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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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81.  ファウスト(1994) 《ネタバレ》 
非常に難解な映画でした。 寓意的なものが多くて意味不明な点が多かったです。 ただヤンシュワンクマイエルのアニメーションの面白さは楽しめました。 基本的にシュワンクマイエルの作品はダークなのかもしれませんが、その中でも かなり暗い作品だったと思います。 悪魔や錬金術が題材だったのもあるかもしれません。 現実から幻想へ、あるいは現実から人形劇の世界へと迷い込みますがそれがとても深いです。 なぜか以前はレンタルのホラーコーナーにあったのですが、 一般のホラーとは異なりつつも、悪魔の表現は恐ろしく迫力があって、これはホラー以外の何物でもないとも思います。 シュワンクマイエルの作品は食べ物が印象的ですが、この作品も 奇妙な食べ物がおいしそうでありながらも半分はグロテスクでした。 天使と悪魔の描かれ方がユニークです。 木でできた顔がゴロゴロと転がってくるシーンは忘れがたいです。 美しい庭園はなにか不気味さを覚えました。 ストリートオブクロコダイルとも似たダークな美しいシーンがあります。 社会的に見てはいけないものをもろに見てしまった感じはどなたかが言っておられたようにデビッドリンチの映画のようでもあります。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-30 02:14:26)
82.  ザ・ギニーピッグ2 ノートルダムのアンドロイド 《ネタバレ》 
伝説の和製スプラッタシリーズ5作目。 酷くて見れた映画ではないです。 キチガイコビトは病床にふける姉を治すため日々洋館に籠り動物実験を続けます。 やがてそれは人体実験へと変わり、狂気をていしていきます。 内容は背むし男がフランケンシュタイン博士の真似ごとをするという感じで、 どことなくゴシック趣味な感じがします。 若い女性の死体を解体して各パーツごとに開発してゆく過程はまぁ変態的な愉しさを感じますが。 滅多刺しにするシーンは長いし効果音が酷いです。 他にコビトが自分をはめようとした男を実験台にする場面がありましたが 実験の過程で徐々に腐敗、崩壊してゆく様は汚いです。 洋館と廃墟の感じはちょっと良いですが、ただただ暗いです。
[DVD(邦画)] 2点(2014-12-30 02:13:46)
83.  ギニーピッグ 戦慄!死なない男 《ネタバレ》 
ファミコンやアニメ、音楽が好きなごく普通のオタク会社員だった男。 しかし大都会の中、会社にも人間関係にも溶け込めない男は精神に異常をきたし、アパートの自室にこもって自殺を図ります。 しかし男の体にはある異常事態が起こっていました。 ギニーピッグ3は”何をしても死ねない男”。 最初は暗い物語だと思ったんですが、なんですかこの明るさは。 スプラッタはグロいんですが、最後はサイコ―の爆笑コメディになってます。 前作、前々作での悪名を挽回するかのように笑いを誘ってきます。 「ギニーピッグってそんなに悪じゃないぜ」と、ダジャレの連呼で親しみやすさをアピールします(でもグロい)。 後輩は人が良いです。 後輩は何気に先輩が大好きみたいです。 この後輩が後半でかなり笑えます。 OL役に柴田理恵さんが出てます。 みんなから忘れられた男は自分の体をバラバラにすることでみんなから優しくされたみたいです。 健康な体を持て余し自室に籠っていた男は、首だけになってやっと「明日からオレ絶対に会社行く!」って、面白すぎます。 あと、パンクロックがなんかカッコいいです。
[DVD(邦画)] 4点(2014-12-30 02:10:11)
84.  ギニーピッグ 悪魔の女医さん 《ネタバレ》 
