101. 男はつらいよ 望郷篇
《ネタバレ》 いくらなんでも残酷すぎる、このマドンナ。あまりにも可哀想過ぎて泣きそうになってしまった。堅気になると言うくだりはかなり強引、且つマドンナとの絡みが少なすぎる。堅気になったのをさくら主観で描いているため、マドンナとの絡みが出てこないのだが、そこは分かっているのだから出してもいいかと思った。でも、そうするとさくらとのドラマが減ってしまう。一演出として非常に難しい一連のシーンだったようだ。あと、序盤のおいちゃんが「さくら、さくら(まくら)を取ってくれ」というシーンはNGっぽいな。アドリブでどうにかやったみたく見える。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-02 20:20:12) |
102. ドラゴン怒りの鉄拳
ブルース・リーの映画は初見でしたが、すごい演技とアクション。それだけは十分楽しめましたが、全体的にアクションシーン以外に見所がなく多少気だるい。ドラマの部分があってないに等しい内容。頑張れば一時間で収められた内容。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-29 22:30:24) |
103. 家族(1970)
《ネタバレ》 ラストの10分に救いがあるのだろうが、それにしてはそれまでの内容が暗すぎる。言いたいことは分かるし、悪い作品ではないのでこの点数で。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-06 21:59:56) |
104. ペーパー・ムーン
《ネタバレ》 良い意味で期待を裏切ってくれた作品。制作年を考えると、ニューシネマの頃なので、ラストでモーゼは殺されるものだと思った。ところが、あのオチ。泣きはしなかったがバックミラーに映るアディの走る姿はせこい。「私の200ドル返して」の言葉に二人は笑顔もなく車に乗り込む。こちらは微笑ましく思ったが、これが良かった!そして、語る必要もないが、テイタム・オニールのお転婆振りが最高。また観てみたい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-31 23:19:16) |
105. 仁義の墓場
《ネタバレ》 全編通して感じられる熱気は「仁義なき戦い」の流れを汲んでいるのだが、主人公の石川力夫にはそこまでついて行けない。確かに渡哲也の怪演には観る者をグッと惹きつける力がある。仁義と共に墓に入ることとなった石川だからこその数々の行動なのだが、あまりにも無鉄砲すぎではないか。そして、今作は脇にそれほど目立った活躍がなく、渡哲也の独壇場であった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-27 10:53:37) |
106. サタデー・ナイト・フィーバー
《ネタバレ》 こんなに重い映画とは意外だった。やはりダンス映画ではないな。コンテストのシーンをサラッと描いている辺りがそう言える所以だろう。一人の青年が今の自分に気付くと言う青春映画の定番だが、要所を押さえていて、雰囲気が良い。トニーが短気なのは若干気がかりだが、まあ許せる範囲。再ブレイク後のトラボルタしか見たことなかったので、若い頃が見られただけでも観る価値のある作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-25 23:21:05) |
107. 新・猿の惑星
《ネタバレ》 これ以上の続編を出さないために地球が滅ぼされたはずだったのだが、経営難のFOXのために無理やり作られた続編。良くこんなアイデアがひねり出せたものだと思わせるストーリー展開は期待していなかった分、面白く感じられた。戦争にしか能がないゴリラ、ジーラとコーネリアスの間に生まれる小猿など予算がなかった分、台詞や描写で象徴的な表現がなされているのにはセンスを感じる。この際、脚本上の矛盾には目を瞑らないといけない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-25 13:51:13) |
108. トラック野郎 御意見無用
《ネタバレ》 自分勝手に無茶苦茶するのだが、みんな自分に正直で全く嫌味がない。熱い勢いで駆け抜ける1時間半。本当に今の世代、映画にはない勢いが全編通して感じられる。コメディに関してはもう少し間を持たせたらもっと面白くなったはずである。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-23 11:28:04) |
109. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 サメの怖さを増幅させるために被害が3件起こるのだが、いくら町の儲けのためとはいえ遊泳禁止にしないのはさすがに愚かに見える。その辺は共感しがたかった。とはいえ、サメの出し方が上手く、ゴジラを髣髴とさせるものがあった。そして、後半のサメ対人間のシーンは面白い。こういう終盤の盛り上げはスピルバーグらしい。主演の3人も文句なしの演技だった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-18 09:59:07) |
110. ネットワーク
