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 > ロカホリ さんの口コミ一覧。57ページ目
ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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1121.  シャン・チー/テン・リングスの伝説 《ネタバレ》 
ポスターや予告で「主役が若いキンペーにしか見えないな」と思ってましたが本編を観てもそんな感じでしたね。好青年ぽくはあるものの朴訥としていて表情が乏しくて華がなく、逆に立ち居振る舞いに華まみれのアジアを代表するスターのトニー・レオンに食われまくっていて存在感が薄かったです。トニー・レオンは過去でも現代でも凛々しくてカッコ良かったですね。 ショーンという名前でホテルマンとして普通に暮らすシャン・チー。能力が封印でもされているのかと思ったら冒頭のバス内であっさり戦い出すし素性も語るし、テン・リングスという伝説の武器を使ったアクションも凄いと思うところはなかったな。中国武術はしなやかで流れるように舞い戦うので美しいんですけどね。同じく腕輪を使った『カンフーハッスル』の仕立て屋のおっちゃんの方が殺陣も演出も上手かったし見ごたえがあったなと思ってたら、部屋にポスターが飾ってありましたけど意識してたのかな。 終盤で親父に負けて水中で謎の覚醒をして竜に乗ったとこは『日本昔ばなし』の歌が脳内で流れましたけど、テン・リングスの能力表現がイマイチだし本人もあまり強いとは思えなかったし魅力がなかったなシャン・チー。それを補うためか親友ケイティは喜怒哀楽に愛嬌があって面白かったけど。まあ今後に期待かな。 途中でMCUファンにサービスとばかりにウォンや偽マンダリンが出てきますけど、まさかの偽マンダリンを持ってくるセンスは良かったですね。
[映画館(字幕)] 4点(2021-09-08 22:25:58)
1122.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
ゴジラ相手なのでコングはある程度の機動性で勝負と思ってましたが、ゴジラも妙に俊敏だし簡単に吹っ飛ぶし軽く見えたのが残念かな。ワニガメ+ミズオオトカゲみたいでどうもこの造形と動きは好きになれない。 重厚な巨大生物感を感じたのはvs米軍のトコですね。尻尾の一撃で破壊される戦艦など「コレが観たかったんだよ」というワクワク感がありました。でも映像の進化でいろいろ作られてきたハリウッド怪獣モノも飽きが来たというか目が肥えたというか「結局は見せ方次第だよな」とつくづく思いましたね。地球の真ん中まで到達する熱線がメカゴジラにはあっさり撃ち負けたり、首根っこ押さえつけられて引きずり回されたり、コング待ちとはいえやたらゴジラがボッコボコにされてるのはどうかと思いました。歴代最強レベルの強さのメカゴジラに圧倒されて危うくムートーと同じ末路の上、コング復活からツープラトン攻撃を見せてくれるかと思えばちょっと腕に組み付いたくらいだしお礼参りも出来ず美味しい所はすべてコングに持っていかれた感じ。まあOPからして「あー、主役はコングなんだな」とは思いましたけどね。コレくらいの予算で日本の監督やスタッフで作ったらどうなっただろうな。あと、いなくても何の問題もなさそうな小栗旬は不憫な役と扱いでしたわ。英語頑張ってください。
[映画館(字幕)] 4点(2021-07-07 00:01:21)
1123.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
いろいろと勿体ぶってるだけでやたら冗長に感じましたね。コレが面白い感じに見えるのは、ただ単に白夜の太陽の元に美しい花々が咲き乱れた北欧で民族衣装に身を包みアーミッシュのような暮らしをしている小奇麗な白人がやっている夏至の祭りが舞台で珍しいってだけで、さんざん見飽きた系の未開の地の部族がやっているような血肉を捧げる怪しげな儀式と中身は何ら変わりないな、と。手始めに冬を迎えたジジババが飛び降りて己の命を捧げてましたが一人目が成功し現代社会から誘い出された来訪者が慄いてるトコで、二人目は臆したのか足から落ち失敗し村人が止めを刺すってのも村の異常性を強調するのに見え見えすぎた。その後の流れも「そうなるだろうな」的に思えてなんかノレませんでしたね。最後、生贄の予定だった主人公は勝ち抜いて様々なモノから解放され、憑き物が落ちたような笑顔を浮かべ異常な村で女王になっていましたが、数多く飾られた歴代女王の写真を見た感じだと次の人たち来たら終わりなんだろうなと思いました。
