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K&Kさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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681.  バンビ、ゴジラに会う 《ネタバレ》 
なんか私もレビューしたくなったので…  そもそもの邦訳が“会う”だし、“バンビ対ゴジラ”だったりしたみたいだし、意味がよく解らないと思う。 ~Bambi Meets Godzilla~バンビ、ゴジラに出逢う。 タイトル崩すと~B Meets G~に出来る。  ~Boy Meets Girl~少年、少女に出逢う。からタイトルとネタ持ってきたのかも? 少年が、少女に出逢って、恋に落ちたり冒険したり、物語が動いてゆく類型のことなんだけど、 主人公が少年でなくバンビで、相手が少女でなくゴジラだと、その後の展開も無く踏まれて終わり。ってお話だねぇきっと。 最後ゴジラの足が進んでいくことなく、鋭利な爪が力なくフニュウ~ってなる。なぜならここで全ての物語が終わったから。 映画としてみたら、ゴジラ登場のインパクトだけでなく、残りの上映時間どうしてくれるんだ?って余韻で、二段オチなのかも。  1分半の映画のレビュー書くのに9分も掛かったよ…
[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-12 14:32:07)(良:1票)
682.  天地創造 《ネタバレ》 
~The Bible: in the Beginning ...~聖書。初めに・・・。邦題も悪くないけど、あまりにカッコイイ原題。 世界一のベストセラー『旧約聖書』の、創世記の、だいたい半分くらいまでを映像化した物語。面白いとか面白くないとかでなく、聖書という物語を、あの当時の最新鋭技術と壮大なスケールで映像化して、後世に残そうという意図があったと思われる。 原作を忠実に再現するのが目的と思われるので、新しい解釈や流行の取り入れ、オーバーリアクションなどは極力避けて、ベッタベタな内容に仕上がっていると思う。 アダムとイヴ。いかにもな美男美女を用意したものだ。リンゴを噛じる効果音がないのが良いと思う。多分あのリンゴとは、フジとか王林とか私たちが知っている林檎ではなく、神の作った神聖な実だと思う。ので、私たちの知るリンゴを噛じる音はしないんだと思った。 効果音と言えば、戦闘の剣が当たる音『カキーン』とか『ズバーッ』とか、大げさな効果音がないのも、当時なりのリアリティを追求した結果だと思う。 ノアの方舟の象やトラ、ラクダはともかく、キリンやシマウマ、陸亀はスタッフの遊び心だと思う。旧約聖書の時代に発見されていたのかなぁ?でも方舟のスケールと内部の賑やかさは面白かった。肉食獣の食料の謎。一応、説得力のある回答。 ソドムとゴモラ。アブラハムの『正しく生きるものが50人なら?45人なら?20人なら?』は、神の使いに対し謙虚ながら自分の気持を伝えていて、良いなぁ。 ロトが“処女の娘二人を差し出すから客人には手を出すな”は、価値観が違いすぎる。こんなお父さんイヤだ。振り向いてしまったお母さん怖い。何になったかと思ったら、塩の塊にされたんだ。「振り向いたら塩にするよ」って、先に言ってあげようよ。 もちろん息子を生贄に捧げるお父さんもイヤだ。アブラハムとイサクがソドムに立ち寄るんだけど、イサクが言う「子どもたちも悪いことを?」ここはスタッフの創作かどうか?なんか原爆や絨毯爆撃の跡地みたいな破壊されようで、反戦メッセージっぽく見えた。当時あそこまで徹底的に街を破壊する火力があったのって、たぶんアメリカとソ連くらいなんだよね。神の力に匹敵する火力。 イサクの件に限らず物語全体として言えるけど、神様厳しすぎる。 旧約聖書はイスラムの歴史でもある一方、登場人物にスポットを当てた物語なんだから、主人公にはいろんな困難があってこそだけど、なぜ神様が人間にそこまでさせるのか、わからない。…暇つぶしなのかなぁ?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-29 19:20:36)
683.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
