101. ラン・ローラ・ラン
映画の空気感がある意味ディープでしかも馴染みのない感じだったのが、ドイツ映画たるところだな、と思いました.アイディアも新しく3パターンとも飽きませんでしたが、彼のキャラがちょっと?なので、減点. 6点(2003-09-21 14:34:17) |
102. ベティ・サイズモア
レニがほんとに魅力的.あのちょっとぽっちゃりな顔立ちと独特な笑顔に降参.M. フリーマンはキャラと役柄とのギャップが苦しかった.複数の人が脚本を書いたような何処へ行くのか予測がつかないストーリイもある意味新鮮だった. 6点(2003-08-17 23:50:38) |
103. ボーン・コレクター
犯人が弱い.でも同じ設定のリメイク・裏窓よりも数段上.デンゼルの迫真の演技とアンジェリーナのキュートさに点を献上. 6点(2002-07-14 23:18:32) |
104. ローズ家の戦争
アメリカ人の主婦のインテリアに懸ける執念ってすごいと思うと同時に、主のいない美しい家の虚しさよ、とも思った.選ぶのに凝ったであろうシャンデリアごと絶命していくラストも虚しさを助長する. 6点(2002-04-07 18:13:18) |
105. ローズマリーの赤ちゃん
スクリーンで観たのですが、全編それほどの恐怖は感じず、ミア・ファーロウの可憐ながら不安が何気ない表情から伝わってくる演技、特に目の演技が印象に残っています. 6点(2002-04-07 18:06:47) |
106. おもひでぽろぽろ
時々挟まれるエピソードがいいんですね.例えば農村の風景を見ながら、一見自然にみえる風景には全て人の手が入っているんだとか、分数の掛け算にまともにぶつかっちゃうとか. ただ、宮崎作品と比べてわくわくするような華がないのですね. 6点(2001-10-21 00:07:34) |
107. es[エス](2001)
無作為で選んだグループの構成なのに、やけに解りやすい分け方をしてしまったので、“人間の心の闇”にまで踏み込めなかった気がする.元々持っていたキャラクターが増幅されただけだというような印象になってしまった.双方とももう少し複雑な行動が出るなら(一人の人間の中では、状況次第では善も悪も生まれるのだから)、もっとリアリティが出たのではないか. しかし一番手に負えないのは、人間性の未熟な研究者のエゴイズムだ、と溜息が出た. 5点(2004-01-02 17:49:05) |
108. ざわざわ下北沢
何が印象深かったかというと、フジ子・ヘミングと広末のやりとりとか、原田芳雄と豊川悦司の会話とか、下北沢住民たちの日常を切り取ったかのような部分.監督はこの街の雰囲気(と、下北沢文化!)を半記録映画として残したかったのでは?“愛”が感じられます. 5点(2003-10-19 17:16:17) |
109. 少林サッカー
いかにも香港映画風のお決まりの脚本、展開、ギャグ.最後は好みの問題だと思うので、この点になりました. 5点(2003-10-19 10:38:12) |
110. 家族の肖像
もう20年ぐらい前に観ました(笑).日本の生活からは考えられないような重厚な屋敷と、退廃(公爵婦人の黒く隈取りしたアイ・メイクが強烈)と暗く立ちこめる死のイメージとがくっきりと記憶に刻まれています.果てしなく無節制な闖入者たちと、人との接触に背を向けて生きてきた老人との心ざわめくような出会いの中で展開する出来事を、今なら違った視点で観ることができるかもしれない.これからヴィスコンティ作品を観直してみます. 5点(2003-09-13 00:00:40) |
111. 愛の狩人
A. ガーファンクルに役者としての才能と魅力が感じられなかったし、映画全体の密度が薄かった.見事に波長が合わなかった映画. 5点(2003-09-10 22:12:35) |
112. ザ・エージェント
好き嫌いが別れると思いますが、全く後者の方です.子役の愛らしい紳士とレニに点を捧げます. 5点(2003-08-18 00:05:16) |
113. ヴァージン・スーサイズ
全体が淡い印象の中で、J. ウッズの父親と、K. ターナーの母親(裏を返すと巧いのだが)が、なんともやりきれない存在感で立ちはだかっていて微妙な暗さがある.虐待をするわけでもなく、社会的にも立派な外見を持つ彼等の持つマイナスベクトルは、実は抗うことが全く無駄だと思わせるような頑迷さを伴っていて、この重苦しさをよく演出していたと思う. 5点(2003-08-13 21:12:08) |
114. マリー・アントワネットの首飾り
ストーリーの展開が大雑把だったことも、H. スワンクに主役をはるインパクトがなかったことも、人物描写が浅かったことも残念.“ギフト”の友人役みたいなのはぴったりな気がするんですが.M. アントアネット役の女優さんはかなり顔立ちが本物の肖像画と似ていたので、驚いた. 5点(2002-08-13 23:24:45) |
115. グリーンマイル
「ショー・シャンクの空」と同じ監督が作った映画とは思えない.テーマも今ひとつはっきりと絞れないので、歯痒い印象.CG を使ったことで安易な印象を否めない.でも、役者陣では、M. クラーク・ダンカンが好演していたと思う.(フライド・グリーン・トマトのビッグ・ジョージみたいに善良さが身体から滲み出ていた.) 5点(2001-11-07 22:24:43) |
116. アンブレイカブル
シックス・センスと比べちゃいけないと思いつつ、やはりどうしても・・・.伏線もどうでもいい感じだし(あってもなくても)、カメラの構図も凝っていたけれども・・・. 5点(2001-11-02 10:27:41) |
117. 愛がこわれるとき
ジュリアが海岸で貝を掘っているシーンが、美しいのだが、どこか異常でもある含みを持たせてはじまる.DV の実態は意外とこのようなものじゃないかと思わせる怖さはあった.終盤はストーカー・ホラーのようになってしまって、心理的な掘り下げがストップしてしまった感があるのが残念. 5点(2001-11-02 09:59:21) |
118. ホーホケキョ となりの山田くん
封切り前から、大丈夫かなあ?という感じはあったんですが、画期的だと聞いていてもバックが白なのはどうも居心地が悪く.違和感がありました.観終わった後、全体の印象のバラバラ感があって、頭の中でまとまらない感じでした.入院したおばあさんの友人の話で、“山頭火”を出してきたところが一番印象的だったかな. 5点(2001-10-21 00:19:43) |
119. 隣人は静かに笑う
最近観直してみたら、J. ブリッジスの演技が大仰かもしれない、とふと思った.T. ロビンスの冷徹さを引き立たせるには効果的ではあったかも.私も一番怖いのは隣の婦人の“こぼれるような笑顔”. 5点(2001-10-02 10:51:03) |
120. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
E. ワトソンもバレンボイム役もそっくりだった.でもデュ・プレは体中で歓びを表してチェロを弾いた.そこが全く描かれていないのが不満です.彼女の楽器は今ヨーヨーマが弾いています. 5点(2001-05-11 00:43:16) |