101. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 悪い映画ではない。だが話を詰め込みすぎている。もっと1本1本の話に入れるようにしないと。これではただ流れてただ終りになってしまっているように感じた。扱っているテーマは悪くないから、変に時間軸などいじらず、人数をもっと絞って見せた方がよかったように思う。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-16 21:15:40) |
102. ミスト
《ネタバレ》 どう考えてもこの映画は「人間心理」がメインテーマなんだから、だとすると霧の中の存在は最後の最後まで隠すべきだと思う。あんな簡単にチープな化け物が出てきたらがっかりだ。 モンスター・パニックにしてしまうタイプの映画ではないと思う。もっときちんと人間に絞って、ただ「出ていく人が帰ってこないor死んでいる」のレベルで止めておくべき。外の正体がモンスターだとわかった段階で、それが異次元だろうが軍によろうが神の意志だろうがほとんど関係ないだろう。ともかくモンスターとどうするかという問題に収斂されるのだから。 人間心理としてはよく出来ていると思う。いつの間にか殺人肯定になってしまうとか、諦めたとたんに解決するとかは、なんか裏を突いた感じでいい。 だからこそ、チープに化け物は見せてほしくなかった。「サイコ」にせよ「ジョーズ」にせよ、昔はCGがなかった分隠す技術はきちんとあった。今欠けているのは見せない技術だと思う。残念 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-30 16:02:02) |
103. ザ・ミッション 非情の掟
《ネタバレ》 ここの評価を見て期待しすぎたかな、確かに面白かったけど、それほどでは・・・ なんかごちゃっとしててわかりにくい印象を受ける。ただ狙撃の恐怖感のあおりはうまいと思ったけど。なんか漂っている「いい味」がうまつ伝わってこなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2007-07-26 23:13:51) |
104. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
《ネタバレ》 極めてありきたりな大衆向け娯楽作品といえばよいだろうか。 大味で派手な戦闘は、はっきり言ってごちゃごちゃしてて見にくい。 ストーリーもあったもんじゃない。凡庸すぎる。 キャストは豪華だし、音楽は決まってるけど、あとは・・・ まあ見ている間は楽しめるけど、後には何も残らない典型的な作品。そういう作品にしてももうちょっと上手にできたはず。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-05 22:55:10) |
105. 16ブロック
《ネタバレ》 僕もダイハード系統のサスペンス・アクションかと思ってたが(宣伝のたった16ブロック。タイムリミットは118分とかで)、どちらかというとドラマが重視されている。 マクレーンっぽさはまるでなく、ホントおっさん、な感じがいい。 細かい設定や小道具もうまく使えてて、なんか一昔前の刑事ものって感じがする。でも別居は罠だろ。マクレーンが浮かぶからねぇ。 あと、なそなそはよかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-13 21:02:08)(良:1票) |
106. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 う~ん。 ここで前半がスポ根、後半が急転直下で重い哲学ドラマということを知っていたのでまあ比較的楽に受け入れられました。 でも、やはり後半が短すぎ。こっちが主のテーマなんだから。 あと、マギーはやはり最後の試合、勝ってるだろ。あの一撃は試合終了後のものだろうし。 最後の行動は、観客が考えることに意味があると思うので、とやかく言わないことにしよう。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-07 12:28:08) |
107. ラッシュアワー2
《ネタバレ》 前作と変わらず。前作がいい人にはいい、嫌いな人にはダメ。まあわかりやすいな [地上波(吹替)] 6点(2006-12-28 23:00:08) |
108. TAXi2
《ネタバレ》 1を見てないのでなんともいえないが。まあ「ニンジャー」でした。「ニンジャー」と「忍者」は別物です。 [地上波(吹替)] 6点(2006-12-27 18:46:46) |
109. 奪還 DAKKAN アルカトラズ
