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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1369
性別 男性
自己紹介 ※他のSNS等に合わせてニックネーム変えました。(2024.2.28)

①製作者の映画愛を信じて0点は付けません。(0点級の作品は鑑賞中止してしまうのでレビューが書けないとも言えますが)
②レビュー作品に「あらすじ」がない場合は率先して書いてます。
③最近時間が出来たのでレビューが長くなりがちですがお許しを。

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661.  ダスト
とんでもない生い立ちを胸に抱いて生きて来た老婆とどうにもならないチンピラ青年。この全く共通項を持たない2人の出逢いを通して、遠い異国の地での男の生き様を描いていく。正直なところ作者が何を言いたいのか、歴史的な背景、民族感情といったものを理解できていない私には、この作品の半分も理解できていないような気がします。にも関わらず惹きこまれる展開になっているのは、脚本や映像が優れているからと思えます。思いのほか残酷な殺人シーンが多いのも、当時の現地の実態を正直に表現しているからなのでしょう。伝説が口伝され、一人の若者の魂が救われた?そんなヒューマンドラマとして見ての7点献上です。
7点(2004-06-22 07:05:14)
662.  劇場版 未来日記
はっきり言って、この作品は「映画」としては評価できません。あくまでも、TVのバラエティ番組の「劇場版」です。そして、観る者を極端に限定します。TV版を知っていること、知っているだけでなくハマッテいること。ハマッテいると言っても、ただ第三者的に楽しんでいるだけではなく、強力に感情移入できること。この条件を満たした上で、更に賞味期限(?)内に観なければなりません。 そういう訳で、得点を付けるにあたっては非常に悩むところです。「映画」として評価して「0」を付けるのも疑問ですし、また自分がいくら楽しんだからと言って、「映画」じゃないと言っておきながら「10」を付けるのは気が退けます。 実はこの作品が封切られた頃は、私自身この企画に強力にハマッテまして、いい歳したオヤジでありながら、ひとり劇場まで足を運び、尚且つ満足して帰ってきた記憶があります。でも、その後地上波で放映された時にはすっかり覚めていて、最初の半分も楽しめなかったことを覚えています。 それにしても評価が難しいです。でも、皆さんの評価があまりに低いので、私は初見の感動を大切にして7点献上。
7点(2004-06-20 09:51:52)
663.  セックスと嘘とビデオテープ
この作品が作られた当時はホームビデオの急成長期。ビデオと言う新しい媒体を通じて人の心の内面を映し出すという発想は、当時としては優れたものだったのではないでしょうか。もっとも、ある意味今でもそれに変わるような新しい道具は出てきてないような気もしますが。デジタル化しただけのような… 映像的にはかなり古臭く感じるようになってしまいましたが、お約束どおり(?)に進む展開にも関わらず、ついつい引き込まれる作品です。あの旦那は嫌いだなぁ~。
7点(2004-06-19 21:53:39)
664.  コンフェッション(2002)
何よりも、これホント?って感じです。雰囲気はいいんですけれど、ちょっと中身が見えないというか… ま、割り切ってみれば結構面白いですよ。
7点(2004-06-18 22:04:08)
665.  プラトーン
友人からDVDを借りて久々に鑑賞しました。以前観たときには随分と辛かった記憶がありましたけれども、やはり観ていて辛い、重い作品です。特に村でのシーンは哀しすぎます。実際の戦争では、大昔から現在まで繰り返されている狂気なんでしょうね。そう考えると、人間は全く進歩していない生き物なんだなぁなどと思えて来たりして… 辛いけれど、ものすごくストレートにメッセージが伝わってくるところに7点献上。
7点(2004-06-15 00:40:08)
666.  ある男 《ネタバレ》 