~The Man Who Knew Too Much~(余計なことを)知りすぎた男。 邦題だと“聞いた以上のことを以前から知っていた”風にも取れるかも? 30年くらい前、日曜洋画劇場で見て、すごく楽しかった記憶がある。 今回久しぶりの鑑賞だけど、あらら?名作だったって記憶に比べて、思ったよりシンプルと言うか、あっさりテイストというか。  これ旦那さんが悪いわ。ベルナールにべらべら素性を喋るベン。それをじっと聞いて牽制のジャブを入れるジョー。ベルナールと別れてから旦那にダメ出し。旦那の面目を潰さない出来た奥さんだ。 ドレイトン夫妻に警戒心を抱くジョー。ちょっと疑り深い気もするが、結果論として相手は誘拐犯。何も感じない鈍いベン。 レストランでベルナールを見つけて、ジョーに指摘されて火がつくベン。それほど怒ってなかったのに、ジョーへの当て付けのように怒り出すし… 最初ベルナールのメッセージをジョーに教えなかったり、ハンク誘拐を説明する前に薬を飲ませたり、ベンはジョーをパートナーと言うよりお荷物に思っているようだ。 ロンドンの警察に誘拐の話をしても暗殺の話はしない。アンブローズ・チャペルに単身乗り込む、しかも勘違い。チャペルでも策もなしに姿を見せて捕まるし…冴えているのはジョーの方で、ベンが余計なコトして事件を複雑にしている気がしてならない。 この当時だから、女は男を立てる存在。って感じだろうか。今リメイクしたらジョーとベンの立場がガラッと変わってそう。  ベルナールの黒塗りメイクが指の形に落ちるところ、ドレイトン氏が電話中、不安で電話帳をいじる手などは、画で見せて意味や感情を説明する名場面。女性のベール取っちゃいけないとか、食事の時左手は使っちゃいけないとか、異国モロッコの習慣を今でも覚えてる。映画は勉強になるなぁ。 当時は淀川長治氏の解説で、ケ・セラ・セラの歌とか、劇中のシンバルとか名画の楽しみ方を教えてもらって、それを確認して楽しんでいたのもあったかも?記憶の中ではヒッチコックの作品の中でも、かなり上位の名作だったと思っていたので…  追記)知りすぎていた男とは、主人公ベンではなく、殺されたベルナールの事を指しているのだとしたら、ちょっと納得出来ました。
[地上波(吹替)] 5点(2021-06-20 19:02:31)
684.  恋人たちの予感 《ネタバレ》 
~When Harry Met Sally...~“ハリーがサリーに出会った時は…”。 劇中いろんな老カップルの“私たちが出会った時は…”が流れるので、ハリーとサリーもその中の一つ。みたいな意味かと。 『恋人たちの予感』って邦題はかなりの変化球。“たち”って言うほど主人公たち以外に焦点が当てられて無く、何を持って“予感”なのかもイメージできない。ぶっちゃけ、意味はないけど語呂が良くてロマンチックな言葉を充てがってみました。じゃないか? 『恋人~』『愛と~』なんかを使ったタイトルにすることで、ターゲットを女性客とカップルに限定して、男性一人客の足を鈍らせることに成功している。男友達同士なんて完全にシャットアウトだ。 確かに女性客が、セックスを連呼し、ダイナーで喘ぎ声を出すメグ・ライアンに共感できても、男性客が大勢いる中で笑ったり頷いたりは、やりにくいだろう。そう考えるとこの『男性客避け』なタイトルも、よく考えられてるのかもな?って思えてしまう。 男女間の友情(セックス抜き)は成立するか?がテーマみたいに見えて、ふとしたキッカケで長い期間腐れ縁から友人関係になった男女がついには結婚することになった。というお話で、男女間の友情は彼らの話題の一つに過ぎないようにも思う。 ハリーは一線を越えてしまったために大切なものを失ってしまうような感覚に襲われたけど、ハリーの結論「一日の最後に話をしたいのは君なんだ」は、とてもパァッとなる告白。 ビリー・クリスタルが魅力的だって声は聞いたこと無いけど、メグ・ライアンの可愛さとニューヨークの四季の美しさ、エンディングのハッピーさを素直に楽しむのが良いかな。セックスの有り無しより、相性の善し悪しは大事だよねって思った。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-14 17:07:40)
685.  ラ・ブーム 《ネタバレ》 
~La Boum~ホームパーティ。 ソフィ・マルソー(13)の可愛さをひたすら堪能するアイドル映画。41年も前の映画なのに、ソフィの顔つきもスタイルも今の目で見ても全然可愛いから驚きだ。もっと言えば出てくる女の子も男の子もみんな今の基準で可愛い。…そりゃホームパーティにダサい子やヲタクは呼ばれないのかもしれないけど、オシャレの最前線おフランス恐るべし! この『ブーム』というパーティの文化。日本のお誕生会なんて可愛いものでなく、タバコもキスもハグもあり(お酒までは行かないか?)で、13歳の子が集まって、夜な夜なこんな事をしているなんて日本だとPTAが黙っていない。親が車で送り迎え。「見つかったらブチ壊しだから出てこないでね」そう言われてこっそり隠れる親。なんて理解がある親というか、親公認の文化なんだろう。 良い意味で子どもと親の距離が近いんだな。日本だと親に隠れてコソコソするところを、ある程度オープンにやっている感じ。日本に比べ、罪悪感の境界線がもう少し緩いんだろう。でも親に言えない一線『デート』はキスの隠語とか、フレンチ・キス発祥の国(知らんけど)おフランス恐るべし!! 「ウチの女房に手を出すな!」間男を助けて殴れるお父さん(お父さんがフランソワ、お母さんがフランソワーズとややこしい)、そこより学校の前で娘の彼氏マチューを殴れるの、カッコイイ。時代もあるけど日本だと難しいアクション。 エンディングの男の子が誰だったっけ?ってなったけど、ヴィックがマチューのハートをメロメロに掴んだら、もう次のイイ男に照準合わせてるって意味だったのね。性の先進国おフランス恐るべし!!!
