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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4669
性別 男性
年齢 41歳

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1061.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
ほぉ、、、、、ハンニバルのお面は、侍のお面が元だったのか、、、、。大味なハリウッド映画として、純粋に面白かったです。逆に言えば、レクターファンが求める、ハンニバルシリーズ独特の雰囲気はこの作品にはありません。それは、これまでの作品がハンニバルの謎を追うサスペンス作品なのに対して、この作品はハンニバルの謎を解く、立場が逆のストーリーであることに起因しているのかも。人格形成の部分に関していろいろと疑問点はあるかもしれません。これがまぁいわば始まりであって、この復讐劇の発端が殺人することの快楽に変わっていった、と考えることにしましょう。ムラサキさんの言葉を借りれば、愛するに値するものがなくなってしまった男が、復讐という目的を果たしてしまったから後は単なる殺人鬼と化したハンニ、、、ああもういいや!なんせ創造主のトマス・ハリス自らの脚本ですから、こういうことなんだって黙って受け入れるしかないですね(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 22:50:23)
1062.  蝉しぐれ 《ネタバレ》 
亡がらを乗せた車を引きながら山道を登ってる途中に、向こうからふくが走ってきて文四郎を助けるシーンが凄くよかったですね。ぐっとくる一番おいしいシーン。それでまた音楽も結構いいんですよね。強さとやさしさがうまく表現されてた気がします。役者陣の台詞がどうも棒読み口調だったのがちょっと残念なのと、子供の頃を走馬灯みたいにして見せるラストシーンは、ちょっとくどくなるからいらないかな、と思いました。
[地上波(邦画)] 7点(2007-09-02 21:56:26)(良:1票)
1063.  ヒマラヤ杉に降る雪 《ネタバレ》 
「戦争とそれによる人種差別、偏見」「殺人事件とその真相」「恋愛と未練」このシリアスとサスペンスとラブの3つの要素が見事に絡み合って、この作品独特の世界観を作り上げています。人間の一筋縄ではいかない奥深さ、多層な精神というものが端的に表されていて、とてもいい。監督はラブの部分を強調したかったらしく、映像表現の仕方はイシュマエルの感情と思い出をそのまま映像化したような幻想的で凝った作りになっていて、それでいて現実世界の描写は大人らしい落ち着いた雰囲気になっていて、個人的には好感の持てる表現の仕方だったと思います。原作「殺人容疑」はフィクションではありますが、偏見と強制収容、実際に起こった事件を元にして作られた、いわばアメリカの影の歴史の部分にスポットライトを当てた作品なわけです。その意気込みに、純粋に賛辞を送りたい。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-27 01:25:16)
1064.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 
ジュリアナ東京、ボディコン、太眉、万札でタクシー止め、MCハマーに飯島愛にラモス瑠偉、スターどっきりマル秘報告にオープンハート、、、、、いや~、確かに面白い、笑えます。まぁ、相当にご都合主義、ありえくなない?展開で、つっこみを入れていったらきりがないんですけど。単に昔懐かしいネタと台詞だけじゃなく、シナリオ自体にもう少し説得力を持たせたら、もっとよかったんですけどね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よりも、女性に殴られまくりな点や、携帯が人に蹴られまくるシーンなんか、明らかに「インディー・ジョーンズ」そのものなんですけどね。わかる人だけにわかるパロディに、少しニンマリ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-08-19 01:35:55)
1065.  ウィズ 《ネタバレ》 
