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Y-300さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 87
性別 男性
年齢 31歳
自己紹介 採点は甘め。
でも、10点は特別に好きな映画にだけ。

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41.  レザボア・ドッグス
久しぶりに観ましたが良いですねぇ。カッコいい。チョイ悪(どころじゃないんだけど)なおっさんたちがあーだこーだ喋り続けるのがクールに見えて仕方のない不思議な映画。宝石店強盗を数日後に控えた男4人が車の中で「あのドラマに出てる女優誰だっけ?」みたいなことをべちゃくちゃ喋るシーンとか大好きです。あいつらに憧れるわー。この映画観ているだけで自分もカッコよくなってる気がしてしまう。映画が終わり、現実に引き戻され、実際の自分のダサさを思い出しても、「この映画が好きな俺はカッコいい」というこれっぽっちもカッコよくないことを考えながら、満足します。暴力的だけど、どこか洒落ている、皆の隠れ家的な一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-05 14:32:33)(良:1票)
42.  インヒアレント・ヴァイス
なんとも不思議~な、“グルーヴィ”な映画でした。複雑なプロットですが、そこは重要ではない。頭を使って観るものではないですね。明るい絶望感の漂うLA(街そのものがヤク中)、キャラの濃い登場人物たち(おかしな名前ばっかり)、お洒落な台詞(フランクになろう)、70’sの音楽・・・とにかく目に入るものと耳に入るものに酔いしれました。クスリやってみたい!とはギリギリならなかったけど、フローズンチョコバナナは食べたいなー。誰かの目の前で下品に頬張りたい。そして、後半のあのサービスシーンに関しては本当にありがとうございました。僕も前に座っていた男性客も足を組んで観ていました。
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-20 09:29:18)
43.  バベル
登場人物の取る行動に理解ができないことが多かった。「何故?」の連続。でも、人間ってそういう生き物なんです。目の前にいる人間だって、頭の中では何を考えているかなんて分からない。そして、軽い気持ちで取った行動が自分はもちろん周りの人間の人生まで大きく変えてしまう。長い歴史の中で人間は分断されていった。同じ種族の中で。それぞれが集団を作り、独自の言語を生み出し、互いに境界線を引いていく。他人に対する不信感が生み出す悲劇。ちょっとした行動で深まる溝。そんな中でも人と人は繋がっていく。繋がろうとする。良い映画だと思いますよ僕は。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-12 12:29:39)
44.  プリデスティネーション
観終わった後、この映画のプロットを思い出して、その理屈というか筋を最後まで考え抜くこと。それができるかどうかでこの映画の評価は変わってくるんじゃないかと。僕はそれをだいぶ早い段階で放棄しちゃいました。てへっ。でも、楽しかった。二人の人物が結構な時間を掛けて会話をするシーンがあるんですが、そこだけでめちゃくちゃ引き込まれましたね。洒落たダイアローグに卓越した演技力。カメラワークもさりげなく良い感じ。後にカルト映画になるかも。
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-17 03:41:18)(良:1票)
45.  オンリー・ゴッド
観ている最中、拷問を受けているような錯覚に陥りました。しかし、それは「何でこんな面白くないものを観ないといけないんだ!」みたいな意味ではなくて、「自分は一体何を観ているんだ・・・」という感じ。最後までとにかく不安な気持ちになるんです。でも、それが結果的に満足感に繋がりました。濃厚な時間を味わえたし、物凄く感覚が研ぎ澄まされた気がします。映像は大変美しく、色彩も豊かで良かった。赤が映えていました。内容は正直よく分かりません。母と子の関係の話なのかな?そして、あの警官。ノーカントリーの“あの人”を彷彿とさせます。罪人に制裁を与える絶対的な力。ゴスリングの「早く脱げえええ!!」には笑いました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-01-10 16:58:30)
