61. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 この映画を何度見ても、なぜ主人公は戦争依存症になったのか、なぜ再び戦場に戻っていくのか分かる人は少ないのではと思います。おそらく監督はそれを狙っていて、観客に「なぜか?」を考えさせることが「ハート・ロッカー」の存在意義なのでしょう。私は映画そのものはあまり楽しめませんでしたが、そのことについて深く考えさせられてしまいました。キャサリン・ビグローの映画はこういう作りのものが多いですね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-08 00:19:22) |
62. くもりときどきミートボール
レミーのおいしいレストランが許せなくて、こっちが許せるのはなんでだろう?DVDで見てしまったけど、きっと3Dで見たらさらに楽しかったんだろうと思います。脇役や酷いやつを後半でうまい具合に活躍させ、しかもギャグとしてしっかり面白く使っているのは素晴らしいと思いますね。脚本がいいんだと思います。この映画のようなオチは大好きですね。子供が好きそうなお話なのに、劇場公開時は子連れがあまり入らなかったそうで。ちょっと残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-25 00:50:26) |
63. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 時に激しく、時に抑えた演出が素晴らしかった。実際、敗戦国の敗戦間際はこのようなやりとりが行われるのでしょう。戦争という悲劇がいかに映画向きかを再確認しました。全ての戦争映画は必然的に反戦を訴えますが、戦場で戦う兵士の物語ではなく、指揮官たちの物語でここまでの悲惨さを表現するとは恐れ入りました。国一番の母親が我が子を毒殺するような事はあってはならない。絶対にあってはならないことです。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-24 21:49:11) |
64. ロゴラマ
この作品を作ったクリエイターと、笑って済ませている企業側には感心しますね。ロゴを動かすだけじゃなくて、ちゃんとお話を作れているのも素晴らしいです。クライマックスでは思わず唸ってしまいました。好きな企業のロゴを探したり、見たことのない企業のロゴを見つけるのも楽しいかもしれません。短い作品なので、何度も繰り返してみて楽しめます。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-18 22:39:47) |
65. ねこぢる草
《ネタバレ》 原作はとてつもない不条理漫画でしたので、アニメもきっと内容があるようでないような感じのものになっていると思っていました。 予想は的中したようです。原作のエッセンスを十二分に活かした演出、内容があるようでないような…お話?終盤のカタストロフィ的展開は人間のエゴと破滅を描いているようで、いないようにも見えます。いわゆる描きたいものだけを描いた作品、とも言えるし、深いメッセージが込められているようにも。でも、ねこぢるだしなぁ。どうなんだろう? [DVD(邦画)] 6点(2013-09-07 19:46:15) |
66. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 「3」という国辱級の映画を創りだしてしまった人気シリーズの終焉にふさわしい映画でした。これまでランボーがやってきたことは映画としては面白かったかもしれないけど、実際には一つも笑えない、ただの残酷ショーであるということを徹底的に見せてきたスタローンの誠意を感じました。続編が作られたら嫌ですね。これで終わるべきシリーズです。これで終わってこそ輝き続けるシリーズだと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-21 11:15:00) |
67. ALWAYS 三丁目の夕日
今作が提示するノスタルジーが僕にとってギリギリ許容範囲です。これ以上に昔は良かったよね~と語られるとちょっとクドい。原作の大ファンとしてはキャラクターの設定とキャスティングに不満がありますが、面白いです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-18 15:51:26) |
68. グエムル/漢江の怪物
CGが良く出来ていて、迫力がありましたね。クライマックスも見ていて楽しい。突っ込みどころはたくさんありすぎるくらいですが、それもまた魅力になりうる映画だと思います。愛される映画でしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 10:24:40) |
69. ブロンソン
見る前にものすごく期待をしていただけに、ちょっとがっかりしてしまいました。話にまとまりがないというか…それが主人公という人間なのだから、映画もこうなのだ!と言われれば、それはそうかもしれません。ただ、つまらなくはないですし、ダークナイト・ライジングなんかより素晴らしいトム・ハーディが見られますので。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-04 00:30:07) |
70. 白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々
淡々としすぎだし、説教臭いのがね。赤と緑のカラーコーディネートはいろんな解釈ができると思う。赤の意味を考えながらずっと見ていました。狂気、頑固の象徴だったのかも。 [DVD(字幕)] 5点(2017-01-19 00:27:48) |
71. ドーン・オブ・ザ・デッド