原作は未読です。おそらく原作では主要な登場人物をもっと掘り下げて描いているのでしょうね。俳優さんの好演で作中では語り尽くされていない部分にまで想像は及ぶのですが、多少尺が伸びてももう少し描き込んで欲しかった、というのが全体的な印象です。「物足りなかった」というご意見の理由の一つはその辺りではないかと。  テーマは本当の幸福?与えられた人生を否定し、全く知らない人生を歩んで来た他人と人生丸ごと交換する。窪田さん演じるところの彼は、人生の上書きを繰り返すことで短いながら幸せでいられたのかも知れません。でも、彼は妻や子に幸せを遺せたのでしょうか?弁護士は調査対象の人生を抱え込み模倣することで自らの人生を見つめ直すことが出来るのでしょうか?  重みも深みも感じられますし集中して楽しめた作品ではありますが、獄中の詐欺師との面談や多少唐突感のあるヘイトスピーチのエピソードなど、作品テーマに沿って必ずしもスッキリ整理されていない部分もあるように思え、残念ながら手放しでは称賛出来かねる作品でした。6点献上に留めます。  ちなみに、柄本さん演じるところの詐欺師は(作中で自らなりすましをほのめかしてもいますが)実は戸籍を交換しているのかも。であれば、初対面の弁護士が在日朝鮮人であることを見抜いたり、不自然な関西弁を話すことについて納得が出来るような気がします。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-04-21 11:23:07)
667.  PLAN 75 《ネタバレ》 
少子高齢化で社会保障制度が破綻した国家が「PLAN75」という窮余の一策によって問題の解決を図る、というシナリオは、斬新とは言わないまでも近未来SFのひとつのアイディアとして「今の時代だからこそ」生きて来る設定と言えないことはないと思います。ただ、(元の短編作品は未観賞ですが)長編作品としての掘り下げ方はもう少し何かあったのではないかと思えてしまいました。  登場人物は老いも若きも日本人も外国人もそれぞれに悩み疲弊し、眼前に迫る課題に対しての何らか答えを見つけようと煩悶する。やや削ぎ落した感のあるエピソードではあるものの、主演の倍賞さんは勿論のこと出演者の好演に支えられ、重過ぎず軽過ぎず観る者に(一人ひとりの今のライフスタイルや年齢に応じて)現実味をもって迫ってくるものを感じました。倍賞さん演じるところの主人公の最期の選択には、単に尊厳死を否定することだけではなく、それでは老いても生きることにおける希望とは何か、ということを考えさせられました。  にも関わらず何か絵空事のようにも感じてしまう。その理由のひとつには、「PLAN75」が(もし現実化するのであれば)今まさに必要な施策であって、いつだか分からない未来将来の話だとすれば実効性の低い施策にしか思えず(放っておいても近未来には人口ピラミッドは推移するので)、同時に対象年齢の者にとっては、仮令漠然としたものであっても「死」を現実のものとして受け止めてでもいない限り、さして喫緊の課題にはならないだろうと思えてしまうということがあります。  端的に言わせていただくのならば、興味深いけれども今ひとつ我が身のこととは思えず感情移入しにくいということかも知れません。年齢的には十分片足突っ込んでいる私ですが。  真面目に現代の社会問題を捉えた作品であることは間違いないとは思いますが、何か釈然としない思いが残り6点献上に留めたいと思います。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-04-18 10:12:34)(良:1票)
668.  ニューオーダー 《ネタバレ》 
メキシコ人の監督が自国の現状と未来将来を憂いて作り出した作品とのことですが、近未来SF的と言うよりも寧ろモキュメンタリ―的な出来栄えといった印象を受けました。世界中のどこかで今まさに起きている凄惨な出来事を淡々と描いているように。  軍事クーデターであれ、侵略戦争であれ、民族紛争であれ、宗教上の対立であれ、平和な我が国で平和な日々を過ごしていれば全く現実味のない話に受け取れてしまうかも知れません。と言うより、こんなことが現実にあってはいけない、仮令現実であっても見たくない、目を背けたい、そんな物語なのかも知れません。兎に角後味が悪い。それは心のどこかで現実味をひしひしと感じている証拠かもしれません。  人の命はこんなにも軽いのだろうか。認めたくはありませんが、時と場所によってはそうなのでしょう。ここに描かれている大富豪や政界や軍部の上層部たち。彼らの命も同じく軽い。次の瞬間には後ろから撃ち抜かれるのかも知れない。いいように利用されては殺されて行くデモ隊や下っ端兵士、そして市民のように。  ある意味、優れた作品だと思います。しかしながら、何とも嫌な作品を観てしまったというのが正直な感想です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-04-16 12:26:34)
