81. タイタニック(1997)
氷山にぶつかって沈んでことになっているが、実はキャシー・ベイツの体重に耐えきれず沈んだタイタニック、そして、ローズが太っていて板に一緒に乗れず沈んでいくジャック、どちらも悲劇だ。 7点(2004-07-28 20:58:25)(笑:1票) |
82. ペリカン文書
<ジュリア・ロバーツ出演の経緯(制作・監督パクラ氏の思考過程)> ①「誰かいい女優はいないかなぁ~」 → ②「タイトルは『ペリカン文書』か・・」 → ③「ペリカンと言えば口がデカイな・・」 → ④「口がデカイと言えばジュリア・ロバーツ・・」 → ⑤「よし!今回はジュリアでいいか!」 → ⑥記者会見にて「えー、熟慮を重ねた結果、ジュリア・ロバーツが適役と判断しました。」 案外、こんなもんだったりして・・・(笑)。 4点(2004-07-28 20:56:18) |
83. 北京原人 Who are you?
この映画の制作者へ一言 : こんな映画をつくったあなたたちは、「Who are you?(何者ですか?)」 と・・・。 <追記> 私がよく行くレンタル店では、このビデオに「超過激作」と警告のシールが貼ってあります。おそらく、レンタルした人からの苦情を想定して予防線を張っているのでしょう(笑)。ちなみに「シベ超」には、このシールが貼られていないです。 2点(2004-07-28 20:53:02)(笑:2票) (良:1票) |
84. 切腹
《ネタバレ》 「竹光による切腹」を扱った作品にも関わらず、他の作品以上に、「真剣」さが痛いほど伝わってきます。(どれくらい痛いかと言うと、まるで自分も竹光で切腹しているかと思うほど痛いです。) 8点(2004-07-25 12:49:50) |
85. 或る殺人
やや面白みに欠けるが、正攻法の法廷劇。原題の「Anatomy Of A Murder」が示す通り、法廷劇をじっくり堪能したい人にオススメ。 6点(2004-07-22 22:35:04) |
86. 日本沈没(1973)
「日本沈没」という映画自体は、あくまでフィクションなので現実味がないですが、映画の出来に関しては「日本映画沈没」を予感させるもので非常に恐ろしいです。 特に近年では予感が現実のものとなり、日本映画界の「地盤沈下」の進行、そして太平洋の遙か彼方ハリウッドからの大津波、近隣韓国からの「ヨン様」ヘアのようにくねった荒波、さらには南半球ニュージーランド沖で落とされた「指輪」の波紋が日本列島に押し寄せ、今や日本映画は沈没寸前なのです。 この危機を回避するためには、丹波哲郎氏の「100万がだめなら10万でもいい。10万がだめなら1万、1千、100人、いや10人だっていい(から映画館へ足を運んでくれ!!)」という熱く切実なメッセージを肝に銘じなければならないでしょう。 でなければ、「大霊界」のような映画しか創れない国になってしまいますから(笑)。 6点(2004-07-22 22:26:26)(笑:1票) |
87. ダンサー・イン・ザ・ダーク
本作タイトル「ダンサー・イン・ザ・ダーク」とは、「ビョーク演じる盲目の主人公」のことだと思っている人が多いようですが、実は本作を見た皆さんも「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なのです。つまり、 ①カンヌ受賞の評判に踊らされ、映画館の暗闇に足を運んだもののハンディカメラ映像と後味の悪さに翻弄された人 ②映画を見て陰鬱(dark)になりつつも感動で心を揺さぶられた人 ③何も感じなかったので、仕方なく夜中のクラブで踊り狂った人 のいずれかに該当するはずです。あなたはどれですか? 8点(2004-07-18 07:38:23) |
88. ラン・ローラ・ラン
《ネタバレ》 この映画のあらすじを簡単に説明すると・・、 「テイク1:ローラ走る→NG <リセット> テイク2:ローラ走る→NG <リセット> テイク3:ローラ走る→OK <クリア> (The End)」。 つまり、ローラにとって都合のいい結末になるまで、何度でもやり直しがきく「ロールプレイング・ゲーム」を映画化した作品なのです。 7点(2004-07-18 05:41:45) |
89. 市民ケーン
本で言えば、「学術書」。しっかりした構成に練られた文章で書かれおり、理路整然としている。しかし、面白みがない、また難解でもある。しかし、わからなくても、たまには学術書も読まなくてはね(「読解力」をつけるためにも・・)。漫画(あえてここでは名指ししませんが)もいいけど、そればがりじゃ困るしね・・。今、「アルマゲドン」のコメント書いている人、聞いてますか? 7点(2004-07-18 04:52:20) |
90. 死ぬまでにしたい10のこと
まるで2ヶ月後が期限の仕事をこなすかの如く、坦々と「To-Doリスト」の項目を消化していく姿が切ない。あの医師が何年にも渡って忘れずに誕生日に子供たちへテープを届けてくれるか心配。できれば、したいことの11番に「ミリ・バニリに会って彼らの本当の声を聴くこと」を入れて欲しかった(笑)。 6点(2004-07-10 16:23:59) |