エリック・サティがクレメンティのソナチネをパロディ化して作った「官僚的なソナチネ」みたいなのと一緒で、この作品は白人だけが出てくる白人音楽のミュージカル「オズの魔法使い」を、黒人だけの黒人音楽による、言ってみれば「裏・オズの魔法使い」みたいな、当時としては意欲的な愉快さに満ちた作品。ただ、オズが実は単なるしがないおっさんだったというひねり意外にストーリーとして特注すべきところはなく、あまりに素直すぎる作りなので、個人的にはもっと毒々しいネタなり意外性のある展開なり、オリジナルなアイデアをたくさん盛り込んでほしかった。
[地上波(字幕)] 7点(2007-08-15 22:36:00)
1066.  中国の鳥人 《ネタバレ》 
なかなかよかったと思いますねぇ。三池崇史ってまさになんでも屋さんの典型みたいな人で、あのデ・パルマにすら「クレイジー」といわれるぐらいのものですが、それでもちゃんと監督のしての力量はあるんだってのが、こういう割と真面目な作品を見るとわかります(笑)。インテリ風サラリーマン、暴れん坊で人情味あるヤクザ、片言のおもしろ日本語を話す中国人ガイドのおっちゃんに、今後の展開にとって重要な鍵になるうら若き乙女。なんというか、よくありがちな形式ですよね。実に王道な展開。でも実際に中国の山奥に行ってこれだけの作品を撮るのは、かなりたいへんだったんだろうなぁ。戦闘機がちょっとハリポテくさいのが残念だったけど。
[DVD(邦画)] 7点(2007-08-12 01:09:56)
1067.  ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ! 《ネタバレ》 
いやぁ、ここまで完成度の高いクレイ・アニメって初めて見ました。霧のかかった街並みの風景のリアルさとか、キャラの実に細やかな表情とか、まるで現実の世界を撮影でもしてるかのようなあのライティングのうまさとか、一体なんなんですかねこれ。凄いとしか言いようがないです。英国のアードマン社と米国のドリームワークス社がタッグを組んだ一本、つまりはクレイアニメのプロ中のプロと、最先端の映像技術を有したプロ中のプロが手を取り合った。よく見てると結構CGが使われていることに気がつきますが、それがもうなんの違和感も無く完全にクレイアニメと一体化してる。「目的と手段」が逆になってるアニメが多い中、この見事なまでの画作りの関係は特筆に値しますなぁ。ストーリーはいたってシンプルなわけですが、ストーリーよりも魂が吹き込まれたキャラ一人一人の持ち味が魅力です。うさぎ達のかわいいまぬけ面、敵のワンコの情けない表情に思わず笑い、ウォレスの憎めないその性格に共感し、グルミットのはらりと流れるその涙にグッとくる。なんかもう、あまたの数ほどいる生身の人間の大根役者よりよっぽどいい芝居しやがるなこいつら(笑)。
[DVD(吹替)] 7点(2007-08-05 22:38:12)(良:1票)
1068.  太平洋ひとりぼっち 《ネタバレ》 
なんといっても堀江謙一さんと言えば、日本を代表する海洋冒険家ですから、その功績からいって、陸の植村直己と共に賞賛されうる人じゃないかと思いますね。1962年、小さいなマーメイド号で日本人として初めて太平洋を単独横断した。という記録自体は知っていても、具体的にどんなバック・ストーリーがあったのかは全然知りませんでした。この作品を見て初めていろいろなことがわかりましたね。どんな物を詰め込んでいったのか、どんな機器を使ったか、どんな危険なことがあったか、どんなものを食べたか、ずっと一人で居続けると、精神上どんなことが起こるか、そしてなにより、家族とのいざこざ。反対し続ける両親。当時は「密出国」なんて言われていたんですねぇ。堀江さんの、意志の強さと前向きさには、感服させられます。
[インターネット(字幕)] 7点(2007-07-27 02:38:30)
1069.  犬神家の一族(1976)
お話が二転三転して多層構造になってるもんで、そりゃあね~だろうと思いつつも、見終わって考えてみると、ちゃんと辻褄の合ったストーリーになってるんですよね。あぁよく出来てるなぁと関心致します。印象的な場面や台詞の連続って感じで、観賞後もいろんなシーンが思い起こされます。配役も完璧ですしね、皆さんそれぞれ個性的な演技をしてらっしゃった。スケキヨ君の、口とかをうにゃ~って動かして仮面を顔にフィットさせるシーンがどうにも頭からこびりついて離れないんですよ。スケキヨ君、頼むから夢に出てこないでね。
[DVD(邦画)] 7点(2007-07-22 22:59:47)
1070.  不都合な真実 《ネタバレ》 