46.  ゴーン・ガール
娯楽性だけに注目するととてもレベルの高い映画だと思います。しかも、かなり笑えるんですよね。ちょっとしたジョークがあちこちに挟み込まれていて、面白いです。でも、この有り得ないような話の展開そのものを笑いに変えてしまう演出に何よりも感心しました。緊張感も程よく持続させているし、刺激的なシーンもあるので、とても楽しく鑑賞できます。ただ、欲を言えば、もう少し作り手の私的なエッセンスも組み込ませてほしかった。この監督の作品を観ているといつも思うのですが、棘があまりないんですよね。良く言えば職人的、悪く言えば無難な印象。でも、楽しかった! あの顎を指で隠す仕草、真似しようと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-11 23:12:00)
47.  ファーナス/訣別の朝
ストーリーは極めてシンプルな上に王道です。悪く言えば目新しさが全くありません。でも、面白かったんですよね。一番気に入ったのは、登場人物の生い立ちを必要以上に説明しないところ。「今」だけにフォーカスしているんです。でも、彼らの言動を見るとその人の過去とか人生観がなんとなく見えてくるんですよ。出てくる人は皆、何かしらの傷を持っています。問題も抱えています。そして、それぞれが大切にしている物も異なります。そんな人たちの人生が絡み合うのを見るだけでハラハラしました。俳優陣の演技の凄まじさもこの作品をワンランク上げていました。結構好きです。
[映画館(字幕)] 8点(2014-11-30 23:19:09)(良:1票)
48.  DUNE デューン/砂の惑星(2021)
とても、とても丁寧に作られている。原作へのリスペクトもひしひしと感じる。 しかし、リスペクトしすぎるあまり、一本の映画としては味気ない。 小説の映画化を名曲のカバーとして喩えるならば、本作はカラオケの域を越えていない。歌唱力はめちゃくちゃ高いけど、あまりに癖がないから「この人、歌上手いな」以上の感想が出てこない。  しかし、一見の価値は十二分にある。トンボ型の航空機や砂虫などのアートワークは満点。 ヴィルヌーブさん、ワーナー・ブラザースさん、続編も宜しくお願いします。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-18 21:11:04)(良:1票)
49.  ジングル・オール・ザ・ウェイ
子供の頃はこれをコメディ映画だと思って、ゲラゲラ笑いながら観ていた。  社会人となった今なら分かる。これはドキュメンタリー映画である。 親としての威厳を保ち、妻からの信頼を取り戻すためなら手段を選ばない、そんな男のドキュメンタリーなのだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-14 22:53:42)
50.  オールド 《ネタバレ》 
シャマランって監督としてかなりオイシイ地位にいると思う。斬新な舞台設定と風変わりな物語の展開、監督自身の出演(カメオを越えて今回はゴリゴリにキーパーソンを演じている)、そして何よりも、どんでん返しのオチ。これらが完全に定番化し、駄作すらもネタとして面白がられる。実にオイシイ。 衝撃的なオチを毎回考えるのは大変なんじゃないかと考えたこともあったけど、今作のように特に斬新でもないオチでもいいのだから、意外と気楽に映画を作り続けてるのかもしれない。  今作はご都合主義的な場面が目立つ。ビーチを出ようとして岩壁をかいくぐろうとすると必ず気絶して、必ず海辺で目が覚めるとか、あまりに雑すぎて観ていて逆に面白くなってくる。 時間の経つ速度が異様に早いビーチに隠された秘密。その実態は映画終盤で明らかになるのだが、何でもアリすぎてどうでもよくなってくる。 脚本に穴があったとしても、世間はネタとして面白がってくれることを監督は知っていて、そこに甘んじている気がしてしまう。  しかし!面白かった。シャマランは観客を飽きさせない。物語はぶっ飛んでるけど、無駄がなくてスリリングだし、予測不能な展開が続く。なんだかんだ楽しめる。  歳を取るとともに残された時間のことを考えて、自分や愛する人間が死に近付いていることに怖気づくあの感覚をサスペンスにしたのは巧いと思った。
[映画館(字幕)] 7点(2021-09-13 04:16:58)(良:1票)
51.  ソニック・ザ・ムービー