[映画館(字幕)] 4点(2020-03-09 21:00:52)(良:1票)
1124.  犬鳴村 《ネタバレ》 
犬鳴村は都市伝説としていろいろな話を聞いたことがありますが、それらにどっかで聞いたことのある心霊ネタを付け加えて膨らませた感じですね。 犬鳴村に肝試しに入った地元名士の森田家長男とその彼女が祟りに触れたことから霊感のある妹が忌まわしい過去を解き明かしていくという流れ。その祟りに触れた彼女は不気味な童唄を歌いながら徘徊し小便を垂れ流したり壊れてしまい最後には無残な最期を遂げる。ここまでは田舎の血塗られた嫌な土地を感じさせ良かったんですが、主要キャストが出揃ってからは急にキャラが変わったり怪異が起きる条件やターゲットになる対象がよくわからなかったりで微妙でしたね。戦後で差別されてた犬食いの村にしろダム建設のために電力会社の連中が襲って殺し村ごとダムの底とかいう荒業も微妙だし、その村の血筋が森田家でなのはいいとしても獣姦みたいなのはいらなかったな。お化けが映写機を使って村の歴史を紹介したり「なんだこれは」という演出が多かった。トンネル内にあふれかえってる亡者をバックに犬憑きの少女が妙なダンスを長々としていてクドかったし、逃げるのに必死なはずの末弟の小学生がそれらをフラッシュライトで順番にライトアップしていたりどうしようかと思いました。そういう思いついた怪異現象を乱雑に入れてるだけで面白くなかったです。犬神の呪詛を使う村なのか食ってた犬に呪われてるのか中途半端だしもっとネタを絞ってシンプルに作った方がスッキリしたと思います。ただまあ主演の三吉彩花は雰囲気があって良い感じでしたし、他のキャストも悪くなかったですね。前作の『こどもつかい』よりはだいぶマシだと思います。
[映画館(邦画)] 4点(2020-02-12 00:03:08)
1125.  ペット・セメタリー(2019) 《ネタバレ》 
原作未読。原題『ペット・セマタリー(Pet Sematary=ペット霊園)』で霊園の本当の綴りは『Cemetery』。作品内でも説明されるように子供らしい綴り間違いを表してるワケですがこういう表現は日本だと難しいですね。英語圏以外ではどういうタイトルにしてるんだろう。 1989年版をリメイクした今回はだいぶストーリーを変えていて、ただのひねりのないホラーになっているのでオリジナルの方がはるかに良い出来だと思いました。事故で担ぎ込まれ主人公の前で亡くなりその都度忠告に現れるとぼけた感じで気の良い霊パスコーや隣の家の物知りおじいちゃんジャド(ジョン・リスゴー久々に見ました)関係なんかはだいぶ希薄になってるし、主人公一家の家族愛やその後に迫られる様々な選択やそれへの葛藤もグッとくるものは無かったです。そもそも事故死するのを姉にしていてるのは大失敗ですね。未見の方もいると思うので詳しく書きませんがオリジナルを見てみることをお勧めします(と、書いたところでオリジナルの私のレビューを見たら手抜き一言で点数も7点だったのは我ながらびっくりしましたw)。
[映画館(字幕)] 4点(2020-01-20 19:43:01)(笑:1票) (良:1票)
1126.  ブライトバーン/恐怖の拡散者 《ネタバレ》 
思春期を迎え己の力に気が付いた少年が感情のコントロールが出来ないまま暴走していくお話。育成失敗したスーパーマンというか本来の目的を遂行することに目覚めたカカロットというか、ありそうでなかった話ですがもうちょっと捻った方が良かったかな。最後には母親にまで裏切られたと感じて殺してしまうワケですが夫婦からはブランドンへの深い愛情を感じるものの、邪魔なヤツは排除する状態になっているブランドンは母親にすら助けを求めているようには見えず、自分がやったコトを誤魔化すために行動している稚拙な子供の行為のように見えた(まあ超人的パワーなので規模が違いますけど)。子育ては難しいですねえ。
[映画館(字幕)] 4点(2019-11-29 19:59:57)
1127.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