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-12 15:50:05)(良:2票)
686.  聖の青春 《ネタバレ》 
将棋素人の私が村山聖という人物を何となく知っていたのは、羽生の効果だろう超有名・大人気だったもんな。 村山は少女漫画が好きで、爪や髪を切らない。少女漫画の主人公のようなサラサラヘアになりたかったのかな? 上京の時、女子向きマンションを選ぶけど、似合わないと言われムッとする。内面は女性的で繊細なのかもしれない。  羽生と村山の食堂のエピソード。店主の反応がまさに私のような一般人のそれだろう。 この食堂は竜王戦の会場から歩いていける距離にあるから、将棋関係者もよく来ると思う。 “よしのや”。牛丼の前フリもあるから、村山は前日、適当に店の名前で選んでたんだな。 全然趣味の話が合わない二人。会話が積んだとき、食堂のおばちゃんのお尻をぼんやり見てから結婚の話に流れるくだりはとても上手いな。 畠田理恵との結婚が話題になった羽生に、その話ではなく『結婚して死ぬまでに一度で良いから女を抱いてみたい。』と自分の本音を話す村山。  お金はあるんだろうが、風俗とかでなく大好きな少女漫画のような恋愛をしたかったんだろう。そしてゴールは結婚。 古本屋の店員さんとのエピソード。金はあるだろう彼が、ちょくちょく古本屋に通った理由。残念ながらもう一歩先には進めなかった奥手の村山。 いや現実はもっと、それ以前の関係でしか無かったかもしれない。 手術を拒んで(ゴネて?)いたのも、彼の気持ちを表していたように思う。 将棋は出来ても男性機能は失う怖さ。結婚したいから手術は嫌だって言えない繊細さ。  食堂で本音を話す村山に「あなたに負けて死ぬほど悔しい」と本音で応える羽生。…羽生さんこんな事、人に言うんだな。 手術を受け、結婚・女を抱く事を諦める。二つの夢の一つ、彼の青春への思いを捨て、爪と髪を切り、名人を目指す決心。 羽生との対局。破れてからの最後の5局。どれほど凄かったことだろうか。 丁寧に作られた映画だから、対局の優劣が将棋盤を見て分かる人と、当時の棋士に明るい人なら、より楽しめる映画だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-06-11 09:53:30)
687.  グーニーズ 《ネタバレ》 
~The Goonies~グーンドックスという地元の地名と、垢抜けない(goony)とかバカ(goon)とかを合わせた造語。練マザファッカーみたいなノリだろうか? シンディ・ローパーの主題歌が印象的な本作だけど、サントラ以外、彼女が売れてた頃のベスト盤にグッドイナフは入ってない。子供向けで中身のない歌は、彼女にとって黒歴史だったみたい。 子どもが冒険する映画ってことで、当時(11歳か)は“自分より小さい子が楽しむもの”の印象が強くて正直そんなに興味が無く、私にとってグーニーズというと、コナミのゲームだった。きちんとエンディングがある名作だったわ。 映画はTVで初めて観たけど、何かの手違いで最初の部分(十数分くらい?)が、2回流れるトラブルが起きたっけ。どうでも良いことだけど印象深い。  小さな子供向けと言うにはバランスが微妙で、データの発明はリアリティに乏しい割に、言葉は汚いし、刑事の射殺体は出てくるし、骸骨は容赦なくリアル、アンディはお色気担当だし…何歳くらいの子どもを対象に作られたものか気になる。 劇中いわゆる“ピタゴラスイッチ”が多く出てくる。洞窟以降の罠はともかく、最初の家の柵を開ける仕組みを観て『面白い!』って思える歳の子は楽しめると思うし、『手で開ければいいのに…』って思うおマセさんには幼稚な内容に思えるかも。 でも今の私くらいの歳になると何でも許せてしまうので、家の屋根裏部屋に宝の地図なんて、もうワクワクしてたまらない。 みんなで自転車で出発とか、地図をもとに100歩進むのが途中からいい加減になるのとか、捕まったチャンクが過去の悪事をべらべら喋るのとか、子供らしくて可愛い。 フラッテリー一家(今回観たDVDではフラテリーだった)。迫力あるママは後のラピュタのドーラ一家に影響を与えたと思ってる。 兄が最近見た顔だと思ったら、ダイ・ハードの“違うほうのジョンソン”だった。 願い事の井戸のコインのシーン。手を付けて良いものとダメなもの。手をつける理由。こういう考え方って大事だよなって思う。 海賊船の神秘性。物言わぬ海賊の死体が、航海の最後に何が起きたのかを語る。金銀財宝の山。やっぱり最後は宝にたどり着かないと。 海賊船が出向するのもロマンがあるし、冒険の代償が立ち退き料を賄えるくらいの僅かな宝石というのも綺麗な終わり方。  今度金曜ロードショーでやるそうで、こういう懐かしい映画をどんどん放映してくれるのは嬉しい限り。 この映画を純粋に楽しめるか微妙な年齢の子には、家族みんなで観るよりも一人で観せたら、きっと食い付くと思う。 …個人的にはダビデ像ネタが地上波でどう放映されるか楽しみ。
