に<ブー>という名前を付けてしまう。それを知ったマイクは叫ぶ  「名前なんてつけたら、愛着わいちゃうでしょ!」  そう。だから私は言いたい。   「ブタにPちゃんなんて名前つけたら、愛着わいちゃうでしょ!」
[地上波(邦画)] 0点(2014-08-04 15:37:46)(良:3票)
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