キャメロンを担ぎ出してきて「2の正統な続編」と宣伝してましたが、この内容じゃ1と2を完全に無意味にしてしまった感じ。カイルが命を賭してやったこと、そのカイルとサラ・コナーの間に生まれた人類抵抗軍のリーダーになるジョン、ジョンを守り逝ったT-800など全てが水の泡状態。 未来で反乱を起こす人工知能リージョンが人類の運命を左右するメキシコ人のダニーという女性を抹殺するために新型ターミネーターREV-9を送り込んでくる。そこに彼女を守るために送られた強化型兵士グレースが、という流れでしたが、「審判の日」を回避した体でいて先延ばしにしただけで人工知能の反乱は避けられない運命だった、と。そこら辺はまあ良いとしてジョンの役回りを今度は女性が担うってのも時代に迎合しちゃったなという感じだし、凄みも怖さも無くただの中年にしか見えないREV-9との戦いもシリーズでやり尽くされたのか焼き直し感が強かったし、ジョンを暗殺したくせに独自に人間を学習して家庭持ちになってるT-800なんか陳腐すぎて呆れるレベルだし話の展開も面白みはなかったな。液体金属のT-1000など先鋭的な発想でエンタメとしてもズバ抜けていたから2はヒットしいまだに心に残っているワケで、そもそも整合性を考えたら1でキレイに落ちてる話だしね。時空を超えて運命を変えるってネタは一発勝負が正解ですね。
[映画館(字幕)] 4点(2019-11-09 21:11:54)(良:1票)
1128.  チャイルド・プレイ(2019) 《ネタバレ》 
チャッキーを時代に即した設定に変更し悪意を持った技術者が仕組んだハイテクAI人形の暴走にしてたけど、面白味が無いというか魅力や神秘性が失われたなというか。これなら『チャイルド・プレイ』でやる必要ないな、と。 まあ母親にくっついてる家庭持ちのダメ男や猫に不平不満をぶちまけたり『悪魔のいけにえ2』を観て喜ぶ姿に感化され、アンディへの友情や愛情(というプログラム)から張り切りだすが全部悪事というのは面白くはあったけどね。ただ、そのダメ男の剥ぎ取られた顔の皮を見てもギャグ調にしてたりアンディ含めた子供の対応は引っ掛かったし、とても人気商品になれそうもない不細工な人形の顔つきを含め無駄にグロいトコもあったりでバランスが悪いなと思いました。 家電からなにからネットに繋がり管理できる時代になってますが、ネットワークに侵入しセキュリティや車までも自在に操る超高性能万能型AI人形っておいくらなんでしょうね。あそこまで出来ちゃうんだからリスクヘッジでどこかにデータを逃がしてそう。次回はアンディを狙うのかロボット軍団でも率いて人類に宣戦布告するのか分かりませんが、この路線ならもう観なくていいかな。ブードゥー教の秘術で殺人鬼の魂が乗り移った人形というオカルトでアナログ的な方が好みです。
[映画館(字幕)] 4点(2019-07-20 20:48:56)
1129.  ラ・ヨローナ ~泣く女~ 《ネタバレ》 
中南米では『ラ・ヨローナ(泣き女)』に関するさまざまな物語が伝承されてきているそうで向こうではメジャーな怪談話の人(?)という存在のようですね。子供を川で溺死させた女性が亡霊となって彷徨い子供をさらいに来るという身勝手極まりない面倒くさいタイプらしいですが、とっとと成仏して欲しいモンです。 物語はソーシャルワーカーでシングルマザーのアンナがメキシコ系移民一家の母親の言葉を無視し兄弟を保護したことから自分の子供が泣き女につけ狙われるようになる、という流れでしたが、予告編を観ておけばもう観なくても良いんじゃないかというようなベタで捻りの無い話でした。死霊館シリーズと同じ世界観なのか『アナベル人形』や『アナベル 死霊館の人形』にも出て来たペレズ神父が出て来たり(生きてたんですねこの人)、まどろっこしいルールのあるカトリック教会を介せずペレズ神父も認める力量のある元神父の呪術師の助っ人が出て来たりとそれなりにツボは押さえてある作りですが、メキシコ移民一家のお母さんが空気を読んで泣き女相手に浪花節でも見せるのかと思えばなにもない上に呪術師を拳銃で撃つなど余計なコトをしてるし、泣き女も心理的に攻めずに物理攻撃だらけだし、恐怖演出もワンパターンのビビらし芸ばっかでどれも普通で目を引くモノは無かった。やっぱりこのシリーズはジェームズ・ワン監督作とそれ以外はだいぶ差があるなと。
[映画館(字幕)] 4点(2019-05-11 00:41:24)