予想以上に楽しめた。ジャンルとしては当然"キッズムービー"になるんだろうけど、TikTokのジョークとか、「ザ・ロックが大統領になったのか?!」とか、大人が聞いてクスッと笑える時事ネタが多かった。でも、これでいいと思う。 ビュンビュン走るソニックは面白くてカッコいい・・・子供たちは彼を観るだけで十二分にワクワクするはず。だから、ジョークとかコメディの部分は子供に照準を合わせる必要はないと思う。子供だけじゃなくて、一緒に観ている親も楽しめる映画になっていた。 これが完全な"お子様向け"な内容だったら、この映画を観た子供たちが大人になってから見返したときに「懐かしい」という感情が沸いたとしても、「今観たら面白くないな」と感じてしまうはず。この映画はそうならないと思う。大人になってから観てもちゃんと面白いはず。キッズムービーとしてはかなり良作じゃないかと。  ジム・キャリーが本領発揮しすぎてて面白い。還暦近いのにここまで暴れてくれるのは最高だな。  続編にはソニックの相棒のテイルスも出るみたいで楽しみ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-28 22:43:30)(良:1票)
52.  ブラック・スワン
かつてはバレエの女王だった『死にゆく白鳥』をウィノナ・ライダーに演じさせる生々しさ。 およそ一回り歳下のナタリー・ポートマンやミラ・クニスと対比させられるのは酷だ。本人も内心屈辱に感じていたのではなかろうか。 でも、こういうところからリアリティが出ていると感じた。  ナタリー、クニス、ウィノナ・・・彼女たちの競演は、ハリウッドで実際に繰り広げられているであろう『椅子取りゲーム』そのものに見えた。 ・・・となると、トマ(ヴァンサン・カッセル)は若い女優を食い散らかす映画プロデューサーだね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-08 18:34:49)
53.  ファースト・マン 《ネタバレ》 
序盤から葬儀のシーンが何度も出てくる。歴史的偉業が達成された陰で多くの者が命を落としたというメッセージでもあると思うけど、一個人から見た「死別」というパーソナルなテーマが根底としてあると思う。かけがえのない娘と何人もの仲間を失ったニール・アームストロングはもちろん、地上での実験で起きた火災で同じく宇宙飛行士を志していた夫を亡くした隣人だとか、死と背中合わせな環境に向かう人間とそんな人間を持つ家族を描こうとした映画と受け止めた。  ニール・アームストロングを演じたライアン・ゴズリング。彼は何を考えているか分からないというか、どんなことを考えていても不自然じゃないような顔をしている。今作に限らず、彼の演技は全くといっていいほど主張をしない。脚本を自分で解釈せずに、台詞をそのまま発音している印象。なので、彼の演技を観るときは自然とその役の心中を想像する。なんなら、彼の演じる役がどういう人物なのかこちらで勝手に決めてしまっていることも多い。あまりに無表情で寡黙な演技だから、あらゆる解釈ができる気がする。これが結構面白い・・・のだが、今作では自分にとって逆効果となったかもしれない。自分の理解力のなさもあるかもしれないけど、ゴスリングの演技がプレーンすぎて、ニール・アームストロングがどういう人物なのかがよく分からなかった。どういう気持ちで観ればいいかと混乱してしまった。 常に命の危険に晒されるのに宇宙に行こうとする彼の原動力は何なのか。理由なんてなくて、単に自分のスキルを活かせる仕事だったから? 娘の死が当然ながら彼に大きな影響を与えているようだけど、二人の息子に対してどこか冷たい気がしたけどそれは何故なのか(正確に言えば、息子たちへの愛情が伝わる描写が少ないのは何故なのか)。 また、妻のことはどう思っているのか。いろいろと疑問が多い。 もちろん、それをこちらで解釈するのが映画の面白さだと思うんだけど、実在した人物と出来事に基づいた作品である以上、もう少し断定的な描写をしてもいい気がする。 ニール・アームストロングとアポロ11号そのものではなく、アームストロングの伝記が原作となっているようなので、それを尊重した結果なのかもしれないけど。  宇宙空間を俯瞰で捉えた映像ではなく、宇宙船内からの視点が多く、船内にいる恐怖を感じられて効果的だった。  手持ちカメラで登場人物をアップで撮った映像がずっと続き、圧迫感がえげつなかった。『セッション』もこんな感じだったな。登場人物たちの心の余裕のなさを演出しているのだろうか。観ていて結構疲れた。そんなこともあって、クライマックスの月面着陸シーンの静寂さに安心してしまい、ちょっとウトウトしてしまった。ここはもう一度ちゃんと観たい。  今作は自分発信での映画ではないようだけど、チャゼル監督の演出は凝っていて好き。個人的に今後のキャリアが最も気になる監督。
