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ひよりんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 2006年春にレビュワーにしていただきました。よろしくお願いします。

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81.  ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 《ネタバレ》 
女の子は母親の生き方に疑問を持つ時期があるんですよね。そんな気持ちをデフォルメして表現した作品ですね。ヤァヤァ・シスターズの暴れっぷりも痛快です。初老の女性をあそこまで暴れさせるのは、アメリカ映画ならではですね。それにしても、あの飛行機の事件がありながら、大きくなっても母に受けた仕打ちがトラウマとして残ってしまう。人間って良いことは忘れて、悪いことばっかり覚えているってことですね。
[DVD(吹替)] 6点(2006-06-10 10:28:14)
82.  姉のいた夏、いない夏 《ネタバレ》 
邦題から大林宣彦監督の「ふたり」みたいなのを想像してレンタルしました。全体のテイストやストーリーは全然別物。ただ、所々に似たシーンがあります。ガラス越しに姉と会話するシーンや、最後の方で妹が「お姉ちゃんなんか大嫌い」って叫ぶシーン。もしかして、影響受けてる?「ふたり」は、亡くなった姉と語りながら、少女から大人へと成長する女の子がテーマ。そういえばこちらでも、姉フェイスの死の理由を探す旅に出た18才のフィービーが、次第に大人へと成長していく物語とみれないこともない。日本人がつくると「ふたり」で、アメリカ人が作るとこれなのかな。コテコテの日本人としては「ふたり」の方がいいな。姉の死の謎解きサスペンスとしてみると、あまり大したことのない作品です。それに、2000年になって、ベトナム戦争前後を舞台にした映画を撮る必然性やそこからのメッセージも感じません。
[映画館(吹替)] 5点(2006-06-10 10:27:25)
83.  赤いアモーレ 《ネタバレ》 
最初、現在と回想部分との区別がつきにくいのですが、そこのを乗り越えると物語を追っていけます。恋愛は、その場限りの甘言でもその一言一言、その一瞬一瞬が愛の真実であるのだから、こういうのもありかなと思います。エルザの妊婦姿を見て一瞬半狂乱になるけれどその後は平静。奪うだけじゃなくて、差し出す愛もあるはず。妻エルザの出産のあと、旅先のレストランのテーブルでティモーテオがイタリアに結婚の儀式をしてみせる。その場限りの戯れとわかっていても、イタリアのうれしそうな微笑み。この微笑みが忘れられません。ペネローペ・クルスはサブミッシブで献身的な愛人を好演しています。死後も、エルサとティモーテオの子供のアンジェラの無事を見守りにやって来たのにちがいない。ティモーテオとイタリアはレイプから入って純愛に陥るのだけれど、その過程をもう少し丁寧に描いてもらえたら、このあたりの必然性ももっと理解できると思います。イタリアの気持ちが、全部ではないけれども、よくわかるので8点です。ちなみに、主演のセルジオ・カステリットは「マーサの幸せレシピ」のイタリア人シェフですよね。また見てみたい俳優さんです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-06-06 22:25:57)
84.  かげろう(2003) 《ネタバレ》 
けだるい雰囲気と、停滞しているかのような時間、そして曖昧さ。とってもフランス映画を感じさせる作品。音楽も雰囲気にピッタリです。ストーリーよりも、けだるい時間を主人公たちと共有して楽しむ気になって見るといいかもしれません。オディールのプロファイルは劇中で語られるけれど、イヴァンについては最後まで謎。自信はないけれど、最後のシーンで下を向いて作業していた男性は、自殺したはずのイヴァンでは?そうなら、さらに謎は深まる。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-03 19:15:32)
85.  まぼろし 《ネタバレ》 
フランス映画らしい雰囲気とテンポの作品。マリーと夫(ジャン)とのそれまでの幸せな生活描写なしに、夫を亡くした寂寥感や空虚感に説得力を持たせるのは大変難しい。ヴァンサンという男を登場させてジャンと対比させることにより、かろうじてそこを描こうと演出している。成功しているかどうかは微妙なところ。寂寥感や空虚感それ自体は、シャーロット・ランプリングの演技力で見事に描かれています。ただ、それと夫とがつながらないような気がします。なので。この点数の大部分はシャーロット・ランプリングのものです。それにしても姑とのやりとりは、静かだけど恐ろしい。この部分はすごいなあと思いました。失踪は姑との確執から認めたくないし、かといって死亡も受け入れがたい。時計は、結局ジャンのだったんですよね?