《ネタバレ》 「テレビに映るものが全てではない。テレビは何でも作り出せる。」と言っているキャスターに視聴者が同調する。ここがミソなのだが多少軸がぶれていたような、要素を詰め込みすぎたような印象。ラストも多少は大げさな気はするが、ニューシネマ期の作品としてみる価値はあるし、ピーター・フィンチの怪演は見もの。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 22:44:03) |
111. 新・男はつらいよ
《ネタバレ》 前作に比べれば面白かった。マドンナとの絡みは前作よりは充実しているが、最後にもう一シーン欲しかった。話としては山田時代に比べハチャメチャな感じもするが、許せる範囲。そしてやはり泥棒が入ってくる一連のくだりは面白い。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-12 23:35:53) |
112. 仁義なき戦い 完結篇
《ネタバレ》 単体として観れば少々物足りないが、2年間で5作もよくやったと思う。広能が名を馳せてから引退するまでの約20年間、本当に色々あったなって思えてしまう。正直言って、頂上作戦で話は終わっているのだが、改めて広能の一時代が終わったのだと感じさせられた。こういう世界を観られただけでも製作者に感謝したい。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 11:27:30) |
113. 犬神家の一族(1976)
人は金で変わる。確かに伏線は上手いのだが、これぐらいの内容なら2時間以内に収めて欲しかった。主人公の金田一もそれほどの存在感ではなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-04-30 22:59:34) |
114. 男はつらいよ フーテンの寅
《ネタバレ》 今作は最初の35分で話が完結している気がする。そして後半は、旅先で新たな話が始まるのだが、マドンナとの絡みが少なく物足りない。 [DVD(邦画)] 5点(2008-04-29 09:09:33) |
115. 新幹線大爆破
《ネタバレ》 ○2016.02.23久しぶりの鑑賞。○新幹線、犯人、警察と主に3点から話が進む。犯人の過去は健さんだから見られたものの特になくていい。海外がここをばっさりカットしたのは頷ける。○新幹線内部は必要以上に騒ぐ乗客と、胎児が亡くなるところが余計かな。○国鉄内もなぜ全員が倉持側でないのか。仮に爆破させるにしてもそれは国の役割。○あと、警察は無能すぎる。犯人逃すは殺すは…もう少しいい脚本にならなかったのか。○なんだかんだで最後まで観られたが、惜しい作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-18 23:28:05) |
116. 仁義なき戦い 頂上作戦
《ネタバレ》 今作は広島死闘篇並みに菅原文太の出番がなく残念。代わりといっては何だが、松形弘樹が何食わぬ顔で復活している。そして、シリーズを追う毎に政治色が強くなり、ラストのナレーションは妙に印象深くなっている。ストーリーとしてある程度の終息を迎えているようには見えるが、完結篇でどうなるかに期待がかかる。 [DVD(邦画)] 8点(2008-04-18 11:41:28) |
117. 砂の器
《ネタバレ》 後半の病気の描写は映画の中心要素だから仕方ないが、音楽を交えてお涙頂戴チックになっているのはあまり好まない。前半から中盤にかけてのサスペンスだけでも見応えがあったため、音楽シーンが長く、くどく感じた。そして、無駄に字幕が多い。無くてもわかる所は極力廃するべきだった。 [DVD(邦画)] 5点(2008-04-15 10:55:11) |
118. 仁義なき戦い 代理戦争
《ネタバレ》 今作は1作目に比べ駆け引き重視だが、なかなか見物で脚本も上手くまとめてあり、各組の攻防はかなり面白い。そして当然、文太さんは相変わらずカッコいい。初登場の小林旭はカッコいいが少し凄みに欠けた感がある。強烈なインパクトを残したエンディングも次回作を期待させ、かっこいい締めだった。 [DVD(邦画)] 9点(2008-03-21 12:43:23) |
119. 県警対組織暴力
仁義なき戦いとほとんど主要キャストは変わらないが、これはこれでなかなかの傑作。何気に社会派スパイスが効いており、単なるヤクザ映画に止まっていない。キャスト、演出共がノリにノッていてかなり見応えがある。ただ、もう少しキャラをしっかり描いても良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2008-03-13 12:59:53) |
120. 仁義なき戦い 広島死闘篇
《ネタバレ》 前作と比べれば少々劣るが、なかなかの力作。今作は梶芽衣子をヒロインに迎え、作品に新鮮味を与えている。そして、やはり菅原文太さんが主演じゃないとなぁと感じてしまう。どうも、北大路欣也は印象が薄かった。それでも、千葉真一は前作の松方並みの存在感でなかなか良かった。話としては終盤まで面白かったが、警察との攻防が話を安っぽくさせてしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 22:25:17) |