[地上波(吹替)] 5点(2021-06-06 16:58:01)
688.  岸辺の旅 《ネタバレ》 
ピアノ講師として生活していた瑞希。突然3年前に失踪した夫が死人となって現れる。 失踪中、優介が世話になった思い出の地に旅立つ瑞希。 死後も新聞配達を続ける島影。廃墟となった彼の事務所に、瑞希はどう思ったのか。…この辺で“瑞希も実は死人なのでは?”と思った人もいるのでは?  教え子の母親にダメ出しされ、孤独な死を迎えた彼女に、死んだ優介が会いに来る。旅の途中、優介が話しかける駅員も、電車の親子も死人。 死を受け入れていない瑞希は、島影の事務所が廃墟になっているのが見えて驚く。だけどそれを優介に問いただしたりしない。 …それだと、何となく辻褄が合うかな?と思ったら、次の中華料理屋は「俺と違って瑞希と同じだ」という。生きている人?  死者と生者が共に暮らす世界だとしたら、どうして優介は3年も戻らなかったのか? 瑞希の寝起きから始まる帰宅、どれだけ家を留守にしたのか、貯まった手紙に枯れた植物。なぜ、手紙も見ずに寝たのか? 朋子に「優介は生きている」と嘘を言う瑞希。「想像通りの奥さんで拍子抜け」朋子の憎たらしさ。 農村で突然、光だビッグバンだの科学の話。…面白いかもしれないけど、あんな多くの老若男女が興味を持つ話題だろうか? 滝で父親が言う「アイツがお前にしたことと言ったら…」「あの男の事は忘れろ」????  これは、やはり瑞希も死んでいるんじゃないだろうか?死者と生者の話ではなく、すべて死者なのでは? 死を受け入れていない地縛霊と、優介のように受け入れても成仏できていない霊たちの話だとしたら… そして行き先が、簡単に言えば天国と地獄があって、中華料理屋の夫婦は、瑞希と一緒で天国に行ける地縛霊。 優介や朋子、農家の息子はきっと、地獄に行く地縛霊。中華料理屋の妹や瑞希の父は、もう成仏した霊。 瑞希が死なないと優介は現れる事ができなかった。瑞希の帰宅が寝起きから始まる=霊の移動はバスとかでなくても出来る。 優介は、農家の息子が妻にしたように、瑞希を自分の行く地獄(?)に連れて行こうとした。 だけど心変わりをする。あれ程拒んでいた性行為は、別れの儀式的なものとか。 …と考えれば、このモヤモヤした話はストンと落ちないだろうか?生と死の別れの話でなく、死後の天国と地獄の別れの話。 …こんな時間にお酒飲みながら書いてるから、自信は無いけど、“岸辺の旅”の岸辺って、三途の川の川岸の事とか。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-05-30 02:36:48)
689.  続名探偵ホームズ2/ドーバーの白い崖 《ネタバレ》 
~『ミセス・ハドソン人質事件』のつづき~   こちらもハドソン夫人が主役。これはちょっと評価落ちます。 名探偵ホームズはイタリア国営放送との契約で、まず6話分が作られたそうです。 『青い紅玉』『海底の財宝』『小さな依頼人』『ソベリン金貨の行方』『ミセス・ハドソン人質事件』『ドーバーの白い崖』だったと思います。順不同ですが全部TV版で放送されてます。 今回はハドソン夫人特集という意味で2作品が選ばれたと思いますが、劇場未公開の『小さな~』や『ソベリン~』の方が、原作のイメージが強く、ホームズの推理が事件解決の糸口になっていて、面白かった記憶があります。(…といっても小学生当時の感想、うろ覚えですが)  本作はアクション面が強く、動きの大きさは面白いんだけど、今ひとつホームズである必要性が感じられない。 過去3作の“犬なんだけど大人で人間臭い登場人物”感が若干薄れ、“擬人化動物の当時の流行りモノのアニメ”臭が出てる。 最後の方のマリーが拳銃を回すところとか、モリアーティたちが爆発して飛んでいくところとか、今までとちょっと異なる感じ。 ウィキを見ると、この回には近藤喜文が関わっていません。 『海底の財宝』も近藤さん抜きですが、あちらは宮崎監督の個性が存分に発揮された印象が強く、他作品では宮崎&近藤の強力タッグで面白く出来たんじゃないかなぁ?と。勝手に思ってます。
[映画館(邦画)] 5点(2021-05-27 11:56:05)
690.  七年目の浮気 《ネタバレ》 
