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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
恩師であるフェレイラ神父の棄教が信じられないガルペとロドリゴ。その二人の神父がフェレイラの消息を訪ねて日本にやってきたが、直面したのはキリスト教を拒絶する過酷な現実だった。 拷問されても信仰を捨てずに命を落とす姿に、複雑な感情が沸いてくる。形だけでも踏み絵をすれば助かるのにとも思ってしまうが、そんな簡単には神を踏みつけられないのだろう。 キチジローは人間の弱さの象徴。吐き気がするほどに醜い。我が身かわいさに身内を見殺しにしたりロドリゴ神父を密告で裏切ったりしては懺悔して許しを請う。そんなに都合よく神に許されるなら、悪行への免罪符としての利用してるだけにも見える。キチジローの懺悔を聞くロドリゴもさすがに許しがたい思いを抱いたはずだが、結局棄教したロドリゴを心から信奉し理解していたのはキチジローかもしれない。  原作は昔読んだが、詳細はすっかり忘れていた。 中学校の社会の教科書にもキリシタン弾圧で多くの信者が殺されたと書いてあったが、神が本当に存在するのならなぜ信者を救えなかったのかと子供心に思ったものだ。 秀吉は昔読んだ子供向け伝記でも天下統一した英雄だったけど、こうしたキリスト教迫害を指示した張本人である負の面を見ると、素直に英雄視できなくなってくる。  無宗教の人間にとっては、宗教や信仰は正直ちょっと怖さも感じる。宗教は本来人の心を救うものだが、ときには争いの元にもなる。それは排他性を誘発しやすいからだ。自分の信じる神が唯一絶対的な存在だから、それ以外をなかなか認めようとしない。 宗教が根っこにある紛争は、今も昔も世界の至るところで起きている。そういうこともあって宗教には無意識に深入りしないようにしてきたかもしれない。だからキリスト教のこともよく知らなかったが、この映画で少し触れることができた気はした。
[DVD(字幕)] 6点(2018-01-27 22:48:27)
102.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 
「ヒミズ」もそうだが、古谷実原作の独特のテイスト。 ギャグ路線の稲中卓球部と同じ作者とは思えないシリアスさ。 どこか闇と狂気、ヒリヒリと乾いて荒廃した世界を感じさせる。  タイトルの意味がわからなかったが、ヒメトカゲという造語で、強者の餌食になる弱者を指すようだ。 強者に虐げられた者は、より弱い者に捌け口を求める。 自分が辛い思いをしたら、他人にはそんな思いはさせない――そんな道徳的な人間ばかりじゃない。 むしろ、より弱い者へと捌け口を求めるケースが目立つ。 同級生のイジメ、親の虐待、先輩の理不尽なしごき等、負のスパイラルが多く見られる。  冴えない童貞男の岡田が、清楚でかわいいユカに一目ぼれされるという思いもかけない幸運。 ところが、そのユカをストーカーしていた安藤が、岡田の高校時代の同級生でシリアルキラーだったという不運。 佐津川愛美と濱田岳のラブシーンがいい。 清楚に見えた女が実は結構経験豊富で、そこに引っかかる男の器の小ささがコミカルでクスッと笑える。 と思えば、一転してシリアルキラーの血生臭い凶行で、緩急めまぐるしい展開。  このシリアルキラーを演じる森田剛に、どうしようもない違和感。 イジメてた側ならわかるが、どう見ても元イジメられっ子には見えない。 さらに致命的なのは、サイコキラーの狂気が感じられないこと。 ここが違えばストーリーは面白かっただけにもったいない。 ミスキャストだと思ったが、だったらこの主役を演じきる役者が誰かというと、探すのがなかなか難しい。 興行ということを考えて、話題性スター性のある俳優の中から主役をとなるとなおさらだ。 この手のものが得意な韓国映画では、本当に気持ちの悪い、身の毛もよだつ狂気を感じさせるのだが、邦画ではそこまでのものは感じない。 日本では演技派で聞こえる役所広司でさえ、「渇き。」では役の上での狂気や不気味さをまったく感じずガッガリしたくらいなので、本業が歌手の森田剛に多くを求めるのも酷な話なんだろう。 いくらフリをしても、その目や顔つきからは、本物の持つ闇の深さとか邪悪なものは滲み出ない。 日本でも実際に事件を起こしてニュースになったサイコキラーが何人もいたが、皆、滲み出る負のオーラが違う。 こいつ本当にサイコキラーの資質があるんじゃないか――と思わせたら勝ちだが、残念ながらそこまでには至らなかった。 嫌悪感を催す不気味な役と子役の演技に関しては、天性の何かがあるのではと疑うほどに韓国との歴然とした差を感じる。韓国だけでなく欧米にも及ばない。 オタク的な気持ち悪さをコミカルに上手く演じる役者は、この映画でのムロツヨシ以外でもいろいろ思い浮かぶのだけれど。
[DVD(邦画)] 6点(2018-01-17 00:44:30)
103.  少年は残酷な弓を射る 《ネタバレ》 