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-11 02:40:16)
54.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
役者良し、音楽も良し、美術とても良しで、その結果、自然で美しい世界が構築されていたと感じました。人間と半魚人の恋愛という極めてシュールなストーリーを描いているのにクセがなくて、すんなりと観られるのは、作り手たちの力量の高さを示している。「二人は愛し合っているんだ」と理解できたら違和感は抱かなくなるのだな、とも思いました。 半魚人のビジュアルも良かった。彼の表情と仕草、愛しかった。  しかし、腑に落ちない部分もあります。他のレビュアーの方々も指摘しておられますが、この二人、最初から相思相愛すぎではなかろうか。イライザが最初にゆでたまごをあげるシーンが実質的な初対面だと思うのだけど、そのときはお互いになんとなく興味を抱いているだけにしか見えなかったのに、その次にゆでたまごをあげに行ったときにはなんかもうラブラブでしたよね? 二人が恋に落ちる「瞬間」をもうちょっと丁寧に描いてほしかったなー。一目惚れなのは伝わったけど、一目惚れなんだったらもっとガツン!とイライザが受けたであろう衝撃を映してほしい。  それと、後半にイライザが脳内世界で彼への想いを歌うシーンがあるのだけど、そこにも違和感。イライザが彼を好きになった理由は「声を発せない自分を“完全”として見てくれていて、何かが欠如しているとは思われていないから」と言っていたのに、あのミュージカルの場面を観ると、「やっぱり声は大事だよね。歌って素敵だよね」って言われているようで、声を出せないイライザを“不完全”だと暗に示しているように見えて、正直ちょっと不快だった。先に引用したイライザの言葉に泣きそうになるほど感銘を受けていたので・・・。  それ以外は文句のつけようがないですね。エロ・グロも僕は全く気にならなかった。個人的にはむしろ好き。 あの二人、とってもお似合いだと思う。そう思わせられるのがスゴいよなー。映画ってスゴい。
[映画館(字幕)] 7点(2018-03-28 15:07:32)(良:3票)
55.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
真っ昼間に無実な男をボコボコにして窓の外に放り投げた人間を逮捕せずに解雇するだけな時点で、この警察署が人気のない夜中に起きた殺人事件を解決することなんて到底出来ないでしょうな。  怒りと優しさみたいなのがこの映画のテーマなのかな。何かしらの理由で常に怒っていたり、すぐに感情的になってしまったりと、そんな人間が劇中に数多く出てくるが、優しい人も何人かいる。その最も象徴的な優しい人が、まさに窓から放り投げられたレッドくんだろう。自分を病院送りにした人間が目の前に―それも二人きりの部屋で相手は身動きの取れない状況で―現れたにも関わらず、復讐をしないどころか、オレンジジュースをストローまでつけて差し出す。包帯をグルグル巻きにされたディクソンも、我々観客全員も、レッドが怒り狂って仇を討つことを予期していたはずなので、このシーンにはあっけに取られる。この映画には怒りに身を任せて暴力を振るう人間が何度も出てくるので、この場面にはなおさら驚いた。この経験でディクソンも少し改心したのだろう。憎しみの連鎖を止めるには、誰かが赦さないといけないんだなー。 予想外すぎるタイミングで自殺を図った署長にしても、「どうせ末期ガンだし、あのババアを悪者扱いするために死んでやろう」みたいな動機なのかなと初めは考えたが、実は自分の家族に苦しい思いをさせたくないために下した決断で、ミルドレッドにもとても正直な手紙を書いている。町中の住民を自分の味方につけて良い思いをしている嫌なヤツだと思っていたが、根はやっぱり優しかった。自分ももっと優しくなろう。  本作はミステリー映画ではなく、犯人探しの面白さを描いたものではないのは分かっているけど、結局あのレイプ魔らしき(というか完全にレイプ魔)男は何だったんだろうというモヤモヤは残る。あんな喧嘩っ早いのが逮捕歴ないわけがないし。何らかの事情で権力からプロテクトされているのか?