~The Seven Year Itch~七年目のかゆみ。意味は観てると出てきます。 『ビリー・ワイルダーの映画は不倫してるヤツばっかだな…』なんて予備知識無しで観てたら、超有名な地下鉄スカートが出てきて『おぉ、コレが!!』って嬉しくなった。 当時このセクシー・シーンはどう受け止められたのか?「マリリン・モンローのアレ、観たか?…見えたか?」なんて話題になったんだろうか? 私の世代だと、シャロン・ストーンの氷の微笑のあのシーン?そういう、一場面見たさに映画館に足を運ぶ映画って、最近聞かないな。  七年も浮気をしなかった男。誘惑に負けじと頑張るリチャード。見栄っ張りだけど心配性な様子、心の葛藤、気の弱さが丁寧に描かれていたと思う。それでいて行動は素早かったり…妄想と戦う姿が後のジム・キャリーみたいだ。 美女に役名はない。マリリンの、男の理想とするセックス・シンボルを前面に出した映画だからか、ありえないけど身近で屈託がなく、開かずの扉を自ら開けて降りてくる姿は、ある意味神秘的。その気になればいつでもイケそうな誘惑。「マリリン・モンローかもな!」って台詞がちょっとビックリ。 キラキラした存在の美女だが、扇風機の返品に悩む姿が何とも身近に感じられてキュートだった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-20 11:06:53)
691.  アルプスの若大将 《ネタバレ》 
初めて見るシリーズ。 本当にスイスで撮ってるんだスゴイ。って思ったらイタリア行ってしまった。そして大半は日本が舞台。 「ぼんど、じぇーむず・ぼんど」歴代ボンド意外でこのセリフを言った映画俳優って、りき婆ちゃん入れて数人も居ないだろう。 シリーズ共通設定だろうけど、りきさん、フランス娘のリシェンヌに屈託なく接する様子とか、一番上等な牛スキを振る舞うとか、日本人らしいおもてなしと、理想とする順応っぷりがとても可愛らしい。 対象的に久太郎の外国人客への苦手意識や失礼な態度。東京オリンピック後に日本の国際社会化に向けて、ちょっとしたマナーの勉強になってる。 思いっきり道交法違反なカーチェイスが予想外に楽しいのに対し、メインのスキー大会が冗長に思える。 冬季五輪に向けて関心を高める意味合いもあったんだろうか?この年、札幌冬季五輪の誘致に成功しているそうだ。 海外旅行に石山のオープンカー、雄一の広い部屋、スキー合宿、コンパと歌と美男美女。まさに上流階級ブルジョアな暮らしっぷり。 きっとこのシリーズはどの作品も同じ様な構成だとは思うけど、なんか良いな。 映画ってこういう、庶民には手の届かないものを見せて、芸能人に憧れを抱かせる。映画の田沼雄一=加山雄三って見せ方、魅せ方。 若大将カッコイイ!青大将面白い!澄子ちゃん可愛い!マドンナ綺麗!なんか、それだけってのが逆に良いなぁ。 観てるだけで幸せだなぁ… 今の時代、芸能人を見下して笑いものにするのばかりでなく、テレビやネットのドラマでなく、こういう、ただ楽しいだけの中身のない映画、撮ってくれないかなぁ…
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-05-20 09:56:09)
692.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 
~Monster~化け物、大罪人、人非人… オープニング、鏡の前で楽しそうに笑う少女を男の手が掴む。直接的な描写はないが、辛い幼少期を過ごしたようだ。そこで身に付けた方法で金を手に入れ、あとはズブズブと…アイリーンが語る少女時代の将来の夢が物悲しい。 ある日、現実に目覚めた。雨の橋の下で、手入れされていない銃とクシャクシャの5ドルを手に、自殺を考えたアイリーン。 目がクリクリして、世間知らずのセルビー。イヤと言うほど現実と男の欲望を見てきたアイリーンに、同性のセルビーは特別な存在に映っただろう。 ジャーニーの曲が印象的に掛かる。『信じることをあきらめるな』 実在する連続殺人鬼アイリーンは、世の中から見たらモンスターだ。 仕事もしないでアイリーンの売春の稼ぎに頼るだけで、強盗殺人の金だと解ると一般論でアイリーンを責め、その金でバスで帰り、警察に情報を売り、裁判で無表情でアイリーンを指差すセルビーは、鑑賞者から観るとこの映画一番のモンスターだ。 そして女優を夢見ていた少女を、こんな生き方に貶めた男たち、レイプしようとした最初の被害者、権力を盾に欲を満たす警官もまたモンスターだろう。 『ポケットモンスターは男性器の比喩だか欧米では使えない』というのを思い出した。
[地上波(吹替)] 5点(2021-04-30 01:01:39)
693.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 