ドキュメンタリーというか、温暖化という問題を知らしめるための一つのいい宣伝素材という感じで、ゴアさんの見事なまでの講演を堪能することが出来ます。いかに人々にわかりやすく伝えるか、1000回以上もの講演を重ねて来た彼がなし得た、一種のパフォーマンス・アートと呼んでもいいくらい。まずは地球の映像を見せる。カール・セーガンの言葉を借りて、ボイジャーファイナルショットの青い点になった地球を見せる。そしてその星で起こっている事をわかりやすく説明。「これは政治の問題ではなく、モラルの問題だ」は素晴らしい言葉です。何事も矮小化して考える我々の癖をうまいこと指摘してますな。その後はいろいろな科学的データを見せて温暖化の恐怖を教えてくれます。一番印象的なのは、南極の氷が気温の上昇によって穴だらけのチーズ状みたいになっちゃって、一気に崩れ落ちるという話。あれがグリーンランド全域で起きていて、もしグリーンランドの氷床が溶けたら世界の大都市は海に沈んじゃうよって。実に恐ろしい!一番有意義だなと思った話は、経済と環境は両立するという説明。これが対立するものだと思ってる人がまだまだたくさんいるんだろうという事実。これこそが、温暖化阻止にむけての最大の阻害要因かもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-10 22:40:29)
1071.  王と鳥 《ネタバレ》 
宮崎駿に影響を与えたっていうのが宣伝文句であったんで、どれどれと見てみたら、なるほど、確かに「カリオストロの城」はこれによく似ている。でも彼の場合はいつも明るい作品だけど、これは凄く皮肉っぽい、ちょっと怖い作品ですよね。絵から抜け出して来た王様が本物と入れ替わっちゃったりするところなんて、結構怖いアイデアです。ラストにもびっくりですね。全部ぶっ壊して、しまいには自分の巣箱までぶっ壊しちゃう鳥さん。王と鳥。王という暴君を倒すはずだった鳥までもが暴君と化した、なんとも皮肉な結末でした。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-10 22:09:59)
1072.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
アクション映画とてしは、申し分ない出来映えだったと思いますねぇ。こう見ていて力の入る銃撃戦は、他を寄せつけないくらい群を抜いて優秀だったし、特によかったのはトンネルのシーンですね。あのたたみ掛けるようなスピード感とカメラワークは、今年のアクション映画のシーンNo.1と言ってもいいぐらいですね。それで前半はつかみOKなんだけど、中盤から後半にかけて失速しますよね。F-35のシーンはちょっとやりすぎかなと思ったし、それに比べてラストはあっけない終わり方だった。ラストの展開をもうちょっとうまく昇華出来るように考えるべきだったと思いますね。でも、全体としてはぐっと締まった、本当によく出来た映画。シリーズ中では、1作目が不動の最高傑作であることに変わりはないけど、本作はそれに次ぐシリーズ2番目の傑作にカウントしてもいいかなと思います。ただまぁ、シリーズものですから、今までで一番凄いアクションを作ろうというのはわかるんですが、そのせいかマクレーンがもはや「超人」と化していたのはちょっと気になるかな。
[映画館(字幕)] 7点(2007-07-02 01:38:39)(良:1票)
1073.  武士の一分 《ネタバレ》 
例えばこのシーンは土砂降りの雨が降っている、このシーンは強い風が吹いている、このシーンは落ち葉、このシーンは突風、という風に、そのシーンそのシーンで周りの環境を使ってうまく表現してるのがいいですよね。それに、まったく無駄に動く事無く、常にシンプルなカメラの動き、構図がとても清々しくていいですね。もう迷いはないんだぞ、みたいな貫禄があります。個人的には山田洋次時代劇3部作の中では、この作品が一番よかったです。新之丞に割と共感出来たのと、キムタクの芝居も決して悪くなかったことと。
[DVD(邦画)] 7点(2007-07-02 00:24:27)(良:1票)
1074.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 
いや~もう凄い凄い凄い!! 怒濤のアクション! 熱い! 痛い! 凄まじい! あ~もうストーリーなんかあったもんじゃない!愛する象を救い出す!ただそんだけ! 一人の男の復讐劇が、今始まる! 悪党どもめーーーーっ!これでもかこれでもかこれでもかこれでもか、くらえーーーーっ!水上シーン、バイクシーン、どれもすごいシーンだけど、一番凄いのはやっぱり螺旋階段のシーンだ!見よ、この一発本番を!この気合いを!この精神を!軟弱な日本男児に送る、タイからのあつーーーーい一本!それがトム・ヤム・クン!食い物じゃねーーーーっ!!