自分の子供がシリアルキラーになったら――そんな恐怖を体感させる映画。 母親は人間的な温もりや魅力に欠けるかもしれないが、この程度の親はいくらでもいる。 子供がまったく言うことを聞かなければ、ヒステリックになる気持ちはわかる。 息子の問題行動の芽にもっと早く積極的に専門家を交えて対処していたらというのはあるが、一概に育て方のせいとも言い切れない。 そうなる資質を持っていたとしか言いようのない気もする。 ただ、愛する者を理由もなく殺されたら家族からすれば、犯人の親も憎悪の対象になるのも無理はない。 どうすれば子供がシリアルキラーになるのを防げたのか、自分ならどう対応したか、他人事ではなく考えさせられる。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-27 20:19:45)
104.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
ヒトラーをコメディーにしたのにはビックリ。日本なら映画、テレビ、書籍を問わず面倒になりそうなことは手を出さないのが普通。最大のタブーにチャレンジしたのはすごい。 どの道ヒトラーを全否定するしか成立しないだろうなと思っていたが、その否定の仕方に見るべきものがあった。前半のコミカルな展開がゆるくて少し飽きてきたところ、後半はピリッとブラックユーモアも効いてシリアスに。 すっかり人気者になったのに、犬を殺した映像で大衆がドン引き。ところが自伝の出版でまた人気回復。そんなに単純なものではないと思うが、簡単に扇動される大衆への皮肉だろう。 現代社会に溢れる移民問題への不満が、再びヒトラーが台頭する下地になっている。ヒトラーが招いた惨劇の再来を警告しているよう。その怖さは感じさせる。 ただ、移民の弊害が自国を脅かす状態になったら対策は必要だろう。それが暴走すると民族の抹殺につながるわけだが、コントロールされた政策なら自衛手段としてやむを得ないことに思える。やたらと排外主義だと叫んで過激に糾弾するほうに違和感を覚える。 日本も不法滞在等による外国人犯罪の増加は看過できない問題で、他人事ではない。聞こえの良い理想主義で安易に移民を受け入れて治安の悪化が深刻なヨーロッパのようにならないように願う。治安が悪化してもそれを招いた連中は誰も責任を取らないのが目に見えているので。被害者のことよりも犯罪者の人権を優先する人権派が、再犯で犠牲になった新たな被害者に何の責任も取らないのと同じように。 郷に入っては郷に従えという言葉もある。中にはそんなことなど微塵も頭にないような人達が声高に権利ばかり主張して、ともすればこちらのほうが大人しく縮こまってるように感じるのは気のせいか。不用意な移民受け入れや極端な人権保護を唱える人たちが弊害を招くことで、その反動から極端な排外主義も生まれるという面もあるような気がするんだけど。 ただ、それを揶揄するようなことを映画に入れるのは、過敏かつ過激に反応する団体もあるから難しいのかも。映画としては排外主義への警告メッセージに比重を置いてるとは思うが、手離しで賛同できないところも残った。
[DVD(吹替)] 6点(2017-10-10 21:39:44)(良:1票)
105.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 
戦争でしか生きている実感が沸かないような大佐が、島の守り神コングに戦争さながらの敵意を燃やす。決して根っからの悪人ではなく兵士としての使命感があるので余計にタチが悪い。確固たる信念と勇猛果敢な行動力も、歪んだ独善的な思い込みなら毒にしかならない。  恐竜みたいなのがいっぱい出てきて「ジュラシックパーク」のようなノリ。ラスボスのトカゲの化け物は敵役としてはちょっとカッコ悪くて雑魚キャラに見えちゃうのが残念。 エンドロールが終わってからラストシーンがあるので、事前情報がなければ見逃しそう。エンドロールが始まると鑑賞を終えたいので、このパターンが増えると嫌だな。続編がしたいがためだけの蛇足のようにも見えたし。 このシリーズは1933・1976・2005年版も見たが、1933年版は初期の特撮技術のせいで馴染めなかったため除外するとして、1976や2005年版のほうが面白かった。
[DVD(吹替)] 6点(2017-09-26 20:14:58)
106.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
「七人の侍」「荒野の七人」ともに好きな映画だが、それよりも明らかに落ちる。 アクション重視のようで、戦闘シーンが長くて映像も凝っている。ガトリング砲も出てきて戦闘の迫力はアップしたが、西部劇なら一対一のガンマン対決のほうが好み。間合いもへったくれもありゃしない。 大作のスケール感と戦闘の迫力は上だけど、アクションよりもストーリーや人物の魅力のほうが気にかかるので、そちらのほうに深みや魅力を感じなかったのが残念。 イーサン・ホークの老け方にビックリ。別人かと思った。
[DVD(吹替)] 6点(2017-09-26 20:13:44)
107.  春香秘伝 The Servant 《ネタバレ》 