~Les Misérables~なんと哀れな人々。高校の時『あぁ無情』って習った。 この作品に全く触れる機会がなく、ミュージカルのポスターの子供(少女?)が、パンを盗んだジャン・バルジャンか?と思ってたが、この子は娘のコゼットだったんだな。 さて、この映画もミュージカルとのことで、突然歌いだしたりするんだろうなと思っていたら、まさかの全編ほぼ歌ってる状態、セリフ=歌とは驚いた。 へぇ~、こういうミュージカルもあるのか。でも、観ていて疲れるな。 鼻歌レベルでなく全編ほぼ熱唱だ。158分。当然、すべてのセリフに感情が乗っかっている。無理せず2回に分けてみることにした。 それでもストーリーは大変面白く、次の展開が気になる作りは、ミュージカルの古典でありながら王道の貫禄と普遍の面白さがある。  濃厚な歌声と重厚な世界観の中、テナルディエ夫婦が一服の清涼剤になっていた。 そしてエポニーヌ。不幸な幼少期を過ごしながらも、ジャン・バルジャンという頼れる父を手に入れたコゼットに比べ、過去も今も救いの少ないエポニーヌに感情移入してしまう。 学生運動で中心的な活動をしていたマリユス。多くの命が失われたのち、コゼットと共にブルジョア生活に戻るのはどうなのか?と思うけど、現実的な落とし所として正しい選択だと思う。もしこの二人も不幸に終わるなら、ジャン・バルジャンが救われないので、これで良かったんだろう。 レ・ミゼラブルという古典を手軽に、脚色少なく観られたのと、皆さん歌が上手い。特にラッセル・クロウの声の伸び具合が凄まじい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-24 23:21:06)
694.  セーラー服と機関銃 《ネタバレ》 
決して完成度の高い映画ではないんだけど、不思議な魅力がある。 ただそれは、この時代、この映画に少しでも触れた人でないと、魅力的に感じないものかもしれない。 薬師丸ひろ子。映画界から生まれたトップアイドル。何でか知らないがブリッジで登場する。 …当時はトップアイドルでも、今の容姿端麗なアイドルたちを見ると、なんかこう、子供っぽいと言うか、やっぱり時代を感じてしまう。 効果的だったり無駄だと思えたりするワンカットカメラ。暴走族のバイクを借りて走り出す流れとか、最後の方の屋上で豆粒みたいな二人が塔婆なんかを焼くシーンは印象的だった。  原作未読だが、映画を見る限りマユミの存在が後半、投げやりというか、適当になった感がある。 泉の父とマユミの愛人関係。佐久間とマユミ。太っちょとマユミの親子の関係。こんなに多くの絡みがあるが、効果があったようにも思えず… ただ、親子のネタバラシが出た頃には、映画自体の方向性がおかしくなっていたので、仕方ないのかもしれないけど。 あの宗教団体とか秘密基地とか、変な拷問とか、着替えてリゾートブランチとか、実は歩けましたとか、太っちょのくだりが色々ブチ壊している。 良く言えばこの映画の不思議な魅力かもしれないが、必要性はあったのかなぁ?あの辺、丸々バッサリ…  浜口物産で、超有名な『カ・イ・カ・ン』からは、高品質なバイオレンス映画として見応えがある。 というか太っちょの秘密基地を考えると、奇跡的とも言える出来栄え。 『カ・イ・カ・ン』のとき、破片が頬に当たって実際に出血したのは有名だと思うけど、そこから政が撃たれてからの展開。 頭を撃ち抜かれる萩原の生々しさ。アイドル映画なのに。 政を抱く佐久間と泉。威嚇射撃をする泉。この時の2丁拳銃の構え方、威嚇の仕方がリアルで格好いい。 素人らしくピョコピョコしながらも、腰が引けつつも後方に視線と銃口を向ける。アイドルとは思えないほどの名演技。  エンディング。時代を感じるナレーションと、意味不明な路上ゲリラ撮影。変な画だけど、テーマソングの癒し効果が相殺してくれる。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-04-24 22:09:17)
695.  127時間 《ネタバレ》 
127時間…後に助かったんだな。実話ベースだそう。 アーロンは、なんか家の古いルンバ君みたいだ。 通常なら自分たちが外出中、家の中を自由に動き回り、疲れたら充電器に戻ってくる。 時々、頼んでもいない風呂場を見に行って廊下を水浸しにしたり、玄関マットを食べて力尽きていたりする。  一人で岩場に行って自由を満喫するアーロンだが、その手には常にビデオカメラがあり、自撮りをしている。 やはり、帰ってからそれを見る(誰かに見せる)為に撮っているんだろう。結局他人と関わらなければ生きていけない。 岩に挟まったアーロンは人間社会から孤立してしまうが、彼の孤独な生き方がテーマになっている。 考え事で別れた元カノのことが多く出てくる。別れた理由も束縛感とか自由が減ったとか、自分勝手な理由だったんだろう。 毎日決まった時間に上空を飛ぶ一羽のカラスを見て、孤独を紛らわせるアーロン。 でも最後、実はそのカラスはツガイだった。 当たり前だけど、独りだけで生きていけないのは、人間だけじゃなかった。  痛いからもう見ない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-16 00:34:13)