ギニーピッグ4の内容はオムニバス形式です。 悪魔の女医さんピーターが患者の変な奇病を治療?していくブラックコメディ。 スプラッタもありますが、「1」のような暗さは皆無です。 とにかく奇病がアホらしくて笑えます。 面白いんですが、このナンセンスさをどう評価したらいいのか困ります。 一番印象に残るのは人肉の試食会。モンド映画みたいで、社会とのズレがたまりません。 悪名高いギニーピッグシリーズですが、 ピーターをはじめ久本雅美さん 、柴田理恵さん、こぶ平、竹中直人など豪華俳優陣を見ると、 ぜんぜんアングラって感じがしません。 まぁ当時はこの方たち皆さんアングラ劇団の団員か何かだったのでしょうけど。 エンディングの”地獄のパイ投げ”ですが 血の塗料が耳に入ったら中耳炎になっちゃうと思います。 見終えた後、ピーターの地獄の診察に掛かってみたいような、みたくないような、、、そんな感じです。  
[DVD(邦画)] 4点(2014-12-30 02:09:57)
85.  ムカデ人間 《ネタバレ》 
かなり最悪な映画でした。トラウマ映画かもしれません。 発想はちょっと下らないけど大胆で、なかなか奇抜な映画でした。 内容はマッドドクターが人をさらってムカデ人間に改造してしまうというもの。 このマッドドクターというのがとても怪しくていいです。 犬の写真を眺めるドクターの異様さ、注射するときのドクターの恍惚感はなかなかイってます。 この映画で最高に雰囲気が出ているのはドクターが被験者たちに手術の説明をする場面です。 そのアンダーグラウンドで危険な感じはある意味で名場面だと思います。 それにしても被験者の一人は日本人ですかw さらに男を先頭にして何が楽しいのか分かりません。美女を先頭にしたならもっと評価できたのに残念です。 日本人を先頭にしたのは「コミュニケーションできない状況を作った」のだとか。  結局この映画を考えた人の目的って「美女に自分の肛門を舐めさせたい」とか「糞を食わせたい」だけのような気もしますが。 前半はシリアスに淡々とプロセスが描かれていてなかなか良かったです。 中盤では下らなくて笑える場面もあります。 結末はちょっと後味が悪いです。 普通、最後尾まで栄養がいきわたらないことくらい博士なら分かるでしょ。そういうバカっぽさもこの作品の面白さなのかもしれません。 最悪な展開の中で二人三脚のような一体感と支え合いの気持ちが出始め、さらに人間として生きる尊厳まで見えてくるのは面白かったです。 最悪な映画なので不要な人は避けて通るべきだと思いますが、恐怖映画やゲテモノ映画が好きな人なら漏れなく見てもいいかもしれません。 ただ、この映画にはかなりの衝撃とある種のパッションはあったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-30 02:09:47)
86.  ZONE ゾーン 《ネタバレ》 
超B級な低予算型モンスターパニック映画。 失笑ものです。 こういうのをアメリカ人がやればまだバカっぽさがあっていいのですが、 暗いロシア人がやっても変な真面目さが出て笑えない気がします。 ショボ過ぎるCGでモンスターが表現されますが、 食いちぎられる人間の内臓までがCGなので手作り感とかグロさが全然伝わってきません。 これはB級パニックホラー映画では致命的だと思います。 チェック柄のヒロインは短パンで綺麗な脚を強調していたのでそこにだけ目がいきました。 チェック柄のヒロインは美人だったかもしれません。 登場人物のひとりのカメラマンが調子に乗っててウザいです。 最初の焚火のドラマがちょっと良い感じですが。 肝心のモンスターですが結構バリエーションがあって楽しめます。 モンスターの出現パターンから、まぁホラーゲームのやりすぎなんだろうなという印象は受けました。 "バイオハザード(プレステ)"で"ハンター"という敵が追いかけてくる視点で見せる印象的なCGイベントがありますが、 この映画ではたぶんそれをやりたかったんだと思います。 まぁこの映画はC級モンスターパニック映画が三度の飯より好きな方だったら恐らくは心の琴線に触れることでしょう。 
[DVD(字幕)] 3点(2014-12-30 02:09:37)
87.  ある戦慄 《ネタバレ》 