権力を握った者が横暴に下の者を踏みにじる。下男の主人公にはなす術もない。 ラストで現実の悲劇をチュニャンが望んでいたような美しい物語に仕立てようとするのが腑に落ちない。そんな聖人のようなキャラでもなかったはずで、無理のあるキレイごとに感じられる。恨みを募らせるならわかるが、人間そこまで割り切れるものじゃない。 そこに至るまでのストーリーはなかなか見ごたえがあったのだけれど。
[DVD(字幕)] 6点(2017-09-09 15:13:07)
108.  IAM A HERO アイアムアヒーロー
アウトレットモールでの戦いは初代「ゾンビ」のオマージュか。結構楽しめた。
[DVD(邦画)] 6点(2017-08-30 00:17:20)
109.  何者
原作の小説は既読。 映画も悪くはなかったけど、小説を読んだときのほうが面白かった。
[DVD(邦画)] 6点(2017-08-28 20:12:31)
110.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
ずいぶん予想と違った。不時着するまでをドラマティックに演出するのかと思っていたが、ハドソン川への不時着が妥当なものだったのかどうかを検証する公聴会がクライマックスに、ドキュメンタリー映画のような構成。リアリティがあって面白い。
[DVD(吹替)] 6点(2017-04-29 19:38:21)
111.  博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 
ホーキング博士の名前と顔、病気のことくらいは知っていたが、その人となりはほとんど知らなかった。スティーヴンの妻・ジェーンの自伝が基にしているだけあって、プライベートなこともかなり忠実に描かれているようだ。主演俳優もホーキング博士によく似ている。妻のほうはまったく似てないけれど、もともと顔を知らないから違和感はない。 ジェーンはスティーヴンが一、二年の命で、それまでは全力で彼を支えようとしたのだが、これほど長生きするとは考えもしなかっただろう。障害者の夫に加えて子供も二人抱えては、一人ではどうにもできなくなるのは当たり前。そこで手伝いを牧師のジョナサンに頼んだのが運命の出会い。あからさまな不倫関係には描いていないが、ジェーンがジョナサンのテントの中に入っていくシーンでサラッと示唆していた。 ジェーンとジョナサンが別れて、スティーヴンの世話をしたのが看護師のエレイン。スティーヴンがジェーンより心の繋がりを感じるエレインのほうに傾いていったのは自然の流れか。スティーヴンとジェーンの別れのシーンも印象的。エレインと一緒にアメリカに行って面倒を見てもらうと告げた時、それですべてをわかり合えた二人。離婚や再婚、三角関係など、普通の人と変わらない。 映画では描かれていないが、スティーヴンは結局エレインとも別れたとか。乙武氏もそうだが、色恋に身体的ハンデキャップをまったく感じさせないエネルギッシュな生命力とタフな精神力には舌を巻く。 宇宙の理論はさっぱりわからなかったが、誰もが身近に感じる人間ドラマにはなっている。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2016-10-20 22:11:19)
112.  華麗なるギャツビー(2013)
レッドフォード主演のオリジナル版は、ヒロイン役の女優に男を振り回すほどの魅力をまったく感じなかった。このリメイク版では、そこがずいぶんマシになったので、その点では違和感なく楽しめた。その反面、デカプリオの主人公は、レッドフォードに比べると底が浅い印象を受ける。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-05 23:06:28)
113.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
実話に基づいた映画ということで、大戦下での暗号解読をめぐる闘いやコンピュータの父チューリングの実像を知ることができて面白かった。 前半はアスペ体質の主人公にイライラさせられて嫌悪感が募る。とにかく嫌な野郎で一緒に働きたくないタイプだが、良き理解者との出会いから同僚とのつながりもできたよう。人格的には好きになれないものの、その情熱と才能には敬意を覚える。 天才には変人が少なくないけど、映画以外の変人エピソードもなかなかのもの。同性愛が罪になる時代に生まれたせいで、41歳の若さで自殺してしまった悲運の天才。機密保持のためとはいえ自分の業績を世間にまったく認めてもらえないことは、何ともやるせないことだったに違いない。
[DVD(吹替)] 6点(2016-10-05 23:02:24)
114.  恋の渦
会話がおもしろいし、キャラがリアル。ただ、芯になるようなストーリーはないので、見終わってもだから何なんだという印象も残る。あるあるネタを映画にしたような感じ。
[DVD(邦画)] 6点(2016-09-17 01:17:43)
115.  マレフィセント 《ネタバレ》 
