Menu
 > レビュワー
 > Olias さんの口コミ一覧。40ページ目
Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4659
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194195196197198199200
201202203204205206207208209210211212213214215216217218219220
221222223224225226227228229230231232233
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194195196197198199200
201202203204205206207208209210211212213214215216217218219220
221222223224225226227228229230231232233
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194195196197198199200
201202203204205206207208209210211212213214215216217218219220
221222223224225226227228229230231232233
>> カレンダー表示
>> 通常表示
781.  盲目のメロディ ~インド式殺人狂騒曲~ 《ネタバレ》 
盲目を装っているピアニストが、レッスン先で殺人事件を目撃してしまうという、そこだけで作品を見てみたくなる出だし。はたしてその後も、次々にネタや新展開を仕込んで、スリルを維持している。初期設定からは一点集中のコメディ方向に進んでもおかしくありませんが、作り方は比較的本格派サスペンスっぽいです。もっとも、ネタを入れ込みまくるサービス精神のためか、最後の方はぎりぎり破綻寸前にまで行っているような気もしますが、ここぞというところで話を2年後に飛ばすテクニックとそのインパクトによって、何かうまくまとめられてしまいました。
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-27 01:27:05)
782.  奇跡の2000マイル 《ネタバレ》 
入口の訓練のところで、ラクダをしっかり撮っているのがいい。大きさ、質感、じっとしているからこその迫力。動きが少ないので、カメラを振ったりカットを割ったりしてごまかすこともできません。いざ旅が始まってからは、主人公はシンプルに「ただ進む」。あえて動機や心理状態を説明しないぶれのなさ。また、わざとらしい危機も起こりません。野生のラクダも出てきますが(本当に危険なのかどうかが主人公目線=観衆目線ではよく分からないのが、かえって怖い)、解決は一瞬。この広大な砂漠にいること自体がすでに十分危機なので、そこに何か人工的なものを盛り込む必要はないのです。それがかえって生々しい過酷さを伝えています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-21 00:55:45)
783.  眠狂四郎 人肌蜘蛛 《ネタバレ》 
そこそこ正統派時代劇っぽくなった前作からさらに一転、今回は再びダークドロドロ路線です。とにかく敵兄妹の徹底した外道ぶりというか、ほとんど人間の皮をかぶった妖怪とでもいうべきキャラ設定が強烈です。これこそ死神狂四郎の敵として相応しいといえます。脚本上の展開自体はかなり場当たり的で、それぞれやっていることは思いつきの連続なのですが、それで映画として成立してしまっているほどです。何といっても紫役が緑魔子ですよ。この時点で制作者の気合と覚悟が見えます。川津祐介も普段あまりない役に新鮮味を感じたのか、演技が充実しています。目がいっちゃってます。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-04-16 01:47:18)
784.  インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 《ネタバレ》 
ある殺人事件の容疑者と、弁護士の代理でやってきた女性との室内限定会話劇。タイムリミットは尋問開始の3時間後まで。という超魅力的な設定です。構成は、出だしから予想できるとおりの「羅生門型」であり、あるやりとりが終わって別のやりとりが始まると、今度はがらりと違った様相を見せる、というなかなか凝った展開です。また、会話劇が基本でありながら、回想や時系列操作を適切に入れ込んでおり、単調に陥ってもいません。オチ自体は、伏線の分かりやすさも手伝ってかえって分かりやすいともいえますし、また性質上話の広がりも期待できない(一定の枠からは外に出ない)わけですが、それでもサスペンスとしては手堅く焦点を絞ってまとまっています。
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-15 22:36:26)
785.  コッホ先生と僕らの革命 《ネタバレ》 
何とも実直でストレートな作り。かつての日本の学校ものドラマを見ているようです。こういう作品はそれだけでいいのですが、ただいくらサッカー導入の話だからといって、サッカー「だけ」だと、あららそれだけ、と思ってしまいます。最初はサッカーで英語を学ぶという口実(?)だったはずですから、英語教師である以上そこはもう少し描写すべきだったし、また一番大事なフェアプレーやチームプレーについても、生徒がそれをきちんと学んだことを表現してほしいところでした。「ベルリンに電報」作戦が発覚したときのかばい合いのくだりみたいなシーンがもっと欲しかったです。あと、使用人の彼女は、画面内で可憐に目立っている割には、あまり活用されてなかったような・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-03 02:20:24)(良:1票)
786.  マンハッタン物語 《ネタバレ》 
最初のところでマックイーンが性格も行動もいい加減なニート風の体で登場します。そのうちどこかで見せ場がとか、何かぱりっと変化してとか思いながら見ていたら、まったく格好良くなりません(笑)。逆にナタリー・ウッドの方は、最初は神経質で面倒くさそうな感じだったのが、最後は綺麗になっていましたね。ですが、この作品を成り立たせているのは脇役の充実ぶりで、特に、実は一番人格的に完成されているバービーちゃんと、何も訊かない美学を心得ているマックイーンの両親は、品格の向上に大きく貢献しています。あと、ナタリーに過保護につきまとうあのオッサン、父親かと思っていたら、兄貴なの?