未体験な戦慄を覚える 圧倒的なまでにトラウマな映画でした。 人々の腐った様を前半から見せられますが、 お腹がキリキリと痛むほど嫌な気分になります。 しかしこの"性格の悪さ"がよく人々の特徴をとらえていると思います。 これが病んだアメリカの肖像なんだと思いました。 ソリッドなモノクロ映像がなかなかいい感じです。 最初はイタいだけの人にも見える二人の迷惑者ですが、しかしだんだんと度を超えてこの二人が悪魔にしか見えなくなってきます。 隔離された特殊なシチュエーションの中で起こる 迷惑者二人によるある暴力はまさに異常でした。 その不条理さは観客の神経を逆立てます。 もしかするとファニーゲームの先駆けなのかもしれません。 人々の裏の表情をどんどん暴いていく面白さと、人々を追いつめていく緊迫感が素晴らしく、 社会派な感じもして面白かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-30 02:08:54)
88.  アローン・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
僕の印象にある"アローンインザダーク"というと昔プレステでやった "アローンインザダーク2"です。 プレイ後そのあまりの難易度に3日で辞めましたが、ゲームの持つインパクトは凄かったです。 そのシュールで理解不能な世界観を映画にも期待しましたが、 全くそれとは違う内容だったのが残念です。 まぁ自分はPS3の"アローンインザダーク"シリーズ最新作をプレイしていないのでなんともいえませんが、 この映画はその最新作を映画化したものだったのでしょうか。 感触としてはあまりにも普通なB級SFモンスター映画でした。 ほんの少しクトゥルフの要素は感じられましたが、 それ以外は普通のモンスター映画だったと思います。 スケールを大きくするならばせめて手前で起こってることの状況は分かり易くしてほしいと思います。 B級映画にしては、ゴーストタウンを撮るなど、なかなか大がかりなことをしていたと思います。 唯一印象に残るのは瀕死の女性隊員でした。 全く意味不明で、そのくせどこかで見たことのあるシーンが多かったです。 あと銃持ってる主人公にロングコート着せとけばいいみたいなのこれブームなんですか? 中二じゃないですか。
[DVD(吹替)] 4点(2014-12-30 02:08:33)
89.  レベッカ(1940) 《ネタバレ》 
サスペンスの巨匠ヒッチコックが手がけた作品に唯一ゴシック映画があるというので当時観てみた記憶があります。 今回が2度目の鑑賞です。 ゴシックの観点でいうと怪奇といえるものはないにしても、 ヒッチコックの作風にしては幻想性がとても高いです。 狂おしい退廃ロマンです。 登場人物の心は闇にとらわれ、 亡きレベッカの因縁は強く館にあり続けます(まるで生きているかのように)。 霧と荒波に覆われた舞台。 不気味な小間使いなど、怪奇幻想映画のシチュエーションをほぼ満たしてる模様。 まさしくゴシック・ミステリーの傑作でした。 「レベッカ」「マンダレー」という単語の響きにさえなにか幻想性を感じてしまうのはちょっといきすぎでしょうか。 ただ現存するフィルムが質の悪いせいか、映像が鮮明でなくこもってるのが残念です。 それもこの物語の幻想性に拍車をかけているともいえなくないのですが。 出来ればこの美しい物語を鮮明な映像で見てみたいものです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-30 02:08:18)
90.  トレマーズ 《ネタバレ》 
小さいころに見て怖かった記憶がよみがえりました。 そんなこと全く忘れての鑑賞です。 この映画がモンスターパニックの良作たらしめるのは エンターテイメント性の高さと登場人物のキャラクター性の豊かさだと思います。 キャラクターが豊かだとどのキャラクターもがその物語の主人公であるかのごとく重要な役割を果たします。 皆そこに暮らす人間としての意地を見せつけるので誰でも殺されるのが惜しいほどです。 独特のテンションがあってホラー映画とは思えない明るさです。 西部の雰囲気とファンタジーな雰囲気がほのかに感じられ、 家族向けな映画とさえ感じます。 若きケビンベーコンがサイコーに魅力的な演技を見せています。 砂漠の辺境の雰囲気はそこに住んでみたいと思うほど魅力的でした。 当時のアメリカの若いカップルが映画館に見に行く映画という感じで、 その当時のモンスターパニックの勢いを感じさせる怪物は見ものでした。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-30 02:08:06)
