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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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821.  ベン・ハー(2016) 《ネタバレ》 
オリジナルはどちらも未見。まあ可もなく不可もなくといった感じですかね。オリジナルを観ていればもっと別の見方もあるのかもしれませんが。
[DVD(字幕)] 6点(2017-09-18 22:59:26)
822.  トリプル9 裏切りのコード 《ネタバレ》 
警察内部で使われる秘密コード「トリプル9」。警察官が殺されたときに使われるこのコードを題材にしたクライム・サスペンス。なのだけど、なんか全然面白くなかったです。とにかく物語の見せ方が恐ろしく稚拙。最後までサスペンスが全く盛り上がらずに終わっちゃいました。
[DVD(字幕)] 4点(2017-09-17 14:39:02)
823.  グッバイ、サマー 《ネタバレ》 
クラスのはみ出し者の二人の少年が、自家製の車を造り気の向くままに旅に出るという青春ロード・ムービー。こういう映画にありがちな泥臭さは皆無、ポップでほのぼのとしたこの空気感はなかなかのものです。ここらへん、いかにもミシェル・ゴンドリーらしい。普通じゃすぐに見つかっちゃうからと車の外装を小さな小屋型にしたり(窓にお花を飾るとこなんていかにもキュート!)、日本の娼婦が勤める散髪屋さんでサムライカットにされちゃったりと描かれるエピソードのどれもがセンス抜群!たいへん可愛らしい青春映画の佳品でありました。
[DVD(字幕)] 7点(2017-09-13 21:47:16)
824.  13時間 ベンガジの秘密の兵士 《ネタバレ》 
カダフィ政権崩壊後のリビアで人知れず活躍するアメリカ人兵士たちの苦闘を実話を基にして描いた戦争アクション。うーん、率直に言って面白くなかったです。なんか脚本が大雑把過ぎません、これ。まず、登場するキャラクターが髭もじゃのおっさんばかりで誰が誰だか分からないから一向に物語に入り込めなかったんですけど。最低限のキャラクターの描き分けくらいきっちりしてほしい。また実話を基にしたからと言って、こんなにもストーリーのもっていき方が平板なのもいかがなものか。実際に起きた出来事をただ時系列順に再現したって必ずしも面白くなるわけなんてないし、そこを如何に面白く見せるかが監督の腕の見せ所なのにこの出来…。マイケル・ベイ、最近慢心しすぎちゃいまっか。同じく事実を基にした、ベン・アフレックの傑作サスペンス『アルゴ』を観て勉強しなおしてきてほしい。
[DVD(字幕)] 4点(2017-09-13 21:39:03)
825.  ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 
昼は公認会計士、夜は殺し屋として生きる男を描いたハードボイルド・アクション。まぁこんな荒唐無稽な設定を大真面目に描くというその発想は面白いものの、さすがに話を詰め込み過ぎでいまいち面白くなかったです。特に後半、長年生き別れていた兄弟が偶然出会うというご都合主義には唖然としちゃいました。
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-01 15:29:27)
826.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 
ストーリーはいたってシンプル。主人公は、ネット検索エンジン世界最大手の巨大IT企業に勤める寡黙な青年ケイレブ。ある日、彼が社内抽選に当選し社長の別荘へと特別に招かれたことから物語は始まる。ヘリで連れてこられた先は雄大な大自然に囲まれた山の中の一軒家だ。だが、その山荘は見た目こそみすぼらしいものの、内部に一歩踏み込むと最先端の技術とそこかしこに高度な意匠が凝らされた、極めて洗練された施設であることが判明する。そしてそこには秘書と思しき日本人女性ケイコと二人切りで暮らす社長ネイサンが待ち構えていたのだった。「君には特別な仕事をしてもらうことになる」。ネイサンの言葉に促されるまま守秘義務契約の書類にサインしたケイレブは、ガラスの壁に隔てられたとある秘密の部屋へと連れてこられる。そこに居たのは、〝エヴァ〟という名の高度なAIを搭載した美しい女性型アンドロイドだった――。そう、彼に与えられた仕事とは、そのエヴァという人工知能に人間と変わらぬ高度な感情や想像力があるかどうかをテストするというものだったのだ…。