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:14:19)(良:1票)
86.  ビフォア・サンセット 《ネタバレ》 
「恋人までの距離」と同時に見ました。あちらにも書きましたが、セリーヌとほぼ同じ時間で人生を生きてきているので共感できます。前作は完全に偶然の出会いだったけど、今回はジェシーが小説を書いてそれにセリーヌが引き寄せられた、ちょっとだけ仕組まれた出会い。今回も最後の最後まで気持ちよくしゃべる、しゃべる。かの「終着駅」みたいに、ほんと実時間で映画が進行している感じ。観てる方が「飛行機の時間よ」って心配になってくるほど。船から下りてお別れかと思ったら、空港までの自動車に同乗してしゃべるしゃべる。そして車を降りてセリーヌのアパートの前まで送り届けながらもまたおしゃべり。これでおしまいって思ったら、ついに部屋に上がり込んでまだまたおしゃべり。ほんと最後の最後までしゃべり通しで、気持ちのいい続編でした。そのおしゃべりの中で、ちゃんと前作の半年後の約束の結末もわかっちゃうし、二人の現在の状態もよくわかる。まだ次がありそうですね。今現在、ジェシーとセリーヌはどうしているのかなって考えてしまったりする自分がいて、相当はまりこんでます。次回は、2013年ぐらいにお二入にお目にかかれるのを楽しみにしてま~す。
[DVD(吹替)] 8点(2006-05-28 11:28:23)
87.  きみに読む物語 《ネタバレ》 
泣けた、泣けた。最初からおおよその結末がわかるので、始めっからウルウルで最後までいきました。「物語」そのものはよくあるこれまで何度も語られたストーリー。老年の愛情や認知症もしばしば取り扱われる題材。老年の現在の二人を枠組みにしてよくある「物語」をはめ込み、「物語」を読んで記憶を呼び戻すというスパイスを加えると、似たような題材でまだまだ泣ける作品が作れるんだなあと素直に感心。ライアン・ゴズリングの遠くを見つめるような目がとっても素敵でした。レイチェル・マクアダムスもシーンに合わせて別人かと思わせるほど表情が変わっておもしろい。ほんと、よく泣けたのでいい点つけます。
[DVD(吹替)] 9点(2006-05-28 11:26:16)
88.  シルヴィア 《ネタバレ》 
欧米ではシルヴィア・プラスは今でも人気のある詩人だそうですから、その半生はよく知られていることと思います。この作品も「シルヴィアはよく知られた詩人」という前提で作られたものだと思います。私はシルビアという詩人をこの映画を見て知りました。死の少し前に出版された彼女の自伝的小説「ベル・ジャー」も読んだことがありません。そういう環境で鑑賞したレビューになります。シルビアが夫となるテッドと出会ってから、出産、テッドとの別れ、そして自殺までの10年足らずを映画化したもの。それ以前の描写は映像としてはありませんから伝記とは言えない。彼女は双極性障害(躁鬱病)に悩まされたそうですから、多分自殺も病気のためでしょう。映画も躁のあと鬱状態になります。最初の30分ぐらい(テッドと結婚するぐらいまで)は映像も明るくて楽しい雰囲気。残りの80分は映像も薄暗く、重い空気に包まれています。見ていて「カミーユ・クローデル」を思い浮かべました。あちらは、統合失調症でロダンとの恋と仕事の間で悩み精神のバランスを乱してゆく姿を、アジャーニが激しく熱演していました。この作品でも、病気は異なりますが、シルヴィアが苦悩して次第に精神のバランスを欠いていく姿を、パルトローが静かに好演しています。シルヴィアの唐突な行動や、まわりとの不調和の描写も精神疾患を描くための演出だと思いますが、最後までその点をはっきり記述していないので、かえってわかりにくくなっている感が否めません。実話なので仕方のないことですが、暗いどんよりとした空気のまま救いようのないエンディングをむかえます。