1130.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
「スーパーヒーローは実在するか?」という『アンブレイカブル』とヴィランの誕生を描いた『スプリット』のその後の世界を描いた作品で、その特殊能力を持つ三人の男を集め「自分の能力だと思っているモノは全て妄想にすぎない」と否定し証明しようとするオババ精神科医のお話。実はそのオババは常人を超えた力を持つ者の登場で人々や社会が変化してしまう事を恐れ「均衡を保つため」などと称し全米各地(?)を善も悪も処分して回っている謎の集団の一員で、三人は今回のターゲットだった、という内容。 この組織はバックには何がついているんだろう?と思えるくらい公権力にも食い込んでいましたが実態がよくわかりませんでしたね。ただ単に世の中のバランスを保つ役回りを演じている気になっている狂信者集団っぽくもありました。三人が収容された精神病院も半端ないレベルのザル警備で、それはわざと隙だらけにし脱走させ彼らを合理的に処分するため?と思ったらそうでもないし、ドヤ顔で論破するオババ精神科医も有能に見えないしラスト辺りの展開が活きてない気がしたな。ダンとケビンが遭遇し激突するまでは良かったんですが、落下後になぜか大量警察官に取り囲まれた時点で「これはヤバいかな」と思った通りになっちゃった気がします。『13日の金曜日ジェイソンの命日』の冒頭を思い起こさせる萎える場面でした。 あと、自警団扱いとはいえ世のため人のため活動してきたダンがワケのわからない集団の一味に窪んだ道路だか蓋の取れたマンホールだかの水たまりに何度も顔を浸けられて溺死ってのはないな。あんなの水が弱点じゃなくても死ぬでしょうし、昨今流行のアメコミヒーロー映画へのアンチテーゼのつもりな展開やオチありきにしろダンに救いがなさすぎて『アンブレイカブル』が台無しになりましたね。 まあ、その変な集団の存在理由を読みさらにその上をいったからこの『GLASS(ミスター・ガラス)』というタイトルだし、あの最後で各地にいると思われるヒーローとヴィランが本格化し混沌とした世界の始まりになるんだろうな。結論としては触れちゃイケない奴らに触れたアホな集団でした。
[映画館(字幕)] 4点(2019-01-18 23:11:38)(良:1票)
1131.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
音にだけ反応して襲いかかってくる盲目な『何か』によって壊滅状態の世界。ほぼ手話で会話をして音を立てず決められたルールと道順を守って暮らす家族が、町での物品回収からの帰り道に『何か』を呼び寄せてしまい幼い息子が犠牲者となってしまう。それからほぼ1年後、家族は平温に暮らし妻の胎内には新しい命が宿っていた。 音を立てたら『何か』に襲われる可能性がある静寂な世界とはいえ、衣食住と十分で満足感に溢れ、ある程度はのんびりした生活を送っている描写までは悪くは無かった。その生活の破綻が夜まで帰ってこない父子の外出、父と口論をして飛び出した娘の単独行動、家で独りぼっちの妻の破水から始まる。『何か』のせいであの窮屈な生活になってからも数百日も経っている家。それ以前から何年も住んでいたであろう家の階段にもかかわらず、「どうぞ引っかかってください」とばかりになぜか階段の踏み板の下から上に向けて打たれひん曲がってる釘が出た時は笑いましたわ。何に引っかかっているのを確認もせず強引に引っ張って釘が完全に立ってしまい、足を置く位置だったので思いっきり踏みつけるという陣痛に苦しんでいる妻へ嫌がらせのような負のコンボ。『何か』を呼び寄せてしまった焦りと破水した痛みから、まともな判断が出来なかったのかもしれませんが余りにもお粗末でしたね。赤ちゃんネタも幼い息子を亡くしたことから来る反動にしろ、あんな世界で産むのはどうなんだろうって感じだし、ただ音に反応する『何か』に対するネタの一つにしか思えなかったですしね。 音を立て家に呼び寄せたため近くで相対することになる『何か』の生態も能力も割と微妙で、聴覚障害者の娘のために父親が何度も改良を加えていた補聴器の周波数が弱点ではあったけど、結局はショットガン一発で死ぬような雑魚に世界中がヤラれてしまうなんて話を大きくしすぎたなと思いました。あんなモンは音を立てて集まったところを一斉射撃で終わりでしょうにねえ。せいぜいどこぞの田舎のこぢんまりした町や村にしとけば良かったのにな。婆さんがやられ絶望して絶叫した爺さんとか絶望的な世界観や子を想う親の愛情なんかは悪く無いんだけどね。『ドント・ブリーズ』と一緒で設定だけは面白そうだった映画。