[映画館(字幕)] 7点(2018-02-04 19:03:35)(良:1票)
56.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
画面が暗くなり、エンドロールが始まったとき、「嘘だろ?」と呟きそうになった。ここで終わるのか、と驚いたのだ。 自宅に帰ったサリーが涙を流す奥さんを抱擁したり、公聴会の日から数ヵ月後にサリーがパイロットとして再び旅客機に搭乗するようなシーンを期待していた。 自分がハリウッド映画に毒されてしまった結果とは言えど、まだ続きがあると思っていた矢先に突然訪れたエンディングには物足りなさを感じた。  しかし!本作のエンドロールにはちょっとしたサプライズがある。 “サリー”ことサレンバーガー機長と妻のローリーさん、そして、あの日、USエアウェイズ1549便に乗っていた人々が登場するのだ。 そこで僕はハッと思い出した。「そうか、これは実話だったのだ」と。 失われるかもしれなかった多くの命がそこにあること。その事実を本当の意味で思い出したのだ。 実話モノにありがちな、感動を押し売りするシーンなんてこの映画に必要なかったということに、そこで気が付いたのである。 顔も名前も知らない人たちだけど、彼らが生きていることに素直に「良かったー!」と思えた。  ベテランパイロットの豊富な経験による英断を称える映画であると同時に、「生きている」ということを祝福する映画でもあると思った。  本作の原題は“Sully”だが、公聴会の場面でサレンバーガー機長は、自分一人が155もの命を救ったのではないと述べる。 映画の中では、「頭を下げて!姿勢は低く!」と連呼し続ける客室乗務員の声や、高ぶる感情を抑えながら1549便に着陸地点の選択肢を与え続ける航空管制官の声が何度か聞かれ、印象に残る。  飛行機に乗っていた人間の、そして、乗っていなかった人間の、『死を回避したい』という意志が、“ハドソン川の奇跡”を引き寄せたのだ。
[映画館(字幕)] 7点(2016-09-29 19:51:30)(良:3票)
57.  モヒカン故郷に帰る 《ネタバレ》 
観ている間、ず~っとニコニコしている自分がいた。ほのぼのとした時間がスクリーン内で流れていて、なんとなく幸せになる映画。本作の松田龍平を見ていると、優しい人間になりたいと思えた。仕事何やってるかとか、どんな暮らししてるかとか、そんなことよりも、とにかく穏やかな気持ちを持つことを大切にしたい。  最後はやはりちょっとビックリした。楽しげな世界観の中、父ちゃんがあんな形で逝ってしまったのを見ると、なんか複雑な気持ちになった。あれはあれですごくほのぼのとした最期のような気もするけど・・・鑑賞直後の後味はあまり良くなかったのが正直なところ。違和感があった。  しかし、鑑賞から何日か経ったあと、アレは「死を恐れるな」ということなのかな、と勝手に解釈した。ほとんどの人間は死ぬのが怖くて、普段はあまり向き合わないようにしているけど、別にそんなタブーにするほどのものじゃないんだよ、と言いたいのかなって。フィクション作品ではガン患者の最期はドラマチックに描かれることが多いけど、敢えてアホみたいな死を観客に見せることで、死に対するネガティブなイメージを取り払いたかったのかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-17 11:51:16)
58.  イエスマン "YES"は人生のパスワード
「自分の人生に最も影響を与えた映画って何だろう?」そういうことをふと考えていると、実はこの映画なんじゃないかという結論に辿りついた。高校生のときにこの映画を観て以降、僕は“Yes”と答えることが明らかに増えたのだ。  “Yes”と答えたその先に何があるのか。それを確かめに行くのはとてもスリリングでエキサイティング。それが結果的にあまり楽しくなかった場合でも、新しい経験をしたということが一つの価値になる。普段やらないことをやれば、今まで知らなかった自分に出会える。  人は皆、“幸せ”を手にしたくて日々を生きている。そして、大抵の人は、その“幸せ”に繋がるような道を選んで生きているのではないかと思う。僕自身も、“幸せ”とは例えるなら高い階段の一番上にあって、一段一段上っていくと到達できるものだという認識を持っていた。 しかし、この映画を観ると、“幸せ”は実はそこら辺に転がっているものなんじゃないかと思えてくる。「あれもYes、これもYes」というように、様々な機会を拾いあげていって、たまたまそこに“幸せ”が混じっている。“幸せ”とはそういうものなのかもしれない。そういうことをサラッと考えさせてくれた映画。そのサラッとした感じが良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-25 13:29:08)(良:1票)
59.  ホット・ショット 《ネタバレ》 
ベンソンさん、不死身かよ!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-23 12:06:52)
60.  ホット・ショット2
全力でふざけているので、観ていて気持ちが良い。数々の映画パロディはもちろん面白いし、とにかくあの手この手でいろんな角度から様々なボケを連発していますね。5秒に一回はボケてたんじゃないかな。笑いに対する貪欲さが凄まじかった。  チャーリー・シーンの男前っぷりとバレリア・ゴリノの可愛さのおかげで更に面白く感じられた。世の中、顔なんだなと妙に納得してしまった瞬間であった。
[DVD(字幕)] 7点(2016-05-19 08:53:37)
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