696.  勝手にしやがれ 《ネタバレ》 
~À bout de souffle~息が続かない、息切れ。内容と結びつきにくいタイトルだ。 車を盗んで白バイに追われ、警官を撃ってしまうミシェル。セフレから金を盗み、元カノの部屋に勝手に入ってイチャイチャ。 何とも場当たり的でいい加減な主人公だ。でもこういう男はモテる。…まぁ映画を見てない女性にミシェルのマネをしても、ウザがられるだけだろうけど。 仕事に勉強に頑張ってるインテリっぽいパトリシアと、ヤりたい感アリアリな、ちょっと幼稚なミシェル。会話も噛み合ってるんだかズレてるんだか。 パトリシアとのイチャラブが延々と続き、見ていてなんかもう勝手にしろよ…って気持ちを邦題にしたんだろうか? だけどカメラワークや音楽の入り方は印象的で美しく、ミシェルの見せ方は格好良く、パトリシアの仕草は可愛いのだ。 パトリシアがエスカレーターに乗るシーンがやけに心に残ってる。何でかはわからないけど。 そうそう、灰皿あるんだから、使えよ。 タイトルは知っていた。ヌーベルバーグも何となく知っていたが、作品自体観るのは今回初めて。どんなレビューを書けば良いのか難しい作品だった。 映画を料理に例えると、この映画は料理全体の完成度より、使われた調味料の新しさが話題になったのかもしれない。 胡椒、ターメリック、マヨネーズ、パクチー…後年どの家庭にもある調味料。 今ではもう当たり前に口にしている味なので衝撃は受けないけど、最初に世の中に登場した時は凄かったんだろうな…なんて。 そんな感じで観たけど、万が一こういうのが映画の主流になっていたら、私は映画について行かなかったかも。 イメージビデオっぽくもあって、間接照明の部屋とかで垂れ流してたらお洒落そう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-06 23:58:55)(良:1票)
697.  男たちの挽歌 《ネタバレ》 
今回が初見。ほほう、タイトルが三つも… ~英雄本色~本物の英雄。 今回が初見。裏社会の住人だが家族思いのホーと、チャラいマーク。父との約束でこれが最後の仕事という所で捕まってしまうホー。一人復讐を果たすマーク。レストランでクルクル回って敵を撃つ。 ~A Better Tomorrow~より良い明日。 出所からカタギになる努力をするホーだが、弟キットは冷たくあしらう。一方足を怪我して落ちぶれたマークは、かつての部下シンの下で運転手をしている。兄のせいで父が殺され、出世も出来ない刑事キットは、手柄を立てようと躍起になっていた。昔を思い出し再起を図りたいマークと、キットの未来のために自分を犠牲にするホー。ホーとマーク、そしてキットはシンと最後の戦いの舞台へ。 ~男たちの挽歌~『挽歌』は葬式の時の悲しみを歌った送歌、エレジー。 …後付けの邦題を除いても、ちょっと欲張りすぎている気がするタイトル。 序盤のレストランのガンアクションがクライマックスと思っても良いくらい、今見ても格好いい。 最後の決戦、何故かマークは普通に走ってるけど、もうストーリーとかどうでもよくて、女性の持つ美しさで映画が作れるように、男の持つ男らしさで映画を作っても良いじゃないかって映画。 画面が切り替わるとき、コンマ数秒『一時停止』みたいになるの、何だろう? ピーター・ガブリエルが映画『バーディ』に作った曲が頻繁に流れるけど、サントラに入ってるのかな?版権とかどうなって…
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-11 21:40:57)
698.  新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 《ネタバレ》 