[DVD(吹替)] 7点(2006-05-27 10:47:15)(良:1票)
89.  微笑みに出逢う街角 《ネタバレ》 
3人の女性のこれまでの人生、決断、そして旅立ち。世代の異なる3人の「生」を100分足らずの間に巧みに描いて見せている作品です。3人の人生は全く触れあうことなく進行してゆきます。このような作品では、独立した3つの人生がどのように接するか(接しないという選択も含めて)が、作品の価値を決めるのでしょう。この作品のラストシーンについては、いろんな評価があると思います。私自身は、このラストシーンをどう評価したらいいのか、現在のところ判断がつきませんが悪くはないと思っています。3つの人生には迫力があり、行動にはリアリティーがある。そして、3つの決断は崇高だと思います。この様な理由で良い点を付けさせていただきました。ちなみに、公園の男性はジェラール・ドパルデューです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-05-22 21:48:07)
90.  モナリザ・スマイル 《ネタバレ》 
点数基準をちゃんと確認して採点しました。女性版GTOみたいなのを期待して見たのですが、期待はずれでした。相当に退屈な映画です。言いたいことは最後の(それまでと変化した)ベティの論評だと思いますが、そこまでの道のりが長くて平坦で退屈きわまりないです。1950年代のお嬢様大学のことを2003年に映画にする意味があるのでしょうか。50年代にこの映画を作っていたら、相当に論議を巻き起こしたかもしれません。あるいは、1950年代の女子学生に対する社会的な抑圧と、それに対する反発や哀感、そしてそれぞれの人生を描くならそれはそれで良作になったかもしれませんし、そのような方向の作品にできる可能性はあったのではないでしょうか。もっとも、それなら現代からタイムスリップしたようなキャサリンは邪魔ですけどね。私はむしろ、最後の方でビルがキャサリンに言った言葉「君は人がそれぞれの道を行くのを認めない。みんなが君の道を行くべきだと思っているんだ。」この言葉が印象に残ります。ただのわがままな女を描いた作品だというならピッタリ来るのですが。
[DVD(吹替)] 3点(2006-05-21 20:18:36)
91.  永遠<とわ>の語らい 《ネタバレ》 
かなりメッセージ性の高い作品だと思います。DVD_吹き替えと字幕の両方で鑑賞しました。その途中で地図と世界史の教科書を読んで勉強もしました。それぞれの史跡の案内や挿話、ディナーでの会話の一語一語に重要なメッセージが込められているのだと思います。それらのメッセージは、通常の教育を受けた西洋人なら誰でもわかることなのでしょう。残念ながら、私にはそれらに込められたメッセージの一部しかわかりません。ギリシャ神話や聖書、西洋史の知識も乏しいし、オデッセイやベルギリウスといわれても名前ぐらいしか知らないし。こんなメッセージ性の高い作品の全てを理解できるだけの素養がないのが悲しいです。船長が女の子にプレゼントしたのはイスラム女性の人形。その意味は理解できます。乗客が下船する際の通路の壁に掛けてあった宣教師の絵はなんでしょう。殉教者の絵?多分キリスト教圏の人ならすぐにその絵の意味がわかるのでしょうが、わたしにはわかりません。本当に残念で悔しいです。もう少し、西洋文明の知識をつけて再度観てみたい作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-20 23:01:56)(良:1票)
92.  メラニーは行く!
