61. スター・ウォーズ<特別篇>
この特別編は、基本的にオリジナルをもとに、多少の修正を施し、一部を追加したバージョンで、全編リメイクされた作品ではありません。残念ながら、子供の時に見た修正前の本編の記憶が途切れ途切れでしかないので、この特別編との違いはよくわからないのですが、オリジナルに思い入れのない人にはそれはそれでいいのかもしれません。ただ、個人的には70年代のアイデアと90年代の特撮のミックスには多少違和感を感じました。77年当時としては、もう満点をつけるしかないのだろうけれど、今となってはどこを見渡してももっとすごい特撮映画ばかり。そんな中で、独自の宇宙観をもったこの作品に根強いファンがいるのは分かりますが、今見た自分の中での感想は7点。何か今一つ感情移入というか、見ていてその世界観に入り込めることはできませんでした。期待しすぎるのは良くないのかもしれません。 7点(2004-09-21 11:44:21) |
62. ふたり(1991)
《ネタバレ》 最初に戸惑ったのは、石田ひかりの喋り方。今どきこんな喋り方をする女の子はいない。とっくに淘汰されてしまっている。本人が素で演じているのなら、とんでもない素質を持っている人だと思った。それでも、見ているうちにそれも慣れ、大林ワールドにずるずると引き釣り込まれてしまった。ただでさえ死が絡む重いテーマで、なおかつ家庭崩壊ややっかみ等、みていてつらいことが多すぎるが、それを姉と共に乗り越えていくところが好き。とりわけ舞台裏での会話。「ここからは世界のあらゆるものが見えるわ」。こういう台詞があるから、大林作品は捨てがたい魅力がある。マラソンのシーン等合成シーンはいただけないが。 [映画館(字幕)] 7点(2004-09-06 09:47:15) |
63. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
切ないストーリーですね。ちなみに、ビリーホリデイの曲名は「君を想いて (THE VERY THOUGHT OF YOU)」です。 7点(2004-08-28 10:25:40) |
64. マイ・ドッグ・スキップ
ここのところ続けて「ハチ公物語」「山の郵便配達」と犬モノを見たせいか、いくら評判が良くてもとあらかじめ期待せずに見た。隠れた名作とはこのことだろう。前半は主人公が頼りなく、もどかしいばかりで、肝心の頼みの隣の兄貴もダメダメになっていく。しかし、スキップを探し出すシーンは前半のハンディを生かした素晴らしいエピソードばかりで好感を持った。あの静かだけれど誠実なナレーションがこの映画の最大の魅力。一番心に残った台詞は「怖いのは死ぬことじゃない。殺すことだ」。見終わったあと、素直な気持ちになれる作品。実話がベースというのも評価できる。終始流れる音楽もプラス。 [DVD(吹替)] 7点(2004-08-24 08:46:39) |
65. Shall we ダンス?(1995)
さえない中年オヤジが、ダンスに夢中になるというストーリーの着眼点がまずいい。それに加えて、ときどきにいちいち笑いを誘うコメディチックなところもよい。 7点(2004-06-27 14:40:57) |
66. プライベート・ライアン
私の評価はたいていのところ、自分がいかにその映画に共感できたか、どれほど楽しめたか、また観たいかという点にしかないのでこの映画の評価は、はっきりいって下すことが出来ない。なので、皆さんの評価の平均である7点献上。中身は素晴らしいとしかいいようがないけれど、また積極的に観たい映画ではない。(特に最初の30分は)実際の戦争よりもリアルな映像だと思った。 7点(2004-06-07 10:26:16) |
67. ロレンツォのオイル/命の詩
映画としては、本当によく出来た作品だと思う。どうしても深刻で暗くなりがちなトピックを、ここまで観る者に引きつけさせるのは名作の証。グレゴリー聖歌のようなクラシック音楽や最後にテロップで流れる子供たちの笑顔も魅力的。個人的には、階段で泣き叫ぶお父さんの姿がいちばん心に残っている。いろいろ考えさせられるいい映画だと思うが、もう少し気楽で楽しい映画が好みなのでどうしてもこの点数。 7点(2004-04-27 13:16:47) |
68. セブン
非常に優れている、といえる映画。それでもこの点数なのは、見てハッピーになれる映画ではないから。特にブラピ演じるミルズ刑事にとっては、悪夢が続いていくだけ…。全体的に暗いが、惹き付ける力を持った作品だと思う。サスペンス映画にありがちな、銃撃戦のシーンばかりというわけではなく、二人の対照的な刑事のやりとりが魅力的。そこに絡む、七つの大罪に関する殺人。でも、この映画の魅力は、やはりラストにあると思う。「envy」(嫉妬)と「wrath」(憤怒)という罪。そうか、そう持ってきたか…。しばし溜息。考えさせられる。ちなみに、「wrath」を英英辞典で引いてみると次のように書いてあった。「extreme anger」 7点(2004-04-19 00:51:07) |
69. インデペンデンス・デイ
これだけ迫力がある映画も珍しい。何度見ても、結末が分かっていても、ついつい画面に引き込まれてしまう。言われているほどストーリーは破綻していないのでは?最後のほうで、大笑いしながら戦闘機で突っ込んでいくおっさんがいい。でも、都合良すぎるかな。それに大統領、若すぎ。エイリアン暴走シーン怖すぎ。 7点(2004-03-07 19:26:43) |