[試写会(字幕)] 7点(2007-05-28 00:15:01)
1075.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
新たに6代目のボンド役にダニエル・クレイグが選ばれた時には、金髪だからかファンからはあまりいい声は聞こえてきませんでしたよね。それで新生ボンド一作目はどうなることかと思ってましたけど、いや~これは凄い。ちょっと暴走気味だったボンドアクションとストーリーを一度原点に戻して、それでいて現代風に、スタイリッシュに、手堅い順当な作りに仕上がってます。やっぱりジェームズ・ボンドには「男が憧れる要素」みたいなのが必要だと思うんですね。この作品にはそれが出てた。冒頭でのおっかけのアクションから、カジノでの緊迫したシーン、それからロマンスのシーン、全て見事にまとまってると思いますね。今まで見た007シリーズでは最高傑作と言ってもいいぐらい。
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-27 23:30:50)
1076.  時をかける少女(2006)
昨今の日本アニメは、とにかく見た目だけ、ビジュアルだけの作品が多くて、中身はというとスカスカか作った本人にしかわからないものかのどっちかしかないようなものばかりだったわけですけど、そういう中でこの作品は見た目じゃなく中身で勝負した稀な一本なんですよね。主人公に愛着が湧くし、物語の展開の仕方もうまいですよね。タイムリープなんてものが簡単に出来ちゃうと、本当はこの一瞬一瞬はもう戻ってこない、つまり時間てのは凄く大切なんだけど、そういうのを忘れちゃう。主人公は結局はその時その時の大切さを学ぶわけだけど、よくよく考えると、タイムリープなんて出来ない私も、実はタイムリープしまくる彼女みたいに、かなりいい加減に人生を送っているような気がします。こういう絵柄に内容だと、実写でもいいんじゃないのって意見もでてくると思いますけど、こういう類の爽やかさって、たぶんアニメでないと表現出来ないんじゃないかと思いますね。
[DVD(邦画)] 7点(2007-05-20 01:50:49)(良:1票)
1077.  父親たちの星条旗 《ネタバレ》 
まず最初に、「善対悪 という単純なものではない。英雄などいない」という、この作品の主題が台詞で語られますけど、これってイーストウッド作品全てに共通してるテーマですよね。常にアウトロー、「善悪の彼岸」の世界をずっと描き続けてきた。この主題ってまさに真実であり、現実なんだけど、彼の描き方のタッチが、この主題に凄く合ってるんですよね。突き放した、非映画的な感じが、現実を描くのにとても適してる。旗を立てただけの人たちが英雄に祭り上げられ、国債を買わせる為の政府の宣伝マンになって奔走する。そのなんとも馬鹿馬鹿しい帰国後の状況と、戦闘中の悲惨な出来事と交互に展開していく構成なんで、より全体として主題がはっきり見えてきますよね。凄く無常なものを感じます。アメリカには選民思想とか、聖書信仰とか、そういう「 理想」というのがあって、常に敵がいて常に前へ進んでいかなくちゃ行けないというお国柄があるわけだけど、実際には善対悪とか英雄とか、そんな世界ではない。いつも理想と現実のはざまにあって、自己矛盾しているんですよね。それで、現実のアメリカは凄く理想に忠実なんだけど、こういう芸術作品という虚構で現実を語るんだよね。そしてそれが評価される。それがアメリカの面白いところだなって思うんです。象徴的、表層的イメージとしての写真の力。その宣伝の作用みたいなものを、アメリカは昔からよく知っていて、常に宣伝の力を利用してきた、そういう歴史があるわけだけど、あの摺鉢山に星条旗を立てる、だけどそれがやらせだとかなんだっていう話になる、これってアメリカそのものを皮肉っている。そんな感じがしますよね。単に硫黄島での戦いを、アメリカ側からの視点で描いたっていうよりも、アメリカそのものを描いたっていう印象ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-20 01:22:59)(良:1票)