[映画館(字幕)] 4点(2018-09-28 23:00:17)
1132.  パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 
前作から10年後、人類のため犠牲になったPPDC(環太平洋防衛軍)司令官の忘れ形見ジェイクが主人公。そのジェイクは元イェーガーのパイロットでいまはパーツ泥棒を生業としている。その彼が同じくパーツを集めこっそりとイェーガーを開発していた少女アマーラと出会ったことから再びPPDCに身を投じることに。 無人イェーガーは使徒みたいになってたし、赤い機体のセイバー・アテナは弐号機みたいで他のイェーガーも1機以外はスリムな人型だし、イロイロとエヴァっぽかったかな。KAIJUとの最終決戦が(中国っぽい)東京ビル街や富士山だったのでゴジラも思い起こさせた。そういう面は前作以上に日本のアニメや特撮風味だった気がしますね。 肝心なお話の方はイェーガーvsイェーガーまでは面白かったんですけど、それ以降はテンション全く上がりませんでした。イェーガーもKAIJUも大した個性がなく戦闘をしていても見せ場が無い。台詞も技もグッとくるモンが無く登場人物も総じて薄っぺらくキャラが立ってない。前作の肝でもあったドリフトなんかほとんど無いみたいなモンだったし素材を処理しきれてなかったですね。映像だけは凄かったです。 あと、中国資本に買収されたレジェンダリー・ピクチャーズの中国推しの割りを食い、どうでもいいトコで戦死してしまった森マコ(菊地凛子)は残念だった。あんなツンツンした民間の傲慢女社長が急に良い人になって、最後にはヒロインのアマーラがひっそりと開発してたイェーガーのスクラッパーを操縦(遠隔操作)して加勢にくるなんて美味しいトコを持っていくなどやりたい放題。ここまでゴリ押しされてるジン・ティエンとかいう人はレジェンダリー・ピクチャーズの大神源太かと思いましたわ。最後に来るのはマコじゃないとダメでしょ。ニュートの扱いはアリといえばアリだけど闇落ちに抗う姿も見たかった気もするし、駄作にありがちな前作の重要人物をあっさり葬るor悪人にするという展開は萎えますわ。
[映画館(字幕)] 4点(2018-04-14 12:42:57)
1133.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
ずっと「我がディズニーはいろんな団体に気を使ってますよー」ってのが見え隠れしてるくせに、アクバー提督の扱いなど長く観ているファンには全く気を使わないというのが酷かったな。その場面じゃ真後ろでの爆発に巻き込まれて宇宙空間へ放り出されても五体満足なレイアが生身で遊泳して生還してるし「なんだそれ」という場面が次から次へと出てきて全くノレなかった。遠隔でテレパシー交流してるわその対象の相手も見えるわ、ルークは分身の術まで使うわ(ちょっとカッコ良かったけどw)で、もはやフォースは何でもありですね。そのルークを見て(分身とは知らないが)「別の入口から来たはずだ!」で本当に道があったのはルークに導いて貰ったってことにしときますけど脚本から演出から雑すぎだな。新キャラのローズも整備士のくせに戦闘機乗りが苦戦する旧型ポンコツ戦闘機を難なく操りフィンの特攻を阻止し両者無事というリュウ・ホセイも真っ青な操縦術を見せてたしご都合主義を超えた何かを観た気がします。だからディズニーは駄目なんだと言われないよう次の三部作の締めはキッチリお願いしたいモンですね。
[映画館(字幕)] 4点(2017-12-15 23:10:26)
1134.  ジグソウ:ソウ・レガシー 《ネタバレ》 