70. シザーハンズ
《ネタバレ》 いやー、いい映画でしたね~。前半でエドワードがハサミでベッドに穴を開けてしまうところなんか、おかしくて笑ってられるんですけど、後半はけっこうシリアスな話になっていくんですね。この映画、メルヘンチックですけど、エドワードの複雑な想いがたくさん詰まっているんですよ。結局、人間社会に馴染めなくて城へ帰ってしまったのは残念だけど、彼にとってはそれで幸せだったのかもしれないですね。現実ってやつは、なかなか手強いからね~。でも、ヒロインに、そして引いては私たちに大切な思い出を残してくれたことは確かです。 7点(2004-02-28 00:38:46) |
71. シュリ
実在する国名をあからさまに出すところなど、生々しい朝鮮半島の危機感をよく現していた。初見だったので主演と相棒の区別がつかず、やや銃撃戦が冗長だったこともあって中盤が間延びしてしまった感はあったが、ラブストーリーをうまくからめてまとめるあたりは評価できる。何よりハリウッド映画と比べても遜色ない出来の演出は、日本のそれと比べても見ごたえがあった。どこまでも続く水平線を見渡す丘で終わるラストは良い。終わりよければすべてよし。マイナス点は登場人物が多く、ごちゃごちゃしているイメージがあったことぐらい。 7点(2004-01-19 20:48:30) |
72. ナッシング・トゥ・ルーズ
《ネタバレ》 かなりぶっ飛んだコメディだが、話として破綻せずに最後まで安心して見ることができる。 ショーシャンクで有名なマーティン・ローレンスのキレっぷりが観ていて爽快。真面目な人間が開き直ったら悪人よりもタチが悪いというところがミソ。 冒頭の夫婦のジョークのやり取りから始まって、さまざまな笑いのバラエティーが楽しめる。靴に火をつけて踊る「スキャットマン」や警備員のコメディーなどは噴飯物だ。 DVDでは画面がやや暗いシーンがあるのは残念だが、98分と短い映画だし、気分転換にはもってこい。 [DVD(吹替)] 7点(2004-01-11 20:52:05) |
73. ストリートファイター(1994)
なぜこれほど評価が低いのだろう?思ったよりショボくはないと思うのだが。逆にストⅡファンとしては、べガがバイソンという名からして開き直って笑える。ハワイ系エドモンド本田、香港系リュウなどインチキ臭さがたまらない。必殺技も結構でてるしね。ただ、キャラ設定はもう少し真面目にやってほしかった。なぜマイク・バイソンが善人側に?改造人間はブランカじゃないでしょ。どうせブランカ出すなら電撃攻撃や頭に齧り付くかなんかやってほしい。 7点(2003-12-29 10:40:37) |
74. セブン・イヤーズ・イン・チベット
これが実話を元にした映画だというのが良い。中国を一方的に悪者みたいな感じで描いているけど、チベット人が100万人も亡くなっているとは知らなかった。 ブラッドピットがダライラマやイングリッド・ハラー(東洋的美を感じさせる印象的な女性)たちに感化されて、最初は落ち着きのないsnob(俗物根性丸出し)な人物だったのが、徐々に内面の成長を通して穏やかに、他人を思いやる人物に変わっていくところもいい。 全体的にうまく抑制された静かな佳作。 [DVD(吹替)] 7点(2003-12-26 22:12:54) |
75. 101
馬鹿馬鹿しいけど、笑える。ノリはホームアローンだね。 7点(2003-12-18 17:06:02) |
76. 免許がない!
点数低いですねえ。巷で言われてるほどダメ映画ではないと思いますが、見ているうちにムカついてくる人が多いのでしょうか。私としてはじゅうぶん楽しめました。「オレは借りが嫌いなんだ」とのたまう鶴太郎が、実にいい味出しているではありませんか。しかし、私の評価点数が高いのは、映画の中身だけではありません。じつはこの映画に出てくる田舎の教習所にお世話になっていたんです。しかも、よりにもよってその夏にこの映画のロケが!しかし、若かった私はロケ参加に一抹の恥じらいを感じ、けっきょく参加それびずに帰ってきてしまいました。惜しいことをしたもんだと未だに後悔しています。この映画を見るたびにその甘酸っぱい記憶が駆け巡るのですが、教習中のコースを熟知しているだけに、南条と一緒に本当に教習所で走っている気分になれる、それだけは一生の宝物だと思っています。 7点(2003-12-14 16:58:56)(良:2票) |
77. 陽のあたる教室
爽やかでそこそこ感動もしたのは良かったが、ニューヨークへ行ってしまった女の子のエピソードはいらないのではないか?ということで-1点。それと妊娠したときになぜあんな台詞を吐いたのかが未だに謎。 7点(2003-12-09 15:35:39) |
78. フェノミナン
主人公が超能力に気がついてどうしようもなくなった時に、家から飛び出して叫ぶシーンが良い。それからヒロインに髪を洗ってもらうときの、至福の笑顔が良い。所々に流れる音楽に心がほどけ、人間の可能性を教えてくれるストーリーに共感できる。 [DVD(吹替)] 7点(2003-12-04 21:39:05) |
79. マーヴェリック
どんでん返しに次ぐどんでん返し。展開もスピーディーで面白い。 7点(2003-12-04 21:33:50) |
80. アンドリューNDR114
人間になりたいと願うロボット、それだけでも興味が持てるテーマ。 7点(2003-12-04 21:27:32) |