669.  ピザ 死霊館へのデリバリー 《ネタバレ》 
長尺ものが嫌いなわけではありませんが、今更にしてインド映画の長尺感を味わいました。作品世界に没入出来れば3時間の作品だって決して長くは感じず、場合によっては「もう終わり?!」という気持ちになることさえあります。が、平均的と言っても良いような2時間余りの尺の本作は、各パートごとに無理無理引っ張っている感(それ、また繰り返す?みたいな)があり、何度か中だるみを感じてしまいました。  一旦そんな風に感じてしまうと内容そのものにも不満を感じてしまい、作品を彩るホラー要素に特に斬新さや魅力を感じられず、既視感ばかりを感じてしまったり、「そっち行かないだろ」とか「そっち見ないでまずはこっち見ろって」みたいに、主人公の行動や言動は感情移入出来ないことばかり。更には、「ムトゥ」以来勝手に思い込んでいる自分が間違っていることは承知ですが、所謂「コリウッド」映画なのに歌わないし踊らないことにも不満を感じてしまう始末。  ただし、それじゃ面白くないの?と問われればそんなことは決してなく、物語の展開は多少の強引さや作り込み過ぎの感はあるものの、ホラーと思って見始めたらロマンスもの?かと思いきやオカルトもの?いやいややっぱり幽霊屋敷もの?え?金品略奪サスペンスもの?でもやっぱりホラー?と言う感じに二転三転四転。荒唐無稽な物語になりそうなギリギリのところを攻めていてなかなかに見応えはありました。特に終盤にたたみかける構成で、それだけに前半から中盤にかけての引伸ばし感がなければなぁという印象です。  ということで、インド映画のマッタリ感がお好きで、サスペンステイストのホラーがお好きな方にはお薦め出来るかなと感じた1本でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-23 23:28:39)
670.  パラレル 多次元世界 《ネタバレ》 
パラレルワールドと標榜しつつもタイムパラドクスものとの区別がつきにくい構成の作品。基本部分の説明はほぼすっかり割愛されているので、本作をもってして「SF」と言って良いのかどうか、微妙です。  そもそもこの姿見(鏡)はどういう仕組みでパラレルワールドと繋がっているのか?角度を変えると何故繋がらなくなってしまうのか?何故パラレルワールドでは基本の世界の180倍の速度で時間が進行しているのか?(本来は先行他作等で見られるように逆では?)全てのパラレルワールドが180倍速なのか?だとしたら何故基本の世界だけが異なるのか?等々、数え上げればキリがないというくらいに謎だらけの設定です。  そんなことはどうでもいい。肝心なのは結果だ、ということであれば説明不要という理屈も無きにしも非ずですが、それにしては都合よくパラレルワールドを利用し過ぎています。他の世界の人間とのスリ替えだとか技術や表現の持ち出しだとか。時空を跨いで併用すれば時間や空間に必ずや不整合が生じるはず。重量バランスが破綻してしまうとか時間に歪みが生じてしまうとか。その辺はほぼ無視して物語は進行して行きます。だいたいからして生身の肉体がどうして耐えられるのか?  理論的とか科学的とか、この手の作品の下支えをしてくれるべき基本的構造が欠如または崩壊していることが本作の最大の弱みかなと。いっそファンタジーやコメディ、場合によってはヒューマンドラマに特化してしまえば気にならなかったかも知れませんが、あくまでもSFサスペンスとして鑑賞しようとしたために面白味を感じられなかったというのが結論です。  ただし、パラレルワールドを時間軸に重きを置いて表現した、と言う部分にオリジナリティを感じたので若干甘めの6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-22 15:08:10)