91.  プロメテウス 《ネタバレ》 
タイトルが”エイリアン5”とか”エイリアンzero”とかだと「ちょっと違う」ってなりますが、 タイトルを変えたことで許容範囲内ですし、オリジナルの世界観も広がったかなと思います。 最初に宇宙人の顔でビビった。 ストリートファイターシリーズのボスキャラにでもいそうなマッチョな宇宙人です。 またこの”プロメテウス”は「ギーガー」というよりも「ベクシンスキー」っぽくて芸術的です。 映像の美しさは満点だと思います。 しかし残念なのは(ギーガー・デザインによる)グロテスク要素が減ったことです。 大胆にいっちゃえばスピリチュアルファンタジー系です。 ダークさよりも宇宙と生命の神秘です。 色々な宇宙生物が出てきます。どれもデザインが素晴らしく知的な感じさえしますがエイリアンとは異質です。 あと高度な文明はラピュタを思わせます。 それからバイオハザードのタイラントも出てきましたし、 アルビノ化したジルバレンタインも出てきたかもしれません。 どの映画でも食事シーンで箸を使って食べているシーンがあれば日本文化が作品に浸透している確率が高いとか思ってます。 もし”プロメテウス2”があるとすると監督はキャメロンでしょう。けっこうこの作品はアバターっぽいところがありましたし。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-17 17:23:17)
92.  沈黙の標的 《ネタバレ》 
B級アクション映画の真髄、それすなわちセガール主演のアクション映画。 今回のセガールは考古学者なのにめちゃ強いです。 渋いアクションとB級なストーリーが奥深いです。 重要なシーンから何気ないシーンまでけっこう描写が足りてない気がします。 獄中でいつの間にか芽生えた友情にはビックリしました。 自己紹介しただけじゃん。 それに対して最愛の人の死に対する感情の描写が0点です。 そこはきっと男(オヤジ)としてこらえたのでしょう。 さすがセガールアクション、男の中の男の映画です。
[DVD(吹替)] 5点(2014-12-16 23:22:57)
93.  アンチクライスト 《ネタバレ》 
意味不明なんですけど深い感じがします。何となくですが。 芸術性を感じますし、グロテスクな対象に詩的な美しさをもたせています。 自分には関心がもてない話でしたが 嫌いではない感覚です。 この監督にとって観客のブーイングはきっとおいしいことでしょうね、 スタンディングオベーションとブーイングで会場が真っ二つに割れることはラースフォントリアー監督にとっては大成功なんでしょう、きっと。 私にはちょっと感情移入しがたい話でしたので、以前見た彼の数本の作品よりも胸糞悪さは無かったです。 詩的映像表現や静寂の自然描写、音の使われ方、難解さと寓意性などでタルコフスキーっぽいものを感じてましたが、 どうやら気のせいではなかったようです。 それを思うとなんだか荘厳な作品のような気がしてきました。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-16 23:22:47)
94.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
サイコサスペンスの名作。 恐らくは映画における「サイコパス」という位置づけの分岐点になったかもしれない作品。 今ある映画で、この作品がなければ何も始まらなかった作品は多いと思います。 精神分析が事件の謎を解いてく過程が面白かったです。 人の心の闇が芸術的な描写で表される作品です。 またこの物語のキーワードのひとつといえるのはジョディフォスターの美貌です。 働く女性が美しい容貌を持つことの社会的な影響力が伝わる描写は見事です。 美女と野獣、芸術性とグロテスク、知性と狂気(ハンニバルレクターがみせる態度の紳士さと凶暴性)、 これらが陶酔的なバランスを保っていて完璧に思えます。 ジョディフォスターの美貌が闇をこじ開けるカギとなっている点で、 この作品における彼女の美貌は重要な要素です。 闇の描写においては様々なジャンルをヒントにしているようで、 ドラキュラは勿論の事、"サスペリア"や"悪魔のいけにえ"の影響も受けているのではないでしょうか。 久々に観賞して感じたのは音楽がメランコリックで凄く良いことです。 ジョディ(クラリス)の汗染み最高です。
