81. ボーイズ・オン・ザ・サイド
ドリューの復活はこの映画の成功が決定的でしたね。三人のキャラクターが細かく描かれていて良かったです。なーんの問題も抱えてなさそうな優等生的メアリーが、過酷な運命に陥っていく後半の展開には驚いたけど。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-25 11:49:06)(良:1票) |
82. サイコ(1998)
今から15年位前、名作モノクロ映画(カサブランカ、花嫁の父など)をカラーでプリントし直したビデオが次々と発売された事がありました。自分は「素晴らしき哉、人生!」をこの悪名高いヴァージョンで鑑賞してしまった事を一生の不覚だと思ってます。これで「サイコ」を初見された方々、心よりお悔やみ申し上げます。 [地上波(吹替)] 4点(2005-06-19 17:01:07) |
83. 息子(1991)
寅さんシリーズもそうだけど、山田監督の映画にはほとんど悪人が出て来ない。それでいてこんな面白い人間ドラマが作れるのが凄いと思います。当時の和久井映見の笑顔には、永瀬じゃなくてもヤラレちゃいますよ。しかもキスシーンが殊のほか積極的でびっくり。ラスト親父さんが見た幻、あれこそ山田監督が思い描いてる理想の家族像なんでしょうね。これで「いいではないか!」 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-18 12:19:43) |
84. 17歳のカルテ
ウービー扮する看護婦が「ここは病院の中じゃ5つ★ホテルクラスよ」とウィノナに言いますが全くその通りだと思います。だって面会に来たボーイフレンドと部屋でセックス出来ちゃったり、あわよくば一緒に逃げる事だって出来るんですよ。60年代の病院の管理体制って本当にこんなに甘かったんですかねえ。これ位の事でボーダーライン人格障害が治療出来るのか、ラストあたり非常に疑問だったけど、その他の部分は面白かったです。アンジェリーナの危険な眼光と唇には魅せられました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-18 11:21:40) |
85. マンハッタン殺人ミステリー
本筋の殺人事件より(どんな事件だったかのも覚えてない)アレン&キートンの息の合った台詞のやり取りが楽しかったです。特に盗聴した証拠テープをアレンがあたふたと絡ませ壊してしまうシーンは抱腹絶倒。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-12 15:03:14) |
86. 男はつらいよ 寅次郎紅の花
元気がない寅さんの姿なんて見たくないなあってずっと思ってたので、「口笛を吹く寅次郎」以降の後期シリーズは全部見逃してました。でもここのレビューでの評価の高さをみるにつけ、ファンならやっぱり寅さんの最後の雄姿を見届けなくちゃいけないって義憤(?)にかられ、恐る恐る先日ようやく観てみました。(鑑賞中)・・・あれ~、導入部のお決まりの夢のシーン、なくなっちゃたんだ、うわっ、寅さんもさくらも結構年取っちゃったなあ、とらやにも若い店員さん入ったんだ、これでおいちゃんおばちゃんもようやく楽隠居出来るよなあ・・・。ストーリーはどんどん進んでいきます。既にこの撮影中、病に冒されていたという渥美さんには確かに往年とは比較にならないほど声にも張りがないし、動きもほとんどありませんでした。正直最初の時点ではやっぱ観るんじゃなかったかなって思った位。でも浅丘「リリー」ルリ子が登場してくるあたりからラストまで、僕はずっと涙滂沱状態でした。これが最後だとは意識してなかったにせよ、この作品はシリーズ最終章としての挽歌になってるんだなって思って。ストーリー上はついには結ばれなかったにせよ寅さんとリリーは奄美大島で幸せに暮らしたんでしょうね。いよっ!寅さん、あんた最後までカッコ良かったよ! [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-04 11:45:14)(良:3票) |
87. ホーンティング
たまたまテレビでやってるのを観たんですが、画調が異様に明るくてびっくり、最初コメディかと思っちゃいましたよ、これ。この手の題材なら「アザーズ」みたくもう少し寒々とした落ち着いた画調じゃなきゃ駄目でしょ。なかなかレンタルショップには置いてないかもしれないけど、これつまんなかったっていう方、是非オリジナルの「たたり」を観てみて下さい。こっちの方が屋敷の内部に何かいるっていう気配の演出が格段に巧いです。モノクロ画面も怖さをより増長させてます。 [地上波(吹替)] 4点(2005-05-11 13:46:04) |
88. バタアシ金魚
これかなり好きな映画でした。「泳ぐ 泳ぐ 俺たち~」の大合唱シーン、こんな風にたわいもない事で群れて、笑いあってた頃を思い出します。ちなみに自分は元歌の陸上部員だったんですけど。筒井道隆の若いくせして妙に野太い声が個人的にツボ。どうでもいいけど筒井君は相変わらずヌーボーとして今も昔も一向に変わらないっすね。高岡早紀も初々しい。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-04 17:27:07) |
89. きらきらひかる