世界中が『ウォーキング・デッド』の衝撃を知った今では、このようなゾンビ映画は通用しない。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-03-18 07:55:39) |
72. 時をかける少女(2006)
みんな大好き『時かけ』ですが、私は細田映画がいまいちピンと来ません。本作もそう。ピンと来ない理由は面白いと思えないからという点に尽きます。 [DVD(邦画)] 5点(2016-03-02 23:54:59) |
73. Vフォー・ヴェンデッタ
もったいぶった演出と甘ったるいメッセージ性にうんざり。政府に良い印象を持っていない国民があれほどいるのに政府はなんら対策を打っていない。Vが頑張らなくてもそのうち反乱は起きていたのでは?ディストピア映画なのに国民のコントロールもできない無能な政府……。 ナタリー・ポートマンってこんなにキレイだったっけ?と思うほど彼女は魅力的だし、Vのキャラクターも嫌いじゃないけど、物語と演出がいまいち気に入らない。 [DVD(字幕)] 5点(2016-02-22 10:24:15)(良:1票) |
74. M:I-2
《ネタバレ》 もうスパイものでもなんでもない…ジョン・ウー映画らしい派手なアクションもいまいち盛り上がりに欠ける。便利な覆面を便利使いし過ぎな気がするのもちょっと残念でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-08-01 04:06:50) |
75. 靖国 YASUKUNI
《ネタバレ》 メディアが報じない靖国神社参拝者の姿を観ることができたのは良い体験になったんだけど、ドキュメンタリーとしてはしょうもない。刀匠と監督の会話が成立してない時点で土台から崩壊してるんですよね。そこがキモなわけでしょ?本来なら靖国神社で撮影したビデオ映像だけで組み立てられるのに、わざわざ刀匠にインタビューしに行ったわけだから。そこが失敗してる時点で終わり! 某ラジオパーソナリティが指摘していたように、空虚な会話が連続することのほうがよっぽど靖国=日本人を象徴してる。面白い会話シーンが多かっただけに、やっぱり刀匠が邪魔なんだな。終盤の近代日本史と靖国の関係を意図のわからん音楽をバックに示す部分もいらん。会話に重点を置いていれば…。 本作中でハッとしたシーンは、謎のアメリカ人、台湾原住民の抗議、左翼活動家の若者がチョークスリーパーをかけられているシーン3つ。特に台湾原住民の抗議はキてました。通訳の男性の口がどんどん汚くなっていって、終いには自分の意見を語るだけになってしまうという。コメディとも受け取れる素晴らしいシーンだったんだけど、この素晴らしさを監督が意図していたかどうかわからん。ドキュメンタリーなのに監督を信頼できないのは痛すぎるでしょ。 [DVD(邦画)] 5点(2015-06-04 01:26:38) |
76. ソウ3
《ネタバレ》 『1』『2』とはまるで別物になってしまいました。ジグソウの恐ろしさここに極まれり、しかし話としてはグロいだけ。ゲームの要素が気に入りませんでしたね。クライマックスは最高だし、良い感じの伏線回収もあるんですが、話がつまらないとどうしようもないわけです。ゲームの犠牲者になる人々は観客から近いようで遠い。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-02-01 00:01:42) |
77. ぐるりのこと。
音楽の使い方が良いですね。使い始めから物語が展開し始めるので、「おっ、始まったな」と感じます。しかし、始まるまで長すぎ!そして終わるの早すぎ!どうでもいい話が長々と続いてようやくエンドロールかよ!興味が持続しないのが残念でした。 雰囲気はすごく好きなんですけどね、なんだかなぁ。音楽が流れている時間の前後10分だけ見ればいいんじゃないかな、なんて思ってしまいました。 [DVD(邦画)] 5点(2014-03-08 07:59:04) |
78. ウォッチメン
原作を見ていないと話についていけません。ザック・スナイダーは他の誰かにウォッチメンという大傑作でへんてこな映画を作られるくらいなら、俺がへんてこな映画を作ってやる!という意気込みで本作を制作したそうです。映画を見てみると、ウォッチメンは映画向きではないなと思いました。それとともにザックよくやった!とも思うのです。もしJ・J・エイブラムスやクリストファー・ノーランが監督していたらここまでの面白さには至らないでしょう。クソ映画!と罵倒したいけど、ザックのがんばりに免じます。 [DVD(字幕)] 5点(2013-10-17 23:19:00) |
79. ヘルボーイ
ヘルボーイの不器用さに負けないほどの脚本の不器用さ。それをカバーするキャラクターの魅力と世界観は良かったですね。何度も見て楽しい映画ではないと思いますが、一度見る分にはいいかな。なんか無性にマッチを買いたくなりました。 [DVD(吹替)] 5点(2013-09-27 17:37:31) |
80. 精神
観察映画というだけあって、とても静かな作品ですが、語られる内容は壮絶です。精神病のことをよく理解していなかったので、とても衝撃を受けました。ドキュメンタリーとしては途轍もないクオリティではないでしょうか。ただ、映画としては盛り上がりに欠けますかね…こういうことを言っちゃいけないのかな?あまりにも眈々としているので、途中で飽きてきてしまうのです。重たい題材を取り上げていながら映画としての盛り上がりもきちんとあるドキュメンタリーはありますので、あまり無礼なことを言っているという認識はありません。おそらく監督は、エンタメ性をあえて捨てているのでしょうが、他の作品を見て確信を得たいと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2013-09-16 13:13:48) |