《ネタバレ》 まあ普通。セガールにしてはよく出来てる。 [地上波(吹替)] 6点(2006-12-26 22:15:23) |
110. ククーシュカ ラップランドの妖精
《ネタバレ》 初めは「ノー・マンズ・ランド」っぽくくるのかと思いきや全然違った。どこか幻想的な雰囲気のある反戦映画。 ■話が通じ合わないことを示すためにセリフを使うというのはなるほどと思わされる手法だが、しかしその割にはみんなしゃべりすぎだろという不自然さはやっぱり気になってしまった。音楽だけの無音劇の方がこういう感じならよかったかも。 ■あと、後半の展開が強引さを感じてしまった。特に最後の魂を呼び戻すのはさすがに無理があると思う。あんだけ撃たれてピンピンに戻れるとは思えない。。。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-24 00:20:48) |
111. オアシス
《ネタバレ》 難しいところをついている作品だが、個人的には主演2人の圧倒的演技と比べると、ストーリーや構成はわりと失敗している印象。もっとも賛否両論でいいと思うが、このレビューを見ていると肯定的意見があまりに多いので、やや辛めの視点からレビューする。 ■とりあえずジョンドゥの行動はあまりにも周りの人々への迷惑を顧みなさすぎる。「周囲への迷惑」というのは要するに「他の人々への共感の欠如(他の人が自分の行動によってどういう感情を抱くかを考えない)」ということであり、人への共感を欠く人間が愛(究極の他者志向)を語ってみたところでそれは空虚なのである。 ■確かに「周りを顧みない純愛」を描いた映画は多数存在する。だが、それらの作品では、他者への共感を主人公がそもそも欠いているのではなく、他者への迷惑の存在は認知したうえで「それでもなお」愛の方を選びとるという選択をしているがゆえに美しいのであり、「最初から迷惑が認知されていない」のでは何も美しくない。 ■もちろん、何の役にも立たない形式や制度だったら破っても構わないかもしれない。しかし本作では人の邪魔をしたり、人のものを勝手に使ったりするなどという、直接的に人に損失を与える方向に向かっている。コンジュを冒頭で襲うのは明白に「相手の障害を利用した悪質な強姦」でしかなく、相手が「たまたま」自分を好きになったからそれで事が見逃されるという、極めて薄気味悪い展開なのである。 ■ジョンドゥの(軽度)知的障害が恐らく上記の弁明として使われているのだろうが、「知的障害だから周りに配慮できなくても仕方がない」という発想自体が、一見博愛主義的でいながら、実は「障害者には自分たちと同等のことを求め得ない」という「格下扱い」が滑り込んでいる。障害者が「自覚せずに周りを傷つける存在」ならば隔離するしかないのであり、障害者を同じ地平で扱うからこそ初めて共存できる。ジョンドゥのコンジュへの愛は本物だろうが、ジョンドゥを「障害者だから」で見逃すのは「あんな女で興奮するのか」と言ってのける警官と大差ないまなざしである。 ■なお、主演2人の演技は本当にすごい。コンジュ役のムン・ソリは普通に戻るシーンではすごくきれいなのがすごいコントラスト。あれをほぼ全編通したのはすごい演技力だと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-02-23 00:59:05) |
112. ランド・オブ・プレンティ
《ネタバレ》 結局この作品は何だったんだろう。おそらくポールの持っていた「保守的なアメリカ」の発想から抜け出すということなんだろうなぁとは思いつつも、だとするともっと「憎しみ」と「動揺」を前面に出して描いてほしいし、ラナの描写が不要に多すぎる感じになってしまっている。ラナとポールの心の交流なんだとしたら、このままでは「古いアメリカ」的な部分のウェイトが大きすぎるので、軸の切り方をもう少し考えた方がよかった気がする。 画はきれいなんだけど、描きたいものがどこか見えないのでそのきれいさが心に届かない。「パリ、テキサス」から比べると「・・・」な感じ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-18 01:22:15) |
113. 戦場でワルツを
《ネタバレ》 ■「戦場の失わた記憶を取り戻す」というシンプルなストーリーながら、アニメーションと音楽でしんみりとした雰囲気はよく出ている。夜のシーンや海のシーンは、色を減らすことで上手く引き込んでいる。 ■しかし、いくら実話とはいえ「照明弾打ってた」ではインパクト弱すぎ。なら少なくとも「そこにいただけにもかかわらず心に大きな傷を負った理由」みたいなのをきちんと描くべきだろうけど、そういうのをカットして種明かしで終わりじゃダメ ■しかもラストだけ実写に頼るとか、アニメーションでやるなら最後まで勝負しなさいよ [DVD(字幕)] 5点(2010-05-27 23:43:25) |