1078.  エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ 《ネタバレ》 
人間にとっての二大フロンティアといえば、宇宙と深海でありますが、この二つはとても似ている部分がある。偉大なる映画監督でありながら、また同時に探検家、ロマンチストでもあるジェームズ・キャメロンにとって宇宙と深海の魅力に取り付かれるのは当然のことでしょう。潜水艇で深海に潜ってみると、本当に驚愕に値する生き物ばかり。でっかいクラゲみたいな半透明のクリーチャー。熱水噴出孔にびっしりと生息するエビちゃん達。我々人間を含めた地球上のほとんどの生物は太陽のエネルギーによって活かされているわけですが、70年代に発見された「太陽エネルギーを必要としない深海の生態系」は、生物学におけるコペルニクス的転回とでもいえるようなものだったわけですね。その生態系の代表的な生き物といえばチューブワームでありますが、この生き物は胃が存在せず、体内のバクテリアによって栄養素をもらっている。またバクテリアもチューブワームから栄養素をもらっている。お互い共生関係にある。そうやって生存しているという、これまた驚愕に値する現象なのであります。さて、太陽エネルギーを必要としない生態系があるとなれば、当然他の天体にも同様の生命が存在してもいい。木星の4大衛星の一つであるエウロパには、氷層下に広大な海があると考えられている。また、巨大な木星の潮汐力を受けて内部は活発に活動し(お隣のイオは特に木星の影響を受けている)、熱水噴出孔みたいなものもあるかもしれない。そうすると、チューブワームみたいなものも、もしかするといるかもしれない。キャメロンは期待してそう話すのに対し、宇宙生物学者は微生物みたいなのならいるかも、と。あのやりとりが面白いですね。ラストはエウロパに潜った潜水艇がエウロパの生命に会い、おまけに海底都市みたいなのをバックにして終わる(おいおい、それはやりすぎ笑)わけですが、こういう、まだ人類が見た事の無い世界に大いなるロマンを持っている人にはお薦め出来る一本です。
[DVD(字幕)] 7点(2007-04-17 00:39:04)
1079.  DEATH NOTE デスノート the Last name
なかなかよかったですねぇ。大ヒットしたのもうなずけます。かなり詰め込んだ感ありですが、ここまでまとめあげるのはなかなか大変だったでしょう。ラストの藤原君の表情が印象的でしたねぇ。鑑賞しながらライト君の生い立ちについて気になっていたんですが、さっそく見終わったらそのライト君の秘密が今度は映画化されるって宣伝してるんで、ああ、さすがだなと(笑)。
[DVD(邦画)] 7点(2007-04-09 13:28:05)
1080.  1リットルの涙
ななかよかったですね。最初はちょっとふらつくとか、バランス感覚が少し失ってるとか、そういう初期症状から始まって、ちょっとずつちょっとずつ病気が進行していく。つまり物語が進むにつれて病気が悪化していくわけだけど、当然こういう作品の撮影というのは順撮りだろうと思ってたんです。ところが特典映像を見てみると、バラバラに撮ってるわけですね。これは凄い。主役を務めた大西さんは、気持ちの持っていき方とか演技の仕方とか、かなり難しかっただろうと思います。作品自体の作りも丁寧だと感じましたし、なによりこうやって映画として世に送り出す、ドラマ化もされましたけど、そうすることによって意義がでてくる、ノンフィクションのよさだなと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2007-03-12 00:04:16)
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