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-02 00:25:36)
787.  眠狂四郎無頼控 魔性の肌 《ネタバレ》 
前作と前々作があまりにもつまらなかったのを反省したのか、「女妖剣」の池広監督を再び引っ張り出しての作品です。はたして、導入部からいつぞやのインチキ宗教セレモニーで始まり、期待を高めます。そして狂四郎は、仕事を受ける対価として相手の娘を要求し、しかも娶るつもりはないと言い放つなど、ゲスぶりをいかんなく発揮しています。やっぱりこのシリーズの見どころはここですよね。その後も、これが狂四郎に守られるヒロインなんだろうと思っていた美女が次々に退場し、死神ぶりも健在であることがアピールされています。悪の教祖が成田三樹夫先生というのも、画面に登場されるだけで笑みがこぼれてしまうほどのナイスなキャスティングなのですが、中盤からはトンデモ作戦の数々にお株を奪われて、あまり出番なかったのでは?それと、対決順序は、金子オヤジを後にした方がよかったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-04-01 19:54:50)
788.  ミステリー・トレイン 《ネタバレ》 
三話構成のオムニバスなのですが、意外にも最初の永瀬&工藤編が一番出来が良かった。永瀬正敏のぼーっとした感じが、実はジャームッシュの雰囲気に割とはまっているのです。由緒正しいはずのスタジオがどってことない地味な外見であるくだりなど、演出も冴えています。エロシーンの工藤夕貴の無邪気な色っぽさにもぞくっとしました。●2篇目も筋としてはいい感じなのですが、ニコレッタの方がちょっと押されてたかな・・・もうちょっとカウンター的な何かが欲しいところでした。3篇目はあれこれいかにもな線を狙いすぎて、かえって収縮してしまいました。●あと、銃声が3篇を共通させているのですが、この辺はほかにもいろいろ仕込んでもよかったと思います。せっかくの同一夜同一宿宿泊という設定なのですから。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-27 20:45:10)
789.  公園通りの猫たち 《ネタバレ》 
導入部分でどんだけアホ作品になるのかと思っていたら、意外に面白かったので驚いた。いや、中身はかなり適当なんですよ。人間たちは何をしているかというと、「猫ミュージカルを練習して、本番発表する」というただそれだけですし、その人間側のストーリーと猫側のストーリー(?)は、絡むように見せかけて見事に何も絡んでいない。しかしそれが、かえってシンプルな突き抜け感を増幅していますし、バブル末期ならではのイケイケ感をも滲ませています。そもそも、歌って踊るシーンがある和物のミュージカルという時点で、すでに貴重ですよね。一方で、塀際を歩く人間と、その後をつける塀の上の猫を、同一画面の上と下で捉えながら平行移動するというような凝ったショットもあったりしますし、種々雑多な猫がどわっと集まっている風景とか、烏軍団の襲撃カットなんかは、あの「鳥」っぽくもあったります(!)。そうそう、石橋蓮司先生が真面目なリーダー的演出家というのも、割と貴重かも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-03-06 00:30:25)
790.  仕掛人梅安
とりあえず、錦之介/嘉葎雄/十三の安定した芝居だけでそこそこ楽しめます。特に十三は、悪役が楽しかったのか、大いに気合が入っています。ただ、作品としては、前半の緊張感に比べて、後半は何か登場人物(特に脇役)を使いこなせていない感じで、ちょっとぐしゃぐしゃになってしまいました。それと、元締の縄張り争いというテーマ設定も、何だかなあ。やはり仕掛人は、闇からひっそり巨悪を仕留める存在であってほしい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-28 23:45:43)
791.  眠狂四郎 女妖剣 《ネタバレ》 
導入部分だけで次々に設定と情報が詰め込まれる。この熱さと濃さ。さらには中盤でも話を膨らませておいて、最後に全部つじつまを合わせる強引さ。しかも、ラスボスっぽく登場する菊姫は途中から完全放置という、様式無視の奔放さ。本来、もっと長い尺で見たい作品でした。切支丹牢の幻想?シーンとか、回想のバック黒一色とか、実験的ともいえる無謀演出が割り込んで来るのも楽しい。そして、多分吹き替えでしょうけど、藤村志保様を二度にわたって脱がせるという乱暴狼藉!しかも序盤だけで出番終了!いや、作中の登場人物よりも、私からしたら、制作者の方がよっぽど悪だぞ、おい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-24 00:14:26)