114. ブラディ・サンデー
《ネタバレ》 ■淡々と、しかしきちんと事件までに道のりをデモ隊・軍両方の立場から描いていく。偶然が絡み合い、悲劇が起こる。手ぶれカメラが臨場感を高め、実際に虐殺の現場にいるような感覚を引き起こす。 ■ただ、後日談で軍のことしか書いていなかったが、IRA側があの後どういう行動に出たのかはテロップでいいから流してほしかったなぁ。公平を期すという意味でも。 ■あと、この映画で流された「真実」が、どういう人の情報に基づいて作られているのかも気になった。おそらく(本篇にあった通りで)イギリス軍の公式発表とは異なるものなのだろうが、これが歴史家の定説ならいいけど、実際のところ何が起きたのかがわからない状況だったらこれを安易に信ずるのは、イギリス軍の発表を安易に信ずるのと同様に危ないのかもなぁ、と思ったり。 [DVD(字幕)] 5点(2010-02-23 23:40:45) |
115. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 ■ミリオネアの雰囲気は好きだから、あの音楽とかそういうのはいいんだけど、後は全然ダメだった。 ■とりあえず脚本が全然練れてなくて、ただ適当にぶつ切りの情報をつなぎ合わせただけにしか見えない。作品設定自体相当あり得ない展開で、ただ「ご都合主義で上手く行く」とかいう次元じゃなく、そもそも世界として整合性がない。あの番組自体どうなってるのかわからないし、ときどきなぜ答えられたかわからないクイズがある(ホッブスとかどうやって当てたんですか)。最後のクイズが「勘」では今まで何をやっていたのやら、である。それこそ「運命」ではなくて「運」である。 ■別にミステリー的要素があるわけでもないし、人間ドラマとしての物語の深さもほとんどない。「運命」を描きたいにしても、まったく人間を掘り下げない形で映画にしてしまうのはあまりに下手。 ■さらに致命的な問題として「運命」を測るものとしてたかだかエンターテイメントとして賞金を懸けた一番組というものを用いるのは浅はかすぎる。「人生無駄ではない」というのが「ミリオネアで正解できるから無駄ではない」というのでは何という薄っぺらい人生であろうか。大体指標として賞金が用いられてしまう段階で終わってるし。 ■で、これアカデミー作品賞ですか・・・・・・ [DVD(字幕)] 5点(2010-02-05 00:04:42)(良:1票) |
116. ミュンヘン
《ネタバレ》 全体として退屈な印象が否めない。 暗殺シーンが細切れに入ってきて、それをつなぎ合わせて、という感じにしか見えず、ぶつ切りになってしまったように思える。 重要そうな中東問題が思ったよりも主線に上がってきていないので、社会派としても微妙。 細切れに人が殺されて、細切れに主人公が悩んでいるだけに見えてくる。 ただ、国がなかったり、国があっても混乱していたりという中で、祖国を求める思いというのは伝わってきた。 それに引き換え、日本は、平和で安定した国家があるという非常に幸せな状況にあるのに、国家を蔑み毛嫌いする人が多いとはなんと傲慢なことだろうか・・・ [DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 11:43:26) |
117. サンキュー・スモーキング
《ネタバレ》 全体としての筋はイマイチ見えてこない。 いわゆるブラックユーモアなんだろうけど、どうもセンスが合わなかったよう。途中から家族ものと化したし 最後の答弁で、自由が出てくるのはものすごく予想できたし、それで議員が引き下がるとは考えられない。終わりがよくなかったかな。 それにしても、黒を白にしてしまう詭弁術はすごい。こういうのが世界には大勢いるというのに、日本の政治家は・・・(笑) [DVD(字幕)] 5点(2007-11-27 22:41:42) |
118. 名探偵コナンスペシャル 揺れる警視庁1200万人の人質<TVM>
《ネタバレ》 英単語なんてほとんど知らないときに、「探偵のスペルが・・・」はあ?、ですよ。 大体無線つきビデオカメラとか置いて逃げればいいんだし。 [地上波(邦画)] 5点(2007-01-05 22:48:52) |
119. リベリオン
《ネタバレ》 「華氏451」+「マトリックス」なのか?ドラマとしてもアクションとしても中途半端さが否めない。ガンカタがあまり多くないのも、こういう系の映画だとマイナス。 大体あんなふうにガンカタが決まるはずないし。 [地上波(吹替)] 5点(2007-01-04 13:10:12) |
120. フォース・エンジェル
《ネタバレ》 これってジャンルだとどこに分類されるんだろう。アクションとしてもサスペンスとしても中途半端な感じ。 [地上波(吹替)] 5点(2006-12-31 15:29:49) |