人間によって創られた美しき人工知能エヴァ、彼女を巡って交わされる人間とコンピューターの違いや自意識の源泉、アイデンティティや感情はどのように育まれるのかといった哲学的な考察をスタイリッシュな映像の中に描いたSF作品。と、これまでの同系統の作品よりは幾分か哲学的ではあるもののストーリー自体は極めてオーソドックスな人工知能ものなのですが、本作がそれらの作品と一線を画しているのはやはりこの全編に渡って冴え渡る抜群の映像センスでしょう。美しい女性の顔を持ちながら頭部や腹部には明らかに人工的な光を湛えたアンドロイド・エヴァの洗練された造形美はもちろんのこと、生活感を微塵も感じさせないまるで現代アートの世界に入り込んだかのような極めて人工的な研究施設内部、口の利けない日本人秘書ケイコが醸し出すエキゾチックかつエロティックな雰囲気、登場人物たちが交わす知的で洞察力に富んだ会話劇、どこを切り取ってもこの監督のセンスの良さが溢れ返っています。アカデミー視覚効果賞受賞も納得の出来栄え。まあ逆に言えば、センスしかなかったんじゃないかという気がしなくもないですが…(笑)。とはいえ、この唯一無二の極めて洗練された世界観はやはり素晴らしいと言うしかありません。充実した映画体験をさせてもらいました。
[DVD(字幕)] 7点(2017-08-30 15:03:09)
827.  ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 《ネタバレ》 
今世紀初頭、幾つものベストセラーを世に送り出したものの若くして急逝した作家、トマス・ウルフ。本作は、そんな悲劇の作家と二人三脚で作品を作り上げた著名な編集者マックス・パーキンズの姿を実話を基にして描いたヒューマン・ドラマだ。恥ずかしながらトマス・ウルフという作家の名はかろうじて知っていたものの、作品はこれまで一つも読んだことはない。当然ながらパーキンズという編集者の存在も本作を観るまで知らなかった。だが、彼が手掛けた著名な作家たち――アーネスト・ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルドは僕が今でも敬愛する偉大な芸術家たちであり、トマス・ウルフという人間的にはとても誉められたものではない偏屈で傲慢な作家との関係性を大きくクローズアップしているとは言え、それでも前記の偉大な作家たちとの交流も間接的に描いているため、最後まで興味深く観ることが出来た。ここで描かれているのは、作家と編集者の微妙な関係性だ。時に協力者であり、時に厳しい指摘もする教師であり、時にはドライなビジネス・パートナーであり、そして時にはお互いの私生活に深く関わる友人でもある。彼らが長い時間をかけて、お互いの信念や人生をぶつけ合い時に反発しあい時に協力しあいながら一つの作品を世に送り出す過程が非常に丁寧に描かれていてなかなか面白かった。有り余る才能を有しながら私生活では自由奔放なトマス・ウルフ役を好演したジュード・ロウをはじめ、彼の生活をより一層不安定なものにする情緒不安定な彼女役を演じたニコール・キッドマン、常に冷静沈着な英国紳士を演じさせたら右に出る者のいないコリン・ファースとキャストもどれも嵌まっている。時代を築き上げた創作者たちの苦悩や矜持をノスタルジックな映像の中に描いた佳品と言っていいだろう。ただ、残念だったのは後半の明らかに唐突感の否めない急ぎ足な展開。実話を基にしたのかもしれないが、それでも見せ方が唐突に過ぎる。トマス・ウルフが病に倒れそして病床で手紙を書くという重要な流れがあまりにもあっさりと描かれ過ぎているため、いまいち心に残らないのだ。このエピソードをこそ最も力を入れて描くべきだったのに、惜しい。
[DVD(字幕)] 6点(2017-08-23 16:21:35)(良:1票)
828.  モンスターズ/新種襲来 《ネタバレ》 
モンスターパニック+戦争アクションという組み合わせに興味を惹かれて今回鑑賞してみたのですが、びっくりするほど面白くなかったです。前作もそうでしたが、モンスターの存在意義がさっぱり分からない。
[DVD(字幕)] 3点(2017-08-19 23:00:27)
829.  シークレット・アイズ 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマン&ジュリア・ロバーツの豪華共演でおくる重厚なミステリー。うーん、正直微妙でした。13年前の出来事と現代のエピソードが並行的に描かれるのに、それがどちらのお話なのか非常に分かりづらい!もうちょっと分かりやすい演出が欲しかったところ。肝心のミステリーの方もちょっと引っ張り過ぎで途中でだれちゃいます。最後のオチだけは意表を突かれてけっこう良かったですけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-08-03 20:05:24)