観てる間は結構楽しめました。キャンディス・バーゲン、いくつになっても格好いい!マーフィー・ブラウンのファンだったので。
[映画館(吹替)] 5点(2006-05-20 22:59:07)
93.  8人の女たち 《ネタバレ》 
色鮮やかな色調に仕上げられた作品というのが第一印象です。間違いなくコメディの予感。金糸で縁取られた真っ赤なリボンのかかった、緑色の包装のクリスマスプレゼントを開くときのワクワク感がありました。で、ほんとに楽しい豪華絢爛なコメディでした。素人ダンスもコメディにピッタリで楽しい。大女優さんたちが集まってクリスマス会をやってるのをのぞき見してるようないい感じ。なのに、最後パパが自殺してからの10分間位が不可解。自殺した後も、きっとコメディならではの楽しい落ちがあるはずと期待してたのに。これってコメディじゃなかったの。ダニエル・ダリューの歌は悲しくて(かなり上手)、そのまま女8人手をつないで静かなエンディング。エンドタイトルのBGMももの悲しい。コメディのまま終わらせてもらったらよかったのになあ。
[DVD(吹替)] 7点(2006-05-20 22:57:36)
94.  マーサの幸せレシピ
いい雰囲気の作品なんですが、なにか足りないところがあるようです。まるでマーサみたいに(原題のMostly Marthaって、少し何かが欠けているマーサ、みたいな訳でいいのかなあ?)。マーサ、マリオ、リナ。それぞれの性格もちゃんとわかるし、俳優さんもきちんと演技している。マーサ役の女優さんなんて、ほんとに中年にさしかかろうとするキャリアウーマンの行動や、気持ちの動きを見事に表現しています。ストーリーも、良くある展開ですが、悪くはないですよね。上等な食材ばかり揃って、さあ、どう料理するかはシェフ(監督)の腕次第なんですが、力量不足は否めません。演出がストレートすぎるようですね。マーサとマリオが結ばれるシーンも唐突な感じを受けます。もう少しひねりをきかせて、途中に盛り上がりを入れてもらえたら、2人でリナを迎えに行くシーンで大泣きできるのに。ハートウォーミングな作品とキャッチ・コピーにはあるけれど、あまりにも展開が淡々としすぎて、最後があっけなくて、泣くに泣けません。セラピストや階下の建築家の存在意義も乏しいです。それに、マリオのウソ(死んだ母)にほだされて食べたくないパスタを口にする程度の良識は持ち合わせているマーサが、ちょっと料理をけなされたからって、いきなり客を怒鳴ったりテーブルの上をひくっり返すかなあ。王様のレストランの「しずかシェフ」でも、お客様にあそこまではしなかったですよねえ。まあ、だからセラピストのお世話になっているのかしら。料理そのものの映像表現も伊丹十三監督の「たんぽぽ」には、はるかに及びませんねえ。それでも、私はレストランや料理好きなので最後まで飽きずに鑑賞できました。作品のもつテイストも十分伝わってきましたので、佳作といってもいいかと思います。 追加:リメイク版「幸せのレシピ」を見て、オリジナルの素晴らしさ(冬のドイツの重苦しい空気の中で対照的な性格の男女の織りなすストーリー展開の素晴らしさ)を見直して+1点です。
[DVD(吹替)] 8点(2006-05-17 20:02:23)
95.  奥さまは魔女(2005)
キャハハッ、と面白かった。音楽もオリジナルだし、クララおばさんや、アーサーおじさん、グラディスさんにも会えたし。シャーリー・マクレーンさんやマイケル・ケインさんも、老いて尚お元気そうだし。よかった、よかった。うん、うん。
[DVD(吹替)] 6点(2006-05-15 22:07:09)
96.  ボン・ヴォヤージュ
やっぱり一つの作品にあれこれ詰め込みすぎの感は否めませんねえ。アジャーニは、でも、こういう小悪魔的な役もこなせるんですね。彼女は、精神に異常をきたす役、何処か狂気をはらんだ役、本格的な悪魔のような役。こういった役がふさわしいと思ってたんですけど、小悪魔ぶりも板にはまっていました。あと、パリ陥落の前後のフランス人の脳天気ぶりと慌てぶり。そういう時代の雰囲気も面白かったです。フランス人って、な~んも抵抗しなかったのね。架空の物語とはいえ、親独ヴィシー政権の要人の愛人になって、パリ解放後はひどい目にあわされなかったのかなと、いらぬ心配をしてしまいました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-14 22:38:53)
97.  逢いたくて(2002) 《ネタバレ》 