671.  元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件 《ネタバレ》 
なんでこの邦題なんでしょうかね?どう考えてもラブコメっぽいでしょ。でも、全然コメディじゃないし。タイトルでいきなりアウトです。  とは言ってみたものの何も考えないで観る分には結構楽しめる作品。主人公二人のバカップルぶりには呆れることも多々ありますが、漫画の実写版的荒唐無稽なストーリーは意外な程に緊迫感があり、展開がスピーディなこともあって途切れることなく惹きつけられました。尺も丁度良いですしね。  ただし、よくよく考えてみれば罪作りなヒロインだこと。アナタが元カレに絡まなければフェリーに乗り遅れることもなかっただろうし、多分元カレ君も同じフェリーに乗っただろうから飛行機を仕立てる必要もなかっただろうし、であればパイロットの気の良いオジサンは発作を起こさなかっただろうし。つまりは何も事件事故は起きなかったんじゃないかと思えたりして。漁船に助けられて愛を語り合ってる場合じゃないような気が…。  救助される直前に海底から二人を見上げていたサメ。「怪我してるから彼を先に助けて!」と言ったがために縄梯子を登ろうとする彼女目がけてサメが!そこでエンディング。なんて終わり方もアリかな?などと思ってしまいました。  でも、面白かったから6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-08 22:47:45)
672.  ディスコード -DISCORD- 《ネタバレ》 
サイコサスペンスかなと思いつつ観始めた本作。ところが冒頭から暫くは典型的なお化け屋敷モノ。「え~!そっち系だったの?」「もしかして、アッチの世界に連れてかれたお姉さんたちを救出するお話?」と少々ガッカリ気味。今ひとつ作品世界に入れないでいました。  ところが、中盤になって何やら不穏な、と言うかリアルな悲劇・惨劇の気配が。確かに幽霊はいるようだしポルターガイストも起きるんだけど、その裏には過去の連続殺人事件の存在があり、しかも、今は亡き母親も事件の被害者と繋がりがあったりして、徐々にリアルな連続殺人鬼モノへと移って行きます。  そして、クライマックスは種明かしとヒロインを襲う殺人鬼。既視感は無きにしも非ずながら、「ええ?!そこに居たの?」と衝撃の展開。ただし、「やっぱりサイコサスペンス?」と思ったのも束の間、絶体絶命のヒロインを救うのは人ならぬモノ。既にご指摘がありますが、「そんなんだったら犯人にその力を向けてよ!」と言いたくなります。  と、少々釈然としない点は残るものの、ちょっと変化球気味のホラー。否、ホラー風味のサスペンスに6点献上します。  ちなみに、ラストは必要だったかなぁ?助かって良かったねで終わっても良かったように思えます。そして、覗く眼は幽霊の眼なのか、それとも…。続編を匂わしているのでしょうか?思えば、冒頭のシーンから本作の重要なキーとなっているのは「瞳」ですね。ただ、少々解りにくくて残念な仕掛けかも。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-04 23:56:04)
673.  MORTAL モータル 《ネタバレ》 
北欧の神話に詳しい訳ではないので、主人公の出自の秘密については本作から知るのみです。が、古の神の末裔が約束の地に引き寄せられ、天をも司るほどの力を授かるという物語には魅力を感じました。  自らの特殊な能力について訳も解らずに苦しむ主人公を演じたナット・ウルフさんの好演が光りますね。地味ながら繊細でキュートなヒロインを演じたイーベン・オーケルリーさんも魅力的でした。  流れ的には、国際問題にもなりかねない一件なのに、地方の一警察署長?と民間人の新米臨床心理士が活躍し過ぎの感があるものの、孤立無援の状況の中に現れた心からの理解者を得た青年と、相談者の死は自らの責任だったとの思いから心折れてしまった新人セラピストが恋に落ちるというストーリーにも好感が持てました。  北欧の凍えるようでいてどこか温もりを感じる風景に包まれた独特の雰囲気は好きです。ホラー的な要素も感じられますが、北欧ホラーにありがちな毒々しさはなく、寧ろファンタジーとして観ることが出来ました。ただし、尺の割に随分と長く感じてしまいました。流れがゆったりし過ぎているのか、それともメリハリが弱いのか。  主人公に一筋の光明がさしかけた途端に訪れる悲し過ぎる結末。神器を身に着け自らの出自を知った主人公は、この悲しみを乗り越え自らの使命を見出すことが出来るのでしょうか?いかにも続編がありそうな、と言うか続編がないことには納まりが付かないようなエンディング。期待したいと思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-02-02 11:31:49)