830.  ヘイル、シーザー! 《ネタバレ》 
ちっっっとも面白くなかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2017-07-28 14:00:28)
831.  ロスト・バケーション 《ネタバレ》 
足を怪我し、浅瀬に浮かぶ小さな岩礁に取り残された女性と、彼女を虎視眈々と狙う人喰い鮫との決死の攻防を描いたサバイバル・アクション。セラ監督お得意の気軽に観られるB級映画なのですが、まあまあ面白かったですね、これ。突っ込みどころは幾つもありますけど、それを言うのは野暮というもの。真夏の熱帯夜に酒でも飲みながら頭空っぽにして観るのが本作の正しい鑑賞法ではないでしょうか。僕はぼちぼち楽しめました。難を言えば、主人公がもうちょっと若くてお色気むんむんのぴちぴちギャルだったら良かったのにってとこかなー。スケベでごめんなさい(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-26 22:13:39)
832.  コップ・カー 《ネタバレ》 
ガキども、お遊びはそこまでだ――。うだるような熱気に包まれたアメリカ南部のとある田舎町。貧しい家庭に育つハリソンとトラヴィスは、どこに行くのも何をするのも一緒の悪ガキコンビだ。ある日、いつものように家を飛び出し森の外れを歩いていた彼らは、そこで何やら見慣れないものを発見する。一台の無人のパトカー。車内はもちろん、周りを見渡しても持ち主の居る気配はない。恐る恐るドアを開け、車内を探ってみた二人はそこにキーが残されているのを発見するのだった。「大丈夫。車ならマリオカートで何度も運転したことある」。少年たちの危なっかしい運転で、パトカーは危険な荒野を走り始める。一方、車の持ち主である保安官はそのころ、秘密の仕事にいそしんでいた。トランクから運び出した誰かの死体を古井戸に捨てるために悪戦苦闘していたのだ。何とかやり遂げ戻ってきた保安官は、当然のようにそこにあるはずの自らのパトカーが盗まれたことを知る。悪ガキコンビが運転するパトカー、そしていろいろとヤバい事情を抱えた悪徳保安官。彼らの決死の追跡劇がいま、幕を開ける…。アイデア勝負のそんなクライム・スリラーなのですが、この全編に漂うとち狂った雰囲気、なかなか嫌いじゃないですね~。パトカーを奪う少年二人もどうしようもない悪ガキで自業自得だし、対する保安官もまた同情の余地のない悪人、こいつらがどんどんと暴走し破滅へと一直線に向かっていくドラマがけっこう丁寧に描かれていて、僕はぼちぼち楽しめました。車内にあった銃で遊び合う少年たちにひやひやさせられたり、頼りない靴ひもで他人の車を盗もうと悪戦苦闘する保安官にニヤリとさせられたりと、合間に挟まれる細かいエピソードがどれも考えられていて、最後まで飽きさせない工夫が凝らされているのもポイント高いです。クライマックスへと向かうにつれ、どんどんと血腥い展開となるのになんだか変にカタルシスがあるのもいいですね。彼らのチェイスを横目で眺める牛たちののどかな映像が個人的にツボでした。まあ突っ込みどころは満載だし、最後のオチの投げっ放し感も酷いけど、けっこう面白かったです。監督はこの後、スパイダーマンの新シリーズの監督に大抜擢されたとか。うん、今から楽しみにしとこっと。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-26 22:10:43)(良:1票)
833.  セブンス・サン ~魔使いの弟子~ 《ネタバレ》 
血染めの赤い月が昇り、私の力はよみがえった。またこの世に地獄を目覚めさせてやる――。剣と魔法が秩序の全て、ここはそこかしこに恐ろしい魔物が跋扈する危険な世界。かりそめの平和が続くこの地に赤い月が昇るとき、再び動乱の気配が立ち込めはじめる。魔物退治を生業とする魔使いたちの偉大な師匠グレゴリーは、敏感にその予兆を察知するのだった。かつて自らの手で封印した恐ろしい魔女マルキンが復活し、世界を恐怖に陥れるためにかつての仲間たちを召集し始めたのだ。魔女の策略により唯一の弟子を失ったグレゴリーは、新たに七番目の息子のさらに七番目の息子を強引に弟子へと迎え入れると、再び彼女を封印するための危険な旅へと出発する…。魔法の腕は天下一品ながら酒浸りで飲んだくれの師匠と彼とは正反対の真面目なその弟子との大冒険を迫力満点の映像で描いたヒロイック・ファンタジー。