この作品は主演女優(ドヌーヴ:ファネット)と3人の助演男優からなる作品だと私は思っています。中年のファネットは、めぐり逢い(1957)を観て涙する、子供も成人した(多分)バツイチの美術編集者。学生時代の同窓生のフィリップ(後ろ姿のみ登場)が忘れられない。同じく同窓生のベルナール(フィリップの影としての役割か?)が言い寄ってきてもこれをはねつける。そんなある日、フィリップから、ニューヨークのエンパイアステートビルの最上階で逢おうと手紙が来る。彼女は仕事でニューヨークに行き、そこで写真家のマットと出会う。マットもファネットを誘うが、彼女はフィリップと待ち合わせたエンパイアステートビルの最上階に向かう。エレベーターの前でベルナールを見つけて、彼女は再会を断念し外で待つマットの元へ向かう。ざっと、こんなストーリー。ファネットの気持ちの揺れは丁寧に描かれているけれど、助演男優のプロファイルがぼんやりしていてわかりにくい。でも、それでいいような気がします。私見ですが、ファネットは、昔の恋に恋してる。最後にエレベーターに乗らずに、マットの方に行ったのは、「昔の恋」を断念しマットを選んだのではなくて「昔の恋に恋し続ける」ことを選んだのではないだろうか。そう考えるとファネット以外の人々の描写は、ソフトフォーカスでいいのだと思います。作品の中で2カ所、ドヌーブに対してハッとするような行為が行われますが、それは観てのお楽しみです。大人の雰囲気が漂う中に、ファネットの乙女心がチラチラ見える、女はいつまでたっても乙女なのよということをアピールする作品です。余談ですが、原題のAu Plus Pres du Paradisは、めぐり逢いの中でデボラ・カーが、待ち合わせの場所を「天国に一番近いところ」と呼んだことから来てるみたい。フィリップからの手紙に書かれた待ち合わせの場所も、たしかPlus Pres du Paradisと読めました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-12 21:31:25)
98.  抱擁(2002)
パッケージの解説が気に入って予備知識なしに借りてきた作品です。鑑賞前に、ここのレビューを読んだらいい感じ。レビュー通りの佳作でした。過去の詩人の二人と、現代の研究者の二人が交互に入れ替わるのですが、とても自然な感じです。タイムスリップものではないのですが、ちょっとそういうテイストがあるかなあ。地味だけれどもとっても上品な作品です。こういう映画、もっともっと見たいですね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-12 21:29:09)
99.  恋愛適齢期 《ネタバレ》 
大変にできの良いコメディです。ダイアン・キートンは、しわだらけで豪快に泣き笑い。ジャック・ニコルソンは、トドのように太ってる。でも、どちらも可愛いいです。作品の設定では、二人ともこれまで本当の恋をしたことがない。63才のニコルソンは30過ぎた女性とつきあったことがなく、セックスしても同じベッドでは決して眠らない。ダイアンは仕事仲間と「都合の良い」結婚をし子供がいるけど、離婚し前夫とは相変わらず仕事仲間。そんな二人が、セックスしたあとに本当の恋におちるというお話。なので、初老の男女の、いわば初恋(?)を描いてる作品です。その二人にキアヌがからまって・・・というストーリー。作品の流れがダイアンとニコルソンがくっつくという設定のせいか、私がダイアンの年だったら、やっぱニコルソンを選ぶなあ。キアヌだといっつも緊張して疲れそう。ニコルソンなら平気で大笑いできて楽しそう。ホントに楽しいコメディーでした。
[DVD(字幕)] 9点(2006-05-12 21:26:10)(良:1票)
100.  ヴェニスの商人
この映画を「シェイクスピアの戯曲」と関連づけないで観ればとてもいい映画です。原作は喜劇でこの映画は悲劇になってますよね。なので、喜劇として観るとあてはずれ。今、ヴェニスの商人を映画化しようとすればこういう形でしかできないのでしょうね。それでも、映画としては大変良いできですし、台詞も設定も原作とほとんど変わらないのに、配役・演技や音楽・光などの効果で喜劇の戯曲も悲劇に変わってしまうんですね。映画というのはほんとうに奥が深いなあと、原作が有名なだけに感じてしまう作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 17:33:14)(良:1票)
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