674.  霊的ボリシェヴィキ 《ネタバレ》 
公式サイトで高橋監督の本作に関する並々ならぬ思い入れを知りましたが、タイトルにもなっている「霊的ボリシェヴィキ」という概念について個人的には全くと言うほど知らず、テーマが解らない中での感想です。  正直なところJホラーはあまり好まないのですが、本作の持つ独特の不気味さには冒頭から集中出来ました。ホラーあるある的な演出もあることはありますが、単なる幽霊譚ではなく、かと言って超常現象に特化した流れでもない。洋画であれば「悪魔」の存在によって物語の主題が語られて行くことが多々ありますが、本作の場合、この世のものではない何者かの存在は仄めかされますが、決して具体ではない。これはある意味恐いです。  幽霊が現れたり、霊界からの声が聞こえたりという展開で、やがては参加者が取り殺されて行くというお約束的な流れであれば、本作に対して興味は持てないところです。しかし違いますね。実験参加者が皆「死」を感じたことがあるというところがヒントなのでしょうか?  観賞前は、タイトルからして何かしら政治的な意図が盛り込まれているのかなと少なからず思っていましたが、鑑賞後にはその感覚はなくなりました。「死」の実態、「生」と「死」の関係性、そういったテーマなのかなと漠然と感じた次第です。  ただし、研究助手の最後に選んだ行動は一体何だったのか?突然の展開に衝撃を覚えましたが、彼女の行動が意味するものは「この世のものではない何者か」の意志なのでしょうか?そして新たな命の誕生?今ひとつスッキリと理解出来ないままでした。  異色のJホラーに迷った末6点献上します。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-01-28 11:15:24)(良:1票)
675.  この世に私の居場所なんてない 《ネタバレ》 
何をやってもダメなヒロイン。てか、何をやってもダメと思っている超マイナス思考のヒロインと言った方が妥当かも。  そんな彼女の家に空き巣が入り、ラップトップと祖母の形見の銀食器が盗まれてしまう。警察は親切に(当たり前の)捜査をしてくれるが、彼女の求める捜査とは違う。彼女はもっと自分のことを見て欲しい。彼女だけのために親身になって集中して捜査して欲しい。  この件に留まらず、彼女が周囲に求めるものは結構我儘で自分勝手かも。だから、何かにつけて彼女は満足出来ないでいるような。楽しみに読んでいる小説のネタバレをされてしまう件を除いて(これはホント可哀そう)、概ね受け取り方次第じゃないかなと思えてしまう。  とは言え、振り返ってみれば、かく言う私とて他人のことは言えないようにも思え、ヒロインを全否定は出来ないように思えたりもする。現代社会で自分のスタイルを確立して独りで生きるのは、極めてハードルの高い所業。それでも独りで生きようとするヒロインがどこかしら愛おしくなりました。メラニー・リンスキーが時折り魅せるキュートな素顔が良いです。  相棒として彼女に付き合うトニーがまた良いですね。単なる自分勝手なオタクではなくて、キチンと人と接することの出来るある意味常識人。イライジャ・ウッドの好演が光るところです。  ただ、結局ルースは何を学んだのでしょう?生きることの幸せを掴めたのでしょうか?そしてラストシーンのトニーは幻想なのでしょうか?重傷を負い息絶えたかのように思えましたが…。  コメディタッチのサスペンスは大いに楽しめました。が、観終わった後、何かスッキリしないと言うか後味の悪さが残ってしまいました。現代社会に生きる人間にとってのモヤっとしたテーマこそが本作の味なのかも知れませんが。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-24 23:50:48)
676.  ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 《ネタバレ》 