自在にドラゴンへと変化する恐ろしい魔女を演じたのはジュリアン・ムーア、人間的にはダメダメ感満載の個性的な師匠を演じたのはジェフ・ブリッジス、この二大オスカー俳優が豪華共演ということで今回鑑賞してみました。率直な感想を述べると、まあなんというか、演出がしっちゃかめっちゃかな作品でしたね、これ。さまざまなキャラが次々登場し観客そっちのけでどんどんとストーリーが進行してゆくので、全体的にごちゃごちゃした印象が拭えません。原作となった小説があるみたいだけど、なんかそのお話をダイジェストで追ったのかな?って感じです。オーソドックスではあるもののお話自体はけっこう面白いだけに、もうちょっと緩急をつけた丁寧な演出が欲しかったところ。まあ二大オスカー俳優の熟練の演技のたまものか最後までそこそこ観ていられるのは確かなんですけどね。それにふんだんにお金をかけたCG映像は迫力満点!様々な魔物に変化する魔女の手下たちもそれぞれに個性が際立っていたし、暇潰しに観る分にはぼちぼち楽しめるんじゃないでしょうか。まあ世界を危機に陥れたことの発端が、じじいの不倫の後始末のせいだったのはどうかと思いますけど(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-17 23:08:50)
834.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 
メキシコ国境地帯で凶悪な麻薬組織と日夜命がけの攻防を続けているFBIやCIAの姿を描いた社会派アクション。監督は重厚でリアルなサスペンス描写に定評のあるドゥニ・ヴィルヌーヴ、男勝りの主人公を演じたのはエミリー・ブラント、そして一癖も二癖もありそうなベテラン捜査員を演じたのはベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンという二大個性派俳優。とにかく全編に漲るこのただ事じゃない緊張感には素直に圧倒されました。冒頭の敵のアジト襲撃シーンに始まり、アメリカ・メキシコ国境で突発的に起きるリアルな暴力描写、捕まえた組織の人間を容赦なく拷問にかけるような先輩捜査官に必死に抵抗する主人公の葛藤、どれも満足のいく見事な出来栄えだったと思います。特に野獣のような狂気性を内に秘めたベニチオ・デル・トロの他を圧倒する存在感は凄かったです。ただちょっと残念だったのは、クライマックス。このデル・トロ演じる〝暗殺者〟が組織のボスを殺すためにアジトに忍び込むのですが、その過程がけっこう簡単に行きすぎるのがいまいちリアルさに欠けるかなと。ボスのアジトなんだから、さすがにもっと厳重な警備がされていると思うのですが。とはいえ、なかなか見応えのある作品でございました。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2017-07-09 14:04:57)
835.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 
もはや安定のエンタメ・ホラー。ジェームズ・ワン監督、相変わらずいい仕事してますね~。なかなか怖かったっす。ただちょっと長すぎるかな。もうちょっと短くても良かったような気がしなくもない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-09 11:34:59)
836.  マネーモンスター 《ネタバレ》 
人気財テク番組『マネーモンスター』が銃を持った男にジャックされた!!爆弾を身に着けされられた人気司会者、突然の事態にあくまで冷静に対処しようとするプロデューサー、そして番組のせいで全財産を失ったと主張する犯人、それぞれの思惑が交錯し暴走する一部始終をテレビはずっと生放送し続ける。やがて、炙りだされる一企業の不正取引…。監督は名女優ジョディ・フォスター、主演はジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツというインテリ組。まあやりたいことも言いたいことも分かるのですが、なんかこじんまりと纏まっちゃった感が強いですね、これ。まあぼちぼち面白かったかなって感じです。もうちょっと心に残る何かがあれば良かったんですが…。例えば、あの人質になる司会者がもっと胡散臭い個性的なキャラクターだったりとかね。同じようなワンシュチュエーションのサスペンス劇の佳品『フォーンブース』などと比べると今一つ物足りなかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-05 23:38:26)
837.  砂上の法廷 《ネタバレ》 
公判の朝、廷吏が私に笑顔を向けたのは、私の負けが確実だからだ――。敏腕弁護士であるラムゼイはその日、不穏な気持ちで裁判所へと向かっていた。旧知の仲であった先輩弁護士が殺害された事件の初公判が開かれるからだ。容疑者は彼の一人息子である青年マイク。口論の末、父親をナイフで一突きにしたという第一級殺人罪。そう、ラムゼイは家族ぐるみで付き合いのあったその弁護士のためにも何としても息子の無罪を勝ち取らなければならなかった。だが、マイクは逮捕された直後から心を閉ざし、ラムゼイに対しても一言も口を利こうとしない。さらには召喚された証人たちの口から次々と明かされるのは、殺されたその父親が酷い家庭内暴力や派手な女性関係を繰り返していたこと。圧倒的に不利な状況の中、ラムゼイは不憫な境遇に追い込まれたマイクの母親のためにもと裁判を進めていくのだが…。果たして事件の真相とは?本当にマイクは父親を殺したのか?そして、ラムゼイは無事に彼の無罪を勝ち取ることが出来るのか?一人の少年の裁判を通して炙りだされる、そんなある家族の濃厚な愛憎劇をスリリングに描いた法廷ミステリー。キアヌ・リーブス&レネー・ゼルウィガー共演ということで今回鑑賞してみました。映画全編を通して描かれるのは法廷でのやり取りのみ、後はそれぞれの証人の発言から事件に至るまでの回想シーンを差し挟んでいくというスタイルの作品なのだけど、こういうタイプの映画ってほぼ会話中心になるのが常。なので主要人物を演じる役者陣がよっぽどの実力者でないと、とても見ていられないような冗長な作品になりがちです。対して本作。身も蓋もない言い方をしてしまえば、狂言回しとなるべきキアヌ・リーブスが圧倒的に大根なのです。ハリウッド・スターだけあって確かに華はあるのですが、それは頭空っぽにして観るべきアクション映画でこそ映える代物。こういう演技力を必要とする役に彼をキャスティングしたのは明らかな失敗だったと言わざるをえません。途中途中で挟まれるナレーションなんて棒読みもいいところ。おかげで退屈極まりない作品となってしまってます。また、脚本のお粗末さもそれに拍車をかけています。最後に明かされる衝撃の――というか無茶苦茶なこの真相なんて、突っ込みどころ満載。これに納得できる観客など果たしているのでしょうか?観るだけ時間の無駄の凡作というほかありません。
[DVD(字幕)] 3点(2017-07-05 10:54:05)(良:1票)
838.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 
カトリック教会の神父による児童への性的虐待事件――。疑惑を摑んだボストングローブ紙の記者ロビーは独自に調査を開始する。事件に関わった弁護士、金銭的リスクを恐れてやむなく示談に応じた被害者たち、地道な活動を続ける被害者支援団体、多くの関係者に取材を重ねていくうちにやがて、とても信じられないような驚愕の事実が明らかとなってくる。児童への性的虐待を繰り返していた神父の数はボストンだけで約90人にものぼり、この教区を統括していた枢機卿も事実を把握していながら黙殺していたかもしれないのだ。「この件は必ず公にしなければならない。被害者のためにも…」。ロビーをはじめとするグローブ紙の4人の記者たちは、自らの生活を犠牲にして追及の手を深めていくのだったが…。強大な権力を有するカトリック教会内で明らかにされた一大スキャンダル。本作は、そんな忌まわしい事件の真相を決死の覚悟で追った記者たちの姿を実話を基にして描いた社会派ドラマだ。非常に地味な作品である。扱っている事件こそスキャンダラスではあるものの、ドラマの焦点はそこに絞られることなく、あくまでその後に起こった出来事をただ淡々と描写してゆくのみ。主人公をはじめとする記者たちにも特別な個性があるわけでもなく、魂を揺さぶるようなドラマティックな出来事が起こるわけでもない。ただひたすら地道に取材を重ね、隠された真実を明らかにしようという記者たちの姿がそこにあるだけだ。だが、これこそがより多くの人に伝えるべき本当の真実ではなかろうか。世の中には理不尽な出来事や人間の強欲や悪意が満ち溢れ、その陰で犠牲とならざるを得ない社会的弱者が大勢いる。でも、それだけではない。彼らのような人間もまた社会には――少数かもしれないが――存在するのだ。社会の片隅で誰にも気づかれず声にならない声で泣き続けている人々。そして見返りなど何も期待せず彼らを救おうとあらゆる手段を講じようとする人々。彼らの声に耳を澄ませることもまた映画の役割の一つだろう。なかなかの力作と言っていい。地味な作品ながら本作にアカデミー作品賞を与えたハリウッドもまだまだ捨てたもんじゃない。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-30 14:16:23)(良:1票)