社会現象になった新世紀エヴァンゲリオン。テレビ版最終回の25話と26話が意味不明で消化不良な終わり方をしたため、改めて時間を掛けて作られた劇場版。 DEATHは1〜24話の総集編というか、リミックスバージョンというか、“雰囲気”を味わえる作品になっている。 REBIRTHは短いけど新規作画で力も入っていて見応えがある。ネルフ本部と戦略自衛隊の戦い…というか一方的な虐殺。ウルトラマンの科特隊のような、言わば正義の組織扱いのネルフが、同じ人類から敵扱いされて血みどろの白兵戦を強いられるのは、やりきれない気持ちになる。 テレビ版で廃人になっていたアスカが復活し、元気に戦っている姿が見られて良かった。エヴァ弐号機の巨大さ、敵に回す怖さも良くわかった。 アスカは戦自に対し圧倒的な強さを見せるが、量産型エヴァンゲリオン9体が登場する絶体絶命なシーンで終わる。魂のルフラン♪ …あれ?終わっちゃうんだ!?︎ 完結しなかったのは引っ張りすぎだと思うが、ちゃんとしたエンディングに向けて、観たかったものが観られたので、満足感は高かったかな。 DEATHの最後に掛かる四重奏『カノン』当時うろ覚え程度に知ってる曲だったけど、こんなに綺麗な曲だったんだと再認識。
[映画館(邦画)] 5点(2021-02-08 22:35:07)
699.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
小美人が常にハモってるのが神秘的。あまりに有名なセリフ「「卵を返してください」」そもそも人間に許可を取らなくても、モスラならあんな鉄柵は壊して卵を持ち出せそうだが…あくまで平和的に話し合いで返して貰おうとする小美人とモスラ。どっち側からの提案だったんだろう。 台風の影響で卵だけでなくゴジラまで日本に来てしまった。名古屋タワーは尻尾が引っ掛かり、名古屋城はお堀でカクンとなって壊してしまった。人間は困ってるけどあまり悪気のないゴジラ。 「モスラにゴジラをやっつけて貰おう」無茶を言う。大きいけど蛾だよ。トカゲと蛾を同じ虫籠に入れたらどうなるか?誰でも解りそうだが、余命短いモスラは小美人やインファント島島民の反対を押し切り「俺は、やるぜ…」と戦いに行く。なんて人間想いな蛾なんだろう。 一方ゴジラは海に戻ってきた。何故か卵を壊そうとするゴジラ。まぁ本能で敵と判断したんだろうけど「街壊しちゃってすみませんね、ご迷惑でしょお?コレも片して置きますね」とも見えなくも無い。 モスラに勝って以降は卵に執着しないゴジラ。人間に攻撃されて仕方なく反撃するも、海に帰っていくゴジラ。故意に人を襲う訳でも無さそうだし、幼虫モスラが追い討ちを掛けなくても、勝手に帰っていったんじゃ…
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-26 22:58:39)
700.  サムライ(1967) 《ネタバレ》 
とにかく黙って立ってるだけでカッコいい。油絵のような背景と相まって何ともアランとしててドロンとなる。 武士道から一文を引用しているのに、何故タイトルは侍にしたのかな。 コステロの殺し屋としての腕前がどれ程かは、作中だけではちょっと解りかねるが、凄腕なんだろう。 ゴツい鍵束を持ち歩いて車を盗むコステロ…アレはやはり、車の修理屋から借りるんだろうかね?当時のシトロエンは今の日本ではプリウスみたいにどこにでもあった車らしい。あのオヤジは表向きはシトロエン専門の修理屋で、裏で殺しの仲介していると。で、直すついでに合鍵を作ってたのかな?それかシトロエンの鍵パターンが全部であれしか無いとか?フランス人は合理的だって言うし… 暗殺後を目撃されたコステロ。そりゃ、サイレンサーも付けない銃で撃っちゃ… その後盗んだ車を捨ててタクシー移動。でもアリバイは作ってても暗殺時の格好のままアッサリ捕まり思いっきり怪しまれるコステロ。 適当に捨てた血の付いた紙袋も警察の手に渡り、部屋に盗聴器まで付けられるコステロ。 その盗聴器を泳がしておかずスイッチ切っちゃうコステロ。 メトロで尾行されて走って逃げるコステロ…そうこの時のガムのお姉さんがやたらと格好良かった。 今のパリのメトロに居ても全然違和感無いくらい美しい。 修理屋のオヤジから『これが最後だ』と言われたコステロ…単に拳銃はもう無いという意味か、危なっかしいコステロの今後を心配してくれたのか? コステロの実力が見えてきたところで、彼は自分を殺そうとした依頼人を殺す。最後の依頼は依頼人本人の愛人であり、依頼人を守るために嘘の証言までした目撃者のヴァレリー殺し。足がつかないように殺し屋の自分だけでなく、愛人まで殺そうとする依頼人。 武士道とは死ぬことと見つけたり。凄腕の殺し屋がミスをしてから、自分の死に場所を見つけるまでの物語か。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-26 01:57:30)(良:1票)
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