「レガシー(遺産)」「発見されていないゲーム」「ジグソウ信奉者」ってワードがあれば、もはや何でもありだなと。ゲームで生還したりジグソウ本人に接触した事がなくても感化された信者が質の悪いゲームをしていたりする可能性もあり、何人もジグソウがいる可能性もあるワケだ。ジグソウを教祖として世界中でチーム化されてそうな勢いですね。 今回のジグソウもどきのローガンは本人に接触してるケースですが、「ソウ ファイナル」に出てきた豚マスク二人組の片割れだったんでしょうかね。ジグソウ後継者であった医師であるゴードンと今回の検視官ローガンならなんでも出来ますな。現にジグソウのDNAや音声で捜査(客もか)を混乱させてたしね。 結果としてゲームが10年前に行われていたのは良いとしてトラップが大雑把で面白くないんですよね。現代パートでは歴代の装置や道具が出てきてニヤッとさせてくれますけど、ゲームが面白みにかけるので大して緊張感もなかったな。副題が「レガシー」だし、5人の男女のゲームで起きなかったヤツもいたし、途中で「あー、コレは過去でアイツが関わってんだな」とは思いましたが、ジグソウが姿を現したトコで「犯人検視官じゃん」と思った人も多いんではないでしょうか。単純だったな。 で、現代のゲーム対象が実は悪徳刑事のハロランだったわけですがキャラも立ってないし描写も薄いせいで、フラッシュバックでネタばらしも短かったし標的としてはなんだかなって感じ。締めの曲「Hello Zepp」が酷いアレンジで冒頭からかかりまくりだし「GAME OVER!」のお決め台詞もないし物足りない感じ。そこら辺のツボは抑えとかないと駄目でしょ。雰囲気だけSAWシリーズってお話でしたね。
[映画館(字幕)] 4点(2017-11-11 18:36:30)
1135.  IT イット “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 
原作未読。TV版をキングが褒めていたのは知っています。 時おり現れるクラウン(ペニー・ワイズ)は各々が抱えている恐怖の元が具現化されたってことなのかな。その恐怖を克服するために向かっていく少年少女たちのスタンド・バイ・ミーやグーニーズを思い起こさせる雰囲気が良さ気な思春期物語だったけど、恐怖シーンはワンパターンで恐さを全く感じなかったし、性的虐待を受けていたと思わせる怖さの根源であった父親を殴り殺した(死んでないのか?)ベバリーや、同じく父親を刺殺した挙句に真っ逆さまに井戸を転落していったイジメっ子のヘンリーはどう後始末するんだろうと思ったらそのままスルーで肩透かしを食った気分。27年ごとに行動するというのも何故かわからなかったし、クラウン(自分の恐怖心)を全員でフルボッコにして逆に恐怖を抱かせてハッピーエンドってのもねえ。なんか他にも色々とスッキリしなかったですね。しかしまあ子どもたちは毎日それぞれが不安を抱えているんだろうけどキャラが揃ってて楽しそうだったな。 最後には「第一章」って出たので調べてみたら二部作になっているそうですが原作を読んでいる人なら納得の出来なんですかね。原作を読んでみようかと思いましたが全4巻なので止めましたw 続編でスッキリさせて欲しいですね。
[映画館(字幕)] 4点(2017-11-06 23:53:05)
1136.  アウトレイジ 最終章 《ネタバレ》 
前作「アウトレイジ ビヨンド」から5年。引き続き多くの役者が出ているが全体的に衰えが顕著で観ているのが辛い。たけしはTVでもそうだが老いと事故の影響なのか滑舌がかなり悪く常にたどたどしい。映画なんだからもうちょっと体調を合わせ喋れている日を使って撮ったモノを使えば良いのになと思う。西田敏行は頸椎亜脱臼で4か月も入院、その後に胆のう炎にかかり摘出手術。個人的にシリーズ最恐な中田を演じている塩見三省に至っては脳出血で半年近くも入院し賢明なリハビリで復帰。その後に今作の撮影開始。なるべく動かなくていいように撮っていて脚本も変えたのかもしれない。この主要な三人は喋りも顔つきも威圧感が無くなってしまっていて相手を畏怖させる凄みのあるヤクザっぷりが全く見られない。とても良く頑張っているが無理させている感が否めなかった。そのおかげでシリーズにあった周囲の人間が固まってしまうような捲し立てる罵声の応酬や罵り合いなどは見られない。それを担当出来るであろう次世代のピエール瀧や大森南朋に任せればいいのに前者はヘタレで後者は大友のただの従者にすぎず、その他大勢の新キャラクター含めて面白みに欠けたキャラだらけ。場の構築や流れの説明が済むと大友が乗り込んで銃をぶっ放すだけの繰り返しでカタルシスも何も無く単調なのもいただけない。会長への義侠心をチラつかせてはいるけど「全員暴走」じゃなく「大友暴走」なだけだったな。テンポも悪く大友の最後の選択含めてこの内容なら作らなかった方が良かった気がする。 インタビューを読んでみるとビヨンドと同時に最終章の流れも考えてたそうだが敢えて続けず「龍三と七人の子分たち」を挟んだそうだけど、その5年間の空白のせいで各々問題が発生してしまった、と。完全に期を逃してしまったんだなと思った。