端的に言えば、ワクワクドキドキ出来るアクション巨編。そこに最新鋭の技術を駆使してビジュアル化した恐竜たちが闊歩する。それに尽きますね。  初作から楽しんで来たファンにとっては、サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムの御三方の健在ぶりは涙モノ。当時のままのキャラ設定にも満足。  強いて不満足点を言わせていただけば、多くの皆様のご指摘にもある通りストーリーそのもの。そこを重視する方にとっては本作の致命的なマイナス点かも知れませんが。DNAとか遺伝子とかのコントロールによる暴走劇は決して目新しくなく、バイクと恐竜の追走劇は見応えのある出来栄えではあるものの、インディジョーンズのパロディの感が拭えません。思えば、全編通じてシリーズそのものも含んだ何かしらの作品のパロディ(オマージュと言った方が適切かも)を感じるカットが多出します。個人的にはその辺りも作品も魅力として受け止めましたが。  否定的に観てしまうと、本作の設定として恐竜が蘇った世界であることの必然性はあるのか?と思えないこともないでしょう。実際イナゴの位置付けは恐竜を超えたものになってしまっていますし。もっと恐竜たちの存在感を演出して欲しかった、というのが正直なところです。  とは言え、決して否定はしません。楽しかったです。思い出に残る秀作とはお世辞にも言えませんし、後日談を作り放題のような伏線回収等なしのエンディングではありますが、他の如何なる恐竜映画も決して超えることが出来ない金字塔を打ち建てたシリーズの最後を飾るに相応しい豪華なエンタメ大作でした。  ちなみに、原題も邦題も副題はハズレですね。せめて邦題は原題を無視してでも工夫して欲しかったところです。(原題の意訳かと思いますので邦題の評価は付けませんが)
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-12 11:12:31)(良:1票)
677.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
エンタメ系SFホラーとして観る限り、完成度は高く十分に楽しめる作品かと思います。ただ、多くの皆さんのレビューにもありますように、オリジナリティと言う部分では弱いかなと。  未知の生命体とのコンタクト。原始的な生物と思いきや知的活動をし始める。無害かと思いきや人間が襲われる。閉鎖空間での戦いの限界。籠城作戦しかないものの侵入されてしまう。わずかな生き残りが決死の脱出…。一つの作品のリメイクという程ではないにせよ、どうにも感じざるを得ない既視感。  ラストのサプライズも想定内でした。予定どおりに帰還したのではハッピーエンドにもならない。このラストしかないでしょう。とは言え、地球に舞い降りた火星生命体が人類を駆逐するといった続編は期待出来ないように思えます。より一層既視感の激しい作品になりかねないでしょうから。  個人的には大いに楽しめました。が、傑作かと言えばそこまでは評価出来ないかなと。悩んだ挙句、6点献上します。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-22 12:01:53)
678.  フラクチャード 《ネタバレ》 
緊迫感とミステリー感に溢れ見応えのある1本、と言いたいところですが、残念なことにかなり早い段階で「夢オチ」若しくは「妄想オチ」、それとも「実はみんな死んでましたオチ」だろうという予測が容易に立ってしまいます。  「残念ながら二人とも…」という台詞まで流れてしまうと、これはもう確実に少なくとも二人が死亡していることが確定してしまう訳で、その二人が実は冒頭の親子三人ではなかったということは終盤まで判らないものの、サスペンス或いはミステリーものとしてはあまりにストレートな演出かと。  サム・ワーシントンさんを始めとする出演者の演技力に加え、何と言っても娘役のルーシ・カプリちゃんの愛くるしい演技が素晴らしく(特に表情)、冒頭に述べました通り見応えはあります。何となく既視感はあるもののストーリーも魅力的。それだけに、もう少しミステリー然とした構成(観客を混乱させる)、或いはホラーテイスト(ホラーとしては作られていないのかも知れませんが)を強めにして欲しかった。そんな気持ちからやや低めの6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-17 11:18:03)