[DVD(吹替)] 10点(2014-11-03 15:46:23)
95.  ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 《ネタバレ》 
アートを長年コレクションし、それが物凄いことになっている老夫婦のドキュメンタリー。 コレクションという行為そのものがアートであるという。 老夫婦にとって、アート作品のコレクションは金儲けではなく、 あくまで「好きだから買う」というスタンスはかなり気に入った。 金儲けではないが故にアート市場の価値の変動に老夫婦は無頓着で、 自分の収集したアートは一切売らなかった。 何かをコレクションしてる人はぜひ見てほしいです。 現代アートを少しだけ分かった気になれる映画だった。  それ以上に老夫婦の姿が愛しく素敵であった。 近代美術館のような、ミニマルアートを意識したかのような全体のつくりがお洒落で好印象。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-13 00:48:24)
96.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
最近では聴かない日は無いほどヒット曲、 「ありのままの姿見せるのよ♪」といった主題歌を聞いて「どうせ女子力アップの映画だろ」とか思っていた。 また同じ主題歌を聴いて「ありのままの姿見せるのよ」なんてそんな堂々と開き直って言う事でもないだろと 少し違和感を感じていた。 さらにこの映画の大ヒットに妙なもの(それについては書かない)を感じていたが、 映画の内容自体は良かった。  自分で見ておいてなんですが、自分はミュージカルが少し苦手なので、最初のテンションに乗り遅れてしまった。 歌にしてもちょっと恥ずかしくなるのがいくつかあった。 曲的には「Let It Go」より「ドアを開けて 一緒に遊ぼう」のほうが可愛らしくて好きです。 ちょっと歌の感じはアニーに似てるかもしれない。  視覚的には、クリスタルのような氷の表現はファンタジーとしてかなり良かった。 幻想的な美しさを感じる。 ラプンツェルに比べると寒色系の色をメインに使われているので、 夏に観れば清涼感アップだと思う。  CGグラフィックは最高水準だったと思う。 でも大ヒット中の主題歌「Let It Go ありのままで」が いってみれば女王様が自分のまわりに壁を作ってしまうとき、もしくは悪堕ちのような状態で使われてるのもどうなのか。 いや、シーン自体はいいですが。 自分の特殊能力で城作っちゃうなんてカッコいいし。足を強く踏みしめるところが好き。 なんか孤独な女王見てて涙出た。 本作ではヒロインが二人いることが話題になった。 自分は冷たい感じの姉エルサよりもドジっ子で明るい妹アナが素敵だと思った。 (しかしこういうのも最近はちょっと変だと思う。 城で育って、ましてや門を締めきって隔絶されて育ったのに、 あんな素直で快活な女性に育つワケがないと思う。だからって評価を下げる気はないが) あと、雪だるまのキャラ”オラフ”が凄く良かった。ちょっと病んでるが。 ラプンツェルには少し劣るが良作だと思う。 ディズニーのCGアニメは全部ピクサーだと思ってたら違ったですね。 
[映画館(吹替)] 7点(2014-06-13 00:24:16)
97.  マッドマックス2 《ネタバレ》 
ヒロインなんて関係ねぇ!まさに男の映画。 人の心は荒みきり、ほぼ全員が悪役。 前作から一転し、世界は完全な世紀末の荒野と化していた。 ガソリンを巡る争奪戦が繰り広げられる。 ガソリンがあんまり無いのに走りこむところが男らしい。 悪党どもはどう見ても絶対に北斗の拳のザコキャラの元ネタだ。 悪役は1作目よりも緩いのが残念だ。 お金をかけた分だけ世界観は出せたが、 1よりも粗野な感じが薄くなったのは少し残念。 しかし終盤のカーアクションは最高にカッコいい。 パニックシーンで使われてる音楽も良かったと思う。 アドレナリン出まくりでした。 錆びた改造車が砂埃を巻き上げるソリッド感。 荒野で繰り広げられるデスレース。 エンジンとスピードが好きならば是非とも見てください。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 21:54:46)