792.  記憶にございません! 《ネタバレ》 
それまでダメダメだった一国の代表が、何かがあって突然中身が入れ替わる、となると「デーヴ」という偉大な先例があるのですが(あっちは「人そのものの入れ替わり」でしたが)、何と、その枠をまったく出ていないのにびっくりしました。何でかと思ったら、全体的に、変に真面目に作りすぎているのです。ありえないシチュエーションなんですから、もっとギャップフル活用で笑わせにかかればいいのに、本来なら「決めの一瞬」だけに出てくるべきのような真剣な場面が、全体を覆っています。つまり、「無粋」なのです。●いえ、安定はしています。見ていて楽しめはします。しかし、かつての三谷作品のヒリヒリするような集中ぶりを知った上で見ると、どう見てもこれって、本気になってない感が滲んでいるように見えてしまうのです。●あと、石田・小池・吉田の3女優が魅力的な存在感を発しているのですが、妙にキャラが被っているのが気になりました。演出のクセ、とは思いたくないですが・・・。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-20 01:17:20)
793.  幸せへのまわり道(2019) 《ネタバレ》 
心に傷を負った男が、インタビュー先で出会った人物とやりとりをしている間にその奥に変化が生じてきて・・・となれば、ありがち異環境交流モノを想像するのですが、意外にしっかり作り込まれた内容でした。まず、2人のやりとりにきちんと重心を置いて、誠実にその会話に向き合っているのがよい(脚本上の言葉の一つ一つがしっかり詰められている)。また、こういう作品は目まぐるしい切り返しにもなりがちなんだけど、そうならずに腰を落ち着けているのもよい(中盤のカフェの「沈黙シーン」に顕著)。全体としては、結局は定番の枠組を出ておらず、特に終盤は物足りない気もするのですが、製作側の丁寧なスタンスは伝わってきます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-11 00:22:05)
794.  0課の女 赤い手錠 《ネタバレ》 
登場人物がことごとく全員ぶっ飛んでいる。それも、いかにもな感じでぶっ飛ぶのではなくて、真剣に前向きにネジがずれているのが怖い(特に、室田のオッサンのあの楽しそうな狂気演技!)。そして制作側は自信満々で前に進んでいく。そんな感じで、ターゲットの2人目くらいまでは、はっきりいって最高でした。ただ、その後が妙に拡散してダラダラしてしまって・・・大体この主人公、後半はほとんど何もしてないのでは?主役がほとんど郷&室田になってしまってますよ。やはりここは、当初の設定どおりに、主人公に粛々と任務を遂行していってほしいところでした。ぶっ飛び映画だからこそ、ホネは大事です。
[DVD(邦画)] 6点(2023-02-04 00:25:47)
795.  三匹の牝蜂 《ネタバレ》 
主役の3人がズベ公(←死語)設定で、「一丁やったるか!」のノリだけであれこれ突破していくという作品。という時点で予想されるとおり、何とも暑苦しくてアナーキーな内容。大体、その3人の活動のクライマックスは、「万博にやってくる客を当て込んで、女性を調達して売春管理稼業に精を出す」というものである。そして、登場人物にも制作者にも、その行動に何の迷いもない。むしろ天晴れである。もっとも、登場人物で一番安定していて、かつ一番要注意なのは、金の力で平和にお姉ちゃんを買って、満面の笑みでハッピーに去っていく左卜全爺さんだったのではという気もしないでもない。あと、和田アキ子が歌う主題歌は、隠れた名曲だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2023-02-03 01:16:27)
796.  リード・マイ・リップス 《ネタバレ》 
それぞれちょっとずつ社会からずれている(疎外されているともいう)男女がめぐり会って、速攻で対立して終わりかと思いきや、何となくウマが合って、そして何だかんだと相互にうまいこと利用し合いながら、その後を探っていく。なかなか先を読ませない丁寧な構成でした。男が捕らわれた危地からの脱出の機転の方法も、頓智が利いています。ただし、肝心の敵ボスとやらが、怖い存在という設定の割にはあまり怖そうではなく、むしろ随所で間が抜けていたような・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-02 00:33:40)
797.  ニューヨーク・ドール 《ネタバレ》 