恋人に裏切られた復讐心から、赤ん坊のオーロラ姫に呪いをかけたマレフィセント。でも、オーロラ姫の可愛らしさに、母性が目覚めてサポートしてしまう。 そんな人間臭いマレフィセントに好感が持てる。子供向けファンタジーかと思ったが、大人でも結構楽しめる。
[DVD(吹替)] 6点(2016-08-01 19:21:17)
116.  プリデスティネーション 《ネタバレ》 
リアルなサスペンスかと思ったら、タイムマシンが出てきて急にSF展開になったので戸惑った。時間軸を行き交うので頭がこんがらがって、整理するのに時間がかかる。 孤児院の前に捨てられた赤ん坊、妊娠させておきながら女の前から姿を消した男、時空警察のエージェントだったバーテンダー、恐怖の爆弾魔。 何世代もの自分が交錯する、まさに究極の一人芝居。鶏が先か卵が先か。主人公の出生を辿り始めるとパラドックスで迷路にはまる。  時間を置いて再鑑賞。 すっかり忘れているところもあって、最後まで引き付けられる。 これだけ過去や未来の自分にガッツリ干渉するタイムパラドックス物は、珍しい気がする。 ストーリーが破綻しているようで、うまくつながってるようで、なんだか煙に巻かれた気分。 メビウスの輪から抜け出せない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-27 00:59:02)
117.  K2 ~初登頂の真実~ 《ネタバレ》 
K2初登頂での汚名を着せられたボナッティの証言に基づいて作られた映画。ボナッティを出し抜いて初登頂の栄誉を得た二人に、山の男たちの固い友情のような幻想を打ち破られる。勝手にキャンプ設営場所を移したのは、未必の故意による殺人未遂だ。命がけの危険な登山で助け合うべき仲間のやることではない。 ボナッティの潔白は後に認められたが、ボナッティの言葉が真実なら、罪を被せた卑劣漢アキッレ・コンパニョーニの弁明を聞いてみたい気はする。コンパニョーニは2009年に亡くなっているので当然この映画のことは知らないのだが、死ぬまで嘘を突き通したということだろうか。どの面さげて生きていたのかというのも映画で見てみたい。 偉業に隠されたエピソードはとても興味深かったし山の絶景は素晴らしかったが、ストーリーは実話に基づいた話にありがちな散漫で淡白な嫌いはあった。登場人物が多くてなかなか見分けがつかないのも難点。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-08 23:18:09)
118.  特捜部Q 檻の中の女 《ネタバレ》 
加圧装置の中で監禁して真綿を締めるような責め苦に、犯人の憎悪の深さがうかがえる。少女のせいで家族が死傷して挙句に養父に性的虐待されるはめになったと思えば恨んで復讐したくもなるか。 主人公が笑わないキャラというのもあって終始シリアス。少し地味だけれど、相棒のアラブ人とのコンビがいい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-03 21:29:18)
119.  ウンギョ 青い蜜 《ネタバレ》 
老人が女子高生に密かにときめくのはいいとしても、嫉妬に狂って弟子を殺そうと車に細工するなんて、年甲斐もなく何をやってるんだか。弟子の名前を借りて小説を発表したのも理由がわからない。弟子が事故に遭うシーンは、演出が良くてインパクトがあった。 キム・ゴウンはデビュー作だが、決して美人とはいえないものの、女子高生が似合ってたし、不思議な魅力があって演技もうまい。大胆なベッドシーンもやってのけるし、ペ・ドゥナとまではいかないまでも、おもしろい存在の女優になりそう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-19 22:18:52)
120.  サベージ・キラー 《ネタバレ》 
B級ホラーとしてさほど期待せずに見た分、意外とおもしろく見れた。 耳の聞こえない美女が、悪辣非道な鬼畜たちにレイプされて惨殺。先住民の呪術によって蘇る。その魂は白人に殺されたインディアンの酋長が憑依している。美女と酋長の復讐心が合わさって悪党どもをやっつけていくのにカタルシスを感じる。ただし、オカルトパワーを得ても女の体はそのままなので、骨が折れたり腐ってウジが湧いていくのがミソ。自ら体をテープで簡易的な修復をしている画がなかなかシュール。 ホラーといっても全然怖くはなく、バイオレンスな復讐譚。エロはなく、グロ描写はあるがそんなにグロくも感じない。それよりも、黒人の婚約者との哀しいラブストーリーが入っている。あまりに悲惨な姿に変わり果てた愛する女に、油をかけて燃やすしかなかった男。二人の幸せを踏みにじったのは、先祖の時代から先住民を敵視して抹殺を続けるレイシスト。その狂気が浮き彫りになる。 エログロホラーを期待すると拍子抜けするかもしれないが、オカルトの入ったドラマとして見るには良い。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-15 19:52:35)(良:1票)
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