98.  マッドマックス 《ネタバレ》 
北斗の拳の元ネタとして有名な映画だ。 とてもカッコいい映画なのだが、とても生々しく血生臭い場面が印象に残る。 特筆すべきは世紀末感丸出しな悪党ども。 この悪党どもが非常に素晴らしく、とくにボスが儀式というか哲学を持っていてこいつはただ者ではない。 カーアクションとしては真っすぐな道をただ走るだけの場面が多いが、 破壊とスピード感があって心地よい。 カーチェイスのシーンは獲物を捕らえるかのような迫力がある。 警察署はボロすぎて世紀末感が出ているが、病院は結構新しいのでまだちゃんと世界が機能しているようだ。 ヒロインが超セクシーだった。 主人公とヒロインは結婚していて赤ちゃんもいるのに、赤ちゃん完全スルーしてる場面が多いです。 普通の映画では絶対に取らないような行動がみられる。そういった行動パターンがおかしいところがまた逆に面白い。 自分は数ある映画の中で最も粗野だと思えるこの映画の作風が好きですが、 またエンジン好きの人にはたまらないんでしょうね。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 21:51:07)
99.  タクシデルミア ある剥製師の遺言 《ネタバレ》 
映画史上最も奇妙にしてマニアックなカルト映画。 映画の中で行われることの多くは最低で不快だけど、そのどれもが心を強く魅了する。 ドロドロしたもの、人間的なものをユーモラスに童話のように描いている。 いやしかしここまで飯がマズくなる映画は無いだろう。 デブ男のゲロシーンの連続ってどんだけマニアックなんだ。 序盤はまるで「ブリキの太鼓」を思い出すような変な雰囲気だった。 官能的なのではあるが、とても見たくはないエロス、生々しい、美しくないエロスだ。 ドラマ形式であるが誰も見たことのないような世界を作り出している。 突拍子もない話が面白くて、映像もかなり面白いので終始画面にくぎ付けだった。 謎の寓意が多くてやや不思議な世界に迷い込むが、軸がしっかりしてるので鑑賞者の心を逃さない。 前半はなんでホラーなのとか思ってたけど後半で少し分かった。 解剖シーンはグロテスクであるが官能的で、なんかおいしそうw これだけ不快な内容を詰め込んでもエンターテイメントと芸術の中間の域にあるのは凄いと思う。 下品極まりないが美しいのだ。まさにワンダーランド。しかしもっと普通に生きればいいのに。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-01 21:44:04)
100.  バタリアン 《ネタバレ》 
コメディホラーの傑作。 バカなエネルギーに満ちている。 以前何かの映画で「走るゾンビ」について書いたが、この映画をまるっきり忘れていた。 まぁこのバタリアン(オバンバ?)どもがゾンビであるかは「?」であるが。 どちらかというと「ゾンビ」というよりも「悪魔憑き」に近い感じがする。 それはおいておいて何よりも魅力的なのは世紀末なパンクロック野郎どもだ。 意外と好青年っぽいところがあるし、暇だからって墓でパーティーしようとする突拍子もなさが素敵。 中でも赤い髪の女は必見である。もしも”バカ賞”があるとするならば彼女で決定だ。 登場人物みんなふざけまくってて面白いです。 バタリアンどもはヒステリーがかった演技を見せて迫力満点、予測不可能。 ゾンビ映画にしては珍しく中ボスキャラ”タールマン”がいる。 このタールマンがまた最強にして最高で、凄い存在感なのだ。 この薬品のもとになっているのは放射能だろうか。 とにかくバタリアンどもが地獄からあふれ出た感じだし、バイオハザード起こりまくってるし、世紀末感たっぷりだし、もうどうしようもねー。 音楽もすごく良いし。 なんかマイケルジャクソンのスリラーを思い出す場面もあった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 21:44:01)(良:2票)
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