「ハッシュ!」とシチュエーションが似てるんで、比較の対象にされてしまうのは仕方ないのかもしれないけど、出てる人も含めて自分はこっちのほうが好きですね。結婚っていう制度は、本人同士の了承があればいろんな形態があってもいいんだって思った。観た人誰もが強烈だったって印象を持つ筒井道隆と豊川悦司の濃厚キスシーン、あれだけを見りゃ筒井道隆のほうがタチ役だよなあ・・・って俺は何を言ってる。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-05-04 15:27:40) |
90. 外科室
う~ん、美しく着飾った吉永小百合がしずしずと庭園をそぞろ歩いてるシーンしか記憶にないなあ・・・。千円でも高いって一緒に観に行ったヤツと愚痴こぼしたっけ。 [映画館(吹替)] 3点(2005-05-01 14:50:21) |
91. Shall we ダンス?(1995)
ラスト、お別れパーティに行くか行かまいか迷う主人公の葛藤がもう少し強く描かれていたら完璧でしたね。「結局行くくせに何グズグズしてんだ!」ってパチンコしてる役所さんに怒鳴りつけたくなったんで。リメイク版の仕上りが楽しみです。 [地上波(吹替)] 8点(2005-04-29 16:42:07) |
92. あした
JRでも「尾道駅」と新幹線が止まる「新尾道駅」じゃかなり距離があるそうです。なので名作揃いの「尾道三部作」と「新同左」っていうのは全く別物だという概念で観た方が良さそうですね。これ悪くはないけど不必要なシーンが多くて映画全体が間延びしてしまった印象があります。宝生舞はまだ初々しいけどこの頃からとんがった個性を見せてくれてます。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-17 16:05:06) |
93. ボディガード(1992)
特に優れた映画とも思えないのに、ゴールデン洋画劇場(番組名変わった?)とかで放映してると何気に最後まで観てしまう。なんでだろう・・・。ラストに一応カタルシスがあってホイットニーの熱唱が聴けるからでしょうか。 [地上波(吹替)] 6点(2005-04-10 17:30:44) |
94. マトリックス
この一作目だけは映画館で観ました。この程度の映画がなんで三部作まで作られるに至ったのか俺にとって前世紀末最大の謎でした。自分は「そんだったら何でもアリなんじゃねーの?」って殆どの近未来アクションを観る時つい思ってしまうんですが、不死身の主人公にスリルやサスペンスなんて起こしようがなく、ましてや感情移入など出来るはずもありません。 [映画館(字幕)] 4点(2005-04-03 14:39:29) |
95. 恋愛小説家
J・ニコルソン主演、そしてもう決して若くはない男女の恋の駆け引きという事で、昨年公開された「恋愛適齢期」との比較になってしまいますが、こちらのほうが出来が良いと思います。主役三人のキャラクターがこと細かに描きこまれてるし、何よりもラブシーンがキス止まりであった事が後味良いです。子犬の使い方は流石に少しズルいなあと思いましたけど。あとヒロインの感情がいつ「感謝」から「愛情」に変化したのかが ちょい説明不足ですね。 7点(2005-03-28 14:59:41) |
96. ダイヤルM
もともとの良い素材を、何を勘違いしたのかゴテゴテしたデコレーションをくっつけメチャクチャにしてしまった最悪の例。テレ朝「愛のエプロン」(←カンケーないが深夜枠に戻してほしいぞ)インリンの料理みたいな映画。 3点(2005-01-22 16:37:13) |
97. スライディング・ドア
グウィネスはこの映画が一番魅力的です。俺はストーリーも良かったと思いますけどね。あんまりややこしい話だと、かえって収拾つかなくなったんじゃないでしょうか。結構何年も前に観たのにこの作品の印象は鮮明ですね。 8点(2005-01-22 14:27:50) |
98. 8mm
もう陰々滅々・・・。こういうカタルシスもなく救いのない映画は苦手です。 2点(2005-01-18 13:53:55) |
99. ラヴソング
このレビューに出会わなければおそらく観ることはなかっただろうと思う作品です。中野良子と吉永小百合を足して四で割ったようなマギー・チャンに「えっ、この女がヒロイン?」と正直最初思ってしまったんですが、ストーリーが進むにつれ彼女がどんどん魅力的になっていくのが痛快でした。レオンの見捨てられた子犬のような表情から、ラストあたりの成長した大人の男性の表情への変遷も素晴らしかったです。(ちょいとマギー審司に面影が)天津の恋人が綺麗だけどちっとも魅力が感じられない女性なのはヒロインを生かす為の計算なんでしょうね、多分。テレサ・テンの「グッバイ・マイラブ」(オリジナルはアン・ルイスだったかなあ・・・)もうまく使われてました。途中まで「木綿のハンカチーフ」実写版かと思ったけど、観終わった時の感想は「追憶」のアジア版でした。(なんかおかしな例えばっか書き連ねてしまってこの映画を愛してる皆さん、本当にすみません!) 8点(2005-01-17 15:20:20)(良:1票) |
100. シザーハンズ
ジョニー・デップの深い哀しみの色をたたえた瞳が圧倒的。特殊メイクの力を借りればある程度誰でもこなせる役だったとは思うが、彼ほどの存在感は出せなかったろう。バートンの「異形なもの」に対する愛情が強く感じられる作品です。 8点(2005-01-10 10:33:04) |