91. メル・ブルックス 新サイコ
ヒッチコックファンは必見。メル・ブルックスのコメディセンスでヒッチコック作品のエッセンスを見事に料理している。欲を言えば、例によってヒッチコックらしき体型のおじさんが通行人役等で登場していたらもっとウケたはず。 7点(2004-07-10 16:06:54) |
92. フォロウィング
尾行が趣味の主人公が、もし、このサイトのレビューワーだとしたら、目についた他のレビューワーを片っ端に「お気に入り登録」しまくるだろう・・。間違いない。 6点(2004-07-10 05:24:28) |
93. g@me.(2003)
いくら美男美女が主役とはいえ、「ブラック・レイン」でハリウッド俳優の仲間入りをしたボクシング元世界チャンピオンの「ガッツ石松」をわずかワンカット、瞬間の登場時間と文字通り「秒殺KO」してしまった井坂監督の勇気には頭が下がります。「サブリミナル効果」のせいで、映画を見た後、無性に「はなわ」の「ガッツ伝説」が聴きたくなりました。どうやら、術中に嵌ったようです。 6点(2004-06-15 02:19:04) |
94. 半落ち
《ネタバレ》 「半オチ」の脚本。三十路過ぎて色気が「半落ち」の鶴田真由。「半落ち」以前にいつまで経っても俳優として半人前な吉岡秀隆 等々、文字通り「半落ち」だらけの本作。しかし、「半落ち」と言いつつ、最後の最後で原作に登場しなかった森山直太郎を「半落ち」にできなかったのは、映画版の痛恨のミス。つまり、森山直太郎に対して「せめてキーを半音落として歌え!このっ、半人前のナルシスト野郎が!」と取調室で問い詰めた後に再録音させてはじめて、「映画版の方も半落ちですよ」と堂々と言い張ることができるのです。 4点(2004-06-12 08:38:45) |
95. コール
《ネタバレ》 鈍いオッサンによって病気がちな「娘」を人質に取られたシャーリーズ・セロンが、逆に鋭い「メス」によってケビン・ベーコンの元気な「息子」を人質に取るシーンは圧巻。もう少しでベーコンが「メス(♀)」になるところでした(笑)。これでセロンが「息子の命が惜しければ、娘を返しなさい!」と言ってくれれば完璧だったのに・・。それにしても、序盤で拳銃を突きつけられた時は余裕の顔をしていたのに、「息子」を人質に取られた途端、タジタジになるベーコンは、人質を取られた親の気持ちが「痛いほど」よく分かったことだろう。 4点(2004-06-12 08:23:12)(笑:3票) |
96. ライフ・イズ・ビューティフル
親子を描いたイタリア映画でも「自転車泥棒」と対極に位置する作品。この映画を見たおかげで、私の中で「自転車泥棒」の評価が急上昇しました。つまり、「脳天気な嘘っぱち」よりも「厳しい現実」の方が「Life Is Beautiful!」と思えるということです。 4点(2004-06-09 21:07:21) |
97. クリムゾン・リバー
「映画優生学」の見地から、監督、脚本、俳優の全てで現在のフランス映画界の優秀メンバーを集め、「掛け合わせて」できたのがこの作品。でも、できあがった映画を見ると、何が悪かったのか、残念ながら成功とは言えないようです。一番気になったのが、ジャン・レノが「犬嫌い」という設定。「オバQ」じゃあるまいし・・・(笑)。「純血」のはずが、「藤子不二雄」的発想が「混在」したのが、悪かったのかもしれませんね。 5点(2004-06-08 00:53:48)(良:1票) |
98. コン・エアー
悪人だらけの飛行機。あれだけのメンツが揃うと、「悪人顔」のニコラス・ケイジもまともに見える。 4点(2004-06-06 12:09:13)(笑:1票) |
99. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 野球に例えると、いつもナックルボールばっかり投げて打者を翻弄しているリンチ投手が、「今度はストレイト(直球)だよ」と宣言して投げたのが、この映画。確かに投げられたボールの軌道は、本当に「ストレイト」。でもリンチのことだから、直球と思わせておいて、手元で変化する「カットボール」なのでは?と余計な事を考えていたら、本当にただの直球でした(でも球のキレは、さすがに良かった)。結局、いつものように翻弄されてしまいました(笑)。だったらもう、いっその事、いつも「ナックルボール」でいいよ、リンチ投手・・・。 7点(2004-05-22 12:22:27) |
100. エド・ウッド
米国の最低映画監督と評される「エド・ウッド」が映画化されるということは、日本で言えば、「水野晴郎」が映画化されるのと同じことになる・・・。そう考えると、素直にティム・バートンの勇気を讃えたい気分になる。 6点(2004-05-22 11:20:09)(笑:4票) |