801. たみおのしあわせ
《ネタバレ》 ささやかな幸せをテーマに緩やかに流れる物語…と思ってると案外そうでもない。それでも微妙なすれ違いなどは、気軽なコメディとして笑えるので力を抜いてみることができます。そんな感じでラストの結末がどうなるかに期待するような映画ではないのですが、気を抜いていたらラストでいきなり不意打ちをくらい混乱したまま終わってしまいました。 「意味わかんね」で、切り捨てられることも厭わない、賛否解釈分かれそうな映画です。好きだけど、なんか釈然としない。 近年こんなに自然な良い父子関係が見られる邦画は貴重。 勝手にしやがれのBGMもはまってます。 [DVD(邦画)] 7点(2009-02-14 23:01:16)(良:1票) |
802. ザ・セル
いやぁ疲れた。異常者の精神世界に入り込んでてんやわんやなSFグロスリラー。悪趣味から美麗な風景までぶっとびまくりで、やりたい放題。もうなんだかわけわかんないのに、夢中になって見てしまった。退屈しなかったし、面白かったような気がするんだが、凄く長く感じた。決して人には勧められないし、二度見ようとは思わない気色悪いぐにゃぐにゃ映画。いい感じに毒気の抜けた「落下の王国」は傑作だと思いますよ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-09 23:18:24) |
803. グリーンマイル
《ネタバレ》 長いながらも最初から最後まで飽きずに見てられるストーリーの語り口は流石というべきか。良い作品だと思うが、癒しの能力の演出が過剰すぎて少し冷めた眼で見てしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 15:52:31) |
804. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 独裁国家の栄枯盛衰の伝記ではなく、敗戦に向けての「枯衰」の部分にしぼって描かれるのが邦画『日本の一番長い日』と対照的。ヒトラーの周りの人々もしっかり描かれています。ドイツ地下要塞では、脂ぎった兵隊ばかりの日本とは違って、ずいぶん皆涼しい顔をしているし、綺麗な服を着ている女性達もいますが、内に秘めたものはそう変わらず。それぞれの思惑を胸に次々に自殺していく姿は、やはりやりきれなく、ずっしりきます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-25 17:40:50) |
805. アイアン・ジャイアント
落ち着いたタッチの絵柄に、違和感なく立体的なロボットの存在感は抜群で妙に愛嬌があって可愛らしい。とにかく丁寧なアニメーションのセンスが良く、序盤のコメディタッチな雰囲気も好みで楽しく鑑賞できました。ただ物語の流れとしてはごくありきたりで意外性はなく、興奮度が低いのが残念。ラストカットが素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2009-01-25 17:29:51) |
806. 静かなる男
《ネタバレ》 とぼけていて楽しげな町の人々や軽快な音楽が気持ちよい。それにしてもモテないおっさんダナハー氏の純情をふみにじった人気者の色男と、ワガママな嫁にはどうにも共感できず、そんな二人があっさりくっついて痴話喧嘩してるだけの中盤までは退屈しどおしでした。急に加熱し、お祭り騒ぎになる後半は素直に楽しく、最後にはきちんとダナハーさんにもフォローがあって安心しました。別に無口な男じゃないんだな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-18 21:07:02) |
807. スパニッシュ・アパートメント
《ネタバレ》 国籍ゴチャゴチャの共同生活青春ドラマ。ストーリーは面白いわけではなく地味ですが、なんかみんな楽しそうで充実しててうらやましい。やっぱ愛撫が大事なんだな。独特の演出とスペイン音楽が特長的。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-15 10:18:41) |
808. 不思議惑星キン・ザ・ザ
思いつきと、こだわりの美術だけで作られた宇宙人コントのような映画。誰がボケるわけでもなく、皆真剣で命がけでちょっとヤな奴。 しかし、異星で迷子になって命が危ういっていうのに全然緊張感がないし、音楽も異常に間が抜けてるしで、しまいには雰囲気と小道具だけで笑ってしまっているのが悔しい。おじぎのシーンと演奏のシーンは何度繰り返されても笑ってしまうのが悔しい。意外に長いのが、試されてるようで悔しい。 見終わると、「クー!」と言って、あのポーズをしたくなりますので、一人で見ると無性に淋しくなります。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-06 13:44:20) |
809. プロジェクトA
《ネタバレ》 この人たちには話し合いなど全く通用しないのだろうというくらい、とにかく不条理なまでになにかと暴れる暴れる。アクロバティックでエキストラまで体を張りまくったアクションは、やはり一級品で目を奪われます。中盤でのチェイスアクションは熱くて盛り上がります。 しかし敵キャラにも魅力がないし、登場人物が多い割にいてもいなくてもいいようなキャラばかりで、話が面白くないこともあって、尻すぼみを感じてしまったのが残念。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 10:29:57) |