[映画館(邦画)] 4点(2017-10-08 18:14:55)(笑:1票) (良:3票)
1137.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 
原作未読。ジブリを退社した米林宏昌監督が作った新しい製作会社「スタジオポノック」の記念すべき第一作なワケですが、ジブリの呪縛から解き放たれてはいないんだなという感じ。師匠の宮崎駿に引き摺られたままなのか、それとも長年所属していたジブリに敬愛の念を籠めてレクイエムとばかりに敢えて作ったのか分からないような出来だったかな。冒頭とラストからしてラピュタの焼き直しだし随所にジブリ作品を感じさせる演出や構成の数々で既視感を感じまくる。それでいてオリジナルを超えてないからワクワクもドキドキもしないしエンターテインメント性も感じなかった。メアリの杉咲花は悪くなかったがやたらセリフで説明処理をするからウザったく感じたし登場人物の大多数に魅力がないから退屈。遠藤憲一、佐藤二郎なんて使ってるのにあんな役じゃもったいない。理想の変身魔法を追い求める老害コンビの動物への所業は動物の造形がやりすぎて不快だったのでとても萎えたし魔法学校や魔法に魅力が無かったな。魔法の箒での飛翔シーンですら疾走感が無いからどこにもカタルシスが無いのはある意味凄い。7年毎に咲くという夜間飛行(魔女の花)も扱いが雑だし、赤毛の魔女がなぜあの大叔母さんになったのかも無いし、その系譜としてメアリに魔女の力でもあるのかと思ったらそんなモノも無いし、あの特徴のない少年と気持ち悪い連中の企みをバルスして潰したただけで最後には夢とも現実ともわからないと濁して終わり。少女の成長物語風だけどなにがしたかったのか分からないな。画は描き込みも動きも素晴らしいんだけど脚本の練り込みと演出力が足りない。せめてメアリと対になるくらいの学校の生徒でも出せば話ももっと動いたと思うけどメアリだけで話を回すのは無理があった。 海外の児童書などからネタ探しをして好きなようにアレンジし声優には役者勢を投入するというジブリの手法も気に入ってるなら別にいいけど、せっかくの晴れやかな船出なんだからもっと自分の色を出せばいいのにな。沈没しないように頑張って欲しいんですけどね。まあ次はオリジナルで勝負したら?と思うけどこの方向しか出来ないなら二番煎じ扱いを抜け出せない気がするがどう出るのかな。
[映画館(邦画)] 4点(2017-07-09 20:24:39)(良:1票)
1138.  相棒 -劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断 《ネタバレ》 
今回も戦時中に日本に捨てられ日本を憎み国際的な犯罪組織を率いるまでになる男が、最後には日本を憂い右京に説教をされるといういつもの定番な流れ。(日本人数人しかいない)国際犯罪組織バーズとリーダーのレイブンが凱旋した日本選手団のパレードを見に来た50万人の命を狙う無差別大量テロ、とヤバい気配しかしませんでしたが案の定って感じ。ドラマ2話分を使ってまで入れた警察庁警備局長・山崎はもうちょっと出来る奴なのかと思ってたらただの雑魚だし、切れ者風な存在の社美彌子に至っては知人としてマーク・リュウ=レイブンを警視庁内に引き込んだという大失態を犯してるわけですが全くスルー。山崎以上の戦犯だと思うんだけどな。そもそもマネーロンダリングや誘拐を生業にしている犯罪組織がいまさらテロと戦う日本の心配をするってのがまた何とも言えないですね。物語の悲壮感を増そうと思ったのか予告で冠城の「右京さーん!」という叫びを使ってお客を釣ろうと思ったのか知りませんが、右京がレイブンをかばって被弾するトコなんかもゴールキーパーが横っ飛びしてるかのような絵面だし場面転換も雑で酷かったな。被弾する意味も必然性もなくライフルで右胸を打たれたのにほぼ問題なく振る舞っていて車いすに乗ってるだけだし違和感しかなかった。 相棒の劇場版やSPは毎回大げさで仰々しい舞台設定をしてますが、話もアレな上に演出や構成も酷くて盛大に滑っている印象。舞台設定が大きすぎて映像や演出が追いつけてないから滑稽なんですよね。上映時間を考慮したのか尺も足りなずブツ切りだらけなシーンも多かったし、予算が無いなら予算に見合った話で作ればいいのにと思います。劇場版で言えば警視庁内で話が進んでいくⅡが一番面白かったですね。あとドラマでよく言われてますがこの映画の4代目相棒冠城亘も見せ場がほとんどなく助手レベルだし、あまりにも杉下右京ワールドにしすぎなのも考えもんだと思うんですけどね。神戸、米沢まで出し過去の話としてテレビシリーズ2話を連動させてまで作ったにしてはガッカリな内容でした。