70年代前半に2枚のアルバムを残してあっけなく解散したニューヨーク・ドールズなのですが、今から考えるとこれって同種の音楽ではずっと早い時期だったし、またグラム・ロックとパンクの架け橋としても重要なバンドでした。そのドールズというよりも、ベーシストのアーサー・"キラー"・ケインに一点集中したドキュメンタリーです(よって、タイトルが単数なのも多分意図的です)。解散後には30年近くにわたってまったく目立たない窮乏生活をしていたのですが、モリッシーが企画した2004年のイベントでの再結成ステージに誘われます。そこで、質に入れていたベースも取り戻し(!)、また長年冷えた関係だったデヴィッド・ヨハンセンとも和解します。その中で、最初はうらぶれたオッサンだったアーサーが、輝くステージ・ミュージシャンとして再生していく過程は、なかなか感動的です。しかも、撮ってるときは誰も思わなかったのでしょうけど、その再結成ステージの約1か月後には、アーサーは急逝してしまいます。その意味でも貴重な映像です。もっとも、再結成をきちんと意義づけるためには、まず70年代当時の映像がもっとなかったのかな、とも思いますが、活動歴が短かったバンドだから、まあ仕方ないか。それと、インタビューでイギー・ポップとかクリッシー・ハインドとかミック・ジョーンズまで出しているんだったら、あんな細切れコメントの連打ではなくもっとまとまった編集ができなかったのかと思いますが、そのスピード一直線な作り方も、それはそれでパンキッシュとは言えるのかも。
[DVD(字幕)] 6点(2023-01-30 02:20:41)
798.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 
ぱっとしないセールスマンが、事業のヒントを得てあっという間に規模を拡大していく・・・みたいな流れを想像していたのですが、前半は、まあそのとおり。ただし、導入部の手際の良さや押し引きの呼吸などで、順調に世界を変化させていきます。最初は共同経営というかむしろ頭を下げる対象だった兄弟との対立構造化なども、きちんと押さえられています。後半は、いよいよ主人公がモンスター化していくのですが、こうなるとマイケル・キートンがやたら尖ってきて、周りの芝居がついていけなくなるのですね(むしろキートンもそれを分かっていて、芝居を抑えている感じ)。最後は買収者大勝利(後妻のゲットも含む)ってのも、アメリカン・ドリームの体現ではあるのですが、商道徳は感じさせない内容でした。いえ、実話なら仕方ありませんが。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-01-16 00:54:10)
799.  君も出世ができる
和物の集団群舞ミュージカルというのは、それだけで貴重(というか、何で作品自体がこんなに少ないんだろう?)。随所で曲がぶち込まれる「しつこさ」も良い感じだし、それを支えるテンションの高さもまずまず。よって、それに流されながら見ているだけで十分楽しめるのですが、よく見てみると、肝心のフランキー堺が意外とコメディとして機能していない。というか、この主人公、ほとんど何もしていない(笑)。とぼけた味わいの高島忠夫の方が、ずっとコメディになっていたと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-09 02:51:57)
800.  淵に立つ 《ネタバレ》 
言葉を絞った脚本、不要な部分をばっさり落とす編集、そして、予想もしないタイミングで予想もしない展開を突っ込んでくる絶妙な間合い。これにはびっくりしました。俳優陣の緊迫感ある演技も味わい深いのですが、何気ないシーンでもそれを引き出している演出の腕がまず優れています(筒井真理子の「ただ立っているだけでさらっと滲む色気」なんかも凄い)。●例の公園のシーンなんかも、誰が見ても八坂が娘に何かしたと思わせつつ、そうでないようにも考えさせる余地も多分にあったりします(それを考えると、孝司が覆い被さっているあのシーンもそうですね)。そういえば、孝司に送られてきたという手紙には、何が書かれていたのでしょうね。●ただし、そのような心理の綾の重なりの扱いが際立っているからこそ、収束部分を幻想方向で固めてしまったのは、着地点としてかなり残念。そこまでの構築が重すぎて、自分で支えきれなくなった、という感じでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-08 00:45:50)(良:1票)
0100.21%
1751.61%
22846.10%
374816.05%
490619.45%
599421.34%
691919.73%
751411.03%
81613.46%
9450.97%
1030.06%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS