901. 友よその罪を葬れ
《ネタバレ》 今まで信頼してきた大切な人が人を殺したのを目撃してしまったが為に・・。大学の教授選が絡んでるので「白い巨塔」みたいにドロドロとしてるのかなぁと思ってたけど意外にも地味で真実をどうするべきか苦悩しまくる主人公の姿がかなり重々しい。サスペンスというよりもドラマという感じが強く、演技が上手くないと演じられる役ではないなこれはと思わせてくれるほど重厚なストーリーでした。これでホントにいいのか、と思うラストは考えさせられますが自分の事を本当の息子のように思ってくれている老教授の事を思うと、、、心が痛いなぁ。彼がこれから上手くやってけるかは疑問ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-24 11:35:08) |
902. ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち
実話を基に作ったフィクション映画だそうですが、ジョヴァンニ・リビシとガブリエル・マクトのハジケっぷりがいいなぁ~。目先のことしか考えずに経済理念がゼロって、、、なんか惚れます(笑)男にとっちゃアダルトは切っても切れない素晴らしい友人だとは思うけどアメリカでそれ系の仕事をやっちゃうと、、、ああ想像するだけでヤダヤダ、金にまみれて結局は消されちゃうだろな~。頭がキレるやつじゃないとやってけない仕事ってことだね。そんな事を思いながらジェームズ・カーンの引退間際の老いの激しさに渇を入れてやりました。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-23 12:37:03) |
903. ゲーム・オブ・デス(2010)
《ネタバレ》 ウェズリー・スナイプスの新作はこれまで何回演じてきたかと思うほど定番化してきてる工作員。しかも今回は大都会のど真ん中が舞台という事で派手なシーンは一切なく、舞台がほとんど病院とでっかい会社のビル内というショボさ。銃もショボいし盛り上げたくてもスナイプスに襲いかかる危機っていうのがセガールほどではないけどイマイチ伝わってこない・・というか、スナイプスがオープニングで教会で神父と語ってる時点で絶対に死なない事が分かってるので全然ゲーム・オブ・デスじゃねえじゃん!!なんかワクワク感が途中でなくなっちゃったのが非常に残念でした。大好きなゲイリー・ダニエルズももう50歳手前・・、セガールに秒殺された「沈黙の追撃」よりかは遥かに悪役がいい感じに染まってたけどちょいとキレが落ちたなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-22 00:30:26) |
904. やがて来たる者へ
アメリカ軍がベトナム戦争時に起こしたソンミ村大虐殺事件に負けず劣らず、ドイツ軍が起こした第二次世界大戦中のイタリアでの大虐殺事件を基にした映画なんだけども子供目線を最後まで崩さずに複雑に絡みまくった状況を上手く表現できてるのが凄い。状況説明がやや少なく色んなとこからヒョコっと人が出てくるので誰が誰だかやや掴みにくいところもあるけど、何もしていない罪のない無力の人間をシバきまくるドイツ兵の残酷さはやっぱり見ていて辛い。希望も何もないこの世界に今まで言葉を話すことができなかった少女が変わらないといけない、変わらないと生きていくことができないラストショットは戦争の恐ろしさを如何なく伝えてるかと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2011-12-21 13:58:02) |
905. グリーン・リバー キラー<OV>
《ネタバレ》 アメリカ史上最悪の殺人鬼だそうだが・・・、正直言ってグロさも皆無に等しく、殺し方も普通すぎで映画にしたら何にも面白くない。これだったらヘンリー・リー・ルーカスの方が普通に最悪だと思えるぐらいに普通。本人っぽい人との取り調べとストーリーを交互に見せるというドキュメンタリータッチのテレビ番組の再現映像でやってるのとかわらんぐらいの安っぽい映像で中身もほとんど同じことの繰り返し。88分延々と流されてるのを見てるのがかなりしんどい。わざわざ映画にして作らなくてもいいのになぁ~って感じがたまらんほどしました。 [DVD(字幕)] 1点(2011-12-20 00:56:27) |
906. ぼくの好きな先生
NHKの長期追跡ドキュメンタリー番組みたいな感じでほのぼのとした雰囲気。何が起きても生徒たちの目線で納得するまで話し合う、一昔前の理想的な先生の姿がフランスにはまだある・・あ、今の日本がおかしくなってるだけかもしんないけど小学校でこんなにも信頼されている先生っていうのは日本ではほとんどいないだろうなぁ。100分ちょいあるのでたまに退屈を感じる時もあるけど、教師としてあるべき姿をそのまんま写した、いい映画だったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-13 10:03:43) |
907. シーラ号の謎
出演者が少ない分じっくりと話にのめりこむ事が出来てクセモノ俳優たちがクセのある演技でなかなか。Wジェームズにリチャード・ベンジャミンのひげ面にラクエル・ウェルチのナイスバディ(笑)途中でコバーンが女装姿で死んだのは意外すぎて普通にびっくりしたけど前半と後半の話の展開がしっかりと分けられていて面白ゲームから推理物に急展開するのは結構好きだなぁ・・・っていうか犯人が読めなかった自分がちと情けない。。。フランスロケが素晴らしくストーリーにマッチしてう雰囲気のいい映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-13 01:03:16) |
908. アンストッパブル・ハイウェイ
《ネタバレ》 全然アンストッパブルじゃないストーリーですが、中盤までがかなりつまらない展開なのでそれまでが長く感じて感じて。若者たちが無邪気・・じゃねぇや殺し合いを始める絶望感漂う雰囲気がそれなりによくて後半怒涛のグロさラッシュにちょいとテンションが上がってくるんだけどよーく考えたら摩訶不思議な人肉トラック、一体何なのさ(笑)ディテールをかなり削いでて腕を怪我してた兄ちゃんがトラックに狂気を洗脳されてると思われるシーンがなんか微妙な感じでぼーっと突っ立ってウルフが目を光らせて出てくるだけ。んー、なんか他になかったの? [DVD(字幕)] 5点(2011-12-12 02:18:26) |
909. ディープ・レスキュー
《ネタバレ》 確実にオープニングで流せれたであろう5分か10分のシーンを超強引に数分にまとめ、しかも回想シーンでちょこちょこっと入れていきなりスペースシャトル不時着シーンで映画が始まっちゃうもんだから、すげぇ強引過ぎだよなぁ。NASAも「不時着だって!?どうするかちょっと1人で考えるから待っとけよー」みたいな適当な対応もそうだけど倦怠期の夫婦とその不倫相手が一緒にクルーになるとは普通に考えれば私情を挟みまくりであり得ない事だとは思うけどなぁ。海ん中に落ちてもパニックというよりか全く動揺も見せずにし~ずかな痴話喧嘩が半分ぐらい占めてますがあーだこーだ言ってなんやらかんやら起きて、結局はヨリが戻っちゃうだけどストーリーでした。スペースシャトル・・んー、あんま関係ないやん。 [DVD(字幕)] 4点(2011-12-09 11:40:28) |
910. ダーク・スター
《ネタバレ》 ものすんごく安っぽくてものすんごく面白い映像の連発でジョン・カーペンターは若い時からロジャー・コーマン以上の映画監督の才能の塊だったんだなぁと改めて思う。ボール状のエイリアンなんて思いつくか?シュールなギャグ連発のカーペンター版HAL9000なんて思いつくか?死体と普通に喋ったり機械と普通に喋ったり、真面目に作ってるハズなのに何かニヤニヤしてしまう。まぁそうなってる時点で既にこの映画にハマってる訳なんだがラストショットのサーフィン姿にはもっとニヤニヤしてしまった。BGMにカントリー音楽であれは、あかんやろー(笑 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-05 23:17:26) |
911. 突破口!
《ネタバレ》 いい人役や正義の人の印象がモロ強いウォルター・マッソーが悪奴、しかも相方が「ダーティハリー」でイーストウッドと苦しめまくったさそりことアンディ・ロビンソンの組み合わせは凄いなぁ、ジョー・ドン・ベイカーのドきつい悪役っぷりを見てるとさそりの悪さが屁に見えてくるよ。警察vsマフィアvsマッソーを作りだしたドン・シーゲルの見事な演出力にキャスト陣の見事な演技力で面白さ抜群、後半の軽飛行機vs車の対決は有り得ないぐらいに面白かった。個人的にマッソーのベッドシーンはうひょー!!憎いねこのぉ!!ってなったけどいろんな伏線が洩れることなく一つにつながってるので脚本の出来も見事でした。 [DVD(字幕)] 9点(2011-12-05 00:19:43) |
912. シリコンバレーを抜け駆けろ!
DVDのパッケージにはサイバーサスペンスやらなんやら書いてましたがサスペンス要素は皆無に等しくむしろちょいとコメディが入ったドラマでした。一癖も二癖もあるプログラマー達が99ドルでパソコンを作ってみろ!!な感じのストーリーで出来上がったのがどう見ても99ドルで作ったようには見えないしホログラムを使って手で操作するっていうのは最近のアイフォンみたいなもんやね。あー、そんなパソコンが出ても手が疲れるから絶対にいらない。専門用語がたまに出てきてもちんぷんかんぷんですが面白くもなくつまらなくもなく、すげぇ普通でした。ちなみにシリコンバレーは抜け駆けてないのであしからず。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 23:58:11) |
913. ダドリーの大冒険
《ネタバレ》 ビビるぐらいに全く笑えなく、何を目指して笑いを作り出してるのかも分からず出演者のアホ、もしくはバカっぷりだけが目立つ痛い痛いストーリーはどうしようもない感がたっぷり。スナイドリーの見た目の汚さはかなり酷いが笑えないのに必死にやってるブレンダン・フレイザーを見てるとなんか悲しい気分に。。。「ハムナプトラ~」以前は結構いいコメディエンヌだったんだけど彼の個性が何にも活かされてないような感じがするなぁ。アメリカ版はもーちょい短いみたいだけど「ダドリーのおバカな大冒険」はruntimeが短い事だけが取り柄みたいな映画でしたね。 [DVD(字幕)] 1点(2011-12-01 11:31:05) |
914. ホスタイル・グラウンド<TVM>
《ネタバレ》 ひ、ひぇぇー!!ウレタンが迫ってくるぅぅ!!!・・・あ、ネタじゃないよ。TV映画と言えどCGは結構頑張ってるんだけどその時の画が「ミクロの決死圏」みたいな、レイ・ハリーハウゼンの特撮技術のように見えて笑いが止まらんのですが、すげぇ短時間で何百キロ何トンもウレタンを用意出来るのはどう見ても有り得ませんし体積が何百倍になろうがニューオーリンズ全体の地下をウレタンで覆えるとも思えません。それに主人公が過去の鉱山事件がトラウマになってますがそれをなんでオープニングに入れ込まんのかも分かりません。心に傷を負ってるのはわかるがそれがどんなのだったかをセリフで言われてもイマイチ伝わんないです。街全体が被害を受ける!と言っても微妙にスケールはちっちゃいけどそれはまぁ、しゃあないかなぁ。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-29 02:18:04) |
915. キャビン・フィーバー2
《ネタバレ》 あの映画の続編。1のエンドクレジットで映ってたトラックのその後から始まるわけなんだけどもオープニングで前作で生き残ってたポールが突然出てきてバスに轢かれて派手にぐっちょぐちょ。しかもアホ警官が相変わらずのノリでバカなキャラを演じてたのでこれはこれですげぇ面白いのにそのあとがただのグチョグチョででろんでろん、血が出過ぎで汚いし取りあえず感染した奴は派手に血噴かせて殺しとけばいっか!!なノリは最初はいいけどなんの個性もないんですぐ飽きちゃいました。ただグロいだけで高校のプロムで惨劇とか「キャリー」のパクりやん(笑)低予算のせいか実写で撮れるはずのシーンをアニメーションで映してたのはかなり残念ですが人によって感染するスピードが全く違うのは、なんでや? [DVD(字幕)] 4点(2011-11-28 23:28:40) |
916. アイ・アム・デビッド
《ネタバレ》 ガキ1人がヨーロッパ横断っていうのはかなり無理があり小説の映画化なのに出来すぎ感がたっぷり感じられるのは変な気分だけども随所随所に収容所時代の嫌な思い出がフラッシュバックで出てきて少年の心の変化を上手く表現してるのは素晴らしい。ポーカーフェイス的な演技がさらに拍車をかけてていいんですがruntimeがTV映画並みなのでたまにあっさりとした展開になるのは残念。あまりの出来過ぎなラストもそうですが、収容所からあっさりと簡単に逃げられるとも思えないのでその辺もうちょい手の込んだ設定が欲しかったなぁと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-26 01:06:41) |
917. レッド・ドラゴン(1976)
《ネタバレ》 続編なんだか作りなおしなんだかよく分かんないですがブルース・リー版の方が普通に面白かったように感じます。カンフーは後半見せるもののジャッキーらしさがあまり見られないしあまり迫力も見られず、微妙な雰囲気たっぷりで進んでいくので見ててなんか乗り込めるような気持ちになれなかった。ヌンチャクを使ってもあんまり強さが変わらない口だけ達者なクソ弱い若者がいきなり強くなるのもなぁ・・。間違った日本人描写はいつものことなんで特には気にはしなかったけど、狭い廊下で日本刀を振り回して襲いに来る日本人はいくらなんでもおらんやろ。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-24 01:56:18) |
918. T-レックス<TVM>(2006)
《ネタバレ》 この映画を見る限り、ジョン・カール・ビュークラーが「恐竜カルノザウルス」や「ダイナソーズ」の特撮を担当したとは到底思えないほどとてつもなく安っぽくて雑、しかも「ジュラシック・シティ」を超えたバカバカしさと模型恐竜丸分かりモロ合成で頭のでかさの割に腕ちっちゃすぎやろ!!!!!な手抜きさは最高に面白いです。血糊のハデさだけは妙なやる気を感じますがそれ以外はマジでやる気あんのかと思いたくなるほどの出来はかなり悲惨ですが、ジェフ・フェイヒーとトニー・トッドがやけに頑張ってるとこだけは評価したいと思います。「ジュラシック・シティ」に0点付けちゃってるのでホントはマイナス2点ぐらいあげたいけどないから0点・・・あ、二人の名演技に1点オマケでいいや。 [DVD(字幕)] 1点(2011-11-22 01:02:56) |
919. Mr.レディMr.マダム
オカマちゃんたちが大暴れする光景を見てるのはなんか茫然としてくる(笑)個性的なキャラがイタリアらしく、ええじゃないかええじゃないかみたいなほのぼのとした雰囲気は好きだしトボけ感覚も面白い。ゲラゲラ笑う映画では決してないのでやや退屈になるかもしんないけど息子の結婚為に血の繋がりのないオカマちゃんがこんなにも必死になるのは結構ウケます。自分のそばにオカマちゃんがいっぱいいても家族っていいなぁ~、自分をこんなにも大切にしてくれる赤の他人がいるのは最高に幸せなことではないのでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-09 11:40:27) |
920. キャビン・フィーバー(2002)
《ネタバレ》 未知の細菌が頭の緩いティーンエイジャー達に襲いまくるんですが、これがまた個性的な出演者ばかりで面白いなぁ。確かにキャビンでフィーバーしまくってる映画でグロさもなかなか、一貫性のないストーリーでかなりめちゃくちゃにやってる感がありますがこれもまた先が読めない展開が個人的には意外と好き。リスをライフルで撃ち殺すネタは笑い以外何にもないですがこんなにも飛ばしまくる面白さはたまんない。血を色んな人に吐きまくるシーンはアンソニー・ウォンのあの映画を思い出してしまったのは自分だけかなぁ~(笑) [DVD(字幕)] 6点(2011-11-08 01:49:15) |