679.  ザ・キラー 《ネタバレ》 
冒頭に延々と続く病的とさえ思えるような殺し屋の哲学についての独白。完璧を求め過去の仕事も100%成功して来たと自負する孤高の殺し屋。ビジュアル的にもスタイリッシュでストイック。相当カッコいい。さながら「ゴルゴ13」の実写版かと期待させられます。がしかし、超腕利きのスナイパーとは思えないような凡ミス。難し過ぎるシチュエーションとタイミングで引き金を絞ってしまう。結果、高級コールガール?は哀れ犠牲に。そしてお仕事失敗。  そもそもターゲットの方も相当無防備。通りの向かいのビルの上層階の窓がずっとカーテンも何もない状態になってて、もしかしたら時折り人影だって見えてたかもしれない。せめてVIPの到着前にチェックするでしょ普通。更に、これからお楽しみだってのにカーテン開けっぱなし。撃たれて慌てて閉めてるし。入り口のガードマンその他手下たちは向かいのビルに駆け付けないし。そのくせ警察の対応は矢鱈早かったりして。  グラフィック・ノベルが原作だとしてもちょっと現実感が薄すぎると言うか肝心の部分の緊張感に欠けると言うか、だからこそ「コメディ」を感じさせられたかのような意見まで出てしまっているのですね。まぁ「殺し屋とはこうあるべき」というテーマではないのでしょうから少々詰めが甘くても良いのかも知れませんが、と言うか詰めが甘くなければ本作のその後のストーリーには繋がらない訳ですからこれで良いのでしょうけれど、何だかスッキリしない展開でした。  復讐劇も不安定感ありですね。情け容赦なく殺さなくてもいいんじゃね?みたいな対象を撃ち抜いたかと思えば、少なからず感情移入して願いを叶えて?しまったり、何よりラスボスをスルーしたのは何故でしょう?彼の言葉をまるまる信じた?これ以上の報復は無いと?隠れ家で彼女と幸せに平穏な生活を送れるとでも?  冷徹のようでいて失い切れていない人間性が時折り顔を出す情緒不安定な殺し屋が、愛に生きる道を選ぶまでの物語なのでしょうか?それとも、もっと深く人間の心を掘り下げることで人の生き様を描いた作品なのでしょうか?エンタメとして楽しむことは出来るものの、何か心に残るものがあるかと言えば微妙な作品でした。ビッグネームによる作品でなかったのなら評価はどうなっていたのでしょう?迷った挙句の6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-05 16:58:38)(良:1票)
680.  ラベンダー 妖精の歌 《ネタバレ》 
田園風景や古家など全編通じて美しい映像が多々登場します。冒頭のストップモーションを組み合わせた事件現場は、凄惨な事件なのにそれを感じさせない美しさ。心理的な部分にスポットを当てたサスペンス劇が始まるのかなとの期待が高まります。  が、蓋を開けてみれば幽霊譚と評しても大きく間違ってはいないような展開。ヒロインの生家に舞台を移してからは、霊的存在・現象がストーリーを引っ張る感じ。冒頭の映像表現に期待させられた流れは、既視感のある、と言うか結構オーソドックスな「霊が助けてくれました系」作品に転じます。  ただ、それは決して否定的な感想ではありません。特に目新しくはないストーリーではあるものの、必要以上におどろおどろしくはなく、必要以上に謎めいた伏線が散りばめられてはおらず、必要以上に深刻さや悲惨さが強調されることもありません。ほどよく纏まったシンプルな作品、サスペンスあるいはミステリーホラーの王道的な物語と言えそうです。  強いて言うならば、と言うかそこが一番の問題点なのですが、ラストシーンはどう受け止めていいものやら。真犯人を捉えたまでは良いのですが、監禁して放置?殺して復讐?それとも、あの後警察に通報して逮捕してもらったとか?作り手はドラマチックなラストで終えたかったのかも知れませんが、受け取りようによっては結構なバッドエンドかと…。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-29 12:17:15)
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