810. めし
《ネタバレ》 いつの時代も女ってのは難しい。とりたてて旦那さんが何かしたわけじゃないのに出ていって、迎えに行ったとは言えほぼ自己解決で戻ってくるんだもんな。そんななかビシっと正論をつきつけるシンゾーさんのセリフはガッツポーズもの。原節子のピリピリした作り笑いは、背筋がゾっとするようなモノがあります。見終わってみると、タイトルが中々深い。 [DVD(邦画)] 7点(2009-01-01 22:28:32)(良:1票) |
811. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
《ネタバレ》 間違ってクズ屋に売られてしまった百万両の壷と、その壷を知らずに手にしてまった子供や、それを取り巻く人々を描いたドタバタ人情喜劇。片腕片眼で恐ろしい風貌ながら、子供や女相手にいちいちオロオロするのが滑稽で笑いを誘います。魅力的な登場人物がシンプルに絡み合う物語はとても愉快。 ただ、最後がいくらなんでもあっさりすぎて、拍子抜け。最後にもう一盛り上がり欲しかった。立ち回りのシーンもイマイチ大味すぎて迫力不足。とても面白いのですが、映画としてはちょっと地味に感じました。 音声が聞き取りずらい上に、軽快な音楽が大音量で何言ってるかわからない場面がしばしばあるのはしょうがないのかな。口厳しいが、ホントは優しい女将さんに惚れた。 [DVD(邦画)] 7点(2008-12-28 11:21:06) |
812. カジノ
《ネタバレ》 メインの舞台がカジノになったってだけで、グッドフェローズとやってることはあんまり変わらない。相変わらずぶちきれまくってるペシさんもおんなじ。特別面白いわけじゃないけど、なんとなく見れちゃうとこも同じ。 しかし、そこへペシも泣きが入るくらいにぶちきれまくる女、シャロン・ストーンはいい新風でした。なんだかとても疲れる映画ですが、割と好きです。相変わらず、ブルースやソウルのBGMの入れ方は文句なし。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-24 01:59:48) |
813. アイム・ノット・ゼア
なんだかどういうスタンスの映画なのか最後まで見てもわからなかった。ボブ・ディランをモデルに6人が演じるという予備知識だけで観たのですが、その6人が同一人物なのか、別人なのか、どこで切り替わるのか、割とぼやかして描かれているので終始混乱。 一つのストーリーというより、ボブディランオムニバスなんですよね、たぶん。でも適当に見てても映像のきれいさ、音楽の良さ、セリフの面白さ、キャストの多彩さでそれなりに楽しくみれます。ボブ・ディランが大好きな人ならきっともっと楽しめるでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-14 20:36:47) |
814. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 自分でもそうするかもなぁというような数々の行動は共感でき、物語にはのめりこみやすかったんですが、終わってみると事の発端と解決の原因も特に明示されないのが消化不良気味。結局人に優しくして、愛を手にしなさいよ、ってことか。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-01 15:25:00) |
815. 悪い奴ほどよく眠る
二時間半にも及ぶ重厚な現代モノ汚職復讐サスペンス。とにかく緊迫しっぱなしで疲れます。後味悪いです。オールバック髭なし眼鏡の三船さんが新鮮。 [DVD(邦画)] 7点(2008-11-27 11:58:29) |
816. 我が家の楽園
いつも通りのキャプラ節でおりなすおかしな家族の話。キャプラの映画は感想が大体同じになってしまうな。でも素晴らしき哉、スミスあたりと比べるとちょいと弱いかな。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-26 18:31:06) |
817. ワイルド・ワイルド・ウエスト
《ネタバレ》 軽いノリと凝ったメカに巨大メカグモと、なかなか見所が多くて熱中してしまいました。 内容は薄いけど単純に楽しめると思うんだけどなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-26 18:27:41) |
818. ロンドン・ドッグス
ノリが軽いB級ギャングもので気楽に見てられた。主人公のバカっぷりがよいし、オチも好き。これってブラックコメディーなの? [DVD(字幕)] 7点(2008-11-18 14:05:00) |
819. ローマの休日
《ネタバレ》 言わずと知れた洒落たラブストーリー。こじゃれた感じとテンポは名作のソレですが、話としては、ちょっと面白味に欠けますかな。ラストはクールにあっさりで、気持ちはよいです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-18 13:57:17)(良:1票) |
820. ROCK YOU! ロック・ユー!
意外と面白かったです。中世の重厚なセットとは裏腹に、コメディタッチでテンポ良く進んで行き気楽に楽しめます。登場人物もそれぞれ良い味出してて好感が持てた。鍛冶屋の女の子が可愛い。音楽もクイーンが意外にはまってますが、別にロック映画ではないんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-18 13:49:12) |