[映画館(邦画)] 4点(2017-02-13 20:53:46)
1139.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
寂れた町の一軒屋にすむ盲目の老人の家に強盗に入る男女三人組。仕事は楽なはずだった、という舐めてた相手が実は凄かった系のお話。面白そうな雰囲気はあったけど色々と雑だった。タイトルが「呼吸をするな」なので呼吸が肝になるのは分かりますが呼吸にこだわったのが難点でもあった。家に侵入して廊下でアレックスが歩いてきた老人をやり過ごしたシーンがありましたが、絵面的には良い演出のつもりなのかもしれないけど老人が無反応だったので「あー、感性鈍いんだなこの人」と激しく萎えました。視覚が失われた代わりに嗅覚、聴覚、触覚なんかが研ぎ澄まされているのかと思ったらそんなコトも無く、たまに思い出したように侵入者たちの足音や物音に反応して銃をぶっ放し捕まえたら殴るか首絞めるだけの演出もワンパターンで凄さも恐怖も感じなかった。地下室に加害者の娘を拉致監禁して自分の娘を生ませようとしていた辺りの話は尺稼ぎの蛇足でしかないし丸々カットで良かったな。戦争で失明し妻には先立たれ愛する娘は事故死という不幸の塊のような老人が、あの地下室での狂人じみた行いのせいでどっちつかずになってしまった。老人側に立って観ていたた客もどうしよう?って思っただろうな。まあ超感覚の持ち主の盲目老人がヤラれる側になる可能性を考えてない若造どもを締め上げる映画なんて思っちゃった人はガッカリでしょうね。
[映画館(字幕)] 4点(2016-12-27 23:20:12)
1140.  デスノート Light up the NEW world 《ネタバレ》 
斬新で緻密な原作をなんとか形にした映画版デスノート2部作でしたが、まさか10年も経ってからオリジナルの続編を製作するとは思いませんでしたね。ここ数年は映画でも原作者に関わってもらうスタイルが多いからそれかと思ったらそうでもないし、綺麗にまとまって寝た子をわざわざ起こさなくてもいいのにね。 警視庁デスノート対策本部捜査官でデスノートマニアの東出昌大演じる三島創、Lの遺伝子から生まれたLの正統後継の池松壮亮演じる竜崎、世界的なサイバーテロリストでキラの信奉者である菅田将暉演じる紫苑優輝の天才3人が繰り広げる頭脳戦と宣伝してますが、夜神月とLの頭脳戦と比べたらかなり低い次元で天才気取りをしている人たちの物語だったかな。まあ3人の中では菅田は割と面白いキャラと演技で面白みがあった。序盤の川栄李奈演じる青井さくらによる無差別大量殺人シーンはグッと引き込む良さがあったし、世界観やビジュアルも雰囲気は悪くないため途中まではそれなりに観られる。 ただ、本来死神の仕事のはずの殺人も、月の行為を喜んだ死神大王が第2のキラ探しだの自らの後継者がどうのとチンケな理由で死神たちを煽り、人間を面白がってたリュークもそれに踊らされやたら人間に肩入れしだすしうーんな感じでしたね。それに月が後継者を決めていたというのも意味不明で「新世界の神」を目論んでいた月が負けを想定していくわけがないし、こういう後付の無理やりな設定の映画を作り出すならもうちょっと脚本を考えて欲しかったです。月への愛を貫いた弥海砂もあの扱いじゃ可哀想だったし、前作の生き残りとして宣伝に使われただけだった感じ。最後は超法規的処置とやらでLとして生きていくことになるであろう三島の心情も東出の演技力では読み解けなかった。あの最後はすべてが三島の掌の中でLをもハメたのなら「ニヤリ」が欲しかったが、Lとして生きるのかキラとして生きるのか分からなかったが月のVTRが全てなのかね。
[映画館(邦画)] 4点(2016-11-03 21:20:30)
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