839.  ウォークラフト 《ネタバレ》 
俺たちオークの故郷は滅びつつあり、生き残るためには新天地が必要だった――。ここは人間やドワーフ、エルフや魔法使いがそれぞれに同盟を結び、平和的に暮らす異世界。絶大な信頼を受ける国王の下、長い間平穏な暮らしを送ってきたこの世界にある日、邪悪な影が忍び寄る。森の奥深くに突如として開いた緑色の光を放つゲートから、凶悪なオークの一族が侵入してきたのだ。邪悪な魔術の使い手である呪術師に率いられたその軍勢は目の前にあった人間の村を瞬く間に焼き払うと、王国の中枢部を目指して突き進んでゆく。一方、いち早く危機を察知した王国の騎士団長であるローサーは落ちこぼれ魔法使いカドガーとともに、国の守護者として強大な力を有するメディヴという男の元を訪れる。彼に王国が存亡の危機に立たされていることを知らされたローサーは、オークの軍勢を撃退するために彼らのうちの反逆者と密約を交わすのだったが…。人気ファンタジーゲームを基に、SF界の俊英ダンカン・ジョーンズ監督が壮大なスケールで映像化したヒロイック・ファンタジー。細部にまで拘ったこの濃厚な世界観や、ふんだんにお金をかけただろう迫力の映像は充分評価に値すると思います。人間の何倍もの力を有するオーク族たちの巨大な身体なんて、今にも汗の匂いが漂ってきそうなほどリアル。こいつらが巨大な狼に跨り、群れを成して迫りくる様はなかなかの迫力でした。青と緑の鮮やかな光で表現された魔法シーンもジョーンズ監督のセンスが冴えていて、とても格好良かったですね。と、この造り込まれた世界観は確かに素晴らしかったのですが、肝心のお話の方は僕は首を傾げざるを得ませんでした。ゲームをやったことのある人には常識なのかもしれませんが、何の予備知識もない人間にとってはこの当然のように語られる邪悪な魔術〝フェル〟や、何故か国の守護者となっている謎の男の存在、オークの交雑種である捕虜となった女、魔法使いの聖地らしきキリン・トア…。この一見さんお断りな感じ、僕は正直途中から付いていくのがしんどくなりました。それに続編があるのか知りませんが、物語を投げっ放しのままで終わるこのラストもいかがなものか。せめて何らかのカタルシスを与えてほしかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2017-06-29 22:57:56)
840.  ラザロ・エフェクト 《ネタバレ》 
臨死体験をテーマにしたこてこてのホラー作品。ある研究施設で、特殊な血清を使い犬の死骸を蘇らせるための実験を行っていた科学者たち。ところがある日突然、ライバルの製薬会社の陰謀により研究がストップさせられそうになってしまう。当然納得できない主任研究員であるフランク博士は、密かにその血清を完成させることを決意する。だが、仲間たちとともに夜の研究室へと忍び込み、犬の死骸に血清を注入しようとスイッチを入れた瞬間、博士の恋人であるゾーイ博士が感電死してしまうのだった。悲嘆に沈むフランク博士は完成間近だったその「ラザロ血清」を使い、彼女を蘇らせようとするのだが…。まあありがちな設定ではあるのだけど、演出がなかなか考えられていてけっこう面白かったと思います。復活した彼女が最初は普通だったのが、徐々にその正体を現してゆく過程がいちいちいやーな感じで怖い。顔つきの微妙な変化を演じ分けたこの女優さん、なかなかいい仕事をしてますね。途中、彼女が何度も迷い込む夢の世界もいかにも悪夢的でグッド。まあ既視感は満載ですけど、エンタメ映画としては充分水準に達していたんじゃないでしょうか。ただ残念な点もちらほら。まず主人公の彼女が事故死する過程が唐突過ぎてさすがに強引さが否めないところ。スイッチを入れたらバチバチっと電流が走って停電し、再び電気が点いたらもう死んでたって…。ここ、もうちょっと説得力を持たせてほしかった。あと、演出がところどころ古臭いところも。何かくるくると思わせといて実は何もなかった…と思いきややっぱりくる!!っていう80年代、90年代のホラーで大流行りした怖がらせ方が多すぎてちょっとくどかったです。最後のオチは賛否両論分かれそうですけど、僕はまあ許容できたかな。それにしても欧米で臨死体験をテーマにすると、だいたいキリスト教の原罪がモチーフになるのってやっぱりそういう文化なんでしょうね。たまには違うアプローチのものを見てみたい気もしますけど。結論。何か肩のこらないホラー映画を気軽に観たいときにお薦めの作品でございました。
[DVD(字幕)] 6点(2017-06-21 22:07:18)
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